JPH0532365B2 - - Google Patents

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JPH0532365B2
JPH0532365B2 JP20095890A JP20095890A JPH0532365B2 JP H0532365 B2 JPH0532365 B2 JP H0532365B2 JP 20095890 A JP20095890 A JP 20095890A JP 20095890 A JP20095890 A JP 20095890A JP H0532365 B2 JPH0532365 B2 JP H0532365B2
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JP
Japan
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methoxy
red
mmol
amino
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Tadashi Tamura
Akira Kyomine
Yoshinori Nishizawa
Hidetoshi Tagami
Tooru Yoshihara
Jiro Kawase
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Kao Corp
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Kao Corp
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Publication date
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Publication of JPH0532365B2 publication Critical patent/JPH0532365B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な5−置換アミノフエノール誘導
体及びこれを含有する角質繊維染色組成物に関す
る。 〔従来の技術〕 毛髪等の角質繊維の染色には、従来より顕色物
質とカツプリング物質を組み合せて用いる、いわ
ゆる酸化染色剤が広く使用されている。この酸化
染色剤は顕色物質とカツプリング物質の酸化カツ
プリングによつて生じる。いわゆる酸化色素が毛
髪等を強く染色することを利用したものである。 従来、この顕色物質としては、一般にp−フエ
ニレンジアミン誘導体、p−アミノフエノール誘
導体、ジアミノピリジン誘導体、4−アミノピラ
ゾロン誘導体、複素環状ヒドラゾン等が、またカ
ツプリング物質としては、α−ナフトール、o−
クレゾール、m−クレゾール、2,6−ジメチル
フエノール、2,5−ジメチルフエノール、3,
4−ジメチルフエノール、3,5−ジメチルフエ
ノール、ベンズカテキン、ピロガロール、1,5
−ジヒドロキシナフタレン、1,7−ジヒドロキ
シナフタレン、5−アミノ−2−メチルフエノー
ル、ヒドロキノン、2,4−ジアミノアニソー
ル、m−トルイレンジアミン、4−アミノフエノ
ール、レゾルシン、レゾルシンモノメチルエーテ
ル、m−フエニレンジアミン、1−フエニル−3
−メチル−5−ピラゾロン、1−フエニル−3−
アミノ−5−ピラゾロン、1−フエニル−3,5
−ジケト−ピラゾリジン、1−メチル−7−ジメ
チル−アミノ−4−ヒドロキシキノロン−2、1
−アミノ−3−アセチル−アセトアミノ−4−ニ
トロベンゾール、1−アミノ−3−シアンアセチ
ル−アミノ−4−ニトロ−ベンゾール、m−アミ
ノフエノール、4−クロロレゾルシン、2−メチ
ルレゾルシン、2,4−ジアミノフエノキシエタ
ノール、2,6−ジアミノピリジン、3,5−ジ
アミノ−トリフロロメチルベンゼン、2,4−ジ
アミノ−フロロベンゼン、3,5−ジアミノ−フ
ロロベンゼン、2,4−ジアミノ−6−ヒドロキ
シピリミジン、2,4,6−トリアミノピリミジ
ン、2−アミノ−4,6−ジヒドロキシピリミジ
ン、4−アミノ−2,6−ジヒドロキシピリミジ
ン、4,6−ジアミノ−2−ヒドロキシピリミジ
ン、p−ニトロ−o−フエニレンジアミン、2−
アミノ−5−ニトロフエノール、p−ニトロ−m
−フエニレンジアミン、o−ニトロ−p−フエニ
レンジアミン、2−アミノ−4−ニトロフエノー
ル等が使用されている。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、従来の酸化染色剤は、彩度、染
着力及び堅ろう性において充分に満足できるもの
ではなかつた。そして、斯かる諸性質はカツプリ
ング物質の特性によつて大きく左右されることか
ら、カツプリング物質として優れた性質を有する
物質を見出すことは、優れた酸化染色剤を得る上
で極めて重要である。 〔課題を解決するための手段〕 斯かる実情において、本発明者らは、多くの化
合物を合成し、そのカツプリング物質としての特
性を検討していたところ、後記一般式()で表
わされる新規な5−置換アミノフエノール誘導体
がカツプリング物質としてが優れた特性を有する
ことを見出し、本発明を完成した。 すなわち、本発明は、次の一般式() 〔式中、R1は低級アルキル基を示し、R2は水素
原子、ハロゲン原子が置換していてもよい低級ア
ルカノイル基、アリールカルボニル基又は低級ア
ルキルスルホニル基を示し、R3はハロゲン原子
が置換していてもよい低級アルカノイル基、アリ
ールカルボニル基又は低級アルキルスルホニル基
を示す〕 で表わされる5−置換アミノフエノール誘導体又
はその塩及び当該化合物()又はその塩をカツ
プリング物質として含有する角質繊維染色組成物
を提供するものである。 本発明化合物()においてR1で示される低
級アルキル基としては、例えば炭素数1〜5の直
鎖又は分岐鎖のアルキル基が挙げられ、具体的に
はメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチ
ル基、アミル基等が挙げられる。またR2及びR3
で示される低級アルカノイル基としては、例えば
炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖のアルカノイル基
が挙げられ、具体的には、ホルミル基、アセチル
基、プロピオニル基、ブチリル基、バレリル基、
イソバレリル基等が挙げられる。アリールカルボ
ニル基としては、例えばベンゾイル基、ナフトイ
ル基等が挙げられる。また低級アルキルスルホニ
ル基としては、例えばメタンスルホニル基、エタ
ンスルホニル基等が挙げられる。また、低級アル
カノイル基に置換してもよいハロゲン原子として
は、フツ素原子、塩素原子、臭素原子等が挙げら
れ、当該ハロゲン原子は二個以上置換していても
よい。 本発明化合物()は、例えば次の反応式に従
つて製造することができる。 (式中、R1及びR2は前記と同じものを示す) すなわち、2−アルキル−4−メトキシ−5−
置換アミノフエノール()に化合物()又は
その誘導体を反応させることにより、一般式(
a)及び(b)で表わされる5−置換アミノフ
エノール誘導体が製造される。また、化合物(
b)は、化合物(a)を加水分解することによ
つても得られる。 化合物()から化合物(a)を得るには、
自体公知のアシル化反応に従つて、例えば化合物
()に、酸無水物、酸ハライド等の化合物()
の反応性誘導体を反応させればよい。また、化合
物()から化合物(b)を得るには、自体公
知の酸アミド形成反応に従つて、例えば化合物
()に化合物()のメチルエステル等を反応
させればよい。また、化合物(a)の加水分解
は、常法に従い、例えばアルカリの存在下に行う
のが好ましい。 なお、原料化合物()は次の反応式に従い、
特開昭62−240960号公報の方法により得られる2
−ニトロ−4−メシルオキシ−5−アルキルフエ
ノール()をメチル化して化合物()とな
し、これを脱メシル化して化合物()となし、
次いでこれを還元することによつて製造される。 (式中、R1前記と同じものを示す) 本発明化合物()をカツプリング物質とし
て、通常の顕色物質と共に使用すれば、黄色〜赤
色〜青色の幅広い色調を呈する角質繊維染色組成
物が得られる。 本発明において、顕色物質としては、通常酸化
染毛剤に一般に使用されているものを使用するこ
とができ、例えば、p−フエニレンジアミン、ト
ルエン−2,5−ジアミン、N−フエニル−p−
フエニレンジアミン、2−クロロ−p−フエニレ
ンジアミン等のp−フエニレンジアミン誘導体;
p−アミノフエノール、5−アミノサリチル酸、
2,4−ジアミノフエノール等のp−アミノフエ
ノール誘導体;2,5−ジアミノピリジン、2,
3−ジアミノピリジン等のピリジン誘導体;テト
ラアミノピリジン等のピリミジン誘導体等が挙げ
られる。 これらの顕色物質の中でも、次の一般式() (式中、R4は水素原子、クロル原子、ヒドロキ
シエチル基、β−ヒドロキシエトキシ基又はメチ
ル基を示す) で表わされるp−フエニレンジアミン誘導体を用
いると、極めて高彩度で堅ろう性の高い青色系の
色調を得ることができる。 本発明の染色組成物には他のカツプリング物質
を配合することができ、場合によつては、直接染
料を配合して付加的に色合いを変化させることも
できる。このような直接染料としては、例えば、
日本ヘアカラー工業会発行の染料原料基準に記載
の2−アミノ−4−ニトロフエノール、2−アミ
ノ−5−ニトロフエノール、塩酸ニトロ−p−フ
エニレンジアミン、ニトロ−p−フエニレンジア
ミン、p−アミノフエニルスルフアミン酸、p−
ニトロ−o−フエニレンジアミン、ピクラミン
酸、ピクラミン酸ナトリウム、ピクリン酸、クロ
ムブラウンRH、ヘマテイン、硫酸ニトロ−p−
フエニレンジアミン、硫酸p−ニトロ−o−フエ
ニレンジアミン、硫酸p−ニトロ−m−フエニレ
ンジアミン、1−アミノ−4−メチルアミノアン
トラキノン、1,4−ジアミノアントラキノン;
酸性染染料である赤色2号、赤色3号、赤色102
号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、黄色4
号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色2号、
赤色201号、赤色227号、赤色230号、赤色231号、
赤色232号、橙205号、橙207号、黄色202号、黄色
203号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、青色
202号、青色203号、青色205号、かつ色201号、赤
色401号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤
色506号、橙402号、黄色402号、黄色403号、黄色
406号、黄色407号、緑色401号、緑色402号、紫色
401号、黒401号;油溶性染料である赤色215号、
赤色218号、赤色225号、橙201号、橙206号、黄色
201号、黄色204号、緑色202号、紫色201号、赤色
501号、赤色505号、橙403号、黄色404号、黄色
405号、青色403号;塩基性染料である赤色213号、
赤色214号;及びArianor社の塩基性染料の
Sienna Brown、Mahogany、Madder Red、
Steel Blue、Straw Yellow等が挙げられるが、
特にニトロフエニレンジアミン、ニトロ−アミノ
フエノール、アントラキノン染料が好ましい。 本発明染色組成物は、空気中の酸素によつても
酸化カツプリングを生起し、毛髪等を染色する
が、化学的酸化剤を添加することにより酸化カツ
プリングを生起させるのがより好ましい。特に好
ましくい酸化剤としては、過酸化水素;過酸化水
素が尿素、メラミン又は硼酸ナトリウムに付加し
た生成物;このような過酸化水素付加物と過酸化
カリウム−二硫酸との混合物等が挙げられる。 本発明の染色組成物は通常、クレーム、エマル
ジヨン、ゲル、溶液等の剤型で提供されるのが好
ましい。このような剤型とするには、前記顕色物
質及びカツプリング物質に、通常化粧品分野にお
いて用いられる湿潤剤(乳化剤)、可溶化剤、増
粘剤、安定化剤、感触向上剤、整髪基剤、香料等
を添加し、常法にしたがつて製造すればよい。こ
こで用いられる湿潤剤(乳化剤)としては、例え
ばアルキルベンゼンスルホネート、脂肪アルコー
ルサルフエート、アルキルスルホネート、脂肪酸
アルカノールアミド、エチレンオキシドと脂肪ア
ルコールとの付加生成物等が挙げられる。また増
粘剤としては、例えばメチルセルロース、デンプ
ン、高級脂肪アルコール、パラフイン油、脂肪酸
等が挙げられ、安定化剤としては例えば亜硫酸塩
等の還元剤、ヒドロキサン誘導体、キレート剤等
が挙げられ、感触向上剤、整髪基剤としては、例
えばシリコーン、高級アルコール、各種非イオン
界面活性剤等の油剤、各種のカチオンボリマー等
が挙げられる。 これらの剤型における顕色物質とカツプリング
物質の配合量は、合計で0.05〜10重量%(以下単
に%で示す)、特に0.2〜3%が好ましい。湿潤剤
(乳化剤)は通常0.1〜30%、増粘剤は0.1〜25%
配合されるのが好ましい。 またこれらの剤型において、組成物全体のPHは
8〜10程度に調整されるのが好ましい。 本発明染色組成物を用いて角質繊維の染色を実
施するには、例えば本発明染色組成物に酸化剤を
添加して酸化カツプリングを行つて染色液を調製
し、この染色液を角質繊維に適用し、10〜50分、
好ましくは25〜35分前後の作用時間をおいて角質
繊維を洗浄した後乾燥することにより行なわれ
る。ここで染色液の適用は15〜40℃で行なわれ
る。 〔発明の効果〕 叙上の如く、顕色物質とカツプリング物質から
なる角質繊維染色組成物において、カツプリング
物質として本発明の2−アルキル−4−メトキシ
−5−置換アミノフエノール又はその塩を用いる
と、彩度、染着力、堅ろう性に優れた幅広い染色
が可能であり、特にp−フエニレンジアミン誘導
体を顕色物質として組合せることにより、極めて
高彩度で堅ろう性の高い青色系の色調を得ること
ができる。しかも得られた色調は良好な耐光性、
耐洗浄性及び耐摩擦性を有している。 〔実施例〕 次に参考例及び実施例を挙げて本発明を詳細に
説明するが、本発明はこれによつて制限されるも
のではない。 参考例 1 (i) アセトン200mlに2−ニトロ−4−メシルオ
キシ−5−メチルフエノール19.1g(77.3m
mol)、炭酸ナトリウム31.2g、硫酸ジメチル
19.2gを加え、3時間加熱還流した。反応液を
冷却後、水700mlに注ぎ、クロロホルム700mlで
抽出し、水洗後無水芒硝で乾燥した。減圧下溶
媒留去後、ヘキサン−アセトン(2:1)混合
溶媒より再結晶し、3−メシルオキシ−4−メ
チル−6−メトキシニトロベンゼン15.4g
(59.1mmol)を得た。融点110.0〜113.0℃。収
率77%。 (ii) メタノール110mlに3−メシルオキシ−4−
メチル−6−メトキシニトロベンゼン15.5g
(59.4mmol)を溶かし、これに水酸化ナトリ
ウム6.5gを水20mlに溶かしたものを加え、1
時間加熱還流した。冷却後、濃塩酸を加えて酸
性とした後、水400mlを加えて結晶を析出させ
た。これを濾取、水洗して3−ニトロ−4−メ
トキシ−6−メチルフエノール10.9g(59.4m
mol)を得た。融点79.5〜80.5℃。収率100%。 (iii) 300mlのオートクレーブに、10%パラジウム
炭素320mg、3−ニトロ−4−メトキシ−6−
メチルフエノール2.90g(15.8mmol)、エタノ
ール75mlを加え、50℃、50Kg/cm2で5時間水素
添加した。放冷後、触媒を濾過して除き、減圧
下溶媒留去して3−アミノ−4−メトキシ−6
−メチルフエノールの褐色結晶を1.90g(12.4
mmol)得た。このものは1H−NMRスペクト
ルより、不純物は認められず、収率は78%であ
つた。 また、この3−アミノ−4−メトキシ−6−
メチルフエノールをシリカゲルカラムクロマト
グラフイー〔メルク社シリカゲル60、230〜400
メツシユ、200g、溶出溶媒:アセトン−クロ
ロホルム(1:1)〕で精製し、これをエーテ
ルに溶かし、塩素ガスを吹きこんで3−アミノ
−4−メトキシ−6−メチルフエノールの塩酸
塩を得た。分解点197〜203℃。 実施例 1 無水酢酸13mlに、3−アミノ−4−メトキシ−
6−メチルフエノール1.90g(12.1mmol)、濃硫
酸0.1mlを加え、室温で2時間撹拌した。冷却後、
氷水50mlに注ぎ、一晩放置して無水酢酸を分解さ
せ、析出した結晶を濾取した。これをベンゼンか
ら再結晶して、5′−アセトアミド−4′−メトキシ
−2−メチルフエニル アセテートの褐色結晶を
1.85g(7.8mmol)得た。収率65%。 融点 150.5−151.3℃1 H−NMR(200MHz、DMSO−d6)δppm; 2.06(3H、s)、2.07(3H、s)、2.27(3H、s)、
3.82(3H、s)、6.92(1H、s)、7.70(1H、s)、 IR(KBr)νcm-1;3322、2962、2842、1755、
1662 元素分析(C12H15NO4として) 計算値:C;60.69%、H;6.39%、N;5.92% 実測値:C;60.89%、H;6.60%、N;5.84% 実施例 2 0.4規定水酸化ナトリウム水溶液35mlに5′−ア
セトアミド−4′−メトキシ−2−メチルフエニル
アセテート1.70g(7.17mmol)、エタノール10ml
を加え、室温で10分間撹拌した。原料の結晶がす
べて溶解した後撹拌をやめ、酢酸0.5mlを加えて
結晶を析出させた。これを濾取し、シリカゲルカ
ラムクロマト(メルク社Si60、70〜230メツシユ、
200g、酢酸エチル)で精製後、酢酸エチル−ヘ
キサン(2:1)から再結晶して、5′−ヒドロキ
シ−2′−メトキシ−4′−メチルフエニル アセト
アミドの無色針状晶を1.05g(5.38mmol)得た。
収率75%。 融点 212.0−215.4℃1 H−NMR(200MHz、DMSO−d6)δppm; 2.17(3H、s)、2.19(3H、s)、3.84(3H、s)、
6.85(1H、s)、7.67(1H、s)、8.94(1H、s)、
9.04(1H、brs) IR(KBr)νcm-1;3390、3136、1653 元素分析(C10H13NO3として) 計算値:C;61.53%、H;6.71%、N;7.17% 実測値:C;61.54%、H;7.06%、N;7.10% 実施例 3 ベンゼン15mlに、3−アミノ−4−メトキシ−
6−メチルフエノール2.10g(13.7mmol)、フル
オロ酢酸メチル1.28g(13.9mmol、1.0eq.)、ナ
トリウムメトキシド1.64g(30.4mmol)を加え、
6.5時間加熱還流した。冷却後、水300mlに注ぎ、
酢酸で中和した後、酢酸エチル200mlで抽出した。
有機層は飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。減圧下に溶媒留去して得られた黒
褐色結晶をシリカゲルカラムクロマト(メルク社
Si60、70〜230メツシユ、200g、酢酸エチル)で
精製し、600〜900ml留分から淡褐色固体を得た。
これをヘキサン−酢酸エチル(2:1)から再結
晶して、5′−ヒドロキシ−2′−メトキシ−4′−メ
チルフエニル フルオロアセトアミドの淡赤色針
状晶を230mg(1.9mmol)得た。収率8%。 融点 171.5−173.0℃1 H−NMR(200MHz、DMSO−d6)δppm; 2.08(3H、s)、3.75(3H、s)、4.99(2H、d、
J=46.7Hz)、6.80(1H、s)、7.60(1H、s)、
8.88(1H、brs)、8.95(1H、s) IR(KBr)νcm-1;3428、3224、1676 元素分析(C10H12NO3Fとして) 計算値:C;56.33%、H;5.67%、N;6.57% 実測値:C;56.08%、H;5.88%、N;6.50% 実施例 4 ピリジン200mlに、3−アミノ−4−メトキシ
−6−メチルフエノールの塩酸塩2.08g(11.0m
mol)を加え、0℃に冷却した後、無水ジフルオ
ロ酢酸4.20g(24.1mmol、2.2eq.)を加え、室温
で30分間撹拌した。この溶液を水200mlに注ぎ、
クロロホルム200mlで抽出した。有機層は飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
減圧下に溶媒留去して得られた結晶を0.4規定水
酸化ナトリウム水溶液35mlに加え、エタノール10
mlを加えて室温で15分間撹拌した。この溶液を酢
酸で中和し、析出した結晶を濾過、ヘキサン−酢
酸エチル(2:1)から再結晶して、5′−ヒドロ
キシ−2′−メトキシ−4′−メチルフエニル ジフ
ルオロアセトアミドの無色結晶を1.30g(5.6m
mol)得た。収率52%。 融点 202.0−204.0℃1 H−NMR(200MHz、DMSO−d6)δppm; 2.10(3H、s)、3.75(3H、s)、6.46(1H、t、
J=52.9Hz)、6.82(1H、s)、7.44(1H、s)、
9.00(1H、s)、9.75(1H、brs) IR(KBr)νcm-1;3408、3304、1694 元素分析(C10H11NO3F2として) 計算値:C;51.95%、H;4.80%、N;6.06% 実測値:C;52.11%、H;4.85%、N;6.08% 実施例 5 ピリジン20mlに、3−アミノ−4−メトキシ−
6−メチルフエノール2.0g(13.1mmol)を加
え、0℃に冷却した後、無水トリフルオロ酢酸
3.0ml(4.5g、21mmol)を加え、室温で2時間
撹拌した。この溶液を水200mlに注ぎ、クロロホ
ルム300mlで抽出した。有機層は飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に
溶媒留去し、黒褐色の固体を得た。これをシリカ
ゲルカラムクロマト(メルク社Si60、70〜230メ
ツシユ、100g、酢酸エチル)で精製し、200〜
500ml留分から無色結晶を得た。これをヘキサン
−酢酸エチル(2:1)から再結晶して、5′−ヒ
ドロキシ−2′−メトキシ−4′−メチルフエニル
トリフルオロアセトアミドの無色結晶を280mg
(1.1mmol)得た。収率9%。 融点 201.5−203.0℃1 H−NMR(200MHz、DMSO−d6)δppm; 2.12(3H、s)、3.74(3H、s)、6.89(1H、s)、
6.92(1H、s)、9.80(1H、s)、10.45(1H、s) IR(KBr)νcm-1;3400、1713 元素分析(C10H10NO3F3として) 計算値:C;48.26%、H;4.04%、N;5.62% 実測値:C;48.50%、H;4.19%、N;5.57% 実施例 6 ピリジン20mlを0℃に冷却した後、3−アミノ
−4−メトキシ−6−メチルフエノール2.10g
(3.70mmol)、塩化メタンスルホニル5.3g(46.2
mmol、12.5eq.)を加え、室温に戻した後1時間
撹拌した。これを水200mlに注ぎ、クロロホルム
300mlで抽出した。有機層は2規定塩酸、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。減圧下に溶媒留去し、褐色結
晶を得た。これをシリカゲルカラムクロマト(メ
ルク社Si60、230〜400メツシユ100g、酢酸エチ
ル)で精製後、酢酸エチル−ヘキサン(2:1)
から再結晶して、5′−メタンスルホンアミド−
4′−メトキシ−2′−メチルフエニル メタンスル
ホネートの無色結晶を2.10g(6.50mmol)得た。
収率47%。 融点 114.5−115.5℃1 H−NMR(200MHz、DMSO−d6)δppm; 2.27(3H、s)、2.94(3H、s)、3.40(3H、s)、
3.89(3H、s)、7.06(1H、s)、7.22(1H、s)、
9.10(1H、brs) IR(KBr)νcm-1;3248、1354、1332、1174、
1154 元素分析(C10H15NO6Sとして) 計算値:C;38.83%、H;4.89%、N;4.53% S;20.73% 実測値:C;38.77%、H;5.24%、N;4.50% S;20.77% 実施例 7 水50mlに、水酸化ナトリウム3.0g、5′−メタ
ンスルホンアミド−4′−メトキシ−2′−メチルフ
エニル メタンスルホネート1.40g(4.53mmol)
を加え、1時間加熱還流した。冷却後、濃塩酸10
mlを加え、結晶を析出させた。これを濾取し、水
洗後、酢酸エチル−ヘキサン(2:1)から再結
晶して、5′−ヒドロキシ−2′−メトキシ−4′−メ
チルフエニル メタンスルホンアミドの無色結晶
を0.92g(3.12mmol)得た。収率69%。 融点 153.1−154.3℃1 H−NMR(200MHz、DMSO−d6)δppm; 2.09(3H、s)、2.87(3H、s)、3.72(3H、s)、
6.76(1H、s)、6.80(1H、s)、8.67(1H、
brs)、8.96(1H、s) IR(KBr)νcm-1;3442、3256、1308、1203、
1155 元素分析(C9H13NO4Sとして) 計算値:C;46.74%、H;5.67%、N;6.06
%、S;13.86% 実測値:C;46.82%、H;6.06%、N;6.04
%、S;13.88% 実施例 8 3−アミノ−4−メトキシ−6−メチルフエノ
ール2g(10.6mmol)及び無水安息香酸4.9g
(21.7mmol)をピリジン20mlに溶解し、室温で
一晩撹拌した。反応混合物を氷に注ぎ、析出する
固体を濾取、水洗した。ベンゼン−ヘキサンから
再結晶して、5′−ベンズアミド−4′−メトキシ−
2′−メチルフエニル ベンゾエートの淡褐色結晶
3.10g(8.6mmol、収率81%)を得た。 融点 203.5−207.8℃1 H−NMR(200MHz、DMCl3−d6)δppm; 8.53(1H、broad s)、8.41(1H、s)、8.37
(2H、dd、J=8.3Hz、J=1.3Hz)、8.03(3H、
dd、J=7.6Hz、J=1.8Hz)、7.4−7.7(6H、
m)、6.81(1H、s)、3.95(3H、s)、2.22(3H、
s) IR(KBr)νcm-1;1654、1722 元素分析(C22H19NO4として) 計算値:C;73.12%、H;5.30%、N;3.88% 実測値:C;73.00%、H;5.52%、N;4.16% 実施例 9 5′−ベンズアミド−4′−メトキシ−2′−メチル
フエニル ベンゾエート3g(8.3mmol)を0.5
規定水酸化ナトリウム水溶液50ml及びエタノール
50mlの混合溶液に加え、100℃で2時間半、加熱
還流した。1規定塩酸40mlを加え濾過し水洗の
後、エタノール水で再結晶し、5−ベンズアミド
−4−メトキシ−2−メチルフエノールの淡黄色
板状晶1.2g(4.6mmol、収率78%)を得た。 融点 143.1−143.4℃1 H−NMR(200MHz、CDCl3−d6)δppm; 8.6(1H、broad s)、8.42(1H、s)、7.93−
7.88(2H、m)、7.46−7.64(4H、broad d)、
6.70(1H、s)、3.88(3H、s)、2.25(3H、s) IR(KBr)νcm-1;3244、1644 元素分析(C15H15NO3として) 計算値:C;70.02%、H;5.88%、N;5.44% 実測値:C;70.17%、H;6.03%、N;5.44% 実施例 10 ベース組成: (%) オレイン酸 10 オレイン酸ジエタノールアミド 8 オレイルアルコール 2 ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル
(平均EO20モル付加) 10 エタノール 15 プロピレングリコール 10 塩化アンモニウム 3 25%アンモニア 7 水 35 上記組成からなるベース100g中に表1に示す
顕色物質0.01モル及びカツプリング物質0.01モル
を混入した。次いで組成物のPHをアンモニアにて
9.5に調整することにより、本発明染色組成物を
製造した。 本発明染色組成物100gに対し、等重量の6%
過酸化水素水溶液を加え染色液を調製した。この
染色液を白毛混じりの人毛に塗布し、30℃で30分
間放置した。次いで毛髪を通常のシヤンプーで洗
浄し、乾燥した。得られた染色の色調を観察した
結果を表1に示す。また、彩度及び耐変褪色性を
観察した結果を表2に示す。なお染色性はいずれ
も良好であつた。 耐変褪色性は、40℃、70%RH条件下、100時
間保存後の変化を−5℃保存品との比較によつ
た。判定はいずれも目視で行つた。 顕色物質 P1:p−フエニレンジアミン P2:トルエン−2,5−ジアミン P3:p−アミノフエノール P4:5−アミノサリチル酸 カツプリング物質 C1:5′−ヒドロキシ−2′−メトキシ−4′−メチル
フエニル アセトアミド C2:m−フエニレンジアミン C3:5′−ヒドロキシ−2′−メトキシ−4′−メチル
フエニル フルオロアセトアミド C4:5′−ヒドロキシ−2′−メトキシ−4′−メチル
フエニル ジフルオロアセトアミド C5:5′−ヒドロキシ−2′−メトキシ−4′−メチル
フエニル トリフルオロアセトアミド C6:5′−ヒドロキシ−2′−メトキシ−4′−メチル
フエニル メタンスルホンアミド C7:5−ベンズアミド−4−メトキシ−2−メ
チルフエノール 判定基準 ◎:非常によい ○:良い △:やゝ劣る ×:悪い
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の一般式() 〔式中、R1は低級アルキル基を示し、R2は水素
    原子、ハロゲン原子が置換していてもよい低級ア
    ルカノイル基、アリールカルボニル基又は低級ア
    ルキルスルホニル基を示し、R3はハロゲン原子
    が置換していてもよい低級アルカノイル基、アリ
    ールカルボニル基又は低級アルキルスルホニル基
    を示す〕 で表わされる5−置換アミノフエノール誘導体又
    はその塩。 2 カツプリング物質としての請求項1記載の5
    −置換アミノフエノール誘導体又はその塩及び顕
    色物質を含有することを特徴とする角質繊維染色
    組成物。 3 顕色物質が次の一般式 (式中、R4は水素原子、クロル原子、ヒドロキ
    シエチル基、β−ヒドロキシエトキシ基又はメチ
    ル基を示す) で表わされるp−フエニレンジアミン誘導体又は
    その塩である請求項2記載の角質繊維染色組成
    物。
JP20095890A 1989-07-28 1990-07-27 5―置換アミノフェノール誘導体及びこれを使用する角質繊維染色組成物 Granted JPH03135912A (ja)

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