JPH053242Y2 - - Google Patents

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JPH053242Y2
JPH053242Y2 JP3312187U JP3312187U JPH053242Y2 JP H053242 Y2 JPH053242 Y2 JP H053242Y2 JP 3312187 U JP3312187 U JP 3312187U JP 3312187 U JP3312187 U JP 3312187U JP H053242 Y2 JPH053242 Y2 JP H053242Y2
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nozzle
injection
inner cylinder
hole
cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の目的) この考案は、圧力下に噴射容器に収容されてい
る発泡クリームなど各種の粘質物等を指先のワン
タツチでノズルから噴射させる手段にかかるもの
で、使用の際の指先による押圧操作のほか何等の
操作も必要とせず、かつ用後において噴射口が自
動的に閉鎖されるような便利な噴射手段を提供す
るのがその目的である。
ノズルを指先で押圧するだけで粘質な化粧料等
を噴出させる容器は従来からよく知られている
が、使用後においても噴射の残圧のため噴射口付
近に放出物の一部が残つて不汚になりやすいほ
か、キヤツプなどで噴射口を覆わないと噴射口の
内部の粘質物が空気酸化により固結したり、異物
が侵入するなどの不都合がある。この考案は従来
技術によるこのような欠点を除去するためなされ
たもので、以下、図示の実施例によりこの考案を
説明する。なお、周知のように、噴射容器のバル
ブにはバルブステムの傾倒により開弁するものと
同じく押下げにより開弁するものと2種類のもの
が市場に提供されているのであるが、第1図およ
び第2図に示す第1実施例は前者に、第3図に示
す第2実施例は後者に対応するものとして設計さ
れていることが了解されるであろう。
(考案の構成) この考案は下記するようなフード2と内筒3と
可動栓体3とからなつている。まずフード2につ
いて説明すれば、21は図示のような噴射容器1
のマウンテンキヤツプ11に係合固定されるフラ
ンジ部で、直立したノズル筒22の下部から張出
して形成されている。
フランジ部21は第1実施例のようにノズル筒
22に対し軸対照であるとは限らず、第2実施例
のように非軸対称に設計するのが適当な場合もあ
る。なお、24はマウンテンキヤツプ11に係合
固定するための掛爪である。
この考案によればフード2はノズル筒22の下
端部が噴射容器のバルブステム12に係合可能に
形成されており、ノズル筒22の頂壁には噴射口
23が穿たれている。またこの考案によれば少く
ともフード2のフランジ部21はゴムのような弾
性材により形成される。
即ち、第1実施例によれば、第1図からわかる
ようにノズル筒22の下端部は後記する内筒3の
下端部を介し間接的にバルブステム12に係合で
きるように形成されているが、第2実施例によれ
ば第3図のように内筒3の下端部がバルブステム
12に直接係合できるように形成されている。
各実施例とも、フード2の全体がやや硬質のゴ
ムなどの弾性材で形成されているが、この考案に
よれば、フランジ部21を弾性材で形成すれば充
分で、ノズル筒22は剛性の大きい素材により形
成してもよい。
つぎに、この考案によれば、前記した内筒3は
ノズル筒22に共軸で、ノズル筒22に嵌挿され
ている。またこの内筒3は前記したバルブステム
12に接続されている軸孔31を有している。
即ち、第1実施例によれば軸孔31はバルブス
テム12に直接接続されるが、第2実施例では軸
孔31は内筒3の底縁部に穿つた切欠き32を介
してバルブステム12に接続されている。
さらに、この考案によれば、前記した可動栓体
4はキヤツプ状を呈し、その頂壁41は軸孔31
からの噴射圧力よりも弱い弾力で内筒3に弾支さ
れていて、第1図または第3図に示すように平常
は噴射口23を内側から閉じている。側壁42に
は通孔43が穿たれているが、この通孔43は少
くとも軸孔31からの噴射圧力に応じて開かれる
のである。この側壁42の基部は内筒3の頭部に
嵌装されている。側壁42の下部からはつば44
が張出していて、このつば44の周縁はノズル筒
22の内周面に嵌合している。
即ち、第1実施例によれば、可動栓体4は比較
的軟質のゴムからなり、頂壁41は側壁42の弾
力により内筒3に弾支されているのであるが、側
壁42の弾力は軸孔31からの噴射圧力よりも弱
く設計されている。側孔43は内筒3の頭部に対
する側壁42の係合位置に穿たれていて平常は第
1図のように閉じているが、軸孔31からの噴射
圧力に応じて、内筒3から離れて開かれる。第2
実施例では、可動栓体4は比較的硬質のゴムから
なり、頂壁41は側壁42およびつば44を介
し、内筒3の肩部33に座着するバネ34によつ
て弾支されているのであるが、バネ34の弾力は
軸孔31からの噴射圧力よりも弱く設計されてい
る。なお、第2実施例では側孔43は内筒34に
対する側壁42の係合部よりも上方に穿つてある
ので常時開いている。
また第1実施例によれば、フランジ部21の頂
壁25は一定幅の完全な環状を呈しているが、第
2実施例ではフランジ部21の頂壁25は不完全
な環状であり、この頂壁25のほぼ半分を占める
半月形の穴26が穿つてある。そして、ノズル筒
22の裾部から張出した押ボタン27の裾が穴2
6に遊挿されている。なお、第2実施例において
は、成型の便宜上図示のようにノズル筒22を上
下の2部分に分けて成型し、接着して一体化して
ある。符号28は可動栓体4の上下移動に基く筒
内の空気の流通を許す通孔である。
即ち、この考案は前記にようなフード2、内筒
3、および可動栓体4からなつているので、フー
ド2のフランジ部21を噴射容器1のマウンテン
キヤツプ11に係合固定するとともに、内筒3の
軸孔31をバルブステム12に接続して使用に供
する。フランジ部21は弾性材からなり、直立し
たノズル筒22の基部から張出して形成され、か
つ使用に供される状態においてはノズル筒22の
下端部において直接または間接的にバルブステム
12に係合しているので、ノズル筒22の適当な
一部に指圧を加えることにより、指圧の圧力がバ
ルブステム12に伝達され、バルブステム12が
傾倒または押下げられ、従つて、噴射容器1の図
示されていないバルブが開く、このようにしてバ
ルブが開けば噴射物がバルブステム12およびこ
れに接続されている内筒3の軸孔31を通じて内
筒3の頂端から放出される。
さて、前記したように、内筒3の頭部にはキヤ
ツプ状の可動栓体4の側壁42の基部が嵌装され
ており、側壁42には少くとも軸孔31からの噴
射圧力に応じて開く側孔43が穿たれているの
で、軸孔31から放出された噴射物は側孔43を
へて側壁42を取巻く環状空所29に進入する。
ところで、可動栓体4の頂壁41は軸孔31から
の噴射圧力よりも弱い力で内筒3に弾支され、平
常はノズル筒22の頂壁に穿たれている噴射口2
3を閉じているが、前記したように軸孔31から
の噴射圧力が発生すれば、頂壁41を弾支する力
はこの噴射圧力に屈し、頂壁41は噴射口23か
ら離れて降下し、環状空所29に進入した噴射物
は噴射口23から放出されるのである。
ここに述べたのは図示された各実施例を通じて
の軸孔31からの噴射圧力に対する弾性栓体4の
動作の総括的説明であるが、前記したように第1
実施例では弾性栓体4がやや軟質のゴムを素材と
し、噴射口23を塞ぐ弾力が側壁42によつて与
えられる一方、側孔43は平常内筒3に係合して
閉じているので、軸孔31からの噴射圧力の発生
時には側壁42が第2図のように撓み、その結果
開かれる側孔43を通じて噴射物が放出されるの
である。これに対し、第2実施例によれば、側孔
43は内筒3から離れた上方に位置しているの
で、軸孔31から放出された噴射物は直ちに側孔
43を通じて前記した環状空間29に進入する
が、噴射口23は依然として可動栓体4の頂壁4
1によつて閉じているので、前記した噴射圧力が
つば44にかかり、従つて可動栓体4はこれを弾
支するバネ34に抗して降下し、その結果開かれ
た噴射口23から噴射物が放出されるのである。
また、この考案によれば、ノズル筒23の押圧
の停止により、フランジ部21の弾性によつてノ
ズル筒22の態位が復元し、従つてバルブステム
12の押圧が解除されるので、噴射容器1の噴射
弁が閉じ、その結果内筒3の軸孔31からの噴射
圧が消滅することにより可動弁体4の頂壁41支
持の弾力が回復し、噴射口23が再び閉鎖される
ことが容易に理解されるであろう。
(考案の効果) かくしてこの考案によれば、指先のワンタツチ
でノズル筒の先端の噴射口が自動的に開くととも
に粘質物等が所望の量放出されるのはもちろん、
操作を停止すればその放出が停止されると同時に
自動的に噴射口が閉じ、従つて噴射口からの異物
の侵入やノズル筒内部に残留する噴射物の乾燥固
化や酸化変質が防止されるのみならず、このアダ
プターを装着した噴射容器を取扱うのに、使用の
際における指先の操作のほか最後まで何等他の操
作や配慮が不要なので、粘質の化粧品、薬剤、食
料品の日常の使用に至便な容器を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例の平常時の縦断
面図、第2図は同じく使用時における要部の縦断
面図、第3図は第2実施例の平常時の縦断面図で
ある。 1は噴射容器、11はマウンテンキヤツプ、1
2はバルブステム、2はフード、21はフランジ
部、22はノズル筒、23は噴射口、24は掛
爪、25はフランジ部の頂壁、26は穴、27は
押ボタン、28は通孔、29は環状空所、3は内
筒、31は軸孔、32は切欠き、33は肩部、3
4はバネ、4は可動栓体、41は頂壁、42は側
壁、43は側孔、44はつばである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 噴射容器1のマウンテンキヤツプ11に係合固
    定されるフランジ部21を直立したノズル筒22
    の基部から張出して形成するとともにノズル筒2
    2の下端部を噴射容器1のバルブステム12に係
    合可能に形成し、少くともフランジ部21を弾性
    材で形成し、かつ噴射口23をノズル筒22の頂
    壁に穿つてなるフード2と、ノズル筒22に共軸
    かつノズル筒22に嵌挿するとともにバルブステ
    ム12に接続される軸孔31を有する内筒3と、
    軸孔31からの噴射圧力よりも弱い力で内筒3に
    弾支される頂壁41により平常は噴射口23を内
    側から閉じ、少くとも軸孔31からの噴射圧力に
    応じて開く側孔43を穿つた側壁42の基部を内
    筒3の頭部に嵌装するとともに側壁42の下部か
    ら張出したつば44の周縁をノズル筒22の内周
    面に嵌合したキヤツプ状の可動栓体4とからなる
    粘質物等噴射用アダプター。
JP3312187U 1987-03-09 1987-03-09 Expired - Lifetime JPH053242Y2 (ja)

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JPS63141665U JPS63141665U (ja) 1988-09-19
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