JPH0532866Y2 - - Google Patents

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JPH0532866Y2
JPH0532866Y2 JP1987163178U JP16317887U JPH0532866Y2 JP H0532866 Y2 JPH0532866 Y2 JP H0532866Y2 JP 1987163178 U JP1987163178 U JP 1987163178U JP 16317887 U JP16317887 U JP 16317887U JP H0532866 Y2 JPH0532866 Y2 JP H0532866Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 消去ヘツド部の外部磁石のN極とS極を個々の
磁性片の吸引に使い、表示素子2個に対して1個
の割合で外部磁石を配置してなることにより、少
ない数の磁石で吸引特性が維持できるためコスト
低減が図れると共に、磁石数が減少して外部磁石
の実装スペースに余裕ができるため加工や実装が
容易になり、取り付け強度も向上し、表示素子の
配列が密になつても十分対応が可能である。
〔産業上の利用分野〕
本考案は流動表示装置、特に消去ヘツド部の外
部磁石の両極を利用して表示素子の吸引を行う流
動表示装置に関する。
〔従来の技術〕
第5図は従来の消去ヘツド部の図で、そのaは
断面図、bはaの外部磁石の底面図、cはbの側
面図である。図において、12は磁性片、13は
表示素子、17は外部磁石、20aはN極、20
bはS極、26は支持板である。なお実施例と共
通な部分の符号は同じとした。
従来の流動表示装置の消去ヘツド部における外
部磁石の配置は、例えば第5図a〜cの如きもの
であつた。第5図aは消去ヘツド部を示す第2図
のI−I線断面図に相当するものである。
流動表示装置を第2図を参照して簡単に説明す
ると、表裏面を色分けした表示面11a,11b
を持ち、端部に磁性片12を埋め込んだ回動可能
な表示素子13が無端搬送軌道14上に多数装着
されており、この無端搬送軌道14を一定速度で
回転させながら表示素子13の表裏面を消去ヘツ
ド部と書き込みヘツド部によつて選択的に反転さ
せて文字、図形、記号等を表示するものである。
消去ヘツド部における表示素子13の反転は、
第2図に示すように、無端搬送軌道14が右から
左(矢印B方向)へ移動すると、回転抑止板23
の切れ目部分で外部磁石17(永久磁石を使用)
が磁性片12を吸引して全ての表示素子13を垂
直に起こす。さらに表示素子13が左へ移動して
衝突部18のローラ19に表示素子13の下部が
衝突して矢印F方向に回転するため表示面11a
が常に図の下方を向いて表示の消去が完了する。
従来の消去ヘツド部の外部磁石17は例えば第
5図aに示す如く、表示素子1個に対して1つの
外部磁石17が配置され吸引を行つていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来の流動表示装置は、第5図b,
cに示す如く外部磁石(永久磁石)17を支持板
26に実装する場合、支持板26を磁石大に打ち
抜いてここに外部磁石17を並べて固定してい
た。このため表示素子13相互の間隔が密になる
と外部磁石17の間隔(図中lで表す)も狭くな
り、支持板26の強度が低下し、加工が難しくな
るという問題がある。
また一層の高品質画像表示を行う場合にはでき
るだけ表示素子13相互の間隔が小さいものが望
ましいため、上記の問題点を解決する手段が強く
要請されている。
本考案は上記問題点を解決するため、磁性片の
吸引特性を維持しつつ外部磁石の数を減らして磁
石相互の間隔が広くとることができ、実装や加工
が容易で十分に強度のある消去ヘツド部を備えた
流動表示装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、表裏面を表示面11
a,11bとし、端部に磁性片12を埋め込んだ
回動可能な複数の表示素子13を無端搬送軌道1
4に取付けた回転軸22の上下方向に装着し、該
無端搬送軌道14を一定方向に回転させながら書
き込みヘツド部15および消去ヘツド部16に設
けた外部磁石17により前記磁性片12を吸引し
衝突部18で前記表示素子13を反転させて情報
の表示を行う流動表示装置において、上記消去ヘ
ツド部16に設けた各外部磁石17のN極20a
とS極20bがそれぞれ対面する異なつた表示素
子13の磁性片12を吸引する如くに配置してな
ることを特徴とする。
〔作用〕
本考案の流動表示装置は、第1図に示す如く、
上記消去ヘツド部に設けた外部磁石のN極とS極
をそれぞれ磁性片の吸引に利用して表示素子2個
に対して1個の割合で外部磁石を配置することに
より、外部磁石の数が減少して磁石相互の間隔が
広がるため、コストが低減でき、実装や加工が容
易になり強度も増す。磁石の数は減るが磁石の両
極を使つて吸引するため表示素子の回転トルクは
1対1の場合とほとんどかわらない特性を示すこ
とがわかつた。
〔実施例〕
以下、本考案実施例を図面を参照した詳細に説
明する。
第1図は本実施例の消去ヘツド部の図で、その
aは第2図のI−I線断面図、bはaの外部磁石
の底面図、cはbの側面図、第2図は本実施例の
消去ヘツド部の底面図、第3図は書き込みヘツド
部の底面図、第4図は本実施例の流動表示装置の
全体構成図で、そのaは底面図、bは正面図であ
る。
図において、11a,11bは表示面、12は
磁性片、13は表示素子、14は無端搬送軌道、
15は書き込みヘツド部、16は消去ヘツド部、
17は外部磁石、18は衝突部、19はローラ、
20aはN極、20bはS極、21は板ばね、2
2は回転軸、23は回転抑止板、24は回転ロー
ラ、25は表示部、26は支持板である。
本実施例の流動表示装置は無端搬送軌道14上
に図の奥行き方向(図の紙面に垂直方向)に回転
軸22が取り付けられ、これらに表裏面を表示面
11a,11bとし、端部に磁性片12を埋め込
んだ回動可能な表示素子13が多数装着されてい
る。この表示素子13が装着された無端搬送軌道
14は第4図aに示す如く、回転ローラ24で矢
印B,C,D方向へ回転させ、個々の表示素子1
3の表裏面を選択的に反転させることにより第4
図bに示す表示部25に文字、図形、記号等を表
示することができる。このような表示手段は一般
にテクノサインと称されている。
表示素子13の反転は、第4図a,bに示す如
く、表示を形成する書き込みヘツド部15と形成
した表示を白紙の状態に戻す消去ヘツド部16に
よつて行われる。書き込みヘツド部15の構成
は、第3図の如きもので、無端搬送軌道14が右
から左(矢印B方向)へ移動する間に回転抑止板
23の切れ目に設けられた外部磁石17(電磁石
を使用)によつて選択的に磁性片12を吸引し、
反転させたい表示素子13だけを90°回転させて
立てる。立てた表示素子13は矢印B方向の移動
により衝突部18でさらに90°回転する。吸引さ
れない表示素子13は反転が起こらない。このよ
うに書き込み前の表示素子13の表示面11a
は、書き込みヘツドによつて選択的に表示面11
bに反転され表示を行う。
第4図aの書き込みヘツド15で形成された表
示は、矢印C,D方向へ回転して表示部25で表
示され、一周して消去ヘツド部16で全ての表示
面が同じ向きになるように再度反転が行われる。
本実施例の消去ヘツド部は、第2図に示す如
く、表示素子13の一端を衝突させて一定方向に
反転させる衝突部18は、ベアリングにより回転
自在に構成したローラ19が設けられている。無
端搬送軌道14が右から左(矢印B方向)へ移動
すると、回転抑止板23の切れ目部分で永久磁石
を使つた外部磁石17が磁性片12を吸引して全
ての表示素子13を垂直に起こす。
これを第2図のI−I線断面図である第1図a
でみると、2個の表示素子13に対して外部磁石
17は1個配置され、それぞれの磁性片12に1
個の磁石のS極20b、N極20aが対応して吸
引できるように配置されている。左側の2個の表
示素子13は吸引されて垂直に立つた状態であ
り、右側の2個の表示素子13は吸引前の状態で
ある。
このように配置することによつて、第1図bの
如く外部磁石17相互の間隔が開くため、支持板
26への加工や実装が容易になると共に、十分な
構造強度が得られる。そして外部磁石17の数が
従来と比較して半分で済むためコストを低減する
ことができる。このため高品質画像表示を行う場
合であつても、消去ヘツド部の外部磁石の配置に
余裕があるので対応が可能である。第1図cはb
の側面から見た図である。
再び第2図に戻つて、垂直に起きた表示素子1
3がさらに左へ移動すると衝突部18のローラ1
9に表示素子13の下部が衝突して矢印F方向に
回転を始める。衝突時の衝撃は板バネ21による
弾性構造とローラ19の回転により柔げられ、表
示素子13を確実に反転させて表示の消去がなさ
れる。
〔考案の効果〕
上記したように、本考案の流動表示装置は、磁
性片の吸引特性を維持しつつ外部磁石の数を減ら
して磁石相互の間隔が広くとることができるた
め、実装や加工が容易で十分な強度のある低コス
トの消去ヘツド部を備えることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の消去ヘツド部の図で、その
aは第2図のI−I線断面図、bはaの外部磁石
の底面図、cはbの側面図、第2図は本実施例の
消去ヘツド部の底面図、第3図は書き込みヘツド
部の底面図、第4図は本実施例の流動表示装置の
全体構成図で、そのaは底面図、bは正面図、第
5図は従来の消去ヘツド部の図で、そのaは断面
図、bはaの外部磁石の底面図、cはbの側面図
である。 第1図ないし第4図において、11a,11b
は表示面、12は磁性片、13は表示素子、14
は無端搬送軌道、15は書き込みヘツド部、16
は消去ヘツド部、17は外部磁石、18は衝突
部、19はローラ、20aはN極、20bはS
極、21は板バネ、22は回転軸、23は回転抑
止板、24は回転ローラ、25は表示部、26は
支持板である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 表裏面を表示面11a,11bとし、端部に磁
    性片12を埋め込んだ回動可能な複数の表示素子
    13を無端搬送軌道14に取付けた回転軸22の
    上下方向に装着し、該無端搬送軌道14を一定方
    向に回転させながら書き込みヘツド部15および
    消去ヘツド部16に設けた外部磁石17により前
    記磁性片12を吸引し衝突部18で前記表示素子
    13を反転させて情報の表示を行う流動表示装置
    において、 上記消去ヘツド部16に設けた各外部磁石17
    のN極20aとS極20bがそれぞれ対面する異
    なつた表示素子13の磁性片12を吸引する如く
    に配置してなることを特徴とする流動表示装置。
JP1987163178U 1987-10-27 1987-10-27 Expired - Lifetime JPH0532866Y2 (ja)

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JP1987163178U JPH0532866Y2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27

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JPH0169281U JPH0169281U (ja) 1989-05-08
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53134233A (en) * 1977-03-11 1978-11-22 Michelin & Cie Air blowing into valve
JPS6026374B2 (ja) * 1973-02-01 1985-06-24 イ−ライ・リリ−・アンド・カンパニ− 代謝産物a−27106を含有する組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6026374B2 (ja) * 1973-02-01 1985-06-24 イ−ライ・リリ−・アンド・カンパニ− 代謝産物a−27106を含有する組成物
JPS53134233A (en) * 1977-03-11 1978-11-22 Michelin & Cie Air blowing into valve

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JPH0169281U (ja) 1989-05-08

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