JPH05330401A - 衝突検出センサ - Google Patents

衝突検出センサ

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JPH05330401A
JPH05330401A JP4324924A JP32492492A JPH05330401A JP H05330401 A JPH05330401 A JP H05330401A JP 4324924 A JP4324924 A JP 4324924A JP 32492492 A JP32492492 A JP 32492492A JP H05330401 A JPH05330401 A JP H05330401A
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JP
Japan
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collision
detection sensor
collision detection
displacement
view
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Application number
JP4324924A
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Inventor
Masahiro Taguchi
田口  正広
Motonori Tominaga
元規 富永
Toshiaki Matsuhashi
俊明 松橋
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Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組付け製造が安価かつ容易で、確実な作動を
実現する。 【構成】 車両パネルに沿って配設された長尺状のハウ
ジング21を有し、ハウジング21内に、一端のスイッ
チユニット23より他端へワイヤ22が張ってある。衝
突により車両パネルがハウジング21の厚み方向へ変形
すると、ワイヤ22の直線長が短くなり、スイッチユニ
ット23が作動して衝突検出信号が発せられる。従来の
如き長手方向に延びる接点の表面処理および設置の手間
を必要としないから、安価かつ信頼性の高い検出をなし
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衝突検出センサに関し、
特に車両側面の衝突を有効に検出する衝突検出センサに
関する。
【0002】
【従来の技術】衝突検出センサとしては、従来、車両正
面方向の衝突を加速度センサ等で検出し、車両ステアリ
ング部に収納したエアバッグを展開せしめて、乗員を保
護するものが広く使用されている。
【0003】近年、乗員保護の実効を図るために、車両
側面方向の衝突(側突)を検出して、乗降ドア等に内設
したエアバッグを展開せしめることが提案されており、
かかる用途に使用する衝突検出センサとしては、ドアパ
ネル内にこれに沿って車両前後方向へ小間隙で対向する
一対の長尺導体板を設けて検出接点となし、衝突時のパ
ネルの内方変位に伴い検出接点の一部が接触導通するも
のが知られている(例えばUSP4,966,388
号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の衝突検出センサでは、接触時の確実な導通を長期に
わたって確保するため、長尺導体板の対向面全面に金メ
ッキ等の表面処理を施す必要があって、工数とコストの
増大が避けられない。また、導体板の対向間隙を最適の
一定値にするために、組付けに細心の注意を必要とし
た。
【0005】本発明はかかる課題を解決するもので、組
付け製造が安価かつ容易で、確実な作動を実現する衝突
検出センサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
と、衝突検出センサは、車両パネル11に沿って配設さ
れた長尺状の基板21を有し、該基板21上に、上記車
両パネル11の基板厚み方向への変形変位量を基板長手
方向の変位量に変換する変位変換手段22と、基板長手
方向の変位を受けて作動し衝突検出信号を発する検出手
段23とを設けたものである。
【0007】
【作用】上記構成において、衝突によりパネル11が基
板厚み方向へ変形すると、この変形変位量は変位変換手
段22により基板長手方向への変位量に変換され、検出
手段23が作動して衝突検出信号が発せられる。
【0008】検出手段23は基板長手方向の一箇所に設
ければ良く、従来の如き長手方向に延びる接点の表面処
理および設置の手間を必要としないから、安価かつ信頼
性の高い検出をなし得る。
【0009】
【実施例1】図1において、車両ドア10内には上下の
中間位置に前後方向へ延びる長尺状の衝突検出センサ2
0Aが設けてある。該衝突検出センサ20Aは、図2に
示す如く、薄い長方形断面をなし、車両ドア内を前後へ
延びるドアビームパイプ15に固定されて、ドアアウタ
パネル11に接して位置している。ドアインナパネル1
2の上部には、衝突検出センサ20Aの検出信号を受け
て着火し、図示の如く室内へエアバッグ100を展開膨
出せしめるインフレータ90が設けてある。
【0010】図3〜図5に衝突検出センサの詳細構造を
示す。長尺のセンサハウジング21内には一端にスイッ
チユニット23が設けられ、これよりハウジング他端へ
向け変位検出手段たるワイヤ22が延びて、その先端は
ハウジング端壁に固定されている。ワイヤ22は、ハウ
ジング21の基板たる内方側面(図3の下面)に一定間
隔で形成した三角断面の突壁21Aに背後が接してい
る。
【0011】スイッチユニット23は、図4に示す如
く、リミットスイッチ23A、これの作動子に一端が当
接するカンチレバー23B、カンチレバー23Bの他端
とハウジング端壁間を結ぶコイルバネ23Dより構成さ
れ、上記ワイヤ22の基端はカンチレバー23Bに固定
されてコイルバネ23Dにより張力を付与されている。
【0012】かかる衝突検出センサ20A,20Bは運
転席ドアと助手席ドアに設けられ(図6)、それぞれ各
インフレータの点火栓90A,90Bに接続されてい
る。
【0013】図2の矢印Lで示す衝撃が加わるとドア1
0のアウタパネル11が内方へ変形し、これに沿って設
けた衝突検出センサ20Aのハウジング21も図7の矢
印Lで示す如く、軸直方向へ変形変位する。これに伴
い、ワイヤ22は最短距離の直線状態から、図示の如く
突壁21A間で大きく湾曲し、軸方向長が短くなる。こ
の結果、コイルバネ23D(図8)に抗して矢印S方向
へカンチレバー23Bが引かれ、リミットスイッチ23
Aが作動してその接点が閉じ、インフレータ90の点火
栓90A(図6)に通電される。
【0014】
【実施例2】実施例1の円形ワイヤ22に代えて、図9
に示す如き偏平な金属帯板26を使用することもでき
る。
【0015】
【実施例3】図10において、ハウジング21の外方側
面(図の上面)には突壁21A間の中間位置に開口を設
け、一方、下面外周を弾性体24によりハウジング側面
に支持されたT字断面のプレート25を設けて、その中
心凸部を上記開口を経てワイヤ22の側面に当接せしめ
てある。
【0016】かかる構造によれば、突壁21A直上付近
に衝撃が入力しても、上記プレート25を介してワイヤ
22が充分湾曲せしめられ、確実な衝突検出が可能であ
る。
【0017】
【実施例4】実施例3で説明したプレート25を、図1
1に示す如く、ハウジング21の長手方向へ多数設ける
ことも可能であり、プレート25の設置数を変えること
により、実質的なセンサ長を変更することができる。ま
た、ワイヤ22の軸方向長の変化量は、図12に示す如
く各プレート25の変位によるものの総和であるから、
スイッチユニット21としてワイヤ移動量を検出できる
ものを使用すれば、衝突面積を知ることもできる。
【0018】
【実施例5】図13では、プレート25の凸部下面、お
よびこれに対向するハウジング21の側面を同形の波形
としてある。プレート25に衝撃が加わると(図14の
矢印L)プレート凸部がハウジング側面方向へ移動し、
これらの波形面間にワイヤ22を挟む。これにより、ワ
イヤ22の軸方向長が変化する(図の矢印S)。かかる
構造によれば、プレート25の変位量が小さい場合にも
ワイヤ22は比較的大きく変位し、高い検出感度が得ら
れる。
【0019】
【実施例6】図15では、ハウジング21内に配設した
金属帯板28の、プレート25の凸部直下に位置する部
分を波形に成形してあり、衝撃を受けてプレート25が
ハウジング側面に接近する厚み方向へ変位すると(図1
6)、金属帯板28が略直線状に延伸せしめられ、軸方
向長が変化する(図の矢印S)。
【0020】
【実施例7】図17〜図21には本発明のさらに他の実
施例を示す。正面視で矩形長板(図17)の基板たるベ
ース38上には、幅方向に間隔をおき長手方向へ延びる
三本の金属帯板32A,32B,32Cがベース38と
平行に配設してある。これら帯板32A〜32Cの一端
はベース38の一端に固定され、他端は、内設したコイ
ルバネ34により図の左方へ付勢されたバー33A,3
3B,33Cの端部にそれぞれ固定されて、張力を付与
されている。そして、各バー33A〜33Cの端面より
延びる薄肉の隔壁39が、ベース38の端部に各一対設
けた板バネ接点35A,35B,36A,36B,37
A,37Bの間に位置して、これら接点の導通を阻止し
ている。
【0021】ベース38上の両側に位置する帯板32
A,32Cは、ベース中間位置と端部位置に対向して設
けた各一対のバネ板30A,30Bに上面が接するよう
に延びている(図18、図20)。また、ベース38上
の中央に位置する帯板32Bは、上記一対のバネ板30
A,30B間に設けたフレーム31A,31Bの内空間
を貫通して延び(図19)、上下で対向する同形の波形
に成形された対向面(図21)に上下面が接している。
なお、上記帯板32A,32Cはこのフレーム31A,
31Bに下面が接して延びている(図19、図20)。
【0022】かかる構造の衝突検出センサにおいて、衝
撃力LCが作用して(図22、図23)バネ板30Aが
図の下方へ変形せしめられると、帯板32Aのベース長
手方向に沿う長さが短くなり、バー33Aがバネ力に抗
して図23の矢印SCで示すように右方へ移動して、そ
の隔壁39が板バネ接点35A,35B間より外れ(図
24)、これら接点が導通する。
【0023】また、図25に示す如く、局所的に衝突し
た物体による衝撃力がフレーム31Aに加わるとこれが
下方へ変形し、波形面間に帯板32Bが挟まれてその実
質長が短くなり、バネ力に抗してバー33Bが図26の
矢印SPで示す方向へ移動して、板バネ接点36A,3
6Bが接触導通する。
【0024】このようにして、比較的面積の大きい衝突
をバネ板30A,30Bの変形で検出し、局所的でかつ
荷重の大きい衝突をハウジング31A,31Bの変形で
検出することができる。
【0025】
【実施例8】図27、図28において、ハウジング41
内には、厚み方向でハウジング内壁に接し、上下方向で
は中央に位置して長手方向へ延びる密閉チューブ体42
が配設してある。チューブ体42の一端面を貫通してピ
ストン44が挿入され、該ピストン44は背後をコイル
バネ45により付勢されている。ピストン44により閉
鎖された上記チューブ体42の内空間には液体43が封
入してある。チューブ体42外に位置するピストン44
の基端は、ハウジング41の端面に設けたリミットスイ
ッチ46に対向している。
【0026】ハウジング41の厚み方向より衝撃Lが加
わると(図29)ハウジングが内方へ変形し、これに伴
いチューブ体42も変形してその容積が減少する。この
容積減少によりピストン44がコイルバネ45のバネ力
に抗して図の矢印S方向へ押し出され、リミットスイッ
チ46に当接してこれを作動せしめる。
【0027】
【実施例9】図30、図31において、矩形筒断面の長
尺ベース48上にコ字断面のカバー体49をピン47で
固定して設け、カバー体49下方に形成された空間内に
液を封入したチューブ体42A,42Bを長手方向へ並
設する。これらチューブ体42A,42Bには一端に上
記実施例8で説明したピストンがそれぞれ設けられ、か
かるピストンにリミットスイッチ46A,46Bが対向
している。
【0028】カバー体41上には長手方向に間隔をおい
て交互に逆方向とした片持ちバネ40A,40Bが設け
てあり、これら片持ちバネ40A,40Bは先端に向け
て湾曲上昇した後、下方へ屈曲し、カバー体49の抜き
穴を経てチューブ体42A,42Bの側面に当接してい
る。
【0029】しかして、衝撃力LCが加わると(図3
2)片持ちバネ40A,40Bは下方へ変形してチュー
ブ体42A,42Bを偏平方向へ変形せしめ、この時の
容積減少によりピストンが移動してリミットスイッチ4
6A,46Bが作動する。
【0030】
【実施例10】本実施例は実施例7における帯板(図1
7の32A〜32C)を図33に示す如く三本のチュー
ブ体42A,42B,42Cに置き換えたものであり、
これらチューブ体42A〜42Cがバネ板30A,30
B下方とフレーム51内を通って長手方向へ延びてい
る。また、各チューブ体42A〜42Cの端部に設けた
ピストン44A,44B,44Cの基端がそれぞれリミ
ットスイッチ46A,46B,46Cに対向している。
【0031】かかる構造において、バネ板30B上に衝
撃力Lが加わると(図34)、バネ板30Bが下方へ変
形してチューブ体42Cを偏平変形せしめる。この時の
容積減少によりピストン44Cが押し出され(図35の
矢印S)、リミットスイッチ46Cが作動する。
【0032】また、フレーム51上に衝撃力Lが加わっ
てこれが変形すると(図36)チューブ体42Bが偏平
変形し、ピストン44Bが押し出されて(図37の矢印
S)リミットスイッチ46Bが作動する。
【0033】
【実施例11】図38において、車両ドア内を前後へ延
びるドアビームパイプ115には門型断面のブラケット
127が取付けられ、これに衝突検出センサ20Aが固
定してある。該センサ20Aは、車両内外方向(図の左
右方向)で間隔をおいて対向する剛性の高い一対の厚肉
板状フレーム121,122を有し、これらフレーム1
21,122は図39、図40に示す如くドアビームパ
イプ115に沿う長尺板である。上記フレーム121,
122は剛性の低い薄肉のカバー125内に収納され、
該カバー125は上下端部が山型断面をなしている。
【0034】上記フレーム121,122の対向面に
は、中央部の長手方向複数位置に対向方向へ突出する凸
板211,221が設けられ、これら凸板211,22
1には端面の中央に溝212,222が形成されて溝2
12,222内に水平方向へ延びるワイヤ123が位置
している。ワイヤ123の先端にはネジ部を持つロッド
232がカシメ固定され、該ロッド232はフレーム1
21に設けたブロック124に挿入され、ナット241
にて、ゆるみなく固定される。ワイヤ123の基端には
詳細を後述するオフセットレバー231がカシメ固定さ
れている。
【0035】上記フレーム121には上縁近くにフレー
ム122に向けて凸壁213が設けてあり、また、フレ
ーム121には上記凸板221の間にこれらよりも低い
凸板214(図40)が設けてある。
【0036】上記オフセットレバー231はその中心軸
が、フレーム121,122の一端部内に設けたスイッ
チユニットボデー261の中心ガイド穴内に挿入される
とともに、中心軸の側面より上下に延びる各係止片に、
伸び変形したオフセットスプリング264の一端が連結
してある。
【0037】上記中心軸の内端にはスプール262が当
接し、該スプール262は基端をセットスプリング26
3により突出方向へ付勢されている。スプール262の
基端外周にはマグネットMが設けてある。上記スプール
262を囲むボデー261内には上下位置に一対のリー
ドスイッチR1,R2が配設され、これらリードスイッ
チR1,R2は防水絶縁シール樹脂265、リードワイ
ヤ266を介して図略のインフレータの点火栓に接続さ
れている。
【0038】上記構造の衝突検出センサにおいて、図4
1に示す如く、衝突車両のバンパ180が車両ドア11
0内のセンサ20Aに直接当たった場合、図42のよう
にドアの外板111を介して衝突検出センサ20Aのカ
バー125が変形して、フレーム122が凸壁213に
接するまで内方へ移動し、フレーム121との間隔が小
さくなる。このため、凸板211,221間に挿通され
たワイヤ123はこれらの間で屈曲して(図43)実質
的な水平方向長が短くなる。この結果、オフセットレバ
ー231が引き出されてスプール262が進出し(図3
9の右方)、マグネットMがリードスイッチR1,R2
に近接してそのスイッチ接点が閉じる。
【0039】バンパ180とセンサ20Aの当たり面が
広いと、面圧が低いためにフレーム121,122の対
向間隔の変化は比較的少ないが、ワイヤ123が多数箇
所で屈曲せしめられるから、これらが加算された水平方
向の実効長はスプール262を充分に変位せしめる。
【0040】一方、ドア開閉操作によってドア外板11
1が街路灯等に当たって局部的に変形した場合等には、
ワイヤ123の屈曲はこの部分でのみ生じるからスプー
ル262の移動量は小さく、リードスイッチR1,R2
が作動することはない。
【0041】衝突車両のバンパ180が衝突検出センサ
20Aの設置位置より下方にある場合の例を図44に示
す。この場合、ドア外板111の下半が内方(図の左
方)へ変形し、これに伴って対向するフレーム121,
122が逆八状に姿勢を変える。これにより、凸板21
1,221が対向方向とともに上下方向へもずれ、この
ずれにより溝222に挿通されたワイヤ123が特に上
下方向へ屈曲して(図45)リードスイッチR1,R2
が接触導通する。
【0042】図46には車両がスリップする等により横
滑りして電柱等に衝突した場合を示す。この衝突により
衝突検出センサ20Aは外側フレーム122が局部的に
大きく内方へ変形し(図47)、フレーム121,12
2間の対向間隔は最小となる。ワイヤ123は高い凸板
211,221のみならず低い凸板214にも接触して
屈曲し、屈曲量が大きくなって、ワイヤ123の実質的
水平長が充分短くなり、リードスイッチR1,R2が作
動する。
【0043】本実施例における点火栓190A,190
Bとの接続は、図48に示す如く、運転(D)席および
助手(P)席の各リードスイッチR1,R2がそれぞれ
点火栓190A,190Bの前後に直列に接続されてい
るから、エアバッグ作動の信頼性が向上する。
【0044】
【実施例12】図49に示す如く、外側フレームを長手
方向へ複数の片122A,122B,122Cに分割す
る構造とすれば、局所的な衝突では対応するフレーム片
122A〜122Cのみが移動し、ドア開閉時の障害物
との接触か、ポール体との衝突かを確実に判別すること
ができる。なお、この場合、カバー125も各片に分割
するとさらに効果がある。
【0045】
【実施例13】図50には、衝突検出センサ20Aのさ
らに他の例を示し、カバー125は全体を山型の容器状
断面としてフレーム121上に開口縁が接合固定され、
カバー125の容器頂部内面に、対向するフレーム12
2が接合固定されている。かかる構造によっても、上記
各実施例と同様の効果がある。
【0046】
【実施例14】図51に示す如く、対向するフレーム1
21,122よりなる衝突検出センサ20Aの本体部を
車両ドア内に設けるとともに、スイッチユニットボデー
261を車室内に設けて、これらの間をフレキシブルチ
ューブ130で結び、該チューブ130内にワイヤ12
3を通す構成としても良い。かかる構成によれば、上記
各実施例の効果に加えて、電気系統を環境条件の良い車
室内に収納するため信頼性が向上する。
【0047】
【実施例15】図52に示す如く、凸板211,221
の間のワイヤ123に代えて光ファイバケーブル140
を配しても良い。すなわち、図において、カバー125
一端部に設けた回路部141の発光素子143より光フ
ァイバ140が延びて凸板211,221間を延び、他
端で折り返して再び回路部141の受光素子142に戻
っている。
【0048】受光部の回路構成の一例を図54に示す。
受光素子142の出力は増幅器144にて増幅されてコ
ンパレータ145の反転端子に電圧V0として入力し、
コンパレータ145の非反転端子には抵抗R1・R2に
て分圧されコンデンサCにチャージされた電圧V1が入
力する。そして、V0<V1になったときにエアバッグ
駆動回路150が作動するよう構成されている。
【0049】しかして、図55に示す如く、衝突速度が
速くなるほど光ファイバの屈曲速度が速くなるためV0
の減衰率は大きくなる。一方、V1の電圧はコンデンサ
Cにチャージされているため所定の時定数をもって減衰
するから、車速が遅いときにはV0<V1とならない
が、車速が速いときにはV0<V1となるため衝突を検
出することができる。
【0050】本検出回路を用いれば、光ファイバの減衰
特性に対しR2・Cを適当に選定することにより衝突速
度の検出ができるばかりでなく、受光素子の出力V0が
環境温度・汚れ等の原因で変動しても、V1はV0の変
動に相対的に追従して変動するため、常にはぼ同一の減
衰率で衝突を検出することができる。
【0051】上記光量変化により、衝突の大きさや速度
等を検出することができるとともに、受光された光の位
相、偏向、周波数を検出しても、同様に衝突の大きさ等
が検出できる。
【0052】
【実施例16】図56に示す如く、光ファイバケーブル
140を車室内へ延長してここに回路部141を設けれ
ば、回路部141の環境条件を向上せしめることができ
る。
【0053】
【実施例17】光ファイバーケーブルを折り返すのに代
えて、図57に示す如く、二本の光ファイバーケーブル
140A,140Bを使用して、その端面をキャップ4
D内に設けたプリズム4Cの一辺に密接せしめ、プリズ
ム4C内で光を反射するようにしても良い。
【0054】
【実施例18】図58では、一本の光ファイバーケーブ
ル140の先端をキャップ4D内のミラー4Eに対向接
触せしめ、分岐したケーブル140の基端の一方より光
を導入するとともに、反射光をケーブル140他端の他
方より導出する。かかる構成によっても上記実施例と同
様の効果がある。
【0055】
【実施例19】さらに、ワイヤ123に代えて、液体を
使用することもできる。図59において、対向フレーム
121,122間には液体を封入した耐圧チューブ15
0が配設され、その一端は図60に示す如く、耐圧ホー
ス151により車室内に設けた圧力センサに通じてい
る。
【0056】しかして、衝突により図61に示す如く耐
圧チューブ150が凹状に変形すると、図62で示すよ
うに液圧が上昇して衝突が検出される。
【0057】かかる構成によっても上記各実施例と同様
の効果がある。
【0058】
【発明の効果】以上の如く、本発明の衝突検出センサに
よれば、長尺基板の一箇所に設けた検出手段により、そ
の長手方向の広い範囲での車両パネルの衝突変形を検出
することができ、組付け製造が安価かつ容易で、確実な
作動を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における車両ドアの一部破断
正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図3のV −V 線断面図である。
【図6】衝突検出センサの結線図である。
【図7】衝突検出センサの作動を示す断面図である。
【図8】衝突検出センサの作動を示す断面図である。
【図9】本発明の実施例2における衝突検出センサの横
断面図である。
【図10】本発明の実施例3における衝突検出センサの
部分縦断面図である。
【図11】本発明の実施例4における衝突検出センサの
全体縦断面図である。
【図12】衝突検出センサの作動を示す全体縦断面図で
ある。
【図13】本発明の実施例5における衝突検出センサの
部分縦断面図である。
【図14】衝突検出センサの作動を示す部分縦断面図で
ある。
【図15】本発明の実施例6における衝突検出センサの
部分縦断面図である。
【図16】衝突検出センサの作動を示す部分縦断面図で
ある。
【図17】本発明の実施例7における衝突センサの正面
図である。
【図18】図17のXVIII −XVIII 線断面図である。
【図19】図17のXIX −XIX 線断面図である。
【図20】図17のIIX −IIX 線断面図である。
【図21】図17のIIXI−IIXI線断面図である。
【図22】衝突検出センサの作動を示す横断面図であ
る。
【図23】衝突検出センサの作動を示す縦断面図であ
る。
【図24】衝突検出センサの作動を示す正面図である。
【図25】衝突検出センサの作動を示す縦断面図であ
る。
【図26】衝突検出センサの作動を示す正面図である。
【図27】本発明の実施例8における衝突検出センサの
水平断面図である。
【図28】衝突検出センサの垂直断面図で、図27のII
X VIII−IIX VIII線断面図である。
【図29】衝突検出センサの作動を示す水平断面図であ
る。
【図30】本発明の実施例9における衝突検出センサの
横断面図である。
【図31】衝突検出センサの正面図である。
【図32】衝突検出センサの作動を示す横断面図であ
る。
【図33】本発明の実施例10における衝突センサの正
面図である。
【図34】衝突検出センサの作動を示す図33のIIIX I
V −IIIX IV 線断面図である。
【図35】衝突検出センサの作動を示す正面図である。
【図36】衝突検出センサの作動を示す図33のIIIX V
I −IIIX VI 線断面図である。
【図37】衝突検出センサの作動を示す正面図である。
【図38】本発明の実施例11における衝突検出センサ
の横断面図である。
【図39】衝突検出センサの垂直断面図で、図40のII
IX IX −IIIX IX 線に沿う断面図である。
【図40】衝突検出センサの水平断面図で、図39のIV
X −IVX 線に沿う断面図である。
【図41】衝突状態を示すドアの水平断面図である。
【図42】衝突状態を示すドアの垂直断面図である。
【図43】衝突検出センサの作動状態における水平断面
図である。
【図44】衝突状態を示すドアの垂直断面図である。
【図45】衝突検出センサの作動状態における垂直断面
図である。
【図46】衝突状態を示すドアの水平断面図である。
【図47】衝突検出センサの作動状態における水平断面
図である。
【図48】衝突検出センサの結線図である。
【図49】本発明の実施例12における衝突検出センサ
の水平断面図である。
【図50】本発明の実施例13における衝突検出センサ
の横断面図である。
【図51】本発明の実施例14における衝突検出センサ
の水平断面図である。
【図52】本発明の実施例15における衝突検出センサ
の水平断面図である。
【図53】衝突検出センサの作動状態における水平断面
図である。
【図54】受光部の回路図である。
【図55】検出回路電圧の変化を示すグラフである。
【図56】本発明の実施例16における衝突検出センサ
の水平断面図である。
【図57】本発明の実施例17における衝突検出センサ
の端部水平断面図である。
【図58】本発明の実施例18における衝突検出センサ
の端部水平断面図である。
【図59】本発明の実施例19における衝突検出センサ
の横断面図である。
【図60】衝突検出センサの水平断面図である。
【図61】衝突検出センサの作動状態における水平断面
図である。
【図62】液圧変化を示すグラフである。
【符号の説明】
11,111 車両パネル 21 ハウジング(基板) 22,123 ワイヤ(変位変換手段) 23 リミットスイッチ(検出手段) 121 フレーム(基板) R1,R2 リードスイッチ(検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松橋 俊明 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両パネルに沿って配設された長尺状の
    基板を有し、該基板上に、上記車両パネルの基板厚み方
    向への変形変位量を基板長手方向の変位量に変換する変
    位変換手段と、基板長手方向の変位を受けて作動し衝突
    検出信号を発する検出手段とを設けたことを特徴とする
    衝突検出センサ。
JP4324924A 1992-03-31 1992-11-10 衝突検出センサ Withdrawn JPH05330401A (ja)

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