JPH05334769A - 磁気記録再生装置のテープガイド - Google Patents
磁気記録再生装置のテープガイドInfo
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- JPH05334769A JPH05334769A JP4142474A JP14247492A JPH05334769A JP H05334769 A JPH05334769 A JP H05334769A JP 4142474 A JP4142474 A JP 4142474A JP 14247492 A JP14247492 A JP 14247492A JP H05334769 A JPH05334769 A JP H05334769A
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- flange
- tape guide
- guide body
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- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 テープ1が巻き付くテープ案内体3と、テー
プ1の高さ規制を行うフランジ5を備えた、テープ案内
体3へのテープの巻き付け範囲が変化するテープガイド
において、テープ1のフランジ5への略入射点から略出
射点までの範囲内のフランジ5の一部に円錐形状部を設
けた。 【効果】 PLAY時等のテープテンションの低い走行
状態にはテープを平面部で規制するため、十分なテープ
規制力を得ることができる。また、REV時等のテープ
テンションの高い走行状態には、テープがフランジの規
制面のエッジに接することがなく、テープ案内体に巻き
付きテープが円弧状に変形しテープ幅方向の剛性が高く
なった状態で規制を受けるため、テープエッジに損傷が
発生することなく安定に走行させることができる。
プ1の高さ規制を行うフランジ5を備えた、テープ案内
体3へのテープの巻き付け範囲が変化するテープガイド
において、テープ1のフランジ5への略入射点から略出
射点までの範囲内のフランジ5の一部に円錐形状部を設
けた。 【効果】 PLAY時等のテープテンションの低い走行
状態にはテープを平面部で規制するため、十分なテープ
規制力を得ることができる。また、REV時等のテープ
テンションの高い走行状態には、テープがフランジの規
制面のエッジに接することがなく、テープ案内体に巻き
付きテープが円弧状に変形しテープ幅方向の剛性が高く
なった状態で規制を受けるため、テープエッジに損傷が
発生することなく安定に走行させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR等の磁気記録再
生装置におけるテープガイドに係り、特にテープの損傷
を防止するのに好適なテープガイドの構造に関する。
生装置におけるテープガイドに係り、特にテープの損傷
を防止するのに好適なテープガイドの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、VTR等の磁気記録再生装置にお
いて、長時間の記録再生が要求され、薄手テープの使用
が増加している。そのため、テープガイドにおけるテー
プの損傷が問題となりテープの規制力の調整が重要視さ
れている。
いて、長時間の記録再生が要求され、薄手テープの使用
が増加している。そのため、テープガイドにおけるテー
プの損傷が問題となりテープの規制力の調整が重要視さ
れている。
【0003】以下に図面を参照しながら、従来の磁気記
録再生装置のテープガイドの一例について説明する。
録再生装置のテープガイドの一例について説明する。
【0004】図5は従来の磁気記録再生装置のテープガ
イドの正面図を示すものである。図5において、71は
下フランジ、72は上フランジで、テープ1の高さ規制
を行い、上フランジ72にはテーパ部74が設けられて
いる。75はガイドポストを支持する軸である。73は
ローラで、軸75に回転自在に結合され、外周面に接す
るテープ1を案内する。
イドの正面図を示すものである。図5において、71は
下フランジ、72は上フランジで、テープ1の高さ規制
を行い、上フランジ72にはテーパ部74が設けられて
いる。75はガイドポストを支持する軸である。73は
ローラで、軸75に回転自在に結合され、外周面に接す
るテープ1を案内する。
【0005】以上のように構成された磁気記録再生装置
のテープガイドについて、以下図5を用いてその動作を
説明する。
のテープガイドについて、以下図5を用いてその動作を
説明する。
【0006】テープ1は、ローラ73に所定角度巻き付
いている。テープ1は高さの規制を上フランジ72のテ
ーパ部74で受ける。また、ローラ73に入射する前及
び出射後は、上フランジ72の外周円のエッジに接触せ
ずに走行する。このことによって、フランジ72のエッ
ジの近傍で発生することが多いテープ1の損傷を防止し
ようとするものである(例えば、実開平3−10654
5号公報)。
いている。テープ1は高さの規制を上フランジ72のテ
ーパ部74で受ける。また、ローラ73に入射する前及
び出射後は、上フランジ72の外周円のエッジに接触せ
ずに走行する。このことによって、フランジ72のエッ
ジの近傍で発生することが多いテープ1の損傷を防止し
ようとするものである(例えば、実開平3−10654
5号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、フランジ72のテープ規制面がテーパ部
74のみで構成されており、平面部を持たないため、テ
ープテンションが低い走行状態の場合、テープ1に対し
て十分な規制力を得ることが困難であり、また、テープ
1自身が持つテープ幅方向のカールによって、フランジ
72からテープ1がせり上がり、テープ1の走行高さを
維持することが困難となるという問題を有していた。
うな構成では、フランジ72のテープ規制面がテーパ部
74のみで構成されており、平面部を持たないため、テ
ープテンションが低い走行状態の場合、テープ1に対し
て十分な規制力を得ることが困難であり、また、テープ
1自身が持つテープ幅方向のカールによって、フランジ
72からテープ1がせり上がり、テープ1の走行高さを
維持することが困難となるという問題を有していた。
【0008】本発明は上記問題点に鑑み、テープに対す
る規制力を各テープ走行状態に対し最適化し、テープエ
ッジの損傷を防止する磁気記録再生装置のテープガイド
を提供することを目的とする。
る規制力を各テープ走行状態に対し最適化し、テープエ
ッジの損傷を防止する磁気記録再生装置のテープガイド
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の磁気記録再生装置のテープガイドでは、以
下の技術手段を採用した。
めに本発明の磁気記録再生装置のテープガイドでは、以
下の技術手段を採用した。
【0010】(1) テープを案内するテープ案内体
と、前記テープ案内体の両端のうち少なくとも一端に前
記テープの走行高さを規制するフランジとを備え、前記
テープ案内体への前記テープの巻き付け範囲が変化する
テープガイドであって、前記テープの前記フランジへの
略入射点から略出射点までの範囲内の前記フランジの一
部が扇形形状の円錐形状部から成る構成としたものであ
る。
と、前記テープ案内体の両端のうち少なくとも一端に前
記テープの走行高さを規制するフランジとを備え、前記
テープ案内体への前記テープの巻き付け範囲が変化する
テープガイドであって、前記テープの前記フランジへの
略入射点から略出射点までの範囲内の前記フランジの一
部が扇形形状の円錐形状部から成る構成としたものであ
る。
【0011】(2) テープを案内するテープ案内体
と、前記テープ案内体の両端のうち少なくとも一端に前
記テープの走行高さを規制するフランジとを備え、前記
テープ案内体への前記テープの巻き付け範囲が変化する
テープガイドであって、前記テープの前記フランジへの
略入射点から略出射点までの範囲内の前記フランジの一
部が、所定角度傾斜した傾斜平面部である構成としたも
のである。
と、前記テープ案内体の両端のうち少なくとも一端に前
記テープの走行高さを規制するフランジとを備え、前記
テープ案内体への前記テープの巻き付け範囲が変化する
テープガイドであって、前記テープの前記フランジへの
略入射点から略出射点までの範囲内の前記フランジの一
部が、所定角度傾斜した傾斜平面部である構成としたも
のである。
【0012】(3) テープを案内するテープ案内体
と、前記テープ案内体の両端のうち少なくとも一端に前
記テープの走行高さを規制するフランジとを備え、前記
テープ案内体への前記テープの巻き付け範囲が変化する
テープガイドであって、前記テープの前記フランジへの
略入射点から略出射点までの範囲内の一部に、前記フラ
ンジのテープ規制面が存在しない領域を設けた構成とし
たものである。
と、前記テープ案内体の両端のうち少なくとも一端に前
記テープの走行高さを規制するフランジとを備え、前記
テープ案内体への前記テープの巻き付け範囲が変化する
テープガイドであって、前記テープの前記フランジへの
略入射点から略出射点までの範囲内の一部に、前記フラ
ンジのテープ規制面が存在しない領域を設けた構成とし
たものである。
【0013】
【作用】第1の発明は上記した第1の構成によって、テ
ープ走行状態の変化によりテープ案内体への巻き付き範
囲が変化するため、フランジの平面部までテープが巻き
付くと、テープに対し十分な規制力が得られ、フランジ
の円錐形状部にテープが巻き付く場合は、フランジの規
制面のエッジとテープとの接触を防止することが可能と
なるものである。この結果、テープに対する規制力を各
テープ走行状態に対し最適化できるため、テープの安全
走行を確保し、かつ、フランジの規制面のエッジにおけ
るテープエッジの損傷を防止することができる。
ープ走行状態の変化によりテープ案内体への巻き付き範
囲が変化するため、フランジの平面部までテープが巻き
付くと、テープに対し十分な規制力が得られ、フランジ
の円錐形状部にテープが巻き付く場合は、フランジの規
制面のエッジとテープとの接触を防止することが可能と
なるものである。この結果、テープに対する規制力を各
テープ走行状態に対し最適化できるため、テープの安全
走行を確保し、かつ、フランジの規制面のエッジにおけ
るテープエッジの損傷を防止することができる。
【0014】第2の発明は上記した第2の構成によっ
て、テープ走行状態の変化によりテープ案内体への巻き
付き範囲が変化するため、フランジの平面部までテープ
が巻き付くと、テープに対し十分な規制力が得られ、フ
ランジの傾斜平面部にテープが巻き付く場合は、平面部
より傾斜平面部の高さが低いため、テープの規制高さが
低くなり、テープに対する規制力が弱まり、テープエッ
ジの損傷を防止することが可能となるものである。この
結果、テープに対する規制力を各テープ走行状態に対し
最適化できるため、テープの安全走行を確保し、かつ、
フランジの規制面のエッジにおけるテープエッジの損傷
を防止することとなる。
て、テープ走行状態の変化によりテープ案内体への巻き
付き範囲が変化するため、フランジの平面部までテープ
が巻き付くと、テープに対し十分な規制力が得られ、フ
ランジの傾斜平面部にテープが巻き付く場合は、平面部
より傾斜平面部の高さが低いため、テープの規制高さが
低くなり、テープに対する規制力が弱まり、テープエッ
ジの損傷を防止することが可能となるものである。この
結果、テープに対する規制力を各テープ走行状態に対し
最適化できるため、テープの安全走行を確保し、かつ、
フランジの規制面のエッジにおけるテープエッジの損傷
を防止することとなる。
【0015】第3の発明は上記した第3の構成によっ
て、テープ走行状態の変化によりテープ案内体への巻き
付き範囲が変化するため、テープがテープ案内体に巻き
付いてからフランジから高さ規制を受ける時、フランジ
の規制面のエッジとテープが接触せず、テープエッジの
損傷を防止しテープ走行を安定化することとなる。更
に、テープが案内体に巻き付いてテープが円弧状に変形
し、テープ幅方向の剛性が高くなった状態で規制力を受
けるためテープエッジが痛みにくいものである。
て、テープ走行状態の変化によりテープ案内体への巻き
付き範囲が変化するため、テープがテープ案内体に巻き
付いてからフランジから高さ規制を受ける時、フランジ
の規制面のエッジとテープが接触せず、テープエッジの
損傷を防止しテープ走行を安定化することとなる。更
に、テープが案内体に巻き付いてテープが円弧状に変形
し、テープ幅方向の剛性が高くなった状態で規制力を受
けるためテープエッジが痛みにくいものである。
【0016】
【実施例】以下第1の発明の一実施例の磁気記録再生装
置のテープガイドについて、図面を参照しながら説明す
る。
置のテープガイドについて、図面を参照しながら説明す
る。
【0017】図1(a)は第1の発明の実施例における
磁気記録再生装置のテープガイドの断面図を示すもので
ある。
磁気記録再生装置のテープガイドの断面図を示すもので
ある。
【0018】図1(a)において、2はテープガイドを
支持する軸でシャーシ7に圧入されており、軸2の先端
部にはネジ部が設けられている。3はテープ1が巻き付
くテープ案内体で、軸2に回転自在に挿入されている。
テープ案内体3の下端には、テープ1の高さを規制する
フランジ5が軸2に摺動可能に挿入されていて、フラン
ジ5の下方のバネ6により上方に付勢されている。ま
た、テープ案内体3の上端には、ネジ部を有するフラン
ジ4が軸2のネジ部に契合して挿入されており、テープ
ガイドの高さを調整するとともに、バネ6による上方へ
の付勢力を支えている。
支持する軸でシャーシ7に圧入されており、軸2の先端
部にはネジ部が設けられている。3はテープ1が巻き付
くテープ案内体で、軸2に回転自在に挿入されている。
テープ案内体3の下端には、テープ1の高さを規制する
フランジ5が軸2に摺動可能に挿入されていて、フラン
ジ5の下方のバネ6により上方に付勢されている。ま
た、テープ案内体3の上端には、ネジ部を有するフラン
ジ4が軸2のネジ部に契合して挿入されており、テープ
ガイドの高さを調整するとともに、バネ6による上方へ
の付勢力を支えている。
【0019】図2はVTR等に用いられている磁気記録
再生装置のテープ走行系の平面図である。
再生装置のテープ走行系の平面図である。
【0020】図2において、113はテープカセットで
供給リール111と巻き取りリール112を備える。1
01はシリンダで、テープ1はシリンダ101に螺旋状
に巻き付けられる。102,103はテープ1の傾きを
変える傾斜ポスト、109はキャプスタン、110はピ
ンチローラで、シリンダ101より出たテープ1が巻き
取りリール112に至るまでの経路に配置されている。
104,105,106,107はガイドポスト、10
8はテンションレギュレータポストで、テンションレギ
ュレータ支軸115に支持されテンションレギュレータ
支軸115まわりに回動するテンションレギュレータア
ーム114に装着されている。テープテンションに応じ
てテンションレギュレータアーム114が回動すること
でテープ1のテンションを調整している。添え字a,b
はテンションレギュレータアーム114及びテンション
レギュレータポスト108の回動時の位置を示すもの
で、PLAY時にはa、REV時にはbの位置をとる。
供給リール111と巻き取りリール112を備える。1
01はシリンダで、テープ1はシリンダ101に螺旋状
に巻き付けられる。102,103はテープ1の傾きを
変える傾斜ポスト、109はキャプスタン、110はピ
ンチローラで、シリンダ101より出たテープ1が巻き
取りリール112に至るまでの経路に配置されている。
104,105,106,107はガイドポスト、10
8はテンションレギュレータポストで、テンションレギ
ュレータ支軸115に支持されテンションレギュレータ
支軸115まわりに回動するテンションレギュレータア
ーム114に装着されている。テープテンションに応じ
てテンションレギュレータアーム114が回動すること
でテープ1のテンションを調整している。添え字a,b
はテンションレギュレータアーム114及びテンション
レギュレータポスト108の回動時の位置を示すもの
で、PLAY時にはa、REV時にはbの位置をとる。
【0021】図1(b)は第1の発明の一実施例を、図
2に示すテープ走行系のガイドポスト107に用いた、
磁気記録再生装置のテープガイドの平面図を示すもので
ある。図1(b)において、1はテープで、1a,1b
はテープ1の走行状態を示している。テープ1はテープ
案内体3に巻き付けられ、テープ案内体3はテープガイ
ドを支持する軸2に挿入されている。テープ案内体3の
下のフランジ5はテープ1の高さを規制し、テープ1の
高さを規制する規制面に、扇形形状の平面部51bと扇
形形状の円錐形状部51aを有する。テープ1はPLA
Y時等のテープテンションが低い走行状態には1aに、
REV時等のテープテンションが高い走行状態には1b
となる。
2に示すテープ走行系のガイドポスト107に用いた、
磁気記録再生装置のテープガイドの平面図を示すもので
ある。図1(b)において、1はテープで、1a,1b
はテープ1の走行状態を示している。テープ1はテープ
案内体3に巻き付けられ、テープ案内体3はテープガイ
ドを支持する軸2に挿入されている。テープ案内体3の
下のフランジ5はテープ1の高さを規制し、テープ1の
高さを規制する規制面に、扇形形状の平面部51bと扇
形形状の円錐形状部51aを有する。テープ1はPLA
Y時等のテープテンションが低い走行状態には1aに、
REV時等のテープテンションが高い走行状態には1b
となる。
【0022】以上のように構成された磁気記録再生装置
のテープガイドについて、以下図1及び図2を用いてそ
の動作を説明する。
のテープガイドについて、以下図1及び図2を用いてそ
の動作を説明する。
【0023】図2に示すようなテープ走行系において
は、テープ1のテンションを調整するためにテンション
レギュレータポスト108が用いられる。PLAY時等
のテープテンションが低い走行状態におけるテープ1の
走行を以下に述べる。供給リール111より供給される
テープ1は、ガイドポスト107のフランジによって下
端を規制された後、テンションレギュレータアーム11
4aに装着されたテンションレギュレータポスト108
aによってテンションを調整される。その後、ガイドポ
スト105によって上端を規制され、傾斜ポスト103
によってシリンダ101に送られる。シリンダ101で
は、シリンダ101に設けられたリード(図示せず)で
テープ1の下端を規制される。シリンダ101より出射
したテープ1は、キャプスタン109、ピンチローラ1
10によってテープカセット113内の巻き取りリール
112に巻き取られる。REV時等のテープテンション
が高い走行状態におけるテープ1の走行はPLAY時の
逆であるが、テープテンションがPLAY時に比べ非常
に大きくなるため、テンションレギュレータポスト10
8は、テンションレギュレータアーム114が114a
の位置から114bの位置に回動するに伴い、108a
の位置からREV時の位置108bに移動する。これ
は、ガイドポスト107のテープ1の巻付角を減少させ
る方向である。この結果、ガイドポスト107における
テープ1の巻付角は、PLAY時とREV時で異なり、
テープ走行は図1(b)に示すように、PLAY時は1
a、REV時は1bとなる。PLAY時におけるテープ
1は、ガイドポスト107のテープ案内体3に巻き付
き、かつ、フランジ5の円錐形状をなす領域5aにより
高さの規制を受ける。その後更に、巻き付き終了後、フ
ランジ5の平面部5bによって規制されることにより、
走行安定状態でシリンダ101に送られる。REV時
は、シリンダ101から出射された後のテープ1は、ガ
イドポスト107に1bの走行状態で入射する。この
時、フランジの5aは円錐形状であるため、テープ1が
フランジ5の規制面のエッジに接することはなく、テー
プ案内体3に巻き付く範囲のみフランジ5の5a部から
規制を受ける。
は、テープ1のテンションを調整するためにテンション
レギュレータポスト108が用いられる。PLAY時等
のテープテンションが低い走行状態におけるテープ1の
走行を以下に述べる。供給リール111より供給される
テープ1は、ガイドポスト107のフランジによって下
端を規制された後、テンションレギュレータアーム11
4aに装着されたテンションレギュレータポスト108
aによってテンションを調整される。その後、ガイドポ
スト105によって上端を規制され、傾斜ポスト103
によってシリンダ101に送られる。シリンダ101で
は、シリンダ101に設けられたリード(図示せず)で
テープ1の下端を規制される。シリンダ101より出射
したテープ1は、キャプスタン109、ピンチローラ1
10によってテープカセット113内の巻き取りリール
112に巻き取られる。REV時等のテープテンション
が高い走行状態におけるテープ1の走行はPLAY時の
逆であるが、テープテンションがPLAY時に比べ非常
に大きくなるため、テンションレギュレータポスト10
8は、テンションレギュレータアーム114が114a
の位置から114bの位置に回動するに伴い、108a
の位置からREV時の位置108bに移動する。これ
は、ガイドポスト107のテープ1の巻付角を減少させ
る方向である。この結果、ガイドポスト107における
テープ1の巻付角は、PLAY時とREV時で異なり、
テープ走行は図1(b)に示すように、PLAY時は1
a、REV時は1bとなる。PLAY時におけるテープ
1は、ガイドポスト107のテープ案内体3に巻き付
き、かつ、フランジ5の円錐形状をなす領域5aにより
高さの規制を受ける。その後更に、巻き付き終了後、フ
ランジ5の平面部5bによって規制されることにより、
走行安定状態でシリンダ101に送られる。REV時
は、シリンダ101から出射された後のテープ1は、ガ
イドポスト107に1bの走行状態で入射する。この
時、フランジの5aは円錐形状であるため、テープ1が
フランジ5の規制面のエッジに接することはなく、テー
プ案内体3に巻き付く範囲のみフランジ5の5a部から
規制を受ける。
【0024】以上のように本実施例によれば、テープ案
内体へのテープの巻き付け範囲が変化するテープガイド
において、テープのフランジへの略入射点から略出射点
までの範囲内のフランジの一部に、扇形形状の円錐形状
部を設けることにより、PLAY時等のテープテンショ
ンの低い走行状態にはテープを平面部で規制するため、
十分なテープ規制力を得ることができる。また、REV
時等のテープテンションが高くテープの損傷が発生しや
すい走行状態には、テープがフランジの規制面のエッジ
に接することがなく、かつ、テープ案内体に巻き付きテ
ープが円弧状に変形し、テープ幅方向の剛性が高くなっ
た状態で規制力を受けるため、REV時等のテープテン
ションの高い走行状態件下においても、テープエッジに
損傷が発生することなく安定に走行させることができ
る。
内体へのテープの巻き付け範囲が変化するテープガイド
において、テープのフランジへの略入射点から略出射点
までの範囲内のフランジの一部に、扇形形状の円錐形状
部を設けることにより、PLAY時等のテープテンショ
ンの低い走行状態にはテープを平面部で規制するため、
十分なテープ規制力を得ることができる。また、REV
時等のテープテンションが高くテープの損傷が発生しや
すい走行状態には、テープがフランジの規制面のエッジ
に接することがなく、かつ、テープ案内体に巻き付きテ
ープが円弧状に変形し、テープ幅方向の剛性が高くなっ
た状態で規制力を受けるため、REV時等のテープテン
ションの高い走行状態件下においても、テープエッジに
損傷が発生することなく安定に走行させることができ
る。
【0025】以下第2の発明の一実施例の磁気記録再生
装置のテープガイドについて、図面を参照しながら説明
する。
装置のテープガイドについて、図面を参照しながら説明
する。
【0026】図3(a)は第2の発明の実施例における
磁気記録再生装置のテープガイドの断面図である。
磁気記録再生装置のテープガイドの断面図である。
【0027】図3(a)において、1はテープ、2は
軸、3はテープ案内体、4はフランジ、6はバネ、7は
シャーシで、以上は図1(a)の構成と同様なものであ
る。
軸、3はテープ案内体、4はフランジ、6はバネ、7は
シャーシで、以上は図1(a)の構成と同様なものであ
る。
【0028】図1(a)と異なるのはテープ1の走行高
さを規制するフランジ21のテープ1の規制面の一部
に、所定角度傾斜した傾斜平面部を設けた点である。
さを規制するフランジ21のテープ1の規制面の一部
に、所定角度傾斜した傾斜平面部を設けた点である。
【0029】図3(b)は第2の発明の実施例を図2に
示すテープ走行系のガイドポスト107に用いた、磁気
記録再生装置のテープガイドの平面図を示すものであ
る。
示すテープ走行系のガイドポスト107に用いた、磁気
記録再生装置のテープガイドの平面図を示すものであ
る。
【0030】図3(b)において、1はテープで、1
a,1bはテープ1の走行状態を示している。2は軸、
3はテープ案内体で、以上は図1(b)の構成と同様な
ものである。
a,1bはテープ1の走行状態を示している。2は軸、
3はテープ案内体で、以上は図1(b)の構成と同様な
ものである。
【0031】図1(b)と異なるのはテープ1の走行高
さを規制するフランジ21のテープ1の規制面が、平面
部21bと、平面部21bに対し所定角度傾斜した傾斜
平面部21aとからなる構成とした点である。
さを規制するフランジ21のテープ1の規制面が、平面
部21bと、平面部21bに対し所定角度傾斜した傾斜
平面部21aとからなる構成とした点である。
【0032】以上のように構成された磁気記録再生装置
のテープガイドについて、以下その動作を図3及び図2
を用いて説明する。
のテープガイドについて、以下その動作を図3及び図2
を用いて説明する。
【0033】PLAY時等のテープテンションの低い走
行状態におけるテープ1は、ガイドポスト107のテー
プ案内体3に巻き付き、かつ、フランジ21の傾斜平面
部21aにより高さの規制を受ける。その後更に、巻き
付き終了後、フランジ21の平面部21bによって規制
されることにより、走行安定状態でシリンダ101に送
られる。REV時等のテープテンションの高い走行状態
では、シリンダ101から出射された後のテープ1は、
ガイドポスト107に1bの走行状態で入射する。この
時、フランジの傾斜平面部21aは平面部21bに対し
所定角度傾いているため、テープ案内体3に巻き付く範
囲における、テープ1の傾斜平面部21aと接する高さ
のうち、最も高い点がテープ1の規制高さとなる。すな
わち、この点を点Pとすると、平面部の高さと点Pの高
さとには差が生じ、かつ、点Pの高さは平面部の高さよ
り低いため、テープ1はPLAY時より低い高さで規制
されることになる。
行状態におけるテープ1は、ガイドポスト107のテー
プ案内体3に巻き付き、かつ、フランジ21の傾斜平面
部21aにより高さの規制を受ける。その後更に、巻き
付き終了後、フランジ21の平面部21bによって規制
されることにより、走行安定状態でシリンダ101に送
られる。REV時等のテープテンションの高い走行状態
では、シリンダ101から出射された後のテープ1は、
ガイドポスト107に1bの走行状態で入射する。この
時、フランジの傾斜平面部21aは平面部21bに対し
所定角度傾いているため、テープ案内体3に巻き付く範
囲における、テープ1の傾斜平面部21aと接する高さ
のうち、最も高い点がテープ1の規制高さとなる。すな
わち、この点を点Pとすると、平面部の高さと点Pの高
さとには差が生じ、かつ、点Pの高さは平面部の高さよ
り低いため、テープ1はPLAY時より低い高さで規制
されることになる。
【0034】以上のように本実施例によれば、テープ案
内体へのテープの巻き付け範囲が変化するテープガイド
において、テープのフランジへの略入射点から略出射点
までの範囲内のフランジの一部に、平面部に対し所定角
度傾斜した傾斜平面部を設けることにより、PLAY時
等のテープテンションの低い走行状態にはテープを平面
部で規制するため、十分なテープ規制力を得ることがで
きる。また、REV時等のテープテンションが高くテー
プの損傷が発生しやすい走行状態には、PLAY時より
低い高さの傾斜平面部で規制されるため、規制力が弱ま
り、テープテンションが高い条件下においてもテープエ
ッジに損傷が発生することなく、安定に走行させること
ができる。また、REV時におけるテープ規制高さは、
傾斜平面部の平面部に対する角度を変えることや、テー
プが傾斜平面部に接する領域をフランジを回転させるこ
とによって変えることで任意に設定可能である。
内体へのテープの巻き付け範囲が変化するテープガイド
において、テープのフランジへの略入射点から略出射点
までの範囲内のフランジの一部に、平面部に対し所定角
度傾斜した傾斜平面部を設けることにより、PLAY時
等のテープテンションの低い走行状態にはテープを平面
部で規制するため、十分なテープ規制力を得ることがで
きる。また、REV時等のテープテンションが高くテー
プの損傷が発生しやすい走行状態には、PLAY時より
低い高さの傾斜平面部で規制されるため、規制力が弱ま
り、テープテンションが高い条件下においてもテープエ
ッジに損傷が発生することなく、安定に走行させること
ができる。また、REV時におけるテープ規制高さは、
傾斜平面部の平面部に対する角度を変えることや、テー
プが傾斜平面部に接する領域をフランジを回転させるこ
とによって変えることで任意に設定可能である。
【0035】以下第3の発明の一実施例について図面を
参照しながら説明する。図4(a)は第3の発明の実施
例における磁気記録再生装置のテープガイドの断面図を
示すものである。
参照しながら説明する。図4(a)は第3の発明の実施
例における磁気記録再生装置のテープガイドの断面図を
示すものである。
【0036】図4(a)において、1はテープ、2は
軸、3はテープ案内体、4はフランジ、6はバネ、7は
シャーシで、以上は図1(a)の構成と同様なものであ
る。
軸、3はテープ案内体、4はフランジ、6はバネ、7は
シャーシで、以上は図1(a)の構成と同様なものであ
る。
【0037】図1(a)と異なるのは、テープ1の高さ
規制を行うフランジ31のテープ1の規制面が、テープ
1の巻き付け終了点から存在する構成とした点である。
規制を行うフランジ31のテープ1の規制面が、テープ
1の巻き付け終了点から存在する構成とした点である。
【0038】図4(b)は第3の発明の実施例を図2に
示すテープ走行系のガイドポスト107に用いた、磁気
記録再生装置のテープガイドの平面図を示すものであ
る。
示すテープ走行系のガイドポスト107に用いた、磁気
記録再生装置のテープガイドの平面図を示すものであ
る。
【0039】図4(b)において、1はテープで、1
a,1bはテープ1の走行状態を示している。2は軸、
3はテープ案内体で、以上は図1(b)の構成と同様な
ものである。
a,1bはテープ1の走行状態を示している。2は軸、
3はテープ案内体で、以上は図1(b)の構成と同様な
ものである。
【0040】図1(b)と異なるのは、テープ1の高さ
規制を行うフランジ31のテープ1の規制面が、テープ
1の巻き付け終了点から存在する構成とした点である。
規制を行うフランジ31のテープ1の規制面が、テープ
1の巻き付け終了点から存在する構成とした点である。
【0041】以上のように構成された磁気記録再生装置
のテープガイドについて、以下その動作を図4及び図2
を用いて説明する。
のテープガイドについて、以下その動作を図4及び図2
を用いて説明する。
【0042】PLAY時等のテープテンションの低い走
行状態において、テープ1はテープ案内体3に巻き付く
前にフランジ31によって高さ規制を受ける。更に、ガ
イドポスト107のテープ案内体3に巻き付きながらフ
ランジ31により高さの規制を受け、走行安定状態とな
った後シリンダ101に送られる。REV時等のテープ
テンションの高い走行状態には、シリンダ101から出
射された後のテープ1は、ガイドポスト107に1bの
走行状態で入射する。この時、テープ1bがテープ案内
体3へ入射する直前まではフランジ31の規制面が存在
しないため、フランジ31の外周のエッジに接すること
はなく、直接テープ案内体3に巻き付いていくことにな
る。その後、テープ案内体3に巻き付いてテープ1が円
弧状に変形し、テープ幅方向の剛性が高くなった状態で
規制を受ける。また更に、巻き付き終了後もフランジ3
1によって高さ規制を受け、供給リール111に巻き取
られる。
行状態において、テープ1はテープ案内体3に巻き付く
前にフランジ31によって高さ規制を受ける。更に、ガ
イドポスト107のテープ案内体3に巻き付きながらフ
ランジ31により高さの規制を受け、走行安定状態とな
った後シリンダ101に送られる。REV時等のテープ
テンションの高い走行状態には、シリンダ101から出
射された後のテープ1は、ガイドポスト107に1bの
走行状態で入射する。この時、テープ1bがテープ案内
体3へ入射する直前まではフランジ31の規制面が存在
しないため、フランジ31の外周のエッジに接すること
はなく、直接テープ案内体3に巻き付いていくことにな
る。その後、テープ案内体3に巻き付いてテープ1が円
弧状に変形し、テープ幅方向の剛性が高くなった状態で
規制を受ける。また更に、巻き付き終了後もフランジ3
1によって高さ規制を受け、供給リール111に巻き取
られる。
【0043】以上のように本実施例によれば、テープ案
内体への巻き付け範囲が変化するテープガイドにおい
て、フランジのテープ規制面をテープ巻き付け終了点か
ら存在する構成とすることにより、REV時等のテープ
テンションが高くテープの損傷が発生しやすい走行状態
には、テープ案内体に巻き付く以前のテープ剛性が弱い
状態に高さ規制を受けることがなく、テープ案内体に巻
き付いてテープが円弧状に変形し、テープ幅方向の剛性
が高くなった状態で規制力を受けるため、フランジの外
周のエッジでテープエッジが損傷することがなく安定に
走行させることができる。また、PLAY時等のテープ
テンションの低い走行状態、及びREV時のテープテン
ションの高い走行状態におけるテープの規制力は、フラ
ンジの形状を変えることによって任意に設定可能であ
る。
内体への巻き付け範囲が変化するテープガイドにおい
て、フランジのテープ規制面をテープ巻き付け終了点か
ら存在する構成とすることにより、REV時等のテープ
テンションが高くテープの損傷が発生しやすい走行状態
には、テープ案内体に巻き付く以前のテープ剛性が弱い
状態に高さ規制を受けることがなく、テープ案内体に巻
き付いてテープが円弧状に変形し、テープ幅方向の剛性
が高くなった状態で規制力を受けるため、フランジの外
周のエッジでテープエッジが損傷することがなく安定に
走行させることができる。また、PLAY時等のテープ
テンションの低い走行状態、及びREV時のテープテン
ションの高い走行状態におけるテープの規制力は、フラ
ンジの形状を変えることによって任意に設定可能であ
る。
【0044】なお、実施例の説明では、PLAY時、R
EV時で説明しているが、必ずしもこの走行モードに限
定するものではなく、テープガイドへのテープの巻き付
け範囲が異なる場合であればよく、更に、テープテンシ
ョンも異なっていれば効果が大きい。
EV時で説明しているが、必ずしもこの走行モードに限
定するものではなく、テープガイドへのテープの巻き付
け範囲が異なる場合であればよく、更に、テープテンシ
ョンも異なっていれば効果が大きい。
【0045】また、実施例の説明では、テープ案内体と
フランジを別の部材とした場合について説明している
が、テープ案内体とフランジとが一体である構成であっ
ても構わない。
フランジを別の部材とした場合について説明している
が、テープ案内体とフランジとが一体である構成であっ
ても構わない。
【0046】また、実施例の説明では、テープ案内体が
軸に回転自在に装着している場合について説明している
が、テープ案内体が固定である場合でも構わない。
軸に回転自在に装着している場合について説明している
が、テープ案内体が固定である場合でも構わない。
【0047】なお、実施例の説明では、テープ1の高さ
規制を下規制の場合として説明しているが、上規制を行
うガイドポストの場合でもよい。
規制を下規制の場合として説明しているが、上規制を行
うガイドポストの場合でもよい。
【0048】なお、実施例の説明では、テンションレギ
ュレータポスト108が移動することでガイドポストへ
のテープ1の巻き付け範囲が変化する場合を説明してい
るが、このテンションレギュレータポストに限定するも
のではなく、例えば、テープ走行状態に応じて回動する
ポストなどで、テープ1の巻付角を変える構成であれば
よい。
ュレータポスト108が移動することでガイドポストへ
のテープ1の巻き付け範囲が変化する場合を説明してい
るが、このテンションレギュレータポストに限定するも
のではなく、例えば、テープ走行状態に応じて回動する
ポストなどで、テープ1の巻付角を変える構成であれば
よい。
【0049】また、実施例の説明では、フランジを上下
に採用した場合について説明しているが、テープ1の高
さを規制する側のみにフランジを採用した場合において
も、同様の効果が得られる。
に採用した場合について説明しているが、テープ1の高
さを規制する側のみにフランジを採用した場合において
も、同様の効果が得られる。
【0050】また、本実施例の説明では、本発明のテー
プガイドをガイドポスト107に用いた場合について説
明しているが、このポストに限定するものではなく、例
えばテープローディング時に巻付角が変化するガイドポ
スト等にも適用可能である。
プガイドをガイドポスト107に用いた場合について説
明しているが、このポストに限定するものではなく、例
えばテープローディング時に巻付角が変化するガイドポ
スト等にも適用可能である。
【0051】またさらに、第3の発明の実施例では、フ
ランジ31のテープ規制面が、テープ巻き付き終了点か
ら存在する場合について説明したが、テープ巻き付き終
了点に限定するものではなく、テープ1のフランジ31
への略入射点から略出射点までの範囲内の一部に、フラ
ンジ31のテープ規制面が存在しない領域を設ければ、
同様の効果が得られる。
ランジ31のテープ規制面が、テープ巻き付き終了点か
ら存在する場合について説明したが、テープ巻き付き終
了点に限定するものではなく、テープ1のフランジ31
への略入射点から略出射点までの範囲内の一部に、フラ
ンジ31のテープ規制面が存在しない領域を設ければ、
同様の効果が得られる。
【0052】これらの変更、変形、組み合わせを行った
場合にも、本発明に含まれることは言うまでもない。そ
の他、本発明の主旨を変えずして種類の変更、変形が可
能である。
場合にも、本発明に含まれることは言うまでもない。そ
の他、本発明の主旨を変えずして種類の変更、変形が可
能である。
【0053】
【発明の効果】以上のように、第1の発明は、テープ案
内体へのテープの巻き付け範囲が変化するテープガイド
において、テープのフランジへの略入射点から略出射点
までの範囲内のフランジの一部に、扇形形状の円錐形状
部を設けることにより、PLAY時等のテープテンショ
ンの低い走行状態にはテープを平面部で規制するため、
十分なテープ規制力を得ることができる。また、REV
時等のテープテンションが高くテープの損傷が発生しや
すい走行状態には、テープがフランジの規制面のエッジ
に接することがなく、かつ、テープ案内体に巻き付きテ
ープが円弧状に変形し、テープ幅方向の剛性が高くなっ
た状態で規制を受けるため、テープエッジに損傷が発生
することなく安定に走行させることができる。
内体へのテープの巻き付け範囲が変化するテープガイド
において、テープのフランジへの略入射点から略出射点
までの範囲内のフランジの一部に、扇形形状の円錐形状
部を設けることにより、PLAY時等のテープテンショ
ンの低い走行状態にはテープを平面部で規制するため、
十分なテープ規制力を得ることができる。また、REV
時等のテープテンションが高くテープの損傷が発生しや
すい走行状態には、テープがフランジの規制面のエッジ
に接することがなく、かつ、テープ案内体に巻き付きテ
ープが円弧状に変形し、テープ幅方向の剛性が高くなっ
た状態で規制を受けるため、テープエッジに損傷が発生
することなく安定に走行させることができる。
【0054】また、第2の発明は、テープ案内体へのテ
ープの巻き付け範囲が変化するテープガイドにおいて、
テープのフランジへの略入射点から略出射点までの範囲
内のフランジの一部に、平面部に対し所定角度傾斜した
傾斜平面部を設けることにより、PLAY時等のテープ
テンションの低い走行状態にはテープを平面部で規制す
るため、十分なテープ規制力を得ることができる。ま
た、REV時等のテープテンションが高くテープの損傷
が発生しやすい走行状態には、PLAY時より低い高さ
の傾斜平面部で規制されるため、規制力が弱まり、テー
プエッジに損傷が発生することなく安定に走行させるこ
とができる。
ープの巻き付け範囲が変化するテープガイドにおいて、
テープのフランジへの略入射点から略出射点までの範囲
内のフランジの一部に、平面部に対し所定角度傾斜した
傾斜平面部を設けることにより、PLAY時等のテープ
テンションの低い走行状態にはテープを平面部で規制す
るため、十分なテープ規制力を得ることができる。ま
た、REV時等のテープテンションが高くテープの損傷
が発生しやすい走行状態には、PLAY時より低い高さ
の傾斜平面部で規制されるため、規制力が弱まり、テー
プエッジに損傷が発生することなく安定に走行させるこ
とができる。
【0055】更に、第3の発明は、テープ案内体へのテ
ープの巻き付け範囲が変化するテープガイドにおいて、
テープのフランジへの略入射点から略出射点までの範囲
内のの一部に、フランジの規制面が存在しない領域を設
けた構成とすることにより、REV時等のテープテンシ
ョンが高くテープの損傷が発生しやすい走行状態には、
テープ案内体に巻き付く以前のテープ剛性が弱い状態に
高さ規制を受けることがなく、テープ案内体に巻き付い
てテープが円弧状に変形し、テープ幅方向の剛性が高く
なった状態で規制を受けるため、フランジの外周のエッ
ジでテープエッジが損傷することがなく安定に走行させ
ることができる。
ープの巻き付け範囲が変化するテープガイドにおいて、
テープのフランジへの略入射点から略出射点までの範囲
内のの一部に、フランジの規制面が存在しない領域を設
けた構成とすることにより、REV時等のテープテンシ
ョンが高くテープの損傷が発生しやすい走行状態には、
テープ案内体に巻き付く以前のテープ剛性が弱い状態に
高さ規制を受けることがなく、テープ案内体に巻き付い
てテープが円弧状に変形し、テープ幅方向の剛性が高く
なった状態で規制を受けるため、フランジの外周のエッ
ジでテープエッジが損傷することがなく安定に走行させ
ることができる。
【図1】(a)は本発明の第1の実施例における磁気記
録再生装置のテープガイドの断面図 (b)は同磁気記録再生装置のテープガイドの平面図
録再生装置のテープガイドの断面図 (b)は同磁気記録再生装置のテープガイドの平面図
【図2】同装置の動作説明のためのテープ走行系の平面
図
図
【図3】(a)は本発明の第2の実施例における磁気記
録再生装置のテープガイドの断面図 (b)は同磁気記録再生装置のテープガイドの平面図
録再生装置のテープガイドの断面図 (b)は同磁気記録再生装置のテープガイドの平面図
【図4】(a)は本発明の第3の実施例における磁気記
録再生装置のテープガイドの断面図 (b)は同磁気記録再生装置のテープガイドの平面図
録再生装置のテープガイドの断面図 (b)は同磁気記録再生装置のテープガイドの平面図
【図5】従来の磁気記録再生装置のテープガイドの平面
図
図
1 テープ 1a,1b テープ1の走行状態 2,75 軸 3 テープ案内体 4,5,21,31 フランジ 6 バネ 7 シャーシ 5a フランジ5の円錐形状部 5b フランジ5の平面部 21a フランジ21の傾斜平面部 21b フランジ21の平面部 71 下フランジ 72 上フランジ 73 ローラ 74 上フランジ71のテーパ部 101 シリンダ 102,103 傾斜ポスト 104,105,106,107 ガイドポスト 108 テンションレギュレータポスト 108a,108b テンションレギュレータポスト1
08の回動状態 109 キャプスタン 110 ピンチローラ 111 供給リール 112 巻き取りリール 113 テープカセット 114 テンションレギュレータアーム 114a,114b テンションレギュレータアーム1
14の回動状態 115 テンションレギュレータ支軸
08の回動状態 109 キャプスタン 110 ピンチローラ 111 供給リール 112 巻き取りリール 113 テープカセット 114 テンションレギュレータアーム 114a,114b テンションレギュレータアーム1
14の回動状態 115 テンションレギュレータ支軸
Claims (3)
- 【請求項1】テープを案内するテープ案内体と、前記テ
ープ案内体の両端のうち少なくとも一端に前記テープの
走行高さを規制するフランジとを備え、前記テープ案内
体への前記テープの巻き付け範囲が変化するテープガイ
ドであって、前記テープの前記フランジへの略入射点か
ら略出射点までの範囲内の前記フランジの一部が、扇形
形状の円錐形状部となっていることを特徴とする磁気記
録再生装置のテープガイド。 - 【請求項2】テープを案内するテープ案内体と、前記テ
ープ案内体の両端のうち少なくとも一端に前記テープの
走行高さを規制するフランジとを備え、前記テープ案内
体への前記テープの巻き付け範囲が変化するテープガイ
ドであって、前記テープの前記フランジへの略入射点か
ら略出射点までの範囲内の前記フランジの一部が、所定
角度傾斜した傾斜平面部であることを特徴とする磁気記
録再生装置のテープガイド。 - 【請求項3】テープを案内するテープ案内体と、前記テ
ープ案内体の両端のうち少なくとも一端に前記テープの
走行高さを規制するフランジとを備え、前記テープ案内
体への前記テープの巻き付け範囲が変化するテープガイ
ドであって、前記テープの前記フランジへの略入射点か
ら略出射点までの範囲内の一部に、前記フランジのテー
プ規制面が存在しない領域を設けたことを特徴とする磁
気記録再生装置のテープガイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4142474A JPH05334769A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 磁気記録再生装置のテープガイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4142474A JPH05334769A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 磁気記録再生装置のテープガイド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05334769A true JPH05334769A (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=15316163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4142474A Pending JPH05334769A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 磁気記録再生装置のテープガイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05334769A (ja) |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP4142474A patent/JPH05334769A/ja active Pending
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