JPH05335090A - メタルハライドランプ用電子バラスト - Google Patents

メタルハライドランプ用電子バラスト

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JPH05335090A
JPH05335090A JP16200992A JP16200992A JPH05335090A JP H05335090 A JPH05335090 A JP H05335090A JP 16200992 A JP16200992 A JP 16200992A JP 16200992 A JP16200992 A JP 16200992A JP H05335090 A JPH05335090 A JP H05335090A
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JP
Japan
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metal halide
halide lamp
voltage
electronic ballast
switching regulator
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JP16200992A
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Munehisa Fujita
宗久 藤田
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ETO DENKI KK
ETOU DENKI KK
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ETO DENKI KK
ETOU DENKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で小パワーのイグナイタを使用しなが
ら、確実にメタルハライドランプを点灯させることがで
きる電子バラストを提供する。 【構成】 メタルハライドランプ始動時の無負荷開放電
圧が、310ボルト以上のピーク電圧値に設定されてい
るメタルハライドランプ用電子バラスト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メタルハライドランプ
を確実に点灯させることができるメタルハライドランプ
用電子バラストに関する。
【0002】
【従来の技術】メタルハライドランプは、添加される金
属ハロゲン化物の種類に応じて豊富な発光スペクトルが
得られ、演色性や効率が優れているので、一般照明用の
他に、店頭照明、スタジオ用照明、写真製版機、複写
機、オーバーヘッドプロジェクタ、液晶プロジェクタ、
光化学反応、等の広範囲の分野で利用されている。
【0003】メタルハライドランプを点灯させるために
は、点灯開始時に必要な高圧パルスを発生させるための
イグナイタ、及び放電開始直後の大電流を制御するため
の垂下特性を有する、バラスト(又はパワーサプライ)
と呼ばれる器具が使用される。
【0004】バラストには、回路構成部品により、カッ
パーバラストと電子バラストとがある。カッパーバラス
トはトランス・チョークで主回路が構成されており、部
品点数が少なく回路が簡単であると言う利点があるが、
大きくて重く、フリッカーが出ると言う問題点があり、
フリッカーが問題にならない場合(例えば、集魚灯用
等)に使用されている。電子バラストはトランジスター
その他の電子部品で構成されており、部品点数が多く回
路が複雑であるが、小型で軽量にでき、フリッカーが出
ないと言う特徴があり、多方面に亙る種々の用途で使用
されている。
【0005】電子バラストを使用した従来のメタルハラ
イドランプの点灯回路の一例について、図12を参照し
て説明する。図12は、従来のメタルハライドランプの
点灯回路のブロック図であり、図12に於いて、電子バ
ラスト121は、交流電源入力端部122、整流器12
3、降圧スイッチング・レギュレータ124、電圧・電
流検出器125、直流/交流インバータ126、及び出
力端部127が直列に接続されて構成されている。降圧
スイッチング・レギュレータ124にはそのためのコン
トロール部128が付属しており、直流/交流インバー
タ126にはそのためのコントロール部129が付属し
ている。更に、電子バラスト121にはイグナイタ13
0をコントロールするためのコントロール部131が設
けられ、電圧・電流検出器125からの信号により、降
圧スイッチング・レギュレータ124及び直流/交流イ
ンバータ126の動作/スルー切り替え、及びイグナイ
タ130のオン/オフの切り替えタイミングを制御する
ためのタイミング・コントロール部132、及び各コン
トロール部の電源用の補助電源133(補助電源133
から各コントロール部への電源用配線の図示は省略す
る)が設けられている。出力端部127にはイグナイタ
130の入力部が接続され、イグナイタ130の出力部
はメタルハライドランプ134に接続されている。
【0006】メタルハライドランプ134の始動に際し
て、先ず交流電源入力端部122へ商用電力(交流の1
00V又は200V)を与えると、整流器123に於い
て整流され整流器123から280Vの直流電圧が出力
される。降圧スイッチング・レギュレータ124及び直
流/交流インバータ126はメタルハライドランプ13
4の点灯開始時はスルーになっており、整流器123か
らの直流電圧は直流/交流インバータ126に入力さ
れ、直流/交流インバータ126で交流電圧に変換され
ることなく出力端部127を介してイグナイタ130に
入力され、イグナイタ130で発生された高圧パルスが
メタルハライドランプ134に与えられる。メタルハラ
イドランプ134が放電を開始すると電圧・電流検出器
125での電圧が一旦急激に低下するので、電圧・電流
検出器125で電圧の低下を検出するとタイミング・コ
ントロール部132によりコントロール部128を介し
て、降圧スイッチング・レギュレータ124をスルーか
ら動作に切り替え、ランプ電圧に見合った直流電流を出
力するようにする。始動から所定時間経過後にタイミン
グ・コントロール部132からの信号で、コントロール
部129を介して直流/交流インバータ126をスルー
から動作に切り替え、同時にコントロール部131を介
してイグナイタ130をオフにし高圧パルスの発生を停
止する。以後、メタルハライドランプ134には交流の
定格電圧電流が供給され点灯を続ける。
【0007】スタジオ照明用等の大型のメタルハライド
ランプ用の点灯回路には、パワーの大きいイグナイタ1
30が使用されているが、オーバーヘッドプロジェク
タ、液晶プロジェクタ等のように小型のメタルハライド
ランプ用の点灯回路には、装置の大きさ等の制約からパ
ワーの小さいイグナイタ130が使用されている。しか
しながら、小パワーのイグナイタ130を使用し、バラ
ストとして上記のような従来の電子バラストを使用した
場合には、しばしばメタルハライドランプ134が放電
開始しないことがあった。
【0008】電源のスイッチを入れてもメタルハライド
ランプ134が放電開始しない場合、次に点灯スイッチ
を入れるまでにはしばらく間隔を置く必要があり、メタ
ルハライドランプが確実に点灯しないことは種々の支障
をもたらすことになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】小型で小パワーのイグ
ナイタを使用しながら、確実にメタルハライドランプを
点灯させることができる電子バラストを提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、メタルハ
ライドランプの点灯回路に小パワーのイグナイタを使用
した場合、メタルハライドランプが点灯したり点灯しな
かったりする原因について、メタルハライドランプの性
能も含めて種々調査検討した結果、メタルハライドラン
プの始動時の電子バラストの無負荷開放電圧を310V
以上にすると、一回の点灯操作で確実にメタルハライド
ランプが点灯することを見出した。
【0011】本発明は、メタルハライドランプ始動時の
無負荷開放電圧が、310ボルト以上のピーク電圧値に
設定されていることを特徴とするメタルハライドランプ
用電子バラストである。
【0012】本発明の好適な態様は下記の通りである。 (1)該メタルハライドランプ用電子バラストが、交流
電源入力端部、整流器、降圧スイッチング・レギュレー
タ、直流/交流インバータ、及び交流出力端部が直列に
接続されて構成され、整流器と直流/交流インバータと
の間に、昇圧スイッチング・レギュレータが降圧スイッ
チング・レギュレータと直列に又は並列に接続されてな
り、降圧スイッチング・レギュレータが直流/交流イン
バータへの入力以降の電流値により制御されるものであ
り、昇圧スイッチング・レギュレータが直流/交流イン
バータへの入力以降の電圧値により制御されるものであ
ることを特徴とする上記のメタルハライドランプ用電子
バラスト。
【0013】(2)上記無負荷開放電圧の設定値が、3
30V以上、好ましくは350V以上であることを特徴
とする、上記のメタルハライドランプ用電子バラスト。
【0014】(3)上記無負荷開放電圧の設定値の上限
が、1300V、好ましくは500Vであることを特徴
とする、上記のメタルハライドランプ用電子バラスト。
【0015】本発明のメタルハライドランプ用電子バラ
スト(以下、単に電子バラストと言うことがある)につ
いて、添付する図面を参照して詳細に説明する。
【0016】本発明の電子バラストは、メタルハライド
ランプ始動時の無負荷開放電圧が、310ボルト以上の
ピーク電圧値に設定されている。
【0017】前記のように、従来の電子バラストは、メ
タルハライドランプ始動時の無負荷開放電圧が、約28
0ボルトに設定されていた。それは、例えば商用電源で
ある100Vの交流電源を使用した場合、整流器により
2倍圧整流することにより約280V(=100V×2
1/2 ×2)の直流電圧を容易に得ることができ、また2
00Vの交流電源を使用した場合には、そのまま整流し
て約280V(=200V×21/2 )の直流電圧を容易
に得ることができるからである。
【0018】上記無負荷開放電圧が280Vに設定され
た電子バラストを使用しても、従来主として照明用にメ
タルハライドランプを使用する場合には、大容量のイグ
ナイタを使用することによりメタルハライドランプを点
灯することができ、時々点灯しないことがあるとしても
特に問題視されることは無かった。しかし、メタルハラ
イドランプの用途が拡大し、複写機、オーバーヘッドプ
ロジェクタ、液晶プロジェクタ等の小型の機器にメタル
ハライドランプを使用する場合には、イグナイタを含め
てメタルハライドランプの点灯回路の小型化、軽量化が
要求されるようになり、特にイグナイタを小容量のもの
にすることにより、メタルハライドランプの点灯の不安
定さが問題になってきたのである。
【0019】商用電源である100Vの交流電源を使用
した場合、整流器により3倍圧整流することにより約4
20Vの直流電圧が得られるが、このような高い直流電
圧にすることに伴って電子バラストのその他の部品を耐
電圧性の高いものに交換する必要があると予想され、コ
スト増加になることから、従来電子バラスト内の直流電
圧を高くすることについて全く考慮されなかった。
【0020】本発明は、前記のようにメタルハライドラ
ンプの始動時の電子バラストの無負荷開放電圧を310
V以上のピーク電圧値にすることにより、比較的小容量
のイグナイタを使用した場合でも、一回の点灯操作で確
実にメタルハライドランプを点灯させる得ることを見出
したことに基づくものである。
【0021】本発明の電子バラストのメタルハライドラ
ンプ始動時の無負荷開放電圧の設定値は、ピーク電圧値
として、310V以上であり、330V以上であること
が好ましく、特に350V以上であることが好ましい。
上記無負荷開放電圧の設定値の上限は、メタルハライド
ランプの確実な点灯の面からは特に限定されないが、上
記無負荷開放電圧が高過ぎると、電子バラストの各部品
として高い耐電圧性を有するものが必要となり、重量や
体積が大きくなり、必要以上に上記無負荷開放電圧を高
くしてもメタルハライドランプの点灯の確実性は変わら
ないので、一般に1300V、特に500Vであること
が好ましい。メタルハライドランプ始動時に本発明の電
子バラストから出力される電流は、直流であっても交流
であってもよい。本発明の電子バラストから交流が出力
される場合でも、電子バラスト内に於いては、交流(入
力電源)−直流−交流の変換が行われるものであり、電
子バラストから出力される交流は矩形波であり、ピーク
電圧は交流と直流とで同じである。
【0022】図1は、本発明の電子バラストの一実施例
の回路を含むメタルハライドランプの点灯回路のブロッ
ク図である。図1に於いて、電子バラスト1は、交流電
源入力端部2、メインスイッチ3、整流器4、降圧スイ
ッチング・レギュレータ5、昇圧スイッチング・レギュ
レータ6、電圧・電流検出器7、直流/交流インバータ
8、及び出力端部9が直列に接続されて構成されてい
る。降圧スイッチング・レギュレータ5にはそのための
コントロール部10が付属しており、昇圧スイッチング
・レギュレータ6にはそのためのコントロール部11が
付属しており、直流/交流インバータ8にはそのための
コントロール部12が付属している。
【0023】更に、電子バラスト1にはイグナイタ13
をコントロールするためのコントロール部14が設けら
れ、電圧・電流検出器7からの信号により、降圧スイッ
チング・レギュレータ5、昇圧スイッチング・レギュレ
ータ6及び直流/交流インバータ8の動作/スルー切り
替え、及びイグナイタ13のオン/オフの切り替えタイ
ミングを制御するためのタイミング・コントロール部1
5、及び各コントロール部の電源用の補助電源16(補
助電源16から各コントロール部への電源用配線の図示
は省略する)が設けられている。出力端部9にはイグナ
イタ13の入力部が接続され、イグナイタ13の出力部
はメタルハライドランプ17に接続されている。イグナ
イタ13への電源はコントロール部14から供給され
る。
【0024】降圧スイッチング・レギュレータ5は、電
圧・電流検出器7からの電流値信号に基づいて、タイミ
ング・コントロール部15及びコントロール部10によ
りスルーと動作との切替が制御されるものであり、昇圧
スイッチング・レギュレータ6は、電圧・電流検出器7
からの電圧値信号に基づいて、タイミング・コントロー
ル部15及びコントロール部11によりスルーと動作と
の切替が制御されるものである。
【0025】そして、電子バラスト1のメタルハライド
ランプ始動時の無負荷開放電圧は、昇圧スイッチング・
レギュレータ6の無負荷開放電圧値を設定することによ
り定めることができる。
【0026】図1に示す回路に於いて、昇圧スイッチン
グ・レギュレータ6以外の部品は従来の電子バラストに
使用されている部品と同様のものであり、昇圧スイッチ
ング・レギュレータ6はそれ自体公知の部品である。降
圧スイッチング・レギュレータ5は、従来の電子バラス
トに於ては、電圧・電流検出器7からの電流値信号と電
圧値信号との両方で制御されるものであるので、本発明
に於て降圧スイッチング・レギュレータ5として従来の
電子バラストの部品を転用する場合には、全く変更しな
くてもよい。
【0027】図1に示す点灯回路を使用してメタルハラ
イドランプ17を点灯する際の回路の作動について、メ
タルハライドランプ17の点灯開始(始動)から消灯ま
での間の各部品及びメタルハライドランプの状態を示す
図4をも参照して説明する。ここで、昇圧スイッチング
・レギュレータ6の無負荷開放電圧値の設定値が370
Vであるものについて説明する。
【0028】メインスイッチ3のオンより前は、降圧ス
イッチング・レギュレータ5、昇圧スイッチング・レギ
ュレータ6及び直流/交流インバータ8はスルーになっ
ている。図4に於いて、降圧スイッチング・レギュレー
タ5、昇圧スイッチング・レギュレータ6及び直流/交
流インバータ8の実線で示す動作/スルーの切り替え、
並びにイグナイタ13の実線で示すオン/オフの切り替
えのタイミングは、タイミング・コントロール部15に
より制御される。始動からパルス停止までの時間(始動
時間)は、一般に1〜5秒の間の任意の時間に設定する
ことができ、以下この時間を3秒に設定した例について
説明する。
【0029】交流電源入力端部2に商用電源(交流の1
00V又は200V)を接続し、メインスイッチ3をオ
ンにする(始動)。整流器4に於いて整流され整流器4
から280Vの直流電圧が出力される。整流器4に印加
される商用電圧に対応して100Vと200Vとは手動
により又は自動的に切り替えられ、前記のように何れの
場合も280Vの直流電圧が出力される。この時点で、
タイミング・コントロール部15からの信号により、降
圧スイッチング・レギュレータ5は動作にされるが、電
圧・電流検出器7からの小さい電流値信号を受けてコン
トロール部10により自己制御され、図4で破線で示さ
れるようにスルーと同様の状態になっている。始動から
僅かに遅れて、タイミング・コントロール部15からの
信号を受けてコントロール部11により昇圧スイッチン
グ・レギュレータ6が動作にされる。この時点から、整
流器4から出力された280Vの直流電圧は、そのまま
の電圧で降圧スイッチング・レギュレータ5を通過して
昇圧スイッチング・レギュレータ6に入力され、昇圧ス
イッチング・レギュレータ6で370Vに昇圧され、直
流/交流インバータ8を通過し、直流電圧のままイグナ
イタ13に入力される。
【0030】イグナイタ13は、タイミング・コントロ
ール部15からの信号を受けてコントロール部14によ
り昇圧スイッチング・レギュレータ6の動作への切替よ
り若干遅れてオンにされる。イグナイタ13がオンにな
ると高圧パルスを発生し、メタルハライドランプ17に
与える。メタルハライドランプ17が放電開始すると、
メタルハライドランプ17の電極間の放電により直流/
交流インバータ8へ入力される直流電圧が急激に低下す
る。この直流電圧が190V以下になるとメタルハライ
ドランプ17が放電開始したと判定し、電圧・電流検出
器7からの電圧値信号を受けてコントロール部11によ
り昇圧スイッチング・レギュレータ6は自己制御され、
図4で破線で示されるようにスルーと同様の状態にな
る。同時に直流/交流インバータ8へ入力される直流電
流が増加し、電圧・電流検出器7からの電流値信号を受
けてコントロール部10により降圧スイッチング・レギ
ュレータ5は自己制御され、図4で実線で示されるよう
に動作状態になり、整流器4からの直流電圧はランプ電
圧(ランプの放電電圧で、ランプの状態により変わる)
にまで降圧する。
【0031】始動から3秒後に、タイミング・コントロ
ール部15により昇圧スイッチング・レギュレータ6は
スルーに切り替えられ、直流/交流インバータ8は動作
に切り替えられ、イグナイタ13はオフに切り替えら
れ、ランプ電圧に見合った交流電圧がメタルハライドラ
ンプ17に供給されメタルハライドランプ17は点灯を
続け、次第に電圧が上昇して定格電圧に達し定格点灯す
る。
【0032】始動から3秒の間に、若しもメタルハライ
ドランプ17が放電開始しなかった場合には、直流/交
流インバータ8へ入力される直流電圧は低下しないの
で、始動から3秒後に電圧・電流検出器7からの電圧値
信号が190Vよりも高いと、メタルハライドランプ1
7は放電開始せずと判定されメインスイッチ3がオフに
なる。
【0033】また、メタルハライドランプ17の始動時
から直流/交流インバータ8を動作にし、始動から消灯
までメタルハライドランプ17に交流電圧を供給するこ
ともできる。
【0034】上記説明したように、本発明の電子バラス
トを使用すると、メインスイッチ3をオンにした直後メ
タルハライドランプ17に320V以上の直流電圧(又
は、交流電圧)が加えられるので、確実にメタルハライ
ドランプ17を放電開始させ点灯させることができる。
更に、本発明の電子バラストは、基本的に従来の電子バ
ラストに昇圧スイッチング・レギュレータを付け加えた
だけの構成を有しており、コントロール部10及びタイ
ミング・コントロール部15のコントロール条件を変更
したものであるので、従来の電子バラストを利用するこ
とができ、イグナイタ13も小型で軽量のものをそのま
ま使用し、確実に点灯するメタルハライドランプ点灯回
路を簡単且つ安価に構成することができる。
【0035】図2は、本発明の電子バラストの他の実施
例の回路を含むメタルハライドランプの点灯回路のブロ
ック図である。図2に於いて、電子バラスト21は、交
流電源入力端部2、メインスイッチ3、整流器4、昇圧
スイッチング・レギュレータ6、降圧スイッチング・レ
ギュレータ5、電圧・電流検出器7、直流/交流インバ
ータ8、及び出力端部9が直列に接続されて構成されて
いる。降圧スイッチング・レギュレータ5にはそのため
のコントロール部10が付属しており、昇圧スイッチン
グ・レギュレータ6にはそのためのコントロール部11
が付属しており、直流/交流インバータ8にはそのため
のコントロール部12が付属している。
【0036】更に、電子バラスト21にはイグナイタ1
3をコントロールするためのコントロール部14が設け
られ、電圧・電流検出器7からの信号により、降圧スイ
ッチング・レギュレータ5、昇圧スイッチング・レギュ
レータ6及び直流/交流インバータ8の動作/スルー切
り替え、及びイグナイタ13のオン/オフの切り替えタ
イミングを制御するためのタイミング・コントロール部
15、及び各コントロール部の電源用の補助電源16
(補助電源16から各コントロール部への電源用配線の
図示は省略する)が設けられている。出力端部9にはイ
グナイタ13の入力部が接続され、イグナイタ13の出
力部はメタルハライドランプ17に接続されている。
【0037】図1と図2との比較から明らかなように、
図2に示す電子バラスト21は、図1に示す電子バラス
ト1の降圧スイッチング・レギュレータ5と昇圧スイッ
チング・レギュレータ6との位置を入れ替えた他は図1
に示す電子バラスト1と同じであり、個々の部品は両電
子バラストに於いて同じ機能を有し、メタルハライドラ
ンプ17の始動時に、図4を参照して電子バラスト1に
ついて説明したものと同様に作動し、メタルハライドラ
ンプ17を確実に点灯させる。
【0038】図3は、本発明の電子バラストの他の実施
例の回路を含むメタルハライドランプの点灯回路のブロ
ック図である。図3に於いて、電子バラスト31は、主
として交流電源入力端部2、メインスイッチ3、整流器
4、降圧スイッチング・レギュレータ5、昇圧スイッチ
ング・レギュレータ6、電圧・電流検出器7、直流/交
流インバータ8、及び出力端部9からなり、降圧スイッ
チング・レギュレータ5及び昇圧スイッチング・レギュ
レータ6が、整流器4と電圧・電流検出器7との間で並
列に接続されて構成されている。それ以外は、電子バラ
スト31は図1に示す電子バラスト1と同様の構成を有
しており、図3に於ける参照番号の内図1に示す参照番
号と同じものは、それぞれ同一の部品を示す。
【0039】図3に示す点灯回路を使用してメタルハラ
イドランプ17を点灯する際の回路の作動は、図4を参
照して電子バラスト1について説明したものと同様であ
り、メタルハライドランプ17を確実に点灯させること
ができることは、当業者に明らかに理解されるであろ
う。
【0040】図5は、本発明の電子バラストの他の実施
例の主要回路を示すブロック図である。図5に於いて、
電子バラスト51は、主として、交流電源入力端部5
2、入力力率改善装置53(整流及び昇圧を行う)、降
圧装置54(例えば、降圧スイッチング・レギュレー
タ)、直流/交流インバータ55、タイミング・コント
ロール部56及び出力端部57からなる。電子バラスト
51に於いては、入力力率改善装置53の無負荷開放電
圧値が310V以上のピーク電圧値に設定されている。
電子バラスト51を、図1に示すメタルハライドランプ
の点灯回路に於ける電子バラスト1の代わりに使用する
ことにより、メタルハライドランプ17を確実に点灯さ
せることができることは、当業者に明らかに理解される
であろう。
【0041】図6は、本発明の電子バラストの他の実施
例の主要回路を示すブロック図である。図6に於いて、
電子バラスト61は、主として、交流電源入力端部6
2、入力力率改善装置63(整流及び昇圧を行う)、降
圧及び直流/交流変換(逆変換)装置64、タイミング
・コントロール部65及び出力端部66からなる。電子
バラスト61に於いては、入力力率改善装置63の無負
荷開放電圧値が310V以上のピーク電圧値に設定され
ている。電子バラスト61を、図1に示すメタルハライ
ドランプの点灯回路に於ける電子バラスト1の代わりに
使用することにより、メタルハライドランプ17を確実
に点灯させることができることは、当業者に明らかに理
解されるであろう。
【0042】図7は、本発明の電子バラストの他の実施
例の主要回路を示すブロック図である。図7に於いて、
電子バラスト71は、主として、交流電源入力端部7
2、整流装置73、昇圧装置(例えば、昇圧スイッチン
グ・レギュレータ)74、降圧及び直流/交流変換(逆
変換)装置75、タイミング・コントロール部76及び
出力端部77からなる。電子バラスト71に於いては、
昇圧装置74の無負荷開放電圧値が310V以上のピー
ク電圧値に設定されている。電子バラスト71を、図1
に示すメタルハライドランプの点灯回路に於ける電子バ
ラスト1の代わりに使用することにより、メタルハライ
ドランプ17を確実に点灯させることができることは、
当業者に明らかに理解されるであろう。
【0043】図8は、本発明の電子バラストの他の実施
例の主要回路を示すブロック図である。図8に於いて、
電子バラスト81は、主として、交流電源入力端部8
2、整流装置83、絶縁形スイッチング・レギュレータ
84、直流/交流インバータ85、タイミング・コント
ロール部86及び出力端部87からなる。電子バラスト
81に於いては、絶縁形スイッチング・レギュレータ8
4の無負荷開放電圧値が310V以上のピーク電圧値に
設定されている。電子バラスト81を、図1に示すメタ
ルハライドランプの点灯回路に於ける電子バラスト1の
代わりに使用することにより、メタルハライドランプ1
7を確実に点灯させることができることは、当業者に明
らかに理解されるであろう。
【0044】図9は、本発明の電子バラストの他の実施
例の主要回路を示すブロック図である。図9に於いて、
電子バラスト91は、主として、交流電源入力端部9
2、入力力率改善装置93、絶縁形スイッチング・レギ
ュレータ94、直流/交流インバータ95、タイミング
・コントロール部96及び出力端部97からなる。電子
バラスト91に於いては、絶縁形スイッチング・レギュ
レータ94の無負荷開放電圧値が310V以上のピーク
電圧値に設定されている。電子バラスト91を、図1に
示すメタルハライドランプの点灯回路に於ける電子バラ
スト1の代わりに使用することにより、メタルハライド
ランプ17を確実に点灯させることができることは、当
業者に明らかに理解されるであろう。
【0045】図10は、本発明の電子バラストの他の実
施例の主要回路を示すブロック図である。図10に於い
て、電子バラスト101は、主として、交流電源入力端
部102、整流装置103、絶縁形スイッチング・レギ
ュレータ+直流/交流変換装置104及び出力端部10
5からなる。電子バラスト101に於いては、絶縁形ス
イッチング・レギュレータ+直流/交流変換装置104
の無負荷開放電圧値が310V以上のピーク電圧値に設
定されている。電子バラスト101を、図1に示すメタ
ルハライドランプの点灯回路に於ける電子バラスト1の
代わりに使用することにより、メタルハライドランプ1
7を確実に点灯させることができることは、当業者に明
らかに理解されるであろう。
【0046】図11は、本発明の電子バラストの他の実
施例の主要回路を示すブロック図である。図11に於い
て、電子バラスト111は、主として、交流電源入力端
部112、整流装置113、昇降圧非絶縁形スイッチン
グ・レギュレータ114(例えば、昇降圧型チョッ
パ)、直流/交流インバータ115、タイミング・コン
トロール部116及び出力端部117からなる。電子バ
ラスト111に於いては、昇降圧非絶縁形スイッチング
・レギュレータ114の無負荷開放電圧値が310V以
上のピーク電圧値に設定されている。電子バラスト11
1を、図1に示すメタルハライドランプの点灯回路に於
ける電子バラスト1の代わりに使用することにより、メ
タルハライドランプ17を確実に点灯させることができ
ることは、当業者に明らかに理解されるであろう。
【0047】図1〜3及び図5〜11に示した電子バラ
ストは、本発明の電子バラストの代表例を示すものであ
り、メタルハライドランプ始動時の無負荷開放電圧が3
10V以上、好ましくは330V以上、特に好ましくは
350V以上のピーク電圧値に設定されている限り、上
記例示した以外の回路を有する電子バラストも本発明の
電子バラストに含まれる。
【0048】
【発明の効果】本発明のメタルハライドランプ用電子バ
ラストは、メタルハライドランプを確実に点灯させるこ
とができると言う顕著に優れた効果を奏するものであ
る。また、本発明の特に好ましい態様のメタルハライド
ランプ用電子バラストは、従来公知の電子バラストに昇
圧スイッチング・レギュレータを付加し、降圧スイッチ
ング・レギュレータ及び昇圧スイッチング・レギュレー
タの動作/スルーの切替制御を巧みに組み合わせたもの
であって、小型で小パワーのイグナイタを使用しながら
も、メタルハライドランプを確実に点灯させることがで
きると言う顕著に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子バラストの一実施例の回路を含む
メタルハライドランプの点灯回路のブロック図である。
【図2】本発明の電子バラストの他の実施例の回路を含
むメタルハライドランプの点灯回路のブロック図であ
る。
【図3】本発明の電子バラストの他の実施例の回路を含
むメタルハライドランプの点灯回路のブロック図であ
る。
【図4】図1に示す点灯回路を使用してメタルハライド
ランプ111を点灯する際の、メタルハライドランプ1
11の始動から消灯までの間の各部品及びメタルハライ
ドランプの状態を示す図である。
【図5】本発明の電子バラストの他の実施例の主要回路
を示すブロック図である。
【図6】本発明の電子バラストの他の実施例の主要回路
を示すブロック図である。
【図7】本発明の電子バラストの他の実施例の主要回路
を示すブロック図である。
【図8】本発明の電子バラストの他の実施例の主要回路
を示すブロック図である。
【図9】本発明の電子バラストの他の実施例の主要回路
を示すブロック図である。
【図10】本発明の電子バラストの他の実施例の主要回
路を示すブロック図である。
【図11】本発明の電子バラストの他の実施例の主要回
路を示すブロック図である。
【図12】従来のメタルハライドランプの点灯回路のブ
ロック図である。
【符号の説明】
1、21、31 電子バラスト 2 交流電源入力端部 3 メインスイッチ 4 整流器 5、124 降圧スイッチング・レギュレータ 6 昇圧スイッチング・レギュレータ 7、125 電圧・電流検出器 8、126 直流/交流インバータ 9、127 出力端部 10、11、12、14、128、129、131 コ
ントロール部 13、130 イグナイタ 15、132 タイミング・コントロール部 16、133 補助電源 17、134 メタルハライドランプ 51、61、71、81、91、101、111 電子
バラスト 52、62、72、82、92、102、112 交流
電源入力端部 53 入力力率改善装置 54 降圧装置 55 直流/交流インバータ 56、65、76、86、96、116 タイミング・
コントロール部 57、66、77、87、97、105、117 出力
端部 63 入力力率改善装置 64 降圧及び直流/交流変換装置 73 整流装置 74 昇圧装置 75 降圧及び直流/交流変換装置 83 整流装置 84 絶縁形スイッチング・レギュレータ 85 直流/交流インバータ 93 入力力率改善装置 94 絶縁形スイッチング・レギュレータ 95 直流/交流インバータ 103 整流装置 104 絶縁形スイッチング・レギュレータ+直流/交
流変換装置 113 整流装置 114 昇降圧非絶縁形スイッチング・レギュレータ 115 直流/交流インバータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタルハライドランプ始動時の無負荷開
    放電圧が、310ボルト以上のピーク電圧値に設定され
    ていることを特徴とするメタルハライドランプ用電子バ
    ラスト。
  2. 【請求項2】 該メタルハライドランプ用電子バラスト
    が、交流電源入力端部、整流器、降圧スイッチング・レ
    ギュレータ、直流/交流インバータ、及び交流出力端部
    が直列に接続されて構成され、整流器と直流/交流イン
    バータとの間に、昇圧スイッチング・レギュレータが降
    圧スイッチング・レギュレータと直列に又は並列に接続
    されてなり、降圧スイッチング・レギュレータが直流/
    交流インバータへの入力以降の電流値により制御される
    ものであり、昇圧スイッチング・レギュレータが直流/
    交流インバータへの入力以降の電圧値により制御される
    ものであることを特徴とする請求項1に記載のメタルハ
    ライドランプ用電子バラスト。
JP16200992A 1992-05-28 1992-05-28 メタルハライドランプ用電子バラスト Withdrawn JPH05335090A (ja)

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