JPH05326363A - 露光装置及び基板の間隔設定方法 - Google Patents

露光装置及び基板の間隔設定方法

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Publication number
JPH05326363A
JPH05326363A JP15729092A JP15729092A JPH05326363A JP H05326363 A JPH05326363 A JP H05326363A JP 15729092 A JP15729092 A JP 15729092A JP 15729092 A JP15729092 A JP 15729092A JP H05326363 A JPH05326363 A JP H05326363A
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JP
Japan
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substrate
substrates
thickness
positioning
measured
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JP15729092A
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English (en)
Inventor
Toshiya Ota
稔也 太田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロキシミティ方式の露光装置のギャップ設
定時間を短縮する。 【構成】 複数の基板1の板厚を測定し、1枚目の基板
に対する他の基板の板厚の差を求める。1枚目の基板は
エアマイクロ15によってマスク16との間隔を測定
し、平行調整テーブル13と基板移動ステージ14とを
駆動して所定のギャップに位置決めする。他の基板は、
1枚目の基板を位置決めした位置に対して板厚の差をオ
フセットとして補正を加え、平行調整テーブル13と基
板移動ステージ14とを駆動して位置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は露光装置及び基板の間隔
設定方法に係り、特に大型液晶基板等のパターン露光を
行うために使用されるプロキシミティ方式の露光装置及
び基板の間隔設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年ラップトップのワープロ、パーソナ
ルコンピュータや液晶テレビ等では表示画面の大型化や
高解像化が進んでおり、表示部分を構成する液晶ディス
プレイ基板も大型化するとともに、細密なパターン精度
も要求されるようになっている。従来この種の液晶ディ
スプレイ基板(LCD)は、プロキシミティ方式の露光
装置によりレジストが塗布された基板を露光し、所定の
パターンを形成するようになっている。このとき形成さ
れるパターンの精度は、対象となる液晶基板により異な
り、形成されるパターン線幅は露光原板であるマスクと
レジストの塗布された液晶基板との間隔距離(以下、こ
の距離をギャップと記す)により決定される。例えば高
画質の画面を再現できるSTN型パネルの場合には、5
0μm程度のギャップが要求されており、プロキシミテ
ィ方式の露光装置ではマスクと基板とのギャップを精度
良く設定することが要求されている。
【0003】このため従来から種々のギャップ設定方法
が提案され露光装置に取り入れられている。その例とし
ては、露光処理部にセットされた基板上面位置の高さを
露光処理部に装備されたエアマイクロメータユニットか
らエアフローにより非接触状態で測定する方法や、半導
体レーザ発生装置によりレーザ光をマスクと基板に斜め
に出射して各境界層からの反射光をCCDイメージセン
サにより受光し、所定位置のスレショルドを測定してマ
スクと基板とのギャップを測定する方法等がある。自動
合焦機能を有する測定顕微鏡を用いてマスクと基板の夫
々を合焦し、各合焦位置からマスクと基板とのギャップ
を検出し、所定のギャップを設定するものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ギャップ設定方法はいずれも基板が露光処理部の露光ス
テージ上に載置され、所定のプリアライメントが終了し
た後に基板の上面の高さを測定するようになっており、
所定位置に載置された基板のそれぞれについて高さ測定
を行わねばならず、高さ測定の所要時間が1枚の基板の
露光処理に要する時間に対して大きな割合を占めること
になり、露光処理工程でのクリティカルパスとなってい
た。
【0005】そこで、本発明の目的は上述した従来の技
術が有する問題点を解消してギャップ設定に要する時間
を短縮し、高スループットな露光装置及び基板の間隔設
定方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は複数の基板の夫々を搬送する搬送部
と、該搬送部によって搬送された前記基板の夫々を載置
して原板に対して平行に、所定の間隔で位置決めする位
置決めテーブルとを備えた露光装置において、前記基板
の搬送中に該基板の所定位置の板厚を測定する板厚測定
手段と、前記基板と前記原板との間隔を測定する間隔測
定手段と、前記複数の基板のうち、前記板厚測定手段に
よって測定された第1の基板の板厚と該第1の基板以降
に測定された複数の第2の基板の板厚の夫々との差を求
める演算手段と、前記第1の基板を位置決めする際は、
前記間隔測定手段による測定値に基づいて、前記基板と
前記原板との間隔が前記所定の間隔となる第1の位置に
前記位置決めテーブルを駆動して位置決めし、前記複数
の第2の基板の夫々を位置決めする際は、前記演算手段
による演算結果の夫々に基づいて前記第1の位置を補正
することによって、前記基板と前記原板との間隔が前記
所定の間隔となる位置に前記位置決めテーブルを駆動し
て位置決めする制御手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0007】また、第2の発明は搬送経路上を搬送され
る複数の基板の夫々の所定位置の板厚を前記搬送経路上
の板厚測定手段によって測定し、前記複数の基板のう
ち、前記板厚測定手段によって第1の基板の板厚と該第
1の基板以降に測定された複数の第2の基板の板厚の夫
々との差を求め、前記第1の基板を原板に対して位置決
めする際は、前記第1の基板と前記原板との間隔を測定
することによって該間隔が所定の間隔となる第1の位置
に位置決めし、前記複数の第2の基板の夫々を原板に対
して位置決めする際は、前記差の夫々に基づいて前記第
1の位置を補正することによって、前記所定の間隔とな
る位置に位置決めすることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】第1の発明及び第2の発明によれば、複数の基
板の搬送中に各基板の板厚を測定しておき、複数の基板
のうちの第1の基板のみを前記間隔測定手段のよって位
置決めし、他の基板は該第1の基板を位置決めした位置
を基準として第1の基板との板厚の差だけオフセットを
与えて位置決めする構成としたので、全ての基板に対し
ての間隔測定手段による位置決めを行う必要がなくな
る。
【0009】
【実施例】以下、第1の発明による露光装置の一実施例
を図1乃至図2を参照して説明する。図1は露光装置の
搬送部と位置決めテーブルの概略構成を示した斜視図で
ある。同図において、複数の平行に整列した2列の搬送
ローラ2は図示しない回転駆動機構により定速回転し、
搬送ローラ2上に載置された二点鎖線で示した基板1を
連続して位置決めテーブルAに向かって搬送するように
なっている。また対向する2列の搬送ローラ2の配置間
隔は搬送される基板1の幅より僅かに狭く、基板1はそ
の端部が搬送方向に対して搬送ローラ2の外側に僅かに
張り出した状態で位置決めテーブルAに搬送される。
【0010】この基板の張り出した位置の搬送ローラ2
の外側には3個の位置検出センサが3、8、9が搬送方
向に所定間隔をあけて配設されている。これらの位置検
出センサ3、8、9には反射式フォトカプラが使用され
ており、搬送経路上を通過する基板1の下面での反射光
により基板の通過を確認することができる。この位置検
出センサ3と位置検出センサ8とは近接して所定距離を
あけて配置されており、両者の間には1組の光電式のデ
ジマイクロユニット6が設置されている。さらにもう1
組のデジマイクロユニット7が搬送ローラ2を挟んだ対
向位置に同様に配置されている。
【0011】このように配置された位置検出センサ3、
8により基板1の板厚測定位置の位置出しがなされ、搬
送経路上において、デジマイクロユニット6、7により
板厚測定が行なわれるようになっている。デジマイクロ
ユニット6、7で測定された各基板の板厚は演算部CL
に出力され、演算部CLで板厚の差を求めてその結果は
制御部CNに出力される。制御部CNでは前記板厚の差
に基づいて位置決めテーブルAを駆動して基板の間隔を
設定する。
【0012】一方、位置検出センサ9は搬送経路の終端
部に設置され、この位置まで搬送されてきた基板1を検
知し、搬送ローラ2を停止させる。また位置検出センサ
9の近傍には複数のプリアライメントピン11Aが配置
されており、基板1に対してプリアライメントピン11
Aが押しつけ動作を行って基板1のプリアライメントが
行われる。プリアライメントされた基板1は搬入用スラ
イダ10によって位置決めテーブルAに搬入される。
【0013】次いで、位置決めテーブルAの構成につい
て説明する。位置決めテーブルAにおいて、符号12は
プリアライメントピン11Bによりプリアライメントさ
れた状態の基板1を載置し真空吸着保持するプレートホ
ルダを示しており、このプレートホルダ12は平行調整
テーブル13と基板移動ステージ14とに階層的に支持
されている。このうち平行調整テーブル13にはテーブ
ルの四隅に独立して駆動可能な4台のサーボモータ等の
アクチュエータが装備されている。これらのアクチュエ
ータを駆動制御することにより平行調整テーブル13は
X軸回り及びY軸回りのレベリング調整動作及びヨーイ
ング調整(θ回転)動作を行える。また基板移動ステー
ジ14はX、Y、Z軸方向に独立して移動することがで
き、プレートホルダ12と平行調整テーブル13とを所
定位置にセットすることができる。
【0014】一方、符号16は露光原板であるマスクを
示しており、このマスク16と基板1とのギャップを測
定するためにエアマイクロメータ15が装備されてい
る。エアマイクロメータ15は図示したようにプレート
ホルダ12にプリアライメントされた状態の基板1の四
隅の高さを測定するために4台が所定位置に設置されて
いる。
【0015】なお、このエアマイクロメータ15による
高さ測定位置は上述の基板板厚測定位置に一致するよう
に設定されており、基板寸法等の関係で直接同一点を測
定できないような場合には所定量だけオフセットした測
定点を設定し、所定の補間計算により補正して板厚測定
位置の高さを算出しておくことが望ましい。符号18は
露光処理の終了した基板1を図示しないキャリアに収納
するための搬出用スライダである。
【0016】ここで、上述の搬送経路上での基板1の板
厚測定手段についてその詳細について図2を参照して説
明する。図2は上述のデジマイクロユニット6、7(以
下、符号6で代表して説明を行う)の詳細な構成を示し
た部分拡大断面図である。1組のデジマイクロユニット
6はプローブ6aの伸縮方向が一直線をなすように対向
してフレームFに固着されている。さらにプローブ6a
はバネSにより伸長方向に付勢されており、規制板21
によりその伸長速度が規制されている。すなわち低速変
速された回転駆動部4の回転軸4aに装着されたカム5
の回転により2本のプローブ6aはゆっくりと矢印方向
に伸長し、ソフトに基板1に両側から接触するようにな
っている。このため基板1を接触測定しても基板1の表
面を傷めることがない。
【0017】次に、基板1の板厚測定方法について図3
を参照して説明する。同図(a)は基板1を示してお
り、この基板1は説明のために付した四隅の+位置
(A、B、C、D)において板厚が測定される。以下、
同図(b)、(c)を参照して板厚測定手順について説
明する。同図(b)は図示しない搬送経路上を搬送され
てきた基板1の板厚測定位置A、Dの測定状態を示して
いる。搬送経路上を搬送されてきた基板1は位置検出セ
ンサ8を遮断し、位置検出センサ8からの遮断信号によ
り搬送ローラ2は直ちに停止する。このとき基板1の停
止位置はデジマイクロユニット6、7のプローブ6aの
位置と板厚測定位置A、Dとが一致するように設定され
ている。
【0018】この状態で上述の回転駆動部4を駆動し、
カム5の回転によりデジマイクロユニット6、7のプロ
ーブ6a、7aで基板1の板厚測定位置A、Dを正確に
挟持し、基板厚さを測定する。そしてこの測定値を演算
部に出力した後にさらにカム5を回転しデジマイクロユ
ニット6、7による把持を解放し、搬送ローラ2が再び
回転し基板1は矢印方向に搬送される。
【0019】次いで基板1が搬送され、基板1の後端が
位置検出センサ3の上方からはずれると位置検出センサ
3は遮断された状態から解放状態になる。この位置検出
センサ3は解放信号により動作するように設定されてお
り、この解放信号により搬送ローラ2は直ちに停止す
る。このときの基板1の停止位置は上述と同様にデジマ
イクロユニット6、7のプローブ位置と板厚測定位置
B、Cとが一致するように設定されている。この状態で
デジマイクロユニット6、7のプローブ6a、7aで基
板1の板厚測定位置B、Cを正確に挟持し、基板の各部
の板厚を測定する。以上のサイクルにより基板の板厚測
定位置の板厚測定を行うことができる。
【0020】ここで、位置決めテーブルAに設置された
上述の公知のエアマイクロメータの動作について図5を
参照して説明する。同図(a)において、符号15aは
エアマイクロメータ15の測定ノズル部分を示してお
り、この測定ノズル15aはマスク16基板1との間に
挟在するように配置され、測定エアが流出口から基板1
に向けて流出するようになっている。このエアの圧力変
化を測定することにより図5(b)に示したようにノズ
ル先の所定の感度範囲内にある基板1の表面とノズル先
端との微小距離を非接触により測定することができる。
このとき本実施例ではノズルのエア流出口位置と板厚測
定位置とは同一の点となるように設定されている。
【0021】また同図(c)に示したようにプレートホ
ルダ12がマスク16に向かい上昇する場合には測定ノ
ズル15aは後方に退避するように設定されており、こ
れにより基板1が載置されたプレートホルダ12はマス
ク16の下面近傍まで移動することができる。また退避
した状態にあるエアマイクロメータの測定ノズル15a
のエア流出口の対向位置には参照台17が設置されてい
る。この参照台17を使用してエアマイクロメータの測
定ノズル15aは退避するごとにキャリブレーションを
行うようになっている。
【0022】ここで、第1の発明の概略構成を図4に示
したブロック図により説明する。搬送経路上を搬送され
てきた基板の板厚測定位置を検知、設定する測定位置設
定手段である位置検出センサ3、8により基板が所定位
置まで搬送されたことを知らせる検出信号が制御手段C
Nに出力される。この基板位置の検出信号により板厚測
定手段であるデジマイクロユニット6、7による板厚測
定が行われ、基板ごとの板厚測定位置A、B、C、Dの
4点の測定値TAn、TBn、TCn、TDnが制御手段CNに
出力される。
【0023】制御手段CNは搬送部において、基板の搬
送方向への移動を制御するために搬送ローラ駆動部Rに
所定の駆動信号を出力する。これにより基板を所定の測
定位置に停止させたり、次の位置決めテーブルに正しく
受け渡されるようにすることができる。
【0024】位置決めテーブルにおいて制御手段CN
は、各基板の測定値TAn、TBn、TCn、TDnを使用して
所定の演算を行い、平行調整を行う動作指令を平行調整
テーブル13に出力し、次いで平行調整がなされた状態
(この位置を第1の位置とする)を保持したまま、マス
クに対して所定のギャップ(間隔)が得られるように基
板を所定位置までZ軸方向に上昇させるために基板移動
ステージ14に動作指令を出力する。また、前述の演算
結果を利用すれば、基板をあらかじめ基板移動ステージ
14で所定位置まで上昇させ、その後平行調整テーブル
13で平行調整を行うこともできる。この場合前述の第
1の位置は実際に設定される基板位置に相当する。すな
わち第1の位置で、基板とマスクとの平行調整行い、間
隔設定は完了する。
【0025】次にこれらの構成のうち、第2の発明の一
実施例としてのギャップ設定方法のうち、位置決めテー
ブルにおける基板とマスクとの平行調整動作と、平行調
整された基板がマスクに対して所定のギャップ量となる
ような基板の移動とによるギャップ設定の動作について
図5及び図6を参照して説明する。図5(a)は、所定
数のロットにまとめられた基板のうちの例えば第1枚目
の基板1がプレートホルダ12上の所定位置に載置され
た状態を示している。このとき基板1の端部の上方には
エアマイクロメータ15が延出している。この基板1は
既に搬送部において、四隅の板厚が測定されており、こ
の板厚測定値をもとに平行調整テーブル13による予備
的な平行調整動作と基板移動ステージ14とによるZ軸
方向の上昇動作とが同時に行われる。これにより同図
(b)に示したようにエアマイクロメータの測定ノズル
15aと基板1との間隔がエアマイクロメータの感度範
囲に入るように位置決めされる。基板1がエアマイクロ
メータ15の感度範囲に入ると測定ノズル15aから測
定エアが流出し、基板1と測定ノズル15aとの間隔が
測定される。この間隔は基準ギャップ値(エアマイクロ
メータの測定値としての基準値であって、設定すべきマ
スク16と基板1とのギャップgに対してΔZのオフセ
ットを有する間隔)との偏差の形で算出される。
【0026】ここで図3に示した測定位置A〜Dの各点
での偏差An 、Bn 、Cn 、Dn (n: 搬送された第n
枚目の基板を示す)をキャンセルするために基板の各偏
差が次式の関係を有するように平行調整テーブル13の
四隅に配置されたアクチュエータを動作させると同時に
基板移動ステージ14のZ軸方向のアクチュエータを動
作させる。 A1 −C1 =0 …(式1) B1 −D1 =0 さらに、基板のたわみ等による点Aと点D及び点Bと点
Cの高さのズレを補正するために A1 +C1 +B1 +D1 =0 …(式2) となるように平行調整テーブル13による微調整をを続
けて行う。以上の動作によりマスク16と基板1とが平
行になる。
【0027】次いで、同図(c)に示したように基板1
とマスク16とが平行調整された状態を保持して前述の
オフセットΔZだけ基板移動ステージ14を上昇させ
る。これによりマスク16と基板1との間に所定のギャ
ップが設定される。このときエアマイクロメータ15の
測定ノズル15aは後方に退避しており、基板移動ステ
ージ14の上昇に支障がないようになっている。このギ
ャップ設定状態で露光処理がなされ、露光が終了すると
基板1は上述の搬出用スライダにより位置決めテーブル
から搬出される。さらに、第1枚目の基板が位置決めテ
ーブルから搬出されると同時に第2枚目の基板がプレー
トホルダ12に受け渡される。
【0028】次に、第2枚目以後の基板のギャップ設定
の手順について図6を参照して説明する。同図(a)は
第2枚目の基板がプレートホルダ12上に載置された状
態を示している。このとき第1枚目の基板での測定ノズ
ル15aのエア流出口位置と基板1の板厚測定位置とが
同一の点となるように設定されていることを利用して、
エアマイクロメータによる間隔測定値と搬送部での板厚
測定値とから以下の関係を導くことができる。
【0029】すなわち、測定点A〜Dの各点での基準ギ
ャップ値との偏差A2 、B2 、C2、D2 は、第1枚目
の基板においてマスクとの平行調整が完了した段階での
各点での偏差A1 、B1 、C1 、D1 と板厚測定値TA
n、TBn、TCn、TDn(n: 搬送された第n枚目の基板
を示す)とを用いて、 A2 =A1 −TA1+TA2 B2 =B1 −TB1+TB2 C2 =C1 −TC1+TC2 D2 =D1 −TD1+TD2 と表すことができる。したがって、同図(b)に示した
状態まで直接平行調整テーブル13の四隅に配置された
アクチュエータを動作させると同時に基板移動ステージ
14のZ軸方向のアクチュエータを動作させ、第2枚目
の基板においても、 A2 +C2 +B2 +D2 =0 という(式2)と同様の条件式を満たすことができる。
【0030】これにより第2枚目以後においては、位置
決めテーブルにおいてエアマイクロメータ等の間隔測定
手段を使用せずにギャップ設定を行うことができる。す
なわち、第n枚目の基板に対しては次式に示したように
なり、 An =A1 −TA1+TAn Bn =B1 −TB1+TBn Cn =C1 −TC1+TCn Dn =D1 −TD1+TDn 第1枚目の平行調整完了時の偏差と板厚測定値と、該当
する第n枚目の基板の板厚測定値を用いて基板のマスク
に対する平行調整動作を、直接平行調整テーブル13の
四隅に配置されたアクチュエータの動作と、基板移動ス
テージ14のZ軸方向のアクチュエータの動作とを同時
に行って実現することができる。このとき同図(b)に
示したようにエアマイクロメータ15を全く使用しない
でこの動作を行える。
【0031】次いで第1枚目と同様に、同図(c)に示
したように基板移動ステージ14をマスク16との平行
調整された状態を保持してΔZだけ上昇させてマスク1
6と基板1とのギャップ設定が完了する。このように本
実施例では搬送部でのデジマイクロユニットからの板厚
測定値を用いることにより位置決めテーブルでのギャッ
プ設定時間を大幅に短縮することができる。
【0032】なお、本実施例では1点の測定に対向配置
された2台(1組)のデジマイクロユニットを使用した
が、1台のデジマイクロユニットを支持体にソフトに支
持された基板1に押圧させて板厚測定を行っても良い。
また、本実施例では搬送方向に直交する方向の2カ所に
2組のデジマイクロユニット6、7を配設し、基板1を
所定量だけ搬送させて1枚の基板で2回の板厚測定を行
ったが、4組のデジマイクロユニットを所定位置に配設
し、1度で四隅の板厚測定を行うことも可能である。
【0033】さらに図7に示したように半導体レーザに
よる非接触の板厚測定装置20を基板の両側に配置し、
2本のレーザ光が一直線に対向するような角度でレーザ
光を光学系L1を介して斜入射させ、基板表面からの反
射光を光学系L2を経由してCCD等のイメージセンサ
で受光し、両者の測定値の平均をとって板厚を算出する
方法も使用することができる。その他、板厚測定手段と
しては測定精度が確保でき、基板の表面を傷めるもので
なければ種々の測定手段を採用できる。
【0034】本実施例では2個の位置検出センサ3、8
を使用しているが、1個の位置検出センサを組み込み、
基板の搬送速度を考慮して前端の位置設定には所定のデ
ィレイタイムを設定して基板を停止させ、後端では解放
信号により直ちに停止させることで所定の測定位置を設
定することもできる。なお、本発明による平行調整を行
うアルゴリズムは本実施例に示した露光装置に限らずレ
ベリング動作等の水平調整動作等にも広く適用できるこ
とはいうまでもない。また、本実施例ではロットの第1
枚目の基板と第2枚目以後の基板とのギャップ設定を例
に説明したが、ロット中の任意の1枚を基準としてそれ
以後の基板に対して第n枚目の基板としての取扱いを行
うこともできる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、露光装置の位置決めテーブルにおけるマスク
と基板とのギャップを正確にかつ迅速に設定でき、従来
クリティカルであった工程の作業時間をきわめて短くす
ることができ、露光処理全体の所要時間を大幅に短縮す
ることができ、また基板厚さの異なるものが混入してい
てもギャップ設定に何ら影響を与えない等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による露光装置の一実施例を示した概略
斜視図。
【図2】図1に示した板厚測定手段を示した部分拡大
図。
【図3】図2に示した板厚測定手段による基板の板厚測
定の手順を示した説明図。
【図4】第1の発明による露光装置の概略構成ブロック
図。
【図5】位置決めテーブルにおける第1枚目の基板のギ
ャップ設定の手順を示した説明図。
【図6】位置決めテーブルにおける第n(n≧2)枚目
の基板のギャップ設定の手順を示した説明図。
【図7】搬送部における基板の板厚測定手段の変形例を
示した側面図。
【符号の説明】
1 基板 2 搬送ローラ 3,8,9 位置検出センサ 6,7 デジマイクロユニット 12 プレートホルダ 13 平行調整テーブル 14 基板移動ステージ 15 エアマイクロメータ 16 マスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/68 G 8418−4M

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の基板の夫々を搬送する搬送部と、該
    搬送部によって搬送された前記基板の夫々を載置して原
    板に対して平行に、所定の間隔で位置決めする位置決め
    テーブルとを備えた露光装置において、 前記基板の搬送中に該基板の所定位置の板厚を測定する
    板厚測定手段と;前記基板と前記原板との間隔を測定す
    る間隔測定手段と;前記複数の基板のうち、前記板厚測
    定手段によって測定された第1の基板の板厚と該第1の
    基板以降に測定された複数の第2の基板の板厚の夫々と
    の差を求める演算手段と;前記第1の基板を位置決めす
    る際は、前記間隔測定手段による測定値に基づいて、前
    記基板と前記原板との間隔が前記所定の間隔となる第1
    の位置に前記位置決めテーブルを駆動して位置決めし、
    前記複数の第2の基板の夫々を位置決めする際は、前記
    演算手段による演算結果の夫々に基づいて前記第1の位
    置を補正することによって、前記基板と前記原板との間
    隔が前記所定の間隔となる位置に前記位置決めテーブル
    を駆動して位置決めする制御手段とを備えたことを特徴
    とする露光装置。
  2. 【請求項2】搬送経路上を搬送される複数の基板の夫々
    の所定位置の板厚を前記搬送経路上の板厚測定手段によ
    って測定し、 前記複数の基板のうち、前記板厚測定手段によって第1
    の基板の板厚と該第1の基板以降に測定された複数の第
    2の基板の板厚の夫々との差を求め、 前記第1の基板を原板に対して位置決めする際は、前記
    第1の基板と前記原板との間隔を測定することによって
    該間隔が所定の間隔となる第1の位置に位置決めし、 前記複数の第2の基板の夫々を原板に対して位置決めす
    る際は、前記差の夫々に基づいて前記第1の位置を補正
    することによって、前記所定の間隔となる位置に位置決
    めすることを特徴とする基板の間隔設定方法。
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