JPH05329252A - 弾球遊技機の可変表示装置 - Google Patents

弾球遊技機の可変表示装置

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JPH05329252A
JPH05329252A JP4163974A JP16397492A JPH05329252A JP H05329252 A JPH05329252 A JP H05329252A JP 4163974 A JP4163974 A JP 4163974A JP 16397492 A JP16397492 A JP 16397492A JP H05329252 A JPH05329252 A JP H05329252A
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JP
Japan
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variable display
display device
ball
drum
game
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JP4163974A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変表示装置が大型化してもその下方の遊技
装置等の設計の自由度を確保することができる弾球遊技
機の可変表示装置を提供する。 【構成】 可変表示装置30の下方部に突設された玉誘
導部材42a,42bによって受け止められた打玉Pが
玉誘導部材42a,42bの後方に向かって下り傾斜す
る傾斜上面43a,43b及びドラム透明カバー62前
方の下部底面の前記傾斜上面43a,43bの後方側に
連続し且つ中央に向かって下り傾斜する第1傾斜底面4
7a,47b及び該第1傾斜底面47a,47bに連続
し且つ前方に向かって下り傾斜する第2傾斜底面54に
よって可変表示装置30の中央部分から再度遊技領域3
へ放出されるように構成した。 【効果】 可変表示装置30が大型化してもその下方に
おける遊技装置の配置等の設計の自由度を確保すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の識別情報を可変
表示する可変表示部材を備えた弾球遊技機の可変表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の識別情報を可変表示する可変表示
部材を備えた弾球遊技機(例えば、パチンコ遊技機)の
可変表示装置においては、従来、可変表示部材が表示さ
れる表示面への打球の直接的な衝突を避けるため、表示
面の上方部に障害突起が遊技盤面より前方に突出するよ
うに形成されていた。このため、可変表示装置の表示面
前方を打玉が横切ることは極めて少なかった。しかしな
がら、近年、弾球遊技機の可変表示装置が大型化し、遊
技盤の表面に占める面積割合が大きくなりつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、可変表示装
置の大型化に伴って、打玉の落下する面積範囲が小さく
なり、特に可変表示装置の下方の遊技領域における入賞
口等の配置設計に多くの制約が生じ、自由度の少ない設
計しかできないという問題があった。本発明は、上記し
た事情に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、可変表示装置が大型化してもその下方の遊技装置等
の設計の自由度を確保することができる弾球遊技機の可
変表示装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、複数の識別情報を可変表示
する可変表示部材を備えた弾球遊技機の可変表示装置に
おいて、該可変表示装置の表示面を遊技盤表面よりも後
方に形成すると共に、前記表示面の上方部に表示面への
打玉の侵入を阻止する障害部材を遊技盤表面よりも前方
に突設し、さらに前記表示面の下方両側部に打玉を受け
止める誘導部材を遊技盤表面よりも前方に突設し、前記
誘導部材の上面が少なくとも前記表示面側に向かって下
り傾斜する傾斜上面として形成し、前記表示面前方の下
部底面を、前記傾斜上面に連続し且つ端部から中央に向
かって下り傾斜する第1傾斜底面と、該第1傾斜底面に
連続し且つ前記表示面から遊技盤表面に向かって下り傾
斜する第2傾斜底面とで形成されることを特徴とするも
のである。
【0005】
【作用】障害部材の下方であって、表面の前方を斜めに
侵入する多くの打玉は、誘導部材に受け止められる。誘
導部材に受け止められた打玉は、一旦傾斜上面によって
遊技盤面より後方にある表示面側に誘導され、その後、
第1傾斜底面によって可変表示装置の中央方向に導か
れ、第2傾斜底面によって遊技盤面に放出される。つま
り、本発明においては、可変表示装置の下方部に突設さ
れた誘導部材によって受け止められた打玉が誘導部材の
傾斜上面及び表示面前方の下部底面の第1傾斜底面及び
第2傾斜底面によって可変表示装置の中央部分から再度
遊技領域へ放出されるので、可変表示装置が大型化して
もその下方における遊技装置の配置等の設計の自由度を
確保することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図1を参照して、実施例に係る弾
球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤1の構
成について説明する。図1は、遊技盤1の拡大正面図で
ある。図において、遊技盤1の表面には、発射された打
玉を誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植立さ
れ、該誘導レール2で区画された領域が遊技領域3を構
成している。遊技領域3のほぼ中央上部には、複数(3
つ)の回転体としてのリール本体91を有する可変表示
装置30が配置されている。可変表示装置30は、本実
施例の要部を構成するものであり、その詳細な構成は、
後に詳述する。
【0007】可変表示装置30の下方には、前記リール
本体91の回転を許容する始動入賞口4a,4bが設け
られている。この始動入賞口4a,4bに入賞した入賞
玉は、遊技盤1の裏面に導かれて始動入賞玉検出器5に
よって検出される。なお、始動入賞口4a,4bへの入
賞に基づく可変表示装置30の回転は、所定回数(例え
ば、4回)記憶され、その旨が可変表示装置30に設け
られる始動入賞記憶表示器56によって表示されるよう
になっている。
【0008】前記可変表示装置30の下方に入賞領域7
を有する可変入賞球装置6が設けられている。可変入賞
球装置6は、前記遊技盤1に取り付けられる取付基板を
有し、その取付基板の上部に長方形状の入賞領域7が開
設されている。この入賞領域7には、下端両サイドを軸
支して、取付基板に対して垂直方向に開閉自在とされる
開閉板8によって塞がれている。この開閉板8は、開閉
板用ソレノイド9によって開閉制御され、開成中には、
遊技盤1の表面を落下する打玉を受止めて入賞領域7に
導き入賞玉とする。また、入賞領域7の内部は、2つに
区画され、その右側に特定入賞口が設定され、左側に通
常入賞口が設定される。特定入賞口には、特定玉検出器
10が設けられ、また、通常入賞口に入賞した打玉を検
出する入賞玉検出器11も設けられている。この特定玉
検出器10及び入賞玉検出器11で検出された打玉数
は、入賞領域7の下方に設けられる入賞個数表示器12
に表示される。また、入賞個数表示器12の左右には、
前記特定入賞口に入賞して特定玉検出器10をONした
ときに、継続権が成立した旨を報知するV表示LED1
3が設けられている。更に、可変入賞球装置6の取付基
板の左右部には、通常の入賞口14a,14bが一体的
に形成されている。
【0009】しかして、上記のように構成される可変入
賞球装置6は、以下のように作動する。即ち、打玉がい
ずれかの始動入賞口4a,4bに入賞して始動入賞玉検
出器5をONさせると、可変表示装置30のリール本体
91が回転を開始し、一定時間(例えば、5秒)が経過
すると、左側のリール本体91から順次停止され、すべ
てのリール本体91の停止時の識別情報の組み合せが所
定の表示態様となったときに特定遊技状態となる。そし
て、この特定遊技状態においては、可変入賞球装置6の
開閉板8が所定期間(例えば、20秒経過するまで、あ
るいは10個の入賞玉が発生するまで)開放するように
設定され、その開放している間遊技盤1の表面を落下す
る打玉を受止めるようになっている。そして、入賞領域
7内に設けられた特定入賞口に入賞すると、再度上記し
た開放状態を繰り返し、特定入賞口に入賞玉が発生する
毎に開放状態を最高16回繰り返すことができるように
なっている。
【0010】更に、遊技盤1の表面には、前記可変表示
装置30の上部左右側方に風車ランプ15a,15bが
設けられ、下部側方に通過口16a,16bと該通過口
16a,16bに連続する通常の入賞口17a,17b
とが設けられている。通過口16a,16bは、遊技領
域3を落下する打玉が単に通過するもので、その通過し
た打玉を下部の入賞口17a,17bに導く。入賞口1
7a,17bは、受け入れた打玉を左右に揺動させた
後、玉入口18a,18bから遊技盤1の裏面に誘導し
て入賞玉とするものである。また、前記風車ランプ15
a,15bは、前記特定遊技状態時や始動入賞時等に点
灯又は点滅してその旨を報知するものであり、同様な機
能を有するものとして、遊技領域3の左右にサイドラン
プ19a,19bが設けられている。
【0011】なお、遊技領域3の入口部分の内側誘導レ
ール2の上端には、遊技領域3に到達した打玉が逆流し
ないようにするため、逆流防止装置20が取り付けられ
ている。また、遊技盤1の表面の最下方には、上記した
いずれの入賞領域にも入賞しなかった打玉が遊技盤1の
後方に導かれるアウト口21が設けられている。また、
可変表示装置30の後述する玉誘導部材42a,42b
に遊技領域3を落下する打玉を導く風車22a,22
b、誘導釘23が可変表示装置30の左右側方に配置さ
れている。更に、遊技盤1の前面は、周知のようにガラ
ス板24a,24b(図4参照)によって覆われてい
る。
【0012】次に、本実施例の要部を構成する可変表示
装置30の構成について図2乃至図17を参照して説明
する。可変表示装置30は、前記遊技盤1の表面に取り
付けられる取付基板31と、遊技盤1の裏面に取り付け
られる回転ドラム装置90を含む駆動装置部70とに分
けられる。そこで、まず遊技盤1の表面に取り付けられ
る取付基板31の構成について図2乃至図7を参照して
説明する。図2は、取付基板31の正面図であり、図3
は、図2のa−a線で切断した断面図であり、図4は、
可変表示装置30の縦断面図であり、図5は、取付基板
31の分解斜視図であり、図6は、取付基板31に取り
付けられるドラム透明カバー62の正面図であり、図7
は、ドラム透明カバー62の断面図と部分拡大図であ
る。
【0013】取付基板31には、長方形状の窓開口32
が開設され、該窓開口32の上部左右に障害突片33が
突設されている。この障害突片33の中央に通常の入賞
口35が形成され、該入賞口35の前方に前面装飾板3
6と透明レンズ37が重複して覆っている。この前面装
飾板36及び透明レンズ37には、それぞれ窓36aと
レンズ部37aが開設され、該窓36a及びレンズ部3
7aに前記可変入賞球装置6の開閉板8の継続回数を表
示する開成回数表示器39が臨むようになっている。こ
の開成回数表示器39は、LED基板38に設けられ
て、取付基板31の後方からビスで螺着される。なお、
LED基板38には、飾りLED40も設けられ、この
飾りLED40も前記窓36a及びレンズ部37aに臨
むようになっている。このように、障害突片33の下部
には、熱を発生する開成回数表示器39や飾りLED4
0が設けられるので、障害突片33のほぼ中央には、放
熱穴34が形成されている。
【0014】また、取付基板31の窓開口32の上部偶
角部には、障害部材41a,41bがビスにて螺着さ
れ、窓開口32の下部偶角部にも、玉誘導部材42a,
42bがビスにて螺着されている。障害部材41a,4
1bは、前記障害突片33と共に遊技領域3を落下する
打玉が後述する表示面としてのドラム透明カバー62に
直接衝突するのを避けるために取付基板31に突設され
るものであり、玉誘導部材42a,42bは、遊技領域
3を落下する打玉の一部を受け止めて一旦後方の第1傾
斜底面47a,47bに導きその後側方に誘導して後述
する透明ランプカバー52の第2傾斜底面54から前方
に落下させるために取付基板31に突設されるものであ
る。これについては、次で詳細に説明する。また、窓開
口32には、後に詳述するように形成されたドラム透明
カバー62が取り付けられるようになっている。このド
ラム透明カバー62は、3つのリール本体91の表面に
描かれた識別情報(図柄)が3つ分見えるような大きさ
に選ばれている。なお、識別情報がより大きく見えるよ
うにドラム透明カバー62をレンズ状に形成しても良
い。
【0015】ここで、上記した玉誘導部材42a,42
bの構成及び作用について説明すると、玉誘導部材42
a,42bは、図5に示すようにその上面に凹状に形成
された傾斜上面43a,43bが形成されている。この
傾斜上面43a,43bは、本実施例においては取付基
板31の中心方向に向けて下り傾斜すると共に表示面と
してのドラム透明カバー62に向けて下り傾斜してい
る。また、玉誘導部材42a,42bの内部は、中空状
に形成されると共に後述する飾りLED58a,58b
から発熱される熱を外に逃がす放熱穴45a,45b
(図3参照)がその基部に形成されると共に、取付基板
31に対する絶対的な取付位置を確保するための位置決
めボス44a,44b(図5参照;ただし44aは、図
示省略)が外側裏面に突設されている。このように構成
される玉誘導部材42a,42bは、取付基板31の下
部左右に形成された透過孔46a,46bを覆うように
取付基板31の裏面から螺着されるビスによって止着さ
れる。なお、傾斜上面43a,43bは、少なくともド
ラム透明カバー62に向けて下り傾斜していれば良い。
【0016】上記のように取り付けられた玉誘導部材4
2a,42bの傾斜上面43a,43bと連続するよう
に取付基板31の窓開口32の下部裏面には、中央に向
かって下り傾斜する第1傾斜底面47a,47bが形成
されている。より詳細には、傾斜上面43a,43bと
第1傾斜底面47a,47bとの間には、図2に示すよ
うに、微少間隔L5の段差が存在する。第1傾斜底面4
7a,47bの内側垂直壁部分には、係合溝48a,4
8b(48bは、図示省略)が形成され、該係合溝48
a,48b部分に前記始動入賞記憶表示器56が取り付
けられるようになっている。具体的には、LED基板5
5に設けられる始動入賞記憶表示器56が前面レンズカ
バー59とホルダー60とにより、その前方を被覆され
ると共に、ホルダー60の両端に突設された位置決めボ
ス61a,61bを前面レンズカバー59及びLED基
板55の位置決め穴に貫通して一体とし、その全体が透
明ランプカバー52に収納され、透明ランプカバー52
の左右に突設された係合凸部53a,53bを前記係合
溝48a,48bに挿入して取り付け、その後、LED
基板55、前面レンズカバー59及びホルダー60の両
端をビスで取付基板31の裏面に螺着することにより、
取り付けられる。そして、このように取り付けられた透
明ランプカバー52の上面は、前記第1傾斜底面47
a,47bと連続する第2傾斜底面54を構成する。こ
の第2傾斜底面54は、表示面としてのドラム透明カバ
ー62から取付基板31の表面側、即ち、遊技盤1の表
面側に向かって下り傾斜している。
【0017】なお、LED基板55には、前記玉誘導部
材42a,42bを照明する飾りLED57a,57b
がその両端部に設けられると共に配線58a,58bが
接続されている。この配線58a,58bは、図3に示
すように、取付基板31の窓開口32の側方開口縁に沿
って後方に突設された側方周枠49a,49bと取付基
板31の裏面左右端に突設される係止ボス50a,50
bとによって形成される配線引き回し部51a,51b
に挿通されて処理されるようになっている。
【0018】上記のように取付基板31に障害部材41
a,41b、玉誘導部材42a,42b、透明ランプカ
バー52、及びドラム透明カバー62を取り付けた状態
において、取付基板31と表示面としてのドラム透明カ
バー62との関係においては、第1傾斜底面47a,4
7b、側方周枠49a,49b及び透明ランプカバー5
2の幅寸法分だけドラム透明カバー62が後方に位置
し、このため、第1傾斜底面47a,47b及び第2傾
斜底面54が表示面としてのドラム透明カバー62の前
方の下部底面を構成するものである。また、図2に示す
ように、障害部材41a,41bと玉誘導部材42a,
42bの上下方向の間隔L1は、打玉の直径の2倍以上
あるため、遊技領域3を落下する多くの打玉Pが風車2
2a,22bや誘導釘23の作用と協働して表示面とし
てのドラム透明カバー62の前方に誘導し易くなってい
る。また、障害部材41a,41b間の外側寸法L2と
玉誘導部材42a,42b間の外側寸法L3との関係が
L2<L3であるため、この点からも遊技領域3を落下
する多くの打玉Pを表示面としてのドラム透明カバー6
2の前方に誘導し易くなっている。更に、前記したよう
に傾斜上面43a,43bと第1傾斜底面47a,47
bとの間の微少間隔L5により傾斜上面43a,43b
から第1傾斜面47a,47bに移動した打玉が逆流す
ることがない。また、玉誘導部材42a,42bの内側
寸法L4の大きさを調整することにより、玉誘導部材4
2a,42bに受け止められて誘導される打玉の放出位
置をある程度所望の位置とすることができる。
【0019】しかして、本実施例における可変表示装置
30の前面側の構成は上記したような構成を有するの
で、図2乃至図4に示すように、障害部材41a,41
bの下方であって、表示面としてのドラム透明カバー6
2の前方を斜め方向に侵入する多くの打玉Pは、玉誘導
部材42a,42bに受け止められる。玉誘導部材42
a,42bに受け止められた打玉Pは、一旦傾斜上面4
3a,43bによって遊技盤1面より後方にあるドラム
透明カバー62側に誘導され、その後、第1傾斜底面4
7a,47bによって可変表示装置30の中央方向に導
かれ、第2傾斜底面54によって遊技盤1面に放出され
る。この場合の放出位置は、傾斜上面43a,43b及
び第1傾斜底面47a,47bを流下する流下速度によ
っていろいろであるが、少なくとも前記内側寸法L4の
範囲で遊技領域3の下方に向けて落下される。つまり、
本実施例においては、可変表示装置30の下方部に突設
された玉誘導部材42a,42bによって受け止められ
た打玉Pが玉誘導部材42a,42bの傾斜上面43
a,43b及びドラム透明カバー62前方の下部底面の
第1傾斜底面47a,47b及び第2傾斜底面54によ
って可変表示装置30の中央部分から再度遊技領域3へ
放出されるので、可変表示装置30が大型化してもその
下方における遊技装置の配置等の設計の自由度を確保す
ることができる。特に、本実施例における場合には、可
変表示装置30の下方に可変表示装置30の可変表示動
作を開始させるための始動入賞口4a,4bが設けられ
ているので、上記したように打玉を遊技領域3の下部中
央に導くことは重要である。このことは、どのような遊
技内容を有するものでも同じである。
【0020】ところで、取付基板31の窓開口32に臨
むように取り付けられるドラム透明カバー62は、図6
及び図7に示すように、その表面側に転写によって所定
の図柄が印刷されている。本実施例の場合には、転写層
63による図柄として、複数のリール本体91部分を透
視し得る透明図柄部64a〜64c(透明度が高い)
と、該透明図柄部64a〜64cを除く装飾図柄部65
(透明度が低い)と、各リール本体91に形成される3
つの図柄の組合せ当りラインを表示する当りライン図柄
部(符号なし)と、が含まれている。また、転写層63
は、図7(B)に示すように、離型保護層66と図柄層
67と接着剤層68とからなり、接着剤層68がドラム
透明カバー62の表面に接着されて所定の図柄が得られ
る。また、本実施例におけるドラム透明カバー62は、
図7(A)に示すように、周辺部に対してその中央部分
が前方に膨出した形状となっているが、その膨出部の立
ち上がり部が適度な曲率を有するアール処理62aが施
されている。このような処理を施すことにより、インモ
ールド成型による転写処理時に転写シートの破れによる
柄抜けやしわが生じない美麗な転写図柄を得ることがで
きる。なお、ドラム透明カバー62の表面のほぼ全域に
上記したような転写層63が形成されることにより、打
玉の衝撃からドラム透明カバー62を保護して、汚れや
傷が付きにくいという効果を奏することができる。
【0021】次に、可変表示装置30の一方の構成要素
である駆動装置部70の構成について図8乃至図17を
参照して説明する。駆動装置部70は、図8に示すよう
に、ドラム装置収納体71と回転ドラム装置90とから
構成される。そこで、まず、ドラム装置収納体71につ
いて図8及び図9を参照して説明する。図8は、駆動装
置部70の正面から見た分解斜視図であり、図9は、駆
動装置部70の背面から見た斜視図である。
【0022】図において、回転ドラム装置90を収納す
るドラム装置収納体71は、前方が開放した箱状に形成
され、その前方の開口72から3つの回転ドラム装置9
0を挿入支持することができるようになっている。具体
的には、ドラム装置収容体71の上下には、各回転ドラ
ム装置90に対応するように複数の案内溝73が形成さ
れている。この案内溝73は、一対の案内突片74によ
って形成されるものであるが、その案内突片74の幅
は、図8に示すように、前端の幅L6に対し後端の幅L
7がL6>L7となるように形成され、しかも後端に向
かってテーパー状(側方から見て)に形成されている。
また、各案内溝73の前端縁には、位置決め凹部75が
形成され、回転ドラム装置90の固定板131の前端上
下に形成される後述する位置決め凸部132が係合する
ようになっている。
【0023】また、ドラム装置収納体71の開口上下に
は、止着片77と係止片76とが設けられている。止着
片77及び係止片76は、共にドラム装置収納体71の
後端からその上面に沿って延設される金属性の板片を曲
折して形成され、図9に示すように、前記遊技盤1の裏
面に止着される額縁状の取着板78に形成される取着片
80及びフック受部79にそれぞれ対応するものであ
る。即ち、取着板78は、その両端縁に形成された複数
の取付穴81にビスを螺着することにより、遊技盤1の
裏面に止着され、その止着された取着板78のフック受
部79に係止片76を差し込み、その後、止着片77と
取着片80とを当接させてビスで螺着することにより、
回転ドラム装置90を内蔵したドラム装置収納体71を
遊技盤1の裏面に取り付けることができる。なお、取着
板78の前面には、前記取付基板31も取り付けられる
ようになっており、このため、取着板78の左右中央に
は、取付基板31との位置決めを行う位置決め穴82が
形成されている。
【0024】一方、ドラム装置収納体71の裏面には、
プリント配線基板83が取り付けられている。具体的に
は、図9に示すように、プリント配線基板83の一側上
下を押え部材84に係止させ、他側の中央を止着ビス8
5で固定することにより取り付けられている。また、こ
のプリント配線基板83には、その前方側に各回転ドラ
ム装置90に対応するコネクタ86が植立され、その後
面側に図示しないコントロール基板と接続するための基
板接続コネクタ87が植立されている。コネクタ86
は、第2接続端子を構成するものであり、後述するコネ
クタ139が連結されるものである。また、プリント配
線基板83のコネクタ86の下部には、後述する固定板
131の取着穴134にビス止めする際にドライバを挿
入するための操作穴88が形成されている。なお、プリ
ント配線基板83は、ドラム装置収納体71の後端縁よ
りも内側に入った位置で取り付けられ、これにより、プ
リント配線基板83が保護されるようになっている。
【0025】上記のように構成されるドラム装置収納体
71に回転ドラム装置90を支持固定するためには、回
転ドラム装置90のリール本体91及びステッピングモ
ータ170が設けられる固定板131を案内溝73に沿
って後方へ押し込む。この際、案内溝73の幅L6が広
く且つ上下の間隔も固定板131の後端縁の高さよりも
大きいため初期の段階で固定板131を案内溝73にス
ムーズに挿入することができると共に、案内溝73のテ
ーパー形状によりその後の押し込み動作もスムーズに行
われる。また、固定板131を最後まで押し込んだとき
には、回転ドラム装置90側に設けられるコネクタ13
9(第1接続端子)が自然にプリント配線基板83に植
立されるコネクタ86に連結される。これにより、回転
ドラム装置90に設けられるステッピングモータ170
及び照射装置155への電気的な接続作業が完了する。
即ち、本実施例においては、リール本体91とステッピ
ングモータ170とが固定される固定板131には、ス
テッピングモータ170及び照射装置155からの配線
が接続されるコネクタ139が設けられ、一方、固定板
131を支持固定し且つリール本体91を収納するドラ
ム装置収納体71には、コネクタ86が設けられている
ので、固定板131を収納体71に支持固定するだけ
で、コネクタ139とコネクタ86とが連結されるた
め、配線の接続作業を特別に行う必要はなく、また、配
線を傷付けることもない。
【0026】次に、上記したドラム装置収納体71に収
納される回転ドラム装置90について、図8、図10乃
至図17を参照して説明する。回転ドラム装置90は、
図8に示すように、リール本体91と該リール本体91
を回転駆動する駆動部130とから構成される。そこ
で、まずリール本体91の構成について、図10及び図
11を参照して説明する。図10は、リール本体91の
側方正面図であり、図11は、リール本体91の側方断
面図である。
【0027】リール本体91は、図10(A)及び図1
1に示すように、複数の識別情報(図柄)が形成される
筒状の図柄表示面92と、該図柄表示面92の一端面側
から図柄表示面92の幅寸法のほぼ中心に位置する中心
軸部94に向って六角対角線状に形成されるリールフレ
ーム93とから構成されている。中心軸部94には、断
面「D」字状のD型固定凹部95が形成されると共に、
そのD型固定凹部95の中心に止め穴96が穿設されて
いる。このD型固定凹部95には、後述するステッピン
グモータ170の出力軸188が所定の位置関係で嵌入
されるようになっている。また、リールフレーム93と
図柄表示面92との内側の接続部及びリールフレーム9
3と中心軸部94との外側の接続部には、補強リブ97
が形成され、合成樹脂で形成される図柄表示面92の剛
性を強めている。この剛性強化のため、リールフレーム
93自体の断面形状が図10(B)に示すように、円弧
状に形成されると共に、図11に示すように、第1屈曲
部98と第2屈曲部99とにより、段差状に形成して、
剛性を高めている。また、6本あるリールフレーム93
のうちの1つのリールフレーム93の図柄表示面92寄
りには、図柄表示面92に図柄を転写する際の基準とな
る基準穴100(基準穴100でなくても、基準突起等
の他の位置決め手段でもよい)が形成されると共に、転
写図柄に代えて図柄シールを図柄表示面92に貼付する
場合(例えば、発光源を内蔵しない可変表示装置で使用
する場合)に、その基準となるシール貼付基準位置10
1がリール本体外周部側面に形成されている。なお、図
10(B)は、(A)のa−a線で切断した断面図であ
り、図10(C)は、(A)のb部の拡大図であり、図
10(D)は、(A)の矢印c方向から見た図柄表示面
92の部分正面図である。
【0028】ところで、リール本体91の図柄表示面9
2には、図10(C)に示すように、図柄層103と接
着剤層104とからなる転写層102によって所定の図
柄、例えば、図10(D)に示す、当り図柄105や外
れ図柄106が形成されている。この当り図柄105や
外れ図柄106は、透過性の高い顔料を使用し、当り図
柄105と外れ図柄106以外の余白部107には、そ
れよりも透過性の低い顔料を使用して図柄層103を構
成する。なお、本実施例における当り図柄105と余白
部107との境界及び外れ図柄106と余白部107と
の境界には、金属光沢部108で縁取りされている。こ
の金属光沢部108は、図柄層103に金属光沢層を含
ましめて形成される。なお、転写された図柄の始端と終
端との重合部102aは、図10(D)に示すように僅
かであり、その重合幅は、約1mm程度である。
【0029】上記のようにして転写された図柄は、耐熱
性があり、このため、熱により図柄が剥れ落ちることが
なく、耐久性のあるリール本体91とすることができ
る。また、転写機を使用して図柄を図柄表示面92に形
成することができるので、リール本体91の製作を容易
にすることができ、その製作工程を自動化することがで
きる。
【0030】次に、上記のように構成されるリール本体
91が取り付けられる駆動部130の構成について図1
2乃至図17を参照して説明する。図12は、駆動部1
30の分解斜視図であり、図13及び図14は、照射装
置155の正面図と側面図であり、図15は、ステッピ
ングモータ170の分解斜視図であり、図16は、ステ
ッピングモータ170の部分破断正面図であり、図17
は、ステッピングモータ170の断面図である。しかし
て、駆動部130は、前記リール本体91を回転駆動す
るステッピングモータ170と、該ステッピングモータ
170を固定する固定板131と、前記リール本体91
の内側面から光を照射する照射装置155と、から構成
されている。
【0031】まず、図12を参照して固定板131の構
成について説明する。固定板131には、その中央にス
テッピングモータ170が固着されるが、そのステッピ
ングモータ170の外周を覆うようにプリント配線基板
150が固着されている。このプリント配線基板150
には、照射装置155の後述する発光源157が植立さ
れると共に、後述するモータ配線181が接続されるモ
ータコネクタ152も植立され、さらにその後端にモー
タ配線181と発光源配線とが集合されたコネクタ15
3が植立されている。このコネクタ153は、集合配線
154によって後述するコネクタ139に接続されてい
る。
【0032】また、固定板131の前端上下には、上下
方向に延設される位置決め凸部132が形成されると共
に、固定板131の後端には、取着穴134が形成され
た取付板面133が横方向に2つ突設されている。この
取付板面133は、前記ドラム装置収納体71の後面に
当接して、取着穴134にビス止めすることにより、回
転ドラム装置90をドラム装置収納体71に固定するも
のである。また、2つある取付板面133の上部の取付
板面133の上端は先方に向かって曲折され、その中央
に係止穴135が穿設されている。この係止穴135に
は、コネクタ139が植立される配線基板138の係合
凸部138aが挿入係合されるものである。配線基板1
38の上端は、固定板131の後端上部に形成される取
付突片136にビスで止着される基板取付金具137に
よって固定される。このように係止穴135と基板取付
金具137とによって堅固に止着される配線基板138
のコネクタ139は、前記集合配線154及びプリント
配線基板150を介してステッピングモータ170及び
照射装置155に電源を供給するものであると共に、前
記したように、固定板131を最後まで押し込んだとき
には、回転ドラム装置90側に設けられるコネクタ13
9が自然にドラム装置収納体71側のプリント配線基板
83に植立されるコネクタ86に連結されて、回転ドラ
ム装置90に設けられるステッピングモータ170及び
照射装置155への電気的な接続作業が完了する。
【0033】更に、固定板131には、その前端中央に
ランプ用逃げ開口140、その中央にモータ軸受逃げ開
口141及び配線逃げ開口142、その後方寄り上部に
コネクタ逃げ開口143及び配線逃げ開口147が開設
されている。ランプ用逃げ開口140及びコネクタ逃げ
開口143は、プリント配線基板150に植立される発
光源157及びコネクタ152、153の裏面に突出す
るピンを逃がすためのものであり、モータ軸受逃げ開口
141は、ステッピングモータ170の回転軸186の
後端部を逃がすためのものであり、配線逃げ開口142
は、ステッピングモータ170から導出される配線18
1の一部を逃がすためのものであり、配線逃げ開口14
7は、集合配線154を逃がすためのものである。とこ
ろで、コネクタ逃げ開口143と配線逃げ開口147と
の間には、配線引回し部144が差し渡されると共に、
配線逃げ開口147の末端部に配線押え部材145が差
し渡されるようになっている。これは、プリント配線基
板150のコネクタ153と配線基板138の裏面にハ
ンダ付けられた集合配線154を配線引回し部144の
裏側を通し、その後、配線押え部材145の一端を係合
穴146に差し込んで他端をビスで螺着して集合配線1
54を押え込むことにより、集合配線154がリール本
体91の回転の邪魔とならないようにするためである。
また、前記ランプ逃げ用開口140の上下には、次に説
明する照射装置155の反射収容部材156を位置決め
と止着をするための位置決め穴149と止着穴148と
が穿設されている。なお、固定板131は、金属製の平
板によって形成され、ステッピングモータ170によっ
て発生する熱を放熱する放熱板としての機能も有してい
る。
【0034】次に、図12乃至図14を参照して照射装
置155の構成について説明する。照射装置155は、
内部が仕切板162によって複数(3つ)に区画された
反射収容部材156と、各区画空間でホルダー158に
よって支持される発光源157とから構成される。発光
源として、本実施例においては、低電圧(20V)で点
灯可能な小型蛍光放電管を使用しており、これにより豆
ランプより少ない発熱量でLEDよりも高い輝度を発生
させている。また、反射収容部材156の内周面は、金
属メッキ又は白色にして発光源157から発せられる光
を反射するようになっていると共に、図13に示すよう
に、その後面壁には、発光源157から発せられる熱を
外部に放熱する放熱穴159が形成されている。このよ
うに、照射装置155の発光源157を高輝度で低熱量
のものにし、且つ放熱穴159を形成したことにより、
前記リール本体91の転写図柄に対する熱の悪影響を低
下させることができ、この意味からも耐久性のある可変
表示装置とすることができる。なお、反射収容部材15
6の上下端には、図14に示すように、前記プリント配
線基板150及び固定板131を貫通する位置決め突起
160と、反射収容部材156を固定板131に止着す
る取付穴161が形成されている。このため、プリント
配線基板150には、位置決め穴163と止着貫通穴1
64(上方部だけ図示したが下方部にも形成されてい
る)とが穿設されている。
【0035】次に、前記リール本体91が固着されるス
テッピングモータ170の構成について図15乃至図1
7を参照して説明する。ステッピングモータ170は、
固定側(以下、ステータという)を構成する固定子形成
取付板171、中央固定子形成筒179、及び固定子形
成蓋板183と、回転側(以下、ロータという)を構成
する回転子185とから構成されている。まず、ステー
タ側の構成について説明すると、固定子形成取付板17
1は、その中央に軸受孔173が貫通形成された軸受筒
172が固着され、該軸受筒172にドーナツ状に形成
されたセンサ取付基板174が配置されている。センサ
取付基板174は、基準位置検出器としてのドラムセン
サ175と、該ドラムセンサ175の感度を調節する感
度調節器176と、それらを駆動する回路が設けられて
いる。本実施例においては、ドラムセンサ175は、反
射型フォトセンサで構成されており、反射した光を検知
することにより出力信号を導出するようになっている。
なお、ドラムセンサ175のセンサ取付基板174上の
位置は、後に詳述する被検出部190の回転軌跡上の一
点に対応する位置に設けられる。また、センサ取付基板
174は、ビスによって固定子形成取付板171に止着
されており、止着された状態で固定子形成取付板171
の裏面から配線181が引き出されている。更に、固定
子形成取付板171には、多数(実施例では、45本)
の針状の固定子鉄心178aが内側に向って円形状に突
設形成されている。なお、固定子形成取付板171の上
下には、ステッピングモータ170をビス(図示しな
い)で固定板131に止着するための取付片177a,
177bが形成されている。
【0036】中央固定子形成筒179は、前後が開放し
た筒状に形成されると共に、その巾方向の中心部がドー
ナツ状に形成され、その中心の円周から前後両方向に前
記固定子鉄心178aと同数の針状の固定子鉄心178
b,178cが突設形成されている。そして、それぞれ
の固定子鉄心178b,178cの外周部に巻線コイル
180a,180bが配置される。また、中央固定子形
成筒179には、巻線コイル180a,180bから延
びる配線181を外側に引出す配線引出し部182a,
182b(ただし、182aは、図示せず)が形成され
ている。なお、中央固定子形成筒179は、その一側開
放端面に固定子形成取付板171を挿入して樫めること
により固定子形成取付板171に一体的に固着されるこ
とになる。また、巻線コイル180a,180bから延
びる配線181と前記センサ取付基板174から延びる
配線181とは、モータ配線181として前記プリント
配線基板150のモータコネクタ152に接続されてい
る。
【0037】固定子形成蓋板183は、前記固定子鉄心
178aと同数の針状の固定子鉄心178dが内側に向
って突設形成されると共に、その中心部に出力軸188
を貫通するための出力軸貫通穴184が開設されてい
る。この固定子形成蓋板183も中央固定子形成筒17
9の他側開放端面に挿入して樫めることにより中央固定
子形成筒179に固着されることになる。上記のように
して、固定子形成取付板171と中央固定子形成筒17
9と固定子形成蓋板183とが一体的に組み付けられた
とき、固定子鉄心178aと178b、固定子鉄心17
8cと178dとが相互に噛み合うような位置関係とな
り、しかも、4つの固定子鉄心178a〜178dの歯
が等間隔となるように位相をずらして配置した位置関係
となっている。
【0038】一方、ロータ側は、鉄製の回転子185
と、該回転子185の中心に前後方向に突設して固着さ
れる回転軸186から構成されている。回転軸186
は、前記軸受筒172の軸受孔173に貫通されて固定
子形成取付板171の外側に突出し、その後端部に形成
された固定溝187に固定ワッシャー192が係止され
て回転子185を回転自在に支持している。なお、回転
軸186には、円滑ワッシャー191が介装されて回転
子185の回転をよりスムーズならしめている。また、
回転子185は、円形状に設けられた前記固定子鉄心1
78a〜178dの直径よりもやや小さいな直径を有す
るように形成されると共に、中央固定子形成筒179の
巾寸法よりもやや小さい巾寸法を有するように構成され
ている。そして、回転子185の内側には、前記センサ
取付基板174に向って被検出部190が突設されてい
る。この被検出部190は、前記ドラムセンサ175に
よって検知され得るようにドラムセンサ175に対面す
る先端部に白色の色彩が施されている。また、回転軸1
86の先端部には、カット面189を有する出力軸18
8が固着され、この出力軸188に前記リール本体91
のD型固定凹部95が正確に嵌着されることになる。な
お、回転軸186及び出力軸188の回転子185に対
する取り付けは、以下のように行われる。即ち、回転軸
186と出力軸188とを除く他のすべての部品を組み
付けた状態で、一旦励磁して被検出部190によるドラ
ムセンサ175のリセット位置を検出し、その検出位置
を保持した状態でカット面189が所定の方向を向いた
状態で回転軸186を治具を用いて打ち込み、固定ワッ
シャー192で係止する。これにより、ドラムセンサ1
75とセンサ取付基板174との取付誤差、及びセンサ
取付基板174と固定子形成取付板171との取付誤差
を補正することができ、正確な位置で図柄を停止させる
ことができる。
【0039】上記のように構成されるステッピングモー
タ170は、いわゆる2相ユニポーラ駆動型のステッピ
ングモータを構成し、駆動パルスが送られると、「θ/
4」度(θ;固定子鉄心の歯のピッチ)づつ歩進される
ことになる。つまり、本実施例においては、θ=360
/45=8であるため、駆動パルス毎に2度づつ歩進さ
れることになる。また、上記したステッピングモータ1
70においては、ドラムセンサ175と被検出部190
とがステッピングモータ170の内部、つまり、固定子
形成取付板171、中央固定子形成筒179、及び固定
子形成蓋板183で構成される空間内に設けられている
ため、特にドラムセンサ175に埃等が付着して検出不
良を起すという事態を防止することができ、長期間に亘
って安定した検出動作を確保することができる。また、
被検出部190がステッピングモータ170の回転側の
回転子185に設けられているので、従来のように、合
成樹脂によって成型される回転ドラムに被検出部が設け
られているものに比較して、被検出部190とドラムセ
ンサ175との相対的な位置関係が長期間に亘って正確
に保持され、これによっても、長期間に亘って安定した
検出動作を確保することができる。
【0040】以上、回転ドラム装置90の構成について
説明してきたが、リール本体91を駆動部130に固着
したときには、図8に示すように、リール本体91がス
テッピングモータ170及び照射装置155を完全に内
部に含んだ状態となり、その状態で複数の回転ドラム装
置90をドラム装置収納体71内に並列状に設置して、
3列からなる可変表示装置30を構成することができ
る。
【0041】なお、以上説明した可変表示装置30や可
変入賞球装置6等の遊技盤1に設けられる遊技装置の遊
技動作は、図18に示す制御回路によって制御される。
図18は、遊技動作を制御する制御回路のブロック図で
ある。これについて簡単に説明すると、MPU、RO
M、RAM、入出力回路を含む基本回路200によって
制御される。しかして、基本回路200は、入力回路2
04を介して入賞玉検出器11、特定玉検出器10、始
動入賞玉検出器5、及び複数のドラムセンサ175から
の検出信号が入力され、アドレスデコード回路205か
ら基本回路200にチップセレクト信号が与えられる。
また、電源投入時に初期リセット回路206から基本回
路200にリセット信号が与えられ、所定時間毎に定期
リセット回路207から基本回路200に定期リセット
信号が与えられる。
【0042】一方、基本回路200からは、以下の装置
及び回路に制御信号が与えられる。即ち、音回路208
を介してスピーカに音声信号が与えられ、また、基本回
路200からは、外部に大当り情報信号を出力する大当
り情報回路209に駆動信号が与えられる。また、モー
タ回路201を介して複数のドラムモータ170(ステ
ッピングモータ)に駆動信号が与えられ、セグメントL
ED回路202を介して開成回数表示器39、始動記憶
表示LED48、入賞個数表示器12、V表示LED1
3、及び飾りLED40に表示制御信号が与えられ、ラ
ンプ・ソレノイド回路203を介してドラムランプ15
7、風車ランプ15a,15b及びサイドランプ19
a,19b等の飾りランプ、及び開閉板用ソレノイド9
に駆動信号が送られる。なお、上記した装置や回路に
は、電源回路210から各種の電圧を有する電力が供給
されている。
【0043】以上、実施例に係る可変表示装置30の構
成及び作用について説明してきたが、本実施例によれ
ば、可変表示装置30の下方部に突設された玉誘導部材
42a,42bによって受け止められた打玉が玉誘導部
材42a,42bの傾斜上面43a,43b及びドラム
透明カバー62前方の下部底面の第1傾斜底面47a,
47b及び第2傾斜底面54によって可変表示装置30
の中央部分から再度遊技領域3へ放出されるので、可変
表示装置30が大型化してもその下方における遊技装置
の配置等の設計の自由度を確保することができる。ま
た、本実施例においては、玉誘導部材42a,42bに
受け止められた打玉が再度遊技領域3に放出されるまで
の過程をすべて見ることができるので、安心して遊技を
行うことができる。
【0044】なお、上記した可変表示装置30において
は、可変表示部材としてドラム状のリール本体91を示
したが、無端ベルトを回転するものや円盤状の回転体で
も良く、また、LEDやドットマトリックスLEDやL
CD等の電気的可変表示部材を備えた可変表示装置であ
っても良い。また、上記した実施例においては、第1傾
斜底面47a,47bと第2傾斜底面54とが別体に構
成されたものを示したが、これらを一体的に構成したも
のでも良い。更に、可変表示装置が適用される弾球遊技
機として、パチンコ遊技機を示したが、他の弾球遊技
機、例えば、アレンジ式パチンコ遊技機等であっても良
い。
【0045】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、可変表示装置の下方部に突設さ
れた誘導部材によって受け止められた打玉が誘導部材の
傾斜上面及び表示面前方の下部底面の第1傾斜底面及び
第2傾斜底面によって可変表示装置の中央部分から再度
遊技領域へ放出されるので、可変表示装置が大型化して
もその下方における遊技装置の配置等の設計の自由度を
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る可変表示装置が適用される弾球遊
技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤の正面図で
ある。
【図2】可変表示装置を構成する取付基板の正面図であ
る。
【図3】図2のa−a線で切断した断面図である。
【図4】可変表示装置の縦断面図である。
【図5】取付基板の分解斜視図である。
【図6】取付基板に含まれるドラム透明カバーの正面図
である。
【図7】ドラム透明カバーの断面図と部分拡大断面図で
ある。
【図8】可変表示装置を構成し且つドラム装置収納体と
回転ドラム装置とからなる駆動装置部の正面から見た分
解斜視図である。
【図9】駆動装置部の背面から見た斜視図である。
【図10】回転ドラム装置を構成するリール本体の側方
正面図と部分断面図と部分正面図である。
【図11】リール本体の側方断面図である。
【図12】回転ドラム装置を構成する駆動部の分解斜視
図である。
【図13】回転ドラム装置に設けられる照射装置の正面
図である。
【図14】回転ドラム装置に設けられる照射装置の側面
図である。
【図15】回転ドラム装置に設けられるステッピングモ
ータの分解斜視図である。
【図16】ステッピングモータの部分破断正面図であ
る。
【図17】ステッピングモータの断面図である。
【図18】遊技動作を制御する制御回路のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 遊技盤 22a,22b 風車 23 誘導釘 30 可変表示装置 31 取付基板 33 障害突片 41a,41b 障害部材 42a,42b 玉誘導部材 43a,43b 傾斜上面 47a,47b 第1傾斜底面 52 透明ランプカバー 54 第2傾斜底面 62 ドラム透明カバー(表示面) 70 駆動装置部 71 ドラム装置収納体 90 回転ドラム装置 91 リール本体 130 駆動部 170 ステッピングモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の識別情報を可変表示する可変表示
    部材を備えた弾球遊技機の可変表示装置において、 該可変表示装置の表示面を遊技盤表面よりも後方に形成
    すると共に、前記表示面の上方部に表示面への打玉の侵
    入を阻止する障害部材を遊技盤表面よりも前方に突設
    し、さらに前記表示面の下方両側部に打玉を受け止める
    誘導部材を遊技盤表面よりも前方に突設し、 前記誘導部材の上面が少なくとも前記表示面側に向かっ
    て下り傾斜する傾斜上面として形成し、 前記表示面前方の下部底面を、前記傾斜上面に連続し且
    つ端部から中央に向かって下り傾斜する第1傾斜底面
    と、該第1傾斜底面に連続し且つ前記表示面から遊技盤
    表面に向かって下り傾斜する第2傾斜底面とで形成され
    ることを特徴とする弾球遊技機の可変表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10108939A (ja) * 1996-10-04 1998-04-28 Universal Hanbai Kk パネル照明装置
US6043782A (en) * 1995-12-18 2000-03-28 Ppg Industries Ohio, Inc. Antenna connector arrangement
JP2002272934A (ja) * 2001-03-15 2002-09-24 Heiwa Corp パチンコ機
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