JPH0518295Y2 - - Google Patents

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JPH0518295Y2
JPH0518295Y2 JP4356887U JP4356887U JPH0518295Y2 JP H0518295 Y2 JPH0518295 Y2 JP H0518295Y2 JP 4356887 U JP4356887 U JP 4356887U JP 4356887 U JP4356887 U JP 4356887U JP H0518295 Y2 JPH0518295 Y2 JP H0518295Y2
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air
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guide rod
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、クリーム状内容物等の注出容器に関
し、更に詳しくは、容器内への内容物充填後にエ
ア抜きを行うようにした注出容器に関する。
〔従来の技術〕
従来、容器の先端に設けた注出ヘツドHに弾性
弁を含むポンプ機構を組み込み、このポンプ機構
を作動させて容器内のクリーム状などの内容物を
注出する方式のものとしては、例えば第2図に示
す実開昭61−51370号公報に記載の練り状物の注
出容器がある。
この第2図の注出容器の場合、容器本体1の先
端口部において、板バネ部3の弾性力で復帰位置
へ向かつて付勢されている押釦2に牽引ロツド4
が一体に結合され、この牽引ロツド4が押釦2に
対する押圧および押圧解除の繰り返しによるポン
プ動作で軸線上を進退して往復動する。また、ピ
ストン部材5および金属チヤツク6からなる底蓋
部材を容器本体1の内部に嵌装する前工程で、容
器本体1を倒立させた状態で内容物が充填され
る。内容物充填後に底蓋部材の容器本体1への嵌
装に伴つて、容器本体1内に封じ込められたエア
は、金属チヤツク6に設けられたエア抜き用のス
リツト孔から大気中に放出されるようになつてい
る。
即ち、押釦2を押圧操作すると、牽引ロツド4
を介して底蓋部材が容器本体1の先端に向かつて
押し上げられることで内圧が高まり、内容物が注
出口部7から注出されるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この第2図の注出容器の場合、
底蓋部材においてピストン部材5の他に金属チヤ
ツク6を別に設け、この金属チヤツク6にエア抜
き機能とピストン部材5の逆戻り防止部材として
の機能を兼ねさせた構造となつているために、部
品点数が増加することと相まつて、金属チヤツク
6に設けられたエア抜き用のスリツト孔を含め、
ピストン部材5の構造も複雑で製造コスト等の高
騰を招来せしめるという問題点がある。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みなさ
れたものであり、構造がコンパクトで製造コスト
等の低減が図られ、しかも効果的なエア抜き機能
が得られるようにした注出容器の提供を目的とし
ている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、かかる従来の問題点を解決するため
に次なる構成とした。
即ち、内容物を注出するポンプ機構を備えた注
出ヘツドHを容器本体10の先端に設け、容器本
体10の内部にはこの先端部から後端開口端10
eにほぼ達する長さの案内ロツド部10bが設け
られている。そして、この案内ロツド部10bの
先端にはエア抜き用スリツト孔10cを設けてい
る。
また、後端開口端10eからピストン底蓋13
を内周面に気液密的に摺動自在に嵌装すると共
に、このピストン底蓋13には前記案内ロツド部
10bが挿通して気液密的に摺接するエア抜き用
貫通孔13bが設けられている。
〔作用〕
容器本体10の先端にポンプ機構が装着され、
この容器本体10を倒立させた状態でクリーム状
等の所要量の内容物が充填される。内容物の充填
後、容器本体10の後端開口端からピストン底蓋
13が内周面に嵌装される。このピストン底蓋1
3の嵌装に伴つて、容器本体10の内部に封じ込
められたエアは、ピストン底蓋13のエア抜き用
貫通孔13bから大気中に放出される。ピストン
底蓋13の嵌装が進展してエア抜き用貫通孔13
bに案内ロツド部10bの先端が係合し始める
と、今度は案内ロツド部10b側のエア抜き用ス
リツト孔10cから封じ込められたエアが放出さ
れる。ピストン底蓋13が案内ロツド部10bの
エア抜き用スリツト孔10cを通過した段階で、
このピストン底蓋13によつて容器本体10の内
部は気液密的に密封される。
〔実施例〕
以下、本考案による注出容器の一実施例につい
て図面を参照しつつ説明する。
第1図に示すように、筒状の容器本体10の先
端にはポンプ機構を備えた注出ヘツドHが装着さ
れている。即ち、容器本体10の先端部に貫通さ
れたスリツト連通孔10aを容器外側から被うよ
うにして弾性弁部材11が設けられている。この
弾性弁部材11の構成は、容器本体10側のスリ
ツト連通孔10aに係脱してこれを開閉する弁部
11aが設けられ、この弁部11aの上方に連な
つて輪環状の押圧吸収部11bが設けられてい
る。この押圧吸収部11bによつて、弾性弁部材
11の全体が図の上方からの押圧力で圧縮変形す
るようになつている。また、押圧吸収部11bの
上方にプレート状に連なる本体部分には流通用貫
通孔11c,11dがそれぞれ設けられ、弾性弁
部材11は以上からなる部分が一体に成形された
ものである。そして、この弾性弁部材11と容器
本体10の先端口縁10dとの間の空間は圧力室
Pとして形成される。
また、この弾性弁部材11を外側から被う形
で、弾性押釦部材12がこの周側部12cを介し
て容器本体10側の先端口縁10dに嵌着されて
いる。弾性押釦部材12の構成は、周側部12c
の上方にドーム状に延びて弾性変形可能な押釦部
12aが設けられ、この押釦部12aの上方に連
なつて押圧部を兼ねた注出管部12bが一体に成
形されている。
これら弾性弁部材11および弾性押釦部材12
からなる注出ヘツドHを更に外側から被覆するキ
ヤツプ20が、容器本体10の先端部に、厳密に
は弾性押釦部材12の周側部12cの外側に着脱
自在に取り付けられるようになつている。
ここで、容器本体10の内部には筒軸線上に挿
通する形で案内ロツド部10bが一体に突出成形
され、この案内ロツド部10bは容器本体10の
先端に近いスリツト連通孔10aから容器本体1
0の後端開口端10eにほぼ届く長さを有し、そ
の先端には縦長に複数のエア抜き用スリツト孔1
0cが設けられている。
一方、容器本体10の後端開口端10eからは
ピストン底蓋13が内周面に嵌装されて摺動自在
である。このピストン底蓋13の周縁にはシール
鍔部13aが設けられ、容器本体10の内周面に
気液密的に摺接するシール鍔部13aを介して、
容器本体10の内部に内容物が密封充填されるよ
うになつている。また、このピストン底蓋13の
中心部にはエア抜き用貫通孔13bが設けられ、
このエア抜き用貫通孔13bの周辺形状は円錐状
に外方に向かつて突出成形されている。即ち、円
錐状で突出成形することによつて、円錐状で弾性
収縮させた状態のエア抜き用貫通孔13bに前記
案内ロツド部10bが挿通すると互いに密着嵌合
でき、ピストン底蓋13が容器本体10の後端開
口端10eに向かつて逆戻りしないように形状的
な工夫が加えられている。
次に、かかる構成の実施例の使用態様およびエ
ア抜き態様は、注出ヘツドHを先端に装着した容
器本体10を倒立させた状態で、後端開口端10
eからクリーム状等の内容物の充填が行なわれ
る。所定量の内容物が充填された後、ピストン底
蓋13が後端開口端10eからシール鍔部13a
を容器本体10の内周面に気液密的に摺接させて
嵌装される。このピストン底蓋13の嵌装に伴つ
て容器本体10の内部にはエアが封じ込められ
る。ピストン底蓋13が案内ロツド部10bの先
端に係合する以前の嵌装初期にあつては、封じ込
められたエアはピストン底蓋13のエア抜き用貫
通孔10bから大気中に放出される。また、案内
ロツド部10bの先端にピストン底蓋13のエア
抜き用貫通孔13bが係合し始めた段階では、容
器本体10内に残存したエアは案内ロツド部10
b側のエア抜き用スリツト孔10cから大気中に
放出される。
ピストン底蓋13が案内ロツド部10bのエア
抜き用スリツト孔10cを通過した内側位置で
は、ピストン底蓋13のエア抜き用貫通孔13b
と案内ロツド部10bの互いの摺接面は気液密的
に保たれ、容器本体10内の内容物は密封されて
使用に備える。
一方、内容物充填後の使用に際しては、キヤツ
プ20が取り外されて、注出管部12bの上端押
圧部を下方に押し下げると、押釦部12が弾性収
縮して注出管部12bに流通連通孔11dが連通
すると共に、この流通連通孔11dを経て圧力室
P内で加圧された内容物が注出管部12bの先端
開口端から外部に注出される。注出管部12bを
介して押釦部12aへの押圧を解除すると、押釦
部12aの自らの弾性で原形に復元しようとす
る。この押釦部12aの弾性復元によつて圧力室
Pの内部には負圧が生じ、この負圧による押圧吸
収部11bの弾性収縮によつて、弁部11aが容
器本体10側のスリツト連通孔10aから離脱し
てこれを開く。これに同期して、生じた負圧で容
器本体10内の内容物が圧力室P内に吸引導入さ
れる。この吸入された内容物は先のような弾性押
釦部材12の押圧によつて注出管部12bから注
出され、以降このポンプ作用の繰り返しによつて
所要量の内容物を注出せしめる。
内容物の使用減量に伴つて、ピストン底蓋13
は容器本体10の内部を先端に向かつて前進移動
する。この間、ピストン底蓋13はエア抜き用貫
通孔13bが案内ロツド部10bの外周面に密着
嵌合することで、容器本体10の後端開口端10
eに向かつて逆戻りしない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案による注出容器
は、容器本体に対するピストン底蓋の嵌装初期に
あつて、嵌装に伴い封じ込められたエアはピスト
ン底蓋のエア抜き用貫通孔から大気中に放出さ
れ、ピストン底蓋のエア抜き用貫通孔が容器本体
側の案内ロツドの先端に係合し始めると、今度は
この案内ロツドのエア抜き用スリツト孔からエア
が放出されるようになつており、かくしてエア抜
きを効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による注出容器の一実施例の組
立断面図、第2図は従来例の断面図である。 10……容器本体、10a……スリツト連通
孔、10b……案内ロツド、10c……エア抜き
用スリツト孔、11……弾性弁部材、11a……
弁部、12……弾性押釦部材、12a……押釦
部、12b……注出管部、13……ピストン底
蓋、13a……シール鍔部、13b……エア抜き
用貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体10の先端に内容物を注出するポンプ
    機構を備えた注出ヘツドHを設け、容器本体10
    の内部にはこの先端部から後端開口端10eにほ
    ぼ達する長さの案内ロツド部10bを設けると共
    に、この案内ロツド部10bの先端にエア抜き用
    スリツト孔10cを設け、また、後端開口端10
    eからピストン底蓋13を内周面に気液密的に摺
    動自在に嵌装すると共に、このピストン底蓋13
    には前記案内ロツド部10bが挿通して気液密的
    に摺接するエア抜き用貫通孔13bを設けたこと
    を特徴とする注出容器。
JP4356887U 1987-03-24 1987-03-24 Expired - Lifetime JPH0518295Y2 (ja)

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JP4356887U JPH0518295Y2 (ja) 1987-03-24 1987-03-24

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JP4356887U JPH0518295Y2 (ja) 1987-03-24 1987-03-24

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JPS63149884U JPS63149884U (ja) 1988-10-03
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JP4356887U Expired - Lifetime JPH0518295Y2 (ja) 1987-03-24 1987-03-24

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JP2531046Y2 (ja) * 1990-11-27 1997-04-02 理想科学工業株式会社 充填容器

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JPS63149884U (ja) 1988-10-03

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