JPH05328399A - 情報記録および再生装置 - Google Patents

情報記録および再生装置

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JPH05328399A
JPH05328399A JP4151365A JP15136592A JPH05328399A JP H05328399 A JPH05328399 A JP H05328399A JP 4151365 A JP4151365 A JP 4151365A JP 15136592 A JP15136592 A JP 15136592A JP H05328399 A JPH05328399 A JP H05328399A
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JP
Japan
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data
color difference
emphasis
signal
circuit
Prior art date
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Application number
JP4151365A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Takashima
昌利 高嶋
Takahiro Komazaki
隆裕 駒崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンファシスおよびディエンファシスによる
波形歪を抑制する。 【構成】 輝度信号Yは期間Sの範囲について288×
4個のサンプリングをする。色差信号PBまたはPRは期
間Sについて288個のサンプリングを行い、期間Sに
続く期間Tについて4個のサンプリングを行う。そし
て、この288×4個の輝度データと288+4個の色
差データを時分割多重する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばハイビジョンな
どの高品位テレビジョン信号を記録再生するビデオテー
プレコーダに用いて好適な情報記録及び再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図8は、ハイビジョンのビデオ信号を記
録再生するビデオテープレコーダにおけるトラックフォ
ーマットを示している。同図に示すように1フレームの
ビデオ信号は、4つのセグメント(SEG1乃至SEG
4)に記録されるようになされている。各セグメントの
トラックはAチャンネルのトラックとBチャンネルのト
ラックより構成されている。Aチャンネルのトラックに
は輝度信号(Y)と色差信号PBとが時分割多重されて
記録されており、またBチャンネルのトラックには輝度
信号と色差信号PRとが時分割多重されて記録されてい
る。
【0003】図9は図8に示した1Hの区間における信
号を表している。また、表1は図9の各期間A乃至Oに
記録される信号の名称と、それに対応する時間およびサ
ンプル数を示している。
【0004】
【表1】
【0005】同図に示すようにクロマ信号C(色差信号
BまたはPR)は期間Lに記録され、輝度信号Yは期間
Nに記録されるようになされている。そして、その両者
の間の期間MにはYCガード信号が記録されるようにな
されている。表1に示すように、色差信号Cのサンプル
数は288、輝度信号Yのサンプル数は1152(=2
88×4)、YCガード信号のサンプル数は6とされて
いる。
【0006】図10は輝度信号Y(図10(a))と、
色差信号PBまたはPR(図10(b))の時分割多重さ
れる前の1Hの期間の状態を示している。同図に示すよ
うに、水平同期信号から距離Lだけ離間した期間Sの範
囲について、輝度信号は288×4個だけサンプリング
され、色差信号はその1/4の288個だけサンプリン
グされるようになされている。これらのサンプリング値
が圧縮されて図9に示すように記録されていることにな
る。
【0007】図11は図10に示すようにしてサンプリ
ングされたデータを時分割多重する動作を表している。
最初に図11(a)に示すように、288個の色差デー
タ(C)の後方に、288×4個の輝度データ(Y)が
配置され、両者の間の期間Mに6個のデータよりなるY
Cガードデータが挿入される。このようにして時分割多
重されたデータは水平ノンリニヤエンファシス回路(図
示せず)により、ノンリニアにエンファシスされる。そ
の結果、図11(b)に示すようなデータが得られる。
このエンファシス処理により、YCガードデータの急激
に変化する部分の近傍において歪が発生していることが
分かる。
【0008】そこで、次にYCガードデータは、図11
(c)に示すように、新たなYCガードデータに置換さ
れる。そして、このようにして生成されたデータは、水
平同期信号やバースト信号が付加された後、D/A変換
され、さらにFM変調されて、磁気テープ(図示せず)
上に記録されることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置において
は、このように色差データCと輝度データYの間のYC
ガードデータを、ノンリニアエンファシス後に新たなデ
ータに置換するのであるが、これを再生すると、図11
(d)に示すように、色差信号Cの終端部と、輝度信号
Yの始端部において歪が残る課題があった。輝度データ
のサンプル数は比較的多いため(288×4個)、その
影響は比較的少ないが、色差データはそのサンプル数が
比較的少ないため(288個)、波形歪の影響が大きく
あらわれる。
【0010】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、特に色差信号におけるエンファシスによる
波形歪を軽減するようにするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記録装置
は、輝度信号サンプリングする輝度信号サンプリング手
段としてのA/D変換器2と、色差信号をサンプリング
する色差信号サンプリング手段としてのA/D変換器
6,10と、A/D変換器2とA/D変換器6,10に
よりサンプリングされたデータをガードデータを挟ん
で、時分割多重する時分割多重手段としての時分割多重
回路4と、時分割多重回路4により時分割多重されたデ
ータをノンリニアエンファシスするエンファシス手段と
しての水平ノンリニアエンファシス回路13,20と、
水平ノンリニアエンファシス回路13,20によりエン
ファシスされたデータのガードデータを、新たなガード
データに置き換える置換手段としての加算器14,21
と、加算器14,21により置換された後のデータを、
記録媒体としての磁気テープ28に記録する記録手段と
しての磁気ヘッド19,26とを備える情報記録装置に
おいて、A/D変換器6,10はA/D変換器2より長
い期間をサンプリングすることを特徴とする。
【0012】また、本発明の情報再生装置は、所定の期
間についてサンプリングされた輝度データと、輝度デー
タに比べてより長い期間についてサンプリングされた色
差データとが、ガードデータを挟んで時分割多重されて
記録されている記録媒体としての磁気テープ28を再生
する再生手段としての磁気ヘッド19,26と、磁気ヘ
ッド19,26により再生されたデータを、ノンリニア
ディエンファシスするディエンファシス手段としての水
平ノンリニアディエンファシス回路35,41と、水平
ノンリニアディエンファシス回路35,41によりディ
エンファシスされたデータから輝度データと色差データ
とを分離する分離手段としての時分割多重回路36と、
時分割多重回路36により分離された輝度データをD/
A変換する輝度データD/A変換手段としてのD/A変
換器43と、時分割多重回路36により分離された色差
データをD/A変換する色差データD/A変換手段とし
てのD/A変換器47,51とを備えることを特徴す
る。
【0013】
【作用】上記構成の情報記録装置においては、色差信号
は輝度信号より長い期間サンプリングされる。従って、
本来必要な輝度信号がエンファシスにより歪むことを抑
制することが可能となる。
【0014】また、本発明の情報再生装置においては、
輝度データに比べてより長い期間についてサンプリング
された色差データが磁気テープより再生される。従っ
て、正確な色の画像を再生することが可能となる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の情報記録装置を応用したハイ
ビジョン用のビデオテープレコーダの記録系の構成例を
示している。輝度信号Yはローパスフィルタ1を介して
A/D変換器2に入力されA/D変換されるようになさ
れている。そしてA/D変換器2の出力が垂直ノンリニ
アエンファシス回路3に入力され、垂直方向にノンリニ
アにエンファシスされた後、時分割多重回路(TDM)
回路4に供給されている。また、色差信号PBはローパ
スフィルタ5を介してA/D変換器6に入力され、A/
D変換された後、垂直フィルタ7に供給され、フィルタ
処理されるようになされている。そして、垂直フィルタ
7の出力が垂直ノンリニアエンファシス回路8により垂
直方向にノンリニアにエンファシスされた後、時分割多
重回路4に供給されるようになされている。同様にして
色差信号PRも、ローパスフィルタ9、A/D変換器1
0、垂直フィルタ11および垂直ノンリニアエンファシ
ス回路12を介して時分割多重回路4に供給されてい
る。
【0016】時分割多重回路4は色差信号PBとPRを時
間軸圧縮するとともに、線順次化し、輝度信号Yと時分
割多重してAチャンネル用の信号とBチャンネル用の信
号を生成する。Aチャンネル用の信号は水平ノンリニア
エンファシス回路13を介して加算器14に供給され、
バースト信号や水平同期信号等が付加されるとともに、
時分割多重回路4において挿入されたYCガード信号の
置換が行われる。加算器14の出力はD/A変換器1
5、ローパスフィルタ16を介してエンファシス回路1
7に供給され、エンファシスされた後、変調回路18に
おいてFM変調される。そして、変調回路18の出力が
Aチヤンネル用の磁気ヘッド19を介して磁気テープ2
8上に記録されるようになされている。
【0017】同様にしてBチャンネル用の信号も水平ノ
ンリニアエンファシス回路20、加算器21、D/A変
換器22、ローパスフィルタ23、エンファシス回路2
4、変調回路25および磁気ヘッド26を介して磁気テ
ープ28上に記録されるようになされている。
【0018】次にその動作について説明する。輝度信号
はローパスフィルタ1により所定の周波数帯域に制限さ
れた後、A/D変換器2に入力され、A/D変換され
る。このときA/D変換器2は、図3(a)に示すよう
に、水平同期信号から距離Lだけ離間した期間Sの範囲
の輝度信号を288×4個のデータにサンプリングす
る。このデータは垂直ノンリニアエンファシス回路3に
おいて、垂直方向にノンリニアにエンファシスされた
後、時分割多重回路4に供給される。
【0019】一方、色差信号PBもローパスフィルタ5
により所定の周波数帯域に制限された後、A/D変換器
6に入力され、A/D変換される。このときA/D変換
器6は、図3(b)に示すように、水平同期信号から距
離Lだけ離間した期間Sの範囲の色差信号PBを288
個のデータにサンプリングするとともに、期間Sに続く
期間Tについても4個のサンプリングを行う。すなわ
ち、色差信号の方が輝度信号に比べて、より長い期間サ
ンプリングされるようになされている。輝度信号と色差
信号のサンプリングの個数について、これを一般式で表
すと次のようになる。 Ny/n+α=Nc ここでNyは輝度信号のサンプリングの個数(実施例の
場合288×4個)を表し、Ncは色差信号のサンプリ
ングの個数(実施例の場合288個)を表している。そ
してnとαは整数であり、実施例の場合いずれも4であ
る。
【0020】A/D変換器6によりA/D変換された色
差信号は垂直フィルタ7により垂直方向にフィルタリン
グ処理された後、垂直ノンリニアエンファシス回路8に
より垂直方向にノンリニアにエンファシスされる。そし
て、垂直ノンリニアエンファシス回路8の出力が時分割
多重回路4に供給される。
【0021】同様にして色差信号PRも、ローパスフィ
ルタ9、A/D変換器10、垂直フィルタ11および垂
直ノンリニアエンファシス回路12により色差信号PB
と同様に処理され、時分割多重回路4に供給される。
【0022】時分割多重回路4は色差信号PB,PRを時
間軸圧縮するとともに線順次化し、図4(a)に示すよ
うに、輝度信号と時分割多重する。そして288+4個
のサンプリング数を有する輝度信号C(PBまたはPR
と、288×4個のサンプリング数の輝度信号の間に、
2個のデータよりなるYCガードデータを挿入する。こ
の図4(a)に示す色差信号Cは、Aチャンネル用の信
号の場合色差信号PBとされ、Bチャンネル用の信号の
場合色差信号PRとされる(図8参照)。またこの実施
例におけるYCガードデータは、輝度信号Yと色差信号
Cのもっとも小さいレベルに対応する同一レベルの信号
とされる。
【0023】このようにして時分割多重回路4により生
成されたAチャンネル用の時分割多重信号(図4
(a))は、水平ノンリニアエンファシス回路13に入
力され、水平方向にノンリニアにエンファシスされる。
これにより時分割多重信号は図4(b)に示すように、
急激に変化する部分において、特に大きな歪を受けた信
号となる。この信号は加算器14に入力され、そのYC
ガードデータが発生回路27が出力する新たなYCガー
ドデータと図4(c)に示すように置き換えられる。こ
のYCガードデータも図4(a)における場合と同様
に、輝度信号Yと色差信号Cの最も低いレベルに対応す
る2つのデータにより構成される。発生回路27はこの
他、水平同期信号やバースト信号を発生し、これを加算
器14に供給して水平ノンリニアエンファシス回路13
より出力された信号に付加する。
【0024】加算器14より出力された時分割多重デー
タはD/A変換器15に供給され、D/A変換される。
そして、さらにローパスフィルタ16により不要な周波
数帯域成分が除去された後、エンファシス回路17に入
力され、エンファシスされる。その後、さらに変調回路
18に供給され、FM変調されて、磁気ヘッド19に供
給され、磁気テープ28上に記録される。
【0025】時分割多重回路4が出力したBチャンネル
用の時分割多重データも水平ノンリニアエンファシス回
路20、加算器21、D/A変換器22、ローパスフィ
ルタ23、エンフアシス回路24、変調回路25、磁気
ヘッド26を介して磁気テープ28上に記録される。
【0026】図2はビデオテープレゴーダの再生系の構
成を示している。Aチャンネル用の磁気ヘッド19が磁
気テープ28から再生した信号は復調回路31に供給さ
れ、FM復調されるようになされている。
【0027】そして復調回路31の出力がディエンフィ
シス回路32によりディエンフィシスされた後、ローパ
スフィルタ33に供給され、所定の周波数帯域に制限さ
れた後、A/D変換器34に入力されるようになされて
いる。A/D変換器34は入力された信号をA/D変換
し、水平ノンリニアディエンファシス回路35に出力し
ている。水平ノンリニアディエンファシス回路35は入
力されたデータを水平方向にノンリニアにディエンファ
シスした後、時分割多重(TDM)回路36に出力す
る。
【0028】Bチャンネル用の磁気ヘッド26が磁気テ
ープ28から再生した信号も、復調回路37、ディエン
ファシス回路38、ローパスフィルタ39、A/D変換
器40、水平ノンリニアディエンファシス回路41を介
して時分割多重回路36に供給されるようになされてい
る。
【0029】時分割多重回路36は、水平ノンリニアデ
ィエンファシス回路35と41より入力されたデータか
ら輝度データ、色差データPBおよび色差データPRを分
離する。輝度データは垂直ノンリニアディエンファシス
回路42により垂直方向にノンリニアにディエンファシ
スされた後、D/A変換器43に入力され、D/A変換
されるようになされている。D/A変換器43の出力は
ローパスフィルタ44により、その高域成分が除去され
た後、出力されるようになされている。
【0030】一方、色差信号PBは垂直ノンリニアディ
エンファシス回路45により垂直方向にノンリニアにデ
ィエンファシスされた後、垂直フィルタ46に入力さ
れ、垂直方向にフィタリングされるようになされてい
る。そして、垂直フィルタ46の出力がD/A変換器4
7によりD/A変換された後、ローパスフィルタ48を
介して出力されるようになされている。同様に色差信号
Rも垂直ノンリニアディエンファシス回路49、垂直
フィルタ50、D/A変換器51およびローパスフィル
タ52を介して図示せぬ回路に出力されるようになされ
ている。
【0031】次にその動作について説明する。磁気ヘッ
ド19は磁気テープ28からAチャンネルのトラックを
再生し、その再生信号を復調回路31に出力する。復調
回路31は入力された信号をFM復調し、ディエンファ
シス回路32に出力する。ディエンファシス回路32
は、復調回路31より入力された信号をディエンファシ
スし、ローパスフィルタ33に出力する。ローパスフィ
ルタ33は入力された信号の周波数帯域を制限した後、
A/D変換器34に供給する。A/D変換器34は入力
された信号をA/D変換し、水平ノンリニアディエンフ
ァシス回路35に出力する。水平ノンリニアディエンフ
ァシス回路35は入力された信号を水平方向にノンリニ
アにディエンファシスした後、時分割多重回路36に出
力する。
【0032】以上のようにして、Aチャンネルのトラッ
クから再生されたデータが時分割多重回路36に供給さ
れるが、Bチャンネルのトラックから再生されたデータ
も、磁気ヘッド26、復調回路37、ディエンファシス
回路38、ローパスフィルタ39、A/D変換器40お
よび水平ノンリニアディエンファシス回路41を介して
時分割多重回路36に供給される。
【0033】時分割多重回路36は入力されたデータか
ら輝度データ、色差データPBおよび色差データPRを分
離し、それぞれ垂直ノンリニアディエンファシス回路4
2,45または49に出力する。垂直ノンリニアディエ
ンファシス回路42は入力されたデータを垂直方向にノ
ンリニアにディエンファシスした後、D/A変換器43
に出力する。D/A変換器43は入力されたデータをD
/A変換する。D/A変換器43より出力された輝度信
号は、ローパスフィルタ44により不要な高域成分が除
去された後、図示せぬ回路に出力される。
【0034】また、垂直ノンリニアディエンファシス回
路45によりディエンファシスされた色差データP
Pは、垂直フィルタ46により垂直方向にフィルタリン
グ処理された後、D/A変換器47によりD/A変換さ
れる。D/A変換器47によりD/A変換された色差信
号PBは、ローパスフィルタ48により不要な高域成分
が除去された後、図示せぬ回路に出力される。
【0035】同様にして時分割多重回路36より出力さ
れた色差データPRも垂直ノンリニアディエンファシス
回路49、垂直フィルタ50、D/A変換器51、ロー
パスフィルタ52を介して処理され、図示せぬ回路に出
力される。
【0036】図5はステップ状に変化する出力波形に対
してエンファシスおよびディエンファシスにより、どれ
くらいの範囲にわたって波形が影響を受けるかを表して
いる。同図に示すように影響を受けるのは、ステップ状
に変化する位置から前後に約5個のサンプルまでである
ことが分かる。図4(a)に示したように、ステップ状
に変化するのは、本来必要な288個の色差データにさ
らに4個の色差データを加えた位置である。その結果実
質的に、288個のうち1個のみが歪を受けることにな
る(図4(d))。
【0037】図6は図2のローパスフィルタ44,4
8,52より出力された輝度信号、色差信号PBまたは
Rの1Hの波形を示している。同図に示すように、輝
度信号Yは期間Sの冒頭部においてのみ歪を受けること
になる。これに対して色差信号PBおよびPRは期間Sの
終端部において歪を受けることになる。これらの位置は
図7に示すように、画面上において左右の端部であるか
ら、実質的には表示されないか、表示されたとしても極
めて目立ち難い位置となる。
【0038】
【発明の効果】以上の如く本発明の情報記録装置によれ
ば、色差信号を輝度信号より長い期間サンプリングする
ようにしたので、エンファシスおよびディエンファシス
処理による特に色差信号に対する歪の影響を抑制するこ
とが可能となる。
【0039】また、本発明の情報再生装置によれば、輝
度データに比べてより長い期間についてサンプリングさ
れた色差データをディエンファシスするようにしたの
で、より正確な色を表現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録装置を応用したビデオテープ
レコーダの記録系の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の情報再生装置を応用したビデオテープ
レコーダの再生系の構成を示すブロックである。
【図3】図1のA/D変換器2,6,10の動作を説明
するタイミングチャートである。
【図4】図1の実施例の動作を説明する波形図である。
【図5】エンファシスおよびディエンファシスによりス
テップ波形が受ける波形歪の範囲を説明するグラフであ
る。
【図6】図2のローパスフィルタ44,48,52の出
力波形を示す波形図である。
【図7】図6に示す波形図の信号により表示される画面
を説明する図である。
【図8】ハイビジョン用のビデオテープレコーダにおけ
るトラックフォーマットを説明する図である。
【図9】図8の1Hの区間における信号の波形を示す波
形図である。
【図10】従来のビデオテープレコーダにおける輝度信
号と色差信号のサンプリングを説明する波形図である。
【図11】従来のビデオテープレコーダにおけるエンフ
ァシスおよびディエンファシスによる波形歪を説明する
図である。
【符号の説明】
2 A/D変換器 4 時分割多重回路 6,10 A/D変換器 13 水平ノンリニアエンファシス回路 14 加算器 20 水平ノンリニアエンファシス回路 21 加算器 35 水平ノンリニアディエンファシス回路 36 時分割多重回路 41 水平ノンリニアディエンファシス回路 43,47,51 D/A変換器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号をサンプリングする輝度信号サ
    ンプリング手段と、 色差信号をサンプリングする色差信号サンプリング手段
    と、 前記輝度信号サンプリング手段と色差信号サンプリング
    手段によりサンプリングされたデータを、ガードデータ
    を挟んで時分割多重する時分割多重手段と、 前記時分割多重手段により時分割多重されたデータをノ
    ンリニアエンファシスするエンファシス手段と、 前記エンファシス手段によりエンファシスされたデータ
    の前記ガードデータを新たなガードデータに置き換える
    置換手段と、 前記置換手段により置換された後のデータを記録媒体に
    記録する記録手段とを備える情報記録装置において、 前記色差信号サンプリング手段は、前記輝度信号サンプ
    リング手段より、長い期間をサンプリングすることを特
    徴とする情報記録装置。
  2. 【請求項2】 所定の期間についてサンプリングされた
    輝度データと、前記輝度データに較べて、より長い期間
    についてサンプリングされた色差データとが、ガードデ
    ータを挟んで時分割多重されて記録されている記録媒体
    を再生する再生手段と、 前記再生手段により再生されたデータをノンリニアディ
    エンファシスするディエンファシス手段と、 前記ノンリニアディエンファシス手段によりディエンフ
    ァシスされたデータから、前記輝度データと色差データ
    とを分離する分離手段と、 前記分離手段により分離された輝度データをD/A変換
    する輝度データD/A変換手段と、 前記分離手段により分離された色差データをD/A変換
    する色差データD/A変換手段とを備えることを特徴と
    する情報再生装置。
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