JPH0532749U - エンジン発電機のガバナ装置 - Google Patents

エンジン発電機のガバナ装置

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JPH0532749U
JPH0532749U JP8960091U JP8960091U JPH0532749U JP H0532749 U JPH0532749 U JP H0532749U JP 8960091 U JP8960091 U JP 8960091U JP 8960091 U JP8960091 U JP 8960091U JP H0532749 U JPH0532749 U JP H0532749U
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JP
Japan
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governor
lever
spring
force
fork
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JP8960091U
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English (en)
Inventor
弘美 年本
正章 道添
勝弘 浜田
東一 井上
増治 山崎
正成 梶原
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1種類のエンジン発電機で簡単に50Hz発電
状態と60HZ発電状態とに切り換え使用でき、かつ、切
換えた際に高い周波数で安定して発電できるエンジン発
電機を提供する。 【構成】 燃料調量具に係合しているフォークレバー(1
0)とガバナスプリング(13)の一端部を係止しているスプ
リングレバー(11)とを連動作動可能に配置してなるガバ
ナガバナ装置において、フォークレバー(10)を第2ガバ
ナスプリング(20)で燃料増量側に弾性付勢する。ガバナ
スプリング(13)の他端部を係合している調速レバー(12)
の切換作動でスプリングレバー(11)がフォークレバー(1
0)と連動する状態と、連動しない状態とに切換わるよう
に構成した。これにより、ガバナフォースに対抗するガ
バナスプリング力を切り換えることにより、50Hz発電
状態と60HZ発電状態のいずれでも、適当なガバナ差を
得ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、発電機駆動用エンジンでのガバナ装置に関し、特に、周波数切換可 能なエンジン発電機のガバナ装置に関する。
【0002】
【従来技術】
周知のように、交流電気機器には50Hz仕様のものと60Hz仕様のものとがあ る。このため、エンジン発電機ではエンジンの回転数を変更することにより、出 力周波数を50Hzと60Hzに設定するようにしている。 この場合、同じエンジン発電機で調速レバーの設定位置を変えることにより、 エンジンの回転数を制御するものでは、エンジンのガバナ機構でのガバナフォー スが二次関数で変化するのに対し、ガバナフォースに対抗させるガバナスプリン グ力は一次関数で変化することから、50Hz発電時と60Hz発電時とでガバナ差 に違いが生じ、周波数精度や周波数の安定性が悪いという問題がある。 そこで従来、エンジン発電機では、50Hz発電用のエンジン発電機と60Hz発 電用のエンジン発電機とを作り分けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
2つの機種を作り分ける場合、ガバナスプリングを2種類用意して、これをそ の機種に応じて組み込むことから、メーカーは部品管理が面倒なうえ、製造ライ ンでの組込間違いが生じ無いように工程管理をしなければならないことから、生 産性が低くなるという問題があった。 本考案は、このような点に着目し、1種類のエンジン発電機で簡単に50Hz発 電状態と60HZ発電状態とに切り換え使用でき、かつ、切換えた際に高い周波数 で安定して発電できるエンジン発電機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案は、ガバナレバーを連動作動可能な2本 のレバーで構成したガバナ装置において、燃料調量具とガバナフォース発生機構 とを連結しているフォークレバーを第2ガバナスプリングで燃料増量側に弾性付 勢し、調速レバーの切換作動でスプリングレバーがフォークレバーと連動する状 態と、スプリングレバーがフォークレバーと連動しない状態とに切換わるように 構成したことを特徴としている。
【0005】
【作用】
本考案では、ガバナレバーを連動作動可能な2本のレバーで構成したガバナ装 置において、燃料調量具とガバナフォース発生機構とを連結しているフォークレ バーを第2ガバナスプリングで燃料増量側に弾性付勢し、調速レバーの切換作動 でスプリングレバーがフォークレバーと連動する状態と、スプリングレバーがフ ォークレバーと連動しない状態とに切換わるように構成しているので、ガバナフ ォースに対抗するスプリング力のバネ特性を50Hz発電時と60Hz発電時とで異 ならせることにより、各発電回転数域での制御精度を高めることができる。
【0006】
【実施例】
図面は本考案の実施例を示し、図1はガバナ機構の概略斜視図、図2はディー ゼルエンジンの燃料制御装置の正面図、図3は燃料制御装置の要部縦断側面図、 図4は調速レバー部分の外観図である。 この燃料制御装置は、燃料噴射ポンプ(1)とこの燃料噴射ポンプ(1)からの噴 射量を制御するメカニカルガバナ(2)とで構成してある。
【0007】 メカニカルガバナ(2)は、燃料噴射カム軸(3)等のエンジン回転軸と連動駆動 するガバナ軸(4)と、このガバナ軸(4)に装着したガバナフォース発生機構(5) と、このガバナフォース発生機構(5)で発生したガバナフォース(GF)を燃料噴 射ポンプ(1)のコントロールラック(6)に伝達するとともに、ガバナフォース( GF)に対抗するスプリング力が作用しているガバナレバー(7)とで構成してあ る。
【0008】 ガバナフォース発生機構(5)は、ガバナ軸(4)に固定したガバナウエイト(8) と、ガバナ軸(4)に進退可能に装着したガバナスリーブ(9)とで構成してある。 このガバナウエイト(8)はガバナ軸(4)に固定したウエイトホルダー(H)に、開 閉揺動可能に枢支してあり、エンジン回転数の上昇に伴いガバナウエイト(8)に 作用する遠心力の増加でガバナウエイト(8)が開き作動し、このガバナウエイト (8)の開き量の変化をガバナスリーブ(9)の出退量に変換して、この出退移動に ともなう直進力をガバナフォース(GF)として利用するようにしてある。
【0009】 ガバナレバー(7)は、中間部を揺動可能に枢支したフォークレバー(10)と、こ のフォークレバー(10)の枢支軸に枢支したスプリングレバー(11)とで構成してあ る。そして、フォークレバー(10)はその上端部を燃料噴射ポンプ(1)のコントロ ールラック(6)に係合させるとともに、下端部をガバナスリーブ(9)に接当させ ることにより、ガバナフォース(GF)でコントロールラック(6)を燃料減量側に 移行させるようにガバナスリーブ(9)の移動量をコントロールラック(6)に伝達 可能としている。また、スプリングレバー(11)には一端部を調速レバー(12)に係 合したガバナスプリング(13)の他端部が係合してあり、このガバナスプリング(1 3)のスプリング力(GS)がスプリングレバー(11)を介してフォークレバー(10)に 燃料増量側への移動力として作用するように、フォークレバー(10)とスプリング レバー(11)とが連動可能に構成してある。
【0010】 前記調速レバー(12)は、共通の軸芯を有する筒軸(14)とこの筒軸(14)内に挿嵌 した揺動軸(15)と、各軸(14)(15)の内端部にそれぞれ形成した内側アーム(16)(1 7)と、各軸(14)(15)の外端部にそれぞれ形成した外側アーム(18)(19)とで構成し てあり、筒軸(14)と揺動軸(15)とはそれぞれ外側アーム(18)(19)を作動させるこ とにより、独立して回動可能に構成してある。そして、筒軸(14)を使用している 第1調速レバー(12a)の内側アーム(16)に前記ガバナスプリング(13)の一端部が 係合させてあり、揺動軸(15)を使用している第2調速レバー(12b)の内側アーム (17)とフォークレバー(10)との間に第2ガバナスプリング(20)がフォークレバー (10)を燃料増量側に付勢する状態で架着してある。
【0011】 調速レバー(12)の外側アーム(18)(19)は、図4に示すように、第2調速レバー (12b)の外側アーム(19)と第1調速レバー(12a)の外側アーム(18)とが内外に配 置してあり、第2調速レバー(12b)の外側アーム(19)はその揺動領域をエンジン のアイドリング回転対応位置(I)から運転回転対応位置(D)までに設定してあり 、また、第1調速レバー(12a)の外側アーム(18)はその揺動領域をエンジンのア イドリング回転対応位置(I)よりも低回転運転領域(L)側の退避位置(U)から運 転回転対応位置(D)までに設定してある。そして、この両外側アーム(18)(19)は それぞれ独立して操作できるように構成してある。
【0012】 なお、第1調速レバー(12a)の内側アーム(16)とスプリングレバー(11)との間 に架着したガバナスプリング(13)は、外側アーム(18)をアイドリング回転対応位 置(I)にセットした状態で所定の張力がスプリングレバー(11)に作用し、外側ア ーム(18)を退避位置(U)にセットした状態ではガバナスプリング(13)が圧縮状態 になってスプリングレバー(11)をフォークレバー(10)の揺動領域外に退避させる ことができるように設定してある。
【0013】 上述の構成からなる燃料制御装置では、第1調速レバー(12a)の外側アーム(1 8)を退避位置(U)にセットした状態でエンジンを起動すると、スプリングレバー (11)がフォークレバー(10)の揺動領域から退避していることから、フォークレバ ー(10)には揺動軸(15)の内端部に形成されている内側アーム(17)とフォークレバ ー(10)との間に架着されている第2ガバナスプリング(20)のスプリング力(S2)だ けがガバナフォース(GF)に対抗するスプリング力として作用することになり、 エンジンは50Hz発電状態で起動される。その後揺動軸(15)を利用している第2 調速レバー(12b)の外側レバー(19)を運転回転対応位置(D)にセットすることに より、ガバナスプリング(13)のスプリング力(S1)の影響を受けることなく第2ガ バナスプリング(20)のスプリング力(S2)とガバナフォース(GF)との不釣り合い 力でエンジンの回転数を制御することになる。
【0014】 一方、第1調速レバー(12a)の外側アーム(18)をアイドリング回転対応位置( I)にセットした状態でエンジンを起動すると、スプリングレバー(11)はフォー クレバー(10)の揺動領域内にあるから、フォークレバー(10)にはスプリングレバ ー(11)を介して伝達されたガバナスプリング力(S1)とフォークレバー(10)に直接 作用している第2ガバナスプリング(20)のスプリング力(S2)との合力がガバナフ ォース(GF)に対抗する力となるから、エンジンは60Hz発電状態で起動される 。その後、両外側レバー(18)(19)を運転回転対応位置(D)にセットすると、ガバ ナスプリング(13)のスプリング力(S1)と第2ガバナスプリング(20)のスプリング 力(S2)との合力とガバナフォース(GF)との不釣り合い力でエンジン回転数を制 御することになる。
【0015】 図5は、本考案の別実施例を示し、これは、フォークレバー(10)に架着した第 2ガバナスプリング(20)の一端部をエンジン機壁(21)に調整可能に係止させたも ので、フォークレバー(10)に常時運転回転数に対応する第2ガバナスプリング(2 0)のスプリング力(S2)を作用させるようにしたもので、調速レバー(12)の切り換 えによってスプリングレバー(11)と調速レバー(12)との間に架着したガバナスプ リング(13)のスプリング力(S1)を作用させる状態と作用させない状態とに切り換 えるようにしたものである。したがって、この実施例の場合、調速レバー(12)を 作動させると60Hz発電状態となり、調速レバー(12)を作動させないと50Hz発 電状態となる。 なお、上記各実施例で符号(22)はフォークレバー(10)とエンジン機壁(21)との 間に装着したスタートスプリングである。
【0016】
【考案の効果】
本考案では、ガバナレバーを連動作動可能な2本のレバーで構成したガバナ装 置において、燃料調量具とガバナフォース発生機構とを連結しているフォークレ バーを第2ガバナスプリングで燃料増量側に弾性付勢し、調速レバーの切換作動 でスプリングレバーがフォークレバーと連動する状態と、スプリングレバーがフ ォークレバーと連動しない状態とに切換わるように構成しているので、同一エン ジンで調速レバーを操作するだけで、ガバナフォースに対抗するスプリング力の バネ特性を50Hz発電時と60Hz発電時とで異ならせることができ、各発電回転 数域でのガバナ差を同程度に設定することができ、周波数精度や周波数の安定性 を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガバナ機構の概略斜視図である。
【図2】ディーゼルエンジンの燃料制御装置の正面図で
ある。
【図3】燃料制御装置の要部縦断側面図である。
【図4】調速レバー部分の外観図である。
【図5】別実施例の概略構成図である。
【符号の説明】
2…メカニカルガバナ、 5…ガバナフ
ォース発生機構、6…燃料調量具、
7…ガバナレバー、10…フォークレバー、
11…スプリングレバー、12…調速レバー、12
a…第1調速レバー、12b…第2調速レバー、
13…ガバナスプリング、20…第2ガバナスプリ
ング、 GF…ガバナフォース、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 井上 東一 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ堺 製造所内 (72)考案者 山崎 増治 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ堺 製造所内 (72)考案者 梶原 正成 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ堺 製造所内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機駆動用エンジンに装備したメカニ
    カルガバナ(2)のガバナレバー(7)を燃料調量具(6)と
    ガバナフォース発生機構(5)とを連結するフォークレバ
    ー(10)とこのフォークレバー(10)に連動可能なスプリン
    グレバー(11)とで構成し、スプリングレバー(11)と調速
    レバー(12)との間にガバナスプリング(13)を架着し、ガ
    バナスプリング(13)のスプリング力とガバナフォース発
    生機構(5)で生じたガバナフォース(GF)との不釣り合
    い力でエンジンの回転数を制御するように構成したガバ
    ナ装置において、 フォークレバー(10)を第2ガバナスプリング(20)で燃料
    増量側に弾性付勢し、調速レバー(12)の切換作動でスプ
    リングレバー(11)がフォークレバー(10)と連動する状態
    と、連動しない状態とに切換わるように構成したことを
    特徴とするエンジン発電機のガバナ装置。
  2. 【請求項2】 第2ガバナスプリング(20)をフォークレ
    バー(10)と第2調速レバー(12b)との間に架着し、第2
    調速レバー(12b)を第1調速レバー(12a)とは独立して
    操作可能に構成するとともに、両調速レバー(12a)(12
    b)を同期作動可能に構成した請求項1に記載のエンジ
    ン発電機のガバナ装置。
JP8960091U 1991-10-04 1991-10-04 エンジン発電機のガバナ装置 Pending JPH0532749U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110645104A (zh) * 2019-10-31 2020-01-03 中船动力研究院有限公司 一种调速装置及调速执行方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110645104A (zh) * 2019-10-31 2020-01-03 中船动力研究院有限公司 一种调速装置及调速执行方法
CN110645104B (zh) * 2019-10-31 2023-11-28 中船动力研究院有限公司 一种调速装置及调速执行方法

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