JPH053287U - 伸縮ブーム先端部への配線装置 - Google Patents
伸縮ブーム先端部への配線装置Info
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- JPH053287U JPH053287U JP5834091U JP5834091U JPH053287U JP H053287 U JPH053287 U JP H053287U JP 5834091 U JP5834091 U JP 5834091U JP 5834091 U JP5834091 U JP 5834091U JP H053287 U JPH053287 U JP H053287U
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- telescopic boom
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 その一端を基端側ブーム1に他端を先端側ブ
ーム2または3にそれぞれ止着してU字状に折り返し基
端側ブーム1と先端側ブーム2,3間に作動油を給排す
るため備えた伸縮ブームにおける送油ホース4の当該U
字状の折り返し部が伸縮ブームAの伸縮動に対応して転
移するよう構成した伸縮ブーム先端部への配線装置にお
いて、従来は送油ホース4に直接電気コード5を沿設し
ていたため送油ホース4の折り返し部の転移に伴い電気
コード5が局部的に引っ張られて寿命が短いという問題
があったが、電気コード5に引っ張りが発生しないよう
にして問題を解決すること。 【構成】 送油ホース4の長手方向のほぼ全域に可撓性
の案内管7を沿設し、基端側ブーム1と先端側ブーム2
または3間に張設される電気コード5がこの案内管7内
をルーズに経過するよう構成した。
ーム2または3にそれぞれ止着してU字状に折り返し基
端側ブーム1と先端側ブーム2,3間に作動油を給排す
るため備えた伸縮ブームにおける送油ホース4の当該U
字状の折り返し部が伸縮ブームAの伸縮動に対応して転
移するよう構成した伸縮ブーム先端部への配線装置にお
いて、従来は送油ホース4に直接電気コード5を沿設し
ていたため送油ホース4の折り返し部の転移に伴い電気
コード5が局部的に引っ張られて寿命が短いという問題
があったが、電気コード5に引っ張りが発生しないよう
にして問題を解決すること。 【構成】 送油ホース4の長手方向のほぼ全域に可撓性
の案内管7を沿設し、基端側ブーム1と先端側ブーム2
または3間に張設される電気コード5がこの案内管7内
をルーズに経過するよう構成した。
Description
【0001】
本考案は、作業車輌の伸縮ブーム先端部への配線装置に関するものである。
【0002】
先ず、本考案の配線装置が適用される作業車輌の伸縮ブームについて説明する 。 作業車輌の伸縮ブームAは図2に示す如く、基端側ブーム1内に先端側ブーム 2,3を順次伸縮自在に嵌挿して構成しており、これら各ブーム間に介装した適 宜の駆動装置(図示せず)により伸縮駆動されるようになっている。 本考案の配線装置が適用される伸縮ブームAは、特に、基端側ブーム1から先 端側ブーム3へ作動油を給排するためにこれらブーム間に送油ホース4が取り付 けられている。この送油ホース4は、一端を基端側ブーム1の適所に配置したコ ネクタ4aに連結し他端を先端側ブーム3の適所に配置したコネクタ4bに連結 してU字状に折り返されており、伸縮ブームAの伸縮動に対応してU字状の折り 返し部4cが転移するようになっている。前記コネクタ4aは、基端側ブーム1 を起伏自在に支持する旋回台(図示せず)の油圧機器に適宜の配管を介して連結 されている。また、コネクタ4bは、先端側ブーム3に装備した油圧機器に適宜 の配管を介して連結されている。先端側ブーム3に装備した油圧機器としては、 次のようなものがある。 ・伸縮ブームAの先端側ブーム3に伸縮自在に嵌挿されたブームセクションを伸 縮駆動する油圧シリンダ。 ・伸縮ブームA先端に取り付けた作業車搭乗用のバケットを駆動する油圧駆動装 置(バケット旋回駆動装置等)あるいは伸縮ブーム先端に取り付けた油圧駆動 ウインチ等(作業車が高所作業車の場合)。 ・伸縮ブームA先端に取り付けたオーガ駆動用の油圧駆動装置(作業車が穴堀建 柱車の場合)。
【0003】 この種の伸縮ブームAにおいて、基端側ブーム1と先端側ブーム3間で電気信 号を伝達する送電装置は、コード巻き取り器を省略するため前記送油ホース4の 長手方向全域にに沿設した電気コードで構成しているのであるが、従来の送電装 置は、図3に示す如く、送油ホース4の長手方向全域に沿設した電気コード5を 所定間隔毎に固縛手段6,6…で以て送油ホース4に直接固定するようにしてい た。電気コード5は、伸縮ブームAの伸縮時に伸縮ブームAの内面等に接触する ことがないように各隣接する固縛手段6,6間で弛まないようにして送油ホース 4に沿設している。
【0004】 しかしながら、このように構成した従来の送電装置は、固縛手段6,6…で以 て送油ホース4に沿って固縛された電気コード5が送油ホース4のU字状に折り 曲げた部分の曲げ中心面上に位置する条件を満足している限り、伸縮ブームAの 伸縮時に電気コード5が送油ホース4と共に転移しても電気コードには引っ張り 力が生じないのであるが、送油ホース5が可撓性であるため伸縮ブームAの伸縮 時に少なからず捻転するため、上記の如き条件が維持されず伸縮ブームAの伸縮 時に電気コード5に局部的な引っ張り力が発生し、電気コード5の寿命が短いと いう問題があった。
【0005】
この考案は、従来の送電装置の問題点を解決し、伸縮ブームAの伸縮時に送油 ホース4に沿設した電気コード5が伸縮ブームAの内面等に接触することがなく しかも伸縮ブームAの伸縮時に過度の引っ張り力が発生しない新規な送電装置を 提供することを目的とするものである。
【0006】
上記の目的を達成するため、本考案の伸縮ブーム先端部への送電装置は次の如 く構成する。 基端側ブーム1内に先端側ブーム2,3を順次伸縮自在に嵌挿してなる伸縮ブ ームAであって、基端側ブーム1と先端側ブーム2または3間に作動油を給排す る送油ホース4を備えた伸縮ブームA、特に前記送油ホース4が、一端を基端側 ブームに他端を先端側ブームにそれぞれ止着してU字状に折り返され当該U字状 の折り返し部が伸縮ブームAの伸縮動に対応して転移するよう構成されたものに おいて、 前記送油ホース4の長手方向のほぼ全域に可撓性の案内管を沿設し、前記基端 側ブーム1と先端側ブーム2または3間に張設される電気コード5がこの案内管 内をルーズに経過するよう構成したことを特徴とする伸縮ブーム先端部への配線 装置。
【0007】
以上の如く構成した本考案の伸縮ブーム先端部への配線装置は、電気コード5 が、前記送油ホース4の長手方向のほぼ全域に沿設された可撓性の案内管内をル ーズに経過しているので、案内管によって伸縮ブームA内面等から保護される他 、例え案内管が送油ホース4の捻転に起因して引っ張られて延びたとしても当該 案内管内の電気コード5は、案内管内で長手方向に移動するので局部的な引っ張 りが発生しないのである。
【0008】
以下本考案の伸縮ブーム先端部への送電装置の実施例を図1(a)および図1 (b)に基づいて説明する。 本考案の伸縮ブーム先端部への送電装置は、上述した従来のものに比して電気 コード5の送油ホース4への沿設手段に特徴があるので、以下の説明においては 従来の沿設手段たる固縛手段6,6…を除きその余の説明および符号は上記と同 義のものとして援用する。
【0009】 図1(a)および図1(b)において、7は、前記送油ホース4の長手方向の ほぼ全域に沿設した可撓性の案内管である。この案内管7の送油ホース4への取 り付けは、両者をその長手方向複数箇所で固縛する固縛手段8,8…で行うか、 両者の外面同士を溶着して行うか、あるいは両者を熱収縮性の剛性樹脂管で囲遶 して行うものである。そして、基端側ブーム1と先端側ブーム3間に張設される 電気コード5は、この案内管7内をルーズに経過させている。
【0010】 次に作用を説明する。以上の如く構成した配線装置は、案内管7によって伸縮 ブームA内面等から保護される他、例え案内管7が送油ホース4の捻転に起因し て引っ張られて延びたとしても当該案内管7内の電気コード5は、案内管7内で 長手方向に移動するので電気コード5に局部的な引っ張りが発生しないのである 。
【0011】 なお、上記の実施例では、伸縮ブームAを三段伸縮ブームとし、基端側ブーム 1と先端側ブーム3間に送油用の送油ホース5を取り付けたものに実施した例を 示したが、この考案は、二段伸縮ブームの基端側ブームと先端側ブーム間の配線 にも実施できること勿論である。 更に、上記実施例では、伸縮ブームAを作業車の起伏自在な伸縮ブームとして 説明したが、作業車のアウトリガに用いられる伸縮ビーム(車輌に水平配置した 基端側ブーム…基筒…内に伸縮自在に嵌挿した先端側ブーム…スライドビーム… から構成されている)に実施してもよいこと勿論である。
【0012】
以上の如く構成し作用する本考案の伸縮ブーム先端部への配線装置は、簡単な 構成でありながら送油ホース4に沿設した電気コード5に極部的な引っ張りが生 じないので、それだけ電気コード5の寿命が長くなるという効果がある。 また、案内管7は、電気コード5をルーズに経過させるものであれば足りるも のであるが、この案内管7は送油ホース4と共働してU字状の転移部の横振れを 抑える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1(a)】本考案の伸縮ブーム先端部への送電装置
の一実施例をの説明図。
の一実施例をの説明図。
【図1(b)】図1(a)のX−X断面図。
【図2】本考案の伸縮ブーム先端部への配線装置が適用
される伸縮ブームの一例を示す説明図。
される伸縮ブームの一例を示す説明図。
【図3】従来の配線装置の説明図。
A 伸縮ブーム 1 基端側ブーム 2,3 先端側ブーム 4 送油ホース 5 電気コード 7 案内管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66F 9/08 F 8611−3F 11/04 E21B 7/00 B 9229−2D
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 基端側ブーム内に先端側ブームを順次伸
縮自在に嵌挿してなる伸縮ブームであって、基端側ブー
ムと先端側ブーム間に作動油を給排する送油ホースを備
えた伸縮ブーム、特に前記送油ホースが、一端を基端側
ブームに他端を先端側ブームにそれぞれ止着してU字状
に折り返され当該U字状の折り返し部が伸縮ブームの伸
縮動に対応して転移するよう構成されたものにおいて、 前記送油ホースの長手方向のほぼ全域に可撓性の案内管
を沿設し、前記基端側ブームと先端側ブーム間に張設さ
れる電気コードがこの案内管内をルーズに経過するよう
構成したことを特徴とする伸縮ブーム先端部への配線装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991058340U JP2581780Y2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 伸縮ブーム先端部への配線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991058340U JP2581780Y2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 伸縮ブーム先端部への配線装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053287U true JPH053287U (ja) | 1993-01-19 |
JP2581780Y2 JP2581780Y2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=13081592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991058340U Expired - Fee Related JP2581780Y2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 伸縮ブーム先端部への配線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581780Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006199407A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-03 | Aichi Corp | 伸縮ブーム |
JP2020199834A (ja) * | 2019-06-07 | 2020-12-17 | 極東開発工業株式会社 | 荷受台昇降装置 |
JP2021076146A (ja) * | 2019-11-06 | 2021-05-20 | 株式会社タダノ | ケーブルタイサポータおよび作業車両 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60126485U (ja) * | 1984-01-31 | 1985-08-26 | 極東開発工業株式会社 | 伸縮ブ−ム装置におけるケ−ブル等の支持構造 |
JPS63194000A (ja) * | 1987-01-26 | 1988-08-11 | ケミッシェ・ファブリーク・シュトックハウゼン・ゲーエムベーハー | 再なめし方法、その方法により得られる再なめし革、およびその方法に用いられる共重合体 |
JPH01126391U (ja) * | 1988-02-22 | 1989-08-29 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP1991058340U patent/JP2581780Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60126485U (ja) * | 1984-01-31 | 1985-08-26 | 極東開発工業株式会社 | 伸縮ブ−ム装置におけるケ−ブル等の支持構造 |
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JPH01126391U (ja) * | 1988-02-22 | 1989-08-29 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006199407A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-03 | Aichi Corp | 伸縮ブーム |
JP4580768B2 (ja) * | 2005-01-19 | 2010-11-17 | 株式会社アイチコーポレーション | 伸縮ブーム |
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JP2021076146A (ja) * | 2019-11-06 | 2021-05-20 | 株式会社タダノ | ケーブルタイサポータおよび作業車両 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2581780Y2 (ja) | 1998-09-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |