JPH0532362A - 帯状部材の巻取り装置 - Google Patents

帯状部材の巻取り装置

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JPH0532362A
JPH0532362A JP3210026A JP21002691A JPH0532362A JP H0532362 A JPH0532362 A JP H0532362A JP 3210026 A JP3210026 A JP 3210026A JP 21002691 A JP21002691 A JP 21002691A JP H0532362 A JPH0532362 A JP H0532362A
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JP
Japan
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conveyor
belt
shaped member
drum
moving
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3210026A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Iwanaga
憲幸 岩永
Takashi Senbokutani
孝 仙北谷
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯状部材14の始端部、後端部を自動的に良好
に巻取るとともに、フェスツーン67の倒れ込みによる重
なり合いを阻止する。 【構成】 ドラム12に帯状部材14を巻始めるときには、
先端部44をドラム12近傍まで移動させた後、帯状部材14
の始端部をドラム12に巻き付け、その後、先端部44を後
退させるとともに帯状部材14のフェスツーン67を形成
し、一方、巻終わるときには、ドラム12における巻取り
速度を大きくしてフェスツーン67をほぼ消失させた後、
帯状部材14の終端部を巻き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、連続した長尺の帯状
部材、例えばタイヤ構成部材をドラムに巻取る巻取り装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、連続した長尺の帯状部材、例え
ばタイヤ構成部材に用いられるベルト、プライ等は、製
造後一旦ライナーとともにドラムに巻取られて保管さ
れ、その後必要に応じて該ドラムから巻出されて使用さ
れる。
【0003】従来、このような帯状部材をドラムに巻始
める場合あるいは巻終わる場合には、ドラムがコンベア
から離れているため、該帯状部材の始端部あるいは終端
部を作業者が掴み、コンベアからドラムまで誘導してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、帯状部材の巻取りの際、作
業者が関与しているため、安全上問題があるとともに、
省力化が達成できないという問題点がある。また、作業
者が帯状部材の始端部、終端部を掴むため、帯状部材に
局部的な引っ張り、曲がり等が生じたり、また、不注意
によって掴むタイミングが遅れると、フェスツーン部の
帯状部材がコンベアから離れた瞬間倒れ込んで重なり合
うことがあり、このような事態となると、当該部分の帯
状部材を廃棄せざるを得ないという問題点もある。
【0005】この発明は、作業者の関与を必要とするこ
となく帯状部材の始端部、終端部をドラムに良好に巻取
ることができ、しかも、この際、フェスツーン部の帯状
部材が重なり合うような事態を生じることもない帯状部
材の巻取り装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、第1
に、回転速度が変更可能で、連続した帯状部材を巻取る
ドラムと、ドラムに近接した側の先端部がドラムに接近
離隔可能で、帯状部材をドラムに供給するコンベアと、
コンベアの先端部を、空のドラムに近接した巻始め位置
と、満巻のドラムに近接した巻終わり位置と、ドラムか
ら離隔した離隔位置との3位置に移動させる移動手段
と、ドラムと離隔位置のコンベアとの間に昇降可能に設
置され、コンベアの先端部が巻始め位置および巻終わり
位置に位置しているときには下降し、コンベアの先端部
が離隔位置に位置しているときには上昇してコンベアか
らドラムに供給される帯状部材をセンタリングするセン
タリング手段と、センタリング手段と離隔位置のコンベ
アとの間に設置され、これらセンタリング手段とコンベ
アとの間に形成された帯状部材のフェスツーンの垂れ下
がり量を検出する検出手段と、を備えた帯状部材の巻取
り装置により、第2に、連続した帯状部材を巻取る回転
可能なドラムと、ドラムに帯状部材を供給するコンベア
と、ドラムとコンベアとの間に設置され、コンベアから
送られてきた帯状部材をドラムに供給するとともにドラ
ムに接近離隔することができる移動コンベアと、移動コ
ンベアを、空のドラムに近接した巻始め位置と、コンベ
アに近接した初期位置と、巻始め位置と初期位置との間
の中間位置の3位置に移動させる移動手段と、移動コン
ベア上の帯状部材を把持する把持手段と、移動コンベア
に設けられ移動コンベア上の帯状部材をセンタリングす
るセンタリング手段と、中間位置の移動コンベアとコン
ベアとの間に設置され、これら移動コンベアとコンベア
との間に形成された帯状部材のフェスツーンの垂れ下が
り量を検出する検出手段と、帯状部材のフェスツーンよ
りコンベア側で該フェスツーンに近接した位置に配置さ
れ、帯状部材を弱い力で吸着することができる吸着手段
と、を備えた帯状部材の巻取り装置により達成すること
ができる。
【0007】
【作用】請求項1に記載のドラムに帯状部材を巻始める
場合には、まず、コンベアの先端部を移動手段により巻
始め位置まで移動させる。次に、コンベアを走行させて
帯状部材の始端部を該コンベアの先端部からドラムに供
給するとともに、ドラムを回転させ、前記帯状部材の始
端部をドラムに巻き付ける。次に、コンベアの先端部を
離隔位置まで移動させた後、センタリング手段を上昇さ
せ、ドラムとコンベアとの間の帯状部材のセンタリング
を行う。次に、回転が停止しているドラムに対してコン
ベアから帯状部材を供給することにより、センタリング
手段とコンベアとの間に帯状部材のフェスツーンを形成
するが、このフェスツーンの垂れ下がり量を検出手段に
より検出し、該垂れ下がり量が所定量となったとき帯状
部材の供給を停止させる。その後、コンベアから回転し
ているドラムに帯状部材が供給し、ドラムの周囲に帯状
部材を次々と巻取る。そして、ドラムに帯状部材が満巻
に巻取られ、巻取り作業の終了直前となると、ドラムに
おける帯状部材の巻取り速度をコンベアによる帯状部材
の供給速度より大とする。これにより、フェスツーンの
垂れ下がり量が減少するが、このとき、この垂れ下がり
量を検出手段により検出し、該垂れ下がりがほぼ消失し
たとき前記巻取り速度と供給速度とを同一速度とする。
次に、センタリング手段を下降させるとともに、コンベ
アの先端部を巻終わり位置まで移動させる。次に、ドラ
ムを回転させるとともにコンベアを走行させて帯状部材
の終端部をドラムに巻取る。このように本装置を用いれ
ば、作業者が関与しなくても帯状部材の始端部、終端部
をドラムに良好に巻取ることができ、しかも、終端部の
巻取り時、フェスツーンをほぼ消失させるようにしてい
るので、帯状部材が部分的に重なり合うような事態を阻
止することもできる。
【0008】請求項2に記載のドラムに帯状部材を巻始
める場合には、まず、初期位置の移動コンベア上に供給
されている帯状部材の始端部を把持手段により把持す
る。次に、移動コンベアを移動手段により中間位置まで
移動させるとともに、コンベアから移動コンベアに向か
って帯状部材を供給する。次に、中間位置で停止してい
る移動コンベアに対してコンベアから帯状部材を供給す
ることにより、移動コンベアとコンベアとの間に帯状部
材のフェスツーンを形成するが、このフェスツーンの垂
れ下がり量を検出手段により検出し、該垂れ下がり量が
所定量となったとき、移動コンベアを巻始め位置まで移
動させた後、コンベア、移動コンベアからドラムに帯状
部材の始端部を供給して該始端部をドラムに巻き付け
る。次に、移動コンベアを中間位置まで移動させる。そ
の後、コンベア、移動コンベアから回転しているドラム
に帯状部材が供給され、ドラムの周囲に帯状部材が次々
と巻取られる。そして、ドラムに帯状部材が満巻に巻取
られ、その巻取り作業が終了するときには、特別の作動
は行われず巻取り作業が継続されるが、コンベアから帯
状部材の終端部が離れたとき、吸着手段によって該終端
部が弱い力で吸着される。これにより、帯状部材のフェ
スツーンが倒れ込むことはなく、帯状部材が部分的に重
なり合うような事態が阻止される。なお、このとき、吸
着手段による吸着力は弱いものであるので、帯状部材の
供給には何等の支障もない。このように本装置を用いれ
ば、作業者が関与しなくても帯状部材の始端部、終端部
をドラムに良好に巻取ることができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の第1実施例を図面に基づい
て説明する。図1、2において、11は巻取り台車であ
り、この巻取り台車11はライナー巻反10を上部の軸に取
り付け、下部に水平なドラム12を有し、このドラム12の
周囲には連続した長尺の帯状部材14、例えばインナーラ
イナー、ベルトファブリック、プライファブリックがラ
イナーを間に挟んで巻取られる。そして、このドラム12
は該ドラム12の外周に接触する駆動ローラ13により駆動
回転され、その回転速度は変更可能である。
【0010】巻取り台車11より前方にはコンベア17が設
置され、このコンベア17はフレーム18を有する。19はフ
レーム18に敷設された前後方向に延びるレールであり、
このレール19には可動台20に取り付けられた複数のスラ
イドベアリング21が摺動可能に係合し、これにより、可
動台20は前後方向に移動することができる。そして、こ
の可動台20のドラム12に近接する先端および中央部には
それぞれローラ22、23が回転可能に支持されている。26
はモータであり、このモータ26の回転軸にはローラ27が
取り付けられている。28、29、30、31、32、33、34、35
はフレーム18に回転可能に支持されたローラであり、こ
れらのローラ28から35までおよび前記ローラ22、23、27
にはコンベアベルト36が掛け渡され、このコンベアベル
ト36はモータ26の作動により走行する。なお、37はコン
ベアベルト36に係合するテンションローラである。
【0011】39は可動台20の直下のフレーム18に取り付
けられたブレーキ付きロッドレスシリンダであり、この
シリンダ39の可動体40には前記可動台20が連結されてい
る。41、42、43は可動台20の位置を検出する近接スイッ
チ等の検出センサであり、これらのセンサ41、42、43は
可動台20を検出したときシリンダ39に検出信号を送り、
該シリンダ39の作動を停止させる。例えば、センサ41が
可動台20を検出してシリンダ39を停止させたときには、
可動台20は空のドラム12に近接した巻始め位置A(図1
にはローラ22の位置のみ示している)に停止し、センサ
42が可動台20を検出してシリンダ39を停止させたときに
は、可動台20は満巻(図1に仮想線で示す位置まで帯状
部材14が巻取られたとき)のドラム12に近接した巻終わ
り位置B(図1にはローラ22の位置のみ示している)に
停止し、さらに、センサ43が可動台20を検出してシリン
ダ39を停止させたときには、可動台20は図1に実線で示
す、ドラム12から前方に大きく離隔した離隔位置Cに停
止する。前述した可動台20、ローラ22、23および可動台
20の近傍に位置するコンベアベルト36は、ドラム12に近
接する側に位置するコンベア17の先端部44を構成し、こ
の先端部44は前述のようにシリンダ39の作動により前後
方向に移動してドラム12に接近離隔する。また、前述し
たシリンダ39、センサ41、42、43は全体として、コンベ
ア17の先端部44を前述のように、巻始め位置A、巻終わ
り位置Bおよび離隔位置Cの3位置に移動させることが
できる移動手段45を構成する。なお、46はコンベア17の
上方に設置された光電センサ、近接スイッチ等の検出セ
ンサであり、このセンサ46はコンベア17によって移送さ
れる帯状部材14の始端および終端を検出し、前記巻取り
台車11、コンベア17の作動を制御する。また、47はコン
ベアベルト36に係合して該コンベアベルト36の走行量、
即ち帯状部材14の供給量を検出するエンコーダである。
【0012】図1、3、4において、ドラム12と離隔位
置Cにおけるコンベア17の先端部44との間には支持フレ
ーム50が設置され、この支持フレーム50には上下方向に
延びるレール51が敷設されている。これらのレール51に
は上下方向に移動可能な昇降台52に取り付けられたスラ
イドベアリング53が摺動可能に係合している。54は垂直
なシリンダであり、このシリンダ54のピストンロッド55
の先端は昇降台52に連結され、これにより、シリンダ54
が作動すると、昇降台52は支持フレーム50に支持されな
がら昇降する。昇降台52の両端部にはそれぞれプレート
57が固定され、これらのプレート57には帯状部材14の幅
方向に延びる水平なねじ軸58の両端部が回転可能に支持
されている。このねじ軸58の両側部にはそれぞれ逆方向
のおねじ59が形成され、これらのおねじ59にはそれぞれ
ねじ部材60が螺合している。また、プレート57にはねじ
軸58に平行なガイド軸61の両端部が固定され、このガイ
ド軸61には前記ねじ部材60が摺動可能に挿入されてい
る。62は両端部がプレート57に支持されねじ軸58と平行
なガイドシャフトであり、このガイドシャフト62には円
板状のガイド板63が軸方向に移動可能に支持されてい
る。これらのガイド板63は前記ねじ部材60にそれぞれ連
結されており、この結果、ねじ軸58が回転すると、ガイ
ド板63はねじ部材60と一体となって逆方向に等距離だけ
移動し、互いに接近離隔する。そして、これらガイド板
63は、これらガイド板63間を通過する帯状部材14の幅方
向両側端に係合してこれのセンタリングを行う。前述し
た昇降台52、プレート57、ねじ軸58、ねじ部材60、ガイ
ド軸61、ガイドシャフト62、ガイド板63は全体として、
ドラム12と離隔位置Cのコンベア17の先端部44との間に
設置され、コンベア17からドラム12に供給される帯状部
材14をセンタリングするセンタリング手段64を構成し、
このセンタリング手段64は前記シリンダ54の作動によ
り、コンベア17の先端部44が巻始め位置Aおよび巻終わ
り位置Bに位置しているときには下降して先端部44から
退避し、一方、コンベア17の先端部44が離隔位置Cに位
置しているときには上昇して帯状部材14のセンタリング
を行う。
【0013】前記離隔位置Cにおけるコンベア17の先端
部44と上昇位置におけるセンタリング手段64との間の帯
状部材14は、図1、3に示すように垂れ下がってフェス
ツーン67を形成するが、このフェスツーン67の前後には
支柱68、69がそれぞれ立設されている。前記支柱68には
上下方向に離れた複数の投光器70が、また、支柱69には
上下方向に離れた複数の受光器71が取り付けられ、これ
らの投光器70、受光器71は全体として、前記フェスツー
ン67の垂れ下がり量を検出する検出手段72を構成し、こ
の検出手段72の検出結果は前記巻取り台車11、コンベア
17に送られ、これらの作動が制御される。
【0014】次に、この発明の第1実施例の作用につい
て説明する。この実施例のドラム12に帯状部材14を巻始
める場合には、まず、図示していない手段により巻取り
台車11を所定位置に搬入した後、シリンダ39を作動して
先端部44をレール19に沿ってドラム12に接近するよう移
動させる。そして、この移動はセンサ41が先端部44を検
出したとき停止させるが、このとき、先端部44は空のド
ラム12の近傍の巻始め位置Aまで移動している。次に、
モータ26を作動してコンベアベルト36を走行させ、帯状
部材14の始端部をドラム12に向かって供給する。そし
て、この帯状部材14の供給の途中において該帯状部材14
の始端をセンサ46が検出すると、エンコーダ47のカウン
トを開始させるとともに、駆動ローラ13の回転を開始さ
せ、ドラム12をコンベアベルト36の走行速度と同一周速
度で回転させる。このようにして帯状部材14の始端部は
ドラム12に供給され、該ドラム12の周囲に巻き付けられ
る。そして、エンコーダ47のカウント数が所定数となり
ドラム12の周囲に一定量の帯状部材14が巻き付けられる
と、ドラム12の作動が停止する。
【0015】次に、シリンダ39を作動して先端部44を前
方に向かってセンサ43に検出されるまで移動させると、
該先端部44を離隔位置Cに到達する。このとき、可動台
20、ローラ22、23のみを移動させるため、コンベアベル
ト36と帯状部材14との間に相対的な変位は生ぜず、帯状
部材14に引張あるいは圧縮力が作用することはない。次
に、シリンダ54のピストンロッド55を突出させ、センタ
リング手段64をレール51に沿って上昇させる。この結
果、ドラム12とコンベア17との間の帯状部材14がガイド
板63間のガイドシャフト62に接触する。次に、ねじ軸58
を回転させてガイド板63を互いに接近させ、これらガイ
ド板63を帯状部材14の幅方向両外端にそれぞれ係合させ
る。これにより、帯状部材14はこれらガイド板63により
センタリングされる。
【0016】そして、回転が停止しているドラム12に対
して帯状部材14を供給する。これにより、センタリング
手段64とコンベア17との間に帯状部材14が垂れ下がって
フェスツーン67が徐々に形成される。ここで、このフェ
スツーン67の垂れ下がり量は検出手段72が検出し、該垂
れ下がり量が所定量となったとき、ドラム12を駆動ロー
ラ13によって回転させて、ドラム12に帯状部材14を巻取
っていくが、このとき、コンベアベルト36の速度にドラ
ム12の巻取り速度を追従させて巻取っていく。したがっ
て、ドラム12が巻太りとなるに従いドラム12の回転速度
は低下する。
【0017】このようにしてドラム12に帯状部材14が満
巻に巻取られ、巻取り作業の終了直前となると、帯状部
材14の終端がセンサ46によって検出され、エンコーダ47
がカウントを開始する。また、このとき、センサ46から
駆動ローラ13に信号が送られ、該駆動ローラ13の回転速
度が10%から20%程度増加される。これにより、ドラム
12における帯状部材14の巻取り速度がコンベア17による
帯状部材14の供給速度より大となり、フェスツーン67の
垂れ下がり量が減少する。そして、フェスツーン67の垂
れ下がりがほぼ消失したとき、検出手段72は駆動ローラ
13に信号が送って帯状部材14の巻取り速度を供給速度と
同一速度になるまで減速させる。
【0018】次に、シリンダ54のピストンロッド55を引
っ込め、センタリング手段64を先端部44に干渉しない位
置まで下降させる。次に、シリンダ39を作動してコンベ
ア17の先端部44をコンベアベルト36の走行速度と同一速
度でドラム12に向かって移動させ、センサ43が先端部44
を検出して該先端部44が巻取り位置Bに到達したとき、
その移動を停止させる。そして、ドラム12の回転および
コンベア17の走行により、帯状部材14の終端部の全てが
ドラム12に巻取られると、カウント数が所定数となった
エンコーダ47からの信号によってドラム12の回転、コン
ベア17の走行が停止する。次に、コンベア17の先端部44
は離隔位置Cまで復帰し、一方、巻取り台車11は次工程
へ搬出される。このように本装置を用いれば、作業者が
関与しなくても帯状部材14の始端部、終端部をドラム12
に良好に巻取ることができ、しかも、終端部の巻取り
時、フェスツーン67をほぼ消失させるようにしているの
で、帯状部材14の終端部がコンベア17から離れたとき倒
れ込んで部分的に重なり合うような事態を阻止すること
もできる。
【0019】以下、この発明の第2実施例を図面に基づ
いて説明する。図5、6において、81は巻取り台車であ
り、この巻取り台車81は水平なドラム82を有し、このド
ラム82の周囲には内部にスチールコードが埋設されてい
る連続した帯状部材84が巻取られる。そして、このドラ
ム82は該ドラム82の外周に接触する駆動ローラ83により
駆動回転される。
【0020】巻取り台車81より前方には前記帯状部材84
をドラム82に供給するコンベア85が設置され、このコン
ベア85はフレーム86を有し、このフレーム86には7個の
ローラ87が回転可能に支持されている。これらのローラ
87にはコンベアベルト88が掛け渡されるとともに、いず
れかのローラ87は図示していないモータにより駆動回転
され、これにより、コンベアベルト88は矢印方向に走行
する。なお、89はコンベアベルト88に係合して該コンベ
アベルト88の走行量、即ち帯状部材84の供給量を検出す
るエンコーダである。
【0021】図5、7、8において、91は前端部がフレ
ーム86に重なる支持フレームであり、この支持フレーム
91の上端には前後方向に延びるレール92が敷設されてい
る。93はドラム82とコンベア85との間に設けられた移動
台であり、この移動台93は前記レール92に摺動可能に係
合するスライドベアリング94を有する。前記移動台93に
は一対の支持プレート96が固定され、これらの支持プレ
ート96には帯状部材84の幅方向に延びる一対のローラ9
7、98が前後方向に離れて回転可能に支持されている。
これらのローラ97、98の軸端のスプロケットにはチェー
ン99が掛け渡されるとともに、一方のローラ97にはモー
タが連結されている。この結果、モータが作動すると、
チェーン99は矢印方向に走行する。前記ローラ97、98間
にはこれらローラ97、98に平行に延びる複数本のフリー
ローラ 100が設けられ、これらのフリーローラ 100は前
記支持プレート96に回転可能に支持されている。 101、
102はローラ97、98およびフリーローラ 100の直下に設
けられ、ローラ97、98と平行な3本ずつのローラであ
り、これらのローラ 101、 102は支持プレート96に回転
可能にかつ昇降可能に支持されている。これらローラ 1
01、 102にはベルト 103が掛け渡され、このベルト 103
はローラ 101、 102が上昇したとき、ローラ97とフリー
ローラ 100に下方から接触する。この結果、ベルト 103
がローラ97により回転し、フリーローラ 100もベルト 1
03によりローラ97とほぼ同速で回転する。また、ローラ
97、98には、内部にワンウエイクラッチが内蔵されてお
り、帯状部材84をドラム82に送り込む方向にはフリーで
回転するが、帯状部材84がフェスツーン67に戻される方
向には回転できないようになっている。このため、ロー
ラ97、98はモータより帯状部材84をドラム82に送り込む
こともできるし、帯状部材84をローラ97、98、フリーロ
ーラ 100上に保持してドラム82方向に移動するときに、
帯状部材84がフェスツーン部の重量によりフェスツー
ン部に戻されるのを防止することができる。前述した移
動台93、支持プレート96、ローラ97、98、 101、 102、
チェーン99、フリーローラ 100、ベルト 103は全体とし
て、ドラム82とコンベア85との間に設けられた移動コン
ベア 104を構成し、この移動コンベア 104はコンベア85
から送られてきた帯状部材84をドラム82に供給する。
【0022】107は移動台93の直下の支持フレーム91に
回転可能に支持された前後方向に延びるねじ軸であり、
このねじ軸 107には前記移動コンベア 104に取り付けら
れたねじ部材 108が螺合している。そして、このねじ軸
107には図示していないモータが連結されており、この
結果、モータの作動によりねじ軸 107が回転すると、前
記移動コンベア 104はレール92に沿って前後方向に移動
し、ドラム82に接近離隔する。前記ねじ軸 107の直下に
は移動コンベア 104の位置を検出する前後方向に離れた
3個の検出センサ 111、112、 113が配置され、これら
のセンサ 111、112、 113は移動コンベア 104を検出し
たとき、ねじ軸 107を回転させるモータに検出信号を送
り、該ねじ軸 107の回転を停止させる。例えば、センサ
111が移動コンベア 104を検出してねじ軸 107の回転を
停止させたときには、移動コンベア 104は空のドラム82
に近接した巻始め位置D(図5に仮想線で示している)
に停止し、センサ 112が移動コンベア 104を検出してね
じ軸 107の回転を停止させたときには、移動コンベア 1
04はコンベア85に近接した初期位置E(図5に仮想線で
示している)に停止し、さらに、センサ 113が移動コン
ベア 104を検出してねじ軸 107の回転を停止させたとき
には、移動コンベア 104は図5に実線で示す、巻始め位
置Dと初期位置Eとの中間の中間位置Fに停止する。前
述したねじ軸107、センサ 111、 112、 113は全体とし
て、移動コンベア 104を前述のように、巻始め位置D、
初期位置Eおよび中間位置Fの3位置に移動させること
ができる移動手段 114を構成する。
【0023】図6において、フレーム86の上端には橋渡
し部材 117が揺動可能に支持され、この橋渡し部材 117
には帯状部材84の幅方向に延びる複数本のローラ 118が
回転可能に支持されている。 119はフレーム86の上端に
取り付けられたシリンダであり、このシリンダ 119のピ
ストンロッド 120の先端は橋渡し部材 117に固定された
アーム 121に連結されている。この結果、シリンダ 119
が作動すると、橋渡し部材 117は図6に実線で示す橋渡
し位置と、仮想線で示す退避位置との間を揺動し、橋渡
し位置に位置しているときには、帯状部材84をコンベア
85から初期位置Eの移動コンベア 104に橋渡す。
【0024】図5、7において、 125は支持プレート96
にそれぞれ固定されたプレートであり、これらのプレー
ト 125にはローラ97に平行な軸 126が取り付けられてい
る。この軸 126にはアーム 127の基端部が回転可能に支
持され、このアーム 127の先端には把持手段としての把
持ローラ 128が取り付けられている。 129は移動台93に
取り付けられたシリンダであり、このシリンダ 129のピ
ストンロッド 130の先端はアーム 127に固定されたアー
ム 131に連結されている。また、移動コンベア104の直
上には帯状部材84の始端および終端を検出してエンコー
ダ89のカウントを開始させる検出センサ 133がプレート
125に取り付けられた図示しないブラケットで設置され
ている。また、このセンサ 133は帯状部材84の始端を検
出したとき、シリンダ 129に信号を送ってピストンロッ
ド 130を引っ込ませ、把持ローラ128を移動コンベア 10
4のローラ97、チェーン99に接近させる。このように把
持ローラ 128は移動コンベア 104に接近離隔することが
でき、接近したとき移動コンベア 104上の帯状部材84の
始端部を該移動コンベア 104と協働して上下から把持す
る。
【0025】図7、8において、 135はベルト 103の直
下に配置されたローラ97と平行な一対のスライド軸であ
り、これらのスライド軸 135は前記支持プレート96に取
り付けられている。これらスライド軸 135にはスライド
ベアリング 136を介して前後方向に延びる一対のスライ
ドプレート 137が摺動可能に支持され、各スライドプレ
ート 137には垂直軸回りに回転する2個のセンタリング
ローラ 138がそれぞれ前後方向に離れて回転可能に支持
されている。 139は移動台93に取り付けられたシャフト
140に連結されたリンクであり、このリンク 139の両端
にはスライドプレート 137にそれぞれ連結されたリンク
141が連結されている。そして、前記リンク 139は図示
していないシリンダによりシャフト 140を中心として揺
動され、これにより、スライドプレート 137、センタリ
ングローラ 138同士は等距離だけ逆方向に移動し、互い
に接近離隔する。前述したスライドプレート 137、セン
タリングローラ 138、リンク 139、 141は全体として、
移動コンベア 104上に設けられ、移動コンベア 104上の
帯状部材84をセンタリングするセンタリング手段 142を
構成する。
【0026】前記中間位置Fにおける移動コンベア 104
とコンベア85との間の帯状部材84は、図5に示すように
垂れ下がってフェスツーン 145を形成しているが、この
フェスツーン 145の前方のフレーム86には図6に示すよ
うに、上下方向に離れた複数の検出手段 146、例えば近
接スイッチが取り付けられ、これらの検出手段 146は前
記フェスツーン 145の垂れ下がり量を検出し、その検出
結果は前記駆動ローラ83の回転速度を制御する。 148は
帯状部材84内に埋設されているスチールコードを吸着す
る吸着手段としての複数のマグネットであり、これらの
マグネット 148は帯状部材84のフェスツーン 145よりコ
ンベア85側に配置され、ここではコンベア85のフレーム
86に取り付けられ、これらのマグネット 148は帯状部材
84、特に帯状部材84の終端部を弱い力で吸着する。
【0027】次に、この発明の第2実施例の作用につい
て説明する。この実施例のドラム82に帯状部材84を巻始
める場合には、まず、図示していない手段により巻取り
台車81を所定位置に搬入した後、コンベア85を作動させ
て帯状部材84の始端部をドラムに向かって供給する。こ
のとき、帯状部材84の始端部は、橋渡し部材 117のロー
ラ 118上を移動した後、初期位置Eにおける移動コンベ
ア 104に乗り移る。そして、帯状部材84の始端が検出セ
ンサ 133によって検出されると、エンコーダ89のカウン
トが開始するとともに、シリンダ 129のピストンロッド
130が引っ込む。この結果、把持ローラ 128が移動コン
ベア 104、詳しくはローラ97に接近し、初期位置Eの移
動コンベア 104上に供給されている帯状部材84の始端部
を該把持ローラ 128と移動コンベア 104とにより上下か
ら把持する。この把持と同時にシリンダ 119のピストン
ロッド 120が突出し、橋渡し部材117が図6に実線で示
す橋渡し位置から仮想線で示す退避位置まで揺動する。
【0028】同時に、ねじ軸 107を回転させて移動コン
ベア 104をレール92に沿って中間位置Fまで移動させ、
始端部が把持ローラ 128と移動コンベア 104とにより把
持された帯状部材84をドラム82に向かって引き出す。こ
のとき、該帯状部材84に引張あるいは圧縮力が作用しな
いよう、移動コンベア 104の移動速度はコンベア85とほ
ぼ同一速度とする。そして、移動コンベア 104が中間位
置Fに到達して停止した後も、コンベア85から帯状部材
84を供給する。この結果、中間位置Fの移動コンベア 1
04とコンベア85との間に帯状部材84が垂れ下がってフェ
スツーン 145が形成される。
【0029】そして、このフェスツーン 145の垂れ下が
り量を検出手段 146により検出し、該垂れ下がり量が所
定量となったとき、ねじ軸 107を回転させて移動コンベ
ア 104を巻始め位置Dまで移動させた後、移動コンベア
104のローラ 101、 102を上昇させてベルト 103をロー
ラ97とフリーローラ 100に接触させる。その後、ローラ
97、98、フリーローラ 100を駆動して帯状部材84の始端
部を移動コンベア 104からドラム82に供給するととも
に、ドラム82を回転させ、帯状部材84の始端部をドラム
82の周囲に巻き付ける。次に、シリンダ 129のピストン
ロッド 130を突出させて把持ローラ 128を上昇させる。
そして、エンコーダ89のカウント数が所定数となり、ド
ラム82の周囲に一定量の帯状部材84が巻き付けられる
と、コンベア85、移動コンベア104の作動を停止する。
次に、ローラ 101を下降させるとともに、ねじ軸 107を
回転させて移動コンベア 104を中間位置Fまで移動させ
る。その後、リンク 139を揺動させてスライドプレート
137、センタリングローラ 138を互いに接近させること
により、センタリングローラ 138を帯状部材84の幅方向
両端に接触させて帯状部材84をセンタリングする。その
後、ドラム82に帯状部材84を連続的に速度制御しながら
巻取っていく。
【0030】このようにしてドラム82に帯状部材84が満
巻に巻取られ、巻取り作業の終了直前となると、帯状部
材84の終端部がコンベア85から離れるが、このとき、下
端の折れ曲がり部よりコンベア85側のフェスツーン 145
は、前記折れ曲がり部を中心としてドラム82側に倒れ込
むおそれがある。しかしながら、この帯状部材84の終端
部はマグネット 148によって弱い力でコンベア85側に吸
着されるため、倒れ込むことはなく、帯状部材84が部分
的に重なり合うような事態が阻止される。なお、このと
き、マグネット 148による吸着力は弱いものであるの
で、帯状部材84の供給には何等の支障もない。このよう
にして帯状部材84の巻取りが継続され、その終端部がド
ラム82に巻き付けられるが、この巻取り時には、第1実
施例のような特別の作動は行われない。そして、検出セ
ンサ 133が帯状部材84の終端を検出してから所定長だけ
帯状部材84がドラム82に供給され、帯状部材84が全てド
ラム82に巻取られると、検出センサ 133による帯状部材
84の終端の検出によりカウントを開始したエンコーダ89
からの信号によってドラム82、コンベア85、移動コンベ
ア 104の作動が停止する。次に、移動コンベア 104が初
期位置Eに復帰するとともに、橋渡し部材117も橋渡し
位置に復帰し、一方、満巻となった巻取り台車81は次工
程へ搬出される。このように本装置を用いれば、作業者
が関与しなくても帯状部材84の始端部、終端部をドラム
82に良好に巻取ることができ、しかも、帯状部材84の終
端部が重なり合うようなこともない。
【0031】なお、前述の実施例においては、把持手段
として把持ローラ128を用いたが、この発明において
は、バキュームカップ、磁石あるいはシリンダで上下す
る押え板等であってもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、作業者の関与を必要とすることなく帯状部材の始端
部、終端部をドラムに良好に巻取ることができ、しか
も、この際、帯状部材のフェスツーンが重なり合うよう
な事態を阻止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す概略正面図であ
る。
【図2】コンベアの一部破断正面図である。
【図3】センタリング手段近傍の正面図である。
【図4】センタリング手段近傍の側面図である。
【図5】この発明の第2実施例を示す概略正面図であ
る。
【図6】コンベアの部分正面図である。
【図7】移動コンベアの正面断面図である。
【図8】移動コンベアの一部破断平面図である。
【符号の説明】
12…ドラム 14…帯状部材 17…コンベア 44…先端部 45…移動手段 64…センタリング手段 67…フェスツーン 72…検出手段 A…巻始め位置 B…巻終わり位置 C…離隔位置 82…ドラム 84…帯状部材 85…コンベア 104…移動コンベア 114…移動手段 128…把持手段 142…センタリング手段 145…フェスツーン 146…検出手段 148…吸着手段 D…巻始め位置 E…初期位置 F…中間位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転速度が変更可能で、連続した帯状部材
    を巻取るドラムと、ドラムに近接した側の先端部がドラ
    ムに接近離隔可能で、帯状部材をドラムに供給するコン
    ベアと、コンベアの先端部を、空のドラムに近接した巻
    始め位置と、満巻のドラムに近接した巻終わり位置と、
    ドラムから離隔した離隔位置との3位置に移動させる移
    動手段と、ドラムと離隔位置のコンベアとの間に昇降可
    能に設置され、コンベアの先端部が巻始め位置および巻
    終わり位置に位置しているときには下降し、コンベアの
    先端部が離隔位置に位置しているときには上昇してコン
    ベアからドラムに供給される帯状部材をセンタリングす
    るセンタリング手段と、センタリング手段と離隔位置の
    コンベアとの間に設置され、これらセンタリング手段と
    コンベアとの間に形成された帯状部材のフェスツーンの
    垂れ下がり量を検出する検出手段と、を備え、ドラムに
    帯状部材を巻始めるときには、コンベアの先端部を移動
    手段により巻始め位置まで移動させた後、コンベアから
    ドラムに帯状部材の始端部を供給して該始端部をドラム
    に巻き付け、次に、コンベアの先端部を離隔位置まで移
    動させた後、センタリング手段を上昇させてドラムとコ
    ンベアとの間の帯状部材のセンタリングを行い、次に、
    回転が停止しているドラムに対してコンベアから帯状部
    材を供給することにより、センタリング手段とコンベア
    との間に垂れ下がり量を検出手段により検出しながら所
    定量のフェスツーンを形成し、一方、ドラムへの帯状部
    材の巻取りが終了するときには、ドラムにおける帯状部
    材の巻取り速度をコンベアによる帯状部材の供給速度よ
    り大とすることにより、フェスツーンをその垂れ下がり
    量を検出手段により検出しながらほぼ消失させた後、セ
    ンタリング手段を下降させ、次に、コンベアの先端部を
    巻終わり位置まで移動させた後、ドラムを回転させると
    ともにコンベアを走行させて帯状部材の終端部をドラム
    に巻取るようにしたことを特徴とする帯状部材の巻取り
    装置。
  2. 【請求項2】連続した帯状部材を巻取る回転可能なドラ
    ムと、ドラムに帯状部材を供給するコンベアと、ドラム
    とコンベアとの間に設置され、コンベアから送られてき
    た帯状部材をドラムに供給するとともにドラムに接近離
    隔することができる移動コンベアと、移動コンベアを、
    空のドラムに近接した巻始め位置と、コンベアに近接し
    た初期位置と、巻始め位置と初期位置との間の中間位置
    の3位置に移動させる移動手段と、移動コンベア上の帯
    状部材を把持する把持手段と、移動コンベアに設けられ
    移動コンベア上の帯状部材をセンタリングするセンタリ
    ング手段と、中間位置の移動コンベアとコンベアとの間
    に設置され、これら移動コンベアとコンベアとの間に形
    成された帯状部材のフェスツーンの垂れ下がり量を検出
    する検出手段と、帯状部材のフェスツーンよりコンベア
    側で該フェスツーンに近接した位置に配置され、帯状部
    材を弱い力で吸着することができる吸着手段と、を備
    え、ドラムに帯状部材を巻始めるときには、初期位置の
    移動コンベア上に供給された帯状部材の始端部を把持手
    段によって把持した後、コンベアから帯状部材を供給し
    ながら移動コンベアを移動手段により中間位置まで移動
    させ、次に、停止している移動コンベアに対してコンベ
    アから帯状部材を供給することにより、移動コンベアと
    コンベアとの間に垂れ下がり量を検出手段により検出し
    ながら所定量のフェスツーンを形成した後、コンベアか
    ら帯状部材を供給しながら移動コンベアを巻始め位置ま
    で移動させ、次に、コンベア、移動コンベアからドラム
    に帯状部材の始端部を供給して該始端部をドラムに巻き
    付けた後、移動コンベアを中間位置まで移動させ、一
    方、ドラムへの帯状部材の巻取りが終了するときには、
    コンベアから離れた帯状部材の終端部を吸着手段によっ
    て弱い力で吸着しながら、該終端部をドラムに巻取るよ
    うにしたことを特徴とする帯状部材の巻取り装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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