JPH0532636Y2 - - Google Patents

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JPH0532636Y2
JPH0532636Y2 JP7930487U JP7930487U JPH0532636Y2 JP H0532636 Y2 JPH0532636 Y2 JP H0532636Y2 JP 7930487 U JP7930487 U JP 7930487U JP 7930487 U JP7930487 U JP 7930487U JP H0532636 Y2 JPH0532636 Y2 JP H0532636Y2
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door
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JP7930487U
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Description

【考案の詳細な説明】 【技術分野】
本考案は、ガレージの出入り口を開閉するため
のガレージ扉の支柱部の構造に関する。
【背景技術】
従来にあつては、支柱4と支柱キヤツプ31と
の間から雨水などが浸入しないようにするため、
第15図に示すように、支柱4の上端面に支柱キ
ヤツプ31の下端面を圧接させるようにして支柱
4の上端に支柱キヤツプ31を被せ、ねじ35に
より支柱キヤツプ31の取付け用脚片34を支柱
4に取り付けていた。従つて、支柱4の上端面と
支柱キヤツプ31の下端面とが突き合わせられて
いて面状に圧接しており、通気性が無かつた。こ
のため、支柱4の内部と外気との間で空気の対流
(流通)がなく、夜間の温度低下などにより支柱
4の内外で温度差を生じ、支柱4の内部に結露を
生じるという問題があつた。そして、支柱4内に
結露を生じると、内部の機構部3を濡らし、錆を
発生させたりして傷みを生じさせるという欠点が
あつた。
【考案の目的】
本考案は叙上のような技術的背景に鑑みて為さ
れたものであり、その目的とするところは支柱内
の結露の発生を防止することにある。
【考案の開示】
本考案ガレージ扉の支柱部の構造は、扉1を支
持するアーム2の基端部を回動自在に支持すると
共に扉1を開成方向に付勢する機構部3を中空の
支柱4内に納め、支柱4の下部に下通気孔14を
開口し、支柱4の上端部に上通気孔16を形成
し、この上通気孔16が形成されている支柱4の
上端部の外周を覆うようにして支柱キヤツプ31
を支柱4の上縁に取付け、前記上通気孔16を支
柱4外部と連通させるための通気路36を支柱キ
ヤツプ31の下端部に形成して成ることを特徴と
するものである。しかして、支柱4の上端部に上
通気孔16を形成し、支柱キヤツプ31に通気路
36を形成し、支柱4の下部に下通気孔14を開
口したので、下通気孔14から支柱4内に流入し
た空気は支柱4内を上昇し、上通気孔16及び通
気路36から外部に排出されるものであり、支柱
4内部と外部との間で空気を流通させることがで
きるので、内外の温度差を小さくでき、支柱4内
部での結露の発生を防止することができるもので
ある。しかも、上通気孔16の形成されている支
柱4の上端部は支柱キヤツプ31により覆われて
いるので、支柱4の上端に上通気孔16を設けた
にも拘わらず、上通気孔16から支柱4内に雨水
などが浸入するのを防止することができるのであ
る。 以下本考案の実施例を添付図に基いて詳述す
る。ガレージ扉の一例を第14図に示す。ガレー
ジの出入り口を挟んで地面に一対の支柱4を立て
てあり、基端部を各々の支柱4により回動自在に
枢支された一対のアーム2の先端にアーム2と略
垂直になるように扉1を取着し、アーム2を下降
させて扉1を地面の上に立てて閉じ、またアーム
2を上昇させて扉1を上方へ水平に開くことがで
きるようになつている。正確には、このアーム2
の基端部は、支柱4内に収納された機構部3によ
り回動自在に枢支されており、機構部3により扉
1の開成方向へ付勢されている。 機構部3は、第6図及び第7図に示すような機
構を有している。上下が開口したケーシング21
内においては略90度の開き角の扇形をしたカム2
2が芯23の部分で回動自在に枢支されており、
芯23の中心にはアーム2の角棒状をした軸6を
挿通させるための角孔24が穿設されており、カ
ム22は扉1が上方へ開成される時には下方へ回
動し、扉1が下方へ閉成される時には上方へ回動
するようになつている。カム22の外周円弧面に
はギア状の歯(図示せず)が形成されており、こ
の歯とかみ合うようにしてカム22の外周円弧面
にはチエーン25が巻かれており、チエーン25
の上端はカム22の上端側の縁に固定されてお
り、チエーン25の下端はブレーキ26に連結さ
れている。ブレーキ26はケーシング21から下
方へ延出されたレール27にスライド自在に取着
されており、ブレーキ26は上端部で制動がかか
るようになつており、扉1を地面の上へ閉成させ
る時にブレーキ26の制動が効いて勢いよく扉1
が地面の上に落ちないようにしてある。更に、ブ
レーキ26とレール27の下端との間には引張ば
ね28が張られており、チエーン25は引張ばね
28により下方へ弾性的に引つ張られており、こ
れによりカム22も下方へ回動する方向へ引か
れ、引張ばね28により扉1の開成方向へ付勢し
て扉1の重量とつり合わせ、扉1を軽い力で開成
することができるようにしてある。 支柱4は鋼管などにより形成されており、角を
斜めに落として略八角形の管状に形成されてい
る。支柱4の内側面には、第5図に示すようにア
ーム2の軸6を挿通させるための通孔7とストツ
パーピン8を差し込むためのピン用孔9とが穿孔
されている。支柱4の背面には、第4図に示すよ
うに、上から複数個の機構部取付孔10と、ブレ
ーキ調整孔11と、レール固定孔12と、水抜き
孔13とが穿孔されており、埋め込みラインGL
は水抜き孔13よりもやや下方に位置している。
しかして、前記水抜き孔13が下通気孔14を兼
ねており、水抜き孔13から支柱4内部へ空気を
流入させることができるようになつている。ま
た、支柱4の上端の全周には、部分的に切欠き1
5を設けてあり、この切欠き15が上通気孔16
となつており、切欠き15間には突部17が上方
へ突出している。支柱4の上端部四面にはキヤツ
プ取付孔18が穿孔されている。更に、支柱4の
内周面には縦方向に複数本のリブ19が穿設され
ており、第8図のように機構部3を支柱4内に収
納したときに、支柱4の内面と機構部3の外面と
の間に隙間20が形成されるようにしてある。 しかして、前記機構部3は地面に立てられた支
柱4内に上端の開口から納入され、第9図に示す
ように支柱4の後面の機構部取付孔10からケー
シング21へビスのような止め具5を打ち込んで
機構部3を着脱自在に固定するのである。また、
レール27の下端は支柱4の後面のレール固定孔
12からビス29を打つて固定される。また、ブ
レーキ調整孔11からは、ドライバーを入れて調
整ねじ32を回すことによりブレーキ26の制動
力を調整することができるようになつているが、
このブレーキ調整孔11は普段はキヤツプ(図示
せず)により蓋をされている。この後、支柱4の
内側面の通孔7を通して機構部3のカム22の角
孔24へアーム2の軸6を挿入し、アーム2とカ
ム22とを連結し、アーム2の先に扉1が取着さ
れるのである。なお、アーム2の基部に設けられ
たロツク用孔30から支柱4のピン用孔9にスト
ツパーピン8を挿入することにより開成状態もし
くは閉成状態にアーム2をロツクすることができ
る。 機構部3を納入された支柱4の上端開口を塞ぐ
支柱キヤツプ31は、第3図に示すような形状を
しており、支柱4の上端部外周に外被りとなるよ
うに取り付けられている。すなわち、支柱キヤツ
プ31の外形寸法は支柱4の外形寸法よりも少し
大きくなつており、下端部内周には支柱4の上端
を差し込むための段部33が周設されており、こ
の段部33の深さは突部17の高さと等しくなつ
ている。支柱キヤツプ31の内面からは支柱4の
内周面へ差し込むことができるように取付け用脚
片34が垂下されている。従つて、支柱4内に機
構部3を収納した後、第1図に示すように、取付
け用脚片34を支柱4内に差し込むようにして支
柱4の上端に支柱キヤツプ31を被せ、支柱4上
端の突部17を段部33内に挿入して切欠き15
を支柱キヤツプ31により覆い、この状態で支柱
4のキヤツプ取付孔18から取付け用脚片34へ
ねじ35を締め付けて支柱キヤツプ31を固定す
るのである。このようにして支柱4の上端に支柱
キヤツプ31を取り付けた状態では、切欠き15
は支柱キヤツプ31により覆われているので、上
通気孔16である切欠き15から雨水などが入り
込むことがないが、突部17の高さと段部33の
深さが等しいので、支柱キヤツプ31の下端面と
切欠き15の底面とが略面一になり、切欠き15
の外周の角と支柱キヤツプ31下端の内周の角と
の間に通気路36が形成され、空気の流通に妨げ
のないものである(また、若干段部33の深さが
突部17の高さよりも小さくなるようにしても良
い。)。よつて、支柱4内に湿気を含んだ空気が溜
まつていても、支柱4内の湿気は機構部3内を通
つて、あるいは機構部3外周の隙間20を通つて
支柱4の上端へ上昇し、上通気孔16である切欠
き15から外部に排出されるものであり、一方下
通気孔14である水抜き孔13から外気が支柱4
内に流入するのである。従つて、支柱4内外で空
気を流通させることができ、支柱4内外での温度
差を小さくして結露を防止することができるので
ある。 第10図に示すものは本考案の第二実施例であ
り、支柱キヤツプ31の段部33の深さを支柱4
上端の突部17の高さよりも深くし、支柱キヤツ
プ31の下端部により切欠き15の下方まで覆わ
れるようにし、切欠き15から支柱4内へ雨水が
浸入しにくいようにしたものである。一方、段部
33の側壁37の下部内周に全周に亘つて通気路
36を凹設し、この通気路36を介して切欠き1
5と支柱4外部とが連通するようにしたものであ
る。この実施例では支柱キヤツプ31は段部33
の上半分で突部17と嵌合して位置決めされてお
り、支柱4の上端にしつかりと固定される。 第11図に示すものは本考案の第三実施例であ
り、支柱キヤツプ31の段部33の内周が支柱4
上端の外周よりも大きくなつており、支柱4外周
と段部33の内周との間に隙間が生じて通気路3
6となるようにしたものである。一方、支柱キヤ
ツプ31にがたつきを生じないようにするため、
段部33の側壁部37の内面から突部17の外面
に当接して位置決めするためのリブ38を突設し
てある。(あるいは、この実施例は、段部33の
側壁部37の内面に上下方向の溝状の通気路36
を穿設したものでもある。) 第12図及び第13図に示すものは本考案の第
四実施例であり、上通気孔16として切欠きでな
く、支柱1の上端部に複数個の透孔39を穿孔し
たものである。支柱キヤツプ31は第二実施例と
同じものであり、支柱キヤツプ31の下端は透孔
39の下端よりも下に位置している。
【考案の効果】
本考案は叙述のごとく支柱の上端部に上通気孔
を形成し、支柱キヤツプに通気路を形成し、支柱
の下部に下通気孔を開口したので、下通気孔から
支柱内に流入した空気は支柱内を上昇し、上通気
孔及び通気路から外部に排出されるものであり、
支柱内部と外部との間で空気を流通させることが
できるので、内外の温度差を小さくでき、支柱内
部での結露の発生を防止することができるもので
ある。従つて、結露により支柱内部の機構部に錆
を発生させたりして傷みを生じさせるのを防止す
ることができるのである。しかも、上通気孔の形
成されている支柱の上端部は支柱キヤツプにより
覆われているので、支柱の上端に上通気孔を設け
たにも拘わらず、上通気孔から支柱内に雨水など
が浸入するのを防止することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部破断した
階段断面図、第2図は同上の支柱の上端部を示す
一部破断した斜視図、第3図は支柱キヤツプの斜
視図、第4図及び第5図は同上の支柱の背面図及
び側面図、第6図及び第7図は機構部を収納した
支柱の一部破断した側面図及び背面図、第8図は
支柱キヤツプを除いた支柱の平面図、第9図は支
柱と機構部の分解斜視図、第10図は本考案の第
二実施例の一部分を示す断面図、第11図は本考
案の第三実施例の一部分を示す断面図、第12図
は本考案の第四実施例の支柱の上端部を示す斜視
図、第13図は同上の実施例の一部分を示す断面
図、第14図はガレージ扉の概略斜視図、第15
図は従来例の一部を示す断面図である。 1……扉、2……アーム、3……機構部、4…
…支柱、14……下通気孔、16……上通気孔、
31……支柱キヤツプ、36……通気路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扉を支持するアームの基端部を回動自在に支持
    すると共に扉を開成方向に付勢する機構部を中空
    の支柱内に納め、支柱の下部に下通気孔を開口
    し、支柱の上端部に上通気孔を形成し、この上通
    気孔が形成されている支柱の上端部の外周を覆う
    ようにして支柱キヤツプを支柱の上端に取付け、
    前記上通気孔を支柱外部と連通させるための通気
    路を支柱キヤツプの下端部に形成して成るガレー
    ジ扉の支柱部の構造。
JP7930487U 1987-05-26 1987-05-26 Expired - Lifetime JPH0532636Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7930487U JPH0532636Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26

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JP7930487U JPH0532636Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26

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Publication Number Publication Date
JPS63186897U JPS63186897U (ja) 1988-11-30
JPH0532636Y2 true JPH0532636Y2 (ja) 1993-08-20

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ID=30929039

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JP (1) JPH0532636Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021156101A (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 Ykk Ap株式会社 柱キャップ取付構造および跳ね上げ式門扉

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021156101A (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 Ykk Ap株式会社 柱キャップ取付構造および跳ね上げ式門扉

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JPS63186897U (ja) 1988-11-30

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