JPH05324656A - 入退室管理装置 - Google Patents

入退室管理装置

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JPH05324656A
JPH05324656A JP12517692A JP12517692A JPH05324656A JP H05324656 A JPH05324656 A JP H05324656A JP 12517692 A JP12517692 A JP 12517692A JP 12517692 A JP12517692 A JP 12517692A JP H05324656 A JPH05324656 A JP H05324656A
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JP
Japan
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lock
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card
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Withdrawn
Application number
JP12517692A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Kishimoto
裕樹 岸本
Masami Yasuda
正己 安田
Chiaki Seto
千明 瀬戸
Takanao Ochiai
考直 落合
Masahiko Okano
正彦 岡野
Makoto Sato
佐藤  誠
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カードを読み取って操作パネルのロック解除
ができる入退室管理装置に関し、安全性が確保できる入
退室管理装置を提供することを目的とする。 【構成】 扉の電気錠7と、第1のカード記録媒体10よ
り入室可否判断データを読取る読取手段4と、読取手段
4に第1のカード媒体10を挿入する貫通孔19を有し、扉
近くの壁の開口部18を覆って、ロック手段20でロック
し、保守時にロック解除で開口部18を開く操作パネル14
とを備え、第1のカード媒体10の読取データから入室可
の判断時に電気錠7を解錠する入退室管理装置であっ
て、ロック手段20を操作パネル14の背面に備え、ロック
手段20のロック解除を指令するデータが記録された第2
のカード媒体100 から読取手段4によって読み取ったデ
ータに基いて、ロック手段20のロックを解除する構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セキュリティが要求さ
れる施設等への入室管理に使用される入退室管理装置に
係り、特に保守時にカード媒体の操作で前面パネルのロ
ックを解除することができ安全性を高めることができる
入退室管理装置に関するものである。
【0002】近来、インテリジェントビルや電算機室
等、ある程度のセキュリティが要求される施設の建物、
或いは部屋毎に入退室管理装置を設置して、入場者、入
室者本人の認証等をチェックして入場、入室を管理する
方法が取られている。
【0003】この場合に本人の確認手段として、個人の
認証データ及び許可レベルが記録された磁気カード (或
いはカード内に集積回路を持ったICカード等) を読み
取る方法が普及しつつある。
【0004】このような入退室管理装置では、装置に障
害が生じて動作不能になった時に、保守員が装置前面の
操作パネルのロックを解除して、操作パネルを開いて装
置内の保守作業を行うようになっているが、操作パネル
のロックを解除は機械錠を鍵によって解錠しているの
で、複数の扉に対して同一の鍵ではセキュリティに不安
があり、異なる鍵を準備したのでは鍵の管理が面倒にな
る。
【0005】また錠のシリンダが見えると悪戯等の対象
になるので、管理が容易でセキュリティが確保できる方
法が望まれている。
【0006】
【従来の技術】図8のブロック図はインテリジェントビ
ルにおける入退室管理(カードゲート:以下CGとい
う)システムの概要を示しており、例えば所定のフロア
毎、或いは部屋毎にCG装置1a,1b,─が配置され、ホス
トコンピュータ(以下ホストという)2に通信回線で夫々
接続されている。CG装置1a,1b,─及びホスト2には、
無停電電源装置(UPS)により電力が供給されてい
る。
【0007】ホスト2は、各CG装置1a,1b,─に対して
運用に必要なデータを初期ロードすると共に、火災等の
非常時に一斉解錠を指令する信号及び時計合わせ信号等
を発信し、各CG装置1a,1b,─から送られる現時点の電
気錠7aの制御状況及び入室者識別番号等のデータを受信
して記憶し、また障害通知を受信して保守員に報知す
る。
【0008】CG装置1a,1b,─は同じ機能を有するの
で、以下、CG装置1aで説明する。図9のブロック図に
示すように、CG装置1aは、主制御部3、カードリーダ
4a、判定部5、電気錠駆動部6、電気錠7a、操作部8、
表示部9、データメモリ11、障害検出部12、電源13、操
作パネル14a、報知部15、及びホスト2との交信を行う
回線制御部16を備えている。
【0009】CG装置1aには、少なくとも1個の電気錠
7aが接続され、夫々の電気錠7aは入退管理の対象となる
部屋等の出入口の扉毎に設置されている。図では電気錠
7aが1個の場合を示している。
【0010】またカードリーダ4aは、後述する操作パネ
ル14aに挿入口40が突出し、外部から挿入口40に挿入さ
れたカード10aの情報を読み取る。ここで、カード10a
は、例えば磁気ストライプを有する磁気カードで構成さ
れ、所持者個人の識別番号及び許可レベル等の情報が記
録されている。なお、カード10aは、磁気カードの他
に、集積回路を備えたICカード、電波又は磁力による
非接触カード、或いは光カード等の場合もある。
【0011】判定部5は、カードリーダ4aがカード10a
から読み取った許可レベルと対象の部屋の許可レベルの
チェックをし、更にカード10aから読み取った識別番号
と操作部8から入力された識別番号を照合して入室の可
否を判定する。
【0012】許可レベルのチェックは、カード10aに付
与された許可レベルが、対象の部屋毎に要求されるセキ
ュリティレベルに応じて設定されている許可レベルに達
しているか否かをチェックして、入退室の資格制限を行
うものである。
【0013】電気錠駆動部6は、主制御部3の指令によ
り、電気錠7aの施錠及び解錠を制御する。データメモリ
11は、バッテリサポートされるRAMで構成され、ホス
ト2から初期ロードされた装置運用上必要なデータと、
入室者の識別番号及び入室時刻等のデータを累積して記
憶すると共に、現時点の電気錠7aの制御状態を記憶す
る。
【0014】この識別番号及び入室時刻等のデータは所
定時、或いは記憶容量が満杯になった時等にホスト2へ
送信される。障害検出部12は、装置内に障害が発生した
時、例えば電気錠駆動部6の故障等が発生した時等に、
これを検出して主制御部3へ通知する。
【0015】報知部15は、主制御部3の指令により、障
害個所を表示部9に表示して報知し、ホスト2へ障害状
況を通知する。主制御部3は、CPU及び制御プログラ
ムを備え、CPUは制御プログラムに従って上記各部を
制御して、カード10aから読み取った許可レベル及び識
別番号をチェックして入室の許可/不許可を判定し、許
可と判定した時だけ電気錠7aを解錠し、識別番号及び入
室時刻等をデータメモリ11に記憶する。
【0016】電気錠7aの制御状態は施錠/解錠の都度、
回線制御部16よりホスト2へ通知され、また装置内に障
害が発生した時には、表示部9に障害個所を表示し、ホ
スト2へ障害個所を通知する。
【0017】操作パネル14aは、図10(a) 及び(c) に示
すように、電子錠7aが取り付けられた扉17の近くの建物
或いは部屋の壁に設けられた開口部18aを覆うように設
置され、CG装置1aは開口部18aの内側に配置されてい
る。操作パネル14aの前面に操作部8、表示部9が搭載
され、下端部に設けた角孔19aから図9の如くカードリ
ーダ4aの挿入口40が外部に出ている。
【0018】更に上方部中央にシリンダ型の機械錠20a
が設けられ、機械錠20aは鍵21で装置内に設けられた係
合金具22に施錠/解錠される。また図10(b) に示すよう
に、操作パネル14aの背面には、マニュアル操作で電源
13を投入/切断する電源スイッチ23、上部に機械錠20a
のフック金具24が配置され、下端部に断面がL字形のフ
ック部25が設けられいる。また図中2点鎖線で示す位置
に操作部8及び表示部9等を制御するプリント板ユニッ
トが搭載されている。
【0019】従ってフック部25を開口部18aに設けられ
た図中2点鎖線で示す係合板26に掛けて、上部を開口部
18aに当てて、機械錠20aを鍵21で操作すると、フック
金具24が回転して図中2点鎖線で示す係合金具22に係合
して施錠される。
【0020】また開口部18aの内側には、CG装置1aを
構成する上記各部が、図示省略した装置筺体のフレー
ム、或いはプリント板ユニットに搭載されている。この
ような構成及び機能を有するので、入室を希望する者
(カード所持者) が、カードリーダ4aの挿入口40にカー
ド10aを挿入すると、個人の識別番号及び許可レベルが
読み取られ、判定部5で許可レベルが部屋の許可レベル
に達していれば、読み取った識別番号と入力された識別
番号とが照合され、照合が一致すれば入室許可信号が発
信され、不一致の時は不許可信号が発信される。
【0021】入室許可信号を受けた主制御部3は、電気
錠駆動部6に解錠を指令し、電気錠7aが解錠され、カー
ド10aは返却される。そこで出入口の扉17を開いて入室
することができる。解錠から所定時間経過すると再び施
錠される。一方、識別番号及び入室時刻等がデータメモ
リ11に格納される。
【0022】不許可信号を受けた時は、表示部9に入室
不可の旨を表示して報知し、カード10aを返却する。ま
たカード10aからは識別番号だけを読み出し、ホスト2
へ識別番号を送ってホスト2の図示していない記憶部に
格納されている資格情報をCG装置1aに受信して、CG
装置1a内部でカード10aの許可レベルチェックを行う方
法等もある。
【0023】CG装置1a内に障害が発生した時は、障害
検出部12が障害を検出し、報知部15より警報信号が発信
されて、表示部9に障害状況を表示すると共に、故障箇
所をホスト2へ通知する。
【0024】次に障害発生時の処理の手順を説明する。
例えば障害が発生し易い電気錠駆動部6が壊れた場合、
障害検出部12の検出によってホスト2に通知されて保守
者に連絡が入ると、次のような手順で復旧される。
【0025】保守者は現場に急行し、まずCG装置1a
を保守状態にする。(ホスト2に通知電文が上がり監視
員は当該するCG装置1aが保守に入ったことを知る) 保守者は、機械錠20aを解錠して操作パネル14aを開
き、保守用の確認ツールを使って、障害の調査、切り分
けを行う。即ち、確認ツールにより電気錠駆動部6が異
常であることを突き止める。
【0026】電源スイッチ22aの操作で電源13を切断
する。 電気錠駆動部6を交換する。 電源13を投入し、操作パネル14aを閉めて機械錠20a
を施錠する。
【0027】確認ツールで電気錠駆動部6が正常に動
作することを確認する。 運用状態に移行する。(ホスト2に通知電文を送り保
守状態を解除する) 保守移行前の状態に戻す。(電気錠7aが施錠状態なら
施錠処理を行う) このようにして障害の復旧処理が行われる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、CG装置の操作パネルには市販のごく簡単な錠が取
り付けられており、しかも同一の鍵でどのCG装置の操
作パネルが開けられる場合が多いので、セキュリティが
確保できない。またCG装置毎に異なる鍵を使用する場
合は、鍵の管理が煩雑となり、CG装置が 100台以上の
大規模になると、鍵の管理が困難になる。
【0029】また操作パネルに錠のシリンダ等が見える
場所にあると、イタズラ等の対象になる可能性が大き
い。従ってCG装置の操作パネルに錠を取り付けるメリ
ットが少なく、セキュリティランクの確保の面において
も不完全であるという問題点がある。
【0030】本発明は、カード媒体を読み取って操作パ
ネルのロック解除ができ、セキュリティが確保できるC
G装置を提供することを目的としている。
【0031】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図を
示す。図において、7は建物或いは部屋の出入口扉に設
けられ、施錠及び解錠が制御される電気錠、10は入室可
否の判断に必要なデータが記録された第1のカード媒
体、100 はロック手段20のロック解除を指令するデータ
が記録された第2のカード媒体、4は第1のカード媒体
10及び第2のカード媒体100 から記録データを読み取る
読取手段、18は建物或いは部屋の出入口扉の近傍の壁に
設けられた開口部、19は操作パネル14に設けられ、読取
手段4に第1のカード媒体10及び第2のカード媒体100
を挿入する貫通孔、20は操作パネル14の背面に設けら
れ、開口部18を覆った操作パネル14をロックするロック
手段、14は貫通孔19を有し、開口部18を覆ってロック手
段20によりロックされ、保守時にロックを解除して開口
部18が開かれる操作パネルである。
【0032】従って第1のカード媒体10から読取手段4
が読み取ったデータに基いて、入室可と判断された時に
電気錠7を解錠し、第2のカード媒体100 から読取手段
4が読み取ったデータに基いて、ロック手段20のロック
を解除するように構成されている。
【0033】
【作用】保守時に、ロック手段20のロック解除を指令す
るデータが記録された第2のカード媒体100 を読取手段
4に挿入して記録データを読み取り、読み取った記録デ
ータに基いてロック手段20のロックが解除される。
【0034】従って従来方法のような機械錠によって外
部から鍵によって操作パネル14をロックしていた煩雑な
鍵の管理が解消し、またロック手段20が操作パネル14の
背面に設けられていて、従来方法のように錠が操作パネ
ル14の前面にないので、外部からの悪戯等ができずセキ
ュリティを確保することができる。
【0035】
【実施例】以下、図2〜図7を参照して従来例で説明し
たCG装置に本発明を適用した実施例を説明する。全図
を通じて同一符号は同一対象物を示す。
【0036】図2は実施例を示すブロック図、図3はマ
イクロスイッチとソレノイドの制御回路図、図4は操作
パネルの背面斜視図、図5は要部説明図、図6及び図7
は実施例のフローチャートを示す。
【0037】図2のカードリーダ4a、カード10a、カー
ド10b、角孔19a、及びロック機構20bは、図1の読取
手段4、第1のカード媒体10、第2のカード媒体100 、
貫通孔19、及びロック手段20に夫々対応している。
【0038】図2に示すように、例えば部屋毎にCG装
置1A,1B,─が配置され、ホスト2に通信回線で夫々接続
されている。CG装置1A,1B,─は同一機能を有するの
で、以下CG装置1Aで説明する。
【0039】図において、3aは主制御部、10bはカー
ド、14bは操作パネル、15aは報知部、23は電源スイッ
チ (請求項2の電源スイッチに対応する)、27はMSw
(請求項3の監視手段に対応する)、28はパネル制御
部、20bはロック機構を示す。
【0040】カード10bは、操作パネル14bのロック解
除を指令するデータが記録されており、保守時にカード
リーダ4aに挿入される。パネル制御部28は、操作パネル
14bのロック機構20bのロック及びロック解除を制御
し、カードリーダ4aによりカード10bから読み取られた
時に、読み取った記録データに基く主制御部3aの指令に
より、図示省略したドライバによりロック機構20bの後
述するソレノイド33を駆動させて操作パネル14bのロッ
クを解除させる。
【0041】MSw27は、図3に示すように、操作パネ
ル14bを閉めた時に作動してMSwリード信号がバッフ
ァ29を経て主制御部3aへ送られ、操作パネル14bを開け
ることにより作動が解除される。
【0042】報知部15aは、従来例で説明した報知部15
と同様に障害発生を報知する機能の他に、操作パネル14
aがこじ開け等により不法に開けられた時 (操作パネル
14aがカード10bの読み取りによらずに開かれた時)
に、MSw27の検出で、主制御部3aの指令により、警報
信号を発信し操作部8の図示省略したブザーの鳴動及び
表示部9への警報表示と共に、ホスト2へ警報信号を送
って報知する。
【0043】主制御部3aは、従来例で説明した制御部3
と同様に、入室許可/不許可の判定及び電気錠7aの施錠
/解錠を制御し、入室データをデータ記憶部11に記憶
し、障害検出部12が検出した時に、表示部9に障害箇所
等を表示し、一方、ホスト2に障害を通知する機能を備
え、更に次のような制御機能を有する。
【0044】保守時等にカードリーダ4aが読み取った
カード10bの操作パネル14bのロック解除を指令するデ
ータを判別して、パネル制御部28に指令してロック機構
20bのロック解除を行う。
【0045】操作パネル14bを開けた時には、保守作
業においてデータメモリ11の図示省略したサポートバッ
テリを交換する可能性があるため、データメモリ11に蓄
積記憶された入室データ及び電気錠7aの制御状態を示す
データをホスト2へ送信して一時記憶させる。
【0046】保守終了後、操作パネル14bを閉めてM
Sw27の検出によりロックが確認された際に、データメ
モリ11に記憶されたデータが正常か消滅しているかをチ
ェックし、消滅していればホスト2に一時記憶させたデ
ータをホスト2から受信してデータメモリ11に記憶す
る。そして電気錠7aの制御状態を保守作業前の状態に復
帰させる。
【0047】もしデータメモリ11に記憶されたデータ
が正常(バッテリサポートが切断されずに保守作業が完
了した時)であれば、ホスト2に一時格納したデータの
消去指示信号を送信する。
【0048】また操作パネル14bがこじ開け等で不法
に開けられた時に、MSw27の検出が、カード10bの読
取データに基づかない操作パネル14bの“開”であるこ
とから、不法によるものと判断して、操作部8のブザー
の鳴動及び表示部9への警報表示により報知し、一方、
ホスト2に警報信号を送信する。
【0049】図4に示すように、操作パネル14bは、従
来例で説明した操作パネル14aの機械錠20aに代えてロ
ック機構20bが設けられている。操作パネル14bの背面
にMSw27が設けられ、MSw27はばね板30を介して作
動するようになっている。
【0050】図5(a) 及び(b) に示すように、MSw27
に対向して、装置内に突起金具31が設けられている。ば
ね板30は操作パネル14bを閉めた時に、突起金具31に押
されてMSw27が作動して閉めたことを検出し、ロック
機構20bのロックが解除された時に、ばね板30の弾力に
よって操作パネル14bが押されて前方に開き、MSw27
の検出が解除される。
【0051】ロック機構20bは、フック金具32、ソレノ
イド33及び復旧ばね34で構成され、ソレノイド33は図3
に示すように、主制御部3aからのソレノイド制御信号に
よりトランジスタ35のスイッチングで励磁される。
【0052】従って、操作パネル14bのロック状態で
は、ソレノイド33の励磁解除状態で、フック金具32は復
旧ばね34の弾力によって矢印A方向に付勢され、装置内
部の係合金具22に係合しており、ソレノイド33の励磁に
よりフック金具32が復旧ばね34の弾力に抗して矢印B方
向に回動し、係合金具22との係合から解放されて操作パ
ネル14bを開くことができる。
【0053】もし、操作パネル14bが開かれた状態で装
置電源13aが切断されると、ソレノイド33の励磁が解除
されて、フック金具32は矢印A方向に回動して、操作パ
ネル14bの背面の対向する位置に設けられた緩衝ストッ
パ36を押圧する。
【0054】この時、フック金具32の後端部、図中ハッ
チングした部分は上方に位置しているので、電源13を切
断したままで操作パネル14bを閉めると、装置内部に設
けられた突起金具31が図4に示すハッチング部分に当接
して操作パネル14bを閉めることができない。
【0055】また操作パネル14bが開いている時に電源1
3を投入すると、図5(b)中2点鎖線で示すように、ソレ
ノイド33の励磁でフック金具32が矢印B方向に回動して
ハッチングした部分が下方に下がるので、操作パネル14
bを閉めることができる。
【0056】このような構成及び機能を有するので、次
に図6及び図7のフローチャートにより保守作業時及び
操作パネル14bがカード10bによらずにこじ開け等によ
り不法に開けられた時の作用を説明する。
【0057】1)保守作業時(図6参照) 運用状態にある時に、障害が発生すると障害検出部12
の検出信号に基いて、報知部15aにより障害箇所を表示
部9に表示し、障害状況がホスト2へ報知する。 カ
ード10bをカードリーダ4aに挿入して保守指令データを
読み取る。挿入したカードがカード10bであればデータ
を読み取った後、カード10bを返却する。もしカード10
bでなかった時は、セキュリティエラーとしてカードを
返却する。 読み取ったデータに基いてソレノイド33
を励磁してロック機構20bのロックを解除し、操作パネ
ル14bを開ける。するとMSw27が操作パネル14bの
“開”を検出する。
【0058】するとデータメモリ11に記憶されている
入室者の識別番号及び入室時刻等のデータと現時点の電
気錠7aの制御状態を示すデータをホスト2へアップロー
ドし、ホスト2はこれらのデータを一時記憶する。
【0059】そこで電源13を切断して保守作業を行
う。この時、電源13の切断で電気錠7aの制御はすべて施
錠状態になる。保守作業が終了して電源13を投入する
と、ソレノイド33が励磁されてロック機構20bのロック
が解除状態になる。
【0060】操作パネル14bを閉めると、MSw27が
“閉”を検出して、ソレノイド33の励磁解除で操作パネ
ル14bのロック機構20bがロックされる。 するとデータメモリ11の入室者の識別番号及び入室時
刻等のデータと現時点の電気錠7aの制御状態を示すデー
タが記憶されている領域のデータが消滅しているか否か
を確認 (保守作業中にサボートバッテリーの交換等によ
り、サポートが中断するとデータメモリ11のデータは混
乱状態になるので、パリティーチェック等の方法により
データが正常であるかどうかをチェック)する。
【0061】データが消滅していれば、ホスト2から
一時記憶したデータをダウンロードして、データメモリ
11に記憶する。またデータが正常に記憶されていれば、
ホスト2へアップロードして一時記憶したデータの消去
を指示する。これによってホスト2のメモリ領域を有効
に使用することができる。
【0062】そこでデータメモリ11に記憶されたデー
タに基いて電気錠7aの制御状態を保守前の状態に復帰さ
せて運用を再開する。 2)操作パネルがこじ開け等により不法に開けられた時
(図7参照) 運用状態にある時に、操作パネル14bがこじ開け等の
破壊的な方法によって開けられると、カード11bの読取
データによらないで、MSw27が、“開”を検出したこ
とから、不法に開けられたものと判断する。
【0063】そして報知部15aによって操作部8のブ
ザー鳴動及び表示部9に警報表示で報知し、ホスト2へ
警報信号を送信する。 そこで警備員による警備活動が行われ、更に図6で説
明した保守作業時のフローチャートに準じて保守作業が
行われる。この場合の保守は、破壊された部分があるの
で、応急処置或いは一部運用休止等の処置が取られる場
合がある。
【0064】警備活動及び保守作業の終了で運用が再
開される。 もしでカード10bの読取データによって操作パネル
14bのロックが解除されて開かれて、MSw27が“開”
を検出したのであれば、図6の場合と同じになる。
【0065】このようにして、カード10bを読み取って
操作パネル14bのロックを解除することができ、保守後
に電源13を投入しないと操作パネル14bを閉めることが
てきないので、電源13を投入しないで閉めてしまってロ
ック機構20bのロック解除がなきなくなるのを防止する
ことができる。
【0066】またMSw27による操作パネル14bの開閉
状態の監視で、不法に操作パネル14bが開けられたこと
を検出して警報を発信するので、セキュリティを確保す
ることができる。
【0067】上記例では、電源13が切断された状態で操
作パネル14bを閉めようとすると、フック金具32が係合
金具22に当接して閉めることができない方法を説明した
が、電源スイッチ23に対応する装置内に突起金具を設け
て、電源13が切断された状態で操作パネル14bを閉めた
時に、閉まる直前に電源スイッチ23が突起金具に押され
て電源が投入される方法としても同様の効果が得られ
る。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、建物或いは部屋の出入口扉に設けられ、施
錠及び解錠が制御される電気錠と、入室可否の判断に必
要なデータが記録された第1のカード媒体よりデータを
読み取る読取手段と、読取手段に第1のカード媒体を挿
入する貫通孔が設けられ、建物或いは部屋の出入口扉の
近傍の壁の開口部を覆ってロック手段によりロックさ
れ、保守時にロックを解除して開口部が開かれる操作パ
ネルとを備え、挿入された第1のカード媒体より読取手
段によって読み取ったデータに基いて入室可と判断され
た時に電気錠を解錠する入退室管理装置において、ロッ
ク手段を操作パネルの背面に備え、ロック手段のロック
解除を指令するデータが記録された第2のカード媒体か
ら読取手段によって読み取ったデータに基いて、操作パ
ネルのロック手段のロックを解除することにより、第2
のカード媒体によって操作パネルを開けることができ、
従来方法のような建物或いは部屋の電気錠に対応する操
作パネル毎の機械錠を外部から鍵で施錠/解錠する方法
の鍵の管理の煩雑さが解消し、またロック手段が操作パ
ネルの背面に設けられていて、従来方法のように錠が操
作パネルの前面にないので、外部からの悪戯等ができず
セキュリティを確保することができる。
【0069】請求項2では、装置内に電源を投入及び切
断する電源スイッチを備え、電源スイッチにより電源を
投入した後に、保守時に開かれた操作パネルの閉鎖が可
能となる構成としたことにより、保守作業等が終了した
時に、電源の投入をしないで操作パネルを閉鎖してしま
うことがなくなり、操作パネルを閉めるとロック手段に
よってロックされ、電源スイッチが装置内にあるので、
電源未投入のままではロック解除ができなくなることを
未然に防止することができる。
【0070】請求項3では、操作パネルのロック手段に
よるロック状態を監視する監視手段を備え、ロック手段
の破壊によって操作パネルのロックが解除された時に、
監視手段の監視による検出信号に基いて、破壊によって
ロックが解除されたことを報知することにより、警備の
対応を即時促すことができるので、セキュリティを高め
ることができる。という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理構成図
【図2】 本発明の実施例を示すブロック図
【図3】 MSwとソレノイドの制御回路図
【図4】 操作パネルの背面斜視図
【図5】 要部説明図
【図6】 実施例のフローチャート(その1)
【図7】 実施例のフローチャート(その2)
【図8】 CGシステムの概要を示すブロック図
【図9】 本発明が適用されるCG装置の従来例を示す
ブロック図
【図10】 操作パネルの説明図
【符号の説明】
1a,1b,1A,1B はCG装置、4は読取手段、
4aはカードリーダ、7,7a は電気錠、 10は第1
のカード媒体、 10a,10b はカード、14,14a,14bは操
作パネル、18,18aは開口部、 19は貫通孔、19
aは角孔、 20はロック手段、 20
aは機械錠、20bはロック機構、 23は電源スイッ
チ、 27はMSw、100 は第2のカード媒体、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 落合 考直 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 岡野 正彦 東京都稲城市矢野口1776番地 富士通機電 株式会社内 (72)発明者 佐藤 誠 東京都稲城市矢野口1776番地 富士通機電 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物或いは部屋の出入口扉に設けられ、
    施錠及び解錠が制御される電気錠(7) と、 入室可否の判断に必要なデータが記録された第1のカー
    ド媒体(10)より該データを読み取る読取手段(4) と、 該読取手段(4) に該第1のカード媒体(10)を挿入する貫
    通孔(19)が設けられ、前記建物或いは部屋の出入口扉の
    近傍の壁の開口部(18)を覆って、ロック手段(20)により
    ロックされ、保守時にロックを解除して該開口部(18)が
    開かれる操作パネル(14)とを備え、 挿入された該第1のカード媒体(10)より該読取手段(4)
    によって読み取ったデータに基いて入室可と判断された
    時に該電気錠(7) を解錠する入退室管理装置であって、 前記ロック手段(20)を前記操作パネル(14)の背面に備
    え、 該ロック手段(20)のロック解除を指令するデータが記録
    された第2のカード媒体(100) から前記読取手段(4) に
    よって読み取ったデータに基いて、該ロック手段(20)の
    ロックを解除することを特徴とする入退室管理装置。
  2. 【請求項2】 前記装置内に電源を投入及び切断する電
    源スイッチ(23)を備え、 該電源スイッチ(23)により電源を投入した後に、前記保
    守時に開かれた操作パネル(14)の閉鎖が可能となる構成
    を有することを特徴とする請求項1の入退室管理装置。
  3. 【請求項3】 前記操作パネル(14)の前記ロック手段(2
    0)によるロック状態を監視する監視手段(27)を備え、 該ロック手段(20)の破壊によって該操作パネル(14)のロ
    ックが解除された時に、該監視手段(27)の監視による検
    出信号に基いて、該破壊によってロックが解除されたこ
    とを報知することを特徴とする入退室管理装置。
JP12517692A 1992-05-19 1992-05-19 入退室管理装置 Withdrawn JPH05324656A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010113643A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Itoki Corp 入室管理装置
JP2015064820A (ja) * 2013-09-26 2015-04-09 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 入退室管理システム

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JP2010113643A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Itoki Corp 入室管理装置
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