JPH05325150A - 回転磁気ヘッドドラム装置 - Google Patents
回転磁気ヘッドドラム装置Info
- Publication number
- JPH05325150A JPH05325150A JP4133942A JP13394292A JPH05325150A JP H05325150 A JPH05325150 A JP H05325150A JP 4133942 A JP4133942 A JP 4133942A JP 13394292 A JP13394292 A JP 13394292A JP H05325150 A JPH05325150 A JP H05325150A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- magnetic head
- motor
- rotor
- yoke plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 粘弾性材マグネットとヨーク板の積層材によ
り形成されモータロータと同期して回転するヨーク板と
このモータロータのマグネットとの間にモータのモータ
ステータを配置して構成することで、ヨーク板に高い保
磁力を有するマグネット材を用いたり、電力アップを行
わなくとも高トルク化を図ることができると共に、ヨー
ク板のいわゆる“鳴き”を大幅に低減し、更に、装置の
小型化、薄型化を実現することができるようにする。 【構成】 粘弾性材マグネット10とヨーク板2の積層
材により形成され、モータのモータロータ4と同期して
回転するヨーク板2と、このモータロータ4のマグネッ
トとの間にモータのモータステータ3を配置してなるも
のである。
り形成されモータロータと同期して回転するヨーク板と
このモータロータのマグネットとの間にモータのモータ
ステータを配置して構成することで、ヨーク板に高い保
磁力を有するマグネット材を用いたり、電力アップを行
わなくとも高トルク化を図ることができると共に、ヨー
ク板のいわゆる“鳴き”を大幅に低減し、更に、装置の
小型化、薄型化を実現することができるようにする。 【構成】 粘弾性材マグネット10とヨーク板2の積層
材により形成され、モータのモータロータ4と同期して
回転するヨーク板2と、このモータロータ4のマグネッ
トとの間にモータのモータステータ3を配置してなるも
のである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばVTR等に適用
して好適な回転磁気ヘッドドラム装置に関する。
して好適な回転磁気ヘッドドラム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばVTR等においては、回転
磁気ヘッドドラム装置が用いられている。この回転磁気
ヘッドドラム装置1は、磁気ヘッドを搭載させたドラム
を軸を中心に回転させ、例えば磁気テープ上に記録しよ
うとする信号を傾斜トラックを形成する如く記録するも
のである。
磁気ヘッドドラム装置が用いられている。この回転磁気
ヘッドドラム装置1は、磁気ヘッドを搭載させたドラム
を軸を中心に回転させ、例えば磁気テープ上に記録しよ
うとする信号を傾斜トラックを形成する如く記録するも
のである。
【0003】この回転磁気ヘッドドラム装置1は、図4
及び図5Aに示すように、モータステータ3の上方にヨ
ーク板2を配し、このモータステータ3の下方にロータ
ケース5に収納したモータロータ4を配した構造、また
は図4及び図5Bに示すように、ロータケース5に収納
したモータロータ4をモータステータ3の上方及び下方
に夫々配した構造となっている。
及び図5Aに示すように、モータステータ3の上方にヨ
ーク板2を配し、このモータステータ3の下方にロータ
ケース5に収納したモータロータ4を配した構造、また
は図4及び図5Bに示すように、ロータケース5に収納
したモータロータ4をモータステータ3の上方及び下方
に夫々配した構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4及び図
5Aで説明した回転磁気ヘッドドラム装置はヨーク板2
はモータを構成するヨーク板2としての役割にずぎず、
回転磁気ヘッドドラム1の高トルク化を更に行うには、
より高保磁力を有するマグネット材を用いたり、電力ア
ップを行わなければならなかった。
5Aで説明した回転磁気ヘッドドラム装置はヨーク板2
はモータを構成するヨーク板2としての役割にずぎず、
回転磁気ヘッドドラム1の高トルク化を更に行うには、
より高保磁力を有するマグネット材を用いたり、電力ア
ップを行わなければならなかった。
【0005】また、構造上、ヨーク板のいわゆる“鳴
き”が生じ、これが使用に際して大きな騒音となってい
た。
き”が生じ、これが使用に際して大きな騒音となってい
た。
【0006】一方、図4及び図5Bで説明した回転磁気
ヘッドドラム装置はモータステータ3の上下にモータロ
ータ4及びこのモータロータ4を覆うロータケース5が
必要となるので、この回転磁気ヘッドドラム装置の薄型
化を実現することが困難であった。
ヘッドドラム装置はモータステータ3の上下にモータロ
ータ4及びこのモータロータ4を覆うロータケース5が
必要となるので、この回転磁気ヘッドドラム装置の薄型
化を実現することが困難であった。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、ヨーク板に高い保磁力を有するマグネット材を用い
たり、電力アップを行わなくとも高トルク化を図ること
ができると共に、ヨーク板のいわゆる“鳴き”を大幅に
低減し、更に、装置の小型化、薄型化を実現することの
できる回転磁気ヘッドドラム装置を提案しようとするも
のである。
で、ヨーク板に高い保磁力を有するマグネット材を用い
たり、電力アップを行わなくとも高トルク化を図ること
ができると共に、ヨーク板のいわゆる“鳴き”を大幅に
低減し、更に、装置の小型化、薄型化を実現することの
できる回転磁気ヘッドドラム装置を提案しようとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は例えば図1〜図
3に示す如く、磁性ゴム10と金属板2の積層材により
形成されモータのロータ4と同期して回転するヨーク板
2とこのロータ4のマグネット4との間にモータのステ
ータコイル3を配置してなるものである。
3に示す如く、磁性ゴム10と金属板2の積層材により
形成されモータのロータ4と同期して回転するヨーク板
2とこのロータ4のマグネット4との間にモータのステ
ータコイル3を配置してなるものである。
【0009】
【作用】上述せる本発明によれば、磁性ゴム10と金属
板2の積層材により形成されモータのロータ4と同期し
て回転するヨーク板2とこのロータ4のマグネット4と
の間にモータのステータコイル3を配置して構成したの
で、ヨーク板に高い保磁力を有するマグネット材を用い
たり、電力アップを行わなくとも高トルク化を図ること
ができると共に、ヨーク板のいわゆる“鳴き”を大幅に
低減し、更に、装置の小型化、薄型化を実現することが
できる。
板2の積層材により形成されモータのロータ4と同期し
て回転するヨーク板2とこのロータ4のマグネット4と
の間にモータのステータコイル3を配置して構成したの
で、ヨーク板に高い保磁力を有するマグネット材を用い
たり、電力アップを行わなくとも高トルク化を図ること
ができると共に、ヨーク板のいわゆる“鳴き”を大幅に
低減し、更に、装置の小型化、薄型化を実現することが
できる。
【0010】
【実施例】以下に、図1を参照して本発明回転磁気ヘッ
ドドラム装置の一実施例について詳細に説明する。
ドドラム装置の一実施例について詳細に説明する。
【0011】この図1において、図4及び図5と対応す
る部分には同一符号を付してその詳細説明を省略する。
る部分には同一符号を付してその詳細説明を省略する。
【0012】この図1において、10は例えばゴムに磁
性材を配合した粘弾性材マグネットで、この粘弾性材マ
グネット10をヨーク板2に接合し、この粘弾性マグネ
ット10を接合したヨーク板2をモータステータ(ステ
ータコイル)3の上方に配し、更にこのモータステータ
3の下方にロータケース5で覆ったモータロータ(マグ
ネット)4を配する。
性材を配合した粘弾性材マグネットで、この粘弾性材マ
グネット10をヨーク板2に接合し、この粘弾性マグネ
ット10を接合したヨーク板2をモータステータ(ステ
ータコイル)3の上方に配し、更にこのモータステータ
3の下方にロータケース5で覆ったモータロータ(マグ
ネット)4を配する。
【0013】そして、本例においては、ヨーク板2を磁
気ヘッドを有する回転ドラムに固定し、モータステータ
3を固定ドラムに固定する。
気ヘッドを有する回転ドラムに固定し、モータステータ
3を固定ドラムに固定する。
【0014】さて、図4及び図5に示した構造の回転磁
気ヘッドドラム1は、モータロータ4とヨーク板2が同
一の回転方向、且つ、同一の周期で回転する。
気ヘッドドラム1は、モータロータ4とヨーク板2が同
一の回転方向、且つ、同一の周期で回転する。
【0015】そこで、図2A〜Eに示すように、ヨーク
板2をモータロータ4のマグネット{図中(N)及び
(S)で示す}の極数と同一極数(例えば図2のように
モータロータ4が12極ならヨーク板2も12極に)と
し、更に、着磁パターンを相似したものとし、予め着磁
する。
板2をモータロータ4のマグネット{図中(N)及び
(S)で示す}の極数と同一極数(例えば図2のように
モータロータ4が12極ならヨーク板2も12極に)と
し、更に、着磁パターンを相似したものとし、予め着磁
する。
【0016】そしてその上で図3A及びBに示すよう
に、ヨーク板2をモータロータ4のマグネットのN極の
真上(ドラム構造によっては真下)にS極がくるように
し、磁性ゴム面とモータロータの4のマグネットを向い
合わせにし、ゴム面N極境界とマグネット面S極境界を
隙間なく当接させるようにする。
に、ヨーク板2をモータロータ4のマグネットのN極の
真上(ドラム構造によっては真下)にS極がくるように
し、磁性ゴム面とモータロータの4のマグネットを向い
合わせにし、ゴム面N極境界とマグネット面S極境界を
隙間なく当接させるようにする。
【0017】このような構造とすることによって、薄型
構造でありながら、図1において説明したように、粘弾
性材マグネット10とヨーク板2の制振効果を得られる
と共に、モータステータ3の上下にモータロータ4のマ
グネット及び粘弾性材マグネット10を配したことによ
ってモータステータ3に全ての磁束が通るようになり、
漏れ磁束を低減し、これによって所定トルクを得るため
に低電流、電圧で達成することができる。
構造でありながら、図1において説明したように、粘弾
性材マグネット10とヨーク板2の制振効果を得られる
と共に、モータステータ3の上下にモータロータ4のマ
グネット及び粘弾性材マグネット10を配したことによ
ってモータステータ3に全ての磁束が通るようになり、
漏れ磁束を低減し、これによって所定トルクを得るため
に低電流、電圧で達成することができる。
【0018】このように、本例においては、磁性ゴム1
0と金属板2の積層材により形成されモータのロータ4
と同期して回転するヨーク板2とこのロータ4のマグネ
ット4との間にモータのモータステータ3を配置して構
成したので、ヨーク板に高い保磁力を有するマグネット
材を用いたり、電力アップを行わなくとも高トルク化を
図ることができると共に、ヨーク板のいわゆる“鳴き”
を大幅に低減し、更に、装置の小型化、薄型化を実現す
ることができる。
0と金属板2の積層材により形成されモータのロータ4
と同期して回転するヨーク板2とこのロータ4のマグネ
ット4との間にモータのモータステータ3を配置して構
成したので、ヨーク板に高い保磁力を有するマグネット
材を用いたり、電力アップを行わなくとも高トルク化を
図ることができると共に、ヨーク板のいわゆる“鳴き”
を大幅に低減し、更に、装置の小型化、薄型化を実現す
ることができる。
【0019】また本例においては、ヨーク板2が磁気ヘ
ッドを有する回転ドラムに固定し、モータステータ3を
固定ドラムに固定するようにしたので、装置の薄型化を
図ることができると共に、高トルク化を図れ、更に、良
好に磁気記録を行うことができる。
ッドを有する回転ドラムに固定し、モータステータ3を
固定ドラムに固定するようにしたので、装置の薄型化を
図ることができると共に、高トルク化を図れ、更に、良
好に磁気記録を行うことができる。
【0020】また、上述の例においては、低消費電力、
且つ、高トルク化を目的とした場合ヨーク板2を着磁す
るのみで良いので、モータロータ4の材料変更によるコ
ストアップやロータ径を大きくしなければならないとい
った問題を解決することができる。
且つ、高トルク化を目的とした場合ヨーク板2を着磁す
るのみで良いので、モータロータ4の材料変更によるコ
ストアップやロータ径を大きくしなければならないとい
った問題を解決することができる。
【0021】尚、上述の例においては、ヨーク板2に接
合する部材として粘弾性材マグネット10を用いた例に
ついて説明したが、例えばナイロンに磁性材を配合した
プラスチックマグネットでも良い。
合する部材として粘弾性材マグネット10を用いた例に
ついて説明したが、例えばナイロンに磁性材を配合した
プラスチックマグネットでも良い。
【0022】また、上述の実施例は本発明の一例であ
り、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成
が取り得ることは勿論である。
り、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成
が取り得ることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、磁性ゴムと金
属板の積層材により形成されモータのロータと同期して
回転するヨーク板とこのロータのマグネットとの間にモ
ータのステータコイルを配置して構成したので、ヨーク
板に高い保磁力を有するマグネット材を用いたり、電力
アップを行わなくとも高トルク化を図ることができると
共に、ヨーク板のいわゆる“鳴き”を大幅に低減し、更
に、装置の小型化、薄型化を実現することができる利益
がある。
属板の積層材により形成されモータのロータと同期して
回転するヨーク板とこのロータのマグネットとの間にモ
ータのステータコイルを配置して構成したので、ヨーク
板に高い保磁力を有するマグネット材を用いたり、電力
アップを行わなくとも高トルク化を図ることができると
共に、ヨーク板のいわゆる“鳴き”を大幅に低減し、更
に、装置の小型化、薄型化を実現することができる利益
がある。
【図1】本発明回転磁気ヘッドドラム装置の一実施例の
要部の断面を示す説明図である。
要部の断面を示す説明図である。
【図2】本発明回転磁気ヘッドドラム装置の一実施例の
要部を示す分解図である。
要部を示す分解図である。
【図3】本発明回転磁気ヘッドドラム装置の一実施例の
要部を示す構成図である。
要部を示す構成図である。
【図4】回転磁気ヘッドドラム装置の例を示す説明図で
ある。
ある。
【図5】従来の回転磁気ヘッドドラム装置の例を示す説
明図である。
明図である。
2 ヨーク板 3 モータステータ 4 ロータ 5 ロータケース 10 粘弾性材マグネット
Claims (2)
- 【請求項1】 磁性ゴムと金属板の積層材により形成さ
れモータのロータと同期して回転するヨーク板とこのロ
ータのマグネットとの間にモータのステータコイルを配
置してなる回転磁気ヘッドドラム装置。 - 【請求項2】 上記ヨーク板が磁気ヘッドを有する回転
ドラムに固定されると共に、上記ステータコイルが固定
ドラムに固定されたことを特徴とする請求項1記載の回
転磁気ヘッドドラム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13394292A JP3182875B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 回転磁気ヘッドドラム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13394292A JP3182875B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 回転磁気ヘッドドラム装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05325150A true JPH05325150A (ja) | 1993-12-10 |
JP3182875B2 JP3182875B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=15116679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13394292A Expired - Fee Related JP3182875B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 回転磁気ヘッドドラム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3182875B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8536863B2 (en) * | 2006-08-09 | 2013-09-17 | Sony Corporation | Detecting device having viscoelastic magnet |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63228408A (ja) * | 1987-03-16 | 1988-09-22 | Sony Corp | 回転ヘツドドラム装置 |
JPH01246803A (ja) * | 1988-03-28 | 1989-10-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 電磁石装置 |
JPH02197235A (ja) * | 1989-01-25 | 1990-08-03 | Matsushita Electric Works Ltd | モータ |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP13394292A patent/JP3182875B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63228408A (ja) * | 1987-03-16 | 1988-09-22 | Sony Corp | 回転ヘツドドラム装置 |
JPH01246803A (ja) * | 1988-03-28 | 1989-10-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 電磁石装置 |
JPH02197235A (ja) * | 1989-01-25 | 1990-08-03 | Matsushita Electric Works Ltd | モータ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8536863B2 (en) * | 2006-08-09 | 2013-09-17 | Sony Corporation | Detecting device having viscoelastic magnet |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3182875B2 (ja) | 2001-07-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |