JP2020148000A - 天井板支持装置及びこれを用いた天井板撤去方法 - Google Patents

天井板支持装置及びこれを用いた天井板撤去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】天井板の撤去作業の効率を向上させるとともに、天井板を撤去する際の騒音を低減でき、作業者が安全に作業を行うことが可能となる天井板支持装置を提供する。【解決手段】天井板支持装置1は、野縁9に固定された天井板8を野縁9から撤去する際に用いられるものであって、一対の主面81、81と一対の主面81、81を繋ぐ端面82とが形成された天井板8を支持するための本体部2を備え、本体部2は、鉛直方向に対して所定の角度で傾斜して延びて主面81を支持するための第1支持部3と、第1支持部3から上方に延びて端面82を支持するための第2支持部4とを有することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、野縁に固定された天井板を前記野縁から撤去する際に用いられる天井板支持装置及びこれを用いた天井板撤去方法に関する。
従来、野縁に固定された石こうボード等の天井板を剥がして既設天井の撤去を行う場合、床上にいる作業者が、先端にフック状の金具が設けられたバー状の工具を用いて、この金具を天井板に引っ掛けて天井板を床上に落下させる。このため、床上に落下した天井板が破損してしまい、天井板を撤去する際の騒音が大きいという問題点がある。また、床上に天井板が散乱してしまい、落下した廃材を回収する必要があり、天井板の撤去作業の効率が低いという問題点がある。また、作業者の頭上等に天井板が落下するおそれや落下した天井板の破片が作業者に飛散するおそれがあるため、作業者が安全に作業を行うことができないという問題点がある。
天井を解体する技術として、特許文献1の天井構造解体装置が開示されている。特許文献1の天井構造解体装置は、天井に敷設されたボードを剥がして天井構造を解体するための装置であり、装置の骨組みを構成するフレーム部材と、フレーム部材に先端部が上下方向に揺動可能となる態様で設けられ、操作力が付与されることにより先端部が揺動してボードを引き剥がす引剥部と、フレーム部材に係止部材を介して係止する態様で設けられ、引剥部により引き剥がされたボードの破片が飛散することを防止するネットとを備えたものである。
特開2008−240444号公報
しかしながら、特許文献1の天井構造解体装置は、天井に敷設されたボードの表面を打撃して破砕し、破砕したボードを収集台車に収集する。天井に敷設されたボードを引きはがす際にボードを破砕するため、撤去する際の騒音が大きいという問題点がある。破砕したボードが収集台車に乱雑に収集されることとなり、収集台車がボード廃材ですぐに満載となってしまう。これにより、天井板の撤去作業の効率を向上させることができないという問題点があった。加えて、特許文献1の天井構造解体装置には、破砕したボードが通過する箇所にネットが設けられるものの、ボードを破砕することから、ネットの外側にまでボードの破片が飛散して作業者の頭上に破片が落下するおそれがあり、作業者が安全に作業を行うことができないという問題点がある。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、天井板の撤去作業の効率を向上させるとともに、天井板を撤去する際の騒音を低減でき、作業者が安全に作業を行うことが可能となる天井板支持装置及びこれを用いた天井板撤去方法を提供することにある。
第1発明に係る天井板支持装置は、野縁に固定された天井板を前記野縁から撤去する際に用いられる天井板支持装置であって、一対の主面と一対の前記主面を繋ぐ端面とが形成された前記天井板を支持するための本体部を備え、前記本体部は、鉛直方向に対して所定の角度で傾斜して延びて前記主面を支持するための第1支持部と、前記第1支持部から上方に延びて前記端面を支持するための第2支持部とを有することを特徴とする。
第2発明に係る天井板支持装置は、第1発明において、前記第1支持部は、上部に緩衝材からなる第1緩衝部が設けられることを特徴とする。
第3発明に係る天井板支持装置は、第1発明又は第2発明において、前記第2支持部は、前記第1支持部に向かい合う位置に緩衝材からなる第2緩衝部が設けられることを特徴とする。
第4発明に係る天井板支持装置は、第1発明〜第3発明の何れかにおいて、前記第1支持部は、前記第2支持部が設けられる第1傾斜部と、前記第1傾斜部に対して平行移動するように取り付けられる第2傾斜部とを有することを特徴とする。
第5発明に係る天井板支持装置は、第1発明〜第4発明の何れかにおいて、前記本体部を移動させるための車輪と、前記車輪による移動を制御するためのストッパーと、を更に備えることを特徴とする。
第6発明に係る天井板支持装置は、第1発明〜第5発明の何れかにおいて、複数の前記本体部同士を互いに連結する連結機構とを更に備えることを特徴とする。
第7発明に係る天井板撤去方法は、野縁に固定された天井板を撤去する天井板撤去方法であって、第1発明〜第6発明の何れか1項記載の天井板支持装置を用いて、一対の主面と一対の前記主面を繋ぐ端面とが形成された前記天井板を撤去する撤去工程を備え、前記撤去工程では、前記天井板を前記野縁から引き剥がす引き剥がし工程と、引き剥がした前記天井板の前記主面を前記第1支持部に支持させるとともに、前記天井板の前記端面を前記第2支持部に支持させる支持工程と、を有することを特徴とする天井板撤去方法。
第8発明に係る天井板撤去方法は、野縁に固定された天井板を撤去する天井板撤去方法であって、第1方向に延びる棒状部材と、前記棒状部材の一方の端部側から前記第1方向と直交する第2方向に延びる爪部と、前記棒状部材の他方の端部と前記爪部の間に設けられて前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向に延びる支点部と、を備える天井板撤去具と、第1発明〜第6発明の何れか1項記載の天井板支持装置と、を用いて、一対の主面と一対の前記主面を繋ぐ端面とが形成された前記天井板を撤去する撤去工程を備え、前記撤去工程は、前記天井板の上側の前記主面に前記爪部を配置するとともに、前記野縁の下面側に前記支点部を配置する配置工程と、前記支点部が回転軸となるように前記棒状部材を回転させて、前記爪部により前記天井板を前記野縁から引き剥がす引き剥がし工程と、引き剥がした前記天井板の前記主面を前記第1支持部に支持させるとともに、前記天井板の前記端面を前記第2支持部に支持させる支持工程と、を有することを特徴とする。
第1発明〜第8発明によれば、野縁から引き剥がした天井板の主面を第1支持部に支持させるとともに、傾斜した第1支持部を天井板がスライドして端面を第2支持部に支持させることができる。これにより、野縁から引き剥がした天井板を床面に落下させずに撤去することができる。このため、天井板を撤去する際の騒音を低減させることが可能となる。
また、第1発明〜第8発明によれば、これにより、作業者が天井板の真下から作業を行うことを回避することができ、引き剥がした天井板が作業者の頭上に落下するのを抑制することができる。このため、作業者が安全に作業を行うことが可能となる。
また、第1発明〜第8発明によれば、野縁から引き剥がした天井板を、積み重ねて収集することができる。このため、天井板の撤去作業の効率を向上させることが可能となる。
特に、第2発明によれば、野縁から引き剥がした天井板が落下して主面を第1支持部に支持させる際に発生する衝撃力を、第1緩衝部により吸収させることができる。このため、引き剥がした天井板が破損するのを防止することが可能となる。また、天井板を撤去する際の騒音を一層低減させることが可能となる。
特に、第3発明によれば、天井板が第1支持部をスライドして端面を第2支持部に支持させる際に発生する衝撃力を、第2緩衝部により吸収させることができる。このため、引き剥がした天井板が破損するのを防止することが可能となる。また、天井板を撤去する際の騒音を一層低減させることが可能となる。
特に、第4発明によれば、第1支持部の高さを調整することができる。このため、天井板の取り付け高さに応じて最適な第1支持部の高さを調整することで、天井板の撤去作業をより効率良く行うことが可能となる。
特に、第5発明によれば、撤去する天井板の取り付け場所に応じて天井板支持装置の移動できる。また、引き剥がした天井板を支持する際に、本体部が移動するのを防止することができる。このため、天井板の撤去作業をより効率良く行うことが可能となる。
特に、第6発明によれば、本体部が支持できる天井板の幅を広げることができる。このため、天井板の撤去作業の効率を向上させることが可能となる。
特に、第8発明によれば、野縁から引き剥がす際に天井板が破損するのを防止することができる。また、脚立等を用いることなく、天井板を撤去することができる。このため、作業者が安全に作業を行うことが可能となる。
図1は、実施形態における天井板支持装置の一例を示す斜視図である。 図2は、実施形態における天井板支持装置の一例を示す側面図である。 図3は、実施形態における第1支持部の一例を示す断面図である。 図4は、実施形態におけるストッパーの一例を示す側面図である。 図5は、実施形態における天井板撤去方法で用いられる天井板撤去具の一例を示す斜視図である。 図6は、実施形態における天井板撤去方法の配置工程と引き剥がし工程を説明するための図である。 図7は、実施形態における天井板撤去方法の支持工程を説明するための図である。 図8は、実施形態における本体部の変形例を示す側面図である。 図9は、実施形態における連結機構の一例を示す正面図である。
以下、本発明を適用した天井板支持装置及び天井板撤去方法を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、実施形態における天井板支持装置1の一例を示す斜視図である。図2は、実施形態における天井板支持装置1の一例を示す側面図である。
天井板支持装置1は、野縁9に固定された天井板8を野縁9から撤去する際に用いられる。天井板8は、石こうボード等の略直方体形状の天井板であり、一対の主面81(上側の主面81a、下側の主面81b)と、一対の主面81同士を繋ぐ4つの端面82と、が形成される。天井板8は、下側の主面81bが、床面99に向かい合うように野縁9に固定されている。
天井板支持装置1は、天井板8を支持するための本体部2を備える。天井板支持装置1は、更に本体部2を移動させるための4つの車輪5と、車輪5による移動を制御するためのストッパー6とを備えていてもよい。
本体部2は、第1支持部3と、第2支持部4とを有する。本体部2は、更に第1支持部3を固定するための上下方向に延びる支柱部28と、作業者が握持可能な手摺29とを有する。
第1支持部3は、鉛直方向に対して所定の角度で傾斜して延びて天井板8の主面81を支持するためのものである。第1支持部3は、金属製等のフレーム材が用いられる。
第1支持部3は、上面に樹脂製の滑り止め部38が設けられる。滑り止め部38は、第1支持部3に支持される天井板8が第1支持部3から滑り落ちるのを防止することができる。
第1支持部3は、第2支持部4が設けられる第1傾斜部31と、第1傾斜部31に対して平行移動するように取り付けられる第2傾斜部34とを有する。
第1傾斜部31は、鉛直方向に対して所定の角度で傾斜して延びて互いに平行な一対の第1傾斜フレーム材32、32と、一対の第1傾斜フレーム材32、32とを連結する第1連結フレーム材33とを有する。第1傾斜部31は、一対の第1傾斜フレーム材32、32と、第1連結フレーム材33とにより、外形が矩形状に形成される。
第2傾斜部34は、鉛直方向に対して所定の角度で傾斜して延びて互いに平行な一対の第2傾斜フレーム材35、35と、一対の第2傾斜フレーム材35、35とを連結する第2連結フレーム材36とを有する。第2傾斜部34は、一対の第2傾斜フレーム材35、35と、第2連結フレーム材36とにより、外形が矩形状に形成される。
図3は、実施形態における第1支持部3の一例を示す断面図である。第1傾斜フレーム材32は、その長手方向に沿って延びる溝32aが形成される。第1傾斜フレーム材32に形成される溝32aに、第2連結フレーム材36とに取り付けられたボルトナット等の取付部材37aが取り付けられる。取付部材37aは、L字状の連結材37bに取り付けられ、連結材37bと第2連結フレーム材36とが取付部材37cにより取り付けられる。このようにして、第1傾斜部31と第2傾斜部34とが取り付けられる。取付部材37aを緩めることにより、取付部材37aを溝32aに沿って図中矢印S方向にスライドさせることができる。これにより、第2傾斜部34が、第1傾斜部31に対して平行移動するものとなる。
第2支持部4は、第1支持部3から上方に延びて天井板8の端面82を支持するためのものである。第2支持部4は、金属製等のフレーム材が用いられる。第2支持部4は、第1支持部3に対して垂直に設けられる。第2支持部4は、一方の端部が第1支持部3の第1連結フレーム材33に取り付けられ、他方の端部が手摺29に取り付けられる。
図4は、実施形態におけるストッパー6の一例を示す側面図である。ストッパー6は、床面に接触可能な接触部61と、接触部61が床面に接触した状態と離間した状態を切り替える切替部62とを有する。ストッパー6は、図4(a)に示すように、接触部61が床面に接触した状態では、車輪5による移動を止めることができる。ストッパー6は、図4(b)に示すように、接触部61が床面に離間した状態では、車輪5による移動を行うことができる。このようにして、ストッパー6は、車輪5による移動を制御する。
次に、本発明を適用した天井板撤去方法について説明する。
実施形態に係る天井板撤去方法は、野縁9に固定された天井板8を撤去する天井板撤去方法である。実施形態に係る天井板撤去方法は、天井板支持装置1と、天井板撤去具100が用いられる。
図5は、実施形態における天井板撤去方法で用いられる天井板撤去具100の一例を示す斜視図である。天井板撤去具100は、例えば金属製のものが用いられる。天井板撤去具100は、第1方向Xに延びる棒状部材101と、棒状部材101の一方の端部101a側から第1方向Xと直交する第2方向Yに延びる爪部102と、棒状部材101の他方の端部101bと爪部102の間に設けられて第1方向X及び第2方向Yに直交する第3方向Zに延びる2つの支点部103と、を備える。支点部103は、棒状部材101を挟んで両側に設けられる。
実施形態に係る天井板撤去方法は、一対の主面81、81と一対の主面81、81を繋ぐ端面82とが形成された天井板8を撤去する撤去工程を備える。
撤去工程では、先ず、野縁9から引き剥がすべき天井板8の真下に天井板支持装置1を配置する。そして、天井板支持装置1のストッパー6における接触部61を床面に接触させた状態にし、車輪5による移動を止める。
撤去工程は、配置工程と、引き剥がし工程と、支持工程とを有する。図6は、実施形態における天井板撤去方法の配置工程と引き剥がし工程を説明するための図である。
配置工程では、天井板8の上側の主面81に爪部102を配置するとともに、野縁9の下面側に支点部103を配置する。
次に、引き剥がし工程では、支点部103が回転軸となるように棒状部材101を図中矢印P方向に回転させて、爪部102により天井板8を野縁9から引き剥がす。
図7は、実施形態における天井板撤去方法の支持工程を説明するための図である。次に、支持工程では、図中矢印P方向に引き剥がした天井板8の主面81を第1支持部3に支持させるとともに、天井板8の端面82を第2支持部4に支持させる。詳細には、支持工程では、野縁9から引き剥がした天井板8の主面81を第1支持部3に支持させるとともに、傾斜した第1支持部3を天井板8がスライドして端面82を第2支持部4に支持させる。
次に、切替部62により接触部61が床面99に接触した状態から離間した状態に切り替える。これにより、車輪5により本体部2を移動させ、次に野縁9から引き剥がすべき天井板8の真下に天井板支持装置1を配置する。そして、天井板支持装置1のストッパー6における接触部61を床面99に接触させた状態に切り替え、車輪5による移動を止める。その後、撤去工程を行う。
これらを繰り返して、天井板支持装置1に、引き剥がした天井板8を順次積み重ねて収集する。そして、本実施形態に係る天井板撤去方法が完了する。
本実施形態によれば、本体部2は、鉛直方向に対して所定の角度で傾斜して延びて主面81を支持するための第1支持部3と、第1支持部3から上方に延びて端面82を支持するための第2支持部4とを有する。これにより、野縁9から引き剥がした天井板8の主面81を第1支持部3に支持させるとともに、傾斜した第1支持部3を天井板8がスライドして端面82を第2支持部4に支持させることができる。このため、野縁9から引き剥がした天井板8を床面99に落下させずに撤去することができる。よって、天井板8が床面99に落下することによる天井板8の破損を防止でき、天井板8を撤去する際の騒音を低減させることが可能となる。
また、本実施形態によれば、作業者が天井板8の真下から作業を行うことを回避することができ、引き剥がした天井板8が作業者の頭上に落下するのを抑制することができる。したがって、作業者が安全に作業を行うことが可能となる。
また、本実施形態によれば、野縁9から引き剥がした天井板8を、積み重ねて収集することができる。このため、天井板8の撤去作業の効率を向上させることが可能となる。
本実施形態によれば、第1支持部3は、第2支持部4が設けられる第1傾斜部31と、第1傾斜部31に対して平行移動するように取り付けられる第2傾斜部34とを有する。これにより、第1支持部3の高さを調整することができる。このため、天井板8の取り付け高さに応じて最適な第1支持部3の高さを調整することで、天井板8の撤去作業をより効率良く行うことが可能となる。
本実施形態によれば、本体部2を移動させるための車輪5と、車輪5による移動を制御するためのストッパー6と、を更に備える。これにより、撤去する天井板8の取り付け場所に応じて天井板支持装置1の移動できる。また、引き剥がした天井板8を支持する際に、本体部2が移動するのを防止することができる。このため、天井板8の撤去作業をより効率良く行うことが可能となる。
本実施形態によれば、天井板8を野縁9から引き剥がす引き剥がし工程と、引き剥がした天井板8の主面81を第1支持部3に支持させるとともに、天井板8の端面82を第2支持部4に支持させる支持工程と、を有する。これにより、作業者が天井板8の真下から作業を行うことを回避することができ、引き剥がした天井板8が作業者の頭上に落下するのを抑制することができる。このため、作業者が安全に作業を行うことが可能となる。
本実施形態によれば、天井板8を撤去する際に、第1方向Xに延びる棒状部材101と、棒状部材101の一方の端部101a側から第1方向Xと直交する第2方向Yに延びる爪部102と、棒状部材101の他方の端部101bと爪部102の間に設けられて第1方向X及び第2方向Yに直交する第3方向Zに延びる支点部103と、を備える天井材撤去具を更に用いる。これにより、野縁9から引き剥がす際に天井板8が破損するのを防止することができる。また、脚立等を用いることなく、天井板8を撤去することができる。このため、作業者が安全に作業を行うことが可能となる。
本実施形態によれば、天井板撤去具100は、棒状部材101を挟んで両側に支点部103が設けられる。これにより、野縁9と天井板8との位置関係によらず、天井板8を野縁9から引き剥がしすことができる。このため、天井板8の撤去作業をより効率良く行うことが可能となる。
図8は、実施形態の本体部2の変形例を示す側面図である。本体部2は、第1支持部3と、第2支持部4とを有する。
第1支持部3は、天井板8に向かい合う位置となる上部に緩衝材からなる第1緩衝部39が設けられる。第1緩衝部39は、ウレタンフォーム等の樹脂製等の緩衝材が用いられる。
第2支持部4は、第1支持部3に向かい合う位置に緩衝材からなる第2緩衝部49が設けられる。第2緩衝部49は、○○製等の緩衝材が用いられる。
本実施形態によれば、第1支持部3は、上部に緩衝材からなる第1緩衝部39が設けられる。これにより、野縁9から引き剥がした天井板8が落下して主面81を第1支持部3に支持させる際に発生する衝撃力を、第1緩衝部39により吸収させることができる。このため、引き剥がした天井板8が破損するのを防止することが可能となる。また、天井板8を撤去する際の騒音を一層低減させることが可能となる。
本実施形態によれば、第2支持部4は、第1支持部3に向かい合う位置に緩衝材からなる第2緩衝部49が設けられる。これにより、天井板8が第1支持部3をスライドして端面82を第2支持部4に支持させる際に発生する衝撃力を、第2緩衝部49により吸収させることができる。このため、引き剥がした天井板8が破損するのを防止することが可能となる。また、天井板8を撤去する際の騒音を一層低減させることが可能となる。
図9は、実施形態における連結機構7の一例を示す正面図である。天井板支持装置1は、複数の本体部2、2同士を互いに連結する連結機構7を更に備える。連結機構7は、それぞれの本体部2、2に形成される貫通孔71、71と、貫通孔71、71に挿通される連結具72とを有する。連結具72は、コの字状に形成され、両端部にネジ部72aが形成される。連結具72のネジ部72aには、ナット73が取り付けられる。
本実施形態によれば、複数の本体部2、2同士を互いに連結する連結機構7を更に備える。これにより、本体部2が支持できる天井板8の幅を広げることができる。このため、天井板8の撤去作業の効率を向上させることが可能となる。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明したが、上述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
1 :天井板支持装置
2 :本体部
28 :支柱部
29 :手摺
3 :第1支持部
31 :第1傾斜部
32 :第1傾斜フレーム材
32a :溝
33 :第1連結フレーム材
34 :第2傾斜部
35 :第2傾斜フレーム材
36 :第2連結フレーム材
37a :取付部材
37b :連結材
37c :取付部材
38 :滑り止め部
39 :第1緩衝部
4 :第2支持部
49 :第2緩衝部
5 :車輪
6 :ストッパー
61 :接触部
62 :切替部
7 :連結機構
71 :貫通孔
72 :連結具
73 :ナット
8 :天井板
81 :主面
82 :端面
9 :野縁
99 :床面
100 :天井板撤去具
101 :棒状部材
102 :爪部
103 :支点部

Claims (8)

  1. 野縁に固定された天井板を前記野縁から撤去する際に用いられる天井板支持装置であって、
    一対の主面と一対の前記主面を繋ぐ端面とが形成された前記天井板を支持するための本体部を備え、
    前記本体部は、
    鉛直方向に対して所定の角度で傾斜して延びて前記主面を支持するための第1支持部と、
    前記第1支持部から上方に延びて前記端面を支持するための第2支持部とを有すること
    を特徴とする天井板支持装置。
  2. 前記第1支持部は、上部に緩衝材からなる第1緩衝部が設けられること
    を特徴とする請求項1記載の天井板支持装置。
  3. 前記第2支持部は、前記第1支持部に向かい合う位置に緩衝材からなる第2緩衝部が設けられること
    を特徴とする請求項1又は2記載の天井板支持装置。
  4. 前記第1支持部は、前記第2支持部が設けられる第1傾斜部と、前記第1傾斜部に対して平行移動するように取り付けられる第2傾斜部とを有すること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の天井板支持装置。
  5. 前記本体部を移動させるための車輪と、
    前記車輪による移動を制御するためのストッパーと、を更に備えること
    を特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の天井板支持装置。
  6. 複数の前記本体部同士を互いに連結する連結機構とを更に備えること
    を特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の天井板支持装置。
  7. 野縁に固定された天井板を撤去する天井板撤去方法であって、
    請求項1〜6の何れか1項記載の天井板支持装置を用いて、一対の主面と一対の前記主面を繋ぐ端面とが形成された前記天井板を撤去する撤去工程を備え、
    前記撤去工程では、
    前記天井板を前記野縁から引き剥がす引き剥がし工程と、
    引き剥がした前記天井板の前記主面を前記第1支持部に支持させるとともに、前記天井板の前記端面を前記第2支持部に支持させる支持工程と、を有すること
    を特徴とする天井板撤去方法。
  8. 野縁に固定された天井板を撤去する天井板撤去方法であって、
    第1方向に延びる棒状部材と、前記棒状部材の一方の端部側から前記第1方向と直交する第2方向に延びる爪部と、前記棒状部材の他方の端部と前記爪部の間に設けられて前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向に延びる支点部と、を備える天井板撤去具と、請求項1〜6の何れか1項記載の天井板支持装置と、を用いて、一対の主面と一対の前記主面を繋ぐ端面とが形成された前記天井板を撤去する撤去工程を備え、
    前記撤去工程は、
    前記天井板の上側の前記主面に前記爪部を配置するとともに、前記野縁の下面側に前記支点部を配置する配置工程と、
    前記支点部が回転軸となるように前記棒状部材を回転させて、前記爪部により前記天井板を前記野縁から引き剥がす引き剥がし工程と、
    引き剥がした前記天井板の前記主面を前記第1支持部に支持させるとともに、前記天井板の前記端面を前記第2支持部に支持させる支持工程と、を有すること
    を特徴とする天井板撤去方法。
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