JPH05325708A - スイッチ押しボタンの防水構造 - Google Patents

スイッチ押しボタンの防水構造

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JPH05325708A
JPH05325708A JP13120592A JP13120592A JPH05325708A JP H05325708 A JPH05325708 A JP H05325708A JP 13120592 A JP13120592 A JP 13120592A JP 13120592 A JP13120592 A JP 13120592A JP H05325708 A JPH05325708 A JP H05325708A
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JP
Japan
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switch
wall
water
push button
pressing
Prior art date
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JP13120592A
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English (en)
Inventor
Kazuhide Tsuji
一秀 辻
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05325708A publication Critical patent/JPH05325708A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、屋外で使用される通信装置な
どの筐体部分に設けられるスイッチ押しボタンの防水構
造に関し、簡易にして確実な防水構造を得る。 【構成】 筐体内部に外側に向けて取り付けられた
押しボタン形のスイッチ素子23と、該スイッチ素子に
対応して上記筐体の壁21を貫通する貫通孔25と、該
貫通孔の周囲に形成された円形状の凹所26ならびに該
凹所の内側の円筒壁27と、上記筐体の円筒壁の外側に
嵌合されるとともにその底部中央から貫通孔を貫通して
スイッチ素子を押圧する作動片33を有してなる弾性体
のスイッチ作動部材30と、上記スイッチ作動部材の外
側に嵌められ該スイッチ作動部材の底部を覆い内部の中
央部に突起38を有し弾性体からなる押圧部材35と、
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外で使用される通信
装置などの筐体部分に設けられるスイッチ押しボタンの
防水構造に関する。
【0002】各種の小形な無線通信装置、たとえばトラ
ンシーバ、携帯形の電話機などは屋外でも使用される
が、このような移動しながら使用されるものは周囲の環
境、とくに雨中でも使用可能なことが求められる。した
がって、装置の内部には使用中でも雨水が入り込まない
ような構造にすることが必要である。
【0003】図3に示すような携帯形の無線通信装置は
本体1の内部に送受信用の回路装置が組み込まれてお
り、スピーカやマイクロホンの通話部分がグリル2の内
部に設けられている。下部には電池3が着脱可能に取り
付けられており、上部にはアンテナ4や操作つまみ5が
設けられている。そうして、側面には送受話切り換え用
のための内部の押しボタン形スイッチ素子を操作可能な
ようにスイッチ押しボタン6が設けられている。
【0004】
【従来の技術】上記装置において、スイッチ押しボタン
部分の防水構造について従来の構造を図4の要部斜視図
と図5の断面図とに示す。図において合成樹脂で成形さ
れた筐体本体10の内部側面にはL形の受け座11,1
1が上下方向に対向して成形されている。ここに中央部
の押圧突起12とその周囲に防水リング13,および裏
面の中央部に突出された作動片14とがゴム板に一体成
型された押圧部材15が挿入されている。
【0005】この押圧部材15と受け座11との間に図
4の(b)図に示されるように板16を上から押圧挿入
することにより、図5に示されるように防水リング13
が筐体の側壁に押圧される。このようにして押圧突起1
2が筐体の孔から外部に覗いている隙間を通って入って
くる水の侵入を阻止している。図5で符号19は回路基
板19に搭載実装されているスイッチ素子である。
【0006】筐体本体10の側面から押圧突起12を押
し込むことにより、防水リング13の内側のゴム板が撓
み作動片14が小形で扁平なスイッチ素子19を押圧し
てスイッチの入り切りがなされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
スイッチ押しボタン部分の防水構造であると、構成部分
が筐体内部に設けられるために内部の回路構成の実装ス
ペースがその分圧縮されるか、または、筐体を大きくし
なければならないといった問題点があった。
【0008】板16の挿入はゴム板と接触しながらの圧
入であるから、大きな圧入力を要するので作業が容易で
なく大変な労力を要することでもあった。この板16を
挿入するに際して板の先端が突出している作動片14に
板の先端部が当たりここを無理な状態で通過させるため
に作動片14を損傷させるおそれがあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明手段のスイッチ押しボタンの防水構造の構成要
旨は、筐体内部に外側に向けて取り付けられた押しボタ
ン形のスイッチ素子と、該スイッチ素子に対応して上記
筐体の壁を貫通する貫通孔と、該貫通孔の周囲に形成さ
れた円形状の凹所ならびに該凹所の内側の円筒壁と、上
記筐体の円筒壁の外側に嵌合されるとともにその底部中
央から貫通孔を貫通してスイッチ素子を押圧する作動片
を有してなる弾性体のスイッチ作動部材と、上記スイッ
チ作動部材の外側に嵌められ該スイッチ作動部材の底部
を覆い内部の中央部に突起を有し弾性体からなる押圧部
材と、で構成され、上記押圧部材の外部から押圧するこ
とにより、押圧部材内部の突起がスイッチ作動部材の底
部を押圧しこれによってスイッチ作動部材の作動片がス
イッチ素子を押圧動作するようにした。
【0010】さらには、上記スイッチ作動部材の周囲に
は筐体の円筒壁にスイッチ作動部材を圧接させるための
リング状ばねが嵌められてなる。
【0011】
【作用】上記本発明の構成要旨によると、スイッチ押し
ボタンの防水構造が筐体の壁面に埋め込まれた状態であ
るから、筐体内部にそのためのスペースを要しない。
【0012】円筒壁にスイッチ作動部材を嵌め、さらに
その外側に押圧部材を嵌めるだけの作業を筐体外面から
順次行なえるので作業が容易に行なえる。各部材が円筒
形であるから、挿入作業は一層容易である。
【0013】上記スイッチ作動部材には必要に応じてリ
ング状ばねが嵌められ、より防水機能が向上されるほ
か、各部材の逸脱することの防止が図れる。
【0014】
【実施例】上記本発明のスイッチ押しボタンの防水構造
について構成要旨にもとづき、以下に図を参照して具体
的実施例で詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例であり、要部のみ
の断面図に示されている。また、図2にはその分離状態
の斜視図が示される。図において符号21は筐体本体の
壁面である。この筐体内部に作動箇所を外側に向けて取
り付けられた小形で扁平な押しボタン形のスイッチ素子
23がフレキシブルプリント板でなる回路基板24に実
装されている。
【0016】筐体本体の壁面21には上記スイッチ素子
23の作動箇所に対応する位置に、貫通孔25が設けら
れており、その周囲に外側に開口する円形状の凹所26
と、この凹所26の内側に円筒壁27とが合成樹脂材で
一体に成形されている。
【0017】上記円筒壁27外側に嵌合されるスイッチ
作動部材30は、弾性を有するゴム性の材料からなり、
円筒状の周囲壁31と、一端を閉塞している底面32の
底部中央から上記貫通孔25内に貫通され先端が球状を
なす作動片33を有し、円筒壁27に嵌められている。
【0018】このスイッチ作動部材30の外側に嵌めら
れる押圧部材35は、スイッチ作動部材30を覆う底部
36と円筒状の周囲壁37と、底部36の内部中央に半
球状の突起38とが形成され、スイッチ作動部材30と
同様に弾性を有するゴム性の材料からなるものである。
【0019】以上の構成で、スイッチ作動部材30の周
囲壁31が壁面21の円筒壁27に嵌め込まれると、円
柱状の作動片33の先端は筐体内部のスイッチ素子23
の作動箇所に接近した位置を占める。この作動片33は
貫通孔25との間に僅かな隙間が形成されスイッチ素子
23の作動箇所を自由に押圧可能である。また、周囲壁
31の先端と底面32との間には適当な間隔Aが与えら
れている。上記周囲壁31と円筒壁27との嵌合状態は
密であり、ここからの水の侵入のおそれは無い状態であ
る。
【0020】このスイッチ作動部材30の外側周囲に、
さらに押圧部材35の周囲壁37が嵌められる。底部の
突起38先端がスイッチ作動部材30の底面32と接す
るように設定されている。この嵌合状態もまた密であり
ゴム性同士の接触であるから自然に逸脱して外れるおそ
れは無い。この状態でスイッチ作動部材30の底面32
と押圧部材35の底部36との間にもやはり適当な間隔
Bが与えられている。
【0021】このように組み立てられた状態では、押圧
部材35の底部36は筐体21の表面よりも僅かに突出
されている。押圧部材35の底部36を指で押さえると
突起38はその周囲の間隔Bの存在により底部36は弾
性を有することから容易に押圧変形可能である。これに
よって突起38はスイッチ作動部材30の底面32の中
央部を押圧する。このスイッチ作動部材30の底面32
も同様に作動片33の周囲の円筒壁27の先端との間隔
Aの存在により底面32が弾性を有するので容易に押圧
変形可能である。
【0022】以上のように押圧部材35の押圧変形は作
動部材30の押圧変形へと連動することとなり、その結
果作動片33の先端によってスイッチ素子23の作動箇
所を押圧することとなる。指の押圧を離すと弾性によっ
て元の状態に復帰する。
【0023】本発明のさらに好ましい実施例について述
べると、スイッチ作動部材30の周囲壁31の外側に浅
い帯状の環状溝41を形成し、押圧部材35の周囲壁3
7の内面にも同様な浅い帯状の環状溝42を形成する。
これら環状溝41、42はまったく対応する位置関係に
設定される。
【0024】このスイッチ作動部材30の環状溝41に
リング状ばね45を嵌め込み、押圧部材35をその上か
ら嵌合させることにより、リング状ばね45によってス
イッチ作動部材30は円筒壁27との密着力が大きくな
り、防水機能が向上するとともに円筒壁27からの逸脱
することも防止される。
【0025】リング状バネ45は押圧部材35の環状溝
42とも係合されるので、この押圧部材35の不測な原
因による逸脱もまた効果的に防止される。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に述べたように、本発明のスイ
ッチ押しボタンの防水構造によれば、筐体壁面内を利用
してスイッチ作動部材と押圧部材の二重構成としたこと
により防水が確実なものとなり、リング状ばねの併用で
一層確実となる。しかも間隔A,Bの形成による押し込
み操作が良好であってスイッチ素子への押圧伝達操作が
効果的に行なわれる。
【0027】従来のように筐体内部に操作のための構造
スペースを要しないので内部の実装スペースに余裕が得
られる。組み立ても円筒壁に対して同軸上に積み重ね式
に外側から嵌合させればよいことから作業性もよい。
【0028】作動片がゴム性の弾性体であるから、スイ
ッチ素子の作動箇所への圧接も先端の球形状が弾性変形
を生じて圧接過大な状態となることが防止される。本発
明の防水構造は上記実施例に限られることなく各種の分
野の装置に適用可能であることは勿論のことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部断面図
【図2】図1の分離状態の斜視図
【図3】携帯形の無線通信装置
【図4】従来のスイッチ押しボタンの防水構造
【図5】従来のスイッチ押しボタンの防水構造の断面図
【符号の説明】
21 筐体本体の壁面 23 スイッチ素子 24 回路基板 25 貫通孔 26 凹所 27 円筒壁 30 作動部材 31 周囲壁 32 底面 33 作動片 35 押圧部材 36 底部 37 周囲壁 41,42 環状溝 45 リング状ばね A,B 間隔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内部に外側に向けて取り付けられた
    押しボタン形のスイッチ素子(23)と、 該スイッチ素子(23)に対応して上記筐体の壁(2
    1)を貫通する貫通孔(25)と、 該貫通孔(25)の周囲に形成された円形状の凹所(2
    6)ならびに該凹所の内側の円筒壁(27)と、 上記
    筐体の円筒壁(27)の外側に嵌合されるとともにその
    底部中央から貫通孔(25)を貫通してスイッチ素子を
    押圧する作動片(33)を有してなる弾性体のスイッチ
    作動部材(30)と、 上記スイッチ作動部材(30)
    の外側に嵌められ該スイッチ作動部材の底部を覆い内部
    の中央部に突起(38)を有し弾性体からなる押圧部材
    (35)と、 で構成され、 上記押圧部材(35)の外部から押圧することにより、
    押圧部材内部の突起(38)がスイッチ作動部材(3
    0)の底部(32)を押圧しこれによってスイッチ作動
    部材(30)の作動片(33)がスイッチ素子(23)
    を押圧動作するようにしたことを特徴とするスイッチ押
    しボタンの防水構造。
  2. 【請求項2】 上記スイッチ作動部材(30)の周囲に
    は筐体の円筒壁(27)にスイッチ作動部材(30)を
    圧接させるためのリング状ばね(45)が嵌められてな
    ることを特徴とする請求項1に記載したスイッチ押しボ
    タンの防水構造。
JP13120592A 1992-05-25 1992-05-25 スイッチ押しボタンの防水構造 Withdrawn JPH05325708A (ja)

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JPH05325708A true JPH05325708A (ja) 1993-12-10

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JP (1) JPH05325708A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008071639A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Funai Electric Co Ltd 照光型押ボタンユニット
KR20210083493A (ko) * 2019-12-27 2021-07-07 한상현 버튼용 방수 장치

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990803