JPH05325675A - 同軸ケーブルの製造方法 - Google Patents
同軸ケーブルの製造方法Info
- Publication number
- JPH05325675A JPH05325675A JP4136835A JP13683592A JPH05325675A JP H05325675 A JPH05325675 A JP H05325675A JP 4136835 A JP4136835 A JP 4136835A JP 13683592 A JP13683592 A JP 13683592A JP H05325675 A JPH05325675 A JP H05325675A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal foil
- taping
- coaxial cable
- manufacturing
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】製造時間を大幅に短縮できる同軸ケーブルの製
造方法を提供することにある。 【構成】導体外周にテトラフルオロエチレン重合体樹脂
を押出し被覆したコア2をテーピングヘッド3に通して
金属箔4をテーピングダイス5で絞りつつ巻き付けると
きに、潤滑剤として揮発性溶剤を用いてこれをタンク9
からテーピングダイスの穴部に直接注入するかまたは金
属箔に予め塗布することにより、金属箔の絞り込み時の
潤滑とともにその後可及的速やかな脱脂を自動的に行わ
せ、別途脱脂工程を省略する。
造方法を提供することにある。 【構成】導体外周にテトラフルオロエチレン重合体樹脂
を押出し被覆したコア2をテーピングヘッド3に通して
金属箔4をテーピングダイス5で絞りつつ巻き付けると
きに、潤滑剤として揮発性溶剤を用いてこれをタンク9
からテーピングダイスの穴部に直接注入するかまたは金
属箔に予め塗布することにより、金属箔の絞り込み時の
潤滑とともにその後可及的速やかな脱脂を自動的に行わ
せ、別途脱脂工程を省略する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同軸ケーブルの製造方
法に関する。特に、高周波特性に優れたテトラフルオロ
エチレン重合体樹脂を絶縁体とし、そして外部導体が金
属箔の巻き付けにより形成される場合のこの種の製造方
法に関する。
法に関する。特に、高周波特性に優れたテトラフルオロ
エチレン重合体樹脂を絶縁体とし、そして外部導体が金
属箔の巻き付けにより形成される場合のこの種の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】中心導体を押出し機に導いて、テトラフ
ルオロエチレン重合体樹脂を押出し被覆して形成された
コアの外周に銅箔等の金属箔を巻き付けるときには、図
2のように、送り出し機1から送り出されたコア2をテ
ーピングヘッド3に通して金属箔4を巻き付けるとき、
テーピングダイス5で跡目が残る程度に絞りつつ巻き付
けて外部導体を形成していた。
ルオロエチレン重合体樹脂を押出し被覆して形成された
コアの外周に銅箔等の金属箔を巻き付けるときには、図
2のように、送り出し機1から送り出されたコア2をテ
ーピングヘッド3に通して金属箔4を巻き付けるとき、
テーピングダイス5で跡目が残る程度に絞りつつ巻き付
けて外部導体を形成していた。
【0003】かかるテーピングダイス5は、穴径がコア
外径と金属箔の厚さの合計より多少小さくしているため
に、金属箔に強い圧力と張力が加わる。そのため、金属
箔が切れないように潤滑油入りタンク6からその潤滑油
をテーピングダイス3の穴に供給していた。
外径と金属箔の厚さの合計より多少小さくしているため
に、金属箔に強い圧力と張力が加わる。そのため、金属
箔が切れないように潤滑油入りタンク6からその潤滑油
をテーピングダイス3の穴に供給していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにして金属
箔を巻き付けると、その時に付着した潤滑油が残ること
から、一旦巻き取り機7に巻き取り、これを図3のよう
に、溶剤槽8に浸し、ディスパージョンすることで潤滑
油を脱脂していた。
箔を巻き付けると、その時に付着した潤滑油が残ること
から、一旦巻き取り機7に巻き取り、これを図3のよう
に、溶剤槽8に浸し、ディスパージョンすることで潤滑
油を脱脂していた。
【0005】上記のような溶剤槽8による潤滑油の脱脂
は、約24時間を要しており、製造時間が長くかかって
いた。
は、約24時間を要しており、製造時間が長くかかって
いた。
【0006】本発明は、前述した従来技術の問題点を解
消し、製造時間を大幅に短縮できる同軸ケーブルの製造
方法を提供することに目的がある。
消し、製造時間を大幅に短縮できる同軸ケーブルの製造
方法を提供することに目的がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する同
軸ケーブルの製造方法は、導体外周にテトラフルオロエ
チレン重合体樹脂を押出し被覆したコアの上に金属箔を
テーピングダイスで絞りつつ巻き付けるときに、潤滑剤
として揮発性溶剤を用いてこれを供給することを特徴と
する。
軸ケーブルの製造方法は、導体外周にテトラフルオロエ
チレン重合体樹脂を押出し被覆したコアの上に金属箔を
テーピングダイスで絞りつつ巻き付けるときに、潤滑剤
として揮発性溶剤を用いてこれを供給することを特徴と
する。
【0008】
【実施例】図1は、本発明にかかる同軸ケーブルの製造
方法の実施例を示すものである。
方法の実施例を示すものである。
【0009】導体上にテトラフルオロエチレン重合体
(PTFE)を押出し被覆して絶縁したコアは、送り出
し機1から2のように送り出され、テーピングヘッド3
に通されて銅箔の如き金属箔4を巻き付けると同じにテ
ーピングダイス5で絞りつつ巻き付け成形する。このと
き、テーピングダイス5の穴径は、「コアの外径+金属
箔の厚さ」よりも多少小さくして、コアの絶縁体に跡目
が残る程度に絞るものであるが、それにより金属箔には
強い圧力と張力がかかるので、金属箔が切れないように
潤滑剤の供給が必須となる。
(PTFE)を押出し被覆して絶縁したコアは、送り出
し機1から2のように送り出され、テーピングヘッド3
に通されて銅箔の如き金属箔4を巻き付けると同じにテ
ーピングダイス5で絞りつつ巻き付け成形する。このと
き、テーピングダイス5の穴径は、「コアの外径+金属
箔の厚さ」よりも多少小さくして、コアの絶縁体に跡目
が残る程度に絞るものであるが、それにより金属箔には
強い圧力と張力がかかるので、金属箔が切れないように
潤滑剤の供給が必須となる。
【0010】かかる潤滑剤として揮発性溶剤を用いこれ
をタンク9からテーピングダイス5の穴部に直接注入す
るかまたは金属箔4に予め塗布する。
をタンク9からテーピングダイス5の穴部に直接注入す
るかまたは金属箔4に予め塗布する。
【0011】揮発性溶剤9としては、メタノール、キシ
レン、アセトン、ケトン他有機性で金属を冒す作用を持
たないものが良い。
レン、アセトン、ケトン他有機性で金属を冒す作用を持
たないものが良い。
【0012】上記のようにして金属箔を巻き付けたコア
2′は、巻き取り機7に巻き取る間に揮発性溶剤9が揮
発し、従来のような脱脂工程が省けるので、外部導体同
軸ケーブルとしてそのまま巻き取り機7に巻き取る。
2′は、巻き取り機7に巻き取る間に揮発性溶剤9が揮
発し、従来のような脱脂工程が省けるので、外部導体同
軸ケーブルとしてそのまま巻き取り機7に巻き取る。
【0013】
【発明の作用・効果】以上説明したような本発明の同軸
ケーブルの製造方法によれば、潤滑剤として揮発性溶剤
を用いたので、テーピング時の潤滑とともにその後に可
及的速やかに脱脂が自動的に行われ、従来のような潤滑
油の脱脂のためのディスパージョン工程が省略でき、製
造時間の大幅な短縮を図れる。
ケーブルの製造方法によれば、潤滑剤として揮発性溶剤
を用いたので、テーピング時の潤滑とともにその後に可
及的速やかに脱脂が自動的に行われ、従来のような潤滑
油の脱脂のためのディスパージョン工程が省略でき、製
造時間の大幅な短縮を図れる。
【図1】本発明にかかる同軸ケーブルの製造方法の実施
例を示す説明図。
例を示す説明図。
【図2】従来の同軸ケーブルの製造方法で金属箔を巻き
付ける工程の例を示す説明図。
付ける工程の例を示す説明図。
【図3】従来の同軸ケーブルの製造方法で潤滑油の脱脂
のためのディスパージョン工程を示す説明図。
のためのディスパージョン工程を示す説明図。
1 送り出し機 2 コア 3 テーピングヘッド 4 金属箔 5 テーピングダイス 7 巻き取り機 9 揮発性溶剤入りタンク
Claims (1)
- 【請求項1】導体外周にテトラフルオロエチレン重合体
樹脂を押出し被覆したコアの上に金属箔をテーピングダ
イスで絞りつつ巻き付けるときに、潤滑剤として揮発性
溶剤を用いてこれを供給することを特徴とする同軸ケー
ブルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4136835A JPH05325675A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 同軸ケーブルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4136835A JPH05325675A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 同軸ケーブルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05325675A true JPH05325675A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=15184623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4136835A Pending JPH05325675A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 同軸ケーブルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05325675A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030044317A (ko) * | 2001-11-29 | 2003-06-09 | 오영섭 | 정온전선 및 그 제조방법 |
-
1992
- 1992-05-28 JP JP4136835A patent/JPH05325675A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030044317A (ko) * | 2001-11-29 | 2003-06-09 | 오영섭 | 정온전선 및 그 제조방법 |
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