JPH0533025U - 検知装置の取付け構造 - Google Patents

検知装置の取付け構造

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JPH0533025U
JPH0533025U JP9090291U JP9090291U JPH0533025U JP H0533025 U JPH0533025 U JP H0533025U JP 9090291 U JP9090291 U JP 9090291U JP 9090291 U JP9090291 U JP 9090291U JP H0533025 U JPH0533025 U JP H0533025U
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将雄 布施
友久 伊藤
光良 伊藤
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Secom Co Ltd
Chino Corp
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Secom Co Ltd
Chino Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付けベ−スに設けられた複数の弧状スリッ
トにネジを通して固定する構造で、取付けたネジ全て
を、そのネジ取付け位置から外すことなく、上記取付け
ベ−スの回動調節が行なえる検知装置の取付け構造にす
る。 【構成】 検知装置本体2を着脱自在に装着する取付け
ベ−ス1に、取付け中心(O)を曲率中心とする円弧に
沿って複数の弧状スリット3A、3B、3Cを形成し、
該弧状スリット3A、3B、3Cの曲率中心を中心とす
る対向位置にネジ4A、4Bを通して、上記取付けベ−
ス1の固定を行なうようにした検知装置の取付け構造に
おいて、 上記弧状スリット3A、3B、3Cは、対向
している少なくとも一方のネジ4A、4Bの取付け位置
に、その端部が位置しない長さに形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば人体検知器などの検知装置を天井、壁面などに設置する際に 、取付けベ−スの位置の微調節を行うことができる検知装置の取付け構造に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、人体検知器などの検知装置を天井、壁面などに設置する際には、先ず 、取付けベ−スを天井、壁面などの所要箇所にネジで仮止めした状態で検知装置 本体を取り付け、検知部の向きを調整して検知方向の位置合わせを行った後、ネ ジを締着して取付けベ−スを天井、壁面などに固定していた。
【0003】 さらに説明すると、この種の従来の検知装置では、取付けベ−ス12の取付け 面に図5に示すような取付け中心Oを曲率中心とする円弧に沿って4個の弧状ス リット10(10A,10B,10C,10D)が形成されており、対向して配 置される弧状スリット10(10Aと10C,10Bと10D)にネジ11,1 1を挿通し締着することで、天井、壁面に対する取付けベ−ス12の固定を行な っていた。
【0004】 ここで、取付けベース12を天井、壁面などに対して確実に固定できるととも に、取付けベース12を完全に固定する前に検知方向の微調整が行えるべく、曲 率中心を中心として2個のネジ11,11が対向するように弧状スリット10に 締着されるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した4個の弧状スリット10A,10B,10C,10D が形成された検知装置において、例えば弧状スリット10B,10Dに取付けら れた両方のネジ11,11が弧状スリット10B,10Dの同一側の端部に位置 している状態(図5に示す状態)で、検知方向の微調節のために、更に端部を越 える方向(矢印方向)に対して取付けベ−ス12を回動する必要がある場合には 、一度、両方のネジ11,11を取り外した上で、ネジ11,11の取付け位置 を同一弧状スリット10B,10D内で回動したい方向に変えるか、あるいは、 回動したい方向とは反対方向の弧状スリット10A,10Cにネジ11,11を 差し替えなければならないという問題があった。
【0006】 また、このように両方のネジ11,11が外されることから、取付けベース1 2の取付け中心Oがずれるおそれがあるとともに、ネジ11,11の取り付けに あたっては、取付けベース12を手で抑えなければならないため、取付作業が面 倒であった。
【0007】 そこで、本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、一度取付 けられたネジの全てを外すことなく、また、取付けベースを手で抑えるような作 業上の煩わしさがなく検知方向の微調整が行なえる検知装置の取付け構造を提供 することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案では、図示の実施例で明らかなように、検知装置本体2が着 脱自在に装着される取付けベ−ス1に、取付け中心Oを曲率中心とする円弧に沿 って複数の弧状スリット3A,3B,3Cが形成され、前記取付け中心Oを中心 とする弧状スリットの対向位置にネジ4A,4Bを締着して前記取付けベ−スを 天井、壁面などに固定する検知装置の取付け構造において、前記各弧状スリット は、その端部が取付中心Oを中心として他の弧状スリットの端部と対向しない位 置に形成されていることを特徴としている。
【0009】
【作用】
弧状スリット3A,3B,3Cは、その端部が対向する少なくとも一方のネジ 4A(4B)の取付け位置に位置しない長さに形成されている。これにより、常 に、ネジ4A,4Bの取付け位置が弧状スリット3A,3B,3Cの端部に位置 することがないので、ネジ4A,4Bによる取付けベ−ス1の固定後に検知範囲 の微調節を行う場合には、スリット端部に位置するネジだけを外し、スリット端 部に位置しないネジについては、単に緩めるだけでよく、この緩めたネジで取付 けベ−ス1が支えられたまま回動調整できる。
【0010】
【実施例】
図1は本考案による検知装置の取付け構造の一実施例を説明するための一部を 分解した斜視図、図2は同実施例における組立て状態を示す縦断面図、図3は同 実施例の取付けベ−スの平面図である。 図1に示すように取付けベ−ス1には検知装置本体2が着脱自在に装着される 構造になっている。また、取付けベ−ス1には取付け中心Oを曲率中心とする円 弧に沿って3個の弧状スリット3A,3B,3Cが形成されており、これら弧状 スリット3A,3B,3Cの任意の位置には、取付け中心Oを中心とする対向位 置にネジ4A,4Bが挿通され、このネジ4A,4Bを締着することにより取付 けベ−ス1が天井、壁面などに固定されるようになっている。
【0011】 弧状スリット3A,3B,3Cは取付け中心Oを曲率中心する円弧に沿って約 120度置きに3等分された長さに設定されている。すなわち、各弧状スリット 3A,3B,3Cの端部は取付け中心Oを中心とする対向位置に他の弧状スリッ ト3A,3B,3Cの端部が位置しないような位置関係で、各弧状スリット3A ,3B,3Cの長さが設定されている。
【0012】 一方、取付けベ−ス1には円環状の嵌合縁1Aにフック部1Bが形成されてお り、検知装置本体2の取付け部2Aに嵌合縁1Aを嵌合し、検知装置本体2を所 定量回動することで、検知装置本体2に設けられた係合部2Bがフック部1Bに 係合して取付けベ−ス1に対する検知装置本体2の取付けが行え、検知装置本体 2に設けられた検知部5の取付け位置が定まるようになっている。
【0013】 このように構成された検知装置の取付け構造では、図3に示すように例えば2 個の弧状スリット3A,3Bに挿通された各ネジ4A,4Bを締着して取付けベ −ス1を天井、壁面などに固定し、取付けベ−ス1に検知装置本体2を装着した 状態で、検知部5の検知範囲が所望の範囲になく微調整が必要な場合には、検知 装置本体2を取付けベ−ス1から一旦取り外し、両方のネジ4A,4Bを若干緩 めて取付け中心Oを中心として矢印方向に取付けベース1を回動調整する。
【0014】 この際、図3に示すように一方のネジ4Bのみが弧状スリット3Bの端部に当 たり、これ以上取付けベース1を矢印方向に回動できない状態になったときには 、この回動が行えないネジ4Bのみを取り外し、取付けベース1を矢印方向に回 動する。
【0015】 そして、最初に取り付けられていたネジ4Bの取付穴4bが回動方向と反対の 位置に形成された弧状スリット3Cから覗ける位置に達した所で、弧状スリット 3Cを介してネジ4Bを取付穴4bに取り付ける。この状態で、取付けベース1 を回動して微調整し、検知部5が所望の検知範囲になる位置でネジ4A 4Bを 締着して取付けベ−ス1を天井、壁面などに固定する。続いて、取付けベ−ス1 に検知装置本体2を再び結合する。このようにして、検知部5の取付け方向を正 確に調整した状態での検知装置の据付が完了する。
【0016】 なお、上述した取付けベース1の調整中において、他方のネジ4Aは外される ことなく、天井、壁面に対する取付けベ−ス1の保持が確保されるので、従来の ように調整中に取付けベース1を手で抑える煩わしい作業が必要ない。また、ネ ジ4A,4Bの取付位置は、調整前後において変わらないので取付け中心Oがず れることはない。
【0017】 ところで、上述した実施例では、取付けベース1に対して弧状スリットを取付 け中心Oを曲率中心として約120度置きに3個形成した場合について説明した が、図4に示すように取付け中心Oを曲率中心とする円に沿って長さの異なる2 個の弧状スリット3A’,3B’を取付けベ−ス1に形成してもよい。
【0018】 そして、ネジ4A,4Bを取付け中心Oを中心として弧状スリット3A’,3 B’に対向して取付けた場合、図示の例では、一方のネジ4Bは弧状スリット3 B’の端部に位置することがないので、取付けベ−ス1の回動調整の際には、両 方のネジ4A,4Bを緩めるだけよく、ネジ4Aに弧状スリット3A’の端部が 当たった状態から更に取付けベース1を矢印方向に回動したい場合には、ネジ4 Aだけを取り外して調節を行えばよい。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の検知装置の取付け構造によれば、弧状スリット の端部に当たったネジのみを取り外し、端部に当たらないネジを緩めて取付けベ ースを回動させればよいので、従来のように両方のネジを外すことなく取付けベ ースを回動させて検知範囲の微調整を行うことができる。 また、取付けベ−スは緩めたネジによって支えたまま回動調整を行うことがで きるので、従来のように調整時に取付けベースを手で抑える必要がなく、調整作 業の簡略が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による検知装置の取付け構造の一実施例
を説明するための一部を分解した斜視図
【図2】同実施例における組立て状態を示す縦断面図
【図3】同実施例の取付けベ−スの平面図
【図4】他の実施例を示す取付けベ−スの平面図
【図5】従来例の検知装置の取付け構造の一例を示す斜
視図
【符号の説明】
1 取付けベ−ス 2 検知装置本体 3A,3B,3C 弧状スリット 4A,4B ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 光良 東京都三鷹市下連雀6−11−23 セコム株 式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知装置本体が着脱自在に装着される取
    付けベ−スに、取付け中心を曲率中心とする円弧に沿っ
    て複数の弧状スリットが形成され、前記取付け中心を中
    心とする弧状スリットの対向位置にネジを締着して前記
    取付けベ−スを天井、壁面などに固定する検知装置の取
    付け構造において、 前記各弧状スリットは、その端部が取付中心を中心とし
    て他の弧状スリットの端部と対向しない位置に形成され
    ていることを特徴とする検知装置の取付け構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0665899U (ja) * 1993-02-26 1994-09-16 山武ハネウエル株式会社 室内取付型検出器

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JPH02622U (ja) * 1988-06-15 1990-01-05

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