JPH05335449A - 局部加熱装置及びこれを使用した実装部品取り外し方法及び残留はんだ除去方法 - Google Patents

局部加熱装置及びこれを使用した実装部品取り外し方法及び残留はんだ除去方法

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JPH05335449A
JPH05335449A JP13910392A JP13910392A JPH05335449A JP H05335449 A JPH05335449 A JP H05335449A JP 13910392 A JP13910392 A JP 13910392A JP 13910392 A JP13910392 A JP 13910392A JP H05335449 A JPH05335449 A JP H05335449A
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Japan
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heated
housing
solder
circuit board
liquid
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JP13910392A
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Kaoru Hashimoto
薫 橋本
Tatsuo Chiyonobu
達雄 千代延
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/98Methods for disconnecting semiconductor or solid-state bodies
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は局部加熱装置に関し、局部を安定に
加熱することを実装することを目的とする。 【構成】 底部が開口3とされ、開口の縁3aにシール
部材4を設けた筐体2及びポンプ10より構成する。筐
体2を回路基板上に設定し、ポンプ10により、筐体2
内に、加熱されたパーフルオロカーボン液8を供給する
と共に循環させるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は局部加熱装置に係り、特
に回路基板上にはんだ接合されて実装されているLSI
モジュール等部品の取り外し又は残留はんだ除去に使用
しうる局部加熱装置に関する。
【0002】業務用機器に組込まれており、回路基板上
に多数の部品がはんだ接合されて実装されている回路基
板モジュールにおいては、保守のために、定期的に点検
が行なわれる。この定期点検で故障が発見されると、回
路基板上の特定の部品を交換することが必要となること
がある。
【0003】部品を取り外すには、加熱してはんだを溶
融させる必要がある。この加熱に当たっては、回路基板
モジュールを傷めないように、取り外そうとする部品だ
けを局部的に必要最小限の温度に加熱することが必要と
される。
【0004】
【従来の技術】従来は、赤外線集光させる方式又は熱風
を集中して吹き付ける方式によって、局部的に加熱して
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、加熱
すべき部位の温度を安定に制御することが困難であっ
た。この場合、加熱温度が必要以上に高くなり、加熱時
間が長くなり、加熱すべき部位に隣接する部品に対する
熱的悪影響が及ぶ場合もあった。
【0006】本発明は、局部を安定に加熱することを実
現した局部加熱装置及びこれを使用した実装部品取り外
し方法及び残留はんだ除去方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、底部
に、加熱すべき部分に対応する寸法形状を有する開口を
有し、且つ該開口の縁に沿ってシール部材が設けられた
筐体と、該筐体を、そのシール部材が回路基板のうち加
熱すべき部位を囲むように該回路基板上に設置した状態
で、上記筐体内に、加熱すべき温度より若干高い沸点を
有し、所定温度に加熱した不活性液体を供給して、循環
させる加熱不活性液体循環手段とよりなる構成としたも
のである。
【0008】請求項2の発明は、密閉構造の筐体と、加
熱すべき部分に対応する寸法形状を有し、上記筐体の底
板に取り付けられたブロックと、該筐体を、そのブロッ
クを加熱すべき部位に当接させて回路基板上に設置した
状態で、上記筐体内に、所定温度に加熱した不活性液体
を供給して、循環させる加熱不活性液体循環手段とより
なる構成としたものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の筐体は、ベ
ローズ構造の周側壁を有する構成としたものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項1乃至3項のう
ち、いずれか一項記載の局部加熱装置を使用して、回路
基板上にはんだ付けされて実装されている部品のはんだ
を加熱して溶融させ、上記部品を上記回路基板より取り
外す構成としたものである。請求項5の発明は、請求項
1乃至3のうちいずれか一項記載の局部加熱装置を使用
して、回路基板上に残留しているはんだを加熱して溶融
させ、はんだ吸着体によって溶融した残留はんだを吸着
して除去する構成としたものである。
【0011】
【作用】請求項1の筐体及びシール部材は、加熱する部
分を定めるよう作用する。
【0012】シール部材は、不活性液体の漏洩を制限す
るように作用する。
【0013】加熱不活性液体は、熱容量が大きいことに
より、加熱温度を安定化させるように作用すると共に、
酸化させないように作用する。
【0014】請求項2のブロックは、加熱する部分を定
め、且つ加熱すべき部分の周りを囲むことを不要とする
ように作用する。
【0015】加熱すべき温度より若干高い沸点を有する
不活性液体を使用する構成は、加熱温度が高くなり過ぎ
ないように作用する。
【0016】密閉構造の筐体は、液もれの危険を無く
し、装置の取扱いを容易とするように作用する。
【0017】請求項3のベローズ構造の周側壁は、押し
付けるときの衝撃を緩げるように作用する。
【0018】請求項4において、請求項1乃至3のうち
いずれか一項記載の局部加熱装置を使用することは、実
装部品のはんだを限定して溶融させることを容易とする
ように作用する。
【0019】請求項5において、請求項1乃至3項のう
ちいずれか一項記載の局部加熱装置を使用することは、
残留はんだを限定して溶融させることを容易とするよう
に作用する。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例になる局部加熱装置1につ
いて、図1を参照して説明する。2はアルミニウム製の
筐体であり、中空の略立方体状をなし、底部が開口3と
されている。
【0021】開口3は加熱すべき部分の大きさに対応す
るa×bの寸法形状を有する。
【0022】また、筐体2には、開口3の縁3aに沿っ
て耐熱ゴム製のシール部材4が接着して取付けてある。
【0023】また筐体2には、側面のうち、底部付近に
流入口5、頂部付近に吐出口6が設けてある。
【0024】7はタンクであり、パーフルオロカーボン
液8が貯溜してある。この液8は、不活性であり、沸点
が215℃である。この沸点は、通常のSn−37%P
bはんだの融点183℃より若干高い温度である。
【0025】タンク7の周囲には、ヒータ9が設けてあ
る。このヒータ9によって、パーフルオロカーボン液8
が例えば210℃に加熱される。
【0026】10はポンプであり、この液を給送する。
【0027】ポンプ10は、配管11によって流入口5
と接続してある。
【0028】吐出口6は、配管12を介してタンク7と
接続してある。
【0029】また、上記の筐体2内には、吸着具13が
組込まれている。
【0030】この吸着具13は、筐体2の天板14の中
央を上下動可能に貫通しているパイプ15の下端に設け
てあり、パイプ15を操作することにより上下動する。
【0031】また、パイプ15は、真空ポンプ16と接
続してある。
【0032】また、筐体2には、内部の様子を覗くため
のガラス窓18が設けてある。
【0033】タンク7、ヒータ9、ポンプ10、及び配
管11,12が加熱不活性液体循環手段を構成する。
【0034】次に、上記構成の局部加熱装置1の使用方
法について説明する。
【0035】まず、回路基板モジュールについて説明す
る。
【0036】回路基板モジュール20は、図2(A)に
示すように、アルミナ製回路基板21上に、複数のLS
I素子22-1,22-2,22-3(実際には、他に多くの
素子が実装してある)が、例えば通常のSn−37%P
bはんだ23-1,23-2,23-3(融点:183℃)を
用いてフリップチップ接合して、表面実装された構造で
ある。
【0037】 LSI素子22-2の取り外し(図2
(A)乃至(C)参照) 前記のa×bはLSI素子22-2のサイズよりひとまわ
り大きいサイズである。
【0038】まず、図2(A)に示すように、筐体2
を、取り外そうとするLSI素子22 -2にかぶせて、回
路基板モジュール20上に載置する。この際回路基板モ
ジュール20全体は約100℃に予備加熱してある。
【0039】次いで、パーフルオロカーボン液8をヒー
タ9により210℃に加熱し、ポンプ10を駆動させ
て、210℃に加熱された液8を筐体2内に供給し、筐
体2内を加熱された液8で満たすと共に、加熱された液
8を循環させる。
【0040】シール部材4が回路基板21の上面21a
に当接しているため、液8の漏洩は防止されている。
【0041】加熱された液8がじかに触れることによっ
て、LSI素子22-2及びはんだ23-2が加熱される。
【0042】液8はヒータ5によって210℃に安定に
加熱されており、液8の熱容量は大きく、しかも液8が
循環しているため、上記のLSI素子22-2及びはんだ
23 -2の加熱温度に変動は殆ど無く、LSI素子22-2
及びはんだ23-2は、はんだ23-2の融点183℃より
若干高い温度である210℃に安定に加熱される。
【0043】これにより、LSI素子22-2を無用に必
要以上の温度に加熱することなく、はんだ23-2が溶融
される。
【0044】はんだ23-2が溶融された後、図2(B)
に示すように、吸着具13を降ろしてLSI素子22-2
に突き当て、図1中の真空ポンプ16を始動させて、L
SI素子22-2を真空引きする。
【0045】続いて、吸着具13を上動させる。これに
より、図2(C)に示すように、LSI素子22-2が回
路基板21から取り外される。尚、吸着具13は機械的
手法としてもよい。
【0046】この状態で、液8の循環を止め、筐体2内
の液8をタンク7に回収し、筐体2内を空とする。
【0047】図2(C)は、このときの状態を示す。
【0048】この後、筐体2を回路基板21から取り除
く。
【0049】上記のLSI素子22-2の取り外し作業に
おいて、LSI素子22-2は加熱されるけれども、その
加熱温度は、例えばはんだ23-2の融点183℃より若
干高い210℃であり、熱による影響は最小にとどま
る。このことは、LSI素子22-2自体には故障が無い
ことが分かって、取り外したLSI素子22-2を再び実
装する場合に有利となる。
【0050】また、回路基板モジュール20のうち加熱
される部分は、当接したシール部材4により囲まれた領
域に限定され、シール部材4の外側の分は加熱されな
い。
【0051】LSI素子22-1,22-3の温度を測定し
たところ100℃であった。これは、予備加熱温度と同
じである。
【0052】従って、LSI素子22-2の取り外しは、
これに隣接するLSI素子22-1,22-3に対して熱の
影響を及ぼすことなく行われる。
【0053】また、パープルオロカーボン液8は不活性
であるため、LSI素子22-2の電極等が酸化すること
も防止される。
【0054】残留はんだの除去 図2(C)に示すように、LSI素子22-2を取り外し
た後、回路基板21の電極24上には符号25で示すよ
うにはんだ23-2の一部が残留する。
【0055】LSI素子22-2に代えて別のLSI素子
を実装するためには、上記の残留はんだ25を除去する
必要がある。
【0056】残留はんだ25の除去のためには、図1
中、吸着具13に代えて銅ウィック30を設ける。ま
た、真空ポンプ16は作動させない。
【0057】まず、図3(A)に示すように、図2
(A)と同様に、筐体2を、残留はんだ25を囲むよう
にセットし、銅ウィック30を引き上げた状態で、21
0℃に加熱されたパーフルオロカーボン液8を筐体2内
に供給し、循環させる。なお、回路基板21は引き続い
て予備加熱されている。
【0058】これにより、残留はんだ25が液8によっ
て加熱されて溶融する。
【0059】残留はんだ25が溶接した後、図3(B)
に示すように、銅ウィック30を下げ、溶融した残留は
んだ25に突き当て、拭き取るように適宜摺動させる。
【0060】これにより、残留はんだ25が符号26で
示すように銅ウィック30に付着する。
【0061】この後、図3(C)に示すように、銅ウィ
ック30を引き上げ、液8の循環を止め、液8をタンク
7に回収して筐体2内を空とし、筐体2を取り外す。
【0062】これにより、残留はんだ25が除去され
て、回路基板21の各電極24はきれいにクリーニング
された状態となる。
【0063】上記の残留はんだ除去も、隣接するLSI
素子22-1,22-3を無用に加熱することなく行われ
る。
【0064】次に、本発明の別の実施例になる局部加熱
装置40について、図4を参照して説明する。
【0065】図中、図に示す構成部分と対応する部分に
は同一符号を付す。
【0066】41は円筒形状を有し且つ密閉構造の筐体
であり、ベリリウム銅製のベローズ構造の周側壁42を
有する。
【0067】筐体41の底板43には、a1 ×b1 の大
きさの銅ブロック44が設けてある。a1 ×b1 は、L
SI素子22-2と同じ大きさである。
【0068】銅ブロック44には、真空吸引用の孔45
が形成してある。この孔45は、真空ポンプ16と接続
してある。
【0069】また、筐体41の天板46に、流入口5及
び吐出口6が形成してある。
【0070】次に、上記構成の装置40の使用方法につ
いて説明する。
【0071】LSI素子22-2の取り外し まず、図5(A)に示すように、銅ブロック44をLS
I素子22-2上に押し当てて装置40を、約100℃に
予備加熱してある回路モジュール20上にセットする。
【0072】この状態で、210℃に加熱されたパーフ
ルオロカーボン液8を筐体41内に供給し、筐体41内
を加熱された液8で満たすと共に、加熱された液8を循
環させる。
【0073】加熱された液8の熱が、銅ブロック44に
伝わりこれが加熱され、更にはLSI素子22-2に伝わ
り、はんだ23-2に伝わり、はんだ23-2が加熱されて
溶融する。
【0074】はんだ23-2が溶融した後、真空ポンプ1
6によって真空吸引し、筐体41を引き上げる。
【0075】これにより、図5(B)に示すようにLS
I素子22-2が回路基板21から取り外される。
【0076】こゝで、取り外そうとするLSI素子22
-2だけが加熱され、しかもLSI素子22-2は必要以上
には加熱されない。
【0077】これにより、LSI素子22-2に隣接する
LSI素子22-1,22-3については全く加熱すること
なく、LSI素子22-2についても無用に温度に加熱す
ることなく、LSI素子22-2が取り外される。
【0078】また、筐体41は、LSI素子22-2から
外側にははみ出さないため、LSI素子の実装密度が高
く、隣り合うLSI素子の間の隙間が狭い場合にも、支
障なく使用できる。
【0079】また、ベローズ構造の周側壁42は、銅ブ
ロック44をLSI素子22-2上に押し当てたときの衝
撃を吸収し、LSI素子22-2に衝撃が作用しにくくす
る。 はんだの除去 図4中の銅ブロック44に代えて、銅ウィック50を取
り付ける。
【0080】まず、図5(A)に示すように、銅ウィッ
ク50を残留はんだ25上に押し当てて、装置40をセ
ットする。
【0081】この状態で、210℃に加熱されたパーフ
ルオロカーボン液8を筐体41内に供給し、筐体41内
を加熱された液8で満たすと共に、加熱された液8を循
環させる。
【0082】加熱された液8の熱が、まず銅ウィック5
0に伝わってこれが加熱され、続いて残留はんだ25に
伝わり、残留はんだ25が加熱されて溶融する。
【0083】残留はんだ25が溶融した後、銅ウィック
50を、適宜摺動させる。
【0084】これにより、残留はんだ25は、符号26
で示すように、銅ウィック50に付着する。
【0085】この後、筐体41を図6(B)に示すよう
に引き上げる。
【0086】これにより、残留はんだ25は、符号26
で示すように、銅ウィック50に付着されて除去され、
回路基板21の各電極24はきれいにクリーニングされ
た状態となる。
【0087】上記のはんだ除去も、隣接するLSI素子
22-1,22-3と干渉することなく、且つこれらに対す
る熱の影響を最小とされて行われる。
【0088】また、上記の銅ウィック30又は50に代
えて、多孔質の銅ブロック又は多孔質の銅メッキブロッ
クを使用することもできる。
【0089】多孔質銅ブロックは、銅粉末とパラフィン
粉末とを金型に詰めて約1トン/cm2 の圧力で加圧形
成形し、この後600℃で焼結させて製造したものであ
る。多孔質となるのは、焼結時にパラフィンが溶け出す
からであり、また焼結温度も低いからである。
【0090】また、多孔質の銅メッキブロックは、電流
密度を通常より高く定めた条件の下で、銅板上に銅メッ
キを行って、製造したものである。多孔質となるのは、
メッキの際に発生する水素ガス量が多いことによる。
【0091】こゝで、上記各実施例において、液8を加
熱し過ぎた場合を考えてみる。
【0092】液8の温度は沸点である215℃以上には
上昇しない。この温度は、はんだ23-1及び残留はんだ
25の融点185℃より若干高いだけであり、回路基板
モジュール20は、過剰には加熱されない。
【0093】また、半田としてSn−37%Pb半田以
外の半田を用いてもよい。この場合には、この半田の融
点に合わせて、不活性液体の加熱温度を設定すればよ
い。
【0094】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1の発明によ
れば、回路基板のうち加熱すべき部位の周囲の部分を加
熱することなく、上記の加熱すべき部位だけを限定し
て、安定に、しかも過剰に加熱することなく、更には酸
化させずに加熱することが出来る。
【0095】請求項2の発明によれば、加熱すべき部位
の周囲には全く空間を必要とせず、然して、高密度実装
されている部品の取り外しにも良好に使用できる。また
液もれの虞れがないため、安全で使い勝手が良い。請求
項3の発明によれば、加熱部へ襲撃を加えることなく局
部加熱ができる。請求項4の発明によれば、隣接する部
品へ熱の影響を及ぼすことなく、実装部品を取り外すこ
とができる。
【0096】請求項5の発明によれば、隣接する部品へ
熱の影響を及ぼすことなく、残留はんだを除去すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる局部加熱装置を示す図
である。
【図2】図1の装置を使用して行うLSI素子の取り外
しを説明する図である。
【図3】図1の装置を使用して行う残留はんだ除去を説
明する図である。
【図4】本発明の別の実施例になる局部加熱装置を示す
図である。
【図5】図4の装置を使用して行うLSI素子の取り外
しを説明する図である。
【図6】図4の装置を使用して行う残留はんだ除去を説
明する図である。
【符号の説明】
1 局部加熱装置 2 筐体 3 開口 3a 縁 4 シール部材 5 流入口 6 吐出口 7 タンク 8 パーフルオロカーボン液 9 ヒータ 10 ポンプ 11,12 配管 13 吸着具 14 天板 15 パイプ 16 真空ポンプ 18 ガラス窓 20 回路基板モジュール 21 アルミナ製回路基板 22-1,22-2,22-3 LSI素子 23-1,23-2,23-3 Sn−37%Pbはんだ 24 電極 25 残留はんだ 26 除去されたはんだ 30 銅ウィック 40 局部加熱装置 41 筐体 42 ベリリウム銅製のベローズ構造の周側壁 46 銅ブロック 43 底板 44 銅ブロック 45 真空吸引孔 46 天板 50 銅ウィック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に、加熱すべき部分に対応する寸法
    形状を有する開口(3)を有し、且つ該開口の縁(3
    a)に沿ってシール部材(4)が設けられた筐体(2)
    と、 該筐体を、そのシール部材が回路基板のうち加熱すべき
    部位を囲むように該回路基板上に設置した状態で、上記
    筐体内に、加熱すべき温度より若干高い沸点を有し、所
    定温度に加熱した不活性液体(8)を供給して、循環さ
    せる加熱不活性液体循環手段(7,9,10,11,1
    2)とよりなることを特徴とする局部加熱装置。
  2. 【請求項2】 密閉構造の筐体(41)と、 加熱すべき部分に対応する寸法形状を有し、上記筐体の
    底板(43)に取り付けられたブロック(44)と、 該筐体を、そのブロックを加熱すべき部位に当接させて
    回路基板上に設置した状態で、上記筐体内に、所定温度
    に加熱した不活性液体(8)を供給して、循環させる加
    熱不活性液体循環手段(7,9,10)とよりなること
    を特徴とする局部加熱装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の筐体は、ベローズ構造の周側
    壁(42)を有することを特徴とする局部加熱装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3項のうち、いずれか一項
    記載の局部加熱装置を使用して、回路基板(21)上に
    はんだ付けされて実装されている部品(22 -2)のはん
    だ(23)を加熱して溶融させ、上記部品を上記回路基
    板より取り外すことを特徴とする実装部品取り外し方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のうちいずれか一項記載
    の局部加熱装置を使用して、回路基板上に残留している
    はんだ(25)を加熱して溶融させ、はんだ吸着体(3
    0,50)によって溶融した残留はんだを吸着して除去
    することを特徴とする残留はんだ除去方法。
JP13910392A 1992-05-29 1992-05-29 局部加熱装置及びこれを使用した実装部品取り外し方法及び残留はんだ除去方法 Pending JPH05335449A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9653514B2 (en) 2012-02-09 2017-05-16 Denso Corporation Solid-state imaging device and method for driving the same
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