JPH05330597A - 弁制御システムにおける異常検出装置 - Google Patents

弁制御システムにおける異常検出装置

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JPH05330597A
JPH05330597A JP13084092A JP13084092A JPH05330597A JP H05330597 A JPH05330597 A JP H05330597A JP 13084092 A JP13084092 A JP 13084092A JP 13084092 A JP13084092 A JP 13084092A JP H05330597 A JPH05330597 A JP H05330597A
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air
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JP13084092A
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Mitsuo Shibazaki
光夫 柴崎
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は点検・修理時間が短縮できるよう構
成した弁制御システムにおける異常検出装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 採取装置1は主管路2からバイパスされた採
取管路3に緊急停止弁30、ポンプ5、流量計7、採取
弁8を設けてなる。制御装置9はサンプリング時採取弁
8を切替える電磁弁12を切替制御しており、電磁弁1
2からの空気配管に設けられた圧力センサ及び採取弁8
を駆動するアクチュエータ19の作動位置を検出するリ
ミットスイッチからの検出信号に応じて異常箇所(内
容)に応じたアラームを報知器33から発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弁制御システムにおける
異常検出装置に係り、特に制御信号によりアクチュエー
タへの空気供給を切り替えて切替弁を通過する流体の流
出方向を切り替える弁制御システムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、精油所等の貯蔵タンクからタン
カに油液を給送する管路には、油液の成分を検出ため一
定量の油液がサンプリングできるように採取装置が設け
られている。この種の採取装置では、可燃性の油液を扱
うため、防爆上空気信号を使用しており、例えば制御信
号の入来により作動する電磁弁と、電磁弁の作動により
圧縮空気が供給されるアクチュエータと、アクチュエー
タにより駆動された流体の流出方向を切り替える三方弁
とよりなる弁制御システムが採用され、三方弁の切り替
え動作により一定量の油液がサンプリングされるように
なっている。
【0003】このような構成の弁制御システムでは、制
御信号が出力された後、採取容器に一定量の油液がサン
プリングされたことをチェックする手段として、例えば
三方弁の弁軸の回動位置をリミットスイッチで検出して
確認出来るようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
構成では、例えば制御信号が出力されたのにも拘かわら
ず、リミットスイッチにより三方弁が切替え動作しない
ことが検出されると、弁制御システムで異常が発生し、
サンプリングできないことが分かるだけでその原因まで
判別できなかった。三方弁が切替え動作しなかった場合
の原因としては、電磁弁の故障、アクチュエータの故
障、空気圧不足、空気配管の破損、三方弁の故障等があ
るが、どの原因によりサンプリングできなかったのか分
からないため、作業員は弁制御システム全体をチェック
しなければならず、点検、修理にかなりの時間がかかる
といった課題がある。
【0005】そこで、本発明は上記課題を解決した弁制
御システムにおける異常検出装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気源からの
空気配管途中に設けられ、弁開閉用の制御信号の入来に
より空気供給方向を切り替える電磁弁と、該電磁弁に接
続された第1、第2の空気供給口を有し、該第1又は第
2の空気供給口への空気供給により作動方向が切り替わ
るアクチュエータと、流体が給送される管路に設けら
れ、前記アクチュエータの作動方向により該流体の流出
方向を切り替える切替弁と、前記アクチュエータの作動
位置を検出する作動位置検出手段と、前記第1、第2の
空気供給口の空気圧を検出する第1、第2の圧力検出手
段と、前記作動位置検出手段及び第1、第2の圧力検出
手段から出力された検出信号に基づいて異常を判定する
異常判定手段と、よりなることを特徴とする。
【0007】
【作用】弁制御システムで異常があった場合、各検出手
段からの検出信号の組み合わせによりどの箇所で異常が
発生したのかを判別することが可能となり、点検、修理
が短時間で行える。
【0008】
【実施例】図1乃至図3に本発明になる弁制御システム
における異常検出装置の一実施例が適用された採取装置
を示す。
【0009】各図中、採取装置1は例えば精油所におい
て精製された油液をタンカ等に積み込むために油液が給
送される比較的大口径の主管路2に配設されている。
【0010】3は主管路2よりバイパスされた採取管路
で、上流側端部3aが主管路2内に突出する採取口4a
に接続され、下流側端部3bが採取口4aより下流側の
主管路2に挿入されたノズル4bに接続されている。採
取口4aは先端開口が上流側に向けて斜めにカットされ
ており、主管路2内に流れる流体を採取しやすい形状と
なっている。
【0011】この採取管路3には、主管路2内に流れる
油液を吸引するポンプ5と、ポンプ5から圧送された油
液中の異物を除去するストレーナ6と、採取管路3を流
れる流量を計測する流量計7と、三方弁よりなる採取弁
8(切替弁)とが配設されている。
【0012】ポンプ5は油液をサンプリングする間、制
御装置9からの起動信号により駆動され採取管路3の上
流側端部3aから吸引した油液を下流側端部3bへ圧送
する。
【0013】流量計7は例えば容積式流量計が用いら
れ、流量計測時採取管路3内を流れる流量に比例した流
量パルスを出力する発信器7aが設けられている。
【0014】採取弁8は空気駆動式の三方弁であり、採
取管路3の上流側と接続された流入口8aと、採取管路
3の下流側と接続された流出口8bと、採取管路3より
分岐するように設けられた抽出口8cとを有する。又、
採取弁8はアクチュエータ19の出力軸20と連結され
ており、アクチュエータ19の駆動力により切り替え動
作する。アクチュエータ19はピストン21がシリンダ
22内を往復動する構成であり、シリンダ22の両端に
は第1、第2の空気供給口23、24が設けられてい
る。
【0015】通常、採取弁8は流入口8aと流出口8b
とが連通されており、ポンプ5から圧送された油液を主
管路2に送出する。しかし、アクチュエータ19への空
気信号の供給が切り替わると、採取弁8は流入口8aと
抽出口8cとを連通するように切り替わり油液の採取が
行われる。
【0016】空気管路10は空気源11と接続され、管
路途中には電磁弁12と減圧弁13が配設されている。
尚、本実施例では、後述する採取弁8、アクチュエータ
19、電磁弁12、空気源11及び空気管路10、空気
配管25、26により弁制御システムが形成されてい
る。
【0017】この電磁弁12は4ポート2位置のスプリ
ングオフセット弁であり、空気源11からの空気管路1
0と連通された流入口12aと、第1の空気配管25を
介してアクチュエータ19の第1の空気供給口23に連
通された第1の流出口12bと、第2の空気配管26を
介してアクチュエータ19の第2の空気供給口24に連
通された第2の流出口12cと、アクチュエータ19の
空気を排出する排気口12dとを有する。
【0018】そして、電磁弁12は通常バネ12eのバ
ネ力により流入口12aと第1の流出口12bとが連通
し、第2の流出口12cと排気口12dとが連通してい
る。サンプリング時には電磁弁12のソレノイド12f
が励磁されて流入口12aと第2の流出口12cとが連
通するとともに第1の流出口12bと排気口12dとが
連通する。
【0019】従って、採取管路3を流れる油液を採取す
るときは、電磁弁12は制御装置9からの制御信号がソ
レノイド12fに入力されると、空気源11からの圧縮
空気をアクチュエータ19の第2の空気供給口24へ供
給するとともに、第1の空気供給口23と排気口12d
とを連通してアクチュエータ19のピストン21を駆動
させる。これにより、採取弁8はアクチュエータ19の
出力軸20を介して駆動され流入口8aと抽出口8cと
を連通するように切り替わる。
【0020】そして、油液が採取弁8の抽出口8cに接
続された抽出管18を介して採取容器15に注入される
と、制御装置9からの制御信号がオフにされて、電磁弁
12はバネ12eのバネ力により復帰する。
【0021】アクチュエータ19の上部には出力軸20
の回動位置を検出するリミットスイッチ(作動位置検出
手段)27が設けられており、リミットスイッチ27は
採取弁8が採取状態に切り替わったとき出力軸20の検
出片20aに当接してオンになる。
【0022】又、空気配管25、26にはそれぞれの空
気圧を検出する第1、第2の圧力センサ(圧力検出手
段)28、29が設けられている。この圧力センサ2
8、29は空気配管25、26内の圧力の大きさに応じ
た検出信号を出力し、予め設定された規定値あるいは大
気圧であることを検出する。
【0023】尚、上記リミットスイッチ27及び圧力セ
ンサ28、29は夫々制御装置9と接続されており、そ
の検出信号は制御装置9へ出力される。
【0024】30は緊急停止弁で、採取管路3の上流側
端部3a近傍に配設され、例えば採取弁8が作動不可に
なったときに開弁して採取管路3を緊急遮断する。
【0025】31は採取開始用のスタートスイッチで、
32は採取量(サンプリング量)を任意に設定する定量
設定スイッチで、33は弁制御システムに異常があった
ときアラームを発して報知する報知器で、夫々制御装置
9と接続されている。
【0026】又、制御装置9の制御回路34は、定量設
定スイッチにより入力された定量データ(目標値)を記
憶するメモリと、流量計7からの流量パルスを積算する
カウンタとを有し、採取開始時に制御信号をオンにして
電磁弁12を採取状態に切り替え、カウンタの流量積算
値がち定量設定スイッチにより設定された目標値に達し
たとき制御信号をオフにして電磁弁12を復帰させる。
【0027】又、制御装置9には、異常検出手段として
図3に示すように、上記リミットスイッチ27、圧力セ
ンサ28、29からの検出信号が入力される第1〜第8
の異常検出回路35〜42と、第1〜第4の異常検出回
路35〜38の異常状態より異常を判定する第1の状態
判定回路43と、第5〜第8の異常検出回路39〜42
の異常状態より異常を判定する第2の状態判定回路44
とを有する。つまり、第1,第2の状態判定回路43,
44は夫々異常検出回路35〜38,39〜42のすべ
てが正常信号を出力したかどうかをチェックしており、
すべて正常であるときは弁制御システムが正常に作動し
ているものと判定して各異常検出回路35〜38,39
〜42に正常信号を出力する。
【0028】尚、第1〜第4の異常検出回路35〜38
はサンプリング動作の異常を検出し、第5〜第8の異常
検出回路39〜42は通常時の異常を検出する。
【0029】ここで、上記構成になる採取装置1におけ
る制御装置9の各異常検出回路35〜42が実行する異
常検出処理について説明する。
【0030】図4〜図7は第1〜第4の異常検出回路3
5〜38の制御構成を示したフローチャートである。
又、図9〜13は第5〜第8の異常検出回路39〜42
の制御構成を示したフローチャートである。
【0031】まず、サンプリング時の処理を説明し、そ
の後通常時の処理を説明する。
【0032】図4は第1の異常検出回路35が実行する
処理である。
【0033】同図中、ステップS1(以下ステップを省
略する)で制御回路34からの制御信号がオフからオン
になったかをチェックし、オフからオンに切換わったこ
とを検出した場合にはS2で計時を開始し、S3でこの
計時が予め設定された所定時間に達したか否かを判断
し、所定時間に達した場合にはS4に移り第1の圧力セ
ンサ28が大気圧を検出したかをチェックする。
【0034】なお、上記所定時間は弁制御システムが正
常に作動している場合において、制御信号がオフからオ
ンに切り換わったときから、第1の圧力センサ28と第
2の圧力センサ29とが検出している圧力値が安定する
までの時間である。そして、S4で大気圧を検出してい
れば、S5に移り第2の圧力センサ29が規定圧力を検
出したかをチェックする。
【0035】さらに、S5で規定圧力が検出されたとき
は、S6に移りリミットスイッチ27がオンになったか
をチェックする。
【0036】つまり、第1の空気配管25が大気圧で、
第2の空気配管26が規定圧力であるときは、アクチュ
エータ19のピストン21が図2中左方に変位してお
り、採取弁8は流入口8aと抽出口8cとが連通したサ
ンプリング状態にある。
【0037】その場合、リミットスイッチ27がオンで
あれば正常であるので、S9の処理に移行し第1の状態
判定回路43へ正常信号を出力し、その後S10に移行
し、第1の状態判定回路43から正常信号が入力された
か否かを判定し、正常信号が入力された場合には、前述
のステップS1の処理へ移行する。又、リミットスイッ
チ27がオフになっているとき、あるいは第1の圧力セ
ンサ28が大気圧を検出していないとき、あるいは第2
の圧力センサ29が規定圧力を検出していないときは、
S7に移り報知器33より異常アラームを発してその異
常原因を作業者に知らせる。
【0038】同時に、S8で緊急停止信号を出力して緊
急停止弁30を閉弁させる。
【0039】第2の異常検出回路36では、第1の空気
配管25側の異常チェックをしており、図5に示す処理
を実行する。
【0040】同図中、S11で制御回路34からの制御
信号がオフからオンになったときは、S12に移り計時
開始(タイマカウンタスタート)とした後、S13で第
1の圧力センサ28が大気圧を検出したかをチェックす
る。
【0041】次のS14では、上記S3と同様に予め設
定された所定時間が経過したかどうかをチェックしてお
り、所定時間内に第1の圧力センサ28が大気圧を検出
できないときは、空気配管25の圧力が大気圧に達しな
いとみなしてS15に移り、第1の空気配管25側の故
障(この場合、電磁弁12の故障又は空気配管25の破
損)をアラームにより知らせる。その場合、S16で緊
急停止信号を出力して緊急停止弁30を閉弁させる。
【0042】又、S13において、所定時間内に空気配
管25側の圧力が規定圧力に達したときはS17に移
り、第1の空気配管25側が正常であることを示す正常
信号を第1の状態判定回路43へ出力する。
【0043】S18では、前述したように第1の状態判
定回路43から正常信号が出力されていることをチェッ
クしており、正常信号の入来により図5の処理を終了す
る。又、第3の異常検出回路37では、第2の空気配管
26側の異常チェックをしており、図6に示す処理を実
行する。
【0044】同図中、S21で制御回路34からの制御
信号がオフからオンになったときは、S22に移り計時
開始(タイマカウンタスタート)とした後、S23で第
2の圧力センサ29が規定圧力を検出したかをチェック
する。そして、上記S14と同様にS24で所定時間内
に規定圧力に達しないときは、S25で第2の空気配管
26側での異常発生(この場合、電磁弁12の故障又は
配管26の破損)を知らせるアラームを発するととも
に、S26で緊急停止弁30を閉弁させる。
【0045】しかし、S23で所定時間内に規定圧力に
達した時はS27に移り、正常信号を第1の状態判定回
路43へ出力し、その後S28で第1の状態判定回路4
3から正常信号が出力されると図6の処理を終了する。
【0046】又、第4の異常検出回路38では、アクチ
ュエータ19及び採取弁8の異常チェックをしており、
図7に示す処理を実行する。
【0047】同図中、S31で制御回路34からの制御
信号がオフからオンになったときは、S32に移り計時
開始(タイマカウンタスタート)とした後、S33でリ
ミットスイッチ27がオンかどうかをチェックする。そ
して、S34で所定時間内にリミットスイッチ27がオ
ンにならないときは、S35で採取弁8又はアクチュエ
ータ19が故障したことを示すアラームを発するととも
にS36で緊急停止弁30を閉弁させる。
【0048】しかし、S33において、所定時間内にア
クチュエータ19の出力軸20が回動してリミットスイ
ッチ27がオンに切替わると、サンプリング開始となる
ため、S37に移り採取弁8及びアクチュエータ19の
正常信号を第1の状態判定回路43へ出力し、その後S
38で第1の状態判定回路43から正常信号が入力され
ると図7の処理を終了する。又、図8は第1の状態判定
回路43がサンプリング時に実行する処理である。第1
の状態判定回路43では図8に示すようにS41で第1
〜第4の異常検出回路35〜38からの正常信号をチェ
ックしており、第1〜第4の異常検出回路35〜38の
全てから正常信号が入力された場合には、サンプリング
時の弁制御システムが正常に作動していることを検出
し、S42に移り第1〜第4の異常検出回路35〜38
へ正常信号を出力する。又、サンプリング動作以外のと
き、第5の異常検出回路39では上記図9に示すメイン
ルーチンの処理を実行する。
【0049】同図中、S51で制御回路34からの制御
信号が上記S3と同様にオフになったかをチェックし、
オフであればS52に移り計時を開始し、S53でこの
計時が予め設定された所定時間に達したか否かを判断
し、所定時間に達した場合にはS54に移り第1の圧力
センサ28が規定圧力を検出しているかをチェックす
る。そして、S54で規定圧力が検出されていれば、S
55に移り第2の圧力センサ29が大気圧を検出してい
るかをチェックする。さらに、S55で大気圧が検出さ
れたときは、S56に移りリミットスイッチ28がオフ
であるかどうかをチェックする。
【0050】つまり、第1の空気配管25が規定圧力
で、第2の空気配管26が大気圧であるときは、アクチ
ュエータ19のピストン21が図2中右方に変位してお
り、採取弁8は流入口8aと流出口8bとが連通した通
常状態にある。
【0051】その場合、リミットスイッチ27がオフで
あれば正常であるので、S59に移り第2の状態判定回
路44へ正常信号を出力し、その後S60に移り第2の
状態判定回路44から正常信号が入力されたか否かを判
定し、正常信号が入力された場合には前述のS51に戻
る。リミットスイッチ27がオンになっているとき、あ
るいは第1の圧力センサ28が規定圧力を検出していな
いとき、あるいは第2の圧力センサ29が大気圧を検出
していないときは、S57に移り報知器33より異常ア
ラームを発してその異常原因を作業者に知らせる。
【0052】同時に、S58で緊急停止信号を出力して
緊急停止弁30を閉弁させる。
【0053】第6の異常検出回路40では、第1の空気
配管25側の異常チェックをしており、図10に示す処
理を実行する。
【0054】同図中、S61で制御回路34からの制御
信号がオフになったときは、S62に移り計時開始(タ
イマカウンタスタート)とした後、S63で第1の圧力
センサ28が規定圧力を検出したかをチェックする。
【0055】次のS64で所定時間内に規定圧力が検出
されないときは、第1の空気配管25側で異常があるも
のとして、S65に移りそのアラームを発すると共に、
S66で緊急停止弁30を閉弁させる。
【0056】又、S63において所定時間内に規定圧力
に達しないときは、S67に移り第1の空気配管25側
が正常であることを示す正常信号を第2の状態判定回路
44へ出力する。
【0057】S68では、前述したように第2の状態判
定回路44から正常信号が入力されていることをチェッ
クしており、正常信号の入来により図10の処理を終了
する。
【0058】又、第7の異常検出回路41では、第2の
空気配管26側の異常チェックをしており、図11の処
理を実行する。
【0059】同図中、S71で制御回路34からの制御
信号がオフになったときは、S72に移り計時開始(タ
イマカウンタスタート)とした後、S73で第2の圧力
センサ29が大気圧を検出したかをチェックする。そし
て、S74で所定時間内に大気圧にならないときは、S
75で第2の空気配管26側での異常発生を知らせるア
ラームを発すると共にS76で緊急停止弁30を閉弁さ
せる。
【0060】しかし、S73で所定時間内に大気圧に達
したときは、S77に移り正常信号を第2の状態判定回
路44へ出力し、その後、S78で第2の状態判定回路
44から正常信号が出力されると図11の処理を終了す
る。
【0061】又、第8の異常検出回路42では、アクチ
ュエータ19及び採取弁8の異常をチェックしており、
図12の処理を実行する。
【0062】同図中、S81で制御回路34からの制御
信号がオフになったときは、S82に移り計時開始(タ
イムカウンタスタート)とした後、S83でリミットス
イッチ27がオフかどうかをチェックする。そして、S
84で所定時間内にリミットスイッチ27がオフになら
ないときは、S85で採取弁8又はアクチュエータ19
が故障したことを示すアラームを発するとともにS86
で緊急停止弁30を閉弁させる。
【0063】しかし、S83において、所定時間内にア
クチュエータ19の出力軸20が回動してリミットスイ
ッチ27がオフに切替わると通常状態に戻るため、S8
6に移り採取弁8及びアクチュエータ19の正常信号を
第2の状態判定回路44へ出力し、その後S88で第2
の状態判定回路44から正常信号が出力されると図12
の処理を終了する。
【0064】又、図13は第2の状態判定回路44が通
常時に実行する処理である。
【0065】第2の状態判定回路44では、図13に示
すS91で第5〜第8の異常検出回路39〜42からの
正常信号をチェックしており、第5〜第8の異常検出回
路39〜42の全てから正常信号が入力された場合には
サンプリング時の弁制御システムが正常に作動している
ことを検出し、S92に移り第5〜第8の異常検出回路
39〜42へ正常信号を出力する。
【0066】上記図4乃至図13の各処理は、制御信号
のオン,オフにより実行されて上記構成の採取装置で何
らかの異常があったときは、報知器33からのアラーム
によりその異常内容を知らせることができる。そのた
め、作業者は採取弁8、電磁弁12、空気配管25,2
6、アクチュエータ19等の異常発生により緊急停止弁
30が閉弁しても、その異常内容に応じた点検・修理の
みを行えば良いので、修理時間を短縮することができ、
異常発生後のサンプリング中断時間を短くして、油液の
サンプリングを速やかに再開することが可能となる。
【0067】尚、上記実施例では、採取装置を一例とし
て挙げたが、これに限らず、これ以外の弁制御システム
にも適用できるのは勿論である。
【0068】又、上記実施例の各フローチャートの所定
時間は圧力が大気圧又は規定圧力で安定するまでの時間
であるが、これに限るものではなく、例えば実験データ
等により圧力が大気圧から規定圧力あるいは規定圧力か
ら大気圧へ変化する途中の任意の圧力値に変化するまで
の所要時間が分かっていれば、任意の圧力値に変化する
までの時間を所定時間として時間を短縮しても良い。
【0069】又、上記実施例ではリミットスイッチ27
と圧力センサ28,29を検出手段として用いたが、こ
れ以外の検出手段を使用しても良いし、あるいは上記実
施例以外の箇所にセンサ等を設ける構成としても良いの
は勿論である。
【0070】
【発明の効果】上述の如く、本発明になる弁制御システ
ムにおける異常検出装置は、弁制御システムで異常があ
った場合、各検出手段からの検出信号の組み合わせによ
りどの箇所で異常が発生したのかを判別することが可能
となり、異常箇所のみの点検、修理を行えば良いので、
修理時間を短縮することができ、異常発生後の中断時間
を短くして弁制御を速やかに再開することができる等の
特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる弁制御システムにおける異常検出
装置の一実施例が適用された採取装置の概略構成図であ
る。
【図2】本発明の要部を拡大して示す弁制御システムの
系統図である。
【図3】制御装置及び各センサ等のブロック図である。
【図4】サンプリング時に実行される第1の異常検出回
路のフローチャートである。
【図5】サンプリング時に実行される第2の異常検出回
路のフローチャートである。
【図6】サンプリング時に実行される第3の異常検出回
路のフローチャートである。
【図7】サンプリング時に実行される第4の異常検出回
路のフローチャートである。
【図8】サンプリング時に実行される第1の状態判定回
路のフローチャートである。
【図9】通常時に実行される第5の異常検出回路のフロ
ーチャートである。
【図10】通常時に実行される第6の異常検出回路のフ
ローチャートである。
【図11】通常時に実行される第7の異常検出回路のフ
ローチャートである。
【図12】通常時に実行される第8の異常検出回路のフ
ローチャートである。
【図13】通常時に実行される第2の状態判定回路のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 採取装置 2 主管路 3 採取管路 5 ポンプ 7 流量計 8 採取弁 9 制御装置 10 空気配管 11 空気源 12 電磁弁 15 採取容器 19 アクチュエータ 20 出力軸 23,24 空気供給口 25,26 空気配管 27 リミットスイッチ 28,29 圧力センサ 30 緊急停止弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弁制御システムにおける
異常検出装置に係り、特に制御信号によりアクチュエー
タへの空気供給を切り替えてアクチュエータの作動に基
づいて作動する弁を制御する弁制御システムの改良に関
する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
構成では、例えば制御信号が出力されたのにも拘かわら
ず、リミットスイッチにより三方弁が切替え動作しない
ことが検出されると、弁制御システムが作動を停止し、
弁が正常に作動していないことが分かるだけでその原因
まで判別できなかった。三方弁が切替え動作しなかった
場合の原因としては、電磁弁の故障、アクチュエータの
故障、空気圧不足、空気配管の破損、三方弁の故障等が
あるが、どの原因によりサンプリングできなかったのか
分からないため、作業員は弁制御システム全体をチェッ
クしなければならず、点検、修理にかなりの時間がかか
るといった課題がある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気源からの
空気配管途中に設けられ、弁切替用の制御信号の入来に
より空気供給方向を切り替える第1の弁と、該第1の
に接続された第1、第2の空気供給を有し、該第1又
は第2の空気供給への空気供給により作動方向が切り
替わるアクチュエータと、流体が給送される管路に設け
られ、前記アクチュエータの作動に基づいて作動する第
2の弁と、前記アクチュエータの作動位置を検出する作
動位置検出手段と、前記第1、第2の空気供給の空気
圧を検出する第1、第2の圧力検出手段と、前記作動位
置検出手段及び第1、第2の圧力検出手段から出力され
た検出信号に基づいて異常を判定する異常判定手段と、
よりなることを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】又、上記実施例の各フローチャートの所定
時間は圧力が大気圧又は規定圧力で安定するまでの時間
であるが、これに限るものではなく、例えば実験データ
等により圧力が大気圧から規定圧力あるいは規定圧力か
ら大気圧へ変化する途中の任意の圧力値に変化するまで
の所要時間が分かっていれば、規定圧力あるいは大気圧
の代わりに任意の圧力値を用い、この任意の圧力値に変
化するまでの時間を所定時間としても良い。この場合、
弁制御システムの異常を所定時間の短縮分だけ早く検出
することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】又、上記実施例ではリミットスイッチ27
と圧力センサ28,29を検出手段として用いたが、こ
れ以外の検出手段を使用しても良いし、あるいは上記実
施例以外の箇所にセンサ等を設ける構成としても良いの
は勿論である。又、上記実施例では、採取弁8(三方
弁)が正常に作動しているか否かを検出する装置を一例
として挙げたが、これに限るものではなく、例えば開閉
弁が正常に作動しているか否かを検出する弁制御システ
ムにも適用できるのは勿論である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気源からの空気配管途中に設けられ、
    弁開閉用の制御信号の入来により空気供給方向を切り替
    える電磁弁と、 該電磁弁に接続された第1、第2の空気供給口を有し、
    該第1又は第2の空気供給口への空気供給により作動方
    向が切り替わるアクチュエータと、 流体が給送される管路に設けられ、前記アクチュエータ
    の作動方向により該流体の流出方向を切り替える切替弁
    と、 前記アクチュエータの作動位置を検出する作動位置検出
    手段と、 前記第1、第2の空気供給口の空気圧を検出する第1、
    第2の圧力検出手段と、 前記作動位置検出手段及び第1、第2の圧力検出手段か
    ら出力された検出信号に基づいて異常を判定する異常判
    定手段と、 よりなることを特徴とする弁制御システムにおける異常
    検出装置。
JP13084092A 1992-05-22 1992-05-22 弁制御システムにおける異常検出装置 Pending JPH05330597A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015031401A (ja) * 2013-08-05 2015-02-16 ディーエイチ コントロールズ カンパニー,リミテッドDh Controls Co.,Ltd. 油圧モーターを応用した遠隔位置検出装置
JP2015040627A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 ディーエイチ コントロールズ カンパニー,リミテッドDh Controls Co.,Ltd. 多回転駆動機のための遠隔位置検出装置
CN113294585A (zh) * 2021-04-29 2021-08-24 普顿流体技术(深圳)有限公司 一种低功耗电磁阀驱动控制方法

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