JPH0533419A - 天井ボード張り支え装置 - Google Patents

天井ボード張り支え装置

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JPH0533419A
JPH0533419A JP3188745A JP18874591A JPH0533419A JP H0533419 A JPH0533419 A JP H0533419A JP 3188745 A JP3188745 A JP 3188745A JP 18874591 A JP18874591 A JP 18874591A JP H0533419 A JPH0533419 A JP H0533419A
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Japan
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board
ceiling
support base
ceiling board
lifting support
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JP3188745A
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Hiroshi Numata
弘 沼田
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋内壁10や天井野縁5に天井ボード4を張
設する際において、リフターを使用したり、2人作業を
したり、作業者が肩や頭や腕で天井ボード4を支持する
必要の無いような装置を提供するものである。 【構成】 固定支持杆1とボード持上支持台2とを蝶番
6により枢支し、該ボード持上支持台2を固定支持杆1
に近い状態から、天井野縁5に近い位置まで蝶番6を中
心に回動可能とし、またボード持上支持台2の上面に天
井ボード4を搭載可能として、ボード持上支持台2を天
井野縁5の近くまで回動した状態で、ボード持上支持台
2を支持台係止杆3により支持可能としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般住宅建設において、
屋内壁や天井に多く用いられている石膏ボード等の天井
ボードの張設作業における支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、住宅の屋内壁や天井におい
て、石膏ボードが多く用いられていたのであるが、この
石膏ボードの張設の際においては、図6や図7に示す如
き作業が行われていたのである。図6は人力により石膏
ボード張り作業を行う場合であり、人力支え棒14を設
け、該人力支え棒14を左右に立てて、この上に天井ボ
ード4を支持し、この状態で作業者がビスや釘9で石膏
ボード4を天井野縁5に固定していたのである。該人力
支え棒14は1本では倒れるので、2本以上が必要であ
り、該人力支え棒14を用いても、石膏ボード4を天井
野縁5に密着状態で固定することは至難の技であるとい
う不具合があったのである。
【0003】またその他の人力による方法は、2人作業
で、一方が持ち上げた石膏ボード等の天井ボードを他方
が肩や頭で押し上げて、天井野縁5に接当させて、この
状態で他方の作業者がビスや釘9により固定していたの
である。また図7において示す如き、機械力により天井
ボード4の持ち上げ装置が公知とされていたのである。
しかしこのリフター機構の場合には、アクチュエータ1
8の部分にモーターか油圧かを用いる必要があり、コン
プレッサーや商用電源が必要となり、現場ではこれを得
るのが困難であるという不具合があったのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また上記の人力による
場合には、体力が続かないということと2人の場合には
作業効率が悪いという不具合があり、またどちらの場合
にも脚立13等の棚足場が必要であり、作業者が上がっ
たり下りたりする必要があり、これが効率を悪くする原
因となっていたのである。また機械力の場合には、コン
プレッサーが必要であり、またこのコンプレッサーを駆
動する為にモータが必要であるので、電源が最低必要で
あり、アクチュエータ18や伸縮杆19や支持台21
や、ボード支持部17により構成された、リフター装置
全体を常時用意したり、移動したりする必要があったの
である。本発明はこのような従来技術の不具合を解消す
るものである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明の解決すべき課題は
以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明す
る。即ち、固定支持杆1とボード持上支持台2とを蝶番
6により枢支し、該ボード持上支持台2を固定支持杆1
に近い状態から、天井野縁5に近い位置まで蝶番6を中
心に回動可能とし、またボード持上支持台2の上面に天
井ボード4を搭載可能として、ボード持上支持台2を天
井野縁5の近くまで回動した状態で、ボード持上支持台
2を支持台係止杆3により支持可能としたものである。
【0006】
【作用】まず天井ボード張り支え装置の固定支持杆1a
・1bの部分を屋内壁10に立て掛ける。そして仮止め
金具7a・7bの部分をビスや釘9により倒れないよう
に仮固定する。次に天井ボード4の部分の引っ掛け部分
に天井ボード4を1枚または2枚載置する。該ボード持
上支持台2が縦の状態で2枚の天井ボード4を載置して
も、天井ボード4が倒れ無い程度の傾斜角をボード持上
支持台2に持たせておく。次にボード持上支持台2を持
ち上げて、天井野縁5の部分まで回動し、支持台係止杆
3により下方から支持する。固定支持杆1a・1bと支
持台係止杆3は、天井の高さに合致するように調節可能
の伸縮式としている。
【0007】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。図1は本発
明の天井ボード張り支え装置の作業前の状態の斜視図、
図2は天井ボード4を持ち上げて天井野縁5に接当させ
た状態の斜視図、図3はビスや釘9により天井ボード4
と天井野縁5とを固定している状態の斜視図、図4は金
属製の支持棒により構成した天井ボード張り支え装置の
実施例を示す斜視図、図5はボード持上支持台2により
天井ボード4を持ち上げた状態の側面断面図である。
【0008】図1・図2・図3・図5において説明す
る。屋内壁10と天井野縁5は既に施工が終了した状態
で、天井ボード4の天井野縁5への張設作業が開始され
るのである。そして本発明の天井ボード張り支え装置は
固定支持杆1a・1bの部分を屋内壁10に仮止め金具
7a・7bにより固定することから開始する。該仮止め
金具7a・7bの部分はビスや釘9により、屋内壁10
に固定するのであるが、該ビスや釘9は天井ボード4の
固定が終了した後は抜くのである。この場合に、屋内壁
10に傷がつくが、該屋内壁10はその後にクロス壁布
を貼るので、この傷は表面に出ないのである。
【0009】そして固定支持杆1a・1bの上端の位置
に、蝶番6a・6bを介してボード持上支持台2を支持
している。該ボード持上支持台2の上面に天井ボード4
を落下しない状態で支持可能としているのである。そし
て該ボード持上支持台2を上方に持ち上げると天井ボー
ド4が天井野縁5の面に密着接当すべく構成している。
そして該ボード持上支持台2を持ち上げた状態でボード
持上支持台2が落下しないように、支持台係止杆3によ
り下から支持するのである。該支持台係止杆3の上端に
は、ボード持上支持台2と係合する支持凹部8が構成さ
れている。
【0010】そして図5の状態から、図3の状態へ、ボ
ード持上支持台2を持ち上げて、ボード持上支持台2の
下方に支持凹部8を当てて、支持台係止杆3により落下
しないように支持するのである。図3の状態にすれば、
ボード持上支持台2は落下することはないので、作業者
は手を離すことが出来るのである。そしてこの状態で下
方から、伝動工具の先端に延長ドライバー等を装着し
て、この延長ドライバーの先端にビスや釘9を装着し
て、天井ボード4と天井野縁5の固着を行うことが出来
るのである。故に従来の如く、作業者が脚立13に乗っ
たり下りたりする必要が無くなったのである。
【0011】またボード持上支持台2は、天井ボード4
が2枚搭載可能な幅としており、2枚を同時に載置して
天井野縁5に付設しても良いし、1枚だけをボード持上
支持台2に載せて上昇し、ボード持上支持台2が水平に
なった時点で、天井ボード4を蝶番6a・6bに近い方
へ移動して、ビスや釘9により固定しても良いのであ
る。ボード持上支持台2の上に天井ボード4を載置した
状態で、図5の如く天井ボード4の上面が天井野縁5に
接当すべく、支持凹部8が接当する部分のボード持上支
持台2の枠の厚みが構成されている。
【0012】図4においては、天井ボード張り支え装置
の支持枠をすべてアルミ支柱により軽く構成した実施例
が開示されている。図1・図2・図3・図5の如く全体
を木材の支持棒により構成した場合には、取壊しも簡単
であるが、図4の如くアルミ支柱により構成すると、よ
り持ち運びが簡単となるのである。この場合には、上下
の高さを自由に、現場に併せて構成することが出来ない
ので、固定支持杆1a・1bを伸縮自在とし、また固定
支持杆1a・1bの下端には床面11に対する滑り止め
体12を設けている。また固定支持杆1a・1bの上部
にも、天井野縁5や天井への食い込みを可能とし、全体
の倒れを防止する食い込み突起15を設けている。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。即ち、脚立13だけ
で、または脚立13が無くとも、延長ドライバーの様な
工具が有れば、床面11に立った状態で足場が無くとも
ビスや釘9により天井ボード4を固定することが出来る
のである。また肩や頭や腕で天井ボード4を支えた状態
でビスや釘9による固定作業をする必要が無いので、一
人による天井ボード張り作業が出来るのである。また疲
労が従来の数分の一で済むのである。また人力支え棒1
4の如くトンボ形状の支えが必要無いので、床面11は
有効に使用することができるのである。また支持台係止
杆3により確実にボード持上支持台2を支持するので、
作業の途中にミスにより天井ボード4が落下することが
無いのである。また従来のリフターの如く商用電源やコ
ンプレッサーが無い場合でも、天井ボード張り支え装置
を使用することが出来るのである。また使用までのセッ
トや用意も簡単に出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の天井ボード張り支え装置の作業前の状
態の斜視図である。
【図2】天井ボード4を持ち上げて天井野縁5に接当さ
せた状態の斜視図である。
【図3】ビスや釘9により天井ボード4と天井野縁5と
を固定している状態の斜視図である。
【図4】金属製の支持棒により構成した天井ボード張り
支え装置の実施例を示す斜視図である。
【図5】ボード持上支持台2により天井ボード4を持ち
上げた状態の側面断面図。
【図6】人力支え棒14と脚立13による従来の天井ボ
ード張り支え方法を示す図面である。
【図7】リフターによる機械式の従来の天井ボード張り
支え装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 固定支持杆 2 ボード持上支持台 3 支持台係止杆 4 天井ボード 5 天井野縁 6 蝶番 7 仮止め金具 8 支持凹部 9 ビスや釘

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 固定支持杆1とボード持上支持台2とを
    蝶番6により枢支し、該ボード持上支持台2を固定支持
    杆1に近い状態から、天井野縁5に近い位置まで蝶番6
    を中心に回動可能とし、またボード持上支持台2の上面
    に天井ボード4を搭載可能として、ボード持上支持台2
    を天井野縁5の近くまで回動した状態で、ボード持上支
    持台2を支持台係止杆3により支持可能としたことを特
    徴とする天井ボード張り支え装置。
JP3188745A 1991-07-29 1991-07-29 天井ボード張り支え装置 Expired - Lifetime JP3047376B2 (ja)

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Cited By (7)

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