JPH05329518A - 圧延機における形状制御方法および装置 - Google Patents
圧延機における形状制御方法および装置Info
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- JPH05329518A JPH05329518A JP4163569A JP16356992A JPH05329518A JP H05329518 A JPH05329518 A JP H05329518A JP 4163569 A JP4163569 A JP 4163569A JP 16356992 A JP16356992 A JP 16356992A JP H05329518 A JPH05329518 A JP H05329518A
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- Japan
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- roll
- support
- bending force
- rolls
- shape
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロールベンディング力およびサポートロール
軸方向移動量の両者を的確に制御し、自動的かつ正確な
形状制御を行わせる。 【構成】 ４段式圧延機の上部または下部バックアップ
ロールに胴幅短尺の一対以上の分離サポートロールをワ
ークロールに転接させつつ板幅に応じて軸方向に移動可
能に取付けてなる圧延機による形状制御である。一対の
サポートロールの移動手段と、前記ワークロールに対す
るベンディング手段と、圧延形状および板幅の検出手段
を設けておく。この検出手段からの検出信号に基づき板
幅に対応する最適サポートロール移動量を決定するとと
もに、予めサポートロール間隔に対する最適ロールベン
ディング力とを決定して移動手段およびベンディング手
段を駆動制御する演算部と、ロールベンディング力およ
びサポートロール移動量の検出手段と、この検出値と上
記最適ロールベンディング力、最適サポートロール移動
量の決定値と比較して前記ロールベンディング手段およ
びサポートロール移動手段を補正駆動する補正手段とを
備える。
軸方向移動量の両者を的確に制御し、自動的かつ正確な
形状制御を行わせる。 【構成】 ４段式圧延機の上部または下部バックアップ
ロールに胴幅短尺の一対以上の分離サポートロールをワ
ークロールに転接させつつ板幅に応じて軸方向に移動可
能に取付けてなる圧延機による形状制御である。一対の
サポートロールの移動手段と、前記ワークロールに対す
るベンディング手段と、圧延形状および板幅の検出手段
を設けておく。この検出手段からの検出信号に基づき板
幅に対応する最適サポートロール移動量を決定するとと
もに、予めサポートロール間隔に対する最適ロールベン
ディング力とを決定して移動手段およびベンディング手
段を駆動制御する演算部と、ロールベンディング力およ
びサポートロール移動量の検出手段と、この検出値と上
記最適ロールベンディング力、最適サポートロール移動
量の決定値と比較して前記ロールベンディング手段およ
びサポートロール移動手段を補正駆動する補正手段とを
備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は鉄鋼業や非鉄の分野にお
いて用いられ、鋼板等の板材をロールの間に通して塑性
変形を行うことにより所望の板厚にするための圧延機に
用いられ、特に形状修正およびクラウン修正のためサポ
ートロールの軸方向移動調整とロールベンディング作用
の併用によって圧延材の形状制御を行い得るようにされ
た圧延機材の形状制御方法および装置に関する。
いて用いられ、鋼板等の板材をロールの間に通して塑性
変形を行うことにより所望の板厚にするための圧延機に
用いられ、特に形状修正およびクラウン修正のためサポ
ートロールの軸方向移動調整とロールベンディング作用
の併用によって圧延材の形状制御を行い得るようにされ
た圧延機材の形状制御方法および装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に被圧延材の形状制御を行わせるた
めに、従来から各種の方法が提示されており、例えば従
来の４段式圧延機は、比較的小径の一対のワークロール
と、これらを外側から挟むように配置された比較的大径
のバックアップロールとを備え、これらはいずれもほぼ
等しい胴長に形成されて全長にわたって転接させるよう
にし、ワークロールの軸受間にベンディングシリンダを
取り付けるようにしている。
めに、従来から各種の方法が提示されており、例えば従
来の４段式圧延機は、比較的小径の一対のワークロール
と、これらを外側から挟むように配置された比較的大径
のバックアップロールとを備え、これらはいずれもほぼ
等しい胴長に形成されて全長にわたって転接させるよう
にし、ワークロールの軸受間にベンディングシリンダを
取り付けるようにしている。
【０００３】このような圧延機に被圧延材を通過させて
所望の板厚形状のストリップ材を得るのであるが、圧延
材の通過に伴ってワークロールの中央部が拡開され、圧
延後の被圧延材は中央部が厚く両側縁が薄いいわゆる中
高の断面形状となってしまうため、前記バックアップロ
ールにクラウンを形成するとともに、前記ベンディング
シリンダを作用させてワークロールのネックを相互に拡
大方向に駆動させることによりワークロールの圧下面が
平坦になるように調整し、被圧延材に発生するクラウン
を修正する形状制御をなすようにしている。
所望の板厚形状のストリップ材を得るのであるが、圧延
材の通過に伴ってワークロールの中央部が拡開され、圧
延後の被圧延材は中央部が厚く両側縁が薄いいわゆる中
高の断面形状となってしまうため、前記バックアップロ
ールにクラウンを形成するとともに、前記ベンディング
シリンダを作用させてワークロールのネックを相互に拡
大方向に駆動させることによりワークロールの圧下面が
平坦になるように調整し、被圧延材に発生するクラウン
を修正する形状制御をなすようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の圧延機ではワークロールがバックアップロールの全
面に拘束されているために、ワークロールに充分なロー
ルベンディングを与えることが困難であり、形状制御の
絶対能力に欠けるばかりか、特に４段圧延機では圧延材
の板幅、強度、形状等によりバックアップロールを組替
えてそのクラウン形状を変更する必要がある等の欠点が
ある。また、ワークロールに転接するバックアップロー
ルは全面接触となるため、バックアップ支点を任意に変
更することができず任意位置での形状制御ができないも
のとなっている。
来の圧延機ではワークロールがバックアップロールの全
面に拘束されているために、ワークロールに充分なロー
ルベンディングを与えることが困難であり、形状制御の
絶対能力に欠けるばかりか、特に４段圧延機では圧延材
の板幅、強度、形状等によりバックアップロールを組替
えてそのクラウン形状を変更する必要がある等の欠点が
ある。また、ワークロールに転接するバックアップロー
ルは全面接触となるため、バックアップ支点を任意に変
更することができず任意位置での形状制御ができないも
のとなっている。
【０００５】近年、圧延機を６段とし中間ロールを軸方
向に移動させて形状制御を行う方式が提案されているが
（特公昭５２−５３０４号公報）、上下の中間ロールの
移動方向が異なる為、板幅方向に対象に制御できないの
で製品精度および通板特性に問題がある。また中間ロー
ルのシフト機構により圧延機側方に充分な空間スペース
を必要とする欠点があった。
向に移動させて形状制御を行う方式が提案されているが
（特公昭５２−５３０４号公報）、上下の中間ロールの
移動方向が異なる為、板幅方向に対象に制御できないの
で製品精度および通板特性に問題がある。また中間ロー
ルのシフト機構により圧延機側方に充分な空間スペース
を必要とする欠点があった。
【０００６】そこで出願人は、最近複数のサポートロー
ルを圧延材の形状、板幅に応じてバックアップロール軸
方向にすることによりロールベンディングとの併用によ
り形状制御を行う圧延機を開発した。
ルを圧延材の形状、板幅に応じてバックアップロール軸
方向にすることによりロールベンディングとの併用によ
り形状制御を行う圧延機を開発した。
【０００７】ところがこの種の圧延機では、当然のこと
ながら従来の圧延機よりも圧延材の形状修正に対する制
御要素が多くなるため、必然的に制御面における技術的
困難性を増し、且オペレータの負担を増す等の欠点を招
来してしまう。
ながら従来の圧延機よりも圧延材の形状修正に対する制
御要素が多くなるため、必然的に制御面における技術的
困難性を増し、且オペレータの負担を増す等の欠点を招
来してしまう。
【０００８】本発明の目的は、ロールベンディング力お
よびサポートロール軸方向移動量の両者を的確に制御
し、自動的かつ正確な形状制御を達成し得るようにした
圧延機における形状制御方法および装置を提供すること
を目的とする。
よびサポートロール軸方向移動量の両者を的確に制御
し、自動的かつ正確な形状制御を達成し得るようにした
圧延機における形状制御方法および装置を提供すること
を目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る圧延機の形状制御方法は、４段式圧延
機の上部または下部バックアップロールに胴幅短尺の一
対以上の分離サポートロールをワークロールに転接させ
つつ板幅に応じて軸方向に移動可能に取付けてなる圧延
機による圧延材の形状制御方法において、予め前記サポ
ートロール間距離に対するロールベンディング力の変化
に伴うワークロールプロフィールを求めておき、圧延材
の板幅に応じてサポートロールを移動設定するととも
に、圧延材の形状検出により最適ワークロールプロフィ
ールを決定して対応ロールベンディング力を求め、当該
ロールベンディング力を前記ワークロールに設けたベン
ディング手段に出力させて形状制御を行わせるように構
成した。
に、本発明に係る圧延機の形状制御方法は、４段式圧延
機の上部または下部バックアップロールに胴幅短尺の一
対以上の分離サポートロールをワークロールに転接させ
つつ板幅に応じて軸方向に移動可能に取付けてなる圧延
機による圧延材の形状制御方法において、予め前記サポ
ートロール間距離に対するロールベンディング力の変化
に伴うワークロールプロフィールを求めておき、圧延材
の板幅に応じてサポートロールを移動設定するととも
に、圧延材の形状検出により最適ワークロールプロフィ
ールを決定して対応ロールベンディング力を求め、当該
ロールベンディング力を前記ワークロールに設けたベン
ディング手段に出力させて形状制御を行わせるように構
成した。
【００１０】また、本発明に係る圧延機における形状制
御装置は、４段式圧延機の上部または下部バックアップ
ロールに胴幅短尺の一対以上の分離サポートロールをワ
ークロールに転接させつつ板幅に応じて軸方向に移動可
能に取付けてなる圧延機による形状制御装置において、
前記対のサポートロールの移動手段と、前記ワークロー
ルに対するベンディング手段と、圧延形状および板幅の
検出手段と、この検出手段からの検出信号に基づき板幅
に対応する最適サポートロール移動量を決定するととも
に、予めサポートロール間隔に対する最適ロールベンデ
ィング力とを決定して前記移動手段およびベンディング
手段を駆動制御する演算部と、ロールベンディング力お
よびサポートロール移動量の検出手段と、この検出値と
上記最適ロールベンディング力、最適サポートロール移
動量の決定値と比較して前記ロールベンディング手段お
よびサポートロール移動手段を補正駆動する補正手段と
を備えた構成としたものである。
御装置は、４段式圧延機の上部または下部バックアップ
ロールに胴幅短尺の一対以上の分離サポートロールをワ
ークロールに転接させつつ板幅に応じて軸方向に移動可
能に取付けてなる圧延機による形状制御装置において、
前記対のサポートロールの移動手段と、前記ワークロー
ルに対するベンディング手段と、圧延形状および板幅の
検出手段と、この検出手段からの検出信号に基づき板幅
に対応する最適サポートロール移動量を決定するととも
に、予めサポートロール間隔に対する最適ロールベンデ
ィング力とを決定して前記移動手段およびベンディング
手段を駆動制御する演算部と、ロールベンディング力お
よびサポートロール移動量の検出手段と、この検出値と
上記最適ロールベンディング力、最適サポートロール移
動量の決定値と比較して前記ロールベンディング手段お
よびサポートロール移動手段を補正駆動する補正手段と
を備えた構成としたものである。
【００１１】
【作用】上記構成によれば、対のサポートロールの間隔
を変更することによりワークロールにロールベンディン
グを付与した時のベンディング支点が変化し、ベンディ
ングモーメントの大きさが変更できる。したがって、所
定のサポートロール間隔に対してベンディング力を変化
させることによりワークロールのプロフィールを任意に
変化させることができる。そこで、予め圧延材の板幅に
応じてサポートロールを移動させるようにし、設定され
たサポートロール間隔に対して圧延材の形状検出に応じ
て圧延材に耳伸びや中伸びをキャンセルするように前記
ワークロールプロフィールを決定し、これに対応するベ
ンディング力が常時作用するように制御するのである。
これによって、圧延材の形状制御を自動的に行わせるこ
とができ、特に胴幅短尺の一対のサポートロールを用い
るので、圧延機の側部へのスペースを阻害するような事
態を発生することなく、幅方向に均等な形状制御を行わ
せることができる。
を変更することによりワークロールにロールベンディン
グを付与した時のベンディング支点が変化し、ベンディ
ングモーメントの大きさが変更できる。したがって、所
定のサポートロール間隔に対してベンディング力を変化
させることによりワークロールのプロフィールを任意に
変化させることができる。そこで、予め圧延材の板幅に
応じてサポートロールを移動させるようにし、設定され
たサポートロール間隔に対して圧延材の形状検出に応じ
て圧延材に耳伸びや中伸びをキャンセルするように前記
ワークロールプロフィールを決定し、これに対応するベ
ンディング力が常時作用するように制御するのである。
これによって、圧延材の形状制御を自動的に行わせるこ
とができ、特に胴幅短尺の一対のサポートロールを用い
るので、圧延機の側部へのスペースを阻害するような事
態を発生することなく、幅方向に均等な形状制御を行わ
せることができる。
【００１２】
【実施例】以下に、本発明に係る圧延機の形状制御方法
および装置の具体的実施例を図面を参照して詳細に説明
する。
および装置の具体的実施例を図面を参照して詳細に説明
する。
【００１３】図１は実施例に係る形状制御装置が適用さ
れる圧延機の一例を示すもので、この圧延機は圧延材１
を通板させるワークロール２、３と、これらに転接され
る下部バックアップロール４、および上部バックアップ
シャフト５に装着された一対のサポートロール６、７よ
り構成されている。サポートロール６、７は胴幅短尺に
形成されているもので、上部バックアップシャフト５に
沿って軸方向に移動自在に装着されており、圧延材１の
形状および板幅に応じてサポートロール移動装置８、９
によって個々に移動可能となっている。また、ワークロ
ール２、３のロールネック部分にはワークロールベンデ
ィング装置１０、１１が組込まれており、ワークロール
２、３にロール撓みを付与することによって圧延材１の
形状制御を行うものとしている。
れる圧延機の一例を示すもので、この圧延機は圧延材１
を通板させるワークロール２、３と、これらに転接され
る下部バックアップロール４、および上部バックアップ
シャフト５に装着された一対のサポートロール６、７よ
り構成されている。サポートロール６、７は胴幅短尺に
形成されているもので、上部バックアップシャフト５に
沿って軸方向に移動自在に装着されており、圧延材１の
形状および板幅に応じてサポートロール移動装置８、９
によって個々に移動可能となっている。また、ワークロ
ール２、３のロールネック部分にはワークロールベンデ
ィング装置１０、１１が組込まれており、ワークロール
２、３にロール撓みを付与することによって圧延材１の
形状制御を行うものとしている。
【００１４】また、圧延機の出側には圧延材１の板幅検
出器１２と、形状検出器１３が配備されている。これら
は圧延機と通過した圧延材１の幅寸法を検出し、また幅
方向の板のプロフィール変化を検出するもので、これら
によって前記サポートロール６、７の間隔距離の設定、
あるいはベンディング力の設定をなすようにしている。
出器１２と、形状検出器１３が配備されている。これら
は圧延機と通過した圧延材１の幅寸法を検出し、また幅
方向の板のプロフィール変化を検出するもので、これら
によって前記サポートロール６、７の間隔距離の設定、
あるいはベンディング力の設定をなすようにしている。
【００１５】このような圧延機には圧延材１の形状制御
装置が装備されており、これは次のように構成されてい
る。板幅検出器１２によって板幅Ｂが、形状検出器１３
によって形状Ｓが検出されるが、この検出値Ｂ、Ｓを入
力する演算器１４が設けられている。この演算器１４は
前記検出器１２、１３からの検出信号に基づいて最適サ
ポートロール移動Ｌ0を計算し、また最適ロールベンデ
ィング力Ｆ0を計算するものとなっている。この演算器
１４では予め一対のサポートロール６、７の間隔とベン
ディング力の関係によって定められるワークロールプロ
フィールに基づいて演算処理される。
装置が装備されており、これは次のように構成されてい
る。板幅検出器１２によって板幅Ｂが、形状検出器１３
によって形状Ｓが検出されるが、この検出値Ｂ、Ｓを入
力する演算器１４が設けられている。この演算器１４は
前記検出器１２、１３からの検出信号に基づいて最適サ
ポートロール移動Ｌ0を計算し、また最適ロールベンデ
ィング力Ｆ0を計算するものとなっている。この演算器
１４では予め一対のサポートロール６、７の間隔とベン
ディング力の関係によって定められるワークロールプロ
フィールに基づいて演算処理される。
【００１６】図２はサポートロール間距離とベンディン
グ力による上ワークロール２のロールプロフィールの変
化を示す図で、この図はワークロール径６００mm、バッ
クアップロール径１２００mm、板幅１５００mm、サポー
トロール幅４５０mm、圧延荷重８００ｔｏｎの場合であ
る。各図（１）〜（３）は各々の下表のように条件を変
えた場合の上ワークロール２のプロフィールを示す。
グ力による上ワークロール２のロールプロフィールの変
化を示す図で、この図はワークロール径６００mm、バッ
クアップロール径１２００mm、板幅１５００mm、サポー
トロール幅４５０mm、圧延荷重８００ｔｏｎの場合であ
る。各図（１）〜（３）は各々の下表のように条件を変
えた場合の上ワークロール２のプロフィールを示す。
【００１７】
【表１】
【００１８】これらの図から明らかなように、ワークロ
ール２のプロフィールはサポートロール６、７の距離と
ベンディング力を調整することによって変化し、したが
って圧延材１に対する形状制御を行うことができる。し
たがって、板幅検出器１２、形状検出器１３からの信号
によりサポートロール間距離およびロールベンディング
力を制御すれば圧延材の形状を任意の形状に制御でき
る。
ール２のプロフィールはサポートロール６、７の距離と
ベンディング力を調整することによって変化し、したが
って圧延材１に対する形状制御を行うことができる。し
たがって、板幅検出器１２、形状検出器１３からの信号
によりサポートロール間距離およびロールベンディング
力を制御すれば圧延材の形状を任意の形状に制御でき
る。
【００１９】また、図３はワークロール径６００mm、バ
ックアップロール径１２００mm板幅１５００mm、圧延荷
重８００ｔｏｎでベンディング力を０〜１００ｔｏｎま
で制御した場合の，下ワークロール３のプロフィールを
示す。
ックアップロール径１２００mm板幅１５００mm、圧延荷
重８００ｔｏｎでベンディング力を０〜１００ｔｏｎま
で制御した場合の，下ワークロール３のプロフィールを
示す。
【００２０】そこで、演算器１４では板幅検出器１２と
形状検出器１３から入力される検出値Ｂ、Ｓに対応する
前記ワークロール２、３のプロフィールを決定し、これ
に対応する最適サポートロール移動Ｌ0を計算して比較
器１５へ、また最適ロールベンディング力Ｆ0を計算し
て比較器１６へ出力するようにしている。プロフィール
データはメモリ等に格納しておき、読み込むようにすれ
ばよい。
形状検出器１３から入力される検出値Ｂ、Ｓに対応する
前記ワークロール２、３のプロフィールを決定し、これ
に対応する最適サポートロール移動Ｌ0を計算して比較
器１５へ、また最適ロールベンディング力Ｆ0を計算し
て比較器１６へ出力するようにしている。プロフィール
データはメモリ等に格納しておき、読み込むようにすれ
ばよい。
【００２１】また、サポートロール移動量Ｌを検出する
サポートロール移動量検出器１７が設けられ、これによ
って得られた測定値を前記比較器１５へフィードバック
出力させるようにしている。一方、ロールベンディング
力Ｆを検出するロールベンディング力検出器１８が設け
られ、これによって検出されたベンディング力を比較器
１６へフィードバック出力させるようにしている。比較
器１５では入力値Ｌ0と検出値Ｌとを比較し、偏差信号
をサポートロール軸移動制御装置１９へ出力する。サポ
ートロール軸移動制御装置１９はこの補正信号に基づい
て、サポートロール軸移動装置８を作動させる。また比
較器１６では入力値Ｆ0と検出値Ｆとを比較し、偏差信
号をロールベンディング力制御装置２０へ出力する。ロ
ールベンディング力制御装置２０はこの補正信号に基づ
いて、ロールベンディング装置１０を作動させる。
サポートロール移動量検出器１７が設けられ、これによ
って得られた測定値を前記比較器１５へフィードバック
出力させるようにしている。一方、ロールベンディング
力Ｆを検出するロールベンディング力検出器１８が設け
られ、これによって検出されたベンディング力を比較器
１６へフィードバック出力させるようにしている。比較
器１５では入力値Ｌ0と検出値Ｌとを比較し、偏差信号
をサポートロール軸移動制御装置１９へ出力する。サポ
ートロール軸移動制御装置１９はこの補正信号に基づい
て、サポートロール軸移動装置８を作動させる。また比
較器１６では入力値Ｆ0と検出値Ｆとを比較し、偏差信
号をロールベンディング力制御装置２０へ出力する。ロ
ールベンディング力制御装置２０はこの補正信号に基づ
いて、ロールベンディング装置１０を作動させる。
【００２２】このような構成に係る形状制御装置によれ
ば、圧延材１の板幅に対応してサポートロール６、７を
移動して初期設定し、予め求めておいたサポートロール
間距離Ｌ0に対するロールベンディング力の変化に伴う
ワークロールプロフィールに基づき、圧延材１の形状検
出により最適ワークロールプロフィールを決定して対応
ロールベンディング力を求め、当該ロールベンディング
力を前記ワークロール２、３に設けたベンディング装置
１０に出力させて形状制御を行わせるのである。板幅変
化や形状変化が発生した場合には、これらは演算器１４
に入力され、サポートロール６、７の位置移動を行わせ
るとともに、圧延材１の異形変形をキャンセルするよう
な対応プロフィールを選定し、最適なロールベンディン
グ力をワークロールに与えることができる。
ば、圧延材１の板幅に対応してサポートロール６、７を
移動して初期設定し、予め求めておいたサポートロール
間距離Ｌ0に対するロールベンディング力の変化に伴う
ワークロールプロフィールに基づき、圧延材１の形状検
出により最適ワークロールプロフィールを決定して対応
ロールベンディング力を求め、当該ロールベンディング
力を前記ワークロール２、３に設けたベンディング装置
１０に出力させて形状制御を行わせるのである。板幅変
化や形状変化が発生した場合には、これらは演算器１４
に入力され、サポートロール６、７の位置移動を行わせ
るとともに、圧延材１の異形変形をキャンセルするよう
な対応プロフィールを選定し、最適なロールベンディン
グ力をワークロールに与えることができる。
【００２３】尚、本発明は上述した一実施例に限定され
るものでなく、例えば形状検出器および板幅検出器から
の信号により左右のサポートロール６、７の位置を個別
または同時に制御してもよい。また同時に上下のワーク
ロール２、３のベンディング力を個別または同時に制御
してもよい。ベンディングの方法もインクリース、デク
リースの２種類適用できるのは言うまでもない。
るものでなく、例えば形状検出器および板幅検出器から
の信号により左右のサポートロール６、７の位置を個別
または同時に制御してもよい。また同時に上下のワーク
ロール２、３のベンディング力を個別または同時に制御
してもよい。ベンディングの方法もインクリース、デク
リースの２種類適用できるのは言うまでもない。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予め圧延材の板幅に応じてサポートロールを移動させる
ようにし、設定されたサポートロール間隔に対して圧延
材の形状検出に応じて圧延材に耳伸びや中伸びをキャン
セルするように前記ワークロールプロフィールを決定
し、これに対応するベンディング力が常時作用するよう
に制御するように構成したので、ロールベンディング力
およびサポートロール軸方向移動量の両者を的確に制御
し、自動的かつ正確な形状制御を達成し得るという優れ
た効果が得られる。
予め圧延材の板幅に応じてサポートロールを移動させる
ようにし、設定されたサポートロール間隔に対して圧延
材の形状検出に応じて圧延材に耳伸びや中伸びをキャン
セルするように前記ワークロールプロフィールを決定
し、これに対応するベンディング力が常時作用するよう
に制御するように構成したので、ロールベンディング力
およびサポートロール軸方向移動量の両者を的確に制御
し、自動的かつ正確な形状制御を達成し得るという優れ
た効果が得られる。
【図１】本実施例に係る形状制御装置を備えた圧延機の
構成図である。
構成図である。
【図２】同圧延機によるサポートロール間隔をＬ＝８０
０mm、Ｌ＝６００mm、Ｌ＝４００mmとした場合のベンデ
ィング力と上ワークロールプロフィールとの変化特性図
である。
０mm、Ｌ＝６００mm、Ｌ＝４００mmとした場合のベンデ
ィング力と上ワークロールプロフィールとの変化特性図
である。
【図３】同圧延機によるベンディング力を制御した時の
下ワークプロフィールを求めた変化特性図である。
下ワークプロフィールを求めた変化特性図である。
１ 圧延材 ２、３ ワークロール ４ バックアップロール ５ バックアップロールシャフト ６、７ サポートロール ８、９ サポートロール移動装置 １０、１１ ロールベンディング装置 １２ 板幅検出器 １３ 形状検出器 １４ 演算器 １５、１６ 比較器 １７ サポートロール移動量検出器 １８ ロールベンディング力検出器 １９ サポートロール移動制御装置 ２０ ロールベンディング制御装置
Claims (2)
- 【請求項１】 ４段式圧延機の上部または下部バックア
ップロールに胴幅短尺の一対以上の分離サポートロール
をワークロールに転接させつつ板幅に応じて軸方向に移
動可能に取付けてなる圧延機による圧延材の形状制御方
法において、予め前記サポートロール間距離に対するロ
ールベンディング力の変化に伴うワークロールプロフィ
ールを求めておき、圧延材の板幅に応じてサポートロー
ルを移動設定するとともに、圧延材の形状検出により最
適ワークロールプロフィールを決定して対応ロールベン
ディング力を求め、当該ロールベンディング力を前記ワ
ークロールに設けたベンディング手段に出力させて形状
制御を行わせることを特徴とする圧延機における形状制
御方法。 - 【請求項２】 ４段式圧延機の上部または下部バックア
ップロールに胴幅短尺の一対以上の分離サポートロール
をワークロールに転接させつつ板幅に応じて軸方向に移
動可能に取付けてなる圧延機による形状制御装置におい
て、前記対のサポートロールの移動手段と、前記ワーク
ロールに対するベンディング手段と、圧延形状および板
幅の検出手段と、この検出手段からの検出信号に基づき
板幅に対応する最適サポートロール移動量を決定すると
ともに、予めサポートロール間隔に対する最適ロールベ
ンディング力とを決定して前記移動手段およびベンディ
ング手段を駆動制御する演算部と、ロールベンディング
力およびサポートロール移動量の検出手段と、この検出
値と上記最適ロールベンディング力、最適サポートロー
ル移動量の決定値と比較して前記ロールベンディング手
段およびサポートロール移動手段を補正駆動する補正手
段とを備えてなることを特徴とする圧延機の形状制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4163569A JPH05329518A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 圧延機における形状制御方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4163569A JPH05329518A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 圧延機における形状制御方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05329518A true JPH05329518A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15776404
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4163569A Pending JPH05329518A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 圧延機における形状制御方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05329518A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112170502A (zh) * | 2020-09-16 | 2021-01-05 | 太原理工大学 | 一种轧制过程弯辊力的预测方法 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP4163569A patent/JPH05329518A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112170502A (zh) * | 2020-09-16 | 2021-01-05 | 太原理工大学 | 一种轧制过程弯辊力的预测方法 |
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