JPH05334962A - 金属蒸気放電灯の製造方法 - Google Patents

金属蒸気放電灯の製造方法

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JPH05334962A
JPH05334962A JP16432192A JP16432192A JPH05334962A JP H05334962 A JPH05334962 A JP H05334962A JP 16432192 A JP16432192 A JP 16432192A JP 16432192 A JP16432192 A JP 16432192A JP H05334962 A JPH05334962 A JP H05334962A
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JP
Japan
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metal
pipe
bulb
exhaust pipe
mercury
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Application number
JP16432192A
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English (en)
Inventor
Koichi Hayashi
浩一 林
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メタルハライドランプ等の金属蒸気放電灯の
バルブ内の減圧とバルブ内への水銀等の封入を効率よく
行なう。 【構成】 排気管11の先端を金属管8に接続し、また
排気管11の軸が水平面Hに対して基端部側が上になる
ように透光性バルブ1全体を傾け、更に枝管13,14
が下を指すようにした状態で真空引き装置12を駆動し
て透光性バルブ内を10-5torr程度まで減圧し、次いで
排気管11を管軸廻りに所定角度回転せしめ、枝管1
3,14を徐々に上にする。すると、枝管13,14内
の水銀15及び金属ハロゲン化物16が排気管11内に
入り、この排気管11及び金属管8を介して透光性バル
ブ1内に入り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水銀ランプ、メタルハラ
イドランプ或いはナトリウムランプ等の金属蒸気放電灯
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱陰極アーク放電の陽極柱での水銀の励
起発光を利用した水銀ランプ、水銀熱陰極アーク放電に
よる熱で金属ハロゲン化物を蒸発させて金属とハロゲン
に解離せしめ、金属特有の色を呈する発光を行なわせる
ようにしたメタルハライドランプ、或いはナトリウム蒸
気の熱陰極アークによるD線(589.0nm,589.9nm)の黄
橙色発光を行なわせるようにしたナトリウムランプ等の
金属蒸気放電灯が従来から体育館や工場の照明、OHP
やカラー液晶プロジェクタ用の光源、自動車用フォグラ
ンプ等として使用されている。
【0003】上記の金属蒸気放電灯は10-5torr程度ま
で減圧した透光性バルブ内に水銀、ナトリウムアマルガ
ム、ヨウ化タリウム等を封入している。このような金属
蒸気放電灯を製作するには、透光性バルブの一端開口を
閉塞体で封止し、次いで透光性バルブ内を気密容器内に
セットし、透光性バルブ内にArやN2中で水銀や金属ハ
ロゲン化物を入れた後、気密容器内を10-5torr程度ま
で真空引きし、この状態で透光性バルブの他端開口に閉
塞体を挿入し、赤外線やレーザ光を用いて他端開口を気
密に封着するのが一般的である。
【0004】しかしながら、上記の方法は真空の気密容
器内で作業をしなければならないので、装置が大掛りに
なり封着用ガラスペレットのセット等の操作も面倒であ
る。そこで、特開昭64−59754号公報に開示され
るように、透光性バルブの開口を塞ぐ閉塞体に金属管を
取り付け、透光性バルブ内に水銀等を入れて両端開口を
閉塞体で封着した後、金属管を介して透光性バルブ内を
減圧し、最終的に金属管を溶断封着することで、透光性
バルブ内の真空度を維持する製作法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭64−5975
4号公報に開示されるような排気用の金属管を用いるこ
とで気密容器が不要となるが、この方法では水銀等をバ
ルブ内に入れる作業と、バルブ内を減圧する作業とが全
く別工程になり効率が悪い。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、透光性バルブの一端に形成した筒状開口部に電
極を備えた閉塞体を装着し、他端に形成した筒状開口部
に電極と金属パイプを備えた閉塞体を装着し、次いで、
基端が真空引き装置につながり中間部に水銀或いは金属
ハロゲン化物等を収めた枝管を有する排気管を前記金属
パイプに接続し、前記真空引き装置を駆動し金属パイプ
を介して透光性バルブ内を減圧せしめた後、排気管を管
軸廻りに回転せしめて枝管を傾斜せしめ、排気管及び金
属管を介して透光性バルブ内に水銀或いは金属ハロゲン
化物等を導入し、この後金属管を溶断封着するようにし
た。
【0007】
【作用】透光性バルブ内の真空引きに用いる排気管を介
して透光性バルブ内に水銀等を導入する。これにより排
気と水銀等の導入を一連の作業内で行なうことができ
る。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明方法の説明に供する透
光性バルブの一端部の拡大図、図2は溶断前後の金属パ
イプを示す図、図3は透光性バルブの筒状開口部に組込
まれる円板の平面図である。
【0009】図1において1は金属蒸気放電灯の外管内
に配置される透光性バルブであり、この透光性バルブ1
は多結晶アルミナからなり、その一端の筒状開口部2に
は閉塞体3が装着されている。この閉塞体3はアルミナ
製円板4、W-ThO2製台座5及びコバール(Fe−Ni
−Co)またはMoSi2製プレート6を重ねて構成され
る。
【0010】円板4には中心位置にW-ThO2製電極7
が貫通する孔4aを、中心から偏心した位置に開口4b
をそれぞれ形成し、台座5には中心部に電極7の基端部
を圧入し、台座5及びプレート6には前記開口4bと等
量だけ偏心した位置に白金等の金属管8を貫通せしめて
いる。
【0011】また、プレート6の上面は貴金属9で封着
され、更にその上がアルミナウィスカー入りのアルミナ
系ガラス10にて封着されている。尚、透光性バルブ1
の他端にも筒状開口部が形成されているが、この時点で
は既に白金製パイプを備えていない通常の閉塞体が封着
されている。
【0012】そして、上記のように両端が閉塞体で封着
された透光性バルブ1内を減圧し且つ透光性バルブ1内
に水銀や金属ハロゲン化物を導入するには、図1に示す
ガラス製の排気管11を用いて行なう。ここで、排気管
11は基端部が真空引き装置12につながり、先端部が
金属管8に接続され、中間部に枝管13,14を有し、
枝管13内には水銀15が、枝管14内には金属ハロゲ
ン化物16がそれぞれ収められている。
【0013】以上において、排気管11の軸が水平面H
に対して基端部側が上になるように傾け、更に枝管1
3,14が下を指すようにした状態で真空引き装置12
を駆動して透光性バルブ内を10-5torr程度まで減圧
し、次いで排気管11を管軸廻りに所定角度回転せしめ
る。すると、枝管13,14が徐々に上になり、枝管1
3,14内の水銀15及び金属ハロゲン化物16は排気
管11内に入り、この排気管11及び金属管8を介して
透光性バルブ1内に入り込む。
【0014】この後、図2(a)に示すように金属管8
に加熱された切断治具17を押し当て、図2(b)に示
すように金属管8を溶断封着する。また図3に示すよう
に溶断封着の後或いは溶断封着の前に、閉塞体を封止材
の軟化温度まで加熱して金属管8の開口と円板4の開口
4bの位置をずらせてリークを防止するようにしてもよ
い。以上によって図4に示すような金属蒸気放電灯の1
種であるメタルハライドランプが製作される。
【0015】図4に示すメタルハライドランプは透光性
バルブ1の長さが70mm程度で、電極7,7の先端間
の間隔が長いロングアークタイプであるが、本発明方法
は図5に示すような透光性バルブ1の長さが30mm程
度で、電極7,7の先端間の間隔が短いショートアーク
タイプのものを製作する場合にも適用される。尚、図5
において、図4に示した部材と同一の部材については同
一の番号を付して説明を省略する。
【0016】図6は別実施例に係る金属蒸気放電灯の断
面図であり、この実施例にあっては金属パイプ8の溶断
封着部にアルミナ等からなるセラミックボール18を封
入し、溶断封着部からのリークを有効に防止するように
している。
【0017】このように、セラミックボール18を封入
するには図1に示した排気管11に更に別の枝管を設
け、この枝管内にセラミックボール18を収めるように
すればよい。この場合、水銀や金属ハロゲン化物よりも
先にセラミックボール18が金属管8に入ることがない
ように、水銀や金属ハロゲン化物を収めた枝管13,1
4とセラミックボールを収めた枝管の取り付け角度を異
ならせておく必要がある。
【0018】また、金属パイプ8には図7(a)に示す
ようにセラミックボール18がバルブ内まで落下しない
ようにするための括れ部8aを形成しておく。このよう
にしておくことで、透光性バルブ1内を減圧した後、排
気管11を管軸廻りに所定角度回転させて水銀や金属ハ
ロゲン化物をバルブ内に導入し、この後更に排気管11
を管軸廻りに回転させることで図7(b)に示すようで
セラミックボール18を金属管8の括れ部8aまで入れ
込み、セラミックボール18の直上部を溶断封着する。
【0019】
【発明の効果】以上に説明した如く本発明によれば、透
光性バルブの筒状開口部に金属パイプが貫通する閉塞体
を装着し、この金属パイプに排気管を接続し、この排気
管を利用して透光性バルブ内に水銀等を導入するように
したので、排気と水銀等の導入を一連の作業内で行なう
ことができ、効率よく金属蒸気放電灯を製造することが
できる。また、排気管を介してセラミックボール等を金
属パイプ内に封入することで金属パイプの溶断封着部か
らのリークを確実に防止でき、また、閉塞体の内側面に
偏心した位置に開口を形成した円板を配置し、減圧と水
銀等の導入が終了したら金属パイプの開口と円板の開口
の位置をずらせて金属パイプを閉じることで更にリーク
を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の説明に供するバルブの一端部の拡
大図
【図2】(a)は溶断前の金属パイプを示す図、(b)
は溶断後の金属パイプを示す図
【図3】円板の平面図
【図4】本発明方法によって端部が封着されたバルブの
断面図
【図5】別実施例に係る金属蒸気放電灯の断面図
【図6】別実施例に係る金属蒸気放電灯の断面図
【図7】(a)は別実施例の溶断前の金属パイプを示す
図、(b)は別実施例の溶断後の金属パイプを示す図
【符号の説明】
1…透光性バルブ、2…筒状開口部、3…閉塞体、4…
円板、4a…円板の開口、5…台座、6…プレート、7
…電極、8…金属管、8a…括れ部、9…貴金属、10
…封着ガラス、11…排気管、13,14…枝管、18
…ボール。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性バルブの一端に形成した筒状開口
    部に電極を備えた閉塞体を装着し、他端に形成した筒状
    開口部に電極と金属パイプを備えた閉塞体を装着し、次
    いで、基端が真空引き装置につながり中間部に水銀或い
    は金属ハロゲン化物等を収めた枝管を有する排気管を前
    記金属パイプに接続し、前記真空引き装置を駆動し金属
    パイプを介して透光性バルブ内を減圧せしめた後、排気
    管を管軸廻りに回転せしめて枝管を傾斜せしめ、排気管
    及び金属管を介して透光性バルブ内に水銀或いは金属ハ
    ロゲン化物等を導入し、この後金属管を溶断封着するよ
    うにしたことを特徴とする金属蒸気放電灯の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記金属パイプは括れ部を有し、前記排
    気管はボールを収めた枝管を有し、透光性バルブ内に水
    銀或いは金属ハロゲン化物等を導入した後、排気管を介
    してボールを金属パイプの括れ部で止められる位置まで
    入れ込み、次いでボール上部の金属管を溶断封着するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の金属蒸気放
    電灯の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記金属パイプは閉塞体の偏心した位置
    に取り付けられ、前記閉塞体の内側面には偏心した位置
    に開口を形成した円板を配置し、透光性バルブ内を減圧
    し透光性バルブ内に水銀或いは金属ハロゲン化物等を導
    入するまでは、金属パイプと円板に形成した開口とを一
    致させておき、これが終了したら金属パイプと開口との
    位置をずらせて金属パイプを閉じるようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の金属蒸気放電灯の製造方法。
JP16432192A 1992-05-29 1992-05-29 金属蒸気放電灯の製造方法 Pending JPH05334962A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012046598A1 (ja) 2010-10-08 2012-04-12 日本碍子株式会社 セラミックチューブ及びその製造方法
WO2012046597A1 (ja) 2010-10-08 2012-04-12 日本碍子株式会社 セラミックチューブの製造方法及びセラミックチューブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012046598A1 (ja) 2010-10-08 2012-04-12 日本碍子株式会社 セラミックチューブ及びその製造方法
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Effective date: 20010313