JPH05333063A - 車両用過電流検出装置 - Google Patents

車両用過電流検出装置

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JPH05333063A
JPH05333063A JP4138949A JP13894992A JPH05333063A JP H05333063 A JPH05333063 A JP H05333063A JP 4138949 A JP4138949 A JP 4138949A JP 13894992 A JP13894992 A JP 13894992A JP H05333063 A JPH05333063 A JP H05333063A
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JP
Japan
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overcurrent
motor
shunt resistor
overcurrent detection
cpu
Prior art date
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Pending
Application number
JP4138949A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Niimi
浩 新美
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正転・逆転を繰り返すモータ等電気アクチュ
エータの過電流、及びワイヤハーネス上での短絡事故等
により生じる過電流を確実に検出し得る車両用過電流検
出装置を提供する。 【構成】 モータMの正極側電源線に過電流が流れる
と、正極側シャント抵抗SR1の電圧に応じて正極側過
電流検出回路5がその過電流を検出する。モータMの負
極側電源線に過電流が流れた場合、負極側シャント抵抗
SR2の電圧に応じて負極側過電流検出回路6がその過
電流を検出する。それらの過電流検出信号はCPU20
に送られる。CPU20は、過電流の検出データを入力
すると、そのデータを時間的に平均化処理し、その平均
化されたデータに応じて過電流発生の有無を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ステアリング
コラム部のチルト機構駆動用モータ、テレスコピック機
構駆動用モータ等、自動車に搭載された電気アクチュエ
ータの過電流を検出する車両用過電流検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車においては、車両各部に設
けられた調整機構の自動化が促進され、例えば、シート
位置調整機構、ステアリングコラム部のチルト角調整機
構、テレスコピック調整機構、ミラー調整機構等が車両
に設けられ、それらの調整機構を自動調整するために、
モータ等の電気アクチュエータが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの調整機構用の
駆動モータは、正転・逆転を繰り返すように駆動され、
また、その駆動電流が複雑に入り組んだワイヤハーネス
を介して供給されるため、従来の一般的な過電流検出回
路では、モータロック時等に発生する過電流、或はワイ
ヤハーネス上の短絡事故等により生じる過電流のみを、
確実に検出することができない問題があった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、正転・逆転を繰り返すモータ等電気アクチュエータ
の過電流、及びワイヤハーネス上での短絡事故等により
生じる過電流を確実に検出し得る車両用過電流検出装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車両用過電流検出装置は、図1に示すよう
に、電気アクチェエータの電源供給線における正極側に
直列接続される正極側シャント抵抗と、電源供給線の負
極側に直列接続される負極側シャント抵抗と、正極側シ
ャント抵抗に流れる過電流を検出する正極側過電流検出
回路と、負極側シャント抵抗に流れる過電流を検出する
負極側過電流検出回路と、正極側過電流検出回路と負極
側過電流検出回路から出力される検出信号を入力しその
検出信号データを時間的に平均化処理して過電流の発生
を判定する過電流判定手段と、を備えたことを要旨とす
る。
【0006】
【作用・効果】このように構成された過電流検出装置で
は、電気アクチュエータの正極側電源線に過電流が流れ
ると、正極側シャント抵抗の電圧に応じて正極側過電流
検出回路がその過電流を検出し、検出信号を過電流判定
手段に送る。一方、電気アクチュエータの負極側電源線
に過電流が流れた場合、負極側シャント抵抗の電圧に応
じて負極側過電流検出回路がその過電流を検出し、検出
信号を過電流判定手段に送る。過電流判定手段は、過電
流の検出信号データを入力すると、そのデータを時間的
に平均化処理し、その平均化されたデータに応じて過電
流発生の有無が判定される。
【0007】このように、電気アクチュエータの電源供
給線に正極側シャント抵抗、負極側シャント抵抗が接続
され、各々のシャント抵抗から正極側過電流検出回路と
負極側過電流検出回路により過電流を検出するため、極
性を切換えて正転・逆転を繰り返すモータ等の電気アク
チュエータであっても、過電流を確実に検出することが
でき、また、電気アクチュエータの電源線における正極
側、負極側どちらで短絡事故が発生した場合でも、その
過電流を確実に検出することができる。さらに、過電流
の検出データを時間的に平均化処理して過電流の発生を
判定するため、モータ起動時等に発生する一時的な大電
流を、過電流として誤検出することは防止される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図2は、例えばステアリングコラム部のチ
ルト調整機構に使用される直流モータMを駆動する回
路、及び、そのモータMの電源供給線の過電流を検出・
判定する回路を示している。これらの検出回路は、例え
ば自動車のインストルメントパネルに設けられるメータ
コントローラ内に設置される。
【0010】モータMの電源供給線に、リレー接点RL
1a、RL2aによるスイッチング回路4が接続され、
その正極側に正極側シャント抵抗SR1が、その負極側
には負極側シャント抵抗SR2が各々直列に接続され
る。
【0011】正極側過電流検出回路5はオペアンプOP
1を用いた比較器により構成され、負極側過電流検出回
路6はオペアンプOP2を用いた比較器から構成され
る。即ち、正極側シャント抵抗SR1に対し、抵抗R
1、R2がアース間に直列に接続され、シャント抵抗S
R1による電圧降下が抵抗R1、R2を介し抵抗R7を
通してオペアンプOP1の非反転入力側に入力される。
また、オペアンプOP1の反転入力には電源電圧を抵抗
R3、R4、R5で分圧した電圧が抵抗R6を介して印
加されるように接続される。
【0012】また、負極側シャント抵抗SR2に対し、
抵抗R11、R12が電源Bとの間に接続され、シャン
ト抵抗OP2による電圧降下が抵抗R12を介し抵抗R
16と通してオペアンプOP2の反転入力側に入力され
るように接続される。オペアンプOP2の非反転入力に
は電源電圧を抵抗R13、R14、R15により分圧し
た電圧が抵抗R17を介して印加される。
【0013】オープンコレクタより構成されるオペアン
プOP1、OP2の出力側は、抵抗R8、R18を介し
て1本に接続され、ワイヤードオアを構成する。その出
力回路にはプルアップ抵抗R9が接続され、過電流の検
出信号は、低レベル信号として、抵抗R10とA/Dコ
ンバータ10を経てCPU(ワンチップCPU)20に
送られるように接続される。
【0014】さらに、CPU20の出力ポートP1、P
2にはモータMを正転、逆転、或は停止させるリレー回
路7が接続される。リレー回路7は、上記モータMの電
源線路に接続したスイッチング回路4の正転側のリレー
接点RL1aを有するリレーRL1、及び反転側のリレ
ー接点RL2aを有するリレーRL2がトランジスタT
R1、TR2により動作するように構成される。また、
CPU20の入出力回路には、外部のコントローラ等か
らモータの起動信号等の各種指令信号fが入力される。
【0015】次に、上記車両用過電流検出装置の動作を
図3のフローチャートにより説明する。
【0016】CPU20は、電源の投入に伴ない、ステ
ップ101で、各種レジスタ、ポート等の初期化を行
い、 ステップ102で、検出信号を取り込むタイミン
グ用のタイマーを起動する。次に、ステップ103で、
外部から指令信号fが入力されたか否かを判定し、指令
信号fが入力された場合、次にステップ200以降を実
行し、その信号に応じてモータMを動作させる。
【0017】即ち、ステップ200で、過電流検出を示
すフラグFが0(リセット)か否かを判定し、フラグF
が0の場合、次に、ステップ201で、入力した指令信
号fがモータ停止用か否かを判定する。指令信号fがモ
ータ停止信号の場合、次に、ステップ202、203に
進み、CPU20の出力ポートP1、P2をL(低レベ
ル)とする。したがって、リレー回路7のリレーRL
1、RL2はオフ状態となり、モータMのスイッチング
回路4はオフとなり、モータMは停止し或は停止状態を
維持する。
【0018】一方、指令信号fがモータ停止信号ではな
く、モータ正転指令信号である場合、ステップ201か
らステップ204を経てステップ205、206に進
み、CPU20の出力ポートP1をH(高レベル)に、
出力ポートP2をL(低レベル)にする。これにより、
リレー回路7のリレーRL1がオン状態となり、そのリ
レー接点RL1aがオンし、モータMに正方向の電流が
流れ、モータMは正転駆動される。
【0019】一方、指令信号fが、モータ逆転指令信号
の場合、ステップ201、204、207を経てステッ
プ208、209に進み、CPU20の出力ポートP1
をL(低レベル)に、出力ポートP2をH(高レベル)
にする。これにより、リレー回路7のリレーRL2がオ
ン状態となり、そのリレー接点RL2aがオンし、モー
タMに逆方向の電流が流れ、モータMは逆転駆動され
る。
【0020】このようにモータMが駆動されると、次に
ステップ104に進み、タイマーのカウント時間に基づ
き、過電流検出信号のサンプリング時間(例えば0.5
秒毎)か否かを判定し、サンプリング時間の場合、次に
ステップ105で、フラグFが0(リセット)か否かを
判定する。そして、フラグFが0の場合、つまり過電流
未検出の場合、次にステップ106に進み、過電流検出
のサンプリング回数iに1を加算する。
【0021】ところで、モータMが起動され、正常に運
転される場合、或はモータMの停止中、オペアンプOP
1、OP2の反転入力側には、非反転入力側より低い電
圧が印加され、オペアンプOP1、OP2の出力はH
(オフ)となって、高レベル信号がA/Dコンバータ1
0に入力されている。
【0022】しかし、モータMの電源線の正極側シャン
ト抵抗SR1に過電流が流れると、シャント抵抗SR1
の電圧降下により、オペアンプOP1の非反転入力が反
転入力以下に低下し、比較器の出力はH(オフ)からL
(オン)に反転し、低レベル信号がA/Dコンバータに
送られる。また、モータMの電源線の負極側シャント抵
抗SR2に過電流が流れると、同様に、オペアンプOP
2の比較器の出力はH(オフ)からL(オン)に反転
し、低レベル信号がA/Dコンバータに送られる。
【0023】CPU20は、上記(ステップ104)の
ようにサンプリング時間に達すると、ステップ107
で、A/Dコンバータ10からA/D変換された値を検
出データXiとして取り込む。そして、ステップ108
で、その検出データXiを累計値に加算して新たな累計
値Yiとし、ステップ109で、サンプリング回数iが
20に達したか否かを判定し、回数が20未満の場合、
再びステップ103に戻り、上記のステップ103〜1
09を繰り返し実行する。
【0024】そして、サンプリング回数iが20に達し
たとき、ステップ109からステップ110に進み、検
出データの累計値Yiを20で除算することにより、平
均値Mを算出する。そして、ステップ111で、その平
均値Mが予め設定した定数a(例えば2.5Vの電圧に
対応する)以下であるか否かを判定し、その平均値Mが
定数a以下であるとき、過電流が発生したものと判定す
る。
【0025】このように、過電流の検出データを時間的
に平均化処理して過電流の発生を判定するため、モータ
起動時等に発生する一時的な大電流を、過電流として誤
検出することは防止される。
【0026】そして、ステップ112で、CPU20の
出力ポートP1、P2を共にL(低レベル)として、リ
レー回路7のリレーRL1、RL2をオフ状態とし、電
源線路のスイッチング回路4のリレー接点RL1a,R
L2aをオフさせて、モータMを停止させる。また、ス
テップ113で、フラグFを1にセットし、過電流検出
状態として、外部からの起動指令信号によるモータ起動
を禁止する。したがって、一度過電流が検出・判定され
た場合、CPU20の電源を再投入するまでは、過電流
状態が解除されたとしても、モータの起動は禁止され、
モータの再起動による電気部品等の損傷は回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す過電流検出装置の回路
図である。
【図3】同装置の過電流検出処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
SR1−正極側シャント抵抗、SR2−負極側シャント
抵抗、M−モータ、5−正極側過電流検出回路、6−負
極側過電流検出回路、20−CPU。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気アクチェエータの電源供給線におけ
    る正極側に直列接続される正極側シャント抵抗と、 該電源供給線の負極側に直列接続される負極側シャント
    抵抗と、 該正極側シャント抵抗に流れる過電流を検出する正極側
    過電流検出回路と、 該負極側シャント抵抗に流れる過電流を検出する負極側
    過電流検出回路と、 該正極側過電流検出回路と該負極側過電流検出回路から
    出力される検出信号を入力し該検出信号データを時間的
    に平均化処理して過電流の発生を判定する過電流判定手
    段と、 を備えたことを特徴とする車両用過電流検出装置。
JP4138949A 1992-05-29 1992-05-29 車両用過電流検出装置 Pending JPH05333063A (ja)

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JP4138949A JPH05333063A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 車両用過電流検出装置

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JP4138949A JPH05333063A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 車両用過電流検出装置

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ID=15233927

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JP (1) JPH05333063A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100951223B1 (ko) * 2002-10-02 2010-04-05 파나소닉 주식회사 전류 검출 장치 및 그것을 사용한 모터 구동 장치
KR100973973B1 (ko) * 2009-08-31 2010-08-05 엘아이지넥스원 주식회사 액츄에이터의 전류 제한 회로 및 방법
KR20120061433A (ko) * 2010-12-03 2012-06-13 현대모비스 주식회사 차량용 고전압 배터리의 전류 측정 장치

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KR100973973B1 (ko) * 2009-08-31 2010-08-05 엘아이지넥스원 주식회사 액츄에이터의 전류 제한 회로 및 방법
KR20120061433A (ko) * 2010-12-03 2012-06-13 현대모비스 주식회사 차량용 고전압 배터리의 전류 측정 장치

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