JPH05324418A - Cpu使用時間監視方式 - Google Patents

Cpu使用時間監視方式

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Publication number
JPH05324418A
JPH05324418A JP4157569A JP15756992A JPH05324418A JP H05324418 A JPH05324418 A JP H05324418A JP 4157569 A JP4157569 A JP 4157569A JP 15756992 A JP15756992 A JP 15756992A JP H05324418 A JPH05324418 A JP H05324418A
Authority
JP
Japan
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time
program
cpu
cumulative
counter
Prior art date
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JP4157569A
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Inventor
Kingo Tsugawa
金吾 津川
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プログラムとは独立して装置自体によりシス
テム全体のボトルネックがどこにあるか否かを解析でき
るようにする。 【構成】 ジョブを走らせると、アドレス・累積テーブ
ル作成手段10はジョブを構成するプログラムのアドレ
ステーブル2を作成するとともに、CPU累積使用時間
テーブル3を確保する。プログラム開始・終了手段11
はプログラムポインタ4のアドレスがアドレステーブル
2の先頭アドレスと同じと確認すると、プログラム開始
通知を累積時間採取手段12に通知する。累積時間採取
手段12はCPU累積使用時間テーブル3から処理を開
始したプログラムのCPU累積使用時間を取り出して時
間累積カウンタ4にセットしてカウントさせる。その
後、プログラム終了通知があると、累積時間採取手段1
2は時間累積カウンタ5のカウントを停止させてカウン
ト値をCPU累積使用時間テーブル3に書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCPU(Central
Processing Unit)使用時間監視方式
に関し、特に大規模化する電子計算機システムの開発お
よび保守においてシステム全体のボトルネックがどこに
あるか否かを解析するCPU使用時間監視方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、CPU使用時間監視方式では、複
数のプログラムからなるシステムの性能を分析するため
にプログラムのCPU使用時間の累積,このCPU使用
時間の累積の外部出力等を行おうとすると、経験を積ん
だ技術者によるプログラムへの特殊命令の埋め込み作業
を行った後、実際の運用とは異なる時間帯で、本来実行
すべきプログラム処理以外の特殊命令による冗長な処理
を伴いながら実施する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のCP
U使用時間監視方式では、複数のプログラムからなるシ
ステムの性能を分析するためにプログラムのCPU使用
時間の累積,このCPU使用時間の累積の外部出力等を
行おうとすると、経験を積んだ技術者によるプログラム
への特殊命令の埋め込み作業が必要になるので、経験を
積んだ技術者の確保が必要になるという問題点があっ
た。
【0004】また、特殊命令を埋め込んだプログラムを
処理させるには実際の運用とは異なる時間帯で実施せざ
るを得ないので、本来の運用する時間帯でのシステムの
性能を正確に把握しにくいという問題点あった。
【0005】さらに、プログラムの処理中にシステムの
異常が発生した場合、プログラムの暴走によるシステム
停止を未然に防止することができないという問題点があ
った。
【0006】本発明の目的は、上述の点に鑑み、プログ
ラムとは独立して装置自体にCPU使用時間の累積,C
PU使用時間の累積時間の外部出力およびCPU使用時
間の監視機能を持たせてシステム全体のボトルネックが
どこにあるかを解析できるようにしたCPU使用時間監
視方式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のCPU使用時間
監視方式は、CPUを使用した時間を累積したCPU累
積使用時間およびCPUが使用できる時間を指定する最
大CPU使用時間をプログラムごとに格納するCPU累
積使用時間テーブルと、時間経過に伴ってカウントする
時間累積カウンタと、プログラムの処理が開始するとプ
ログラム開始通知を発しプログラムの処理が終了すると
プログラム終了通知を発するプログラム開始・終了通知
手段と、このプログラム開始・終了通知手段からプログ
ラム開始通知を受けると前記CPU累積使用時間テーブ
ルに格納されたプログラムのCPU累積使用時間を前記
時間累積カウンタにセットしてカウントを開始させ、前
記プログラム開始・終了通知手段からプログラム終了通
知を受けると前記時間累積カウンタのカウントを停止さ
せてセットされているCPU累積使用時間を前記CPU
累積使用時間テーブルに書き出す累積時間採取手段とを
有する。
【0008】また、時間経過に伴って減じるようにカウ
ントするサンプリング時間カウンタと、前記CPU累積
使用時間テーブルに格納されたプログラムのCPU累積
使用時間が書き写される予備テーブルと、サンプリング
時間を前記サンプリング時間カウンタにセットしてカウ
ントを開始させ前記サンプリング時間カウンタのカウン
ト値が0になると前記CPU累積使用時間テーブルに格
納されたプログラムのCPU累積使用時間を前記予備テ
ーブルに書き出す累積時間書出手段とを有する。
【0009】さらに、時間経過に伴って減じるようにカ
ウントする暴走監視カウンタと、前記プログラム開始・
終了通知手段からプログラム開始通知を受けると前記C
PU累積使用時間テーブルに格納された最大CPU使用
時間を前記暴走監視カウンタにセットしてカウントを開
始させ前記暴走監視カウンタのカウント値が0になると
割込みを発生させる暴走監視手段とを有する。
【0010】
【作用】本発明のCPU使用時間監視方式では、CPU
累積使用時間テーブルがCPUを使用した時間を累積し
たCPU累積使用時間およびCPUが使用できる時間を
指定する最大CPU使用時間をプログラムごとに格納
し、時間累積カウンタが時間経過に伴ってカウントし、
プログラム開始・終了通知手段がプログラムの処理が開
始するとプログラム開始通知を発しプログラムの処理が
終了するとプログラム終了通知を発し、累積時間採取手
段がプログラム開始・終了通知手段からプログラム開始
通知を受けるとCPU累積使用時間テーブルに格納され
たプログラムのCPU累積使用時間を時間累積カウンタ
にセットしてカウントを開始させ、プログラム開始・終
了通知手段からプログラム終了通知を受けると時間累積
カウンタのカウントを停止させてセットされているCP
U累積使用時間をCPU累積使用時間テーブルに書き出
す。
【0011】また、サンプリング時間カウンタが時間経
過に伴って減じるようにカウントし、予備テーブルがC
PU累積使用時間テーブルに格納されたプログラムのC
PU累積使用時間を書き写され、累積時間書出手段がサ
ンプリング時間をサンプリング時間カウンタにセットし
てカウントを開始させサンプリング時間カウンタのカウ
ント値が0になるとCPU累積使用時間テーブルに格納
されたプログラムのCPU累積使用時間を予備テーブル
に書き出す。
【0012】さらに、暴走監視カウンタが時間経過に伴
って減じるようにカウントし、暴走監視手段がプログラ
ム開始・終了通知手段からプログラム開始通知を受ける
とCPU累積使用時間テーブルに格納された最大CPU
使用時間を暴走監視カウンタにセットしてカウントを開
始させ暴走監視カウンタのカウント値が0になると割込
みを発生させる。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例に係るCPU使
用時間監視方式の構成を示すブロック図である。本実施
例のCPU使用時間監視方式は、複数のプログラムを格
納するメモリ空間1と、複数のアドレス登録エリア20
からなるアドレステーブル2と、CPU累積使用時間エ
リア31および最大CPU使用時間エリア32からなる
複数のプログラムエントリエリア30を持つCPU累積
使用時間テーブル3と、プログラムポインタ4と、時間
累積カウンタ5と、サンプリング時間カウンタ6と、予
備テーブル7と、暴走監視カウンタ8と、アドレス・累
積テーブル作成手段10と、プログラム開始・終了通知
手段11と、累積時間採取手段12と、累積時間書出手
段13と、暴走監視手段14とから構成されている。な
お、メモリ空間1中の破線は、複数のプログラムで1つ
のジョブを構成することを示している。
【0015】メモリ空間1は、ジョブを実行するときに
必要となるプログラムを格納する。ただし、メモリ空間
1は、1つのジョブのみのプログラムを格納するのでは
なく、複数のジョブのプログラムを格納することも可能
である。
【0016】アドレステーブル2は、メモリ空間1に格
納された各プログラムのプログラム名ならびにプログラ
ムを構成する命令(以下、プログラム命令という)の先
頭アドレスおよび最終アドレスをアドレス登録エリア2
0に登録する。
【0017】CPU累積使用時間テーブル3は、各プロ
グラムごとにプログラムエントリエリア30を確保し、
このプログラムエントリエリア30内のCPU累積使用
時間エリア31にはいままでのプログラム処理に使用さ
れたCPUの累積時間(以下、単にCPU累積使用時間
という)を、最大CPU使用時間エリア32には1回の
プログラム処理に使用できるCPUの使用時間(以下、
単に最大CPU使用時間という)を格納する。
【0018】プログラムポインタ4は、CPUで処理さ
れるプログラム命令のアドレスを登録する。
【0019】時間累積カウンタ5は、CPU累積使用時
間をセットされた後、時間経過に伴ってカウントする。
【0020】サンプリング時間カウンタ6は、サンプリ
ング時間をセットされた後、時間経過に伴って減じるよ
うにカウントする。
【0021】予備テーブル7は、サンプリング時間経過
ごとにCPU累積使用時間テーブル3に格納されたすべ
てのプログラムのCPU累積使用時間が書き写される。
【0022】暴走監視カウンタ8は、最大CPU使用時
間がセットされた後、時間経過に伴って減ずるようにカ
ウントする。
【0023】アドレス・累積テーブル作成手段10は、
ジョブを実行するときに必要となるジョブを構成するプ
ログラムがメモリ空間1にロードされると、アドレステ
ーブル2のアドレス登録エリア20にメモリ空間1にロ
ードされたプログラムのプログラム名ならびにプログラ
ム命令の先頭アドレスおよび最終アドレスを登録すると
ともに、CPU累積使用時間テーブル3にこのメモリ空
間1にロードされたプログラムに該当するプログラムエ
ントリエリア30を作成し、ジョブ制御言語に記述され
たTIMEパラメータ(プログラム処理においてCPU
が使用できる時間を指定するパラメータ)値を最大CP
U使用時間エリア32に登録する。ただし、アドレス・
累積テーブル作成手段10は、メモリ空間1にロードさ
れたプログラムが以前にプログラム処理を行ったプログ
ラムであるときには、すでにCPU累積使用時間テーブ
ル3にプログラムエントリエリア30が作成されている
ので、あらたにプログラムエントリエリア30を作成す
る必要がない。
【0024】プログラム開始・終了通知手段11は、プ
ログラムポインタ4内のプログラム命令のアドレスがア
ドレステーブル2に登録されたプログラム命令の先頭ア
ドレスと同じであると確認すると、プログラム処理が開
始した旨の通知(以下、単にプログラム開始通知とい
う)を累積時間採取手段12,累積時間書出手段13お
よび暴走監視手段14に通知する。また、プログラム開
始・終了通知手段11は、プログラムポインタ4内のプ
ログラム命令のアドレスがアドレステーブル2に登録さ
れたプログラム命令の最終アドレスと同じであると確認
すると、プログラム処理が終了した旨の通知(以下、単
にプログラム終了通知という)を累積時間採取手段12
に通知する。
【0025】累積時間採取手段12は、プログラム開始
通知を受けると、処理を開始したプログラムのCPU累
積使用時間をCPU累積使用時間テーブル3から取り出
して時間累積カウンタ5にセットし、時間累積カウンタ
5にカウントを開始させる指示を渡す。また、累積時間
採取手段12は、プログラム終了通知を受けると、時間
累積カウンタ5にカウントを停止させる指示を渡し、カ
ウントが停止すると、時間累積カウンタ5にセットされ
ているカウント値をCPU累積使用時間としてCPU累
積使用時間テーブル3内のこの処理を終了したプログラ
ムに該当するCPU累積使用時間エリア31に格納す
る。
【0026】累積時間書出手段13は、ジョブを実行す
るための最初のプログラムに対するプログラム開始通知
を受けると、サンプリング時間をサンプリング時間カウ
ンタ6にセットし、サンプリング時間カウンタ6にカウ
ントを開始させる指示を渡す。また、累積時間書出手段
13は、サンプリング時間カウンタ6のカウント値が0
になると、時間累積カウンタ5にセットされているカウ
ント値をCPU累積使用時間としてCPU累積使用時間
テーブル3内のこの処理中のプログラムに該当するCP
U累積使用時間エリア31に一旦書き出した後にCPU
累積使用時間テーブル3が格納するすべてのプログラム
のCPU累積使用時間を予備テーブル7に書き出すとと
もに、次の書出しに備えてサンプリング時間をサンプリ
ング時間カウンタ6に再びセットする。
【0027】暴走監視手段14は、プログラム開始通知
を受けると、処理を開始したプログラムの最大CPU使
用時間をCPU累積使用時間テーブル3内から取り出し
て暴走監視カウンタ8にセットし、暴走監視カウンタ8
にカウントを開始させる指示を渡す。また、暴走監視手
段14は、暴走監視カウンタ8のカウント値が0になる
と、あらかじめ決められた割込みを発生させてオペレー
ティングシステムに制御を渡す。
【0028】次に、このように構成された本実施例のC
PU使用時間監視方式の動作について図2〜図6を参照
しながら説明する。
【0029】(1)各プログラムのCPU累積使用時間
を採取する動作について説明する(図2,図3および図
4を参照)。
【0030】入力装置(図示せず)からPG1,PG2
およびPG3のプログラムからなるジョブを走らせる
と、外部記憶装置(図示せず)に格納されたこれらのP
G1,PG2およびPG3のプログラムは、外部記憶装
置から取り出されてメモリ空間1にロードされる(図2
参照)。
【0031】アドレス・累積テーブル作成手段10は、
ジョブを構成するPG1,PG2およびPG3のプログ
ラムがメモリ空間1にロードされると、アドレステーブ
ル2のアドレス登録エリア20にこの各プログラムのプ
ログラム名ならびにプログラム命令の先頭アドレスおよ
び最終アドレスを登録するとともに(図2ではPG1の
プログラムに関してはPG1,AD1,AD1*、PG
2のプログラムに関してはPG2,AD2,AD2*、
PG3のプログラムに関してはPG3,AD3,AD3
*である)、CPU累積使用時間テーブル3にこの各プ
ログラムに該当するプログラムエントリエリア30を確
保する(図2ではPG1のプログラムに関してはPG
1.CNTおよびlll、PG2のプログラムに関して
はPG2.CNTおよびmmm、PG3のプログラムに
関してはPG3.CNTおよびnnnである)。なお、
PG1,PG2およびPG3のプログラムは、以前プロ
グラム処理を行ったことがあり、すでにCPU累積使用
時間テーブル3にプログラムエントリエリア30が作成
されているプログラムであるものとする。
【0032】その後、プログラム開始・終了通知手段1
1は、プログラムポインタ4内のプログラム命令のアド
レスであるAD1(図2参照)がアドレステーブル2に
登録されたプログラム命令の先頭アドレスであるAD1
(図2参照)と同じであると確認すると、プログラム開
始通知を累積時間採取手段12に通知する。
【0033】累積時間採取手段12は、プログラム開始
通知を受けると、処理を開始したPG1のプログラムの
CPU累積使用時間であるPG1.CNT(図2参照)
をCPU累積使用時間テーブル3から取り出して時間累
積カウンタ5にセットし、時間累積カウンタ5にカウン
トを開始させる指示を渡す。
【0034】時間累積カウンタ5は、累積時間採取手段
12からの指示を受けてカウントを開始する。
【0035】プログラム開始・終了通知手段11は、時
間累積カウンタ5がカウントしている最中でも、プログ
ラムポインタ4に登録されたプログラム命令のアドレス
がアドレステーブル2に登録されたプログラムの最終ア
ドレスであるAD1*と同じであるか否かを判断してお
り、プログラムポインタ4内のプログラム命令のアドレ
スであるAD1*(図2参照)がアドレステーブル2に
登録されたプログラム命令の最終アドレスであるAD1
*(図2参照)と同じであると確認すると、プログラム
終了通知を累積時間採取手段12に通知する。
【0036】累積時間採取手段12は、プログラム終了
通知を受けて、時間累積カウンタ5にカウントを停止さ
せる指示を渡す。
【0037】時間累積カウンタ5は、累積時間採取手段
12からの指示を受けてカウントを停止する。
【0038】次に、累積時間採取手段12は、時間累積
カウンタ5にセットされているカウント値であるPG
1.CNT*をCPU累積使用時間としてCPU累積使
用時間テーブル3内のこの終了したPG1のプログラム
に該当するCPU累積使用時間エリア31(図2ではP
G1.CNTである)に格納する。以上で、PG1のプ
ログラムのCPU累積使用時間が、オーバヘッドがほと
んどなしに採取されたことになる。
【0039】続いて、PG2のプログラムが呼び出され
てプログラムの制御がPG1のプログラムからPG2の
プログラムに移行すると、プログラムポインタ4には、
PG2のプログラム命令の先頭アドレスであるAD2が
登録され、それ以降、PG1のプログラムのCPU累積
使用時間を採取したのと同様な処理を行うことにより、
PG2のプログラムのCPU累積使用時間がCPU累積
使用時間テーブル3に採取される(図3参照)。また、
PG3のプログラムのCPU累積使用時間も同様な処理
で採取される(図4参照)。
【0040】(2)サンプリング時間経過ごとにCPU
累積使用時間テーブル3が格納するCPU累積使用時間
を予備テーブル7に書き出す動作を説明する(図5参
照)。
【0041】プログラム開始・終了通知手段11は、プ
ログラムポインタ4内のプログラム命令のアドレスであ
るAD1(図2参照)がアドレステーブル2に登録され
たプログラム命令の先頭アドレスであるAD1(図2参
照)と同じであると確認すると、累積時間書出手段13
にプログラム開始通知を通知する。
【0042】累積時間書出手段13は、ジョブを実行す
るための最初のプログラムに対するプログラム開始通知
を受けて所定のサンプリング時間、例えば10分(図5
参照)をサンプリング時間カウンタ6にセットし、サン
プリング時間カウンタ6にカウントを開始させる指示を
渡す。
【0043】サンプリング時間カウンタ6は、累積時間
書出手段13からの指示によりセットされたサンプリン
グ時間を時間経過に伴って減じるようにカウントする。
【0044】サンプリング時間カウンタ6のカウント値
が0になると、累積時間書出手段13は、時間累積カウ
ンタ5にセットされているカウント値であるPG3.C
NT*(図5参照)をCPU累積使用時間としてCPU
累積使用時間テーブル3内のこの処理中のPG3のプロ
グラム(図5参照)に該当するCPU累積使用時間エリ
ア31(図5ではPG3.CNTである)に一旦書き出
した後にCPU累積使用時間テーブル3が格納するすべ
てのプログラムのCPU累積使用時間を予備テーブル7
に書き写すとともに、次の書出しに備えてサンプリング
時間をサンプリング時間レジスタ6に再びセットする。
【0045】なお、サンプリング時間カウンタ6のカウ
ント値が0になった後、累積時間書出手段13によるC
PU累積使用時間テーブル3内のCPU累積使用時間を
予備テーブル7に書き写すまで、プログラムポインタ4
は、プログラム処理を一時停止する。ただし、サンプリ
ング時間カウンタ6にセットされるサンプリング時間、
例えば10分は、サンプリング時間カウンタ6のカウン
ト値が0になった後、累積時間書出手段13によるCP
U累積使用時間テーブル3内のCPU累積使用時間を予
備テーブル7に書き写すまでの時間に比べて十分に長い
値であるので、ジョブを処理するシステムに占めるオー
バヘッドの割合は10000分の1以下になると予想さ
れる。
【0046】予備テーブル7に書き出されたすべてCP
U累積使用時間は、割込み等でオペレーティングシステ
ムに制御が渡った後に外部記憶装置(例えば、磁気ディ
スク装置等)に書き出される。
【0047】(3)プログラムが暴走したときの動作を
説明する(図6参照)。
【0048】プログラム開始・終了通知手段11は、プ
ログラムポインタ4内のプログラム命令のアドレスであ
るAD1(図2参照)がアドレステーブル2に登録され
たプログラム命令の先頭アドレスであるAD1(図2参
照)と同じであると確認すると、暴走監視手段14にプ
ログラム開始通知を通知する。
【0049】暴走監視手段14は、プログラム開始通知
を受けると、処理を開始したPG1のプログラムの最大
CPU使用時間であるlll(図6参照)をCPU累積
使用時間テーブル3内から取り出して暴走監視カウンタ
8にセットし(図6参照)、暴走監視カウンタ8にカウ
ントを開始させる指示を渡す。
【0050】暴走監視カウンタ8は、暴走監視手段14
からの指示を受けると、時間経過に伴ってセットされた
最大CPU使用時間(図6ではlll)を減じるように
カウントする。
【0051】暴走監視カウンタ8のカウント値が0にな
ると、暴走監視手段14は、このジョブを処理するプロ
グラムが異常を発生したと判断してあらかじめ決められ
た割込みを発生させて、オペレーティングシステムに制
御を渡して必要な処置を採る。これにより、プログラム
の暴走によるシステム停止を未然に防止することができ
る。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、CPU累
積使用時間テーブル,時間累積カウンタ,サンプリング
時間カウンタ,予備テーブル,暴走監視カウンタ,アド
レス・累積テーブル作成手段,プログラム開始・終了通
知手段,累積時間採取手段,累積時間書出手段および暴
走監視手段を設けたことにより、複数のプログラムから
なるシステムの性能を分析するためにプログラムのCP
U使用時間の累積,このCPU使用時間の累積の外部出
力等を行おうとするときに必要となる経験を積んだ技術
者によるプログラムへの特殊命令の埋め込み作業が不要
になるという効果がある。
【0053】また、本来の運用する時間帯でシステムを
実施できるので、あえて実際の運用とは異なる時間帯で
システムを実施する必要もなく、本来の運用する時間帯
でのシステムの性能を正確に把握できるという効果があ
る。
【0054】さらに、ジョブを処理するシステムが異常
を発生したときに、あらかじめ決められた割込みを発生
させて必要な処置を採ることにより、プログラムの暴走
によるシステム停止を未然に防止することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るCPU使用時間監視方
式の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のCPU使用時間監視方式においてP
G1のプログラムのCPU累積使用時間を採取する処理
を示す図である。
【図3】本実施例のCPU使用時間監視方式においてP
G2のプログラムのCPU累積使用時間を採取する処理
を示す図である。
【図4】本実施例のCPU使用時間監視方式においてP
G3のプログラムのCPU累積使用時間を採取する処理
を示す図である。
【図5】本実施例のCPU使用時間監視方式においてサ
ンプリング時間ごとにプログラムのCPU累積使用時間
を予備テーブルに書き出す処理を示す図である。
【図6】本実施例のCPU使用時間監視方式においてプ
ログラムの暴走したときの処理を示す図である。
【符号の説明】
1 メモリ空間 2 アドレステーブル 3 CPU累積使用時間テーブル 4 プログラムポインタ 5 CPU時間累積カウンタ 6 サンプリング時間カウンタ 7 予備テーブル 8 暴走監視カウンタ 10 アドレス・累積テーブル作成手段 11 プログラム開始・終了通知手段 12 累積時間採取手段 13 累積時間書出手段 14 暴走監視手段 20 アドレス登録エリア 30 プログラムエントリエリア 31 CPU累積使用時間エリア 32 最大CPU使用時間エリア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUを使用した時間を累積したCPU
    累積使用時間およびCPUが使用できる時間を指定する
    最大CPU使用時間をプログラムごとに格納するCPU
    累積使用時間テーブルと、 時間経過に伴ってカウントする時間累積カウンタと、 プログラムの処理が開始するとプログラム開始通知を発
    しプログラムの処理が終了するとプログラム終了通知を
    発するプログラム開始・終了通知手段と、 このプログラム開始・終了通知手段からプログラム開始
    通知を受けると前記CPU累積使用時間テーブルに格納
    されたプログラムのCPU累積使用時間を前記時間累積
    カウンタにセットしてカウントを開始させ、前記プログ
    ラム開始・終了通知手段からプログラム終了通知を受け
    ると前記時間累積カウンタのカウントを停止させてセッ
    トされているCPU累積使用時間を前記CPU累積使用
    時間テーブルに書き出す累積時間採取手段とを有するこ
    とを特徴とするCPU使用時間監視方式。
  2. 【請求項2】 時間経過に伴って減じるようにカウント
    するサンプリング時間カウンタと、 前記CPU累積使用時間テーブルに格納されたプログラ
    ムのCPU累積使用時間が書き写される予備テーブル
    と、 サンプリング時間を前記サンプリング時間カウンタにセ
    ットしてカウントを開始させ前記サンプリング時間カウ
    ンタのカウント値が0になると前記CPU累積使用時間
    テーブルに格納されたプログラムのCPU累積使用時間
    を前記予備テーブルに書き出す累積時間書出手段とを有
    することを特徴とする請求項1記載のCPU使用時間監
    視方式。
  3. 【請求項3】 時間経過に伴って減じるようにカウント
    する暴走監視カウンタと、 前記プログラム開始・終了通知手段からプログラム開始
    通知を受けると前記CPU累積使用時間テーブルに格納
    された最大CPU使用時間を前記暴走監視カウンタにセ
    ットしてカウントを開始させ前記暴走監視カウンタのカ
    ウント値が0になると割込みを発生させる暴走監視手段
    とを有することを特徴とする請求項1記載のCPU使用
    時間監視方式。
JP4157569A 1992-05-25 1992-05-25 Cpu使用時間監視方式 Pending JPH05324418A (ja)

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JP4157569A JPH05324418A (ja) 1992-05-25 1992-05-25 Cpu使用時間監視方式

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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