JPH0533514A - プール水浄化装置 - Google Patents
プール水浄化装置Info
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- JPH0533514A JPH0533514A JP18665191A JP18665191A JPH0533514A JP H0533514 A JPH0533514 A JP H0533514A JP 18665191 A JP18665191 A JP 18665191A JP 18665191 A JP18665191 A JP 18665191A JP H0533514 A JPH0533514 A JP H0533514A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 殺菌手段によってオゾンを適用する高度なプ
ール水の殺菌を行い、しかも、その下流側に配される吸
着浄化手段の吸着材が長期間に渡って劣化することがな
いプール水浄化装置を提供する。 【構成】 少なくとも濾過手段、殺菌手段、吸着浄化手
段を有するプール水浄化装置であって、前記殺菌手段に
よるプール水の殺菌を、紫外線照射、次いで行われるオ
ゾン殺菌、再度の紫外線照射によって行うことにより、
前記目的を達成する。
ール水の殺菌を行い、しかも、その下流側に配される吸
着浄化手段の吸着材が長期間に渡って劣化することがな
いプール水浄化装置を提供する。 【構成】 少なくとも濾過手段、殺菌手段、吸着浄化手
段を有するプール水浄化装置であって、前記殺菌手段に
よるプール水の殺菌を、紫外線照射、次いで行われるオ
ゾン殺菌、再度の紫外線照射によって行うことにより、
前記目的を達成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通常のプール、温水プ
ール、ワールプール等のプールの水を浄化するプール水
浄化装置に関する。なお、本発明においてプールとは通
常の水泳用のプールのみならず、スポーツクラブ、クア
ハウス、健康ランド等に配備されるワールプール、各種
の保養用の風呂、温泉等をすべて含むものである。
ール、ワールプール等のプールの水を浄化するプール水
浄化装置に関する。なお、本発明においてプールとは通
常の水泳用のプールのみならず、スポーツクラブ、クア
ハウス、健康ランド等に配備されるワールプール、各種
の保養用の風呂、温泉等をすべて含むものである。
【0002】
【従来の技術】近年の健康ブームに伴ない、スポーツク
ラブや、多目的温泉(風呂)保養館、いわゆるクアハウ
スや健康ランド等の健康施設が増加している。このよう
な施設には、水泳用のプール、ジャグジーやジェットバ
ス等のワールプール、打たせ湯、かぶり湯等の各種の風
呂、温泉等、多数のプールが設備され、目的に応じて各
種のプールを利用できるようになっている。
ラブや、多目的温泉(風呂)保養館、いわゆるクアハウ
スや健康ランド等の健康施設が増加している。このよう
な施設には、水泳用のプール、ジャグジーやジェットバ
ス等のワールプール、打たせ湯、かぶり湯等の各種の風
呂、温泉等、多数のプールが設備され、目的に応じて各
種のプールを利用できるようになっている。
【0003】このような健康施設は、安全かつ衛生的で
あることが絶対的な条件であるので、プールの衛生状
況、特に水質は厳しく管理される必要が有る。そのた
め、このプールの水質を決定する浄化装置に対する要求
はますます厳しいものとなってきており、高性能化、お
よびそれに伴う大型化が進んでいる。
あることが絶対的な条件であるので、プールの衛生状
況、特に水質は厳しく管理される必要が有る。そのた
め、このプールの水質を決定する浄化装置に対する要求
はますます厳しいものとなってきており、高性能化、お
よびそれに伴う大型化が進んでいる。
【0004】プール水浄化装置は、一般的にプール水に
含まれるゴミや毛等の様々な不純物を取り除く濾過装
置、油分を始めとしてさらに微細な不純物を除去する吸
着浄化装置、プール水の殺菌を行う殺菌装置、さらに必
要に応じて、濾過装置に濾過助剤を供給する装置、温水
プールや風呂においてはプール水の加温、加熱手段等、
多数の装置やこれらを接続する配管、さらにはこれらを
制御する制御装置によって構成される。このようなプー
ル水浄化装置によるプール水の浄化は、通常、予備濾過
→濾過→殺菌→吸着浄化の順で行われる。
含まれるゴミや毛等の様々な不純物を取り除く濾過装
置、油分を始めとしてさらに微細な不純物を除去する吸
着浄化装置、プール水の殺菌を行う殺菌装置、さらに必
要に応じて、濾過装置に濾過助剤を供給する装置、温水
プールや風呂においてはプール水の加温、加熱手段等、
多数の装置やこれらを接続する配管、さらにはこれらを
制御する制御装置によって構成される。このようなプー
ル水浄化装置によるプール水の浄化は、通常、予備濾過
→濾過→殺菌→吸着浄化の順で行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】濾過装置によって不純
物を除去されたプール水の殺菌手段のうち、高度な殺菌
が可能なものとしてオゾンを適用する殺菌、あるいは紫
外線照射を併用する殺菌が知られており、殺菌装置に紫
外線ランプ等を配置してオゾンを発生することにより、
あるいは殺菌装置にプール水に直接オゾンを導入するこ
とにより、また両者を併用することにより、プール水と
オゾンとを接触、好ましくは十分に混合し、高度な殺菌
を行うものである。
物を除去されたプール水の殺菌手段のうち、高度な殺菌
が可能なものとしてオゾンを適用する殺菌、あるいは紫
外線照射を併用する殺菌が知られており、殺菌装置に紫
外線ランプ等を配置してオゾンを発生することにより、
あるいは殺菌装置にプール水に直接オゾンを導入するこ
とにより、また両者を併用することにより、プール水と
オゾンとを接触、好ましくは十分に混合し、高度な殺菌
を行うものである。
【0006】ところが、殺菌を終了したプール水は、通
常、次いで吸着浄化装置に導入されて活性炭等によって
吸着浄化され、油分や細菌の分解物等の微細な不純物が
除去されるわけであるが、オゾン殺菌したプール水を活
性炭等によって吸着浄化すると、活性炭等の吸着材が短
期間で劣化してしまうという問題点がある。
常、次いで吸着浄化装置に導入されて活性炭等によって
吸着浄化され、油分や細菌の分解物等の微細な不純物が
除去されるわけであるが、オゾン殺菌したプール水を活
性炭等によって吸着浄化すると、活性炭等の吸着材が短
期間で劣化してしまうという問題点がある。
【0007】つまり、オゾン殺菌後のプール水にはオゾ
ンが残存して混合された状態となっている。この残存オ
ゾンを含有するプール水を活性炭等により吸着浄化する
と、残存オゾンによって活性炭等の吸着材が破壊されて
しまい、浄化効果が極めて短時間で劣化してしまう。そ
のため、プール水浄化装置によって所望するプール水の
浄化効果を得ることができず、また、吸着浄化装置の吸
着材を短期間で交換する必要がある。
ンが残存して混合された状態となっている。この残存オ
ゾンを含有するプール水を活性炭等により吸着浄化する
と、残存オゾンによって活性炭等の吸着材が破壊されて
しまい、浄化効果が極めて短時間で劣化してしまう。そ
のため、プール水浄化装置によって所望するプール水の
浄化効果を得ることができず、また、吸着浄化装置の吸
着材を短期間で交換する必要がある。
【0008】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、殺菌手段によってオゾン、もしく
はさらに炭酸ガズを適用する高度なプール水の殺菌を行
い、しかも、その下流側に配される吸着浄化手段の吸着
材が長期間に渡って劣化することがないプール水浄化装
置を提供することにある。
解決することにあり、殺菌手段によってオゾン、もしく
はさらに炭酸ガズを適用する高度なプール水の殺菌を行
い、しかも、その下流側に配される吸着浄化手段の吸着
材が長期間に渡って劣化することがないプール水浄化装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、少なくとも濾過手段、その下流に配され
る殺菌手段、およびその下流に配される吸着浄化手段を
有するプール水浄化装置であって、前記殺菌手段による
プール水の殺菌を、紫外線照射、次いで行われるオゾン
殺菌、再度の紫外線照射によって行うことを特徴とする
プール水浄化装置を提供する。
に、本発明は、少なくとも濾過手段、その下流に配され
る殺菌手段、およびその下流に配される吸着浄化手段を
有するプール水浄化装置であって、前記殺菌手段による
プール水の殺菌を、紫外線照射、次いで行われるオゾン
殺菌、再度の紫外線照射によって行うことを特徴とする
プール水浄化装置を提供する。
【0010】また、前記オゾン殺菌は紫外線照射後のプ
ール水にオゾンガスを吹込むことによって行われるのが
好ましい。
ール水にオゾンガスを吹込むことによって行われるのが
好ましい。
【0011】また、前記オゾン殺菌は紫外線照射後のプ
ール水にオゾンガスおよび炭酸ガスを吹込むことによっ
て行われるのが好ましい。
ール水にオゾンガスおよび炭酸ガスを吹込むことによっ
て行われるのが好ましい。
【0012】また、前記濾過手段がセラミックフィルタ
を用いるものであるのが好ましい。
を用いるものであるのが好ましい。
【0013】
【実施態様】以下、本発明のプール水浄化装置ついて、
添付の図面に示される好適実施例をもとに詳細に説明す
る。
添付の図面に示される好適実施例をもとに詳細に説明す
る。
【0014】図1に、本発明のプール水浄化装置(以
下、浄化装置とする)が概念的に示される。なお、以下
の説明においては省略するが、図示例の浄化装置10に
おいては必要な箇所には、各種の配管、バルブ、コッ
ク、三方コック、逆止弁、電磁弁等が配置され、プール
水の流路を形成し、また制御を行なうのは当然の事であ
る。
下、浄化装置とする)が概念的に示される。なお、以下
の説明においては省略するが、図示例の浄化装置10に
おいては必要な箇所には、各種の配管、バルブ、コッ
ク、三方コック、逆止弁、電磁弁等が配置され、プール
水の流路を形成し、また制御を行なうのは当然の事であ
る。
【0015】図1に示される浄化装置10は、プール1
2に接続されて、そのプール水の浄化を行うものであっ
て、基本的に、プレフィルタ22と、セラミックフィル
タ24と、殺菌装置26と、吸着浄化装置28と、循環
ポンプ30とから構成されるものである。
2に接続されて、そのプール水の浄化を行うものであっ
て、基本的に、プレフィルタ22と、セラミックフィル
タ24と、殺菌装置26と、吸着浄化装置28と、循環
ポンプ30とから構成されるものである。
【0016】図示例においては、プール12よりオーバ
ーフロー、あるいはポンプ等によって排出されたプール
水は、流入ライン20より浄化装置10に流入する。
ーフロー、あるいはポンプ等によって排出されたプール
水は、流入ライン20より浄化装置10に流入する。
【0017】流入したプール水は、循環ポンプ30によ
る吸引や、あるいは各プールとの落差によってプレフィ
ルタ22に導入され、髪の毛、ゴミ等の大きな不純物が
除去される。
る吸引や、あるいは各プールとの落差によってプレフィ
ルタ22に導入され、髪の毛、ゴミ等の大きな不純物が
除去される。
【0018】次いで、水は循環ポンプ30に流入して、
排出され、セラミックフィルタ24に流入する。
排出され、セラミックフィルタ24に流入する。
【0019】セラミックフィルタ24は、内部に多数の
円筒状セラミックフィルタを有するものであり、水はセ
ラミックフィルタの外側より壁を通過することにより濾
過され、人体より放出する油等の微細な不純物が取り除
かれる。セラミックフィルタはプール、特に温水プール
の濾過に好ましい極めて微細な、例えば0.25〜1μ
m程度の濾過空間を立体的に有し、従来のフィルタでは
濾過することが不可能であった、人体等より放出された
油分等の有機質のような0.25〜1μm程度の超微粒
子も好適に濾過することが可能である。
円筒状セラミックフィルタを有するものであり、水はセ
ラミックフィルタの外側より壁を通過することにより濾
過され、人体より放出する油等の微細な不純物が取り除
かれる。セラミックフィルタはプール、特に温水プール
の濾過に好ましい極めて微細な、例えば0.25〜1μ
m程度の濾過空間を立体的に有し、従来のフィルタでは
濾過することが不可能であった、人体等より放出された
油分等の有機質のような0.25〜1μm程度の超微粒
子も好適に濾過することが可能である。
【0020】しかも、従来適用されているフィルタと異
なり、水温による能力差がないので、いかなる水温の水
も好適に濾過することができる。
なり、水温による能力差がないので、いかなる水温の水
も好適に濾過することができる。
【0021】なお、本発明のプール水浄化装置に適用さ
れる濾過手段は、このようなセラミックフィルタに限定
されるものではなく、各種の公知のプール水濾過手段が
いずれも適用可能である。
れる濾過手段は、このようなセラミックフィルタに限定
されるものではなく、各種の公知のプール水濾過手段が
いずれも適用可能である。
【0022】セラミックフィルタ24による濾過が終了
したプール水は、次いで殺菌装置26に流入する。
したプール水は、次いで殺菌装置26に流入する。
【0023】殺菌装置26は本発明の特徴的な部位であ
り、第1紫外線照射部26aと、オゾン導入部26b
と、第2紫外線照射部26cとから構成される。つま
り、本発明の浄化装置10においては、濾過を終了した
プール水の殺菌を、紫外線照射→オゾン混合(プラス炭
酸ガス)→再度の紫外線照射、によって行う。
り、第1紫外線照射部26aと、オゾン導入部26b
と、第2紫外線照射部26cとから構成される。つま
り、本発明の浄化装置10においては、濾過を終了した
プール水の殺菌を、紫外線照射→オゾン混合(プラス炭
酸ガス)→再度の紫外線照射、によって行う。
【0024】前述のように、プール水を高度に殺菌する
方法としてオゾンを適用する方法、および更に紫外線照
射を併用する方法が知られている。しかしながら、この
方法では、プール水にオゾンが残留してしまうため、下
流に配備される吸着浄化装置において活性炭、ゼオライ
ト等の吸着材が短期間で劣化してしまう。本発明者はこ
の問題点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、オゾン殺
菌後のプール水に紫外線を照射することにより、残留す
るオゾンを好適に除去できることを見出した。これは、
オゾンを含有する水に紫外線を照射することにより、オ
ゾンが酸素に変化することによると推測される。
方法としてオゾンを適用する方法、および更に紫外線照
射を併用する方法が知られている。しかしながら、この
方法では、プール水にオゾンが残留してしまうため、下
流に配備される吸着浄化装置において活性炭、ゼオライ
ト等の吸着材が短期間で劣化してしまう。本発明者はこ
の問題点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、オゾン殺
菌後のプール水に紫外線を照射することにより、残留す
るオゾンを好適に除去できることを見出した。これは、
オゾンを含有する水に紫外線を照射することにより、オ
ゾンが酸素に変化することによると推測される。
【0025】従って、この特性を利用して紫外線照射お
よびオゾン殺菌後に、再度プール水に紫外線の照射を行
う本発明によれば、その後にプール水に残留する細菌の
分解物や油分等を吸着浄化する吸着浄化装置に配される
活性炭やゼオライト等のオゾンによる劣化を防止するこ
とができ、プール水浄化装置10の浄化能力を所定の状
態に保つことができ、また、装置のランニングコストも
大幅に低減することができる。
よびオゾン殺菌後に、再度プール水に紫外線の照射を行
う本発明によれば、その後にプール水に残留する細菌の
分解物や油分等を吸着浄化する吸着浄化装置に配される
活性炭やゼオライト等のオゾンによる劣化を防止するこ
とができ、プール水浄化装置10の浄化能力を所定の状
態に保つことができ、また、装置のランニングコストも
大幅に低減することができる。
【0026】また、オゾンと共に炭酸ガスを拭き込むの
が好ましい。オゾン導入部26bにおいてオゾンと炭酸
ガスとの混合ガスを適用することにより、プール水中の
タンパク質が炭酸ガスを吸ってオゾンの殺菌作用を助長
させ、大腸菌等の有害な細菌を好適に撃退することがで
き、殺菌作用をより高度なものとすることができる。
が好ましい。オゾン導入部26bにおいてオゾンと炭酸
ガスとの混合ガスを適用することにより、プール水中の
タンパク質が炭酸ガスを吸ってオゾンの殺菌作用を助長
させ、大腸菌等の有害な細菌を好適に撃退することがで
き、殺菌作用をより高度なものとすることができる。
【0027】図2にこのような殺菌装置26の具体的構
成の一例が示される。
成の一例が示される。
【0028】図2に示される殺菌装置26は、最外層の
第2紫外線照射部26cと、中間層の第1紫外線照射部
26aと、最内層のオゾン(および炭酸ガス)導入部2
6bとの3層の円筒状のハウジングより構成される。ま
た、この殺菌装置26においては、最外層の第2紫外線
照射部26cを貫いて中間層の第1紫外線照射部26a
に至るように、上面より2本の紫外線ランプ36,36
が配され、最内層のオゾン導入部26bには公知のオゾ
ン発生装置に接続されるオゾン導入口38,38が形成
される。
第2紫外線照射部26cと、中間層の第1紫外線照射部
26aと、最内層のオゾン(および炭酸ガス)導入部2
6bとの3層の円筒状のハウジングより構成される。ま
た、この殺菌装置26においては、最外層の第2紫外線
照射部26cを貫いて中間層の第1紫外線照射部26a
に至るように、上面より2本の紫外線ランプ36,36
が配され、最内層のオゾン導入部26bには公知のオゾ
ン発生装置に接続されるオゾン導入口38,38が形成
される。
【0029】図示例の殺菌装置26において、セラミッ
クフィルタ24より流出されたプール水は、配管35に
よって輸送されて流入管37より殺菌装置26に流入
し、まず、中間層の第1紫外線照射部26aに流入す
る。
クフィルタ24より流出されたプール水は、配管35に
よって輸送されて流入管37より殺菌装置26に流入
し、まず、中間層の第1紫外線照射部26aに流入す
る。
【0030】第1紫外線照射部26aは上面が閉塞する
円筒状のハウジングによって構成され、前述のように上
方より紫外線ランプ36,36が配備されている。ま
た、中心部には上面を貫いて筒状体40が配されている
が、この部分は後述するオゾン導入部26bを構成す
る。流入管37より流入されたプール水は、第1紫外線
照射部26aにおいて下方より上方に移動しつつ、紫外
線ランプ36,36からの紫外線によって照射されて紫
外線殺菌され、上部よりオゾン導入部26bに流入す
る。
円筒状のハウジングによって構成され、前述のように上
方より紫外線ランプ36,36が配備されている。ま
た、中心部には上面を貫いて筒状体40が配されている
が、この部分は後述するオゾン導入部26bを構成す
る。流入管37より流入されたプール水は、第1紫外線
照射部26aにおいて下方より上方に移動しつつ、紫外
線ランプ36,36からの紫外線によって照射されて紫
外線殺菌され、上部よりオゾン導入部26bに流入す
る。
【0031】オゾン導入部26bは、前述の筒状体4
0、およびこの筒状体40を収納するように配される底
面が閉塞する円筒状のハウジングによって構成されるも
のであり、前述のように上方にはオゾン導入口38,3
8が形成され、オゾンガス、あるいはさらに炭酸ガスが
導入される。第1紫外線照射部26aより流入したプー
ル水は、前記ハウジング内を下方に流れると共に、オゾ
ン導入口38,38より吹き込まれたオゾンガスによっ
てバブリングされて、このオゾンと十分に接触してオゾ
ン殺菌されつつ、次いで筒状体40に流入して上方に流
れ、最外層の第2紫外線照射部26cに流入する。
0、およびこの筒状体40を収納するように配される底
面が閉塞する円筒状のハウジングによって構成されるも
のであり、前述のように上方にはオゾン導入口38,3
8が形成され、オゾンガス、あるいはさらに炭酸ガスが
導入される。第1紫外線照射部26aより流入したプー
ル水は、前記ハウジング内を下方に流れると共に、オゾ
ン導入口38,38より吹き込まれたオゾンガスによっ
てバブリングされて、このオゾンと十分に接触してオゾ
ン殺菌されつつ、次いで筒状体40に流入して上方に流
れ、最外層の第2紫外線照射部26cに流入する。
【0032】第2紫外線照射部26cは、基本的に殺菌
装置26の外殻を形成する端面が閉塞する筒状のハウジ
ングによって構成され、下方には殺菌を終了したプール
水を排出して配管35に戻す排出管42が形成される。
また、前述のように、このハウジングの上面には紫外線
ランプ36,36が配備される。オゾン導入部26bよ
り流入したプール水は、上方で紫外線ランプ36,36
からの紫外線によって照射される。ここで、このプール
水はオゾン導入部26bによって導入されたオゾンを含
むものであるが、前述のように紫外線を照射されるとオ
ゾンが酸素に変化する等によって除去される。発生した
酸素等のガスは上部に配されるエア抜き44より排出さ
れ、他方、オゾンを取り除かれたプール水は排出管42
より配管35に流出され、下流に配される吸着浄化装置
28に送られる。
装置26の外殻を形成する端面が閉塞する筒状のハウジ
ングによって構成され、下方には殺菌を終了したプール
水を排出して配管35に戻す排出管42が形成される。
また、前述のように、このハウジングの上面には紫外線
ランプ36,36が配備される。オゾン導入部26bよ
り流入したプール水は、上方で紫外線ランプ36,36
からの紫外線によって照射される。ここで、このプール
水はオゾン導入部26bによって導入されたオゾンを含
むものであるが、前述のように紫外線を照射されるとオ
ゾンが酸素に変化する等によって除去される。発生した
酸素等のガスは上部に配されるエア抜き44より排出さ
れ、他方、オゾンを取り除かれたプール水は排出管42
より配管35に流出され、下流に配される吸着浄化装置
28に送られる。
【0033】なお、上述の配管35、流入管37および
排出管42には、それぞれバルブ48、50および52
が配備され、プール水の流路を切り替え、殺菌装置26
を経ないものとすることができる。
排出管42には、それぞれバルブ48、50および52
が配備され、プール水の流路を切り替え、殺菌装置26
を経ないものとすることができる。
【0034】殺菌を終了した水は、次いで吸着浄化装置
28に流入する。吸着浄化装置28は活性炭およびゼオ
ライトによって、先の殺菌装置26によって分解された
細菌等を吸着し、水に含まれるこれらを取り除く。ここ
で、本発明の浄化装置10においてはオゾン殺菌を適用
するが、前述のように先の殺菌装置26(第2紫外線照
射部26c)によってオゾンは酸素に分解され好適に取
り除かれているので、活性炭およびゼオライトの劣化が
極めて少なく、所定の吸着浄化能力を長期間に渡って発
揮することができる。
28に流入する。吸着浄化装置28は活性炭およびゼオ
ライトによって、先の殺菌装置26によって分解された
細菌等を吸着し、水に含まれるこれらを取り除く。ここ
で、本発明の浄化装置10においてはオゾン殺菌を適用
するが、前述のように先の殺菌装置26(第2紫外線照
射部26c)によってオゾンは酸素に分解され好適に取
り除かれているので、活性炭およびゼオライトの劣化が
極めて少なく、所定の吸着浄化能力を長期間に渡って発
揮することができる。
【0035】吸着浄化装置28より排出された水は、供
給ライン18よりプール12に供給される。
給ライン18よりプール12に供給される。
【0036】図示例の浄化装置10においては、セラミ
ックフィルタ24には濾過助剤槽31が接続される。つ
まり、図示例においてはプール水の濾過手段は、プレフ
ィルタ22、セラミックフィルタ24および濾過助剤槽
31を含む濾過助剤の供給手段によって構成される。濾
過助剤槽31は内部で2槽に分割されており、それぞれ
濾過助剤としてケイソウ土等の粉末状濾過助剤およびパ
ルプ繊維等の繊維状濾過助剤と水との混合物が充填され
ている。
ックフィルタ24には濾過助剤槽31が接続される。つ
まり、図示例においてはプール水の濾過手段は、プレフ
ィルタ22、セラミックフィルタ24および濾過助剤槽
31を含む濾過助剤の供給手段によって構成される。濾
過助剤槽31は内部で2槽に分割されており、それぞれ
濾過助剤としてケイソウ土等の粉末状濾過助剤およびパ
ルプ繊維等の繊維状濾過助剤と水との混合物が充填され
ている。
【0037】前述のように、セラミッフィルタは0.2
5〜1μm程度の大変微細な孔を3次元的に有するもの
であり、そのままの状態で浄水に適用するとすぐに目詰
まりを起こしてしまい、甚だしい場合には高価なセラミ
ックフィルタが使用不可能な状態となってしまう。その
ため、円筒状セラミックフィルタの外筒部に濾過助剤層
を形成することにより、セラミックフィルタの目詰まり
を防止すると共に、定期的に行われる逆洗洗浄を容易な
ものとするのが好ましい。
5〜1μm程度の大変微細な孔を3次元的に有するもの
であり、そのままの状態で浄水に適用するとすぐに目詰
まりを起こしてしまい、甚だしい場合には高価なセラミ
ックフィルタが使用不可能な状態となってしまう。その
ため、円筒状セラミックフィルタの外筒部に濾過助剤層
を形成することにより、セラミックフィルタの目詰まり
を防止すると共に、定期的に行われる逆洗洗浄を容易な
ものとするのが好ましい。
【0038】なお、このような濾過助剤は公知のものが
いずれも適用可能であり、また、セラミックフィルタ上
での濾過助剤層の形成方法も公知の方法によればよい。
いずれも適用可能であり、また、セラミックフィルタ上
での濾過助剤層の形成方法も公知の方法によればよい。
【0039】また、図示例の浄化装置10は、好ましい
態様としてセラミックフィルタ24を逆洗洗浄するため
の逆洗洗浄装置32を有する。この逆洗洗浄の方式には
特に限定はないが、好ましくは、本出願人による特願平
2−35029号明細書に開示されるセラミックフィル
タの洗浄方式が適用される。
態様としてセラミックフィルタ24を逆洗洗浄するため
の逆洗洗浄装置32を有する。この逆洗洗浄の方式には
特に限定はないが、好ましくは、本出願人による特願平
2−35029号明細書に開示されるセラミックフィル
タの洗浄方式が適用される。
【0040】本発明の浄化システム10に上述のような
浄化装置10を適用することにより、通常の浄化装置で
は不可能である水の浄化、殺菌が可能であり、各プール
を極めて衛生的な状態に保持することができる。なお、
このようなセラミックフィルタを適用する浄化装置とし
ては、特に本出願人による特開平2−137503号明
細書に開示されるもの等が好適に例示される。また、必
要に応じて補助タンクや熱交換器等を有していてもよい
のはもちろんである。
浄化装置10を適用することにより、通常の浄化装置で
は不可能である水の浄化、殺菌が可能であり、各プール
を極めて衛生的な状態に保持することができる。なお、
このようなセラミックフィルタを適用する浄化装置とし
ては、特に本出願人による特開平2−137503号明
細書に開示されるもの等が好適に例示される。また、必
要に応じて補助タンクや熱交換器等を有していてもよい
のはもちろんである。
【0041】図3に本発明のプール水浄化装置を一体的
にユニット化して構成した例が示される。
にユニット化して構成した例が示される。
【0042】図示例の浄化装置102は、基本的に合計
10個の円筒状のハウジングより構成される。
10個の円筒状のハウジングより構成される。
【0043】最外側の第1ハウジング104は、上方の
端面が閉塞する円筒状の形状を有し、下方にプール12
からの流入ライン20が接続される導入管103が形成
されるものであり、内部には円筒状のセラミックフィル
タ106が配備され、プール水はセラミックフィルタ1
06の外側より壁を通過することにより濾過され、人体
より放出する油等の微細な不純物を取り除かれる。図示
例の浄化装置102は、このような円筒状のフィルタ、
好ましくはセラミックフィルタ106の内部に後述する
吸着浄化手段および/または殺菌手段を配してなること
をその基本構成とするものである。
端面が閉塞する円筒状の形状を有し、下方にプール12
からの流入ライン20が接続される導入管103が形成
されるものであり、内部には円筒状のセラミックフィル
タ106が配備され、プール水はセラミックフィルタ1
06の外側より壁を通過することにより濾過され、人体
より放出する油等の微細な不純物を取り除かれる。図示
例の浄化装置102は、このような円筒状のフィルタ、
好ましくはセラミックフィルタ106の内部に後述する
吸着浄化手段および/または殺菌手段を配してなること
をその基本構成とするものである。
【0044】第1ハウジング104の内側には第2ハウ
ジング108が配置される。第2ハウジング108はセ
ラミックフィルタ106を通過したプール水の流路を形
成するものであり、円筒状の形状を有し、外壁下方には
プール水の排出管110が形成される。このような第2
ハウジング108は円筒を形成する壁の内部がプール水
の流路となる。
ジング108が配置される。第2ハウジング108はセ
ラミックフィルタ106を通過したプール水の流路を形
成するものであり、円筒状の形状を有し、外壁下方には
プール水の排出管110が形成される。このような第2
ハウジング108は円筒を形成する壁の内部がプール水
の流路となる。
【0045】第2ハウジング108の内側には第3ハウ
ジング112が配置される。第3ハウジング112は、
前述の第2ハウジング108と同様に円筒を形成する壁
の内部がプール水の流路となる円筒状の形状を有するも
のであり、内壁上端部は後記する第4ハウジングからプ
ール水が流入する導入口となっており、また、外壁下方
にはプール12への供給ライン18に接続される排出管
114が形成される。
ジング112が配置される。第3ハウジング112は、
前述の第2ハウジング108と同様に円筒を形成する壁
の内部がプール水の流路となる円筒状の形状を有するも
のであり、内壁上端部は後記する第4ハウジングからプ
ール水が流入する導入口となっており、また、外壁下方
にはプール12への供給ライン18に接続される排出管
114が形成される。
【0046】この第3ハウジング112は本発明の浄化
装置102の吸着浄化手段となっており、その内部には
活性炭116(および/またはゼオライト)が配され、
後述する殺菌手段によって分解された細菌等を吸着し、
プール水に含まれるこれらを取り除く。
装置102の吸着浄化手段となっており、その内部には
活性炭116(および/またはゼオライト)が配され、
後述する殺菌手段によって分解された細菌等を吸着し、
プール水に含まれるこれらを取り除く。
【0047】第3ハウジング112の内側には第4ハウ
ジング118が配置される。第4ハウジング118は、
前述の第2ハウジング108と同様に円筒を形成する壁
の内部がプール水の流路となる円筒状の形状を有するも
のであり、外壁下方にはプール水を導入する導入管12
0が形成され、また、外壁上端部は第3ハウジング11
2への排出口となっている。
ジング118が配置される。第4ハウジング118は、
前述の第2ハウジング108と同様に円筒を形成する壁
の内部がプール水の流路となる円筒状の形状を有するも
のであり、外壁下方にはプール水を導入する導入管12
0が形成され、また、外壁上端部は第3ハウジング11
2への排出口となっている。
【0048】第4ハウジング118の内側には第7ハウ
ジング122が配置される。第7ハウジング122は、
限外濾過器124へのプール水の導入経路となるもの
で、円筒を形成する壁の内部がプール水の流路となる構
成を有し、下方には排出管123が形成され、内壁上部
は第8ハウジング126へのプール水の導入口となって
いる。
ジング122が配置される。第7ハウジング122は、
限外濾過器124へのプール水の導入経路となるもの
で、円筒を形成する壁の内部がプール水の流路となる構
成を有し、下方には排出管123が形成され、内壁上部
は第8ハウジング126へのプール水の導入口となって
いる。
【0049】第7ハウジング122の内側には第8ハウ
ジング126が配置される。図示例の浄化装置102に
おいて、第7ハウジング122より導入されたプール水
が全て限外濾過に供されるわけではなく、一部は限外濾
過されずに限外濾過器124を通過して第8ハウジング
126をそのまま下流する(以下、オーバーフローとい
う)。第8ハウジング126は限外濾過器124へのプ
ール水の供給路、および限外濾過器124よりオーバー
フローしたプール水の排水路となっている。第8ハウジ
ング126内には限外濾過器124へのプール水の導入
口、およびプール水を限外濾過器124に導入するため
の閉塞部128が形成される。なお、第8ハウジング1
26の排出管130は流入ライン20に接続される。
ジング126が配置される。図示例の浄化装置102に
おいて、第7ハウジング122より導入されたプール水
が全て限外濾過に供されるわけではなく、一部は限外濾
過されずに限外濾過器124を通過して第8ハウジング
126をそのまま下流する(以下、オーバーフローとい
う)。第8ハウジング126は限外濾過器124へのプ
ール水の供給路、および限外濾過器124よりオーバー
フローしたプール水の排水路となっている。第8ハウジ
ング126内には限外濾過器124へのプール水の導入
口、およびプール水を限外濾過器124に導入するため
の閉塞部128が形成される。なお、第8ハウジング1
26の排出管130は流入ライン20に接続される。
【0050】第8ハウジング126の内側には第9ハウ
ジング132が配置される。第9ハウジング132は、
限外濾過器124を保持し、かつ限外濾過を終了したプ
ール水の水路を形成する。
ジング132が配置される。第9ハウジング132は、
限外濾過器124を保持し、かつ限外濾過を終了したプ
ール水の水路を形成する。
【0051】限外濾過とは中空糸膜等を適用する、前記
セラミックフィルタ106でも分離することができな
い、菌類よりもさらに小さいエイズウイルス、インフル
エンザウイルス、日本脳炎ウイルス、肝炎ウイルスのよ
うなウイルス類等の分離が可能なものであり、浄化装置
102は限外濾過を行う限外濾過器124を有する事に
より、より高度のプール水の浄化を行い、プール12を
より清潔に保つことができる。
セラミックフィルタ106でも分離することができな
い、菌類よりもさらに小さいエイズウイルス、インフル
エンザウイルス、日本脳炎ウイルス、肝炎ウイルスのよ
うなウイルス類等の分離が可能なものであり、浄化装置
102は限外濾過を行う限外濾過器124を有する事に
より、より高度のプール水の浄化を行い、プール12を
より清潔に保つことができる。
【0052】本発明の限外濾過器124に適用される中
空糸膜には特に限定はなく、公知の限外濾過用の中空糸
膜が各種適用可能であるが、クラレUFフィルター(ク
ラレ社製)等が好適に例示される。
空糸膜には特に限定はなく、公知の限外濾過用の中空糸
膜が各種適用可能であるが、クラレUFフィルター(ク
ラレ社製)等が好適に例示される。
【0053】図示例の浄化装置102においては、好適
な態様として限外濾過器124には、その逆洗を容易に
するための超音波発生器138が配備される。超音波発
生器138は、第1ハウジング104の上面に支持さ
れ、限外濾過器124を貫通して配置される。
な態様として限外濾過器124には、その逆洗を容易に
するための超音波発生器138が配備される。超音波発
生器138は、第1ハウジング104の上面に支持さ
れ、限外濾過器124を貫通して配置される。
【0054】限外濾過器124の使用を続けると、中空
糸膜114aは分離したウイルス等によって目づまり
し、限外濾過器124の処理能力が低下する。そのた
め、所定の処理能力を維持するためには、限外濾過器1
24(中空糸膜)を定期的に洗浄する必要があり、図3
に示される浄化装置102は、逆洗洗浄手段を有する。
超音波発生器138はこの逆洗時に超音波によって中空
糸膜を振動させることにより、逆洗の洗浄効率を向上す
るものである。
糸膜114aは分離したウイルス等によって目づまり
し、限外濾過器124の処理能力が低下する。そのた
め、所定の処理能力を維持するためには、限外濾過器1
24(中空糸膜)を定期的に洗浄する必要があり、図3
に示される浄化装置102は、逆洗洗浄手段を有する。
超音波発生器138はこの逆洗時に超音波によって中空
糸膜を振動させることにより、逆洗の洗浄効率を向上す
るものである。
【0055】第9ハウジング132の内側には第10ハ
ウジング140が配置される。第10ハウジング140
は限外濾過器124の逆洗洗浄時の洗浄水の導入経路を
形成するものであり、上部で第9ハウジング132と接
続される。
ウジング140が配置される。第10ハウジング140
は限外濾過器124の逆洗洗浄時の洗浄水の導入経路を
形成するものであり、上部で第9ハウジング132と接
続される。
【0056】第10ハウジング140の内側には第5ハ
ウジング142が配置される。第5ハウジング142は
円筒を形成する壁の内部がプール水の流路となる円筒状
の形状を有するものであり、内壁上端部はプール水が流
入する導入口となっており、また、下方には排出管14
4が形成される。
ウジング142が配置される。第5ハウジング142は
円筒を形成する壁の内部がプール水の流路となる円筒状
の形状を有するものであり、内壁上端部はプール水が流
入する導入口となっており、また、下方には排出管14
4が形成される。
【0057】第5ハウジング142の内側には第6ハウ
ジング136が配置される。第6ハウジング136は本
発明の特徴的な部材である殺菌手段を形成するものであ
り、円筒状の形状を有するものであり、上方より紫外線
ランプ146が配置される。
ジング136が配置される。第6ハウジング136は本
発明の特徴的な部材である殺菌手段を形成するものであ
り、円筒状の形状を有するものであり、上方より紫外線
ランプ146が配置される。
【0058】この紫外線ランプ146は中央部分にマス
キング部148が形成され、このマスキング部148の
下端部近傍にはオゾンガスの導入口150が形成され
る。後に詳述するが、この第6ハウジング136におい
てはプール水は下方より上方に向かって流れる。従っ
て、プール水は第6ハウジング136の下方で紫外線殺
菌を行われ、中央部分でオゾン(炭酸ガス)殺菌が行わ
れ、さらに上方部分で再度紫外線を照射され、在留する
オゾンの除去が行われる。なお、第6ハウジング136
の上面には水は通過しないが空気は通過可能なエア抜き
フィルタ152が配備され、発生したオゾンガスや酸素
ガス等が排出される。
キング部148が形成され、このマスキング部148の
下端部近傍にはオゾンガスの導入口150が形成され
る。後に詳述するが、この第6ハウジング136におい
てはプール水は下方より上方に向かって流れる。従っ
て、プール水は第6ハウジング136の下方で紫外線殺
菌を行われ、中央部分でオゾン(炭酸ガス)殺菌が行わ
れ、さらに上方部分で再度紫外線を照射され、在留する
オゾンの除去が行われる。なお、第6ハウジング136
の上面には水は通過しないが空気は通過可能なエア抜き
フィルタ152が配備され、発生したオゾンガスや酸素
ガス等が排出される。
【0059】このような第6ハウジング136の外壁下
方には導入管154形成される。
方には導入管154形成される。
【0060】図示例の浄化装置102は、第1ハウジン
グ104の内部に第2〜第10ハウジングを挿入して組
合せることにより形成されるものであり、これにより、
円筒状のセラミックフィルタ106の内部に、吸着浄化
手段である活性炭116および殺菌手段である紫外線ラ
ンプ146を配置した構成とするものである。このよう
な構成とすることにより、浄化装置は吸着浄化手段およ
び/または殺菌手段を有するにも拘らず極めてコンパク
トなものとすることができる。しかも、これらを一体化
したユニット的な構成とすることができるので、このユ
ニットを製造後、現場での設置を行なうことができ、設
置工事も容易とすることができる。
グ104の内部に第2〜第10ハウジングを挿入して組
合せることにより形成されるものであり、これにより、
円筒状のセラミックフィルタ106の内部に、吸着浄化
手段である活性炭116および殺菌手段である紫外線ラ
ンプ146を配置した構成とするものである。このよう
な構成とすることにより、浄化装置は吸着浄化手段およ
び/または殺菌手段を有するにも拘らず極めてコンパク
トなものとすることができる。しかも、これらを一体化
したユニット的な構成とすることができるので、このユ
ニットを製造後、現場での設置を行なうことができ、設
置工事も容易とすることができる。
【0061】以下、このような浄化装置102によるプ
ール水の浄化作用について述べる。なお、図面を簡略化
し説明を明瞭にするために省略するが、各導入管や排出
管は、必要な配管で接続されているのは勿論である。
ール水の浄化作用について述べる。なお、図面を簡略化
し説明を明瞭にするために省略するが、各導入管や排出
管は、必要な配管で接続されているのは勿論である。
【0062】プレフィルタで髪の毛、ゴミ等の大きな不
純物を除去されたプール水は、流入ライン20を経て導
入管103より第1ハウジング104に流入し、セラミ
ックフィルタ106の外側より壁を通過することにより
濾過され、微細な不純物を取り除かれ、第2ハウジング
108に流入し排出管110よりハウジング外に流出
し、導入管120より第7ハウジング122に流入され
る。
純物を除去されたプール水は、流入ライン20を経て導
入管103より第1ハウジング104に流入し、セラミ
ックフィルタ106の外側より壁を通過することにより
濾過され、微細な不純物を取り除かれ、第2ハウジング
108に流入し排出管110よりハウジング外に流出
し、導入管120より第7ハウジング122に流入され
る。
【0063】導入管120より流入したプール水は、第
7ハウジング122内を上昇し、導入口より第8ハウジ
ング126に流入する。
7ハウジング122内を上昇し、導入口より第8ハウジ
ング126に流入する。
【0064】前述のように、第8ハジウング126には
閉塞部128が形成され、これによりプール水は限外濾
過器124に流入するが、図示例の浄化装置102にお
いては、第8ハウジング126に流入したプール水の全
てが限外濾過に供されるのではなく、一部は限外濾過器
124によって限外濾過に供され、残りはオーバーフロ
ーして第8ハウジング126内にもどり、下流する。
閉塞部128が形成され、これによりプール水は限外濾
過器124に流入するが、図示例の浄化装置102にお
いては、第8ハウジング126に流入したプール水の全
てが限外濾過に供されるのではなく、一部は限外濾過器
124によって限外濾過に供され、残りはオーバーフロ
ーして第8ハウジング126内にもどり、下流する。
【0065】限外濾過器124に流入したプール水は、
中空糸膜の側壁を通過してウイルス等を除かれ、中空糸
膜内を下流して限外濾過器124外に流出され、第9ハ
ウジング132内を下流して排出管134より流出して
導入管154より第6ハウジング136に流入する。
中空糸膜の側壁を通過してウイルス等を除かれ、中空糸
膜内を下流して限外濾過器124外に流出され、第9ハ
ウジング132内を下流して排出管134より流出して
導入管154より第6ハウジング136に流入する。
【0066】他方、限外濾過に供されずオーバーフロー
したプール水は、第8ハウジング126内を下流して排
出管130より排出され、プール12より浄化装置10
2に流入するプール水の水流によって流入ライン20に
吸い込まれ、再度浄化装置102に流入される。
したプール水は、第8ハウジング126内を下流して排
出管130より排出され、プール12より浄化装置10
2に流入するプール水の水流によって流入ライン20に
吸い込まれ、再度浄化装置102に流入される。
【0067】導入管154より第6ハウジング136に
流入したプール水は、上方に流れつつ紫外線およびオゾ
ン殺菌を行われるが、先ず、紫外線ランプ146の下方
で紫外線を照射され、紫外線殺菌を行われる。次いで、
紫外線ランプ146のマスキング部148まで上昇する
と、導入口150より導入されるオゾンガス(あるいは
さらに炭酸ガス)によってバブリングされ、十分に混合
されてオゾン殺菌が行われる。さらにオゾン殺菌が終了
し、マスキング部148より上まで上昇すると、プール
水は再度紫外線を照射され、在留するオゾンの除去が行
われる。従って、第6ハウジング136の上部より流出
するプール水には、オゾンがほとんど残留しておらず、
第3ハウジング112の活性炭116(および/または
ゼオライト)を劣化することがない。
流入したプール水は、上方に流れつつ紫外線およびオゾ
ン殺菌を行われるが、先ず、紫外線ランプ146の下方
で紫外線を照射され、紫外線殺菌を行われる。次いで、
紫外線ランプ146のマスキング部148まで上昇する
と、導入口150より導入されるオゾンガス(あるいは
さらに炭酸ガス)によってバブリングされ、十分に混合
されてオゾン殺菌が行われる。さらにオゾン殺菌が終了
し、マスキング部148より上まで上昇すると、プール
水は再度紫外線を照射され、在留するオゾンの除去が行
われる。従って、第6ハウジング136の上部より流出
するプール水には、オゾンがほとんど残留しておらず、
第3ハウジング112の活性炭116(および/または
ゼオライト)を劣化することがない。
【0068】殺菌されたプール水は、上方より第5ハウ
ジング142に流入し、下降して排出管144よりハウ
ジング外に流出し、導入管120より第4ハウジング1
18に流入して上昇し、第4ハウジング118上方の排
出口(第3ハウジングの導入口)より第3ハウジング1
12に流入する。
ジング142に流入し、下降して排出管144よりハウ
ジング外に流出し、導入管120より第4ハウジング1
18に流入して上昇し、第4ハウジング118上方の排
出口(第3ハウジングの導入口)より第3ハウジング1
12に流入する。
【0069】第3ハウジング112に流入したプール水
は、下降しつつ活性炭116(および/またはゼオライ
ト)を通過して、オゾンおよび紫外線に分解された細菌
等が活性炭116に吸着して取り除かれ、排出管130
より供給ライン18に流入され、プール12に戻され
る。
は、下降しつつ活性炭116(および/またはゼオライ
ト)を通過して、オゾンおよび紫外線に分解された細菌
等が活性炭116に吸着して取り除かれ、排出管130
より供給ライン18に流入され、プール12に戻され
る。
【0070】他方、第10ハウジング140と、第9ハ
ウジング132と、第8ハウジング126と、超音波発
生器138は限外濾過器124の逆線洗浄手段を形成す
るものであり、超音波により限外濾過器124の中空糸
膜を振動させつつ、その逆洗洗浄を行う。
ウジング132と、第8ハウジング126と、超音波発
生器138は限外濾過器124の逆線洗浄手段を形成す
るものであり、超音波により限外濾過器124の中空糸
膜を振動させつつ、その逆洗洗浄を行う。
【0071】限外濾過器124の逆線洗浄を行う際に
は、洗浄水を第9ハウジング132の排出管134およ
び第10ハウジング140の導入管に流入し、洗浄水を
限外濾過器124の上部および下部より中空糸膜内に侵
入し、内部より中空糸膜の側壁を通過することにより、
中空糸膜の外側壁に吸着されたウイルス等の不純物を取
除く。
は、洗浄水を第9ハウジング132の排出管134およ
び第10ハウジング140の導入管に流入し、洗浄水を
限外濾過器124の上部および下部より中空糸膜内に侵
入し、内部より中空糸膜の側壁を通過することにより、
中空糸膜の外側壁に吸着されたウイルス等の不純物を取
除く。
【0072】中空糸膜の側壁を通過したウイルス等の不
純物を含む洗浄液は、導入口119より第8ハウジング
126に流入し、図示しない排出経路より排出される。
純物を含む洗浄液は、導入口119より第8ハウジング
126に流入し、図示しない排出経路より排出される。
【0073】なお、図3に示される浄化装置において
も、セラミックフィルタ106の逆線洗浄装置や濾過助
剤の供給装置等を有しても良いのはもちろんである。ま
た、必要に応じて補助タンクや熱交換器等を有していて
もよいのはもちろんである。
も、セラミックフィルタ106の逆線洗浄装置や濾過助
剤の供給装置等を有しても良いのはもちろんである。ま
た、必要に応じて補助タンクや熱交換器等を有していて
もよいのはもちろんである。
【0074】以上、本発明に係るプール水浄化装置につ
いて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において、各
種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんのこと
である。
いて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において、各
種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんのこと
である。
【0075】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のプ
ール水浄化装置によれば、殺菌手段によってオゾンを適
用する高度なプール水の殺菌を行うにもかかわらず、そ
の下流側に配される吸着浄化手段の吸着材が長期間に渡
って劣化することがなく、所定の浄化能力を長期に渡っ
て好適に維持することができ、また、ランニングコスト
も大幅に低減することができる。
ール水浄化装置によれば、殺菌手段によってオゾンを適
用する高度なプール水の殺菌を行うにもかかわらず、そ
の下流側に配される吸着浄化手段の吸着材が長期間に渡
って劣化することがなく、所定の浄化能力を長期に渡っ
て好適に維持することができ、また、ランニングコスト
も大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプール水浄化装置の概念図である。
【図2】図1に示されるプール水浄化装置の殺菌装置の
一例を示す概略図である。
一例を示す概略図である。
【図3】本発明のプール水浄化装置の別の例の概念図で
ある。
ある。
10,102 プール水浄化装置
12 プール
24,106 セラミックフィルタ
26 殺菌装置
26a 第1紫外線照射部26a
26b オゾン(オゾンおよび炭酸ガス)導入部26b
26c 第2紫外線照射部26c
28 吸着浄化装置
104 第1ハウジング
108 第2ハウジング
112 第3ハウジング
118 第4ハウジング
122 第7ハウジング
126 第8ハウジング
132 第9ハウジング
140 第10ハウジング
142 第5ハウジング
148 第6ハウジング
146 紫外線ランプ
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも濾過手段、その下流に配され
る殺菌手段、およびその下流に配される吸着浄化手段を
有するプール水浄化装置であって、 前記殺菌手段によるプール水の殺菌を、紫外線照射、次
いで行われるオゾン殺菌、再度の紫外線照射によって行
うことを特徴とするプール水浄化装置。 - 【請求項2】 前記オゾン殺菌は紫外線照射後のプール
水にオゾンガスを吹込むことによって行われる請求項1
に記載のプール水浄化装置。 - 【請求項3】 前記オゾン殺菌は紫外線照射後のプール
水にオゾンガスおよび炭酸ガスを吹込むことによって行
われる請求項1に記載のプール水浄化装置。 - 【請求項4】 前記濾過手段がセラミックフィルタを用
いるものである請求項1〜3のいずれかに記載のプール
水浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18665191A JP2949674B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | プール水浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18665191A JP2949674B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | プール水浄化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0533514A true JPH0533514A (ja) | 1993-02-09 |
JP2949674B2 JP2949674B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=16192308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18665191A Expired - Lifetime JP2949674B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | プール水浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2949674B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108383290A (zh) * | 2018-05-04 | 2018-08-10 | 青岛金桂冠医疗器械有限公司 | 一种口腔科安全供水系统 |
KR102261124B1 (ko) | 2020-10-26 | 2021-06-07 | 식스코 주식회사 | 초음파를 이용한 포말 제거 및 오존과 자외선을 이용한 살균이 가능한 엔드리스 풀용 정수 시스템 |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP18665191A patent/JP2949674B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108383290A (zh) * | 2018-05-04 | 2018-08-10 | 青岛金桂冠医疗器械有限公司 | 一种口腔科安全供水系统 |
KR102261124B1 (ko) | 2020-10-26 | 2021-06-07 | 식스코 주식회사 | 초음파를 이용한 포말 제거 및 오존과 자외선을 이용한 살균이 가능한 엔드리스 풀용 정수 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2949674B2 (ja) | 1999-09-20 |
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Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990525 |