JPH05330454A - インパネリインフォースの支持構造 - Google Patents

インパネリインフォースの支持構造

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JPH05330454A
JPH05330454A JP14235392A JP14235392A JPH05330454A JP H05330454 A JPH05330454 A JP H05330454A JP 14235392 A JP14235392 A JP 14235392A JP 14235392 A JP14235392 A JP 14235392A JP H05330454 A JPH05330454 A JP H05330454A
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JP
Japan
Prior art keywords
instrument panel
panel reinforcement
bracket
reinforcement
vehicle width
Prior art date
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Pending
Application number
JP14235392A
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English (en)
Inventor
Yuzo Konishi
雄三 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インパネリインフォースの重量増を招くこと
なく、インパネリインフォースの屈曲を防止することが
できるインパネリインフォースの支持構造を得る。 【構成】 カウル12には取付手段としのブラケット1
4が固定されている。ブラケット14のボデー取付部1
8と反対側の端部には、半球状の凸部28が形成されて
おり、凸部28の外周部近傍には、インパネリインフォ
ース30の端部30Aが溶着されている。ブラケット1
4のボデー取付部18と凸部28との間には、脆弱部と
しての孔32が穿設されている。この孔32はボデー取
付部18側が広く、凸部28側が狭い台形状とされてお
り、ブラケット14のボデー取付部18と、ブラケット
14のインパネリインフォース30との接合部との間が
容易に捩変形するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のインストルメン
トパネを補強するためのインパネリインフォースの支持
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車車体の左右のカウルサイド
パネル間には、車幅方向に沿ってインパネリインフォー
スが設けられている。
【0003】図6に示される如く、このインパネリイン
フォース70の運転席側端部には、ピラー取付部70A
が設けられている。また、インパネリインフォース70
の助手席側端部には、ボデー取付部70Bが設けられて
おり、車体が車幅方向に圧縮されるのを防止するように
なっている。さらに、インパネリインフォース70の運
転席側には、ステアリングポスト取付部72が設けられ
ており、ステアリングを支持するようになっている。
【0004】図7に示される如く、このインパネリイン
フォース70のピラー取付部70Aは、偏平化されてお
り、ピラーアウタパネル76とピラーインナパネル78
とで構成されたフロントピラー80の車体内側部には、
平面視L字状のブラケット82が溶着されている。イン
パネリインフォース70のピラー取付部70Aとブラケ
ット82とは、一対のボルト84とナット86とで固定
されている。
【0005】従って、このインパネリインフォースの支
持構造では、車幅方向外側から内側へ向けて荷重が作用
した場合には、ブラケット82及びボルト84とナット
86を介して、インパネリインフォース70に軸圧縮方
向(図7の矢印F方向)の荷重が作用するようになって
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このイ
ンパネリインフォースの支持構造では、図8に示される
如く、フロントピラー80の下部80Aに、車幅方向内
側へ向けて荷重(図8の矢印G)が作用した場合に、フ
ロントピラー80がS字状(図8の想像線で示す形状)
に変形するため、インパネリインフォース70に軸圧縮
方向の荷重(図8の矢印F)とともに、ピラー取付部7
0Aを回転中心とする図8の時計回転方向(図8の矢印
H方向)の曲げ力が作用する。
【0007】一方、一般的にインパネリインフォース7
0はパイプ材で構成されており、軸圧縮に対しては強い
が、曲げには弱い構造となっている。このため、車幅方
向内側へ向けて荷重(図8の矢印G)が作用した場合
に、インパネリインフォース70に図8の矢印H方向の
曲げ力が作用すると、インパネリインフォース70が容
易に屈曲する恐れがあり、これを防止するためには、イ
ンパネリインフォース70の板厚を厚くする必要があり
重量増となる。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、インパネリイ
ンフォースの重量増を招くことなく、インパネリインフ
ォースの屈曲を防止することができるインパネリインフ
ォースの支持構造を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、インパネリインフォースをボデーに取付けるための
取付手段を有するインパネリインフォースの支持構造で
あって、前記取付手段のボデー取付部とインパネリイン
フォース支持部との間の部位に前記取付手段の捩剛性を
前記インパネリインフォースの曲げ剛性より小さくする
ための脆弱部を設けたことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の本発明では、ボデーに荷重が作
用した場合、例えば、フロントピラーの下部に車幅方向
外側から内側へ向けて荷重が作用した場合に、フロント
ピラーの取付手段近傍がS字状に変形し、これによっ
て、取付手段とインパネリインフォースとの双方に曲げ
力が作用する。この場合、本発明のインパネリインフォ
ースの支持構造にあっては、取付手段のボデー取付部と
インパネリインフォース支持部との間の部位に取付手段
の捩剛性をインパネリインフォースの曲げ剛性より小さ
くするための脆弱部が設けられているため、インパネリ
インフォースが屈曲する前に、取付手段が脆弱部を起点
として変形する。従って、インパネリインフォースに作
用する曲げ力を低減することができ、インパネリインフ
ォースの重量増を招くことなく、インパネリインフォー
スの屈曲を防止することができる。
【0011】
【実施例】本発明のインパネリインフォースの支持構造
の一実施例を図1〜図5に従って説明する。なお、図中
矢印FRは車体前方方向を、矢印INは車幅内側方向
を、矢印UPは車体上方方向を示す。
【0012】図1に示される如く、自動車車体のフロン
トピラー10の車体上下方向略中央部に形成された屈曲
部の前方には、図示を省略したカウルサイドパネルが配
設されており、これらのカウルサイドパネルの間には、
車幅方向に延びるカウル12が配設されている。カウル
12の車幅方向端部近傍12Aの車体前後方向後側面に
は、取付手段としのブラケット14が固定されている。
【0013】図2に示される如く、ブラケット14は略
三角形状とされており、外周縁部にフランジ16が立設
されている。
【0014】図3に示される如く、このフランジ16
は、ブラケット14をカウル12に取付けた状態で車幅
方向内側に向いている。また、ブラケット14のカウル
12との当接部は車幅方向内側へ向けて延設されてお
り、ボデー取付部18となっている。
【0015】図2に示される如く、このボデー取付部1
8の車体上下方向両端部近傍には、一対の貫通孔20が
穿設されており、これらの貫通孔20は、カウル12に
穿設された貫通孔22と同軸とされている。また、カウ
ル12の車体前後方向前側面12Bには、貫通孔22と
同軸的にウエルドナット24が溶着されている。
【0016】ブラケット14の貫通孔20には、車体前
後方向後側からボルト26が、それぞれ挿入されてお
り、これらのボルト26は、ウエルドナット24にそれ
ぞれ螺合し、ブラケット14をカウル12に固定してい
る。また、ブラケット14のボデー取付部18と反対側
の端部には、半球状の凸部28が形成されている。
【0017】図3に示される如く、この凸部28は車幅
方向外側に向けて膨出しており、フロントピラー10と
の距離Lは極めて短く設定されている。従って、フロン
トピラー10の車幅方向内側への変形を充分に阻止でき
るようになっている。また、ブラケット14の車幅方向
内側面14Aの凸部28の外周部近傍は、インパネリイ
ンフォース支持部となっており、インパネリインフォー
ス30の端部30Aが溶着されている。従って、凸部2
8は、インパネリインフォース30の軸心P近傍を中心
Qとする半径Rの半球状となっている。
【0018】図1に示される如く、インパネリインフォ
ース30は、パイプ材で構成されており、カウル12に
沿って車幅方向に配置されている。
【0019】図2に示される如く、ブラケット14のボ
デー取付部18と凸部28との間には、脆弱部としての
孔32が穿設されている。この孔32はボデー取付部1
8側が広く、凸部28側が狭い台形状とされており、周
縁部には、車幅方向内側へ向けてフランジ34が形成さ
れている。
【0020】従って、ブラケット14のボデー取付部1
8と、ブラケット14のインパネリインフォース接合部
との間は、分割された一対の脚部14B、14Cとで互
いに連結されており、ブラケット14のボデー取付部1
8とインパネリインフォース接合部との間が容易に捩変
形するようになっている。また、ブラケット14の脚部
14B、14Cの総断面積D1+D2は、これらの部位
に車体前後方向の引張圧縮力が作用した場合に、充分に
耐えられる値に設定してある。
【0021】次に本実施例の作用を説明する。本実施例
では、図4に示される如く、フロントピラー10の下部
10Bに車幅方向外側から内側へ向けて荷重(図4の矢
印A)が作用した場合には、図5に示される如く、フロ
ントピラー10のブラケット14近傍の部位10CがS
字状に変形し、これによって、カウル12の車幅方向端
部近傍12Aが、車体上方(図5の矢印B方向)へ屈曲
して、ブラケット14とインパネリインフォース30と
の双方に曲げ力(図5の矢印C)が作用する。
【0022】この場合、本実施例のインパネリインフォ
ースの支持構造にあっては、図4に示される如く、ブラ
ケット14に、ブラケット14の捩剛性をインパネリイ
ンフォース30の曲げ剛性より小さくするための孔32
が設けられているため、インパネリインフォース30が
屈曲する前に、ブラケット14が孔32を起点として図
4及び図5に示される如く捩変形する。
【0023】従って、インパネリインフォース30に作
用するモーメントを低減することができ、インパネリイ
ンフォース30の重量増を招くことなく、インパネリイ
ンフォース30の屈曲を防止することができる。
【0024】また、図5に示される如く、本実施例のイ
ンパネリインフォースの支持構造では、ブラケット14
のインパネリインフォース30との接合部に、車幅方向
外側、即ち、フロントピラー10側に向けて、インパネ
リインフォース30の軸心P近傍を中心Qとする半径R
の半球状の凸部28が形成されている。このため、フロ
ントピラー10のブラケット14近傍の部位10CがS
字状に変形し、フロントピラー10がブラケット14の
凸部28に当接した場合には、フロントピラー10よる
押圧力が、凸部28の中心Q方向、即ち、インパネリイ
ンフォース30の軸心P方向へ向かって作用する。この
ため、インパネリインフォース30に作用する曲げ力を
低減することがで、インパネリインフォース30の屈曲
を防止することができる。
【0025】また、本実施例のインパネリインフォース
の支持構造では、ブラケット14の脚部14B、14C
の総断面積D1+D2が、これらの部位に車体前後方向
の引張圧縮力が作用した場合に充分に耐えられる値に設
定してあるため、車体前方から荷重が作用した場合に
は、容易に変形することはない。
【0026】なお、本実施例では、脆弱部として台形状
の孔32を使用したが、脆弱部はこれに限定されず、薄
肉部等の他の手段によって形成しても良い。
【0027】
【発明の効果】本発明のインパネリインフォースの支持
構造は、取付手段のボデー取付部とインパネリインフォ
ース支持部との間の部位に取付手段の捩剛性をインパネ
リインフォースの曲げ剛性より小さくするための脆弱部
を設けた構成としたので、インパネリインフォースの重
量増を招くことなく、インパネリインフォースの屈曲を
防止することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るインパネリインフォー
スの支持構造を示す車体内側斜め後方から見た斜視図で
ある。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係るインパネリインフォー
スの支持構造の作用説明図である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】従来例に係るインパネリインフォースの支持構
造を示す車体内側斜め後方から見た斜視図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】図7の8−8線断面図である。
【符号の説明】
10 フロントピラー 12 カウル 14 ブラケット(取付手段) 18 ボデー取付部 30 インパネリインフォース 32 孔(脆弱部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インパネリインフォースをボデーに取付
    けるための取付手段を有するインパネリインフォースの
    支持構造であって、前記取付手段のボデー取付部とイン
    パネリインフォース支持部との間の部位に前記取付手段
    の捩剛性を前記インパネリインフォースの曲げ剛性より
    小さくするための脆弱部を設けたことを特徴とするイン
    パネリインフォースの支持構造。
JP14235392A 1992-06-03 1992-06-03 インパネリインフォースの支持構造 Pending JPH05330454A (ja)

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JP14235392A JPH05330454A (ja) 1992-06-03 1992-06-03 インパネリインフォースの支持構造

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JP (1) JPH05330454A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110187154A1 (en) * 2009-07-31 2011-08-04 Thyssenkrupp Steel Europe Ag Cockpit cross beam with variable steering column angle of inclination
FR3024969A1 (fr) * 2014-08-21 2016-02-26 Peugeot Citroen Automobiles Sa Ensemble comportant une traverse de planche de bord et des supports pour fixer cette traverse a la caisse d' vehicule automobile

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110187154A1 (en) * 2009-07-31 2011-08-04 Thyssenkrupp Steel Europe Ag Cockpit cross beam with variable steering column angle of inclination
US9950745B2 (en) * 2009-07-31 2018-04-24 Thyssenkrupp Steel Europe Ag Cockpit cross beam with variable steering column angle of inclination
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