JPH05331802A - 単位路盤材構成用枠体 - Google Patents

単位路盤材構成用枠体

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JPH05331802A
JPH05331802A JP16224092A JP16224092A JPH05331802A JP H05331802 A JPH05331802 A JP H05331802A JP 16224092 A JP16224092 A JP 16224092A JP 16224092 A JP16224092 A JP 16224092A JP H05331802 A JPH05331802 A JP H05331802A
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JP
Japan
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frame body
unit
bottom plate
rainwater
roadbed material
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Application number
JP16224092A
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English (en)
Inventor
Isao Hayashi
功生 林
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HAYASHI PROD CORP
Original Assignee
HAYASHI PROD CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 これを構成要素に含む単位路盤材を敷設して
なる舗装路面で、雨水が路面上に溢れるようなことがな
い単位路盤材構成用枠体を開発すること。 【構成】 正方形の周壁1、1…の内側に底板2を配
し、該底板2の裏面に縦横に雨水流通溝3、3…を構成
する。上記底部2には複数の透水孔5、5…をも穿設す
る。上記のように構成した枠体に、砂利6を充填し、砂
利間に隙間を持たせて固め、枠体を要素の一部に含む単
位路盤材を構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般道の歩道、公園内
の歩道その他の歩道を舗装するために用いる歩道板等の
単位路盤材であって、建築物の屋上等に配して遮熱用等
に用いることも可能な単位路盤材を構成するために使用
する単位路盤材構成用枠体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】枠体を用いて木レンガその他の部材を保
持して舗装用に用いることとする技術は本件発明者の提
案してきたところである。なかで本件に近いのは歩道板
構成用基枠(特願昭62−260887号)で、これ
は、「基枠本体に多数の有底の区画を区分構成し、上記
各区画を区分する区画壁に、上端を開口可能に閉塞した
多数の上下方向の通孔を連設形成した歩道板構成用基
枠」である。
【0003】上記歩道板構成用基枠は、基枠を利用して
歩道板を構成する技術を初めて提案したものであり、こ
れにコンクリートを充填して歩道板を構成し、区画壁の
上端を削除することで区画壁中に形成した通孔を上下貫
通させ、透水孔として機能させることとしたものであ
る。これは長く透水性を失うことがなく優れたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、上記の
技術は非常に優れたものであって、前記透水孔(通孔)
を通じて流下した雨水を、砂利下地等の透水性の下地を
通じて地下に浸透させることとなっているが、単位時間
当りの雨量が非常に多いような場合には、地下への浸透
が間に合わずに、上記透水孔(通孔)から逆に溢れ出て
しまうような虞があり得る。更にこれ以前の透水性のな
い歩道板等では、雨が降れば、特に雨量が多くなくても
歩道板上に雨水が溜り、または流れることとなる問題が
あることは云うまでもない。本発明では、このような問
題を解決し、これを用いて構成した単位路盤材で構成し
た舗装路面等の上に雨水が溢れたり、流れるようなこと
を防止し得る単位路盤材構成用枠体を開発することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の構成の要旨とす
るところは、平面から見て四辺形の辺に沿った位置に周
壁を構成し、該周壁の内側に透水孔を有する底板を配
し、上記底板の下面に全辺で開口する雨水流通溝を構成
した単位路盤材構成用枠体である。
【0006】前記雨水流通溝は、枠体の四辺の全てに開
口し、いずれかの開口部から流入し、若しくは枠体上部
から透水孔を通じて流下した雨水が、下地の下向き傾斜
の低くなっている方に自由に流れることができるよう
に、雨水流通溝は全体が連続していることが好ましい。
もっとも雨水が滞留せず、下方に流れることができるよ
うになっていれば雨水流通溝の全部が連続していなけれ
ばならない訳ではない。
【0007】雨水流通溝は、具体的には、前記底板の下
面に縦横に配した縦溝及び横溝で構成するのが適当であ
る。薄板状の底板を縦横に上方に盛り上げて、対応する
下部に、上記のように、雨水流通溝を構成することがで
きる。また雨水流通溝の断面形状は方形、半円形、半楕
円形又は三角形等、雨水を流通させられる限り、自由な
形状を採用することができる。
【0008】前記周壁については、その全辺の上部を、
その内面とそれより下部の外面とを一致させるべく段差
をつけて外方に張出した張出部に構成することができ
る。このように構成した場合には、砂利類その他をこの
枠体中に充填して、コンクリートその他の接着剤等によ
り固化させた後、上記張出部を刃物で切り取ってしまえ
ば、下地上に敷設した後、上方から枠体そのものは見え
なくなる。
【0009】また上記周壁には、隣接する相互の枠体を
接続する雌雄の接続手段を構成することもできる。こう
しておけばこの枠体を構成要素として構成した単位路盤
材相互を敷設時に接続することができる。
【0010】枠体は、適当なプラスチックにより成形す
ることができる。耐候剤等を施したポリプロピレン等を
用いるのが適当である。
【0011】
【作用】しかして本発明の単位路盤材構成用枠体は、こ
のように構成したものであるから、次のように使用する
ことができる。この単位路盤材構成用枠体では、この中
に木レンガ又は木タイルを嵌込んで保持させ、又はこの
中に砂利や砂を充填して、透水性を保持しつつ、コンク
リートや接着剤で固化させ、あるいはゴムチップを充填
して透水性を保持しつつ接着剤で固化させる等により、
単位路盤材を構成することができる。木レンガ又は木タ
イルの保持に関しては、透水孔をビス孔として利用し、
下面側からビスを螺入して固定するのが適当である。接
着剤で固定することができることも云うまでもない。
【0012】なお、上記のうち木レンガ又は木タイル以
外、即ち、砂利、砂、ゴムチップ等の粒状又は細片状の
部材を充填して、透水性を保持しつつ固化させる場合に
は、前記したように、前記周壁について、その全辺の上
部を、その内面とそれより下部の外面とを一致させるべ
く段差をつけて外方に張出した張出部に構成した枠体を
使用するのがより適当である。この場合には、前記した
ように、枠体に砂利等を充填して透水性を保持させつつ
固化させた後、張出部を刃物で切り落とすこととする。
こうして、前記したように、平面から見て枠体が見えな
い状態となる。
【0013】以上のようにして、本発明の枠体によれ
ば、これに木レンガ、木タイル、砂利、砂又はゴムチッ
プ等を充填して、容易に、透水性の単位路盤材を構成す
ることができる。
【0014】更に、このようにして枠体を構成要素とし
て構成した単位路盤材は、これを道路の舗装に用いた場
合には、雨水は木レンガの間、又は固化した砂利やゴム
チップの隙間を通じて降下し、更に、枠体の透水孔を通
じて下地上に降下することができる。また下地上に流下
した雨水は、枠体の下部に構成した雨水流通溝を通じて
傾斜面を下方に向かって自由に流れることができる。そ
のため、単位時間当りの降水量が下地から地下への単位
時間当りの浸透量よりも遥かに多くなっても単位路盤材
の上面にあふれ出るような虞はなくなるものである。
【0015】
【実施例】以下図1及び図2に基づいて本発明の第一の
実施例を説明する。図1及び図2に示したように、平面
から見て正方形の辺に沿った位置に周壁1、1…を構成
し、該周壁1、1…の内側下部に底板2を配する。上記
底板2には、その裏面側に、各辺の周壁に直角又は平行
となる縦横の雨水流通溝3、3…を構成し、これらの雨
水流通溝3、3…は各辺の周壁1、1…の下部に開口さ
せる。なお上記底板2は、その上面側が、上記雨水流通
溝3、3…に対応する位置で上方に膨らむ縦横の台4、
4…となる。この台4、4…は、この枠体に木レンガ又
は木タイルを嵌込む場合に、その下面を受ける台として
機能する。また上記底板2には複数の透水孔5、5…を
穿設しておくこととする。
【0016】上記枠体は耐候剤等を混入したポリプロピ
レンを用いて成形する。
【0017】しかしてこの実施例の枠体は、以上のよう
に構成したので、この中に木レンガ又は木タイルを嵌込
んで保持させ、又はこの中に砂利や砂を充填して、透水
性を保持させつつコンクリートや接着剤で固化させ、あ
るいはゴムチップを充填して透水性を保持しつつ接着剤
で固化させる等により、単位路盤材を構成することがで
きる。この例では、図2に示したように、砂利6を充填
し、透水性を確保するように、砂利間に少しづつ隙間が
開く状態でコンクリートで固めて、枠体を要素の一部に
含む単位路盤材を構成する。
【0018】上記単位路盤材は、これを一般の歩道板等
と同様に、歩道等の舗装に用いることができる。この単
位路盤材を舗装に用いる場合には、下地に透水性を確保
するために、対象領域を若干掘り下げた上で砂利を配
し、転圧して平坦にした砂利下地を採用する。上記砂利
下地上に、多数の前記単位路盤材を、相互に隣接するそ
れの辺を当接させつつ連設配置する。全対象領域に敷設
すれば舗装は完了である。
【0019】このようにして前記単位路盤材で構成した
舗装路面は、透水性が良好で、雨天の際にも路面上に雨
水が溢れるようなことは容易に起こり得ない。即ち、雨
天の際には、雨水は、固化した砂利6の隙間を通じて枠
体の底板2上に流下し、更に底板2に穿設した透水孔
5、5…を通じて下地上に流下することとなる。また一
部は単位路盤材の隙間から下地上に流下する。
【0020】こうして雨水は先ず下地上に流下し、下地
上に流下した雨水は地下に徐々に浸透することとなる。
もっとも単位時間当りの降水量が多く、単位時間当りの
浸透量を越えている場合には、下地上に残留することと
なるが、これらの雨水は、前記枠体の底板2の下面に縦
横に雨水流通溝3、3…が構成してあり、単位路盤材の
敷設の際に、これらが隣接する単位路盤材のそれらに相
互に接続連通状態となるので、これらの雨水流通溝3、
3…を通じで下方に流れ、路縁に構成した側溝等に排水
することができることとなる。
【0021】次に図3〜図5に基づいて本発明の第二の
実施例を簡単に説明する。平面から見て正方形の辺に沿
った位置に周壁11、11…を構成し、該周壁11、1
1…の内側下部に底板12を配する。上記周壁11、1
1…には、図3及び図4に示したように、各々その上部
に外方に張出す張出部17を構成する。上記張出部17
は、周壁11、11…の上下方向途中に外方に向かって
膨らむ段差を構成し、それより上部の壁部の内面と下部
の壁部の外面とが一致するように張出程度を定めて構成
するものである。
【0022】上記底板12には、その裏面側に各辺の周
壁11、11…に直角又は平行となる縦横の雨水流通溝
13、13…を構成し、これらの雨水流通溝13、13
…は各辺の周壁11、11…の下部に開口させる。なお
上記底板12は、その上面側が、上記雨水流通溝13、
13…に対応する位置で上方に膨らむ縦横の台14、1
4…となる。この台14、14…は、この枠体に木レン
ガ又は木タイルを嵌込む場合に、その下面を受ける台と
して機能する。また上記底板12には複数の透水孔1
5、15…を穿設しておくこととする。
【0023】上記枠体は耐候剤等を混入したポリプロピ
レンを用いて成形する。
【0024】しかしてこの実施例の枠体は、このように
構成したので、第一の実施例と全く同様に、この中に木
レンガ又は木タイルを嵌込んで保持させ、又はこの中に
砂利や砂を充填して、透水性を保持させつつコンクリー
トや接着剤で固化させ、あるいはゴムチップを充填して
透水性を保持しつつ接着剤で固化させる等により、単位
路盤材を構成することができる。
【0025】この例では、図4に示したように、砂利1
6を充填し、透水性を確保するように、砂利間に少しづ
つ隙間が開く状態でコンクリートで固めて、枠体を要素
の一部に含む単位路盤材を構成する。もっともこの単位
路盤材は、図4中の矢印18に示したように、刃物で枠
体の張出部17を切除してから舗装用に使用するものと
する。このことにより、敷設後、上方から枠体が見えな
いようにする趣旨である。図5は張出部17の切除後の
状態を示している。
【0026】上記単位路盤材は、第一の実施例のそれと
全く同様に、これを一般の歩道板等と同様に、歩道等の
舗装に用いることができる。この単位路盤材を舗装に用
いる場合には、下地として、透水性を確保するために、
砂利下地を採用する。上記砂利下地上に、多数の前記単
位路盤材を、相互に隣接するそれの辺を当接させつつ連
設配置する。全対象領域に敷設すれば舗装は完了であ
る。
【0027】このようにして上記単位路盤材で構成した
舗装路面は、第一の実施例と全く同様に、透水性が良好
で、雨天の際にも路面上に雨水が溢れるようなことは容
易に起こり得ない。また下地上に流下した雨水も一箇所
に滞留することなく、単位路盤材の下方を雨水流通溝1
3、13…を通じて流れることができる。これらについ
ては第一の実施例と全く同様なので説明を省略する。
【0028】
【発明の効果】本発明では、枠体の下部に雨水流通溝を
設けたので、この枠体によって構成した単位路盤材を敷
設した舗装路では、雨水は上記雨水流通溝を通じて下地
の傾斜面を下方に流れることができる。そのため下地か
ら地下への雨水の単位時間当りの浸透量が下地への流下
量よりも少ない場合でも、雨水が舗装路面に溢れ出すこ
となく、単位路盤材の下を流れて側溝等に排水すること
ができる。また周壁の上部に、前記した張出部を設けて
置けば、この枠体に砂利等を充填して単位路盤材を構成
した場合に、上記張出部を切除することにより、敷設時
に枠体が見えないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例の枠体の斜視図。
【図2】第一の実施例の枠体に砂利を充填固化させて構
成した単位路盤材の断面図。
【図3】第二の実施例の枠体の断面図。
【図4】第二の実施例の枠体に砂利を充填固化させて構
成した単位路盤材の断面図。
【図5】第二の実施例の枠体に砂利を充填固化させ、そ
の後、張出部を切除した単位路盤材の断面図。
【符号の説明】
1 周壁 2 底板 3 雨水流通溝 4 台 5 透水孔 6 砂利 11 周壁 12 底板 13 雨水流通溝 14 台 15 透水孔 16 砂利 17 張出部 18 矢印

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面から見て四辺形の辺に沿った位置に周
    壁を構成し、該周壁の内側に透水孔を有する底板を配
    し、上記底板の下面に全辺で開口する雨水流通溝を構成
    した単位路盤材構成用枠体。
  2. 【請求項2】前記雨水流通溝を、前記底板の下面に縦横
    に配した縦溝及び横溝で構成した請求項1の単位路盤材
    構成用枠体。
  3. 【請求項3】前記周壁について、その全辺の上部を、そ
    の内面とそれより下部の外面とを一致させるべく段差を
    つけて外方に張出した張出部に構成した請求項1又は2
    の単位路盤材構成用枠体。
JP16224092A 1992-05-28 1992-05-28 単位路盤材構成用枠体 Pending JPH05331802A (ja)

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