JP2531046Y2 - 充填容器 - Google Patents

充填容器

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JP2531046Y2
JP2531046Y2 JP1990123755U JP12375590U JP2531046Y2 JP 2531046 Y2 JP2531046 Y2 JP 2531046Y2 JP 1990123755 U JP1990123755 U JP 1990123755U JP 12375590 U JP12375590 U JP 12375590U JP 2531046 Y2 JP2531046 Y2 JP 2531046Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はインキ、シロップ等の比較的粘性の高い内容
物を収納し、かつポンプ等の機械的手段によって内容物
を排出するための薄型の充填容器に関するものである。
〔従来の技術〕
第7図及び第8図に示すように、従来この種の充填容
器100としては、筒状の胴部の一端に押出口101が設けら
れた変形しにくい本体容器102内に移動可能な中栓103を
設け、該中栓103が押出口101に向かって動くタイプのも
のが用いられている。この充填容器100によれば、押出
口101に作用する吸引負圧により内容物104が排出され、
それに伴い中栓103が押出口101に向って移動する。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記充填容器100によれば、胴部の内壁にある障害物
や、外部からの衝撃により、第8図に示すように中栓10
3が傾斜した場合には、押出口101と中栓103との間に圧
差が発生せず、内容物104が排出できなくなる恐れがあ
った。特に底面積が大きく、厚さの薄い充填容器を得よ
うとすると、中栓の厚みが径に比して小さくなり、傾斜
しやすくなる。このような不都合を解消するためには、
中栓の厚みをできるだけ大きくとり、中栓が本体容器内
で傾斜しにくくする必要がある。ところが、第9図に示
すように中栓105を厚くすれば、内容物104の容量が十分
確保できないという他の問題点が生じる。
また、従来の充填容器には、中栓の中心軸部を貫通し
て誘導棒を設けたものが知られているが、中栓の移動
中、中栓の外周が上記中心軸部の誘導棒を中心として傾
斜揺動し、特に底面積が大きく厚さの薄い充填容器に適
用した場合には、上記と同様の問題点が発生し、さら
に、中栓の移動が円滑とならず内容物の排出が有効に行
えないという課題がある。
従って、この種の充填容器に関しては薄くすることが
事実上困難であった。
本考案は上記従来の問題点を解決し、外観に見合う内
容量を確保し、かつ内容物を有効に排出できる充填容器
を提供せんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は従来の問題点を除去するためのものであっ
て、流動性の内容物を収納する円筒容器内に中栓を移動
自在に設け、押出口からの吸引圧によって前記内容物を
前記円筒容器外に吸引することにより前記中栓が前記円
筒容器内で移動する充填容器であって、前記円筒容器の
内部の軸方向の長さが前記中栓の直径の長さよりも短い
充填容器において、 前記中栓の移動を案内する誘導棒を前記円筒容器内
に、その中心軸に関し対称位置に複数本前記中栓を貫通
して設けたことを特徴としている。
また、前記複数本の各誘導棒の一端を、円筒容器内に
載置されるリング状の取付けベースを介して一体に構成
させることができる。
〔作用〕
本考案の充填容器によれば、押出口に作用する吸引圧
で内容物が排出され、それに伴い本体容器の内壁とシー
ル関係を保ちながら中栓が移動する。中栓を傾斜させよ
うとする外力に対しては、円筒容器の中心軸に関し対称
位置に複数本中栓を貫通して設けた誘導棒が、中栓を正
常な状態に矯正し、且つ中栓移動中の中心軸部を中心と
するガタツキを阻止するので、内容物を確実且つ円滑に
円筒容器外に排出することができる。
〔実施例〕
第1図及び第2図は、第1実施例の充填容器1を示し
ている。内径の一様な円筒容器2は、右端面に押出口3
が形成され、左端面は開放されている。円筒容器2の右
端面の内面には、容器の厚さとほぼ等しい長さの3本の
誘導棒4が、円筒容器2の中心軸線と平行に、かつ正三
角形の各頂点をなすように固設されている。そして、円
板形の中栓5は、シール性を保ちながらこれら誘導棒4
に摺動自在に挿通・案内され、円筒容器2の内周面とも
シール状態を保ちながら軸線に沿って移動できるように
なっている。流動性の内容物6は、円筒容器2と中栓5
で区画される内部空間に貯蔵される。
第3図及び第4図は、第2実施例の充填容器11を示し
ている。内径の一様な円筒容器12は、右端面に押出口13
が形成され、左端面は閉止されて中央に空気孔12aが設
けられている。円筒容器12の左端面の内面には、容器の
厚さとほぼ等しい長さの4本の誘導棒14が、円筒容器12
の中心軸線と平行に、かつ正方形の各角をなすように固
設されている。そして、円板形の中栓15は、シール性を
保ちながらこれら誘導棒14に摺動自在に挿通・案内さ
れ、円筒容器12の内周面ともシール状態を保ちながら軸
線に沿って移動できるようになっている。内容物6は、
円筒容器12と中栓15の間の空間に貯蔵される。
次に、上記各実施例の作用について説明する。上記各
実施例のいずれにおいても、押出口3,13からポンプ等で
吸引すると、押出口3,13に作用する吸引負圧によって内
容物6が円筒容器2,12外に排出される。同時に、中栓5,
15は誘導棒4,14に案内・誘導されて押出口3,13側へ移動
する。この時、円筒容器2,12の内周面と中栓5,15との適
度なシール関係は損なわれることがなく、中栓5,15の前
記移動によって内容物6は押出口3,13から確実に排出さ
れていく。
第5図は、前記第1実施例を示す斜視図である。これ
は、前述した通り、中栓5が傾斜しないように3本以上
の誘導棒4が円筒容器2と一体に設けられた充填容器1
である。このように誘導棒4を円筒容器2に対して一体
に固設し、中栓5の移動時の自由度を最小限にしてある
と、何らかの原因で中栓5が一度傾いてしまうと二度と
回復せず、そのままの状態で中栓5が動かなくなってし
まうことも考えられる。
そこで、第6図に示す第3実施例の充填容器61のよう
に、各誘導棒64をリング状の取付けベース67を介して一
体に構成し、一体となった各誘導棒64が円筒容器62の中
で若干移動しうるようにすれば、中栓65が多少傾いた場
合にも上記のような不都合が生じることはない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、流動性の内容物を収納する円筒容器
内に中栓を移動自在に設け、押出口からの吸引圧によっ
て前記内容物を前記円筒容器外に吸引することにより前
記中栓を前記円筒容器内で移動させる充填容器であっ
て、前記円筒容器の内部の軸方向の長さが前記中栓の直
径の長さよりも短い薄形の充填容器において、前記中栓
の移動を案内する誘導棒を、前記円筒容器内に、その中
心軸に関し対称位置に複数本前記中栓を貫通して設けた
ので、比較的粘性の高い内容物をポンプ等の機械的手段
によって吸引負圧を発生させて排出させるとき、前記中
栓は、その始点から終点まで、傾斜横転することなく移
動でき、特に、中栓の中心軸に関し対称位置に複数本貫
通して設けた誘導棒が、中栓移動中の中心軸部を中心と
する揺動を確実に阻止するので、内容物を最後まで確実
且つ円滑に円筒容器外に排出することができる。また、
押出口と中栓の全面との間にバランス良く差圧を生じさ
せるという顕著な効果を達成できる。
また、上記本考案において、前記複数本の各誘導棒の
一端を、円筒容器内に載置されるリング状の取付けベー
スを介して一体に構成させることにより、中栓に傾き方
向の力が加わった時に、複数の各誘導棒全体が円筒容器
に対して傾斜することになり、中栓が円筒容器内壁に係
合して動かなくなるという事故を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の断面図である。 第2図は第1図のA-A切断線における断面図である。 第3図は第2実施例の断面図である。 第4図は第3図のB-B切断線における断面図である。 第5図は第1実施例の斜視図である。 第6図は第3実施例の斜視図である。 第7図,第8図及び第9図は従来の充填容器とその問題
点を説明する断面図である。 1,11,61……充填容器、2,12,62……円筒容器、3,13……
押出口、4,14,64……誘導棒、5,15,65……中栓、67……
取付けベース、6……内容物。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流動性の内容物を収納する円筒容器内に中
    栓が移動自在に設けられ、押出口からの吸引圧によって
    前記内容物を前記円筒容器外に吸引することにより前記
    中栓が前記円筒容器内で移動する充填容器であって、前
    記円筒容器の内部の軸方向の長さが前記中栓の直径の長
    さよりも短い充填容器において、 前記中栓の移動を案内する誘導棒を前記円筒容器内に、
    その中心軸に関し対称位置に複数本前記中栓を貫通して
    設けたことを特徴とする充填容器。
  2. 【請求項2】前記複数本の各誘導棒は、その一端が円筒
    容器内に載置されるリング状の取付けベースを介して一
    体に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    充填容器。
JP1990123755U 1990-11-27 1990-11-27 充填容器 Expired - Fee Related JP2531046Y2 (ja)

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JPH0480873U JPH0480873U (ja) 1992-07-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE8713197U1 (de) * 1986-10-03 1988-02-04 Bramlage Gmbh, 2842 Lohne Spender zur portionierten Ausgabe pastöser Massen
JPH0518295Y2 (ja) * 1987-03-24 1993-05-14

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JPH0480873U (ja) 1992-07-14

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