JPH05328473A - 低音再生用スピーカシステム - Google Patents
低音再生用スピーカシステムInfo
- Publication number
- JPH05328473A JPH05328473A JP13492592A JP13492592A JPH05328473A JP H05328473 A JPH05328473 A JP H05328473A JP 13492592 A JP13492592 A JP 13492592A JP 13492592 A JP13492592 A JP 13492592A JP H05328473 A JPH05328473 A JP H05328473A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker unit
- cabinet
- magnetic circuit
- acoustic port
- speaker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャビネットおよび音響ポートの不要な機械
振動に起因する異音の発生を防ぐ低音再生用スピーカシ
ステムを得る。 【構成】 第一の磁気回路１０ｂと第二の磁気回路１１
ｂとが非磁性材料のスペーサー１２を介して接触するよ
うに第一のキャビネット１３に配置し、これを音響ポー
ト５を有する第二のキャビネット１４の内部に設置す
る。
振動に起因する異音の発生を防ぐ低音再生用スピーカシ
ステムを得る。 【構成】 第一の磁気回路１０ｂと第二の磁気回路１１
ｂとが非磁性材料のスペーサー１２を介して接触するよ
うに第一のキャビネット１３に配置し、これを音響ポー
ト５を有する第二のキャビネット１４の内部に設置す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、低音再生用スピーカシ
ステムに関し、特に直接放射型スピーカユニットを用い
たケルトン方式による低音再生用スピーカシステムの音
質改善に関するものである。
ステムに関し、特に直接放射型スピーカユニットを用い
たケルトン方式による低音再生用スピーカシステムの音
質改善に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図４は例えば実開平３−１０１０９４号
公報に開示された従来のケルトン方式による低音再生用
スピーカシステムを示す断面図である。図において、１
はスピーカユニット、２はスピーカユニット１を配設す
るバッフル板であり、キャビネット内部はバッフル板２
により第一の空気室３と、第二の空気室４とに分割され
ている。５は第一の空気室３に設けられた音響ポートで
ある。
公報に開示された従来のケルトン方式による低音再生用
スピーカシステムを示す断面図である。図において、１
はスピーカユニット、２はスピーカユニット１を配設す
るバッフル板であり、キャビネット内部はバッフル板２
により第一の空気室３と、第二の空気室４とに分割され
ている。５は第一の空気室３に設けられた音響ポートで
ある。
【０００３】従来のケルトン方式スピーカシステムは上
記のように構成されており、スピーカユニット１を駆動
することにより、第一の空気室３内部のコンプライアン
ス成分と音響ポート５の質量成分とがヘルムホルツ共振
を起こし、音響放射を行う。
記のように構成されており、スピーカユニット１を駆動
することにより、第一の空気室３内部のコンプライアン
ス成分と音響ポート５の質量成分とがヘルムホルツ共振
を起こし、音響放射を行う。
【０００４】低音再生能力の高いスピーカシステムをケ
ルトン方式を用いて製作する場合、前記ヘルムホルツ共
振が充分低い周波数に生じる設計を行う。キャビネット
の容積と音響ポート５の開口面積とを一定とすると、音
響ポート５の管路長を延長することでヘルムホルツ共振
周波数が低下し、より低い周波数の再生が可能となる。
またこの際、スピーカユニットの最低共振周波数は低い
ものを選択するほど効率の良い音響放射ができる。最低
共振周波数の低いスピーカユニットは一般に振動系の機
械質量が重く、またコンプライアンスが高いことから振
幅は大きくなり、バッフル板２に伝播する機械的な振動
が大きくなる傾向を持つ。
ルトン方式を用いて製作する場合、前記ヘルムホルツ共
振が充分低い周波数に生じる設計を行う。キャビネット
の容積と音響ポート５の開口面積とを一定とすると、音
響ポート５の管路長を延長することでヘルムホルツ共振
周波数が低下し、より低い周波数の再生が可能となる。
またこの際、スピーカユニットの最低共振周波数は低い
ものを選択するほど効率の良い音響放射ができる。最低
共振周波数の低いスピーカユニットは一般に振動系の機
械質量が重く、またコンプライアンスが高いことから振
幅は大きくなり、バッフル板２に伝播する機械的な振動
が大きくなる傾向を持つ。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のケ
ルトン方式スピーカシステムは以上のように構成されて
いるので、低音再生能力の高いスピーカシステムを製作
する場合、最低共振周波数の低いスピーカユニットを用
いることからキャビネットの振動が大きくなり、さらに
構造上不安定な長い音響ポートが必要となり、キャビネ
ット全体や音響ポートが不要な機械振動を起こし、異音
を発生するなどの問題があった。
ルトン方式スピーカシステムは以上のように構成されて
いるので、低音再生能力の高いスピーカシステムを製作
する場合、最低共振周波数の低いスピーカユニットを用
いることからキャビネットの振動が大きくなり、さらに
構造上不安定な長い音響ポートが必要となり、キャビネ
ット全体や音響ポートが不要な機械振動を起こし、異音
を発生するなどの問題があった。
【０００６】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、キャビネットおよび音響ポートに
生じる不要な機械振動を抑え、異音の発生を防ぐ低音再
生用スピーカシステムを得ることを目的とする。
めになされたもので、キャビネットおよび音響ポートに
生じる不要な機械振動を抑え、異音の発生を防ぐ低音再
生用スピーカシステムを得ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明に係る低音再生用
スピーカシステムは、音響ポートを備えた第一のキャビ
ネットの内部に第二のキャビネットを設け、この第二の
キャビネットに第一のスピーカーユニットと第二のスピ
ーカユニットとが背中合わせとなるように配置するとと
もに、前記第一のスピーカユニットの磁気回路と第二の
スピーカユニットの磁気回路とが非磁性材料によるスペ
ーサーを介して接触するものである。
スピーカシステムは、音響ポートを備えた第一のキャビ
ネットの内部に第二のキャビネットを設け、この第二の
キャビネットに第一のスピーカーユニットと第二のスピ
ーカユニットとが背中合わせとなるように配置するとと
もに、前記第一のスピーカユニットの磁気回路と第二の
スピーカユニットの磁気回路とが非磁性材料によるスペ
ーサーを介して接触するものである。
【０００８】また、音響ポートを備えた第一のキャビネ
ットの内部に第二のキャビネットを設け、この第二のキ
ャビネットに第一のスピーカーユニットと第二のスピー
カユニットとが背中合わせとなるように配置するととも
に、前記第一のスピーカユニットの磁気回路と第二のス
ピーカユニットの磁気回路とで音響ポートの一部を挟ん
で保持するものである。
ットの内部に第二のキャビネットを設け、この第二のキ
ャビネットに第一のスピーカーユニットと第二のスピー
カユニットとが背中合わせとなるように配置するととも
に、前記第一のスピーカユニットの磁気回路と第二のス
ピーカユニットの磁気回路とで音響ポートの一部を挟ん
で保持するものである。
【０００９】また、音響ポートを備えた第一のキャビネ
ットの内部に第二のキャビネットを設け、この第二のキ
ャビネットに第一のスピーカーユニットと第二のスピー
カユニットとが背中合わせとなるように配置し、第一の
スピーカユニットの磁気回路と第二のスピーカユニット
の磁気回路とで音響ポートの一部を挟んで保持するとと
もに、前記第一のスピーカユニットの磁気回路および第
二のスピーカユニットの磁気回路を音響ポートの外壁の
一部に兼用したものである。
ットの内部に第二のキャビネットを設け、この第二のキ
ャビネットに第一のスピーカーユニットと第二のスピー
カユニットとが背中合わせとなるように配置し、第一の
スピーカユニットの磁気回路と第二のスピーカユニット
の磁気回路とで音響ポートの一部を挟んで保持するとと
もに、前記第一のスピーカユニットの磁気回路および第
二のスピーカユニットの磁気回路を音響ポートの外壁の
一部に兼用したものである。
【００１０】
【作用】本発明における低音再生用スピーカシステムで
は、背中合わせに配置した第一のスピーカユニットの磁
気回路と第二のスピーカユニットの磁気回路とが非磁性
材料のスペーサーを介して接触することにより第一のス
ピーカユニットと第二のスピーカユニットの機械振動が
相殺され、キャビネットに伝わる不要な振動が低減され
てこれに起因する異音の発生を抑えることができる。
は、背中合わせに配置した第一のスピーカユニットの磁
気回路と第二のスピーカユニットの磁気回路とが非磁性
材料のスペーサーを介して接触することにより第一のス
ピーカユニットと第二のスピーカユニットの機械振動が
相殺され、キャビネットに伝わる不要な振動が低減され
てこれに起因する異音の発生を抑えることができる。
【００１１】また、背中合わせに配置した第一のスピー
カユニットの磁気回路と第二のスピーカユニットの磁気
回路とが音響ポートを挟んで保持することにより、第一
のスピーカユニットと第二のスピーカユニットの機械振
動は相殺されるとともに音響ポートの一部を補強でき、
キャビネットや音響ポートの機械振動による異音の発生
を抑えることができる。
カユニットの磁気回路と第二のスピーカユニットの磁気
回路とが音響ポートを挟んで保持することにより、第一
のスピーカユニットと第二のスピーカユニットの機械振
動は相殺されるとともに音響ポートの一部を補強でき、
キャビネットや音響ポートの機械振動による異音の発生
を抑えることができる。
【００１２】また、背中合わせに配置した第一のスピー
カユニットの磁気回路と第二のスピーカユニットの磁気
回路とが音響ポート外壁の一部を兼用することにより、
第一のスピーカユニットと第二のスピーカユニットの機
械振動は相殺されるとともに音響ポートの一部を補強で
きることからキャビネットや音響ポートの機械振動によ
る異音の発生を抑えられ、さらに音響ポート内部を通過
する空気により高温となる磁気回路を冷却することがで
きる。
カユニットの磁気回路と第二のスピーカユニットの磁気
回路とが音響ポート外壁の一部を兼用することにより、
第一のスピーカユニットと第二のスピーカユニットの機
械振動は相殺されるとともに音響ポートの一部を補強で
きることからキャビネットや音響ポートの機械振動によ
る異音の発生を抑えられ、さらに音響ポート内部を通過
する空気により高温となる磁気回路を冷却することがで
きる。
【００１３】
【実施例】実施例１．図１は本発明の実施例１における
低音再生用スピーカシステムを示す断面図である。図に
おいて、１０ａは第一のスピーカユニット、１０ｂは第
一のスピーカユニット１０ａを駆動する第一の磁気回
路、１１ａは第一のスピーカユニット１０ａの後方に背
中合わせで配置された第二のスピーカユニット、１１ｂ
は第二のスピーカユニット１１ｂを駆動する第二の磁気
回路、１２は第一の磁気回路１０ｂと第二の磁気回路１
１ｂの間に挿入した非磁性材料よりなるスペーサー、１
４は第一のキャビネット１３の内部に設置されて第一の
スピーカユニット１０ａと第二のスピーカユニット１１
ａを取り付ける第二のキャビネット、５は第一のキャビ
ネット１３の一部に設けられた音響ポートである。
低音再生用スピーカシステムを示す断面図である。図に
おいて、１０ａは第一のスピーカユニット、１０ｂは第
一のスピーカユニット１０ａを駆動する第一の磁気回
路、１１ａは第一のスピーカユニット１０ａの後方に背
中合わせで配置された第二のスピーカユニット、１１ｂ
は第二のスピーカユニット１１ｂを駆動する第二の磁気
回路、１２は第一の磁気回路１０ｂと第二の磁気回路１
１ｂの間に挿入した非磁性材料よりなるスペーサー、１
４は第一のキャビネット１３の内部に設置されて第一の
スピーカユニット１０ａと第二のスピーカユニット１１
ａを取り付ける第二のキャビネット、５は第一のキャビ
ネット１３の一部に設けられた音響ポートである。
【００１４】上記のように構成された実施例１の低音再
生用スピーカシステムにおいては、同位相で駆動する第
一のスピーカユニット１０ａの磁気回路１０ｂと第二の
スピーカユニット１１ａの磁気回路１１ｂとがスペーサ
ー１２を介して背中合わせで接触しているので、各スピ
ーカユニットが駆動される際に生じる機械的な振動はス
ペーサー１２を伝播して相殺され、第一のキャビネット
１３や第二のキャビネット１４の不要な振動を抑え、こ
れに起因する異音の発生を防ぐことができる。
生用スピーカシステムにおいては、同位相で駆動する第
一のスピーカユニット１０ａの磁気回路１０ｂと第二の
スピーカユニット１１ａの磁気回路１１ｂとがスペーサ
ー１２を介して背中合わせで接触しているので、各スピ
ーカユニットが駆動される際に生じる機械的な振動はス
ペーサー１２を伝播して相殺され、第一のキャビネット
１３や第二のキャビネット１４の不要な振動を抑え、こ
れに起因する異音の発生を防ぐことができる。
【００１５】なお、スペーサー１２は磁気回路からの磁
束漏れを防ぐために非磁性材料よりなるものと記述して
きたが、第一の磁気回路１０ｂや第二の磁気回路１１ｂ
が防磁型構造である場合、またはスペーサー１２と磁気
回路との接触部分に何等かの防磁処理が施してあればス
ペーサー１２自身が磁性材料よりなるものであっても同
様の効果を奏することは言うまでもない。
束漏れを防ぐために非磁性材料よりなるものと記述して
きたが、第一の磁気回路１０ｂや第二の磁気回路１１ｂ
が防磁型構造である場合、またはスペーサー１２と磁気
回路との接触部分に何等かの防磁処理が施してあればス
ペーサー１２自身が磁性材料よりなるものであっても同
様の効果を奏することは言うまでもない。
【００１６】実施例２．図２は本発明の実施例２を示す
低音再生用スピーカシステムの断面図である。図におい
て１５ａは第一のスピーカユニット１０ａの磁気回路１
０ｂと音響ポート５の間に挿入された第一のスペーサ
ー、１５ｂは第二のスピーカユニット１１ａの磁気回路
１１ｂと音響ポート５の間に挿入された第二のスペーサ
ーである。その他の構成部分は実施例１と同一であるの
で説明を省略する。
低音再生用スピーカシステムの断面図である。図におい
て１５ａは第一のスピーカユニット１０ａの磁気回路１
０ｂと音響ポート５の間に挿入された第一のスペーサ
ー、１５ｂは第二のスピーカユニット１１ａの磁気回路
１１ｂと音響ポート５の間に挿入された第二のスペーサ
ーである。その他の構成部分は実施例１と同一であるの
で説明を省略する。
【００１７】上記のように構成された実施例２の低音再
生用スピーカシステムにおいては、同位相で駆動する第
一のスピーカユニット１０ａの磁気回路１０ｂと第二の
スピーカユニット１１ａの磁気回路１１ｂとが第一のス
ペーサー１５ａと音響ポート５と第二のスペーサー１５
ｂを介して背中合わせで接触しているので、各スピーカ
ユニットが駆動される際に生じる機械的な振動は相殺さ
れ、さらに構造上不安定な音響ポート５の一部を支持す
るので、第一のキャビネット１３や第二のキャビネット
１４、および音響ポート５の不要な振動を抑え、これに
起因する異音の発生を防ぐことができる。
生用スピーカシステムにおいては、同位相で駆動する第
一のスピーカユニット１０ａの磁気回路１０ｂと第二の
スピーカユニット１１ａの磁気回路１１ｂとが第一のス
ペーサー１５ａと音響ポート５と第二のスペーサー１５
ｂを介して背中合わせで接触しているので、各スピーカ
ユニットが駆動される際に生じる機械的な振動は相殺さ
れ、さらに構造上不安定な音響ポート５の一部を支持す
るので、第一のキャビネット１３や第二のキャビネット
１４、および音響ポート５の不要な振動を抑え、これに
起因する異音の発生を防ぐことができる。
【００１８】実施例３．図３は本発明の実施例３を示す
低音再生用スピーカシステムの断面図である。図中、前
述の実施例と同一符号の構成部分は同一、または相当部
分を示すものであるので説明を省略する。
低音再生用スピーカシステムの断面図である。図中、前
述の実施例と同一符号の構成部分は同一、または相当部
分を示すものであるので説明を省略する。
【００１９】上記のように構成された実施例３の低音再
生用スピーカシステムにおいては、同位相で駆動する第
一のスピーカユニット１０ａの磁気回路１０ｂと第二の
スピーカユニット１１ａの磁気回路１１ｂとが音響ポー
ト５を介して背中合わせで接触しているので、各スピー
カユニットが駆動される際に生じる機械的な振動は相殺
され、さらに構造上不安定な音響ポート５の一部を支持
するので、第一のキャビネット１３や第二のキャビネッ
ト１４、および音響ポート５の不要な振動を抑え、これ
に起因する異音の発生を防ぐことができる。また第一の
磁気回路１０ｂと第二の磁気回路１１ｂとを音響ポート
５の外壁の一部として兼用しているので、高温となる磁
気回路を音響ポート５内部を通過する空気により効率良
く冷却することができる。
生用スピーカシステムにおいては、同位相で駆動する第
一のスピーカユニット１０ａの磁気回路１０ｂと第二の
スピーカユニット１１ａの磁気回路１１ｂとが音響ポー
ト５を介して背中合わせで接触しているので、各スピー
カユニットが駆動される際に生じる機械的な振動は相殺
され、さらに構造上不安定な音響ポート５の一部を支持
するので、第一のキャビネット１３や第二のキャビネッ
ト１４、および音響ポート５の不要な振動を抑え、これ
に起因する異音の発生を防ぐことができる。また第一の
磁気回路１０ｂと第二の磁気回路１１ｂとを音響ポート
５の外壁の一部として兼用しているので、高温となる磁
気回路を音響ポート５内部を通過する空気により効率良
く冷却することができる。
【００２０】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、背中合わ
せに配置した第一のスピーカユニットの磁気回路と第二
のスピーカユニットの磁気回路とが非磁性材料のスペー
サーを介して接触するように構成したので、第一のスピ
ーカユニットと第二のスピーカユニットの機械振動は相
殺されてキャビネットに伝わる不要な振動が低減し、こ
れに起因する異音の発生を抑えることができる。
せに配置した第一のスピーカユニットの磁気回路と第二
のスピーカユニットの磁気回路とが非磁性材料のスペー
サーを介して接触するように構成したので、第一のスピ
ーカユニットと第二のスピーカユニットの機械振動は相
殺されてキャビネットに伝わる不要な振動が低減し、こ
れに起因する異音の発生を抑えることができる。
【００２１】また、背中合わせに配置した第一のスピー
カユニットの磁気回路と第二のスピーカユニットの磁気
回路とが音響ポートを挟んで保持するように構成したの
で、第一のスピーカユニットと第二のスピーカユニット
の機械振動は相殺されるとともに音響ポートの一部を補
強でき、キャビネットや音響ポートの機械振動による異
音の発生を抑えることができる。
カユニットの磁気回路と第二のスピーカユニットの磁気
回路とが音響ポートを挟んで保持するように構成したの
で、第一のスピーカユニットと第二のスピーカユニット
の機械振動は相殺されるとともに音響ポートの一部を補
強でき、キャビネットや音響ポートの機械振動による異
音の発生を抑えることができる。
【００２２】また、背中合わせに配置した第一のスピー
カユニットの磁気回路と第二のスピーカユニットの磁気
回路とが音響ポート外壁の一部を兼用するように構成し
たので、第一のスピーカユニットと第二のスピーカユニ
ットの機械振動は相殺されるとともに音響ポートの一部
を補強できることからキャビネットや音響ポートの機械
振動による異音の発生を抑えられ、さらに音響ポート内
部を通過する空気により高温となる磁気回路を効率良く
冷却することができる。
カユニットの磁気回路と第二のスピーカユニットの磁気
回路とが音響ポート外壁の一部を兼用するように構成し
たので、第一のスピーカユニットと第二のスピーカユニ
ットの機械振動は相殺されるとともに音響ポートの一部
を補強できることからキャビネットや音響ポートの機械
振動による異音の発生を抑えられ、さらに音響ポート内
部を通過する空気により高温となる磁気回路を効率良く
冷却することができる。
【図１】本発明の実施例１の低音再生用スピーカシステ
ムを示す断面図である。
ムを示す断面図である。
【図２】本発明の実施例２の低音再生用スピーカシステ
ムを示す断面図である。
ムを示す断面図である。
【図３】本発明の実施例３の低音再生用スピーカシステ
ムを示す断面図である。
ムを示す断面図である。
【図４】従来の低音再生用スピーカシステムを示す断面
図である。
図である。
１ スピーカユニット ２ バッフル板 ３ 第一の空気室 ４ 第二の空気室 ５ 音響ポート １０ａ 第一のスピーカユニット １０ｂ 第一の磁気回路 １１ａ 第二のスピーカユニット １１ｂ 第二の磁気回路 １２ スペーサー １３ 第一のキャビネット １４ 第二のキャビネット １５ａ 第一のスペーサー １５ｂ 第二のスペーサー
Claims (3)
- 【請求項１】 音響ポートを備えた第一のキャビネット
と、この第一のキャビネット内部に配置される第二のキ
ャビネットと、第二のキャビネットに設けられて背中合
わせに配置される第一のスピーカーユニットおよび第二
のスピーカユニットとから構成されるスピーカシステム
であって、上記第一のスピーカユニットの磁気回路と第
二のスピーカユニットの磁気回路とが非磁性材料による
スペーサーを介して接触することを特徴とする低音再生
用スピーカシステム。 - 【請求項２】 音響ポートを備えた第一のキャビネット
と、この第一のキャビネット内部に配置される第二のキ
ャビネットと、第二のキャビネットに設けられて背中合
わせに配置される第一のスピーカーユニットおよび第二
のスピーカユニットとから構成されるスピーカシステム
であって、前記第一のスピーカユニットの磁気回路と第
二のスピーカユニットの磁気回路とで音響ポートの一部
を挟んで保持することを特徴とする低音再生用スピーカ
システム。 - 【請求項３】 音響ポートを備えた第一のキャビネット
と、この第一のキャビネット内部に配置される第二のキ
ャビネットと、第二のキャビネットに設けられて背中合
わせに配置される第一のスピーカーユニットおよび第二
のスピーカユニットとから構成されるスピーカシステム
であって、前記第一のスピーカユニットの磁気回路およ
び第二のスピーカユニットの磁気回路を当該音響ポート
の外壁の一部に兼用することを特徴とする低音再生用ス
ピーカシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13492592A JPH05328473A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 低音再生用スピーカシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13492592A JPH05328473A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 低音再生用スピーカシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05328473A true JPH05328473A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=15139753
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13492592A Pending JPH05328473A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 低音再生用スピーカシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05328473A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1162864A2 (en) * | 2000-06-08 | 2001-12-12 | Fujitsu Ten Limited | Speaker structure |
| EP1370110A1 (en) * | 2002-06-07 | 2003-12-10 | Fujitsu Ten Limited | Speaker device |
| GB2414620A (en) * | 2004-05-24 | 2005-11-30 | Blast Loudspeakers Ltd | Loudspeaker with opposing drivers for vibration cancelling |
| JP2008187598A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Sharp Corp | スピーカ装置及び表示装置 |
| WO2009044916A1 (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-09 | Fujitsu Ten Limited | スピーカ装置 |
| WO2009130778A1 (ja) * | 2008-04-24 | 2009-10-29 | 東北パイオニア株式会社 | スピーカシステム |
| WO2009130780A1 (ja) * | 2008-04-24 | 2009-10-29 | 東北パイオニア株式会社 | スピーカシステム |
| JP2010081316A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Foster Electric Co Ltd | スピーカシステム |
| WO2020129262A1 (ja) * | 2018-12-22 | 2020-06-25 | フォスター電機株式会社 | 車載用スピーカ装置 |
-
1992
- 1992-05-27 JP JP13492592A patent/JPH05328473A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100453251B1 (ko) * | 2000-06-08 | 2004-10-15 | 후지쓰 텐 가부시키가이샤 | 스피커 구조 |
| EP1162864A3 (en) * | 2000-06-08 | 2003-04-02 | Fujitsu Ten Limited | Speaker structure |
| EP1162864A2 (en) * | 2000-06-08 | 2001-12-12 | Fujitsu Ten Limited | Speaker structure |
| US6678384B2 (en) | 2000-06-08 | 2004-01-13 | Fujitsu Ten Limited | Speaker structure |
| CN100420344C (zh) * | 2002-06-07 | 2008-09-17 | 富士通天株式会社 | 扬声器装置 |
| US7062054B2 (en) | 2002-06-07 | 2006-06-13 | Fujitsu Ten Limited | Speaker device |
| EP1370110A1 (en) * | 2002-06-07 | 2003-12-10 | Fujitsu Ten Limited | Speaker device |
| GB2414620A (en) * | 2004-05-24 | 2005-11-30 | Blast Loudspeakers Ltd | Loudspeaker with opposing drivers for vibration cancelling |
| JP2008187598A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Sharp Corp | スピーカ装置及び表示装置 |
| WO2009044916A1 (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-09 | Fujitsu Ten Limited | スピーカ装置 |
| CN101816188A (zh) * | 2007-10-05 | 2010-08-25 | 富士通天株式会社 | 扬声器装置 |
| WO2009130778A1 (ja) * | 2008-04-24 | 2009-10-29 | 東北パイオニア株式会社 | スピーカシステム |
| WO2009130780A1 (ja) * | 2008-04-24 | 2009-10-29 | 東北パイオニア株式会社 | スピーカシステム |
| JPWO2009130780A1 (ja) * | 2008-04-24 | 2011-08-11 | パイオニア株式会社 | スピーカシステム |
| JP2010081316A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Foster Electric Co Ltd | スピーカシステム |
| WO2020129262A1 (ja) * | 2018-12-22 | 2020-06-25 | フォスター電機株式会社 | 車載用スピーカ装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100553647B1 (ko) | 스피커장치 | |
| US5150418A (en) | Speaker system | |
| EP0855846B1 (en) | Noise attenuation | |
| JPH05328473A (ja) | 低音再生用スピーカシステム | |
| JPH10262293A (ja) | 機器の音響装置 | |
| JP2003093612A (ja) | 遊技機用スピーカシステム | |
| US4034165A (en) | Transducer with rearwardly disposed damping elements | |
| JP3517325B2 (ja) | スピーカ装置 | |
| JP3086270B2 (ja) | スピ−カボックス | |
| JPH02202295A (ja) | スピーカシステム | |
| JPH03267899A (ja) | 位相反転型スピーカ | |
| JPH04192795A (ja) | テレビジョン受像機のスピーカ装置 | |
| JPH0322796A (ja) | スピーカのキャビネット構造 | |
| JPH05130690A (ja) | スピーカ装置 | |
| JPS6120490A (ja) | スピ−カ装置 | |
| JP2660306B2 (ja) | 多重チャンバ型ラウドスピーカ・システム | |
| JP2555136Y2 (ja) | 低音用スピーカシステム | |
| JPH03108999A (ja) | スピーカーシステム | |
| JPH01135294A (ja) | スピーカシステム | |
| JP2002185887A (ja) | 防振部材とスピーカの取付構造とテレビジョン受像機 | |
| CN210075553U (zh) | 一种点声源设计紧凑型的复合倒相音箱结构 | |
| CN210225737U (zh) | 线性扬声器系统 | |
| KR930003297Y1 (ko) | 3웨이 스피커 캐비넽 | |
| JPH0767060A (ja) | テレビジョン受像機 | |
| JPS5926714Y2 (ja) | スピ−カ |