JPH05329601A - 気液混合装置 - Google Patents

気液混合装置

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JPH05329601A
JPH05329601A JP13526992A JP13526992A JPH05329601A JP H05329601 A JPH05329601 A JP H05329601A JP 13526992 A JP13526992 A JP 13526992A JP 13526992 A JP13526992 A JP 13526992A JP H05329601 A JPH05329601 A JP H05329601A
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Norio Onishi
憲男 大西
Katsunori Okimoto
勝則 沖本
Akimasa Kuramoto
章正 倉本
Koichi Ozawa
宏一 小澤
Tsuneo Kondo
恒雄 近藤
Taizo Sera
泰三 瀬良
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプレーノズルに接続する気液供給管が曲げ
配管される場合に、分布が乱れるため気液を再撹拌し
て、分布状態を均一としてスプレーノズルに供給する。 【構成】 略直角方向に流路を変更する第1通路と第2
通路とかなるL字形状の気液通路を設け、該液通路の第
1通路側の中心軸線をスプレーノズルの中心軸線と略一
致させて、該第1通路側の先端開口をスプレーノズル側
に接続する一方、第2通路を曲げ配管された気液供給管
に接続し、上記第2通路と対向する第1通路部分を第2
通路の断面積より大きな撹拌室とし、該撹拌室の内面に
第2通路から流入する二流体が衝突するように構成した
再撹拌部を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気液混合装置に関し、
詳しくは、連続鋳造装置の二次冷却帯における冷却ミス
ト噴射用として用いる二流体スプレーノズルと一体に設
けて、あるいは配管部分に取り付けて、曲がりのある配
管を通って乱れた気液を再撹拌し、流量分布の均一化を
図るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の冷却ミスト噴霧用のスプレーノ
ズルとしては、従来、一流体ノズルが用いられていた
が、一流体ノズルでは局部的な過冷却や未冷却による鋳
片の表面割れやノズルの目詰まりが発生しやすく、か
つ、噴霧範囲が狭い等の問題があった。そのため、一流
体ノズルより流量分布の均一化を図ることが出来、よっ
て、局部的な過冷却、未冷却によるの鋳片の表面割れを
減少し、歩留まり率の向上が得られると共に、噴霧範囲
の拡大で製造時間の短縮を図ることが出来る二流体ノズ
ルに切り換えられている。
【0003】図10に示すように、連続鋳造装置の二次
冷却帯においては、スプレーノズル1は鋳片引き抜きロ
ール2の間に設置されており、よって、スプレーノズル
1に接続される気液供給管3はロール2の間を通してロ
ール背部側まで延在され、該気液供給管3の先端側に上
下スプレーノズル共通の給水管4とエア供給管5が接続
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記連続鋳造装置の二
次冷却帯では、ロール駆動機構が複雑であり、かつ、ロ
ール間にスペースが少ない等の理由により、気液供給管
3を図11(A)(B)に示す真っすぐな直管とできず、曲
げ配管となる場合が多い。また、曲げ配管の場合も、設
置場所により曲げ角度、曲げ位置等が種々相違する。即
ち、図12(A)(B)に示す曲げ気液供給管3ではP1点
で上下方向に曲がり、P2点で上下方向および左右方向
に曲がっている。また、図13(A)(B)に示す曲げ気液
供給管3では、P3点、P4点で上下方向に曲がり、ス
プレーノズル1との接続部直前のP5点で左右横方向に
直角に曲がっている。
【0005】気液供給管3には、給水管4およびエア供
給管5より水とエアが十分に混合された状態で供給さ
れ、この混合された二流体が気液供給管3を通って、ス
プレーノズル1に供給されている。よって、気液供給管
3が直管の場合は、十分に混合された状態のままでスプ
レーノズル1に供給され、よって、流量分布が均一な噴
霧を発生させることが出来るために問題はない。
【0006】しかしながら、気液供給管が図12および
図13に示すように曲げ配管となる場合は、曲げ部分で
配管内面に衝突とすると、混合状態が乱れて、水とエア
が偏在する状態が発生する。よって、この乱れた状態の
ままで、スプレーノズル1に供給されると、スプレーノ
ズル1から噴射される冷却ミストは流量分布が不均一な
状態となる。
【0007】気液供給管3が図11に示す直管の場合、
並びに、図12および図13に示す曲げ配管となる場合
について、流量分布を測定した。その結果について直管
の場合を図14に示し、曲げ配管の場合図15に示す。
曲げ配管(イ)が図12に示す配管、 (ロ)が図13に示す
配管の場合である。スプレーノズル1の対象物表面から
の高さは150mmに設定し、 かつ、 噴霧条件が下記の表
1に示す3段階の,,にわけて測定した。
【0008】
【表1】 低水量 中水量 高水量 空気圧 Pa:kg/cm2 2.30 1.70 3.15 液 圧 Pw: 〃 0.40 0.85 5.80 空気量 Qa:Nm2/min 0.29 0.23 0.20 液 量 Qw:l/min 2.0 10.0 40.0 気水比 Qa/Qw 145 23 5
【0009】上記した図14に示すように、 気液供給管
が直管の場合は噴霧流量をかえても、 流量分布の乱れは
少なく、 台形状の噴霧パターンにおいて、両側スソ部X
を除く中央部Yにおける変動率は20%以下となってい
る。一方、図15に示すように、 気液供給管が曲げ配管
となる場合、流量分布の乱れが非常に大きく、中央部に
おける変動率は20%以上となっている。
【0010】流量分布の変動した場合、冷却ムラが発生
しやすくなり、鋳片に割れが生じやすくなる。上記流量
の変動は、割れ感受性の小さい材質からなる鋳片に対し
ては、±50%以下の差であれば、割れの発生を許容範
囲内に抑えることができたが、割れ感受性の大きな材質
からなる鋳片に対しては、±20%以下にする必要があ
る。噴霧の対象物である鋼種の中には、低炭素含有材料
(C:0.14〜0.2%、Nb,V,Cd,Ni)のようにオシ
ュレーション割れ、 コーナー割れ、 表面割れ等の割れ感
受性の強い材料も多い。近時、連続鋳造装置では、多品
種少量生産、鋼種の拡大が図られているため、上記した
流量分布における変動率は±20%以下となるように要
請されている。
【0011】さらに、 鋳片寸法も巾が600mm〜210
0mm、 厚さ200mm〜300mmと従来に比べて対象範囲
が広がっている。それに応じて、 噴霧流量の範囲を鋳片
寸法に応じて広い範囲で制御する必要がある。よって、
流量制御範囲、所謂ターンダウン比を1:20にするこ
とが要請されている。しかしながら、 曲げ配管では、噴
霧流量を増加すると、図15に示すように、流量分布の
ムラがさらに顕著になり、所謂ターンダウン比は1:1
0の範囲以下とされている。しかし、上記ターンダウン
比=1:10以下でも、流量分布が変動し、20%以上
の変動が生じて、鋳片の割れが発生している。
【0012】鋳片の割れが生じた場合、後工程の圧延工
程で補修されているが、製鋼工程で一度降温した鋼を、
圧延工程で再度昇温して圧延するため、エネルギーロス
が生じている。この点に関して、省エネルギーおよび省
力化のため、製鋼から圧延までの温度ロスのない一貫生
産ラインの技術、即ち、HDR方式(ホット・ダイレク
ト・ローリング方式)の採用に対する要求が高まってい
る。
【0013】上述したように、連続鋳造において、鋳片
の割れをなくして、製鋼工程での不良率を低減し、HD
R方式の採用を可能とし、しかも、多品種小量生産の要
請に対応するには、曲げ配管の場合も流量分布の均一化
をはかり、流量変動率を20%以下とすることが要望さ
れている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した要望を
達成せんとするもので、水供給管とエア供給管とに接続
され気液混合液が供給される気液供給管が、スプレーノ
ズルと接続する先端側までの間で、曲げ配管されるもの
において、略直角方向に流路を変更する第1通路と第2
通路とかなるL字形状の液通路を設け、該液通路の第1
通路側の中心軸線をスプレーノズルの中心軸線と略一致
させて、該第1通路側の先端開口をスプレーノズル側に
接続する一方、第2通路を曲げ配管された気液供給管に
接続し、上記第2通路と対向する第1通路部分を第2通
路の断面積より大きな撹拌室とし、該撹拌室の内面に第
2通路から流入する二流体が衝突するように構成した再
撹拌部を備えていることを特徴とする気液混合装置を提
供するものである。
【0015】上記再撹拌部はスプレーノズル本体とは別
体に形成した再撹拌アダプタとして設け、第1通路側先
端をスプレーノズルのノズル本体に形成した中心軸線を
通る主孔に直接螺着等の方法で直付けしても良い。ある
いは、上記再撹拌アダプタを、気液供給管が曲げ箇所か
らスプレーノズル接続側まではスプレーノズルの主孔と
同一軸線上に配管される直管となる場合には、上記曲げ
箇所に上記再撹拌アダプタを介設しても良い。さらに、
上記再撹拌部をスプレーノズルのノズル本体と一体成形
で設けることも出来る。
【0016】上記再撹拌部の撹拌室は、その直径Dと第
2通路の直径dとの関係を、1.25≦D/d≦2とし
ている。尚、撹拌室の断面形状は円形、四角形、六角形
でもよく、特に、限定されない。
【0017】また、撹拌室からスプレーノズル接続部先
端側の第1通路に、小径部、大径部からなる異径部を連
続的にもうけて段差を設けることが好ましい。該段差は
1段でも良く、あるいは、2段でも良い。尚、該段差を
もうけると、上記D/dを小さく設定でき、D/d=
1.25程度にすることが出来、 再撹拌部の小型化を図
ることが出来る。
【0018】
【作用】上記再撹拌アダプタを取り付けることにより、
あるいは、スプレーノズルと一体に再撹拌部を設けるこ
とにより、曲げ箇所で流量分布が乱れた気液混合液が再
撹拌部の撹拌室内に流入すると、対向する内壁に空気及
び水が衝突して拡散し、この拡散により、断面積の大き
な撹拌室内で再度撹拌されることになる。よって、流量
分布を断面積の全体にわって略均等とすることが出来
る。上記撹拌室で流量分布を均等とした後、スプレーノ
ズルの主孔と同一軸線上にある第1通路および気液供給
管を通してスプレーノズルに気液を供給するため、スプ
レーノズルには流量分布が均等な気液を供給することが
出来る。
【0019】さらに、第1通路に段差を設けた場合は、
上記撹拌室内で撹拌された気液が、小径部から大径部へ
流入する時に、外周方向に膨張し、次に、小径部に流入
する時に縮小し、この膨張、縮小を繰り返すことによ
り、さらに、気液の撹拌が為されて、流量分布の均一化
が図られる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により詳細
に説明する。図1(A)(B)に示すように、気液供給管1
0の一端側を液供給管11と空気供給管12とを接続
し、他端側に接続するスプレーノズル13との間に、下
向に傾斜させた曲げ箇所P1があり、かつ、スプレーノ
ズル接続端側に左方向への曲げ箇所P2がある場合、図
2に示すように、スプレーノズル13のノズル本体14
に再撹拌アダプタ15を直付けで組み付ている。
【0021】再撹拌アダプタ15は、大略L形状に屈折
させた円筒管からなり、該円筒管の中空部から構成する
L形状の気液通路20を、ノズル本体14と接続する第
1通路21、気液供給管10と接続する第2通路22と
している。
【0022】上記第1通路21は、ノズル本体接続側の
一端を開口端21aとし、他端を閉鎖端21bとしてお
り、該第1通路21の主軸L1をノズル本体14の主孔
40の主軸L1と一致させている。該第1通路21の断
面は真円形状としている。
【0023】第1通路21には、閉鎖端21b側に直径
Dの撹拌室23を設け、撹拌室23に連続して径を一回
り小さくした縮小室24を設けている。さらに、縮小室
24に連続して直径Dの膨張室25を設け、該膨張室2
5に連続して、上記縮小室24と同径としたノズル連通
室26を設け、該ノズル連通室26の先端を上記開口端
21aとしている。上記ノズル連通室26の周壁の外周
面にはノズル本体との螺着用のネジ27を設けている。
【0024】第2通路22の一端開口22aは撹拌室2
3の内側面に開口し、他端開口22bは気液供給管10
に接続するようにし、外周面に螺着用のネジ30を設け
ている。第2通路22の主軸L2は第1通路21の主軸
L1と直交する方向に設定している。
【0025】第2通路22の直径dは撹拌室の直径Dよ
り小さくしており、かつ、1.25≦D/d≦2に設定
している。このD/dの数値は後述する実験結果より求
めている。
【0026】上記再撹拌アダプタ15は、第2通路22
を気液供給管10の先端に接続する一方、第1通路21
側の開口端をノズル本体14に接続して、スプレーノズ
ル13に直付けしている。ノズル本体14の形状は図示
のように、主孔40の先端部にオリフィス41を開口
し、該オリフィス41の両端にガイド部42が連続し、
かつ、主孔40の前後両側に軸線に平行に副孔43を設
けた形状としている。尚、再撹拌アダプタ15と接続す
るスプレーノズルは上記構造のスプレーノズルに限定さ
れない。
【0027】上記再撹拌アダプタ15を取り付けた場
合、気液供給管10より供給される気液が曲げ部分で流
量分布が乱れて、空気と水とが偏在していると、この乱
れた気液が第2通路22を通って第1通路21の撹拌室
23に流入する。撹拌室23では開口端22aと対向す
る内面23aに流入した水と空気が衝突する。内面23
aは円弧形状であるため、衝突した水と空気は多方向に
向かって反射し拡散する。この拡散により、偏在してい
た水と空気とが撹拌されて、均一な混合状態となる。
【0028】具体的には、低水量の場合は、水は第2通
路22の底面側に偏在して流れ、撹拌室23の内面23
aに衝突しないものもあるが、空気が内面23aに衝突
して拡散するため、この拡散した空気に水が吸い込まれ
て、空気と水との混合が図られる。一方、高水量の場合
は、水も撹拌室23の内面23aに衝突して拡散し、同
様に、内面23aと衝突して拡散した空気と混合するこ
ととなる。
【0029】撹拌室23内で撹拌された気液は撹拌室2
3より第1通路21の縮小室24→膨張室25→ノズル
連通室26へと流入する。その際、気液は各室の仕切壁
の内面に衝突して、周方向の縮小、膨張、縮小が繰り返
され、この作用によって、さらに、気液の混合を促進出
来る。
【0030】上記のように、再撹アダプタ15により、
気液供給管10の曲げ箇所で乱れた流量分布が断面全体
に渡って均一な状態となり、この均一な状態でノズル本
体15の主孔40に供給される。よって、主孔40より
噴射される噴霧の流量分布を均一とすることが出来る。
【0031】再撹拌アダプタ15は上記実施例に限定さ
れず、図3に示すように、第1通路21に膨張室を設け
ず、撹拌室23にノズル連通室25を連続させても良
い。その場合の撹拌室23の直径Dと第2通路22の直
径dとの関係は、図4(A)(B)の実験データに示すよう
に、D/d=2とすることが好ましい。
【0032】尚、 図4の実験データにおいて、噴霧条件
は前記表1に示す条件と同一とし、ノズル高さも同一の
150mmとしている。図4に示すように、D/dが1.
0,1.5,1.75の場合は、流量分布の変動率が20%
以上となっているが、D/dが2の場合は変動率は噴霧
条件を変えても20%以下となっている。
【0033】一方、第1通路21に膨張室25を構成す
る段溝を設けた場合は、図5の実験データに示す通すよ
うに、 撹拌室23の直径Dと第2通路22の直径dをD
/d=1.25に設定しても、 流量部分の変動を20%
以下に抑えることができた。図5の実験データの噴霧条
件も上記表1と同一としている。上記実験結果から、第
1通路に膨張室を設けた場合には、膨張室をもうけない
場合より、D/dを小さい値に出来ることが確認でき
た。
【0034】また、上記実施例では、撹拌室23を断面
真円形状としているが、図6(A)に示すように断面四角
形としても良く、また、図6(B)に示すように断面六角
形としても良く、撹拌室23の形状は限定されない。
【0035】上記図6(A)に示す形状とした場合の実験
データを図7に示す。噴霧条件は前記表1と同一として
いる。図7より明らかなように、撹拌室23の断面形状
を四角形としても、流量分布の均一性を図ることが出
来、その変動率を20%以下に抑えることができた。
【0036】図8に示す実験データは、 図2に示す再撹
拌アダプタ15(D/d=1.25)を用いて、 気液供給
管10の軸線位置からスプレーノズル13の軸線位置ま
での距離W(図1に示す)を50mmとした場合、100mm
とした場合の実験結果を示している。 噴霧条件は表1
と同一としている。図8より明らかなように、50mm、
100mm離れたいずれも場合も、 流量分布の均一化を図
ることが出来、 その変動率を20%以下に抑えることが
出来た。
【0037】さらに、上記実施例は、いずれも再撹拌ア
ダプタ15をスプレーノズル13のノズル本体14に直
付けするものであるが、図9(A)に示すように、気液供
給管10のスプレーノズル13への接続部分10'が、
スプレーノズルの軸線と一致する一方、スプレーノズル
13から離れた位置で曲げ部分があり、しかも、スプレ
ーノズル設置位置にはスペースが無い場合には、再撹拌
アダプタ15をスプレーノズル13から離れた位置で気
液供給管10の間に介設しても良い。
【0038】さらにまた、図9(B)に示すように、スプ
レーノズル13と再撹拌部15'を一体成形で形成して
も良い。
【0039】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わる気液混合装置では、再撹拌部を設けているた
め、気液供給管が曲げ配管されても、再撹拌部で再度気
液が撹拌がなされ、気液の分布を均一にすることが出来
る。
【0040】しかも、上記再撹拌部を通してスプレーノ
ズルに供給することにより、スプレーノズルからの噴霧
の流量分布を均一として、変動率を20%以下に抑えら
れるため、割れ感受性の強い鋳片に対しても使用するこ
とが出来る。さらに、噴霧流量を変えても、上記変動率
を20%以下に抑えることが出来るため、流量制御幅の
ターンダウン比を従来の1:10から1:20まで広げ
ることが出来る。よって、多品種少量生産の要請に対応
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる気液混合装置を示し、(A)は
平面図、(B)は側面図である。
【図2】 図1の要部拡大断面図である。
【図3】 再撹拌アダプタの他の実施例の断面図であ
る。
【図4】 (A)(B)は図3の再撹拌アダプタを用いた場
合の実験結果を示す流量分布線図である。
【図5】 再撹拌アダプタの形状を変更した場合の実験
結果を示す流量分布線図である。
【図6】 (A)(B)は再撹拌アダプタの変形例を示す断
面図である。
【図7】 図6(A)の再撹拌アダプタを用いた場合の実
験結果を示す流量分布線図である。
【図8】 再撹拌アダプタの取付位置をかえた場合の実
験結果を示す流量分布線図である。
【図9】 (A)(B)は本発明の変形例を示す断面図であ
る。
【図10】 連続鋳造装置の二次冷却帯に設置するスプ
レーノズルの概略配置図である。
【図11】 (A)(B)は気液供給管が直管である場合の
平面図および側面図である。
【図12】 (A)(B)は気液供給管が曲げ配管となる場
合の平面図および側面図である。
【図13】 同上
【図14】 図11の直管の場合の流量分布線図であ
る。
【図15】 図12および図13の曲げ配管される場合
の流量分布線図である。
【符号の説明】
10 気液供給管 11 液供給管 12 空気供給管 13 スプレーノズル 14 ノズル本体 15 再撹拌アダプタ 20 気液通路 21 第1通路 22 第2通路 23 撹拌室 25 膨張室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小澤 宏一 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 近藤 恒雄 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 瀬良 泰三 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水供給管とエア供給管とに接続され気液
    混合液が供給される気液供給管が、スプレーノズルと接
    続する先端側までの間で、曲げ配管されるものにおい
    て、 略直角方向に流路を変更する第1通路と第2通路とかな
    るL字形状の液通路を設け、該液通路の第1通路側の中
    心軸線をスプレーノズルの中心軸線と略一致させて、該
    第1通路側の先端開口をスプレーノズル側に接続する一
    方、第2通路を曲げ配管された気液供給管に接続し、上
    記第2通路と対向する第1通路部分を第2通路の断面積
    より大きな撹拌室とし、該撹拌室の内面に第2通路から
    流入する二流体が衝突するように構成した再撹拌部を備
    えていることを特徴とする気液混合装置。
  2. 【請求項2】 上記再撹拌部をスプレーノズル本体とは
    別体に形成した再撹拌アダプタとして設け、第1通路側
    先端をスプレーノズルのノズル本体に中心軸線を一致さ
    せて連結している請求項1記載の気液混合装置。
  3. 【請求項3】 上記再撹拌部をスプレーノズル本体とは
    別体に形成した再撹拌アダプタとして設け、該再撹拌ア
    ダプタを気液供給管の所要箇所に介設する構成としてい
    る請求項1記載の気液混合装置。
  4. 【請求項4】 上記再撹拌部をスプレーノズルのノズル
    本体と一体成形している請求項1記載の気液混合装置。
  5. 【請求項5】 上記第1通路には撹拌室から先端開口ま
    での間に異径部を設けて、気液を周方向に拡散および縮
    小させて撹拌する構成としている前記請求項のいずれか
    1項に記載の気液混合装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011098285A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Nozzle Network Co Ltd 微細化促進用器具および微細化促進用器具の気液混合ノズル装置
CN112098521A (zh) * 2020-09-21 2020-12-18 广东韶钢松山股份有限公司 一种喷嘴堵塞点检测方法、喷嘴维护方法及装置

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