JPH0533347Y2 - - Google Patents

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JPH0533347Y2
JPH0533347Y2 JP3608687U JP3608687U JPH0533347Y2 JP H0533347 Y2 JPH0533347 Y2 JP H0533347Y2 JP 3608687 U JP3608687 U JP 3608687U JP 3608687 U JP3608687 U JP 3608687U JP H0533347 Y2 JPH0533347 Y2 JP H0533347Y2
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thermal
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Description

【考案の詳細な説明】 −産業上の利用分野− 本考案は熱転写型プリンタのサーマルヘツドに
関するものであり、特に通電用ケーブルを含むサ
ーマルヘツドのケーブル接続部の改良に関するも
のである。
−従来の技術− サーマルヘツドとして、ヘツド本体上に配列さ
れた複数の発熱素子と、ヘツド本体上においてそ
れら発熱素子にそれぞれ接続されるとともに、各
発熱素子から延びた延長端がヘツド本体上に並ん
で位置する接続端子とされたリード線と、それら
リード線に対応する導線を備えてその導線の接続
端部が前記リード線の接続端子にそれぞれ接続さ
れた通電用ケーブルとを含むものがある。
例えば第7図に示すものでは、複数の発熱素子
50がヘツド本体52のヘツド基板54上に長手
方向に配列されており、それら発熱素子50から
延びるリード線58が90度方向転換して各延長端
がそれぞれ接続端子56とされ、ここに熱転写リ
ボン(以下、サーマルリボンという)60とほぼ
直角に通電用ケーブル62が接続されている。こ
のタイプでは各リード線58の電気抵抗が長さの
違いから異なつたものとなり、それに起因して各
発熱素子50の発熱が不均一となつて、印字にむ
らが生じ易い。各リード線58ごとにその太さを
変えて全てのリード線の電気抵抗を一定にするこ
とも考えられるが、プリント配線が非常に複雑化
する。
これに対して、例えば第8図に示すように発熱
素子50がヘツド本体52の幅方向に配列され、
各リード線58の長さが全て等しくされたものが
ある。このタイプでは、サーマルリボン60の走
行方向がヘツド本体52の長手方向と平行になる
ため、サーマルリボン60はヘツド本体52と通
電用ケーブル62との接続部に接触しつつ走行す
る。すなわち、この接触部によつてサーマルリボ
ン60の走行が案内されるようになるのである。
−考案が解決しようとする問題点− ヘツド本体52と通電用ケーブル62との接触
部は、例えば第9図に示すように、樹脂66のモ
ールデイングで盛り固められて補強されている
が、表面が粗いためサーマルリボン60に与える
抵抗が大きく、また粗さも不均一であるためリボ
ン走行に支障をきたす欠点があつた。
これに対して、例えば第10図および第11図
に示すように、滑りのよい金属製の固定部材68
をねじ70等で機械的に固定し、接続部を補強す
るとともにリボン走行の案内部として使用するこ
とも考えられる。しかし、高さが相当高くなるこ
とを避け得ず、したがつてサーマルヘツド52と
印字用紙との間のごく限られた隙間内に配設する
のは困難であり、印字用紙との干渉が生じる問題
がある。
−問題点を解決するための手段− 本考案は、このような問題を解決するためにな
されたものであり、ヘツド本体と通電用ケーブル
との接続部に、それらヘツド本体と通電用ケーブ
ルとにまたがつて、低摩擦係数の樹脂フイルムを
固着したものである。
−作用および効果− この樹脂フイルムは、上記接続部を補強すると
ともにサーマルリボンの走行を案内する役割を果
たすのであるが、摩擦が小さいためサーマルリボ
ンの円滑な走行が保証される。また、厚さが極く
薄いフイルムであるため、サーマルヘツドと印字
用紙との間のわずかな隙間にも十分収め得る。し
かも、この樹脂フイルムを上記接続部に固着すれ
ばよいから、その取付けも簡単に行うことができ
る。
−実施例− 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第3図は本考案の一実施例であるサーマルヘツ
ド2を備えたサーマルプリンタ付電子タイプライ
タの外観図である。サーマルプリンタ4にはキー
ボード6が一体化され、このキーボード6から入
力されたデータに基づいて、サーマルプリンタ4
で印字が行われる。サーマルプリンタ4はキヤリ
ツジ12を備え、キヤリツジ12がガイドバー1
4に案内されつつ、プラテン16に沿つて図示し
ないモータによりX軸方向に移動させられる。ま
た印字用紙20は、プラテン16の背後に設けら
れた図示しない紙送りローラによりY軸方向に送
られる。
キヤリツジ12には上記サーマルヘツド2が保
持されており、印字用紙20はこのサーマルヘツ
ド2と上記プラテン16との間に供給される。ま
た、キヤリツジ12上には、リボンカセツト22
が着脱可能に取り付けられ、そこからサーマルリ
ボン24がサーマルヘツド2と印字用紙20との
間に取り回される。
サーマルヘツド2は、第1図および第2図に示
すように、ヘツド本体23と後述の通電用ケーブ
ル40とを備え、ヘツド本体23はヘツド基板2
6および放熱板28を含んでいる。ヘツド基板2
6上の一端部には、サーマルリボン24の走行方
向と直角に発熱素子30が配列されている。これ
らの発熱素子30は印字に必要なドツト数分備え
られており、それぞれの発熱素子30には、サー
マルリボン24の走行方向と平行にリード線32
が接続されている。リード線32はヘツド基板2
6上に形成されたプリント配線で構成されてお
り、それらの延長端はヘツド基板26の他端側に
おいて、サーマルリボン24の走行方向と直角な
方向に並んで位置する接続端子34とされてい
る。
一方、前記通電用ケーブル40は、これらリー
ド線32に対応する複数の導線36を備え、各導
線36の接続端部38がヘツド基板26上におい
て各リード線32の接続端子34にそれぞれハン
ダ付けされている。この通電用ケーブル40は、
導線36として機能する銅箔等が接続端部38を
除いてポリイミドやポリエステル等の導線被覆部
42で被覆されて、帯状の柔軟性に富んだ構造を
なし、基端側において図示しない制御回路の出力
端子に接続されている。
上記ヘツド本体23のリード線32と通電用ケ
ーブル40の導線36の接続部、つまりハンダ付
け部とその近傍は、1枚の樹脂フイルム46で覆
われている。樹脂フイルム46は、ヘツド基板2
6と通電用ケーブル40とにまたがつて、接着剤
による接着あるいは熱による溶着等、適宜の接着
手段によつて固着されたものである。そのフイル
ム材質は例えばポリエステル、ポリイミドのよう
に表面摩擦係数μが小さいもの(例えばμ:0.3
〜0.5)が選択され、厚さは例えば0.01〜0.1mmの
範囲内に設定されて、全体が均一な厚さに成形さ
れている。なお、図に示すフイルム厚さは誇張し
て描いたものである。
そして、通電用ケーブル40はヘツド基板26
上において、そのヘツド基板26の幅寸法よりも
狭い形状とされていることから、樹脂フイルム4
6は通電用ケーブル40の両側方向においてもヘ
ツド基板26上に接着され、ヘツド基板26と通
電用ケーブル40との一体性が確保されている。
このように構成されたサーマルヘツド2は、垂
直軸まわりに可動可能な図示しないヘツド支持レ
バーの先端部に固定され、発熱素子30がサーマ
ルリボン24を介して印字用紙20に接離可能な
状態で支持される。そして、第4図に示すよう
に、ヘツド基板26の発熱素子30がサーマルリ
ボン24を介して印字用紙20に圧着され、キヤ
リツジ12の移動を伴いつつ、サーマルリボン2
4のインクを印字用紙20に転写して印字を行
う。ヘツド本体23に接続された通電用ケーブル
40は、サーマルリボン24の走行に支障のない
よう、その接続部付近で放熱板28側にU字状に
折り曲げられるが、このように折り曲げられても
上記接続部は樹脂フイルム46の接着により補強
されているため、ハンダ付け部の割れ等を生じな
い。また、サーマルリボン24は、印字用紙20
とヘツド基板26との間に形成された楔状の隙間
を前記キヤリツジ12の移動に対応して樹脂フイ
ルム46に摺接しつつ走行する。この樹脂フイル
ム46は上述のハンダ付け部を補強するばかりで
なく、テープ走行に対する低摩擦係数の案内部と
しても機能し、サーマルリボン24の走行を円滑
に行わせることができるのである。また、厚さが
例えば0.01〜0.1mmと極く薄いものであるから、
印字用紙20と干渉するおそれも生じない。
さらに別の実施例を第5図以下に示す。
第5図に示す実施例は、先の実施例において放
熱板28側に曲げられていた通電用ケーブル40
が、接着剤48(例えばエポキシ樹脂接着剤)あ
るいは両面テープで放熱板28に固着されたもの
である。
第6図に示す実施例は、第5図の実施例の変形
であつて、通電用ケーブル40のヘツド基板26
の裏側に曲げ込まれた部分まで樹脂フイルム46
が延びて、これをヘツド本体23に固定してい
る。この固定部分における通電用ケーブル40の
幅寸法がヘツド基板26の幅寸法より狭くされて
いるのは第一実施例と同様である。この実施例で
は、通電用ケーブル40の曲げられた部分と放熱
板28とは接着剤で接着しなくてもよい。
以上の実施例においては、通電用ケーブル40
の接続部付近が、ヘツド基板26の幅寸法よりも
狭いものとされていたが、それらの幅寸法が同程
度であつてもよい。この場合には、樹脂フイルム
46がヘツド基板26の幅方向の両端を越えて延
ばされ、ヘツド基板26および通電用ケーブル4
0を包み込むようにして固着されることとなる。
その他、本考案は当業者の知識に基づいて種々
の変形、改良を施した態様で実施することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるサーマルヘツ
ドの正面図であり、第2図はその平面図である。
第3図はそのサーマルヘツドを含む電子タイプラ
イタの外観を示す斜視図である。第4図は第1図
および第2図のサーマルヘツドが印字を行う状態
を示す平面図である。第5図および第6図はそれ
ぞれ本考案の別の実施例を示す平面図である。第
7図、第8図および第10図は従来のサーマルヘ
ツドの具体例を示す正面図であり、第9図は第8
図に示すものの平面図、第11図は第10図に示
すものの平面図である。 2……サーマルヘツド、12……キヤリツジ、
16……プラテン、20……印字用紙、23……
ヘツド本体、24……サーマルリボン(熱転写リ
ボン)、26……ヘツド基板、28……放熱板、
30……発熱素子、32……リード線、34……
接続端子、36……導線、38……接続端部、4
0……通電用ケーブル、42……導線被覆部、4
6……樹脂フイルム、48……接着剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ヘツド本体上に配列された複数の発熱素子
    と、ヘツド本体上においてそれら発熱素子にそ
    れぞれ接続されるとともに、各発熱素子から延
    びた延長端がヘツド本体上に並んで位置する接
    続端子とされたリード線と、それらリード線に
    対応する導線を備えてその導線の接続端部が前
    記リード線の接続端子にそれぞれ接続される通
    電用ケーブルとを含み、前記ヘツド本体と通電
    用ケーブルの接続部で熱転写リボンの走行を案
    内するサーマルヘツドおいて、 前記ヘツド本体と通電用ケーブルとの接続部
    に、それらヘツド本体と通電用ケーブルとにま
    たがつて、低摩擦係数の樹脂フイルムを固着し
    たことを特徴とするサーマルヘツド。 (2) 前記樹脂フイルムの厚さが、0.01〜0.1mmで
    ある実用新案登録請求の範囲第1項記載のサー
    マルヘツド。 (3) 前記樹脂フイルムの表面摩擦係数が、0.3〜
    0.5である実用新案登録請求の範囲第1項また
    は第2項記載のサーマルヘツド。 (4) 前記樹脂フイルムがポリエステルまたはポリ
    イミドのいずれかからなる実用新案登録請求の
    範囲第1項、第2項または第3項記載のサーマ
    ルヘツド。
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