JPH0532666U - 緩衝装置を備えた上げ下げ窓 - Google Patents

緩衝装置を備えた上げ下げ窓

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JPH0532666U
JPH0532666U JP7966091U JP7966091U JPH0532666U JP H0532666 U JPH0532666 U JP H0532666U JP 7966091 U JP7966091 U JP 7966091U JP 7966091 U JP7966091 U JP 7966091U JP H0532666 U JPH0532666 U JP H0532666U
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JP
Japan
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shoji
rack
shock absorber
frame
vertical frame
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Pending
Application number
JP7966091U
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Inventor
省司 高橋
則茂 林
Original Assignee
ワイケイケイアーキテクチユラルプロダクツ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構造が簡単で安価な上に小型化が可能であり、
しかも開口枠及び障子に対する負荷も少なく、且つ障子
の開閉にあたって十分な調速機能を有する上げ下げ窓を
提供する。 【構成】障子の竪框と枠体の縦枠のいずれか一方の長手
方向に沿ってラックを設け、その他方のラック対向部に
同ラックと噛合して回転するピニオン及び同ピニオンの
回転に連動して制動力を発生する調速機能を有する緩衝
装置を固設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、障子が嵌め込まれた枠体の縦枠に沿って障子が上下に摺動する形式 の上げ下げ窓や辷り出し窓(本考案では、単に上げ下げ窓という。)に関し、更 に詳しくは上記障子の急激な開閉動作を防止するための緩衝装置を備えた上げ下 げ窓に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の上げ下げ窓の一般的な開閉構造としては、枠体の左右縦枠間に 嵌め込まれた障子が単に縦枠に沿って上下動するようにしているものが多い。こ の上げ下げ窓は手動にて開閉を行うものであり、かかる構造では開閉途中で手を 離すと障子は自重で急激に動作し、開口枠に衝撃を与えて損傷しかねず、また操 作者にとっても操作に危険性が伴う。
【0003】 かかる不具合を解消すべく、例えば実公平2−47176号公報に開示された 上げ下げ窓がある。この窓によれば、開口枠の縦枠内にはコイルスプリングによ り一方向の弾性的な捩じり力が付与されたネジ板を回転自在に配設すると共に、 前記縦枠内を摺動する摺動体を介してガイドアームの一端を前記ネジ板の板面に 当接させてバランサーとしている。ガイドアームの他端は障子に枢着されており 、障子を開閉するとき前記ガイドアームの一端はネジ板を上記捩じり力に順じ或 いは抗して回転させながら上下する。従って、障子の動きはガイドアームを介し て途中で止められ、或いは適度に制御されて急激な動作が抑制される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、上記公報に開示されているような従来の緩衝装置を備えた上げ下げ 窓の場合、緩衝装置の構造が複雑なばかりでなく高価で大型化しやすく、特に障 子の開口幅を大きくとることができず、障子の重量や寸法に対応する緩衝機種を 選択する必要があって、広範な障子重量や寸法には即応できないのが実情である 。
【0005】 本考案は、上記事情に鑑みなされたものであり、その目的は構造が簡単で安価 な上に小型化が可能であり、しかも開口枠及び障子に対する負荷も少なく、且つ 障子の開閉にあたって十分な調速機能を有する上げ下げ窓を提供することにある 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は障子が嵌め込まれる枠体の縦枠に沿って障 子が上下動する上げ下げ窓において、障子の竪框と枠体の縦枠のいずれか一方の 長手方向に沿ってラックを設け、その他方のラック対向部に同ラックと噛合して 回転するピニオン及び同ピニオンの回転に連動して制動力を発生する調速機能を 有する緩衝装置を固設してなることを特徴とする。
【0007】
【作用】
上げ下げ窓を開閉するとき、その開閉動作に追随してラックに噛合するピニオ ンが回転し、緩衝装置が保持部材と共にラックに沿って上下動する。このとき、 ピニオンの回転は増速歯車列を介して制動部材を摺接室に摺接させながら高速回 転させ、その回転速度に応じた制動力を発生させる。従って、障子から手を離し 自重で回動するときもピニオンの回転速度が増すと、緩衝装置の内部の制動装置 が前記速度に比例して強く働くようになり同回転速度の増加を抑制し、障子の急 速な落下を阻止する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図示実施例により具体的に説明する。図面は全て本考案に関す るものであり、図1は代表的な実施例である緩衝装置を備えた上げ下げ窓の一部 を省略して示した側断面図、図2は同平断面図、図3は同緩衝部を内側から見た 一部切開斜視図、図4は同緩衝部を外側から見た要部斜視図である。
【0009】 図に示す実施例は、窓枠の開口部上半分に外障子が固設され、前記開口部の下 半分に相当する寸法を有する内障子が左右の縦枠間に上下動自在に取り付けられ た上げ下げ窓に関し、前記内障子と縦枠間に緩衝装置が装着されている。なお、 本考案の上げ下げ窓は外壁の開口部に設けられる窓に限らず、雪見障子のような 室内に設置される障子類をも包含するものである。
【0010】 これらの図において、1は外障子2と内障子4をそれぞれ嵌め込むための内外 二重の窓枠を構成するサッシュ枠であり、その室外側の縦枠11の上部には外障 子2が一体に取り付けられており、室内側の縦枠12の内面には長さ方向に沿っ てラック3が添設固定されている。また、前記室内側の縦枠12には内障子4が 上下に摺動自在に嵌め込まれており、この内障子4の竪框41には緩衝装置5を 嵌合固定した保持部材6が障子面に直交して固着されている。
【0011】 緩衝装置5は、図1及び図3に示すように保持部材6に嵌合固定され、図示例 では、例えば実公昭62−17635号公報や実公平2−11631号公報に開 示されているような市販の装置が適用でき、その基本的な構造はラックピニオン 51と同軸の従動歯車52の回転に連動して増速回転する図示せぬ増速歯車列を 介して、同じく図示せぬ制動部材を摺接室内で回転させて装置本体53の移動速 度を調整するものである。この種の緩衝装置は小型なうえに調速機能にも優れて いるため有効である。また、他の緩衝装置5の例としてはラックピニオン51に 連動するゼンマイばねを内蔵した装置がある。本考案は、これらの緩衝装置5と ラック3を組み合わせて上げ下げ窓の開閉動作(速度)を緩衝(調速)しようと するものである。
【0012】 即ち、上述のように緩衝装置5を保持部材6に嵌合固定するとともに、緩衝装 置5のラックピニオン51がラック3に噛合するようにして前記保持部材6を、 室内側縦枠12に添設された前記ラック3に摺動案内させるようにしている。こ の保持部材5は略矩形状のブロック体からなり、その本体61の中央には前記緩 衝装置5の本体53を嵌合固定するための凹陥部62とラック3上を摺動案内す るための摺動案内部63とが連設されている。
【0013】 緩衝装置5が嵌合固定された保持部材6は、その摺動案内部63がサッシュ枠 1の室内側縦枠12の内面に固着された上記ラック3を包持するようにして取り 付けられるとともに、その本体61は内障子4の竪框41にビス等により固着さ れる。
【0014】 また、本実施例では室外側の縦枠11の室内側表面にフェルトやゴム材などの 摩擦材7を貼着して内障子4の滑りを抑制すると共に水密性を維持している。な お、図中の符号43は内障子4の下框42から室内側に突設した図示せぬ停止機 構を内蔵する開閉用の把手である。
【0015】 以上の構成において、内障子4を上下に動かすと、その動作に追随して緩衝装 置5のラックピニオン51がラック2に噛合しながら回転する。このとき、ラッ クピニオン51の回転は図示せぬ増速歯車列を介して制動部材を摺接室に摺接さ せながら回転させ、その回転速度に応じた制動力を発生させる。従って、内障子 4を上方に移動させる途中で手を離したとしても、一時的にピニオン51の回転 速度は増すが、緩衝装置5の内部の制動装置が前記速度に比例して強力に働き、 ピニオン51の回転速度の増加が抑制され、内障子4の急速な落下が阻止される 。
【0016】 なお、上記実施例では上げ下げ窓として内障子だけが上下動する例を挙げたが 、本考案は内外の障子がそれぞれ上下動する上げ下げ窓にも適用でき、その場合 は室外側の縦枠にもラックを取り付けると共に、外障子の竪框に緩衝装置を取り 付ければよく、更にはガイドアームの一端を縦枠に枢着し、他端を障子の竪框に 枢着して、障子の上下いずれかの一端を縦枠に沿って上下動させる辷り出し窓に 採用することもできることは勿論である。また、ラックと緩衝装置の取付け対象 は限定されるものではなく、例えばラックを障子側に取付け、緩衝装置を縦枠側 に取り付けるようにすることも可能である。
【0017】
【考案の効果】
以上の説明からも明らかなように、本考案によれば緩衝装置自体が小型である ため、重量や寸法に規制されることなく各種の回動窓にコンパクトに且つ安価に 設置でき、また調速機能にも優れているため、障子が急速に落下することがなく 開口枠などを損傷させないことは勿論、安全性の面でも極めて優れたものである 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の代表的な実施例を示す内障子が上下動
する上げ下げ窓の緩衝部における側断面図である。
【図2】同上げ下げ窓の上部平断面と緩衝部平断面を分
割して示す構造説明図である。
【図3】同窓を一部切開して示す障子の内側から見た緩
衝部の要部斜視図である。
【図4】同窓の一部を示す障子の外側から見た緩衝部の
要部斜視図である。
【符号の説明】 1 サッシュ枠 2 外障子 3 ラック 4 内障子 5 緩衝装置 6 保持部材 7 摩擦材 11,12 縦枠 41 竪框 42 下框 43 把手 51 ラックピニオン 52 従動歯車 53 (緩衝装置)本体 61 (保持部材)本体 62 凹嵌部 63 摺動案内部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障子が嵌め込まれる枠体の縦枠に沿って
    障子が上下動する上げ下げ窓において、障子の竪框と枠
    体の縦枠のいずれか一方の長手方向に沿ってラックを設
    け、その他方のラック対向部に同ラックと噛合して回転
    するピニオン及び同ピニオンの回転に連動して制動力を
    発生する調速機能を有する緩衝装置を固設してなること
    を特徴とする緩衝装置を備えた上げ下げ窓。
JP7966091U 1991-10-01 1991-10-01 緩衝装置を備えた上げ下げ窓 Pending JPH0532666U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7966091U JPH0532666U (ja) 1991-10-01 1991-10-01 緩衝装置を備えた上げ下げ窓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7966091U JPH0532666U (ja) 1991-10-01 1991-10-01 緩衝装置を備えた上げ下げ窓

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0532666U true JPH0532666U (ja) 1993-04-30

Family

ID=13696312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7966091U Pending JPH0532666U (ja) 1991-10-01 1991-10-01 緩衝装置を備えた上げ下げ窓

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0247176U (ja) * 1988-09-27 1990-03-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0247176U (ja) * 1988-09-27 1990-03-30

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