JPH0532821A - チツプ組成物およびクリアーチツプ - Google Patents
チツプ組成物およびクリアーチツプInfo
- Publication number
- JPH0532821A JPH0532821A JP21003291A JP21003291A JPH0532821A JP H0532821 A JPH0532821 A JP H0532821A JP 21003291 A JP21003291 A JP 21003291A JP 21003291 A JP21003291 A JP 21003291A JP H0532821 A JPH0532821 A JP H0532821A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は,ニトロセルロースをベースとするチ
ップであり,特にクリアーチップに関する。 【構成】ニトロセルロース,ニトロセルロース以外の繊
維素誘導体または水可溶型もしくはアルコール可溶型ア
クリル樹脂,可塑剤,を含むチップ組成物およびクリア
ーチップである。
ップであり,特にクリアーチップに関する。 【構成】ニトロセルロース,ニトロセルロース以外の繊
維素誘導体または水可溶型もしくはアルコール可溶型ア
クリル樹脂,可塑剤,を含むチップ組成物およびクリア
ーチップである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ニトロセルロースをベ
ースとするチップ組成物および透明または半透明チップ
であり,ラッカー,塗料,印刷インキ,化粧品等の用途
に使用できる組成物である。
ースとするチップ組成物および透明または半透明チップ
であり,ラッカー,塗料,印刷インキ,化粧品等の用途
に使用できる組成物である。
【0002】
【従来の技術】従来,ラッカー,塗料,印刷インキ,化
粧品等の製造において,ニトロセルロース等をベースと
するビヒクル中に微細に分散された顔料を高濃度で含む
チップ状の顔料分散体(カラーチップと称される)が使
用されている。カラーチップは,顔料,ニトロセルロー
ス,可塑剤および少量の溶剤を混合したベースを二本ロ
ールで練肉し,シート状の顔料分散体を作成した後,チ
ップ状に粉砕して製造される。カラーチップを使用する
ことにより,ビヒクルおよび溶剤に攪拌溶解するだけ
で,顔料分散性,色の鮮映性,光沢等に優れた塗料や印
刷インキ等が製造できる。カラーチップは,ニトロセル
ロースをベースとしていることが多く,カラーチップの
製造工程においての発火等に対する安全性や取扱い,保
管等に対する安全性の配慮が要求される。また,カラー
チップの溶解において,有機溶剤の少ない,もしくは環
境問題や安全性等の配慮から安全性の高い有機溶剤への
移行が望まれている。特に化粧品等の用途においては安
全性の高い溶剤の使用が望まれている。チップの用途に
おいて,顔料または染料を含まないクリアーチップが使
用され,顔料または染料を含んだペースト状物と混合さ
れ,最終目的物である塗料,印刷インキ,化粧品等が製
造されることがある。また,クリアーチップの溶解のみ
でクリアーオーバーコートとして使用されることもでき
る。カラーチップではなく,顔料を含まないクリアーチ
ップは用途に応じて製造されるが,このクリアーチップ
では,顔料を含まないため,ニトロセルロースの配合割
合が高くなる。ところが,ニトロセルロースの配合割合
が高くなると,発火の可能性が高くなるという問題があ
る。例えば,ニトロセルロースを80重量%程度含むチ
ップの製造は可能であるが,安全性から法的な許可が得
られずらい。そこで,可塑剤を増やすことも考えられる
が,可塑剤の量が多くなると,ペーストに近くなり,チ
ップ化ができない。さらに,ニトロセルロースの配合割
合を高くせず,ニトロセルロース相容性樹脂等を使用す
ることが考えられる。例えば,特公昭62-49312号公報に
は, クリアーチップではないが,ニトロセルロース相容
性樹脂を併用することが検討されている。なお,特公昭
62-49312号公報の発明ではクリアーチップの安全性の配
慮からニトロセルロース相容性樹脂を併用するものでは
ない。
粧品等の製造において,ニトロセルロース等をベースと
するビヒクル中に微細に分散された顔料を高濃度で含む
チップ状の顔料分散体(カラーチップと称される)が使
用されている。カラーチップは,顔料,ニトロセルロー
ス,可塑剤および少量の溶剤を混合したベースを二本ロ
ールで練肉し,シート状の顔料分散体を作成した後,チ
ップ状に粉砕して製造される。カラーチップを使用する
ことにより,ビヒクルおよび溶剤に攪拌溶解するだけ
で,顔料分散性,色の鮮映性,光沢等に優れた塗料や印
刷インキ等が製造できる。カラーチップは,ニトロセル
ロースをベースとしていることが多く,カラーチップの
製造工程においての発火等に対する安全性や取扱い,保
管等に対する安全性の配慮が要求される。また,カラー
チップの溶解において,有機溶剤の少ない,もしくは環
境問題や安全性等の配慮から安全性の高い有機溶剤への
移行が望まれている。特に化粧品等の用途においては安
全性の高い溶剤の使用が望まれている。チップの用途に
おいて,顔料または染料を含まないクリアーチップが使
用され,顔料または染料を含んだペースト状物と混合さ
れ,最終目的物である塗料,印刷インキ,化粧品等が製
造されることがある。また,クリアーチップの溶解のみ
でクリアーオーバーコートとして使用されることもでき
る。カラーチップではなく,顔料を含まないクリアーチ
ップは用途に応じて製造されるが,このクリアーチップ
では,顔料を含まないため,ニトロセルロースの配合割
合が高くなる。ところが,ニトロセルロースの配合割合
が高くなると,発火の可能性が高くなるという問題があ
る。例えば,ニトロセルロースを80重量%程度含むチ
ップの製造は可能であるが,安全性から法的な許可が得
られずらい。そこで,可塑剤を増やすことも考えられる
が,可塑剤の量が多くなると,ペーストに近くなり,チ
ップ化ができない。さらに,ニトロセルロースの配合割
合を高くせず,ニトロセルロース相容性樹脂等を使用す
ることが考えられる。例えば,特公昭62-49312号公報に
は, クリアーチップではないが,ニトロセルロース相容
性樹脂を併用することが検討されている。なお,特公昭
62-49312号公報の発明ではクリアーチップの安全性の配
慮からニトロセルロース相容性樹脂を併用するものでは
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】チップの有する利点を
保持しつつ,かつチップの安全性および溶解時の有機溶
剤につき,上記課題を解決するチップが望まれていた。
本発明は,特にクリアーチップとして安全性が高く,か
つエチルアルコール等の溶剤で溶解,製造が可能なチッ
プに関する。そこで,ニトロセルロースの割合を高くせ
ずに,チップの製造が可能な組成を検討したところ,ニ
トロセルロース以外の繊維素誘導体または水可溶型もし
くはアルコール可溶型アクリル樹脂を併用することによ
り,チップの製造可能であり,しかも製造,取扱に容易
なチップが得られることを見い出した。特に,ニトロセ
ルロースおよびニトロセルロース以外の繊維素誘導体も
しくはアクリル樹脂がアルコール可溶型のものを選ぶこ
とにより,溶解時の有機溶剤に伴う問題の少ないチップ
が得られることを見い出した。
保持しつつ,かつチップの安全性および溶解時の有機溶
剤につき,上記課題を解決するチップが望まれていた。
本発明は,特にクリアーチップとして安全性が高く,か
つエチルアルコール等の溶剤で溶解,製造が可能なチッ
プに関する。そこで,ニトロセルロースの割合を高くせ
ずに,チップの製造が可能な組成を検討したところ,ニ
トロセルロース以外の繊維素誘導体または水可溶型もし
くはアルコール可溶型アクリル樹脂を併用することによ
り,チップの製造可能であり,しかも製造,取扱に容易
なチップが得られることを見い出した。特に,ニトロセ
ルロースおよびニトロセルロース以外の繊維素誘導体も
しくはアクリル樹脂がアルコール可溶型のものを選ぶこ
とにより,溶解時の有機溶剤に伴う問題の少ないチップ
が得られることを見い出した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、これら
の欠点のない、実用性に優れたクリアーチップを提供す
るものであり,即ち、本発明は、ニトロセルロース,ニ
トロセルロース以外の繊維素誘導体または水可溶型もし
くはアルコール可溶型アクリル樹脂,可塑剤,を含むチ
ップ組成物であり,さらにはニトロセルロース10〜7
0重量%,ニトロセルロース以外の繊維素誘導体5〜5
0重量%,可塑剤5〜30重量%,を含むチップ組成物
である。さらに,ニトロセルロースがアルコール可溶型
であり,また,ニトロセルロース以外の繊維素誘導体が
アルコール可溶型繊維素誘導体であるチップ組成物であ
る。また,チップ組成物が顔料または染料を実質的に含
まないクリアーチップに関する。なお,可溶型とは完全
に溶解する場合だけでなく,一部溶解する場合も含む。
の欠点のない、実用性に優れたクリアーチップを提供す
るものであり,即ち、本発明は、ニトロセルロース,ニ
トロセルロース以外の繊維素誘導体または水可溶型もし
くはアルコール可溶型アクリル樹脂,可塑剤,を含むチ
ップ組成物であり,さらにはニトロセルロース10〜7
0重量%,ニトロセルロース以外の繊維素誘導体5〜5
0重量%,可塑剤5〜30重量%,を含むチップ組成物
である。さらに,ニトロセルロースがアルコール可溶型
であり,また,ニトロセルロース以外の繊維素誘導体が
アルコール可溶型繊維素誘導体であるチップ組成物であ
る。また,チップ組成物が顔料または染料を実質的に含
まないクリアーチップに関する。なお,可溶型とは完全
に溶解する場合だけでなく,一部溶解する場合も含む。
【0005】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明のニトロセルロース以外の繊維素誘導体としては,
カルボキシメチルセルロース,ヒドロキシエチルセルロ
ース,ヒドロキシプロピルセルロースが好ましい。特に
これらの繊維素誘導体は,アルコール可溶型であるた
め,望ましい繊維素誘導体である。水可溶型もしくはア
ルコール可溶型アクリル樹脂としては,従来から使用さ
れているアクリル樹脂が使用できる。例えば,ジョンク
リル((米国)ジョンソンポリマー製)等である。本発
明において,ニトロセルロース以外の繊維素誘導体と水
可溶型もしくはアルコール可溶型アクリル樹脂とを併用
してもよい。可塑剤としては,ニトロセルロースの可塑
剤として使用できるものであれば,特に限定されない
が,例えばジオクチルフタレート, ジブチルフタレー
ト,ブチルベンジルフタレート,トリクレジルホスフェ
ート, ジオクチルアジペート, ジブチルセバケート,ク
エン酸アセチルトリエチル,クエン酸アセチルトリブチ
ル等が使用できる。ニトロセルロースとしては,アルコ
ール可溶型が望ましい。アルコール可溶型のニトロセル
ロースとしては,窒素量10.7〜11.5%のものが
使用できる。このようなニトロセルロースとしては,例
えば,LIG(旭化成工業(株)製),SS(ダイセル
化学工業(株)製)等である。
発明のニトロセルロース以外の繊維素誘導体としては,
カルボキシメチルセルロース,ヒドロキシエチルセルロ
ース,ヒドロキシプロピルセルロースが好ましい。特に
これらの繊維素誘導体は,アルコール可溶型であるた
め,望ましい繊維素誘導体である。水可溶型もしくはア
ルコール可溶型アクリル樹脂としては,従来から使用さ
れているアクリル樹脂が使用できる。例えば,ジョンク
リル((米国)ジョンソンポリマー製)等である。本発
明において,ニトロセルロース以外の繊維素誘導体と水
可溶型もしくはアルコール可溶型アクリル樹脂とを併用
してもよい。可塑剤としては,ニトロセルロースの可塑
剤として使用できるものであれば,特に限定されない
が,例えばジオクチルフタレート, ジブチルフタレー
ト,ブチルベンジルフタレート,トリクレジルホスフェ
ート, ジオクチルアジペート, ジブチルセバケート,ク
エン酸アセチルトリエチル,クエン酸アセチルトリブチ
ル等が使用できる。ニトロセルロースとしては,アルコ
ール可溶型が望ましい。アルコール可溶型のニトロセル
ロースとしては,窒素量10.7〜11.5%のものが
使用できる。このようなニトロセルロースとしては,例
えば,LIG(旭化成工業(株)製),SS(ダイセル
化学工業(株)製)等である。
【0006】顔料または染料を含むカラーチップでは,
5〜80重量%の顔料または染料を含む。本発明のチッ
プ組成物には,必要に応じて無色,透明な体質顔料等の
の添加剤を併用することができる。例えば,沈降性硫酸
バリウム,炭酸カルシウム,エロジル等の体質顔料も5
〜80重量%程度含有してもよい。また,溶解溶剤とし
ては,酢酸エチル,ケトン,芳香族有機溶剤を含んでも
よいが,好ましくはこれらの溶剤を含まず,エチルアル
コール等の安全性の高い溶剤を使用する。
5〜80重量%の顔料または染料を含む。本発明のチッ
プ組成物には,必要に応じて無色,透明な体質顔料等の
の添加剤を併用することができる。例えば,沈降性硫酸
バリウム,炭酸カルシウム,エロジル等の体質顔料も5
〜80重量%程度含有してもよい。また,溶解溶剤とし
ては,酢酸エチル,ケトン,芳香族有機溶剤を含んでも
よいが,好ましくはこれらの溶剤を含まず,エチルアル
コール等の安全性の高い溶剤を使用する。
【0007】本発明のチップ組成物は,ニトロセルロー
ス10〜70重量%,ニトロセルロース以外の繊維素誘
導体または水可溶型もしくはアルコール可溶型アクリル
樹脂5〜50重量%,可塑剤5〜30重量%,を含む。
ニトロセルロースが70重量%を超えると,製造,取扱
における安全性が損なわれるおそれがある。ニトロセル
ロース以外の繊維素誘導体または水可溶型もしくはアル
コール可溶型アクリル樹脂が5重量%未満では,チップ
としてニトロセルロースの含有量が増え,安全性が劣
る。また,ニトロセルロース以外の繊維素誘導体または
水可溶型もしくはアルコール可溶型アクリル樹脂が50
重量%を超えると,チップを使用して得られた塗料,印
刷インキ,化粧品等における光沢や皮膜強度が劣る可能
性がある。
ス10〜70重量%,ニトロセルロース以外の繊維素誘
導体または水可溶型もしくはアルコール可溶型アクリル
樹脂5〜50重量%,可塑剤5〜30重量%,を含む。
ニトロセルロースが70重量%を超えると,製造,取扱
における安全性が損なわれるおそれがある。ニトロセル
ロース以外の繊維素誘導体または水可溶型もしくはアル
コール可溶型アクリル樹脂が5重量%未満では,チップ
としてニトロセルロースの含有量が増え,安全性が劣
る。また,ニトロセルロース以外の繊維素誘導体または
水可溶型もしくはアルコール可溶型アクリル樹脂が50
重量%を超えると,チップを使用して得られた塗料,印
刷インキ,化粧品等における光沢や皮膜強度が劣る可能
性がある。
【0008】本発明のチップは,製造工程において,必
要に応じて溶剤,例えば,メチルアルコール,エチルア
ルコール等のアルコール,エステル,ケトン,芳香族有
機溶剤を使用してもよく,ニトロセルロース,ニトロセ
ルロース以外の繊維素誘導体または水可溶型もしくはア
ルコール可溶型アクリル樹脂,可塑剤,さらに必要に応
じて添加されるその他の成分と共に二本ロールで練肉
し,シート状物を作成した後,チップ状に粉砕して製造
される。
要に応じて溶剤,例えば,メチルアルコール,エチルア
ルコール等のアルコール,エステル,ケトン,芳香族有
機溶剤を使用してもよく,ニトロセルロース,ニトロセ
ルロース以外の繊維素誘導体または水可溶型もしくはア
ルコール可溶型アクリル樹脂,可塑剤,さらに必要に応
じて添加されるその他の成分と共に二本ロールで練肉
し,シート状物を作成した後,チップ状に粉砕して製造
される。
【0009】本発明のチップは,ラッカー,塗料,印刷
インキ,化粧品等のビヒクルおよび溶剤に攪拌溶解する
だけで,皮膜強度,光沢に優れ,クリアーチップでは透
明性に優れたチップが得られる。従って,光沢,皮膜強
度等に優れた塗料,印刷インキ,化粧品等が製造でき
る。
インキ,化粧品等のビヒクルおよび溶剤に攪拌溶解する
だけで,皮膜強度,光沢に優れ,クリアーチップでは透
明性に優れたチップが得られる。従って,光沢,皮膜強
度等に優れた塗料,印刷インキ,化粧品等が製造でき
る。
【0010】
【実施例】次に本発明を実施例により更に具体的に説明
するが、本発明は以下の実施例によって限定されるもの
ではない。また、実施例中、特に記載がない限り、
「部」は重量部を表す。
するが、本発明は以下の実施例によって限定されるもの
ではない。また、実施例中、特に記載がない限り、
「部」は重量部を表す。
【0011】実施例1
ニトロセルロース65部,カルボキシメチルセルロース
20部,ジオクチルフタレート15部を二本ロールで約
10分練肉した。練肉して得られたシート状物を作成し
た後,チップ状に粉砕した。得られたクリアーチップ
を,フレキソ印刷インキ用組成物(顔料,ニトロセルロ
ース,アルコール,ポリアミドおよび有機溶剤を含む)
に攪拌溶解させたところ,簡単に混合でき,光沢に優れ
た印刷インキが得られた。
20部,ジオクチルフタレート15部を二本ロールで約
10分練肉した。練肉して得られたシート状物を作成し
た後,チップ状に粉砕した。得られたクリアーチップ
を,フレキソ印刷インキ用組成物(顔料,ニトロセルロ
ース,アルコール,ポリアミドおよび有機溶剤を含む)
に攪拌溶解させたところ,簡単に混合でき,光沢に優れ
た印刷インキが得られた。
【0012】実施例2
実施例1において,カルボキシメチルセルロースの代わ
りにジョンクリル68((米国)ジョンソンポリマー
製)を使用し,他の条件は実施例1と同様にしてクリア
ーチップを製造し,さらに実施例1と同様にして印刷イ
ンキとしたところ,光沢に優れた印刷インキが得られ
た。
りにジョンクリル68((米国)ジョンソンポリマー
製)を使用し,他の条件は実施例1と同様にしてクリア
ーチップを製造し,さらに実施例1と同様にして印刷イ
ンキとしたところ,光沢に優れた印刷インキが得られ
た。
【0013】実施例3
ニトロセルロース65部,ヒドロキシプロピルセルロー
ス20部,クエン酸アセチルトリブチル15部を使用し
て,実施例1と同様にチップを製造した。得られたクリ
アーチップを,ニトロセルロース,溶剤(エチルアルコ
ール),顔料を含むペーストに混合したところ,光沢,
皮膜強度に優れた化粧品用素材が得られた。
ス20部,クエン酸アセチルトリブチル15部を使用し
て,実施例1と同様にチップを製造した。得られたクリ
アーチップを,ニトロセルロース,溶剤(エチルアルコ
ール),顔料を含むペーストに混合したところ,光沢,
皮膜強度に優れた化粧品用素材が得られた。
【0014】
【発明の効果】本発明のチップは,特にクリアーチップ
は,発火等に対する安全性が高く,しかも溶解時にエチ
ルアルコール等の安全性の高い溶剤を主体として,塗
料,クリアーラッカー,印刷インキ,化粧品等を製造す
ることができる。
は,発火等に対する安全性が高く,しかも溶解時にエチ
ルアルコール等の安全性の高い溶剤を主体として,塗
料,クリアーラッカー,印刷インキ,化粧品等を製造す
ることができる。
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
C09D 101/18 PCU 6770−4J
Claims (5)
- 【請求項1】ニトロセルロース,ニトロセルロース以外
の繊維素誘導体または水可溶型もしくはアルコール可溶
型アクリル樹脂,可塑剤,を含むことを特徴とするチッ
プ組成物。 - 【請求項2】ニトロセルロース10〜70重量%,ニト
ロセルロース以外の繊維素誘導体または水可溶型もしく
はアルコール可溶型アクリル樹脂5〜50重量%,可塑
剤5〜30重量%,を含むことを特徴とするチップ組成
物。 - 【請求項3】ニトロセルロースが窒素量10.7〜1
1.5%であることを特徴とする請求項1または2記載
のチップ組成物。 - 【請求項4】ニトロセルロース以外の繊維素誘導体がア
ルコール可溶型繊維素誘導体であることを特徴とする請
求項1または2記載のチップ組成物。 - 【請求項5】請求項1ないし4いずれか記載のチップ組
成物が顔料または染料を実質的に含まないクリアーチッ
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21003291A JPH0532821A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | チツプ組成物およびクリアーチツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21003291A JPH0532821A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | チツプ組成物およびクリアーチツプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0532821A true JPH0532821A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16582683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21003291A Pending JPH0532821A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | チツプ組成物およびクリアーチツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0532821A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002322401A (ja) * | 2001-04-26 | 2002-11-08 | Pentel Corp | 油性インキ |
CN103722652A (zh) * | 2013-12-30 | 2014-04-16 | 四川北方硝化棉股份有限公司 | 硝基漆片连续制备系统及制备方法 |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP21003291A patent/JPH0532821A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002322401A (ja) * | 2001-04-26 | 2002-11-08 | Pentel Corp | 油性インキ |
CN103722652A (zh) * | 2013-12-30 | 2014-04-16 | 四川北方硝化棉股份有限公司 | 硝基漆片连续制备系统及制备方法 |
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