JPH0533118U - 立体映像表示装置 - Google Patents

立体映像表示装置

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JPH0533118U
JPH0533118U JP4966691U JP4966691U JPH0533118U JP H0533118 U JPH0533118 U JP H0533118U JP 4966691 U JP4966691 U JP 4966691U JP 4966691 U JP4966691 U JP 4966691U JP H0533118 U JPH0533118 U JP H0533118U
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栄治郎 滝
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株式会社デコス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空間に立体像があたかも宙に浮いた状態で存
在するかの如き錯覚を観者に与える立体映像表示装置の
提供。 【構成】 1/4分割球状で、かつ黒色鏡面の凹面鏡1
の中心軸3を、水平に対し約30°前方上方に向けて、
内面に無反射黒色塗装を施した暗箱5の奥部に設置し、
該凹面鏡1の曲率中心2の近傍から前方に水平板6を、
前記凹面鏡1の曲率半径の1/2以上の長さにわたって
設け、該水平板6の上部中央に、黒色背景に対し被写体
が映像信号波形レベルで少なくとも20%以上の明度差
をもつカラー映像を投映する投映機8を、該投映機8の
投映軸9を前記凹面鏡1の中心軸3と平行にし、かつ、
投映面10を前記曲率中心近傍に位置するように配置
し、前記水平板6の下方に、該水平板6と略同じ長さの
下方水平板13を枠状に設けて前記凹面鏡1の面積の約
1/3の広さの覗き窓12を形成したことを特徴とする
立体映像表示装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、立体映像表示装置、詳しくは、あたかも空間に立体像が宙に浮いた 状態で存在するかの如き錯覚を観者に与えることができる立体映像表示装置に係 るものであり、店頭デスプレイやゲーム機等に利用できる。
【0002】
【従来の技術】
従来、黒色背景で被写体を撮影した映像を暗室内に設置した黒色鏡面の凹面鏡 に投映すると黒色背景が黒色鏡面に溶け込んで被写体の像のみが強調される現象 を利用して、あたかも空間に被写体の映像が浮かんでいるかの如き錯覚を観者に 与える映像表示装置が種々提案されており、その代表例として特開昭55−70 881号公報及び実開昭61−135338号公報に開示されているものが挙げ られる。
【0003】 また、この種映像表示装置にあっては、前掲各公報にも見られる通り、 (1)黒色背景で被写体を撮影した映像を暗室内に設置した黒色鏡面の凹面鏡に 投映するという技術的手段とともに、 (2)黒色鏡面の凹面鏡への外部光線入射を防ぎ、かつ黒色鏡面の凹面鏡に投映 される被写体像の明度を高くするという技術的手段 が採られていることもよく知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来のこの種映像表示装置では、あたかも空間に映像が写しだされて いるかの如き錯覚を観者に与えることはできても、あたかも空間に立体像が宙に 浮いた状態で存在するかの如き錯覚を観者に与えることはできなかった。 尚、本考案における「あたかも空間に立体像が宙に浮いた状態で存在するかの 如き錯覚」とは、観者が手を伸せば触れることができると認識することをいう。
【0005】 本考案者は、あたかも空間に立体像が宙に浮いた状態で存在するかの如き錯覚 を観者に与えることができる立体映像表示装置を提供することを技術的課題とし て、長年にわたり試行錯誤的な多くの実験・試作を行って来たものであるが、そ の途上において、前記(1)、(2)の各技術的手段のみでは、当該課題を達成 できないとの結論に達した。
【0006】 そして、本考案者は、更に、実験・試作を重ねた結果、前記(1)、(2)の 各技術的手段に加えて (3)黒色鏡面の凹面鏡に投映されている被写体像を、実物の形状・投映機の映 像の大きさに、それぞれ可及的に近似したものにするという技術的手段 を採ることによって、初めて、あたかも空間に立体像が宙に浮いた状態で存在す るかの如き錯覚を観者に与えることができるという事実を見出した。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記技術的課題は、前記(1)〜(3)の各技術的手段を具現化した次の通り の構成を採る本考案によって達成できる。 すなわち、本考案は、暗箱内に黒色鏡面の凹面鏡を配置し、この凹面鏡に映像 を投映することにより映像が宙に浮いているかのように見せる映像表示装置にお いて、1/4分割球状で、かつ黒色鏡面の凹面鏡1の中心軸3を、水平に対し約 30°前方上方に向けて、内面に無反射黒色塗装を施した暗箱5の奥部に設置し 、該凹面鏡1の曲率中心2の近傍から前方に水平板6を、前記凹面鏡1の曲率半 径の1/2以上の長さにわたって設け、該水平板6の上部中央に、黒色背景に対 し被写体が映像信号波形レベルで少なくとも20%以上の明度差をもつカラー映 像を投映する投映機8を、該投映機8の投映軸9を前記凹面鏡1の中心軸3と平 行にし、かつ、投映面10を前記曲率中心近傍に位置するように配置し、前記水 平板6の下方に、該水平板6と略同じ長さの下方水平板13を枠状に設けて前記 凹面鏡1の面積の約1/3の広さの覗き窓12を形成してなる立体映像表示装置 である。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の最も望ましい形態を図示例に基き説明する。 図中1は凹面鏡で、曲率半径50cm、中心角90°の透明アクリル樹脂製1/ 4分割形状体の上下両頂部を切り落して幅80cmとしたものであり、厚さは約5 m/mで、その背面には黒色層を設けて黒色鏡面が形成されている。
【0009】 5は暗箱で、その大きさは平面広さが90cm×90cm、高さ110cmで、内面 に無反射の黒色塗装が施され、外部の光線により反射しないようにすると共に、 この暗箱の正面には中央よりやや下方に覗き窓12が設けられている。そして、 この暗箱は約1mの高さの架台15に載置され、前記覗き窓の中心が平均的な大 人の目の高さに位置するようにされている。
【0010】 暗箱5の中央奥部に、凹面鏡1が図1に示すように、凹面鏡の中心軸3を、水 平に対し30°前方上方に向けて配置され、凹面鏡の曲率中心2の位置から前方 に覗き窓12の上壁となる水平板6が、凹面鏡の曲率半径の1/2以上の長さに わたって設けられている。
【0011】 7は水平板6の上方中央に設けられた投映機用の案内板で、凹面鏡の中心軸3 と平行な30°の傾斜を有しており、この上に投映機として使用したCRT8が 、その投映軸9を凹面鏡の中心軸3と平行にし、かつ、投映面10が凹面鏡の曲 率中心近傍に位置するように設けられている。
【0012】 12は暗箱5の前面中央に設けられた覗き窓で、水平板6を上壁とし、その下 方に幅60cm、高さ30cmの大きさで設けられている。この覗き窓は、水平板6 と略同じ長さで暗箱の中央部から前面に延びる左右および下辺の下方水平板13 により枠状に形成され、下方水平板13と水平板6はフードの役割を果たしてい る。
【0013】 なお、CRT8による映像は、被写体が黒色背景に対し映像信号レベルで20 %以上の明度差を有するもので、その投映軸9は凹面鏡1の傾斜角度と平行なも のとされ、投映軸9と凹面鏡1との交点11が覗き窓12の中心となるように位 置決めされており、CRT8により投映される凹面鏡への映像が常に観者の水平 視線上に反射するようにして映像の歪を最小限のものとすると同時にCRT8の 投映面10を凹面鏡1の曲率中心にできるだけ近づけて配置することにより、凹 面鏡1に投映されている被写体像を、実物の形状・CRT8の映像の大きさに、 それぞれ可及的に近似したものとしている。
【0014】 この場合、凹面鏡1には若干縮小された倒立像が投映されるので、当然のこと ながら、CRT8の投映面10の映像は上下左右が逆のものとしなければならな い。
【0015】 また、覗き窓12の前縁部分に、外方に拡開する斜面部14を備えているが、 これは、観者が近づきやすくするためと、覗き窓の枠より多少ずれた位置からで も見られるようにしたものである。
【0016】 上記実施例において暗箱5の平面広さを90cm角としたのは、日本の建築物の 基準寸法となる1間(180cm)の1/2とすることにより、室内への収まりの 良さを考慮したものである。従って、この暗箱の中に収め得る凹面鏡1の半径を 50cmとし、その両端部を各々5cm切り落として固定部とすると共に、凹面鏡の 円弧のなす角度も球の1/4である90°として、CRT8による映像が凹面鏡 からはみ出ることなく充分に映し込むことができるようにしている。
【0017】 また、凹面鏡1の中心軸3を30°前方上方に傾けた形態で配置したのは、凹 面鏡1の曲率中心2の前方上方に配置したCRT8の投映軸9を凹面鏡1の中心 軸3と平行にし、投映した像の中心が覗き窓12の中心線上に位置するようにし て映像の歪を最小限のものとするためである。
【0018】 さらに、覗き窓12を形成する水平板6、13の奥行長さを、凹面鏡1の曲率 中心近傍から暗箱前面まで、すなわち、凹面鏡1の曲率半径の1/2以上(図面 上では約3/5)の長さにわたって設けたのは、覗き窓にフードの機能をもたせ て、外部からの光線や背景の映り込みを防止し、鮮明な映像を観賞できるように するためである。
【0019】 また、CRT8により投映される映像としての被写体は黒色背景に対し映像信 号波形レベルで少なくとも20%以上の明度差をもたせることが必要であり、こ れにより、前記の凹面鏡1に投映されている被写体像を、実物の形状・CRTの 映像の大きさに、それぞれ可及的に近似したものとしたことと相まって、立体映 像があたかも宙に浮いているかのように鮮明な状態で観賞することができる。
【0020】
【作用】
前記の通りの構成を採る本考案に係る立体映像表示装置においては、1/4分 割球状で、かつ黒色鏡面の凹面鏡を暗箱内の奥部に30°上向きに傾斜配置し、 この凹面鏡の曲率中心の上方に、黒色背景に対して被写体が映像信号波形レベル で少なくとも明度差20%以上の明度差をもつカラー映像を投映する投映機を、 その投映軸が前記傾斜と平行になるように配置すると共に、その投映面を凹面鏡 の曲率中心近傍に位置するように配置しているので、凹面鏡に投映されている被 写体像の形状・大きさが、投映機の投映面における投映像の形状・大きさとほぼ 同じで、且つ、シャープな輪郭の鮮明なものとなる。 また、覗き窓には比較的長い水平板によるフード部が設けられているため、外 部からの光線や背景が凹面鏡に映り込むことがなく、映像がより鮮明なものとな る。
【0021】 上記の諸作用によって、上記凹面鏡に投映されている被写体像は、凹面鏡の前 方に宙に浮いた状態で、観者が手を伸ばせば触れられるような感じのものとなる のである。
【0022】
【投映実験例】 実施例の立体映像装置により、遊泳中の熱帯魚をビデオ撮影したビデオテープ をCRTにより凹面鏡に投映し、この映像を成年男女10人に見せたところ、1 0人が10人共その鮮かな立体的な動的映像に驚き、立体映像装置からなかなか 離れようとせず、覗き窓から手を伸ばして触れることができるか否かを試したほ どであった。
【0023】
【考案の効果】
以上説明した通りの本考案によれば、前記(1)〜(3)の各技術手段を完全 に具現化することができ、その結果、あたかも空間に立体像が宙に浮いた状態で 存在するかの如き錯覚を観者に与えることが保証できる。 従って、本考案に係る立体映像表示装置は、店頭デスプレイやゲーム機等に最 適のものである。
【提出日】平成4年9月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、立体映像表示装置、詳しくは、あたかも空間に立体像が宙に浮いた 状態で存在するかの如き錯覚を観者に与えることができる立体映像表示装置に係 るものであり、店頭デスプレイやゲーム機等に利用できる。
【0002】
【従来の技術】
従来、黒色背景で被写体を撮影した映像を暗室内に設置した黒色鏡面の凹面鏡 に投映すると黒色背景が黒色鏡面に溶け込んで被写体の像のみが強調される現象 を利用して、あたかも空間に被写体の映像が浮かんでいるかの如き錯覚を観者に 与える映像表示装置が種々提案されており、その代表例として特開昭55−70 881号公報及び実開昭61−135338号公報に開示されているものが挙げ られる。
【0003】 また、この種映像表示装置にあっては、前掲各公報にも見られる通り、 (1)黒色背景で被写体を撮影した映像を暗室内に設置した黒色鏡面の凹面鏡に 投映するという技術的手段とともに、 (2)黒色鏡面の凹面鏡への外部光線入射を防ぎ、かつ黒色鏡面の凹面鏡に投映 される被写体像の明度を高くするという技術的手段 が採られていることもよく知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来のこの種映像表示装置では、あたかも空間に映像が写しだされて いるかの如き錯覚を観者に与えることはできても、あたかも空間に立体像が宙に 浮いた状態で存在するかの如き錯覚を観者に与えることはできなかった。 尚、本考案における「あたかも空間に立体像が宙に浮いた状態で存在するかの 如き錯覚」とは、観者が手を伸せば触れることができると認識することをいう。
【0005】 本考案者は、あたかも空間に立体像が宙に浮いた状態で存在するかの如き錯覚 を観者に与えることができる立体映像表示装置を提供することを技術的課題とし て、長年にわたり試行錯誤的な多くの実験・試作を行って来たものであるが、そ の途上において、前記(1)、(2)の各技術的手段のみでは、当該課題を達成 できないとの結論に達した。
【0006】 そして、本考案者は、更に、実験・試作を重ねた結果、前記(1)、(2)の 各技術的手段に加えて (3)黒色鏡面の凹面鏡に投映されている被写体像を、実物の形状・投映機の映 像の大きさに、それぞれ可及的に近似したものにするという技術的手段 を採ることによって、初めて、あたかも空間に立体像が宙に浮いた状態で存在す るかの如き錯覚を観者に与えることができるという事実を見出した。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記技術的課題は、前記(1)〜(3)の各技術的手段を具現化した次の通り の構成を採る本考案によって達成できる。 すなわち、本考案は、暗箱内に黒色鏡面の凹面鏡を配置し、この凹面鏡に映像 を投映することにより映像が宙に浮いているかのように見せる映像表示装置にお いて、1/4分割球状で、かつ黒色鏡面の凹面鏡1の中心軸3を、水平に対し約 30°前方上方に向けて、内面に無反射黒色塗装を施した暗箱5の奥部に設置し 、該凹面鏡1の曲率中心2の近傍から前方に水平板6を、前記凹面鏡1の曲率半 径の1/2以上の長さにわたって設け、該水平板6の上部中央に、黒色背景に対 し被写体が映像信号波形レベルで少なくとも20%以上の明度差をもつカラー映 像を投映する投映機8を、該投映機8の投映軸9を前記凹面鏡1の中心軸3と平 行にし、かつ、投映面10を前記曲率中心近傍に位置するように配置し、前記水 平板6の下方に、該水平板6と略同じ長さの下方水平板13を枠状に設けて前記 凹面鏡1の面積の約1/3の広さの覗き窓12を形成してなる立体映像表示装置 である。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の最も望ましい形態を図示例に基き説明する。 図中1は凹面鏡で、曲率半径50cm、中心角90°の透明アクリル樹脂製1/ 4分割形状体の上下両頂部を切り落して幅80cmとしたものであり、厚さは約5 m/mで、その背面には黒色層を設けて黒色鏡面が形成されている。
【0009】 5は暗箱で、その大きさは平面広さが90cm×90cm、高さ110cmで、内面 に無反射の黒色塗装が施され、外部の光線により反射しないようにすると共に、 この暗箱の正面には中央よりやや下方に覗き窓12が設けられている。そして、 この暗箱は約1mの高さの架台15に載置され、前記覗き窓の中心が平均的な大 人の目の高さに位置するようにされている。
【0010】 暗箱5の中央奥部に、凹面鏡1が図1に示すように、凹面鏡の中心軸3を、水 平に対し30°前方上方に向けて配置され、凹面鏡の曲率中心2の位置から前方 に覗き窓12の上壁となる水平板6が、凹面鏡の曲率半径の1/2以上の長さに わたって設けられている。
【0011】 7は水平板6の上方中央に設けられた投映機用の案内板で、凹面鏡の中心軸3 と平行な30°の傾斜を有しており、この上に投映機として使用したCRT8が 、その投映軸9を凹面鏡の中心軸3と平行にし、かつ、投映面10が凹面鏡の曲 率中心近傍に位置するように設けられている。
【0012】 12は暗箱5の前面中央に設けられた覗き窓で、水平板6を上壁とし、その下 方に幅60cm、高さ30cmの大きさで設けられている。この覗き窓は、水平板6 と略同じ長さで暗箱の中央部から前面に延びる左右および下辺の下方水平板13 により枠状に形成され、下方水平板13と水平板6はフードの役割を果たしてい る。
【0013】 なお、CRT8による映像は、被写体が黒色背景に対し映像信号レベルで20 %以上の明度差を有するもので、その投映軸9は凹面鏡1の傾斜角度と平行なも のとされ、投映軸9と凹面鏡1との交点11が覗き窓12の中心となるように位 置決めされており、CRT8により投映される凹面鏡への映像が常に観者の水平 視線上に反射するようにして映像の歪を最小限のものとすると同時にCRT8の 投映面10を凹面鏡1の曲率中心にできるだけ近づけて配置することにより、凹 面鏡1に投映されている被写体像を、実物の形状・CRT8の映像の大きさに、 それぞれ可及的に近似したものとしている。
【0014】 この場合、凹面鏡1には若干縮小された倒立像が投映されるので、当然のこと ながら、CRT8の投映面10の映像は上下左右が逆のものとしなければならな い。
【0015】 また、覗き窓12の前縁部分に、外方に拡開する斜面部14を備えているが、 これは、観者が近づきやすくするためと、覗き窓の枠より多少ずれた位置からで も見られるようにしたものである。
【0016】 上記実施例において暗箱5の平面広さを90cm角としたのは、日本の建築物の 基準寸法となる1間(180cm)の1/2とすることにより、室内への収まりの 良さを考慮したものである。従って、この暗箱の中に収め得る凹面鏡1の半径を 50cmとし、その両端部を各々5cm切り落として固定部とすると共に、凹面鏡の 円弧のなす角度も球の1/4である90°として、CRT8による映像が凹面鏡 からはみ出ることなく充分に映し込むことができるようにしている。
【0017】 また、凹面鏡1の中心軸3を30°前方上方に傾けた形態で配置したのは、凹 面鏡1の曲率中心2の前方上方に配置したCRT8の投映軸9を凹面鏡1の中心 軸3と平行にし、投映した像の中心が覗き窓12の中心線上に位置するようにし て映像の歪を最小限のものとするためである。
【0018】 さらに、覗き窓12を形成する水平板6、13の奥行長さを、凹面鏡1の曲率 中心近傍から暗箱前面まで、すなわち、凹面鏡1の曲率半径の1/2以上(図面 上では約3/5)の長さにわたって設けたのは、覗き窓にフードの機能をもたせ て、外部からの光線や背景の映り込みを防止し、鮮明な映像を観賞できるように するためである。
【0019】 また、CRT8により投映される映像としての被写体は黒色背景に対し映像信 号波形レベルで少なくとも20%以上の明度差をもたせることが必要であり、こ れにより、前記の凹面鏡1に投映されている被写体像を、実物の形状・CRTの 映像の大きさに、それぞれ可及的に近似したものとしたことと相まって、立体映 像があたかも宙に浮いているかのように鮮明な状態で観賞することができる。
【0020】
【作用】
前記の通りの構成を採る本考案に係る立体映像表示装置においては、1/4分 割球状で、かつ黒色鏡面の凹面鏡を暗箱内の奥部に30°上向きに傾斜配置し、 この凹面鏡の曲率中心の上方に、黒色背景に対して被写体が映像信号波形レベル で少なくとも明度差20%以上の明度差をもつカラー映像を投映する投映機を、 その投映軸が前記傾斜と平行になるように配置すると共に、その投映面を凹面鏡 の曲率中心近傍に位置するように配置しているので、凹面鏡に投映されている被 写体像の形状・大きさが、投映機の投映面における投映像の形状・大きさとほぼ 同じで、且つ、シャープな輪郭の鮮明なものとなる。 また、覗き窓には比較的長い水平板によるフード部が設けられているため、外 部からの光線や背景が凹面鏡に映り込むことがなく、映像がより鮮明なものとな る。
【0021】 上記の諸作用によって、上記凹面鏡に投映されている被写体像は、凹面鏡の前 方に宙に浮いた状態で、観者が手を伸ばせば触れられるような感じのものとなる のである。
【0022】
【投映実験例】
実施例の立体映像装置により、遊泳中の熱帯魚をビデオ撮影したビデオテープ をCRTにより凹面鏡に投映し、この映像を成年男女10人に見せたところ、1 0人が10人共その鮮かな立体的な動的映像に驚き、立体映像装置からなかなか 離れようとせず、覗き窓から手を伸ばして触れることができるか否かを試したほ どであった。
【0023】
【考案の効果】
以上説明した通りの本考案によれば、前記(1)〜(3)の各技術手段を完全 に具現化することができ、その結果、あたかも空間に立体像が宙に浮いた状態で 存在するかの如き錯覚を観者に与えることが保証できる。 従って、本考案に係る立体映像表示装置は、店頭デスプレイやゲーム機等に最 適のものである。
【提出日】平成4年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、立体映像表示装置、詳しくは、あたかも空間に立体像が宙に浮いた 状態で存在するかの如き錯覚を観者に与えることができる立体映像表示装置に係 るものであり、店頭デスプレイやゲーム機等に利用できる。
【0002】
【従来の技術】
従来、黒色背景で被写体を撮影した映像を暗室内に設置した黒色鏡面の凹面鏡 に投映すると黒色背景が黒色鏡面に溶け込んで被写体の像のみが強調される現象 を利用して、あたかも空間に被写体の映像が浮かんでいるかの如き錯覚を観者に 与える映像表示装置が種々提案されており、その代表例として特開昭55−70 881号公報及び実開昭61−135338号公報に開示されているものが挙げ られる。
【0003】 また、この種映像表示装置にあっては、前掲各公報にも見られる通り、 (1)黒色背景で被写体を撮影した映像を暗室内に設置した黒色鏡面の凹面鏡に 投映するという技術的手段とともに、 (2)黒色鏡面の凹面鏡への外部光線入射を防ぎ、かつ黒色鏡面の凹面鏡に投映 される被写体像の明度を高くするという技術的手段 が採られていることもよく知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来のこの種映像表示装置では、あたかも空間に映像が写しだされて いるかの如き錯覚を観者に与えることはできても、あたかも空間に立体像が宙に 浮いた状態で存在するかの如き錯覚を観者に与えることはできなかった。 尚、本考案における「あたかも空間に立体像が宙に浮いた状態で存在するかの 如き錯覚」とは、観者が手を伸せば触れることができると認識することをいう。
【0005】 本考案者は、あたかも空間に立体像が宙に浮いた状態で存在するかの如き錯覚 を観者に与えることができる立体映像表示装置を提供することを技術的課題とし て、長年にわたり試行錯誤的な多くの実験・試作を行って来たものであるが、そ の途上において、前記(1)、(2)の各技術的手段のみでは、当該課題を達成 できないとの結論に達した。
【0006】 そして、本考案者は、更に、実験・試作を重ねた結果、前記(1)、(2)の 各技術的手段に加えて (3)黒色鏡面の凹面鏡に投映されている被写体像を、実物の形状・投映機の映 像の大きさに、それぞれ可及的に近似したものにするという技術的手段 を採ることによって、初めて、あたかも空間に立体像が宙に浮いた状態で存在す るかの如き錯覚を観者に与えることができるという事実を見出した。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記技術的課題は、前記(1)〜(3)の各技術的手段を具現化した次の通り の構成を採る本考案によって達成できる。 すなわち、本考案は、暗箱内に黒色鏡面の凹面鏡を配置し、この凹面鏡に映像 を投映することにより映像が宙に浮いているかのように見せる映像表示装置にお いて、1/4分割球状で、かつ黒色鏡面の凹面鏡1の中心軸3を、水平に対し約 30°前方上方に向けて、内面に無反射黒色塗装を施した暗箱5の奥部に設置し 、該凹面鏡1の曲率中心2の近傍から前方に水平板6を、前記凹面鏡1の曲率半 径の1/2以上の長さにわたって設け、該水平板6の上部中央に、黒色背景に対 し被写体が映像信号波形レベルで少なくとも20%以上の明度差をもつカラー映 像を投映する投映機8を、該投映機8の投映軸9を前記凹面鏡1の中心軸3と平 行にし、かつ、投映面10を前記曲率中心近傍に位置するように配置し、前記水 平板6の下方に、該水平板6と略同じ長さの下方水平板13を枠状に設けて前記 凹面鏡1の面積の約1/3の広さの覗き窓12を形成してなる立体映像表示装置 である。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の最も望ましい形態を図示例に基き説明する。 図中1は凹面鏡で、曲率半径50cm、中心角90°の透明アクリル樹脂製1/ 4分割形状体の上下両頂部を切り落して幅80cmとしたものであり、厚さは約5 m/mで、その背面には黒色層を設けて黒色鏡面が形成されている。
【0009】 5は暗箱で、その大きさは平面広さが90cm×90cm、高さ110cmで、内面 に無反射の黒色塗装が施され、外部の光線により反射しないようにすると共に、 この暗箱の正面には中央よりやや下方に覗き窓12が設けられている。そして、 この暗箱は約1mの高さの架台15に載置され、前記覗き窓の中心が平均的な大 人の目の高さに位置するようにされている。
【0010】 暗箱5の中央奥部に、凹面鏡1が図1に示すように、凹面鏡の中心軸3を、水 平に対し30°前方上方に向けて配置され、凹面鏡の曲率中心2の位置から前方 に覗き窓12の上壁となる水平板6が、凹面鏡の曲率半径の1/2以上の長さに わたって設けられている。
【0011】 7は水平板6の上方中央に設けられた投映機用の案内板で、凹面鏡の中心軸3 と平行な30°の傾斜を有しており、この上に投映機として使用したCRT8が 、その投映軸9を凹面鏡の中心軸3と平行にし、かつ、投映面10が凹面鏡の曲 率中心近傍に位置するように設けられている。
【0012】 12は暗箱5の前面中央に設けられた覗き窓で、水平板6を上壁とし、その下 方に幅60cm、高さ30cmの大きさで設けられている。この覗き窓は、水平板6 と略同じ長さで暗箱の中央部から前面に延びる左右および下辺の下方水平板13 により枠状に形成され、下方水平板13と水平板6はフードの役割を果たしてい る。
【0013】 なお、CRT8による映像は、被写体が黒色背景に対し映像信号レベルで20 %以上の明度差を有するもので、その投映軸9は凹面鏡1の傾斜角度と平行なも のとされ、投映軸9と凹面鏡1との交点11が覗き窓12の中心となるように位 置決めされており、CRT8により投映される凹面鏡への映像が常に観者の水平 視線上に反射するようにして映像の歪を最小限のものとすると同時にCRT8の 投映面10を凹面鏡1の曲率中心にできるだけ近づけて配置することにより、凹 面鏡1に投映されている被写体像を、実物の形状・CRT8の映像の大きさに、 それぞれ可及的に近似したものとしている。
【0014】 この場合、凹面鏡1には若干縮小された倒立像が投映されるので、当然のこと ながら、CRT8の投映面10の映像は上下左右が逆のものとしなければならな い。
【0015】 また、覗き窓12の前縁部分に、外方に拡開する斜面部14を備えているが、 これは、観者が近づきやすくするためと、覗き窓の枠より多少ずれた位置からで も見られるようにしたものである。
【0016】 上記実施例において暗箱5の平面広さを90cm角としたのは、日本の建築物の 基準寸法となる1間(180cm)の1/2とすることにより、室内への収まりの 良さを考慮したものである。従って、この暗箱の中に収め得る凹面鏡1の半径を 50cmとし、その両端部を各々5cm切り落として固定部とすると共に、凹面鏡の 円弧のなす角度も球の1/4である90°として、CRT8による映像が凹面鏡 からはみ出ることなく充分に映し込むことができるようにしている。
【0017】 また、凹面鏡1の中心軸3を30°前方上方に傾けた形態で配置したのは、凹 面鏡1の曲率中心2の前方上方に配置したCRT8の投映軸9を凹面鏡1の中心 軸3と平行にし、投映した像の中心が覗き窓12の中心線上に位置するようにし て映像の歪を最小限のものとするためである。
【0018】 さらに、覗き窓12を形成する水平板6、13の奥行長さを、凹面鏡1の曲率 中心近傍から暗箱前面まで、すなわち、凹面鏡1の曲率半径の1/2以上(図面 上では約3/5)の長さにわたって設けたのは、覗き窓にフードの機能をもたせ て、外部からの光線や背景の映り込みを防止し、鮮明な映像を観賞できるように するためである。
【0019】 また、CRT8により投映される映像としての被写体は黒色背景に対し映像信 号波形レベルで少なくとも20%以上の明度差をもたせることが必要であり、こ れにより、前記の凹面鏡1に投映されている被写体像を、実物の形状・CRTの 映像の大きさに、それぞれ可及的に近似したものとしたことと相まって、立体映 像があたかも宙に浮いているかのように鮮明な状態で観賞することができる。
【0020】
【作用】
前記の通りの構成を採る本考案に係る立体映像表示装置においては、1/4分 割球状で、かつ黒色鏡面の凹面鏡を暗箱内の奥部に30°上向きに傾斜配置し、 この凹面鏡の曲率中心の上方に、黒色背景に対して被写体が映像信号波形レベル で少なくとも明度差20%以上の明度差をもつカラー映像を投映する投映機を、 その投映軸が前記傾斜と平行になるように配置すると共に、その投映面を凹面鏡 の曲率中心近傍に位置するように配置しているので、凹面鏡に投映されている被 写体像の形状・大きさが、投映機の投映面における投映像の形状・大きさとほぼ 同じで、且つ、シャープな輪郭の鮮明なものとなる。 また、覗き窓には比較的長い水平板によるフード部が設けられているため、外 部からの光線や背景が凹面鏡に映り込むことがなく、映像がより鮮明なものとな る。
【0021】 上記の諸作用によって、上記凹面鏡に投映されている被写体像は、凹面鏡の前 方に宙に浮いた状態で、観者が手を伸ばせば触れられるような感じのものとなる のである。
【0022】
【投映実験例】
実施例の立体映像装置により、遊泳中の熱帯魚をビデオ撮影したビデオテープ をCRTにより凹面鏡に投映し、この映像を成年男女10人に見せたところ、1 0人が10人共その鮮かな立体的な動的映像に驚き、立体映像装置からなかなか 離れようとせず、覗き窓から手を伸ばして触れることができるか否かを試したほ どであった。
【0023】
【考案の効果】
以上説明した通りの本考案によれば、前記(1)〜(3)の各技術手段を完全 に具現化することができ、その結果、あたかも空間に立体像が宙に浮いた状態で 存在するかの如き錯覚を観者に与えることが保証できる。 従って、本考案に係る立体映像表示装置は、店頭デスプレイやゲーム機等に最 適のものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一例の縦断側面図
【図2】 図1のA−A断面図
【図3】 本考案の一例の正面図
【符号の説明】
1 凹面鏡 2 曲率中心 3 中心軸 5 暗箱 6 水平板 7 案内板 8 投映機 9 投映軸 10 投映面 11 交点 12 覗き窓 13 下方水平板 15 架台
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 立体映像表示装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一例の縦断側面図
【図2】 図1のA−A断面図
【図3】 本考案の一例の正面図
【符号の説明】 1 凹面鏡 2 曲率中心 3 中心軸 5 暗箱 6 水平板 7 案内板 8 投映機 9 投映軸 10 投映面 11 交点 12 覗き窓 13 下方水平板 15 架台

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暗箱内に黒色鏡面の凹面鏡を配置し、こ
    の凹面鏡に映像を投映することにより映像が宙に浮いて
    いるかのように見せる映像表示装置において、1/4分
    割球状で、かつ黒色鏡面の凹面鏡1の中心軸3を、水平
    に対し約30°前方上方に向けて、内面に無反射黒色塗
    装を施した暗箱5の奥部に設置し、該凹面鏡1の曲率中
    心2の近傍から前方に水平板6を、前記凹面鏡1の曲率
    半径の1/2以上の長さにわたって設け、該水平板6の
    上部中央に、黒色背景に対し被写体が映像信号波形レベ
    ルで少なくとも20%以上の明度差をもつカラー映像を
    投映する投映機8を、該投映機8の投映軸9を前記凹面
    鏡1の中心軸3と平行にし、かつ、投映面10を前記曲
    率中心近傍に位置するように配置し、前記水平板6の下
    方に、該水平板6と略同じ長さの下方水平板13を枠状
    に設けて前記凹面鏡1の面積の約1/3の広さの覗き窓
    12を形成したことを特徴とする立体映像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011085884A (ja) * 2009-09-18 2011-04-28 Dainippon Printing Co Ltd 広告表示体
CN110462490A (zh) * 2017-03-17 2019-11-15 阿利奥斯拷贝公司 数字图像或其序列、特别是自动立体图像或自动立体图像序列的虚拟空中投影的装置

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