JP2017123454A - 加熱機器及び電子部品の取り外し方法 - Google Patents

加熱機器及び電子部品の取り外し方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子部品の取り外しの適切なタイミングを作業者に通知することを可能にする技術を提供することを目的とする。【解決手段】本出願は、電子部品の固定に用いられた接合材料を溶融し、前記電子部品を取り外す加熱機器を開示する。加熱機器は、前記電子部品を保持する保持部を有する保持機構と、前記保持機構を部分的に取り囲む外殻体と、を備える。前記保持機構は、前記保持部を上向きに付勢する付勢部と、前記接合材料の溶融に伴う前記付勢部の復元に連動して変位する指標部と、を含む。前記外殻体は、前記指標部の変位の視認を可能にする透明領域を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、接合材料によって接合された電子部品を取り外す技術に関する。
接合材料(たとえば、半田)によって固定された電子部品を取り外すための様々な技術が知られている。特許文献1は、コイルスプリングによって付勢された吸引パイプを有する加熱機器を開示する。吸引パイプは、真空装置に接続される。吸引パイプの先端が電子部品の表面に当接され、且つ、真空装置が作動されると、電子部品は、吸引パイプの先端に吸着される。
特許文献1の加熱機器は、吸引パイプを上向きに付勢するコイルスプリングを有する。電子部品を基板に固定する半田が溶融されると、電子部品は、吸引パイプとともに上方に変位し、基板から離脱することができる。
米国特許第6131791号明細書
多くの場合、基板上には、多数の電子部品が密集している。したがって、加熱機器によって持ち上げられた電子部品の周囲の他の電子部品(以下、「周囲の電子部品」と称される)が、作業者の視線を遮り、電子部品が基板から離脱して、上方へ変位したことに作業者が気付かないこともある。作業者が、電子部品の上方への変位に気付かないならば、作業者は、基板や周囲の電子部品に熱を与え続け、基板及び周囲の電子部品は、熱的な損傷を受けることもある。あるいは、作業者は、半田が十分に溶融されたかの確認のために、加熱機器を上方に持ち上げることもあり、手間がかかっていた。この確認のときに、半田の溶融が不十分である場合、基板のランドがダメージを受けることもある。
本発明は、電子部品の取り外しの適切なタイミングを作業者に通知することを可能にする技術を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る加熱機器は、電子部品の固定に用いられた接合材料を溶融し、前記電子部品を取り外すために用いられる。加熱機器は、前記電子部品を保持する保持部を有する保持機構と、前記保持機構を部分的に取り囲む外殻体と、を備える。前記保持機構は、前記保持部を上向きに付勢する付勢部と、前記接合材料の溶融に伴う付勢部の復元に連動して変位する指標部と、を含む。前記外殻体は、前記指標部の変位の視認を可能にする透明領域を含む。
上記の構成によれば、外殻体は、透明領域を含むので、作業者は、接合材料の溶融に伴う付勢部の復元に連動する指標部の変位を視認することができる。付勢部の復元は、接合材料が十分に溶融し、電子部品の固定が解除されたことを意味するので、加熱機器は、作業者に、電子部品の取り外しの適切なタイミングを通知することができる。
上記の構成に関して、前記保持機構は、前記電子部品を吸引するための吸引力を伝達する吸引パイプを含んでもよい。前記保持部は、前記吸引パイプの先端であってもよい。
上記の構成によれば、吸引パイプは、電子部品の吸引するための吸引力を伝達するので、電子部品は、保持部として形成された吸引パイプの先端に吸着される。吸引パイプの先端は、付勢部によって上向きに付勢されているので、接合材料が、十分に溶融されると、電子部品の固定が解除され、電子部品は、吸引パイプの先端とともに上方に変位する。指標部は、付勢部の復元に連動して変位するので、作業者は、透明領域を通じて、指標部の変位を確認し、電子部品が基板から取り外されたことを適切なタイミングで知ることができる。
上記の構成に関して、前記外殻体と前記吸引パイプとの間には、前記接合材料の溶融のために前記接合材料に向けて吹き出される空気が通過する流路が形成されてもよい。
上記の構成によれば、外殻体と吸引パイプとの間には、接合材料の溶融のために接合材料に向けて吹き出される空気が通過する流路が形成されるので、接合材料は、加熱機器から吹き出される空気によって溶融される。電子部品を吸引する吸引パイプに隣接する空間が、接合材料の溶融のための空気の流路として用いられるので、設計者は、外殻体の内部空間を、電子部品の吸引及び接合材料の溶融のために有効に利用することができる。
上記の構成に関して、前記付勢部は、前記吸引パイプに巻かれたコイルスプリングであってもよい。
上記の構成によれば、付勢部は、吸引パイプに巻かれたコイルスプリングであるので、コイルスプリングによって取り囲まれた空間は、吸引パイプの配置に利用される。したがって、加熱機器を設計する設計者は、保持機構に小さな寸法を与えることができる。
上記の構成に関して、加熱機器は、前記吸引パイプが挿通される第1挿通部と、前記第1挿通部と前記先端との間において前記吸引パイプが挿通される第2挿通部と、を備えてもよい。前記コイルスプリングは、前記第1挿通部と前記第2挿通部との間に配置され、且つ、前記第1挿通部及び前記第2挿通部のうちの一方に当接する第1端部を含んでもよい。
上記の構成によれば、吸引パイプは、第1挿通部及び第2挿通部に挿通されるので、吸引パイプは、第1挿通部及び第2挿通部への挿通方向において変位することができる一方で、挿通方向に直交する半径方向における吸引パイプの位置は、第1挿通部及び第2挿通部によって安定化される。コイルスプリングの第1端部は、第1挿通部及び第2挿通部のうちの一方に当接するので、第1挿通部及び第2挿通部のうちの一方は、コイルスプリングの弾性変形に利用され得る。
上記の構成に関して、前記指標部は、前記第1挿通部と前記第2挿通部との間で前記吸引パイプに固定され、前記透明領域に向けて突出する指標片を含んでもよい。
上記の構成によれば、指標部は、第1挿通部と第2挿通部との間で吸引パイプに固定され、透明領域に向けて突出するので、指標部は、第1挿通部及び第2挿通部のうちの一方と協働して、コイルスプリングを弾性変形させることができる。加えて、指標部は、吸引パイプに固定されているので、コイルスプリングの復元力は、指標部を通じて、吸引パイプに伝達される。したがって、コイルスプリングの復元の結果、指標部及び吸引パイプの上方への変位が生ずることになる。指標部は、窓片に向けて突出するので、作業者は、指標部の変位を、窓片を通じて、容易に確認することができる。
上記の構成に関して、前記コイルスプリングは、前記指標片と前記第2挿通部との間に配置されてもよい。
上記の構成によれば、コイルスプリングは、指標片と第2挿通部との間に配置されるので、コイルスプリングは、指標片と第2挿通部とによって弾性的に圧縮される。接合材料が、その後、溶融されると、コイルスプリングは、復元する。このとき、指標片は、コイルスプリングによって押し上げられるので、吸引パイプは、電子部品を伴って上方に変位する。指標片は、吸引パイプに固定されているので、指標片も吸引パイプとともに上方に変位する。作業者は、窓片を通じて、指標片の上方への変位を確認することができる。
上記の構成に関して、前記コイルスプリングは、前記第1端部とは反対側の第2端部を含んでもよい。前記第1端部は、前記第1挿通部に接続されてもよい。前記第2端部は、前記指標片に接続されてもよい。
上記の構成によれば、第1端部は、第1挿通部に接続される一方で、第2端部は、指標片に接続されるので、コイルスプリングは、指標片と第1挿通部とによって弾性的に伸張される。接合材料が、その後、溶融されると、コイルスプリングは、復元する。このとき、指標片は、コイルスプリングによって引き上げられるので、吸引パイプは、電子部品を伴って上方に変位する。指標片は、吸引パイプに固定されているので、指標片も吸引パイプとともに上方に変位する。作業者は、窓片を通じて、指標片の上方への変位を確認することができる。
上記の構成に関して、加熱機器は、前記第1挿通部と前記第2挿通部とを有するスライダ片と、前記スライダ片を、前記外殻体及び前記吸引パイプに対して相対的に変位させる調整部と、を更に備えてもよい。前記スライダ片は、前記調整部によって、前記吸引パイプの延設方向に沿って変位されてもよい。前記コイルスプリングは、前記吸引パイプに対する前記スライダ片の相対的な変位によって弾性変形されてもよい。
上記の構成によれば、吸引パイプに取り付けられたスライダ片は、調整部によって、吸引パイプの延設方向に沿って変位され、コイルスプリングを弾性変形させる。したがって、作業者は、スライダ片及び吸引パイプのうちの一方を、スライダ片及び吸引パイプのうちの他方に対して相対的に変位させ、コイルスプリングに弾性変形を生じさせることができる。吸引パイプの先端が、コイルスプリングの弾性変形の下で、電子部品に当接されると、電子部品は、吸引パイプの先端に吸着され、上方に付勢される。接合材料が、その後、溶融されると、コイルスプリングは、復元し、電子部品は、吸引パイプの先端とともに、上方に変位する。指標部は、コイルスプリングの復元に連動して変位するので、作業者は、透明領域を通じて、指標部の変位を確認し、電子部品が基板から取り外されたことを知ることができる。
上記の構成に関して、前記外殻体は、前記透明領域を形成する窓片と、前記窓片を支持する支持筒と、前記窓片と前記支持筒との間の境界を気密に保つパッキンと、を含んでもよい。
上記の構成によれば、窓片は、透明領域を形成し、接合材料の溶融のために用いられる空気の流路は、窓片によって塞がれる。したがって、空気は、接合材料の溶融に効率的に利用される。パッキンは、窓片と支持筒との間の境界を気密に保つので、空気は、窓片と支持筒との間の境界から漏れにくくなる。
上記の構成に関して、前記スライダ片は、前記第1挿通部及び前記第2挿通部が突出するベースを含んでもよい。前記指標片は、前記透明領域に向けて突出する側の先端部と、前記先端部とは逆側の基端部と、を含んでもよい。前記基端部は、前記吸引パイプの前記延設方向に延びるように前記ベースに形成された溝部に挿通されてもよい。
上記構成によれば、指標片の基端部は、ベースに形成された溝部に挿通されるので、指標片は、ベース部に対して相対的に回転しない。
上記の構成に関して、前記スライダ片は、前記吸引パイプの前記延設方向に延びるラックを含んでもよい。前記調整部は、前記外殻体内で前記ラックと噛み合うピニオンと、前記外殻体の外から回転されるノブと、を含んでもよい。前記ピニオンは、前記ノブの回転によって回転されてもよい。
上記の構成によれば、作業者が、ノブを回転すると、ラックと噛み合うピニオンが回転するので、スライダ片は、吸引パイプ及び/又は外殻体に対して相対的に変位することができる。
本発明の他の局面に係る電子部品の取り外し方法は、接合材料によって固定された電子部品を保持する保持部を上向きに付勢するように弾性部材を弾性変形させる工程と、前記接合材料の溶融によって前記弾性部材を復元する工程と、を備える。前記弾性部材を復元する前記工程は、前記弾性部材を取り囲む外殻体に設けられた透明領域内で、前記弾性部材の復元に連動して変位する指標部を変位させることを含む。
上記の構成によれば、弾性部材を復元する工程において、指標部は、弾性部材の復元に連動して、弾性部材を取り囲む外殻体に設けられた透明領域内で変位するので、作業者は、透明領域内での指標部の変位を確認し、電子部品を取り外すことができるようになったことを適切なタイミングで知ることができる。
上述の技術は、電子部品が取り外されたタイミングを作業者に通知することを可能にする。
第1実施形態の加熱機器の概念的な断面図である。 図1に示される加熱機器の概念的な断面図であり、電子部品は、加熱機器によって取り外されている。 第2実施形態の加熱機器の概念的な断面図である。 図3に示される加熱機器の概念的な断面図であり、電子部品は、加熱機器から付勢力を受けている。 図3に示される加熱機器の概念的な断面図であり、電子部品は、加熱機器によって取り外されている。 第3実施形態の加熱機器の概念的な断面図である。 図5に示される加熱機器の概念的な断面図であり、電子部品は、加熱機器から付勢力を受けている。 図5に示される加熱機器の概念的な断面図であり、電子部品は、加熱機器によって取り外されている。 第4実施形態の加熱機器の概略的な斜視図である。 図7に示される加熱機器のハンドル筒の概略的な断面図である。 図8に示されるハンドル筒の概略的な側面図である。 図9に示されるハンドル筒の窓片及び中間部の概略的な斜視図である。 図7に示される加熱機器の保持機構の概略的な斜視図である。 図9に示されるハンドル筒の概略的な底面図である。 図7に示される加熱機器のスライダ片の概略的な斜視図である。 図7に示される加熱機器の概略的な断面図である。 図7に示される加熱機器の概略的な断面図であり、電子部品は、加熱機器から付勢力を受けている。 図7に示される加熱機器の概略的な断面図であり、電子部品は、加熱機器によって取り外されている。
<第1実施形態>
本発明者等は、基板からの電子部品の分離を、分離された電子部品の周囲に配置された他の部品に妨げられることなく、視覚的に確認することを可能にする加熱機器を開発した。第1実施形態において、例示的な加熱機器が説明される。
図1は、第1実施形態の加熱機器100の概念的な断面図である。図1を参照して、加熱機器100が説明される。
加熱機器100は、半田といった接合材料SDRを溶融し、基板CTBに固定された電子部品ECTを取り除くために用いられる。電子部品ECTは、BGA(Ball Grid Array)であってもよいし、他の電子部品であってもよい。本実施形態の原理は、電子部品ECTの特定の種類に限定されない。
作業者は、加熱機器100から、ホットエアを噴射し、接合材料SDRを溶融してもよい。代替的に、作業者は、高温に熱せられた部材を接合材料SDRに押し当て、接合材料SDRを溶融してもよい。本実施形態の原理は、接合材料SDRを溶融するための特定の技術に限定されない。
加熱機器100は、保持機構200と外殻体300とを備える。保持機構200は、電子部品ECTを保持する。外殻体300は、保持機構200を部分的に取り囲む。外殻体300は、作業者によって握持されるハンドルであってもよい。代替的に、外殻体300は、加熱機器100を保持し、且つ、加熱機器100の位置を調整可能に設計された位置決め装置(図示せず)に接続される筒状部材であってもよい。
保持機構200は、保持部210と、付勢部220と、指標部230と、を含む。保持部210は、電子部品ECTを保持する。保持部210は、真空装置(図示せず)が生成した吸引力を用いて、電子部品ECTを吸着してもよい。代替的に、保持部210は、接着剤が塗布された部材であってもよい。この場合、保持部210は、接着剤の接着力によって、電子部品ECTを保持することができる。更に代替的に、保持部210は、吸盤部材であってもよい。更に代替的に、保持部210は、電子部品ECTに機械的に係合するように設計されてもよい。電子部品ECTの破壊が許容されるならば、保持部210は、電子部品ECTにねじ込まれるねじ部材であってもよい。本実施形態の原理は、保持部210の特定の構造に限定されない。
付勢部220は、保持部210を上向き(すなわち、電子部品ECTが基板CTBから離れる方向)に付勢する。付勢部220は、保持部210に直接的に接続されてもよい。代替的に、付勢部220は、他の部品を介して、保持部210に間接的に接続されてもよい。本実施形態の原理は、付勢部220の付勢力を保持部210に伝達するための特定の構造に限定されない。
付勢部220は、コイルスプリングであってもよい。代替的に、付勢部220は、板バネであってもよい。更に代替的に、付勢部220は、弾性的に変形するように設計されたベローズ管であってもよい。本実施形態の原理は、付勢部220として用いられる特定の弾性部材に限定されない。
図2は、加熱機器100の概念的な断面図である。図1及び図2を参照して、加熱機器100が更に説明される。
図1は、接合材料SDRが溶融される前の加熱機器100を示す。図2は、接合材料SDRの溶融後の加熱機器100を示す。
図1に示されるように、作業者は、保持部210を電子部品ECTに連結する。作業者は、その後、付勢部220が弾性的に伸張(或いは、圧縮)されるように、加熱機器100を電子部品ECT上で保持する。電子部品ECTは、基板CTBに接合され、動かないため、上向きの力が、電子部品ECT及び保持部210に作用する。
接合材料SDRが、溶融されると、電子部品ECTと基板CTBとの間の結合力は、非常に弱くなる。その一方で、保持部210と電子部品ECTとの間の結合力は、高いレベルに維持される。したがって、付勢部220の復元力により(すなわち、付勢部220は、自然長に近づく)、電子部品ECTは、基板CTBから分離し、保持部210とともに上方へ引き上げられる。
図2に示される如く、指標部230は、付勢部220の復元に連動して上向きに変位する。指標部230は、付勢部220に直接的に接続されてもよい。代替的に、指標部230は、他の部材を介して、付勢部220の復元に連動して変位されてもよい。本実施形態の原理は、付勢部220の復元に連動して指標部230を変位させるための特定の構造に限定されない。
外殻体300は、透明領域310を含む。透明領域310は、指標部230に対向する。したがって、作業者は、透明領域310を通じて、指標部230の変位を確認することができる。透明領域310は、基板CTBから離れた位置に形成されるので、基板CTBの周囲に存在する部品に妨げられることなく、作業者は、基板CTBからの電子部品ECTの分離を確認することができる。
「透明」との用語は、作業者が、外殻体300を通じて、外殻体300内に配置された指標部230を視認することができることを意味する。したがって、透明領域310は、透明な部品だけでなく、淡く色づけされた透明部品によって形成されてもよい。代替的に、透明領域310は、外殻体300に形成された貫通孔であってもよい。
透明領域310の大きさは、指標部230の最大変位範囲を網羅するように決定されてもよい。必要に応じて、外殻体300は、透明領域310を含めて、全体的に透明な部材によって形成されてもよい。
<第2実施形態>
保持機構は、真空装置が生成した真空力を、電子部品に伝達し、電子部品を吸引する吸引パイプを有してもよい。付勢部として、吸引パイプに巻回されたコイルスプリングが用いられるならば、コイルスプリングによって囲まれた空間は、吸引パイプの配置に有効に利用される。したがって、設計者は、小型の保持機構を設計することができる。第2実施形態において、吸引パイプとコイルスプリングとを備える例示的な加熱機器が説明される。
図3は、第2実施形態の加熱機器100Aの概念的な断面図である。図1及び図3を参照して、加熱機器100Aが説明される。第1実施形態の説明は、第1実施形態と同一の符号が付された要素に援用される。
加熱機器100Aは、保持機構200Aと外殻体300Aとを備える。保持機構200Aは、電子部品ECTを保持する。外殻体300Aは、保持機構200Aを部分的に取り囲む。
外殻体300Aは、上壁320と、周壁330と、上突出壁341と、下突出壁342と、を含む。上壁320は、基板CTBと略平行である。周壁330は、上壁320から基板CTBに向けて延び、保持機構200Aを部分的に取り囲む。したがって、外殻体300Aは、全体的に、筒状である。第1実施形態に関連して説明された透明領域310は、周壁330に形成される。第1実施形態の説明は、透明領域310に援用される。
上突出壁341は、外殻体300A内で、基板CTBに対して略平行に周壁330から突出する。上突出壁341と同様に、下突出壁342は、外殻体300A内で、基板CTBに対して略平行に周壁330から突出する。下突出壁342は、上突出壁341と基板CTBとの間に位置する。
保持機構200Aは、吸引パイプ211と、コイルスプリング220Aと、指標片230Aと、を含む。吸引パイプ211は、基板CTBに接合材料SDRによって固定された電子部品ECTの上面に当接される下端212を含む。吸引パイプ211は、下端212から上方に延び、下突出壁342、上突出壁341及び上壁320にそれぞれ形成された貫通孔に上下動可能に挿通される。吸引パイプ211は、外殻体300Aの外に配置された真空装置に接続される。真空装置が生成した吸引力(すなわち、真空力)は、吸引パイプ211を通じて、電子部品ECTへ伝達される。この結果、電子部品ECTの上面は、吸引パイプ211の下端212に吸着される。吸引パイプ211の下端212(すなわち、吸引パイプ211の先端)は、特異的に大きな開口部を形成してもよい。この結果、電子部品ECTと吸引パイプ211の下端212との間で生ずる吸着力は大きくなる。吸引パイプ211の下端212は、図1を参照して説明された保持部210に相当する。本実施形態において、第1挿通部は、上突出壁341によって例示される。第2挿通部は、下突出壁342によって例示される。
コイルスプリング220Aは、上突出壁341と下突出壁342との間で、吸引パイプ211に巻回される。コイルスプリング220Aの外径は、下突出壁342の貫通孔の径より大きく、コイルスプリング220Aは、下突出壁342によって支持される。コイルスプリング220Aは、図1を参照して説明された付勢部220に相当する。吸引パイプ211は、コイルスプリング220Aによって囲まれた空間を通過するので、コイルスプリング220A内の空間は、吸引パイプ211の配置に有効に利用される。したがって、保持機構200Aは、水平面内で広い領域を占有しない。この結果、外殻体300Aは、細くてもよい。
指標片230Aは、上突出壁341と下突出壁342との間で吸引パイプ211に固定される。指標片230Aは、吸引パイプ211から透明領域310に向けて突出する。したがって、作業者は、透明領域310を通じて、指標片230Aの先端を良好に視認することができる。必要に応じて、蛍光塗料が、指標片230Aの先端に塗布されてもよい。代替的に、蛍光塗料は、指標片230Aに全体的に塗布されてもよい。指標片230Aは、図1を参照して説明された指標部230に対応する。
図4A及び図4Bは、加熱機器100Aの概念的な断面図である。図3乃至図4Bを参照して、加熱機器100Aが更に説明される。
図3に示される如く、コイルスプリング220Aの下端は、下突出壁342に当接する一方で、コイルスプリング220Aの上端は、吸引パイプ211に固定された指標片230Aに当接する。図3に示されるコイルスプリング220Aの長さは、自然長に近い。作業者が、その後、外殻体300Aを上方に変位させると(図4Aを参照)、下突出壁342は、上方に変位する。この結果、コイルスプリング220Aは、下突出壁342と指標片230Aとによって弾性的に圧縮される。このとき、接合材料SDRは、溶融していないので、基板CTBに固定された電子部品ECT、電子部品ECTを吸引する吸引パイプ211及び吸引パイプ211に固定された指標片230Aは変位しない。したがって、下突出壁342と指標片230Aとの間の距離は、短くなる。この結果、コイルスプリング220Aは、下突出壁342と指標片230Aとによって弾性的に圧縮される。作業者は、このとき、透明領域310の視認範囲における指標片230Aの相対的な位置関係を把握することができる。本実施形態において、第1端部は、コイルスプリング220Aの下端によって例示される。
コイルスプリング220Aの圧縮の結果、指標片230Aを通じて、上向きの力が、吸引パイプ211及び電子部品ECTに伝達され、これらを付勢する。その後、接合材料SDRが溶融されると、電子部品ECTと基板CTBとの間の結合力は弱くなる。この結果、吸引パイプ211及び電子部品ECTに作用する上向きの力(すなわち、コイルスプリング220Aの復元力)により、電子部品ECT及び指標片230Aは、上方に変位される(図4Bを参照)。指標片230Aは、復元したコイルスプリング220Aの上端と上突出壁341との間に挟まれる。指標片230Aは、コイルスプリング220Aの復元に連動して、外殻体300Aに対して相対的に変位するので、指標片230Aと透明領域310の相対的な位置関係は、接合材料SDRの溶融前と溶融後との間で相違する。したがって、作業者は、透明領域310を通じて、指標片230Aの変位を確認することができる。
<第3実施形態>
第2実施形態に関連して説明された保持機構は、コイルスプリングの弾性的な圧縮を用いて、吸引パイプ及び吸引パイプによって吸引された電子部品に上向きの力を与える。代替的に、保持機構は、コイルスプリングの弾性的な伸張を用いて、吸引パイプ及び吸引パイプによって吸引された電子部品に上向きの力を与えてもよい。第3実施形態において、コイルスプリングの弾性的な伸張の元で、吸引パイプ及び電子部品に上向きの力を与える例示的な加熱機器が説明される。
図5は、第3実施形態の加熱機器100Bの概念的な断面図である。図1及び図5を参照して、加熱機器100Bが説明される。第2実施形態の説明は、第2実施形態と同一の符号が付された要素に援用される。
第2実施形態と同様に、加熱機器100Bは、外殻体300Aを備える。第2実施形態の説明は、外殻体300Aに援用される。
加熱機器100Bは、保持機構200Bを更に備える。第2実施形態と同様に、保持機構200Bは、吸引パイプ211と、指標片230Aと、を含む。第2実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
保持機構200Bは、コイルスプリング220Bを更に含む。コイルスプリング220Bは、図1を参照して説明された付勢部220に対応する。
第2実施形態とは異なり、コイルスプリング220Bは、指標片230Aと上突出壁341との間で、吸引パイプ211に巻回される。コイルスプリング220Bの上端は、上突出壁341に固定される。コイルスプリング220Bの下端は、指標片230Aに固定される。本実施形態において、第1端部は、コイルスプリング220Bの上端によって例示される。
図5に示されるコイルスプリング220Bは、略自然長である。このとき、指標片230Aは、下突出壁342から離間している。
図6A及び図6Bは、加熱機器100Bの概念的な断面図である。図5乃至図6Bを参照して、加熱機器100Bが更に説明される。
作業者は、図5に示される外殻体300Aを、上方に変位させ、指標片230Aを下突出壁342に近接させる(図6Aを参照)。このとき、接合材料SDRは、溶融していないので、基板CTBに固定された電子部品ECT、電子部品ECTを吸引する吸引パイプ211及び吸引パイプ211に固定された指標片230Aは変位しない。したがって、上突出壁341と指標片230Aとの間の距離は、長くなる。上述の如く、コイルスプリング220Bは、上突出壁341と指標片230Aとに固定されているので、上突出壁341と指標片230Aとの間の距離の増加は、コイルスプリング220Bの弾性的な伸張に帰結する。作業者は、このとき、透明領域310の視認範囲における指標片230Aの相対的な位置関係を把握することができる。
コイルスプリング220Bの伸張の結果、指標片230Aを通じて、上向きの力が、吸引パイプ211及び電子部品ECTに伝達され、これらを付勢する。その後、接合材料SDRが溶融されると、電子部品ECTと基板CTBとの間の結合力は弱くなる。この結果、吸引パイプ211及び電子部品ECTに作用する上向きの力(すなわち、コイルスプリング220Bの復元力)により、電子部品ECT及び指標片230Aは上方に変位される(図6Bを参照)。指標片230Aは、コイルスプリング220Bの復元に連動して、外殻体300Aに対して相対的に変位するので、指標片230Aと透明領域310の相対的な位置関係は、接合材料SDRの溶融前と溶融後との間で相違する。したがって、作業者は、透明領域310を通じて、指標片230Aの変位を確認することができる。
<第4実施形態>
設計者は、上述の実施形態に関連して説明された設計原理に基づいて、様々な加熱機器を設計することができる。たとえば、設計者は、接合材料を溶融するホットエアを吹き出す加熱機器を設計することができる。第4実施形態において、ホットエアを吹き出す例示的な加熱機器が説明される。
図7は、第4実施形態の加熱機器100Cの概略的な斜視図である。図3及び図7を参照して、加熱機器100Cが説明される。
加熱機器100Cは、保持機構200Cと、ハンドル筒300Cと、ケーブル400と、ヒータ組品500と、ノズル600と、を備える。図7は、保持機構200Cとして、吸引パイプ211Cを示す。吸引パイプ211Cは、図3を参照して説明された吸引パイプ211に対応する。ハンドル筒300Cは、図3を参照して説明された外殻体300に対応する。
ハンドル筒300Cは、全体的に円筒形状である。ハンドル筒300Cは、作業者によって握持されてもよい。代替的に、ハンドル筒300Cは、加熱機器100Cの位置を調整可能に設計された位置決め装置(図示せず)によって保持されてもよい。
ハンドル筒300Cは、基端部351と、基端部351とは反対側の先端部352と、を含む。ハンドル筒300Cは、基端部351から先端部352に向けて徐々に太くなる。ケーブル400は、基端部351に取り付けられる。ヒータ組品500は、先端部352に取り付けられる。ヒータ組品500は、ハンドル筒300Cの先端部352から突出する。ノズル600は、ヒータ組品500の先端に嵌め込まれる。
ケーブル400は、電子部品ECT(図3を参照)を吸引するための吸引力を伝達するための真空流路と、接合材料SDR(図3を参照)を溶融するための空気が流れるエア流路と、その他、電力供給線や信号線などを形成する。吸引パイプ211Cは、真空流路からハンドル筒300C、ヒータ組品500及びノズル600それぞれの中心軸に沿って延びる。第2実施形態と同様に、吸引パイプ211Cは、下端212を含む。吸引パイプ211Cの下端212は、ノズル600から突出する。第2実施形態の説明は、吸引パイプ211Cの下端212に援用される。
ケーブル400によって形成されたエア流路を通じてハンドル筒300Cに供給された空気は、ハンドル筒300Cの基端部351から先端部352へ向けて流れる。空気は、その後、ヒータ組品500に流入する。ヒータ組品500は、空気を、接合材料SDRを溶融するのに十分な温度まで加熱し、ホットエアを生成する。ホットエアは、ヒータ組品500からノズル600の内部空間へ噴出され、ノズル600の下方又は内部に存在する接合材料SDRは、ホットエアによって溶融される。
図8は、ハンドル筒300Cの概略的な断面図である。図7及び図8を参照して、ハンドル筒300Cが説明される。
ハンドル筒300Cの基端部351は、細い円筒である。ケーブル400は、外チューブ410と内チューブ420とを含む。外チューブ410及び内チューブ420それぞれは、フレキシブルチューブである。ハンドル筒300Cの基端部351は、外チューブ410に嵌入される。内チューブ420は、基端部351内より、ハンドル筒300Cに挿入され、吸引パイプ211Cに連結される。内チューブ420は、ハンドル筒300Cの外に配置された真空装置(図示せず)に接続される。したがって、真空装置によって生成された吸引力は、内チューブ420及び吸引パイプ211Cを通じて、電子部品(図示せず)に伝達される。
外チューブ410は、ハンドル筒300Cの外に配置された送風装置(図示せず)に接続される。送風装置が送り出した空気は、内チューブ420と外チューブ410との間に形成された空間(すなわち、上述のエア流路)を通じて、ハンドル筒300C内に流入する。
ハンドル筒300Cは、基端部351と先端部352との間の中間部353を含む。中間部353は、基端部351から徐々に太くなる円筒である。ハンドル筒300Cの基端部に流入した空気は、中間部353と吸引パイプ211Cとの間の空間を通じて、先端部352に取り付けられたヒータ組品500(図7を参照)に流入する。
吸引パイプ211Cに加えて、他の様々な部品(たとえば、ヒータ組品500へ電力を供給するための電力線、ヒータ組品500の温度を検出する温度センサ(図示せず)及び/又は温度センサからの信号を伝達する信号線(図示せず))は、中間部353内に配置されてもよい。加熱機器100C(図7を参照)を設計する設計者は、ハンドル筒300C内に、これらの部品を保持するための様々な構造を形成してもよい。これらの部品及び構造は、中間部353と吸引パイプ211Cとの間の空間を完全には閉塞しない。中間部353と吸引パイプ211Cとの間の空間は、基端部351と先端部352とを連通させるので、流入した空気は、基端部351から先端部352に取り付けられたヒータ組品500へ到達することができる。中間部353にある透明領域310はヒータ組品500よりも流路の上流側に設けられることにより、耐熱性がなくともホットエアの温度に関係なく使用できる。本実施形態において、流路は、中間部353と吸引パイプ211Cとの間の空間によって例示される。
<他の特徴>
設計者は、加熱機器100Cに様々な特徴を組み込むことができる。以下の特徴は、上述の実施形態の原理を限定しない。しかしながら、以下の特徴は、加熱機器100Cに有利な機能を与えることができる。
<空気の漏出を防止するための構造>
ハンドル筒は、全体的に透明であってもよい。しかしながら、この場合、作業者は、ハンドル筒の内部に配置された様々な部品を不必要に視認することとなる。この結果、指標部は、作業者によって視認されにくくなる。ハンドル筒が、指標部に対応する位置においてのみ透明であるならば、作業者は、指標部を認識しやすい。透明な部材が指標部に対応する位置において嵌め込まれるならば、ハンドル筒内で流れる空気は、透明な部材の周囲から漏れ出る虞がある。ハンドル筒からの空気の漏出の低いリスクの下で、透明な部材を用いて透明領域を形成する例示的な技術が、以下に説明される。
図9は、ハンドル筒300Cの概略的な側面図である。図3及び図9を参照して、ハンドル筒300Cが説明される。
ハンドル筒300Cは、透明な窓片310Cとパッキン360とを含む。作業者は、窓片310Cを通じて、ハンドル筒300C内に配置された保持機構200Cの一部を視認することができる。窓片310Cは、図3に示される透明領域310に対応する。
保持機構200Cは、吸引パイプ211Cに加えて、コイルスプリング220Cと指標片230Cとを含む。コイルスプリング220Cは、中間部353内で吸引パイプ211Cに巻回される。指標片230Cは、中間部353内で吸引パイプ211Cに固定される。指標片230Cは、コイルスプリング220Cの上端に隣接する。コイルスプリング220Cは、図3を参照して説明されたコイルスプリング220Aに対応する。指標片230Cは、図3を参照して説明された指標片230Aに対応する。
長円形状の貫通孔が、指標片230Cの変位範囲に対応する位置において、中間部353に形成される。窓片310Cは、中間部353に形成された貫通孔を覆い、中間部353によって支持される。したがって、作業者は、窓片310Cを通じて、指標片230Cとコイルスプリング220Cの少なくとも一部を視認することができる。本実施形態において、支持筒は、中間部353によって例示される。
パッキン360は、貫通孔の周囲において、窓片310Cと中間部353との間の境界を気密に保つ。したがって、ハンドル筒300Cの先端部352に向けて中間部353を通過する空気は、ほとんど流出しない。
図10は、窓片310C及び中間部353の概略的な斜視図である。図9及び図10を参照して、窓片310C及び中間部353が説明される。
図10は、中間部353に形成された長円形状の貫通孔354、パッキン360及び窓片310Cを示す。窓片310Cは、透明板311と、4つの係合爪312,313,314,315と、を含む。透明板311は、中間部353に形成された貫通孔を覆う。透明板311は、外面316と、内面317と、周縁面318と、を含む。係合爪312,313,314,315は、内面317から突出し、中間部353の貫通孔に挿入される。係合爪312,313は、内面317によって形成される長円の長軸上に位置し、周縁面318の近くで内面317から突出する。係合爪314,315は、内面317によって形成される長円の短軸上に位置し、周縁面318の近くで内面317から突出する。
中間部353は、周縁355と溝面356とを含む。周縁355は、貫通孔354の境界を形成する。溝面356は、周縁355に隣接し、貫通孔354を取り囲む。溝面356は、中間部353の外面から僅かに凹設された溝部を形成する。パッキン360は、溝面356によって形成された溝部に嵌め込まれる。作業者は、その後、窓片310Cを貫通孔354及びパッキン360に被せる。このとき、係合爪312,313,314,315は、周縁355に噛み合う。この結果、窓片310Cは、中間部353に固定される。
パッキン360の内周部分は、透明板311の周縁面318の近傍において、透明板311の内面317に重なり、溝面356と内面317とによって圧縮される。パッキン360の外周部分は、透明板311の周縁面318に重なり、周縁面318と溝面356とによって圧縮される。パッキン360は、2つの方向において圧縮されるので、貫通孔354からの空気の漏出は生じにくい。
<スライダ片の位置を調整するための構造>
第2実施形態及び第3実施形態に関連して説明された加熱機器の吸引パイプは、外殻体に直接的に保持されている。代替的に、吸引パイプは、吸引パイプと外殻体とに対して相対的に変位可能なスライダ片によって保持されてもよい。この場合、設計者は、スライダ片の位置を調整する調整部を加熱機器に組み込んでもよい。この結果、作業者は、調整部を操作し、スライダ片を変位させることができる。スライダ片の変位は、コイルスプリングの弾性変形を引き起こす。第2実施形態及び第3実施形態のように電子部品への付勢力のためにハンドル筒(外殻体)を上方に変位させる場合、基板とノズルの間に隙間ができてしまうが、スライダ片が調整部によって変位されることにより、基板とノズルとの隙間が小さく、あるいは、なしにできる。基板とノズルの隙間がなくとも、指標部(指標片)の変位により作業者に電子部品が取り外されたことを通知できる。スライダ片の位置を調整するための例示的な構造が、以下に説明される。
図11は、保持機構200Cの概略的な斜視図である。図7、図9及び図11を参照して、保持機構200Cが説明される。
加熱機器100C(図7を参照)は、スライダ片700を更に備える。スライダ片700は、ベース710と、上接続爪741と、下接続爪742と、を含む。上接続爪741及び下接続爪742は、ベース710から突出する。下接続爪742は、上接続爪741と吸引パイプ211Cの下端212との間に位置する。上接続爪741及び下接続爪742それぞれは、平面視において、略C型である。吸引パイプ211Cは、上接続爪741及び下接続爪742に、スナップフィット式に接続される。この結果、吸引パイプ211Cは、上接続爪741及び下接続爪742に挿通される。吸引パイプ211Cは、鉛直方向(すなわち、吸引パイプ211Cの延設方向)において、スライダ片700に対して相対的に変位することができる。本実施形態において、第1挿通部は、上接続爪741によって例示される。第2挿通部は、下接続爪742によって例示される。
コイルスプリング220Cは、上接続爪741と下接続爪742との間で吸引パイプ211Cに巻回される。指標片230Cは、上接続爪741と下接続爪742との間で吸引パイプ211Cに固定され、窓片310C(図9を参照)に向けて突出する。コイルスプリング220Cは、指標片230Cと下接続爪742との間に位置する。コイルスプリング220Cの下端は、下接続爪742に当接する。コイルスプリング220Cの上端は、指標片230Cに当接する。指標片230Cは、上接続爪741とコイルスプリング220Cの上端とによって挟まれる。本実施形態において、第1端部は、コイルスプリング220Cの下端によって例示される。
コイルスプリング220Cに代えて、指標片230Cと上接続爪741との間に配置された他のコイルスプリングが用いられてもよい。第3実施形態に関連して説明された設計原理に基づいて、コイルスプリングの下端は、指標片230Cに連結される。コイルスプリングの上端は、上接続爪741に連結される。この場合、第1端部は、コイルスプリングの上端によって例示される。第2端部は、コイルスプリングの下端によって例示される。
ベース710は、第1面711と、第2面712と、2つの側面713と、2つの突条714(図11は、2つの突条714のうちの1つを示す)と、を含む。上接続爪741及び下接続爪742は、第1面711から吸引パイプ211Cへ突出する。第2面712は、第1面711の反対側に位置する。2つの側面713それぞれは、第1面711と第2面712との間で鉛直方向に延びる細長い面である。2つの突条714それぞれは、側面713から突出し、且つ、鉛直方向に延びる。
図12は、ハンドル筒300Cの概略的な底面図である。図12に示される保持機構200Cは、ハンドル筒300Cに組み込まれている。図13は、スライダ片700の概略的な斜視図である。図7乃至図9並びに図11乃至図13を参照して、スライダ片700及びハンドル筒300Cが説明される。
ベース710の第2面712には、鉛直方向に延びる凹溝721が形成される。スライダ片700は、凹溝721の深さ方向の面を形成するラック面722を含む。ラック面722には、凹溝721の深さ方向に延びる歯筋をそれぞれ有する多数の歯が形成される。多数の歯は、鉛直方向(すなわち、吸引パイプ211Cの延設方向)に整列する。したがって、ラック面722は、スライダ片700を鉛直方向に変位させるためのラックとして機能することができる。
加熱機器100C(図7を参照)は、ダイヤル片800を更に備える。ダイヤル片800は、中間部353及び吸引パイプ211Cに対してスライダ片700を相対的に変位させる調整部として機能する。
ダイヤル片800は、ノブ810と、ピニオン820と、中間シャフト830と、を含む。ノブ810は、中間部353から外方に部分的に突出する。作業者は、ノブ810を回転することができる。ピニオン820は、中間部353内に配置されたスライダ片700の凹溝721内に配置され、ラック面722の多数の歯に噛み合う。中間シャフト830は、ノブ810とピニオン820とを同軸に連結し、中間部353によって回転可能に支持される。作業者が、ノブ810を回転すると、ピニオン820も回転する。この結果、スライダ片700は、中間部353に対して相対的に変位することができる。
図12に示される如く、ハンドル筒300Cの中間部353(図9を参照)は、ハンドル筒300Cの内方に突出し、鉛直方向に延びる第1突壁357及び第2突壁358を含む。第1突壁357及び第2突壁358には、互いに対向し、且つ、鉛直方向に延びる係合溝373,374が形成される。
ベース710の2つの突条714は、第1突壁357の係合溝373及び第2突壁358の係合溝374にそれぞれ嵌る。この結果、スライダ片700は、中間部353に取り付けられる。スライダ片700は、中間部353内で、中間部353に対して相対的に鉛直方向に変位することができる。
図11及び図13に示される如く、鉛直方向の延びる2つの溝部723が、スライダ片700に形成される。吸引パイプ211Cに固定された指標片230Cは、基端部231と、基端部231とは反対側の先端部232と、を含む。基端部231は、2つの溝部723のうち一方に挿通される(図11を参照)。指標片230Cは、吸引パイプ211Cを取り巻くように屈曲し、窓片310C(図9を参照)に向けて突出する。先端部232は、窓片310Cに向けて突出する側の自由端である。吸引パイプ211Cに巻回される指標片230Cの部位は、吸引パイプ211Cに溶接される。したがって、指標片230Cは、スライダ片700の上接続爪741と下接続爪742に上下動可能に挿通された吸引パイプ211Cと連動して上下動しながら、吸引パイプ211Cのねじれや回転を防ぎ、指標片230Cが透明領域において視認できる状態を維持される。
<加熱機器の操作方法>
作業者は、上述の加熱機器を、第2実施形態に説明された操作方法に従って操作することができる。この場合、作業者は、手又は位置決め装置を用いて、ハンドル筒と基板との間の距離を調整し、コイルスプリングを圧縮することができる。接合材料が溶融されると、コイルスプリングは、復元する。吸引パイプ及び電子部品は、コイルスプリングの復元によって上昇する。この結果、電子部品は、基板から分離される。代替的に、作業者は、ダイヤル片を用いて、コイルスプリングを圧縮することができる。加熱機器の例示的な操作方法が、以下に説明される。
図14A乃至図14Cは、加熱機器100Cの概略的な断面図である。図14A乃至図14Cを参照して、加熱機器100Cが説明される。図14A乃至図14Cは、指標片230C及び窓片310Cを、図7乃至図13に示される位置から吸引パイプ211C周りに約90°ずれた位置に描き、ノブ810、ピニオン820及びラック722の動作と指標片230の変位との間の関係を明瞭に示している。
図14Aに示される如く、作業者は、手又は位置決め装置(図示せず)を用いて、ハンドル筒300Cを基板CTBに対して略垂直に立て、電子部品ECTに向けて下降させる。ピニオン820は、ラック面722に噛み合っているので、スライダ片700、コイルスプリング220C及び指標片230Cは、ハンドル筒300Cとともに下降する。図14Aに示される指標片230Cは、窓片310Cの略中央において視認される。このとき、コイルスプリング220Cは、略自然長である。
ハンドル筒300Cの下降の結果、ノズル600は、基板CTBの上面に当接し、電子部品ECTを取り囲む。作業者は、吸引パイプ211Cの下端212を電子部品ECTの上面に当接させ、加熱機器100Cに接続された真空装置及び送風装置を作動させる。この結果、電子部品ECTは、吸引パイプ211Cの下端212に吸着される。
図14Bに示される如く、作業者は、その後、ノブ810を回転する。ピニオン820は、ノブ810とともに回転し、ラック面722を上昇させる。この結果、上接続爪741及び下接続爪742は、吸引パイプ211Cに対して相対的に上昇する。この間、コイルスプリング220Cは、下接続爪742と指標片230Cとによって弾性的に圧縮される。このとき、ハンドル筒300C及び吸引パイプ211Cはともに移動しないので、窓片310C(すなわち、透明領域)の視認範囲における指標片230Cの相対的な位置は変動しない。
ノズル600及び基板CTBによって囲まれた空間内に吹き出されたホットエアによって、接合材料SDRが溶融されると、基板CTBと電子部品ECTとの間の結合力は、低下する。この結果、コイルスプリング220Cの復元力は、基板CTBと電子部品ECTとの間の結合力より大きくなり、コイルスプリング220Cは、伸張(復元)する。ラック面722は、ピニオン820と噛み合っているので、下接続爪742は、コイルスプリング220Cの伸張の間、静止している。図14Bに示される如く、指標片230Cと上接続爪741との間には、空間が存在する。吸引パイプ211Cは、上接続爪741及び下接続爪742に対して相対的に変位可能であるので、指標片230C及び吸引パイプ211Cは、指標片230Cが上接続爪741に当接するまで上方に変位することができる(図14Cを参照)。電子部品ECTは、真空装置によって生成された吸着力によって、吸引パイプ211Cの下端212に吸着されているので、電子部品ECTは、吸引パイプ211Cの下端212とともに上昇し、基板CTBから分離される。
図14Bに示される指標片230Cとは異なり、図14Cに示される指標片230C(電子部品ECTが取り外された後の指標片230C)は、窓片310Cの上部に位置する。したがって、作業者は、窓片310Cの略中央から窓片310Cの上縁の近傍への指標片230Cの変位を視認し、基板CTBからの電子部品ECTの分離を知ることができる。
上述の様々な実施形態に関連して説明された設計原理は、様々な加熱機器に適用可能である。上述の様々な実施形態のうち1つに関連して説明された様々な特徴のうち一部が、他のもう1つの実施形態に関連して説明された加熱機器に適用されてもよい。
上述の実施形態の原理は、加熱機器を利用する様々な技術分野に好適に利用される。
100,100A〜100C・・・・・・・・・・・・・・・加熱機器
200,200A〜200C・・・・・・・・・・・・・・・保持機構
210・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・保持部
211,211C・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・吸引パイプ
212・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・下端
220・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・付勢部
220A〜220C・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コイルスプリング
230・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・指標部
230A,230C・・・・・・・・・・・・・・・・・・・指標片
231・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・基端部
232・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・先端部
300,300A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・外殻体
300C・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハンドル筒
310・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・透明領域
310C・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・窓片
341・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上突出壁
342・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・下突出壁
353・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中間部
360・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パッキン
700・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スライダ片
710・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ベース
722・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ラック面
741・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上接続爪
742・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・下接続爪
800・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ダイヤル片
810・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ノブ
820・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ピニオン
ECT・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・電子部品
SDR・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・接合材料

Claims (13)

  1. 電子部品の固定に用いられた接合材料を溶融し、前記電子部品を取り外す加熱機器であって、
    前記電子部品を保持する保持部を有する保持機構と、
    前記保持機構を部分的に取り囲む外殻体と、を備え、
    前記保持機構は、前記保持部を上向きに付勢する付勢部と、前記接合材料の溶融に伴う前記付勢部の復元に連動して変位する指標部と、を含み、
    前記外殻体は、前記指標部の変位の視認を可能にする透明領域を含む
    加熱機器。
  2. 前記保持機構は、前記電子部品を吸引するための吸引力を伝達する吸引パイプを含み、
    前記保持部は、前記吸引パイプの先端である
    請求項1に記載の加熱機器。
  3. 前記外殻体と前記吸引パイプとの間には、前記接合材料の溶融のために前記接合材料に向けて吹き出される空気が通過する流路が形成される
    請求項2に記載の加熱機器。
  4. 前記付勢部は、前記吸引パイプに巻かれたコイルスプリングである
    請求項2に記載の加熱機器。
  5. 前記吸引パイプが挿通される第1挿通部と、
    前記第1挿通部と前記先端との間において前記吸引パイプが挿通される第2挿通部と、を備え、
    前記コイルスプリングは、前記第1挿通部と前記第2挿通部との間に配置され、且つ、前記第1挿通部及び前記第2挿通部のうちの一方に当接する第1端部を含む
    請求項4に記載の加熱機器。
  6. 前記指標部は、前記第1挿通部と前記第2挿通部との間で前記吸引パイプに固定され、前記透明領域に向けて突出する指標片を含む
    請求項5に記載の加熱機器。
  7. 前記コイルスプリングは、前記指標片と前記第2挿通部との間に配置される
    請求項6に記載の加熱機器。
  8. 前記コイルスプリングは、前記第1端部とは反対側の第2端部を含み、
    前記第1端部は、前記第1挿通部に接続され、
    前記第2端部は、前記指標片に接続される
    請求項6に記載の加熱機器。
  9. 前記第1挿通部と前記第2挿通部とを有するスライダ片と、
    前記スライダ片を、前記外殻体及び前記吸引パイプに対して相対的に変位させる調整部と、を更に備え、
    前記スライダ片は、前記調整部によって、前記吸引パイプの延設方向に沿って変位され、
    前記コイルスプリングは、前記吸引パイプに対する前記スライダ片の相対的な変位によって弾性変形される
    請求項6乃至8のいずれか1項に記載の加熱機器。
  10. 前記外殻体は、前記透明領域を形成する窓片と、前記窓片を支持する支持筒と、前記窓片と前記支持筒との間の境界を気密に保つパッキンと、を含む
    請求項6に記載の加熱機器。
  11. 前記スライダ片は、前記第1挿通部及び前記第2挿通部が突出するベースを含み、
    前記指標片は、前記透明領域に向けて突出する側の先端部と、前記先端部とは逆側の基端部と、を含み、
    前記基端部は、前記吸引パイプの前記延設方向に延びるように前記ベースに形成された溝部に挿通される
    請求項9に記載の加熱機器。
  12. 前記スライダ片は、前記吸引パイプの前記延設方向に延びるラックを含み、
    前記調整部は、前記外殻体内で前記ラックと噛み合うピニオンと、前記外殻体の外から回転されるノブと、を含み、
    前記ピニオンは、前記ノブの回転によって回転される
    請求項9に記載の加熱機器。
  13. 接合材料によって固定された電子部品を保持する保持部を上向きに付勢するように弾性部材を弾性変形させる工程と、
    前記接合材料の溶融によって前記弾性部材を復元する工程と、を備え、
    前記弾性部材を復元する前記工程は、前記弾性部材を取り囲む外殻体に設けられた透明領域内で、前記弾性部材の復元に連動して変位する指標部を変位させることを含む
    電子部品の取り外し方法。
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