JPH05330299A - 装飾品の製造方法 - Google Patents
装飾品の製造方法Info
- Publication number
- JPH05330299A JPH05330299A JP16677092A JP16677092A JPH05330299A JP H05330299 A JPH05330299 A JP H05330299A JP 16677092 A JP16677092 A JP 16677092A JP 16677092 A JP16677092 A JP 16677092A JP H05330299 A JPH05330299 A JP H05330299A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass fiber
- epoxy resin
- foamed resin
- resin
- molded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 装飾品の主体を発泡樹脂として成形し易く
し、また軽量化て施工性の向上を図る。 【構成】 台板1の上に所要枚数の発泡樹脂3の板を貼
り重ねて成形素材4を作成する。成形素材4の発泡樹脂
3を予め定めた立体形状に成形する。台板裏側から成形
表面に施したグラスファイバー5と、該グラスファイバ
ー5に含浸したエポキシ樹脂6とにより成形表面を被覆
すると共に台板1と発泡樹脂3とを一体化する。被覆に
エポキシ樹脂7をコーティングして表面テクスチャーを
整えてなることにある。
し、また軽量化て施工性の向上を図る。 【構成】 台板1の上に所要枚数の発泡樹脂3の板を貼
り重ねて成形素材4を作成する。成形素材4の発泡樹脂
3を予め定めた立体形状に成形する。台板裏側から成形
表面に施したグラスファイバー5と、該グラスファイバ
ー5に含浸したエポキシ樹脂6とにより成形表面を被覆
すると共に台板1と発泡樹脂3とを一体化する。被覆に
エポキシ樹脂7をコーティングして表面テクスチャーを
整えてなることにある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建物の外壁や柱頭の
飾りあるいは壁掛けなどの装飾品の製造方法に関するも
のである。
飾りあるいは壁掛けなどの装飾品の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】遊園地に外国の古い建物を模した施設が
近頃多く取り入れられている。図6に示すように、この
ような建物10の外壁11などには種々の装飾品12が
施されており、そのような装飾品12と共に建物10を
造って町や村を再現するようにしている。
近頃多く取り入れられている。図6に示すように、この
ような建物10の外壁11などには種々の装飾品12が
施されており、そのような装飾品12と共に建物10を
造って町や村を再現するようにしている。
【0003】この装飾品としては、ガラス繊維補強コン
クリート(GRC)、ガラス繊維強化プラスチック(F
RP)などによる模造が多く、それらは金型等を使用し
て装飾品に成形している。
クリート(GRC)、ガラス繊維強化プラスチック(F
RP)などによる模造が多く、それらは金型等を使用し
て装飾品に成形している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため従来の製造方
法では、工程数が多く、また金型や型締機械等の製造設
備が必要となるため、製造コストが高く、GRC製のも
のでは重量があるなどの課題を有するものであった。
法では、工程数が多く、また金型や型締機械等の製造設
備が必要となるため、製造コストが高く、GRC製のも
のでは重量があるなどの課題を有するものであった。
【0005】この発明は上記従来の課題を解決するため
に考えられたものであって、その目的は工程数が少な
く、また成形性もよく、軽量で外装或は内装の施工性も
良い低コストの装飾品を製造し得る新たな方法を提供す
ることにある。
に考えられたものであって、その目的は工程数が少な
く、また成形性もよく、軽量で外装或は内装の施工性も
良い低コストの装飾品を製造し得る新たな方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的によるこの発明
の特徴は、台板の上に所要枚数の発泡樹脂板を貼り重ね
て成形素材を作成し、その成形素材の発泡樹脂を予め定
めた立体形状に成形してのち、台板裏側から成形表面に
施したグラスファイバーと、該グラスファイバーに含浸
したエポキシ樹脂とにより成形表面を被覆すると共に台
板と発泡樹脂とを一体化し、更に被覆にエポキシ樹脂を
コーティングして表面テクスチャーを整えてなることに
ある。
の特徴は、台板の上に所要枚数の発泡樹脂板を貼り重ね
て成形素材を作成し、その成形素材の発泡樹脂を予め定
めた立体形状に成形してのち、台板裏側から成形表面に
施したグラスファイバーと、該グラスファイバーに含浸
したエポキシ樹脂とにより成形表面を被覆すると共に台
板と発泡樹脂とを一体化し、更に被覆にエポキシ樹脂を
コーティングして表面テクスチャーを整えてなることに
ある。
【0007】
【作 用】発泡樹脂は適度な硬さと切削性を有すること
から彫刻等による成形が簡単にでき、表面テクスチャー
も自由にできるので、装飾品が特定の実物の複製である
ような場合、その実物に近く製造することができる。
から彫刻等による成形が簡単にでき、表面テクスチャー
も自由にできるので、装飾品が特定の実物の複製である
ような場合、その実物に近く製造することができる。
【0008】また発泡樹脂の成形表面をグラスファイバ
ーで被覆し、エポキシ樹脂を施すだけで製品とすること
がてきるので、工程が少なく済み、装飾品の重量も軽量
化される。
ーで被覆し、エポキシ樹脂を施すだけで製品とすること
がてきるので、工程が少なく済み、装飾品の重量も軽量
化される。
【0009】また同種のものを多量に制作する場合は、
出来上がり面にて、型板をとり、そこに仕上げ手順の逆
工程を行う事により、作り上げることができる。
出来上がり面にて、型板をとり、そこに仕上げ手順の逆
工程を行う事により、作り上げることができる。
【0010】
【実施例】まず木毛成型板等による台板1の所要箇所に
取付金具2を施す。この台板1の上にポリウレタン等に
よる発泡樹脂3の板を何枚か接着剤を用いて貼り重ね、
製品の大きさに見合った成形素材4を作成する(図1参
照)。
取付金具2を施す。この台板1の上にポリウレタン等に
よる発泡樹脂3の板を何枚か接着剤を用いて貼り重ね、
製品の大きさに見合った成形素材4を作成する(図1参
照)。
【0011】次に図では省略したが、上記成形素材4の
余分な周辺を切除して輪郭を整えてから、発泡樹脂3を
切削具により荒削して特定の立体形状に成形し、更に仕
上げ彫りして成形工程を完了する(図2参照)。
余分な周辺を切除して輪郭を整えてから、発泡樹脂3を
切削具により荒削して特定の立体形状に成形し、更に仕
上げ彫りして成形工程を完了する(図2参照)。
【0012】成形後の発泡樹脂3の表面には気泡の跡が
露出しており、また台板1と発泡樹脂3は貼着している
だけなので、表面処理とその両者の一体化を兼ねる被覆
を施す。この被覆は台板1の裏側から成形表面に貼り付
けたグラスファイバー5と、そのグラスファイバー5に
含浸したエポキシ樹脂6とからなる(図3参照)。
露出しており、また台板1と発泡樹脂3は貼着している
だけなので、表面処理とその両者の一体化を兼ねる被覆
を施す。この被覆は台板1の裏側から成形表面に貼り付
けたグラスファイバー5と、そのグラスファイバー5に
含浸したエポキシ樹脂6とからなる(図3参照)。
【0013】上記エポキシ樹脂6が固化した後、その被
覆の上に所要の顔料を混練したエポキシ樹脂7をコーテ
ィングし、表面テクスチャーを整える(図4参照)。
覆の上に所要の顔料を混練したエポキシ樹脂7をコーテ
ィングし、表面テクスチャーを整える(図4参照)。
【0014】
【発明の効果】この発明は上述のように構成してなるこ
とから、下記効果を有する。・ 製造工程が成形素材の
作成工程と、切削などによる形状の成形工程と、表面処
理及びテクスチャー工程の3工程で済み、それらを分業
化して作業を推し進めることができるので、従来のRF
C、FRPなどにより製造する場合よりも製造日数が短
縮され、量産化も可能となる。
とから、下記効果を有する。・ 製造工程が成形素材の
作成工程と、切削などによる形状の成形工程と、表面処
理及びテクスチャー工程の3工程で済み、それらを分業
化して作業を推し進めることができるので、従来のRF
C、FRPなどにより製造する場合よりも製造日数が短
縮され、量産化も可能となる。
【0015】・ また形状の成形に金型及び型締機械な
どの設備を必要としないので、設備に掛かる費用が節減
でき、上記量産化と相俟って製品コストが低減する。
どの設備を必要としないので、設備に掛かる費用が節減
でき、上記量産化と相俟って製品コストが低減する。
【0016】・ ポリウレタン等による発泡樹脂は切削
などによる加工が容易なので、複雑な形状や細かい形状
が精巧にでき、修正も簡単に行えるばかりか、表面テク
スチャーも自由に行えるので、装飾品が特定の実物の複
製である場合、その実物にきわめて近く製造することが
できる。
などによる加工が容易なので、複雑な形状や細かい形状
が精巧にでき、修正も簡単に行えるばかりか、表面テク
スチャーも自由に行えるので、装飾品が特定の実物の複
製である場合、その実物にきわめて近く製造することが
できる。
【0017】・ 装飾品の主体が発泡樹脂なので極めて
軽量となり、重量による負担は非常に小さいので室内の
壁等への取付は勿論のこと、外壁への取付もこれまでの
ように厳重に行う必要がなく、建物の外壁あるいは内装
の施工も一段と容易になる。
軽量となり、重量による負担は非常に小さいので室内の
壁等への取付は勿論のこと、外壁への取付もこれまでの
ように厳重に行う必要がなく、建物の外壁あるいは内装
の施工も一段と容易になる。
図1から図4はこの発明に係る装飾品の製造方法の説明
図である。
図である。
【図1】成形素材の断面図である。
【図2】発泡樹脂の成形工程を示す断面図である。
【図3】成形表面の被覆工程を示す断面図である。
【図4】テクスチャー用エポキ樹脂のコーティング工程
図である。
図である。
【図5】この発明の製造方法による装飾品の部分断面図
である。
である。
【図6】装飾品を外壁に施工した建物の部分正面図であ
る。
る。
1 台板 2 取付金具 3 発泡素材 4 成形素材 5 グラスファイバー 6 エポキシ樹脂 7 コーティング用のエポキシ樹脂
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 31:10
Claims (1)
- 【請求項1】 台板の上に所要枚数の発泡樹脂板を貼り
重ねて成形素材を作成し、その成形素材の発泡樹脂を予
め定めた立体形状に成形してのち、台板裏側から成形表
面に施したグラスファイバーと、該グラスファイバーに
含浸したエポキシ樹脂とにより成形表面を被覆すると共
に台板と発泡樹脂とを一体化し、更に被覆にエポキシ樹
脂をコーティングして表面テクスチャーを整えてなるこ
とを特徴とする装飾品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16677092A JPH05330299A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 装飾品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16677092A JPH05330299A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 装飾品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05330299A true JPH05330299A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15837376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16677092A Pending JPH05330299A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 装飾品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05330299A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003231399A (ja) * | 2002-02-08 | 2003-08-19 | Taisei Corp | 庭園用造形物の製造方法、及び庭園用造形物 |
JP2016037641A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | ホウムラ産業株式会社 | 三次元造形物と、その製造方法 |
CN111305500A (zh) * | 2020-02-28 | 2020-06-19 | 北新集团建材股份有限公司 | 一种装饰板材 |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP16677092A patent/JPH05330299A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003231399A (ja) * | 2002-02-08 | 2003-08-19 | Taisei Corp | 庭園用造形物の製造方法、及び庭園用造形物 |
JP2016037641A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | ホウムラ産業株式会社 | 三次元造形物と、その製造方法 |
CN111305500A (zh) * | 2020-02-28 | 2020-06-19 | 北新集团建材股份有限公司 | 一种装饰板材 |
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