JPH05334761A - 光ヘッド - Google Patents

光ヘッド

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JPH05334761A
JPH05334761A JP4166929A JP16692992A JPH05334761A JP H05334761 A JPH05334761 A JP H05334761A JP 4166929 A JP4166929 A JP 4166929A JP 16692992 A JP16692992 A JP 16692992A JP H05334761 A JPH05334761 A JP H05334761A
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light
optical
reflected
prism
magneto
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JP4166929A
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Hidehiro Kume
英廣 久米
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置を小型化して製造を容易にするととも
に、信頼性を向上させる。 【構成】 半導体レーザ4より発光される光P1の光軸
と、プリズム2により反射および透過される光P2およ
びP3の光軸とが同一平面に含まれないように半導体基
板1上に配置されている半導体レーザ4からの光P1
が、プリズム2で反射され、例えば光磁気ディスク(図
示せず)に照射される。そして、光磁気ディスクからの
反射光P2’がプリズム2を透過し、半導体基板1に対
接しているプリズム2の面2cに形成された偏光光学膜
21で反射または透過されて、P偏光成分またはS偏光
成分に光路分岐され、光検出部11または12でそれぞ
れ受光される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光磁気ディスク
装置の光ヘッドなどに用いて好適な光ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の磁界変調方式の光磁気デ
ィスク装置の構成例を示している。レーザダイオード6
2から射出された光ビームは、コリメータレンズ63で
平行光に変換され、プリズム64で整形される。整形さ
れた光ビームは、ビームスプリッタ(BS)65を透過
して対物レンズ66で光磁気ディスク61(以下、ディ
スク61)上に集光される。
【0003】ディスク61への情報の記録時において
は、このようにディスク61上に光ビームが集光される
とともに、記録する情報(信号の0、または1)に対応
して、ディスク61に対向した磁石73の磁極が変化
し、いわゆるキューリ点記録方式により、ディスク61
が垂直方向に磁化される。
【0004】また、ディスク61に記録された情報の再
生時においては、いわゆる磁気カー効果により、ディス
ク61に集光された光ビームが反射するときに、その偏
光面がディスク61の磁化方向に対応して、右または左
に(θまたは−θだけ)回転するので、ディスク61か
らの反射光の偏光面の回転角の変化が検出される。
【0005】即ち、ディスク61からの反射光は、対物
レンズ66を透過し、BS65で反射され、BS67で
分配されてレンズ68を介してフォトディテクタ69、
またはレンズ70を介して検光子71に、それぞれ出射
される。フォトディテクタ69は、BS67およびレン
ズ68を透過した光ビームを受光し、受光した光ビーム
の光強度に対応する信号を信号処理回路(図示せず)に
出力する。信号処理回路において、フォトディテクタ6
9より出力された信号から、いわゆるプッシュプル法な
どによりトラッキングエラー信号、またはいわゆる差動
同心円法などによりフォーカスエラー信号が検出され
る。そして、このトラッキングエラー信号、またはフォ
ーカスエラー信号は、サーボ回路(図示せず)に供給さ
れ、サーボ回路において、このトラッキングエラー信
号、またはフォーカスエラー信号に基づいて、トラッキ
ング、またはフォーカシングの制御がなされる。
【0006】一方、検光子71は、BS67で反射さ
れ、レンズ70を透過した光ビームの偏光面が、レーザ
ダイオード62から出射された光ビームの偏光面がディ
スク61で反射されたときに、右または左のうちの、例
えば右に回転されたものである場合、その光ビームを透
過させ、BS67で反射され、レンズ70を透過した光
ビームの偏光面が、レーザダイオード62から出射され
た光ビームの偏光面がディスク61で反射されたとき
に、右または左のうちの、例えば左に回転されたもので
ある場合、その光ビームを遮断するように配置されてい
る。
【0007】従って、例えばディスク61に記録された
信号が「1」である場合、レーザダイオード62から出
射された光ビームの偏光面がディスク61で反射された
ときに、右に回転され、ディスク61に記録された信号
が「0」である場合、レーザダイオード62から出射さ
れた光ビームの偏光面がディスク61で反射されたとき
に、左に回転されるように、ディスク61が磁化されて
いれば、BS67で反射され、レンズ70を透過した光
ビームの偏光面が、レーザダイオード62から出射され
た光ビームの偏光面がディスク61で反射されたとき
に、右に回転されたものであるときのみ、その光ビーム
(ディスク61からの反射光)が検光子71を透過する
(ディスク61において、信号「1」としての磁化され
ている部分の反射光のみ、検光子71を透過する)。
【0008】よって、フォトディテクタ72で、検光子
71を透過する光ビームを受光することにより、ディス
ク61に記録された情報(信号)を再生することができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
装置では、レーザダイオード62、コリメータレンズ6
3をはじめとする光学部品、並びにフォトディテクタ6
9および72などの各部品を個別に配置しなければなら
ず、小型化が困難であった。
【0010】さらに、各部品を配置するときには、各部
品の位置の調整を高精度に行う必要があり、組立が容易
でなく、製造に時間がかかる課題があった。
【0011】また、例えば温度、湿度、および外部から
の振動などの外的要因により、各部品が変形したり、そ
の配置位置がずれたりして、光学特性が容易に変化して
しまうので、装置の信頼性に問題があった。
【0012】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、装置を小型化して製造を容易にするとと
もに、信頼性を向上させるものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の光ヘッ
ドは、光P1を発光する発光手段としての半導体レーザ
4と、例えば半導体基板1などの基板上に固定された、
半導体レーザ4からの光P1を反射して、例えば光磁気
ディスクなどの記録媒体に照射し、光磁気ディスクから
の反射光P2’を透過する光路分岐手段としてのプリズ
ム2と、半導体基板1とプリズム2とが対接している面
の一方に形成された、プリズム2を透過した光P3を反
射または透過し、P偏光とS偏光に光路分岐する偏光手
段としての偏光光学膜21と、偏光光学膜21により反
射または透過された光をそれぞれ受光する第1または第
2の受光手段としての光検出部11または12とを備
え、半導体レーザ4は、半導体レーザ4より発光される
光P1の光軸と、プリズム2により反射および透過され
る光P2およびP3の光軸とが同一平面に含まれないよ
うに半導体基板1上に配置されていることを特徴とす
る。
【0014】請求項2に記載の光ヘッドは、半導体レー
ザ4に対向する、プリズム2の面2aは、偏光膜、また
は無偏光膜で形成されていることを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の光ヘッドは、偏光光学膜
21は、半導体基板1の保護膜により形成されているこ
とを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の光ヘッドは、光検出部1
1または12の出力を信号処理する、半導体基板1上に
形成された信号処理手段としての差動増幅器41乃至4
3、または差動増幅器51乃至53をさらに備えること
を特徴とする。
【0017】請求項5に記載の光ヘッドは、差動増幅器
41乃至43、または差動増幅器51乃至53は、光検
出部11または12の出力から、フォーカスエラー信
号、トラッキングエラー信号、または光磁気ディスクか
らの再生信号を検出することを特徴とする。
【0018】
【作用】請求項1に記載の光ヘッドにおいては、半導体
レーザ4より発光される光P1の光軸と、プリズム2に
より反射および透過される光P2およびP3の光軸とが
同一平面に含まれないように半導体基板1上に配置され
ている半導体レーザ4からの光P1が、プリズム2で反
射され、例えば光磁気ディスクなどの記録媒体に照射さ
れる。そして、光磁気ディスクからの反射光P2’がプ
リズム2を透過し、半導体基板1とプリズム2とが対接
している面の一方に形成された偏光光学膜21で反射ま
たは透過されてP偏光とS偏光に光路分岐されて、光検
出部11または12で受光される。従って、装置が半導
体基板1上に一体的に構成されるので、装置を小型化し
て製造を容易にすることができる。また、装置の信頼性
を向上させることができる。
【0019】請求項2に記載の光ヘッドにおいては、半
導体レーザ4に対向する、プリズム2の面2aを、偏光
膜、または無偏光膜で形成することができるので、装置
を容易に製造することができる。
【0020】請求項3に記載の光ヘッドにおいては、偏
光光学膜21は、半導体基板1の保護膜により形成され
ているので、装置を、さらに容易に製造することができ
る他、装置の信頼性を向上させることができる。
【0021】請求項4に記載の光ヘッドにおいては、光
検出部11または12の出力を信号処理する差動増幅器
41乃至43、または差動増幅器51乃至53が、半導
体基板1上に形成されている。従って、装置を小型化す
ることができる。
【0022】請求項5に記載の光ヘッドにおいては、差
動増幅器41乃至43、または差動増幅器51乃至53
は、光検出部11または12の出力から、フォーカスエ
ラー信号、トラッキングエラー信号、または光磁気ディ
スクからの再生信号を検出する。従って、例えば光磁気
ディスク装置などに適用した場合、装置を超小型に構成
することができる。
【0023】
【実施例】図1は、本発明の光ヘッドを応用した光磁気
ディスク装置の一実施例の構成を示す斜視図で、図2
は、その断面図である。半導体レーザ4から出射される
光P1のモニタ出力を受光するフォトディテクタ3aを
有し、その光強度を検出する検出基板3が半導体基板1
上に固定されており、その検出基板3上には、電界成分
の偏光面が半導体基板1に平行な光P1を発光する半導
体レーザ4が、光P1の光軸と、プリズム2により反射
および透過される光P2およびP3の光軸とが同一平面
に含まれないように配置されている。
【0024】プリズム2は、図3に示すように、半導体
基板1上に接着剤24で固定され、半導体レーザ4に対
向する面2aに、偏光膜または無偏光膜の半透過膜22
が形成されている。さらに、プリズム2においては、半
導体基板1に対接している面2cの、光検出部11が半
導体基板1に配置されている上部に、半透過膜の偏光光
学膜21が形成されており、面2cに対向する面2bに
は、反射膜23が形成されている。
【0025】半導体基板1上には、受光部11a乃至1
1cを有する光検出部11、受光部12a乃至12cを
有する光検出部12、並びに光検出部11または光検出
部12が、図4に示すように接続された差動増幅器41
乃至43、加算器41a乃至43aおよび41b乃至4
3bが形成されている。
【0026】即ち、加算器41aの入力端子には、受光
部11b,12a、および12cが接続され、加算器4
1bの入力端子には、受光部11a,11c、および1
2bが接続されており、加算器41aの出力端子、また
は加算器41bの出力端子は、差動増幅器41の反転入
力端子、またはその非反転入力端子に、それぞれ接続さ
れている。
【0027】加算器42aの入力端子には、受光部12
a乃至12cが接続され、加算器42bの入力端子に
は、受光部11a乃至11cが接続されており、加算器
42aの出力端子、または加算器42bの出力端子は、
差動増幅器42の反転入力端子、またはその非反転入力
端子に、それぞれ接続されている。
【0028】加算器43aの入力端子には、受光部11
cおよび12aが接続され、加算器43bの入力端子に
は、受光部11aおよび12cが接続されており、加算
器43aの出力端子、または加算器43bの出力端子
は、差動増幅器43の反転入力端子、またはその非反転
入力端子に、それぞれ接続されている。
【0029】このように構成される装置では、半導体レ
ーザ4から発光された光P1の一部が、プリズム2の面
2aに形成されている半透過膜22で反射され、例えば
光磁気ディスク(図示せず)に照射される。光磁気ディ
スクで、照射された光P2が反射されるときに、いわゆ
るカー効果によりその偏光面が回転され、即ち光磁気デ
ィスクの磁化方向(光磁気ディスクに光が照射された部
分が下向きに磁化されているか、または上向きに磁化さ
れているか)に対応して、照射された光P2の偏光面が
回転され、反射光P2’が半透過膜22に入射する。光
磁気ディスクからの反射光P2’の一部は、半透過膜2
2を透過し、半導体基板1に対接しているプリズム2の
面2cの、光検出部11が半導体基板1に配置されてい
る上部に形成されている半透過膜の偏光光学膜21に入
射する。
【0030】ここで、上述したように、電界成分の偏光
面が半導体基板1と平行な光P1を発光する半導体レー
ザ4が、光P1の光軸と、プリズム2により反射および
透過される光P2およびP3の光軸とが同一平面に含ま
れないように、検出基板3(半導体基板1)上に配置さ
れているので、半導体レーザ4からの光P1が半透過膜
22で反射され、光磁気ディスクに照射される光P2の
偏光面は、図5(a)に示すように、半導体レーザ4が
光P1の光軸と、プリズム2により反射および透過され
る光P2およびP3の光軸とが同一平面に含まれるよう
に、検出基板1上に配置されている場合(図中、点線で
示した方向)と比べ、例えばP偏光方向に回転してい
る。
【0031】また、光磁気ディスクは、記録された情報
(信号)に対応して、上向きまたは下向きに磁化されて
いるので、光P2は、光磁気ディスクで反射されるとき
に、その偏光面が右または左に同じ角度θだけ回転す
る。即ち、光P2は、例えば図5(b)に示すように、
光磁気ディスクの磁化方向が上向きである場合、その偏
光面が右に角度θだけ回転し、光磁気ディスクの磁化方
向が下向きである場合、その偏光面が左に角度θだけ回
転する。
【0032】従って、光磁気ディスクの、上向きまたは
下向きの磁化に対応して、光P2のPまたはS偏光成分
は、図5(c)または(d)に示すように、それぞれ変
化する。
【0033】偏光光学膜21に入射した光P3のうち、
例えばそのP偏光成分がそこを透過し、そのS偏光成分
が反射される。偏光光学膜21を透過した光P3のP偏
光成分は、光検出部11に入射し、偏光光学膜21で反
射された光P3のS偏光成分(光P4)は、プリズム2
の面2bに形成された反射膜23で反射され、光検出部
12に入射する。光検出部11において、その受光部1
1a,11b、または11cでそれぞれ受光された、光
P3のP偏光成分の光強度に対応する信号が、差動増幅
器41乃至43に供給されるとともに、光検出部12に
おいて、その受光部12a,12b、または12cでそ
れぞれ受光された、光P3のS偏光成分の光強度に対応
する信号が、差動増幅器41乃至43に供給される
【0034】ここで、本実施例においては、偏光光学膜
21に対する、光P3の偏光面の角度がほぼ45度にな
るように、プリズム2の外形や、半導体レーザ4の固定
位置が選定されており、光P3のP偏光成分とS偏光成
分は、図5(c)および(d)に示すように、光磁気デ
ィスクの磁化方向に対応して、その大きさ(光強度)が
互いに逆に変化する。従って光P3のP偏光成分とS偏
光成分との差分をとることにより、光磁気ディスクの磁
化方向に対応する信号、即ちRF信号(MO信号)を得
ることができる。
【0035】よって、図4に示す、半導体基板1上に形
成された差動増幅器42において、加算器42bを介し
て供給される、受光部11a乃至11cで受光された光
P3のP偏光成分の光強度に対応する信号と、加算器4
2aを介して供給される、受光部12a乃至12cで受
光された光P3のS偏光成分の光強度に対応する信号と
の差分がとられ、RF信号が出力される。
【0036】このRF信号は、図5(c)および(d)
より、光磁気ディスクが下向きに磁化されている場合に
は、そのレベルが小さくなり、光磁気ディスクが上向き
に磁化されている場合には、そのレベルが大きくなる。
【0037】さらに、本実施例では、光磁気ディスクに
光P2の収束点が位置している場合に、この収束点の共
役点がプリズム2の面2b上に位置するように、プリズ
ム2の外形などが選定されている。従って、光検出部1
1における光P3のP偏光成分のスポット、または光検
出部12における光P3のS偏光成分のスポットは、光
磁気ディスクに光P2の収束点が位置している場合に
は、その大きさが互いに等しくなり、光磁気ディスクに
光P2の収束点が位置していない場合には、いずれか一
方が大きくまたは小さくなる。
【0038】よって、差動増幅器41において、受光部
11a乃至11cで受光された光P3のP偏光成分の光
強度に対応する信号と、受光部12a乃至12cで受光
された光P3のS偏光成分の光強度に対応する信号とか
ら、いわゆる差動同心円法によりフォーカスエラー信号
が算出される。
【0039】即ち、差動増幅器41において、加算器4
1bを介して供給される、受光部11a,11c、およ
び12bで受光された光の強度に対応する信号の和と、
加算器41aを介して供給される、受光部11b,12
a、および12cで受光された光の強度に対応する信号
の和との差がとられ、フォーカスエラー信号が出力され
る。
【0040】同時に、差動増幅器43において、受光部
11aおよび11cで受光された光P3のP偏光成分の
光強度に対応する信号と、受光部12aおよび12cで
受光された光P3のS偏光成分の光強度に対応する信号
とから、いわゆるプッシュプル法によりトラッキングエ
ラー信号が算出される。即ち、差動増幅器43におい
て、加算器43bを介して供給される、受光部11aお
よび12cで受光された光の強度に対応する信号の和
と、加算器43aを介して供給される、受光部11cお
よび12aで受光された光の強度に対応する信号の和と
の差がとられ、トラッキングエラー信号が出力される。
【0041】このようにして検出されたフォーカスエラ
ー信号とトラッキングエラー信号がサーボ回路(図示せ
ず)に供給され、サーボ回路において、フォーカスサー
ボおよびトラッキングサーボがかけられる。
【0042】以上、本発明を光磁気ディスク装置に応用
した場合について説明したが、本発明は、光磁気ディス
ク装置の他、例えばいわゆるキューリ点記録方式などに
より、情報を磁気記録(光記録)し、その記録情報を、
いわゆる磁気カー効果により再生する(読み出す)装置
に適用することができる。
【0043】なお、本実施例においては、偏光光学膜2
1をプリズム2の面2cに形成するようにしたが(図
3)、図6に示すように、偏光光学膜21を半導体基板
1上の保護膜として形成することができ、この場合、プ
リズム2の面2cには、無反射膜31を形成するだけで
よい。
【0044】さらに、光検出部11または光検出部12
を、それぞれ4つの受光部11d乃至11g、または受
光部12d乃至12gで構成し、受光部11d乃至11
g、受光部12d乃至12g、差動増幅器51乃至5
3、加算器51a乃至53aおよび51b乃至53b
を、例えば図7に示すように接続することにより、RF
信号、フォーカスエラー信号、およびトラッキングエラ
ー信号を検出(算出)することができる。
【0045】即ち、加算器51aの入力端子には、受光
部11e,11f,12d、および12gを接続し、加
算器51bの入力端子には、受光部11d,11g,1
2e、および12fを接続するとともに、加算器51a
または51bの出力端子を、差動増幅器51の反転入力
端子、またはその非反転入力端子に、それぞれ接続す
る。
【0046】加算器52aの入力端子には、受光部12
d乃至12gを接続し、加算器52bの入力端子には、
受光部11d乃至11gを接続するとともに、加算器5
2aまたは52bの出力端子を、差動増幅器52の反転
入力端子、またはその非反転入力端子に、それぞれ接続
する。
【0047】加算器53aの入力端子には、受光部11
f,11g,12d、および12eを接続し、加算器5
3bの入力端子には、受光部11d,11e,12f、
および12gを接続するとともに、加算器53aまたは
53bの出力端子を、差動増幅器53の反転入力端子、
またはその非反転入力端子に、それぞれ接続する。
【0048】上記の構成では、差動増幅器52におい
て、加算器52bを介して供給される、受光部11d乃
至11gで受光された光P3のP偏光成分の光強度に対
応する信号と、加算器52aを介して供給される、受光
部12d乃至12gで受光された光P3のS偏光成分の
光強度に対応する信号との差分がとられ、RF信号が出
力される。
【0049】差動増幅器51においては、図4の差動増
幅器41における場合と同様に、いわゆる差動同心円法
にしたがって、加算器51bを介して供給される、受光
部11d,11g,12e、および12fで受光された
光の強度に対応する信号の和と、加算器51aを介して
供給される、受光部11e,11f,12d、および1
2gで受光された光の強度に対応する信号の和との差が
とられ、フォーカスエラー信号が出力される。
【0050】また、差動増幅器53においては、図4の
差動増幅器43における場合と同様に、いわゆるプッシ
ュプル法にしたがって、加算器53bを介して供給され
る、受光部11d,11e,12f、および12gで受
光された光の強度に対応する信号の和と、加算器53a
を介して供給される、受光部11f,11g,12d、
および12eで受光された光の強度に対応する信号の和
との差がとられ、トラッキングエラー信号が出力され
る。
【0051】
【発明の効果】請求項1に記載の光ヘッドによれば、発
光手段より発光される光の光軸と、光路分岐手段により
反射および透過される光およびの光軸とが同一平面に含
まれないように基板上に配置されている発光手段からの
光が、光路分岐手段で反射され、記録媒体に照射され
る。そして、記録媒体からの反射光が光路分岐手段を透
過し、基板と光路分岐手段とが対接している面の一方に
形成された偏光手段で反射または透過されてP偏光とS
偏光に光路分岐されて、第1または第2の受光手段で受
光される。従って、装置が基板上に一体的に構成される
ので、装置を小型化して製造を容易にすることができ
る。また、装置の信頼性を向上させることができる。
【0052】請求項2に記載の光ヘッドによれば、発光
手段に対向する、光路分岐手段の面を、偏光膜、または
無偏光膜で形成することができるので、装置を容易に製
造することができる。
【0053】請求項3に記載の光ヘッドによれば、偏光
手段は、基板の保護膜により形成されているので、装置
を、さらに容易に製造することができる他、装置の信頼
性を向上させることができる。
【0054】請求項4に記載の光ヘッドによれば、第1
または第2の受光手段の出力を信号処理する信号処理手
段が、基板上に形成されている。従って、装置を小型化
することができる。
【0055】請求項5に記載の光ヘッドによれば、信号
処理手段は、第1または第2の受光手段の出力から、フ
ォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、または
記録媒体からの再生信号を検出する。従って、例えば光
磁気ディスク装置などに適用した場合、装置を超小型に
構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ヘッドを応用した光磁気ディスク装
置の一実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例の断面図である。
【図3】図1の半導体基板1とプリズム2の一実施例の
構成を示す断面図である。
【図4】図1の光検出部11および12の一実施例の構
成を示す平面図である。
【図5】光P2およびP3の偏光方向を説明するための
図である。
【図6】図1の半導体基板1とプリズム2の第2実施例
の構成を示す断面図である。
【図7】図1の光検出部11および12の第2実施例の
構成を示す平面図である。
【図8】従来の光磁気ディスク装置の構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 プリズム 3 検出基板 3a フォトディテクタ 4 半導体レーザ 11 光検出部 11a乃至11g 受光部 12 光検出部 12a乃至12g 受光部 21 偏光光学膜 22 半透過膜 23 反射膜 24 接着剤 31 無反射膜 41乃至43 差動増幅器 41a乃至43a,41b乃至43b 加算器 51乃至53 差動増幅器 51a乃至53a,51b乃至53b 加算器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を発光する発光手段と、 基板上に固定された、前記発光手段からの光を反射して
    記録媒体に照射し、前記記録媒体からの反射光を透過す
    る光路分岐手段と、 前記基板と前記光路分岐手段とが対接している面の一方
    に形成された、前記光路分岐手段を透過した光を反射ま
    たは透過し、P偏光とS偏光に光路分岐する偏光手段
    と、 前記偏光手段により反射または透過された光をそれぞれ
    受光する第1または第2の受光手段とを備え、 前記発光手段は、前記発光手段より発光される光の光軸
    と、前記光路分岐手段により反射および透過される光の
    光軸とが同一平面に含まれないように前記基板上に配置
    されていることを特徴とする光ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記発光手段に対向する、前記光路分岐
    手段の面は、偏光膜、または無偏光膜で形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記偏光手段は、前記基板の保護膜によ
    り形成されていることを特徴とする請求項1または2に
    記載の光ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記第1または第2の受光手段の出力を
    信号処理する、前記基板上に形成された信号処理手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1,2、または3
    に記載の光ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記信号処理手段は、前記第1または第
    2の受光手段の出力から、フォーカスエラー信号、トラ
    ッキングエラー信号、または前記記録媒体からの再生信
    号を検出することを特徴とする請求項4に記載の光ヘッ
    ド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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