JP5006767B2 - ゴム状シートの搬送巻取り方法、及びその装置 - Google Patents

ゴム状シートの搬送巻取り方法、及びその装置 Download PDF

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本発明は、ライナロール体から巻き戻されるライナに、搬送される帯状の未加硫のゴム状シートを降下して重ねて巻取り芯に巻き取り、シート・ライナ巻取体を形成するゴム状シートの搬送巻取り方法、及びその装置に関する。
タイヤの製造には、カーカス、ベルト層、インナーライナー等に各種のゴムプライが用いられ、このゴムプライは、ゴム混練機からのゴムをカレンダロールをへて,かつ必要によりコード等の補強材を配して未加硫のゴム状シートを形成する。このゴム状シートは長尺であるため、使用に先立って、剥離用の合成樹脂等からなるライナを介在させて、巻取り芯に巻き取られたシート・ライナ巻取体として保管される。
このシート・ライナ巻取体の形成に際して、成形されたゴム状シートを送り出すゴム状シート搬送装置からシート巻上げ装置との間の空間を該ゴム状シートの非能率的な手渡し作業に換えて、自動化し、製品品質の向上と作業能率の向上させるために、特許文献1はゴム状シート搬送装置、乃至中継ぎコンベヤの移動により、ゴム状シートの始端部を前記シート巻上げ装置に移送することにより自動化し、製品品質の向上と作業能率の向上させることを提案している。
特開平5−32362号公報
しかしながら、この特許文献1の装置は、シート巻上げ装置における巻取り芯(ドラム)の垂直方向上方に、この巻取り芯に向けて前記ゴムシートの先端部を供給し、かつ剥離用のライナを巻き取るライナロール体をその供給位置の上方に位置させて、供給され巻き付けられたゴム状シートの上方からライナを供給してシート・ライナ巻取体を形成するように構成されている。
その結果、前記ゴム状シート搬送装置乃至中継ぎコンベヤの先端は、断面円形の巻取り芯(ドラム)の巻付け位置の直近に正確に進入することが必要となり、又これらの装置は比較的大型であるため、制御が困難かつ高価となる。
本発明は、ライナロール体からライナを巻き戻す巻戻し点と、巻戻された前記ライナを前記巻取り芯に巻き付ける巻付け点とを結ぶライナ線をライナ傾斜部とし、このライナ傾斜部上に、未加硫のゴム状シート先端部をシート保持・移動装置を用いて供給することができ、このライナ傾斜部は直線状かつ比較的長く形成でき、巻取り芯にゴム状シートを直接供給する場合に比して、ゴム状シート先端部の供給制御を容易として、かつ安定した品質のシート・ライナ巻取体を形成しうるゴム状シートの搬送巻取り方法、及びその装置の提供を目的としている。
請求項1に係る発明は、ライナロール体から巻き戻されるライナに、搬送される帯状の未加硫のゴム状シートを重ねて巻取り芯に巻き取り、シート・ライナ巻取体を形成するゴム状シートの搬送巻取り方法であって、
前記ライナロール体から前記ライナを巻き戻す巻戻し点と、巻戻された前記ライナを前記巻取り芯に巻き付ける巻付け点とを結ぶライナ領域を、前記巻付け点を上にした斜め傾斜としたライナ傾斜部とするとともに、
長尺のゴム状シートを長手方向に搬送するゴム状シート搬送装置の搬出端に、ゴム状シートの先端部を下面で受けかつ駆動され回転する駆動ローラと、ゴム状シートをこの駆動ローラとの間で挟んで押す押えローラとからなることにより該ゴム状シートを保持するゴム状シート保持具を、
保持具移送手段を用いて、ゴム状シートの前記先端部を前記ライナ傾斜部上方に移動させ、かつ前記駆動ローラを駆動して前記ゴムシートの先端部を前記ライナ傾斜部に送り該ライナ傾斜部に接触させ部分的に重ねることにより、前記巻取り芯の駆動回転に伴うライナの移動及び巻取り芯への巻取りとともに、前記巻取り芯に、ゴム状シートとライナとが重なるシート・ライナ巻取体を形成することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記駆動ローラが、駆動機を用いて回転するとともに、前記駆動機と駆動ローラとの間に、該駆動機の回転により駆動ローラを、ゴム状シートが搬送される向きに回転させるとともに、該駆動機による駆動ローラの周速よりも早い速度でのゴムシートの進行を許容すること、請求項3に係る発明は、前記ゴム状シート保持具が、ゴム状シートの終端部が通過後に、前記搬出端に戻ること、及び請求項4に係る発明は、前記巻戻された前記ライナが、前記巻付け点が前記巻取り芯の下方に位置して巻き付けられることにより、前記巻取り芯と、ライナとの間に前記ゴムシートが巻き込まれることを特徴としている。
又請求項5に係る発明は、ライナロール体から巻き戻されるライナに、搬送される帯状の未加硫のゴム状シートを重ねて巻取り芯に巻き取り、シート・ライナ巻取体を形成するゴム状シートの搬送巻取り装置であって、
前記ゴム状シートを長手方向に搬送するゴム状シート搬送装置、
前記ライナロール体から前記ライナを巻き戻す巻戻し点と、巻戻された前記ライナを前記巻取り芯に巻き付ける巻付け点とを結ぶライナ領域を、前記巻付け点を上にした斜め傾斜としたライナ傾斜部とするとともに、巻取り芯を駆動回転するシート巻上げ装置、
及び、ゴム状シート搬送装置の搬出端に設けられ、ゴム状シートの先端部を下面で受けかつ駆動されて回転する駆動ローラと、ゴム状シートをこの駆動ローラとの間で挟んで押し下げる押えローラとからなり該ゴム状シートを保持するゴム状シート保持具と、このゴム状シート保持具を移送する保持具移送手段とからなるシート保持・移動装置を具えるとともに、
前記保持具移送手段は、前記ゴム状シート保持具で保持されるゴム状シートの先端部を、前記ライナ傾斜部上方に移動させ、かつ前記駆動ローラを駆動して前記ゴムシートの先端部を前記ライナ傾斜部に送り該ライナ傾斜部に接触させ部分的に重ねることにより、前記シート巻上げ装置の前記巻取り芯の駆動回転に伴うライナの移動及び巻取り芯への巻取りとともに、前記巻取り芯に、ゴム状シートとライナとが重なるシート・ライナ巻取体を形成することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、前記駆動ローラが、駆動機を用いて回転するとともに、前記駆動機と駆動ローラとの間に、該駆動機の回転により駆動ローラを、ゴム状シートが搬送される向きに回転させるとともに、該駆動機による駆動ローラの周速よりも早い速度でのゴムシートの進行を許容する一方向クラッチを内在したこと、請求項7に係る発明は、前記ゴム状シート保持具が、ゴム状シートの終端部が通過後に、前記搬出端に戻ること、及び請求項8に係る発明は、前記巻戻された前記ライナが、前記巻付け点が前記巻取り芯の下方に位置して巻き付けられることにより、前記巻取り芯と、ライナとの間に前記ゴムシートが巻き込まれることを特徴としている。
請求項1、5に係る発明において、ライナロール体から巻き戻されるライナに、搬送される帯状の未加硫のゴム状シートを重ねて巻取り芯に巻き取り、シート・ライナ巻取体を形成するゴム状シートの搬送巻取り方法、装置であって、ライナロール体から前記ライナを巻き戻す巻戻し点と、巻戻された前記ライナを前記巻取り芯に巻き付ける巻付け点とを結ぶライナ領域を、前記巻付け点を上にした斜め傾斜としたライナ傾斜部とするとともに、駆動ローラと押えローラとを有するゴム状シート保持具を用いて、ゴム状シートの前記先端部を前記ライナ傾斜部上方に移動させ、かつ前記ゴムシートの先端部を前記ライナ傾斜部に送り該ライナ傾斜部に接触させ部分的に重ねることにより、前記巻取り芯の駆動回転に伴うライナの移動及び巻取り芯への巻取るものであるため、ゴム状シートの先端部は、比較的長く形成可能なライナ傾斜部に載せるのみでよく、ゴム状シート先端部の供給制御を容易として、装置、その制御、作業を簡易化するとともに、ライナとともに確実に該ライナに挟んでゴム状シートを巻取り芯に巻き取りうるためシート・ライナ巻取体の成形精度巻取り精度もを向上しうる。
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
本発明のゴム状シートの搬送巻取り方法(以下、単に本発明の方法ということがある)の説明を、それに用いるゴム状シートの搬送巻取り装置1(以下、単に本発明の装置1ということがある)とともに説明する。
本発明の装置1は、図1,2に示すように、ゴム状シートSを長手方向に搬送するゴム状シート搬送装置2、ゴム状シート搬送装置2の搬出端2Eに設けられ、ゴム状シートSの先端部Ssを保持して前記搬出端2Eから移送するシート保持・移動装置4、及びゴム状シートSとライナLとを重ねたシート・ライナ巻取体SLを形成するシート巻上げ装置6とからなる。
前記ゴム状シートSは、空気入りタイヤにおいて、カーカス、ベルト層、インナーライナー等に用いる各種の用途に適合させて選択されたゴム材の未加硫の帯状のゴムのプライ乃至ゴムのシートがコード等により補強されたプライであって、ゴム混練機、押出機、カレンダーロール等をへて所定幅かつ厚さの1ロットの長尺体として成形される。
このゴム状シートSは、前記ゴム状シート搬送装置2により長手方向に搬送され、かつゴム状シート搬送装置2は、本形態では、両側の側板2a、2a間にローラ2b…を設けたローラコンベヤとして形成される。なお、ゴム状シート搬送装置2としてベルトコンベヤなど、各種のコンベヤを用いうる。
前記ゴム状シート搬送装置2からシート保持・移動装置4を用いてゴム状シートSの先端部Ssは前記シート巻上げ装置6に移送される。このシート巻上げ装置6は、図1,2に略示するように、ライナLを巻装したライナロール体LRを、該ライナLを巻戻し可能に保持するライナ支持台6aと、巻取り芯10の駆動回転に伴うライナLの移動及び巻取り芯10への巻取りとともに、前記巻取り芯10に、ゴム状シートSとライナLとを重ねて巻付け、両者が重なるシート・ライナ巻取体SLを形成する巻取り芯10を設けた巻取り芯支持台6bとを具える。
又巻取り芯10には、図示しない駆動モータを連係し、又シート巻上げ装置6は、前記ライナLの巻取り芯10への巻取り速度を、ゴム状シートSが送られる速度と同期させて前記駆動モータを回転させる制御装置(図示せず)を具える。
又シート巻上げ装置6において、前記ライナロール体LRは、本形態では、前記ライナLを巻き戻す巻戻し点LR1を上に向けて、かつ前記シート・ライナ巻取体SLよりも低所で前記ライナ支持台6aで支持され、かつブレーキ手段によりライナLに悪い影響を及ぼさない程度で巻戻しに対する抵抗が付与される。又前記巻取り芯支持台6bは巻取り芯10を、比較的高所で、しかも前記ライナ支持台6aよりも装置下流側に位置させて保持し、かつ本形態では、巻取り芯10への巻付け点SL1は下向きかつ下方でライナLの巻取りとともにゴム状シートSを巻き込み、巻き取るごとく構成している。
このため、前記ライナロール体LRから前記ライナLを巻き戻す巻戻し点LR1と、巻戻された前記ライナLを前記巻取り芯10に巻き付ける巻付け点SL1とを結ぶライナ領域を、前記巻付け点SL1を上にした斜め傾斜としたライナ傾斜部Lcとしている。このライナ傾斜部Lcは、本形態では、直線状としているが大きな曲率半径で湾曲してもよく、又前記シート・ライナ巻取体LRの、巻付けに伴う増径により傾斜を減じる。
ゴム状シートSの始端部Ssを前記ライナ傾斜部Lc上方に移動する前記シート保持・移動装置4は、ゴム状シート保持具4Aと、保持具移送手段4Bとからなり、前記ゴム状シート保持具4Aは、図2,図4(A)に示すように、ゴム状シートSが搬送されるのを待機する基準状態P1では、前記ゴム状シート搬送装置2の搬出端2Eに位置する。
又ゴム状シート保持具4Aは、前記ゴム状シート搬送装置2の前記両側の側板2a、2aと搬送方向に並ぶ基台12A、12Bを具え、かつ基台12A,12Bは、矩形の水平な載置板13の外側に軸受け板14を垂下した逆L字をなす。又基台12A,12Bには前記軸受け板14の搬送方向前方に駆動ローラ16を架け渡し、かつ駆動ローラ16の後方に例えば2本の案内ローラ18,18を配設しいる。又載置板13に立ち上げた枢支片で枢支されて揺動するアーム19,19の前端間に押えローラ20を架け渡している。なおアーム19は、載置板13の立上げ板に設けたシリンダ21により揺動し、前記押えローラ16を降下させることにより、ゴム状シートSを駆動ローラ16との間で挟んで押し下げ該ゴム状シートSを保持しうる。
又前記駆動ローラ16は、ゴム状シートSの先端部Ssを下面で受けかつ駆動されて回転する。この駆動ローラ16は、本形態では、駆動機M1を用いて回転されるとともに、駆動ローラ16と、前記駆動機M1との間に図3で破線で示す一方向クラッチ22を介在させる。駆動機M1は、その回転により駆動ローラ16を、ゴム状シートSが搬送される向きに回転させるとともに、前記一方クラッチ22は、前記駆動機M1により被動する該駆動機M1による駆動ローラ16の周速よりも、早い速度でのゴムシートSの搬送方向への送出しを許容する。なお、一方向クラッチ22は、前記駆動機M1の回転に反対する向きの駆動ローラ16の回転を拘束する。
前記保持具移送手段4bは、本形態では、前記載置板13前後の立片で固定される案内軸24と、ロッド端が前記載置板13上の受板に固定した長尺かつ搬送方向にのびるシリンダ26とを有する。シリンダ26は本形態ではロッドの伸縮早さを自在に調整しうる。又前記案内軸24は、前記ゴム状シート搬送装置2の前記側板2a上に並べて設けた2つの筒軸受け箱28,28で摺動可能に支持されるとともに、前記長尺のシリンダ26も、その基筒前後を前記側板2a上の立上げ片に固定している。従って、シリンダ26の伸縮により前記ゴム状シート保持具4Aを移動でき、このゴム状シート保持具4aはこの移動によって、図2,図4(A)に示す、前記ゴム状シート搬送装置2の前記搬出端2Eに接する乃至近い位置であって、該ゴム状シート搬送装置2からのゴム状シートSを受け取る前記搬出端2E付近の前記基準状態P1(図2に示す)と、図2,図4(B)〜(D)に示される、前記ゴム状シート保持具4Aで保持されるゴム状シートSの先端部Ssを、前記ライナ傾斜部Lcの前後長さ中間位置の上方に移動させ、前記駆動ローラ16を駆動して前記ゴムシートSの先端部Ssを前記ライナ傾斜部Lc上に導きうる伸張状態P2(図2に示す)との間を往復動する。
なお、前記伸張状態p2において、ゴム状シートSの先端部Ssは、駆動ローラ16の前記駆動により、前記ライナ傾斜部Lcに接触させ部分的に重ねる。これにより、前記シート巻上げ装置6の前記巻取り芯10の駆動回転に伴うライナLの移動及び巻取り芯10への巻取りとともに、ゴム状シートSとライナLとが重なるシート・ライナ巻取体SLを形成する
なお、図2,図4における前記ゴム状シート保持具4B先端には、前記ゴム状シートSの先端部Ssの垂れ下がりを検知するセンサs1が設けられる。又本発明の装置1には、各所に必要な位置センサ、速度センサを含む各種のセンサと、その出力を受けて動作する制御手段が配される。特に、ゴム状シートSの前記先端部Ssを検知するセンサは、巻取り芯10への巻付け開始位置、前記ライナLとの当初の接触位置を含めて各必要箇所に配置され、各進行の間での各先端部Ss位置が検出される。
しかして、本発明の方法、乃至装置1は、前記基準状態P1において、前記ゴム状シート搬送装置2を起動して、ゴム状シートSを長手方向に搬送する。このゴム状シートSの先端部Ssを適宜センサが検知して、該先端部Ssが近づくのを検出すると、ゴム状シート保持具4Aの駆動ローラ16が、測定されたゴム状シートSの送り速度と等しい周速となるように制御されて駆動機M1による回転を開始する。
又センサが前記先端部Ssが前記駆動ローラ16の近傍に達することを検知すると、前記ゴム状シート保持具4Bのシリンダ21を伸張してアーム19を介して、押えローラ20を押下げ、ゴム状シートSの前記先端部Ssを、駆動ローラ16との間で挟んで押し、該ゴム状シートsの先端部Ssを保持できる。
保持ののち、前記保持具移送手段4Bのシリンダ26がゴム状シート搬送装置2によるゴム状シートSの移送速度に同期して伸張し、該ゴム状シート搬送装置2の前記搬出端2Eに接する前記基準状態P1(図2に示す)から、図4(B)〜(D)に示される、前記ゴム状シート保持具4Aで保持されるゴム状シートSの先端部Ssを、前記ライナ傾斜部Lcの前後長さ中間位置の上方に移動させ、降下しうる前記伸張状態P2(図2に示す)まで移動させうる。このように、シート保持・移動装置4はゴム状シートSの先端部Ssを前記基準状態P1から伸張状態P2に移動させうる。なお、先端部Ssが駆動ローラ16の位置となったとき、ゴム状シート搬送装置2を停止させることもできる。
この伸張状態P2において、駆動ローラ16を駆動し、前記のように、ゴム状シートSの先端部Ssを、前記ライナ傾斜部Lcに接触させ部分的に重ねる。これにより、前記シート巻上げ装置6の前記巻取り芯10の駆動回転に伴うライナLの移動及び巻取り芯10への巻取りとともに、ゴム状シートSとライナLとが重なるシート・ライナ巻取体SLを形成する。前記のように、図2,図4における前記ゴム状シート保持具4B先端のセンサs1が、前記ゴム状シートSの先端部Ssの垂れ下がりを検知して、下端がライナ傾斜部Lcに接するまでの算定時間前に前記巻取り芯10の回転を開始する。
なお、ゴム状シート保持具4Aが伸張状態P2に伸張するに際して、該ゴム状シート保持具4Bの基台12A,12B後端の案内ローラ18と、ゴム状シート搬送装置2の搬出端2E側のローラ2bとの間には図2,図4(B)〜(D)に示すように、ゴム状シートSが支持されない空隙Gが生じる。ゴム状シートSがコード入りなどで補強されることなく強度が問題となるときには、適宜の支持中継ぎ手段30、例えば図5に示すように、ゴム状シート搬送装置2の前記ローラ2bを内側板2cを用いて複数、例えば4つの小ローラ2b1…に分割し、内側板2c間の空所に、例えばコ字の枠体28にローラ29を設けた複数の中継ぎコンベヤ30aからなる支持中継ぎ手段30を用いることができる。この中継ぎコンベヤ30aは、前記空隙Gの搬送方向長さに合わせて形成され(図1に一点鎖線で示す)、一端が前記保持具移送手段4Bの基台12A,12Bを継ぐ適宜の支持板に固定することにより、保持具移送手段4Bによる移動とともに伸張して空隙Gに架け渡されゴム状シートSを支持できる。
その他、本発明の方法及び装置において、特許請求の範囲に記載の発明の範囲内において種々な形態に変形しうる。
本発明の装置の実施例を方法とともに説明する斜視図である。 ゴム状シート搬送装置、シート保持・移動装置、シート巻上げ装置コンベアを、シート保持・移動装置の作用とともに示す部分正面図である。 ゴム状シート保持具を例示する断面図である。 (A)〜(D)は作用を示す部分正面図である。 支持中継ぎ手段を例示する断面図である。
符号の説明
1 ゴム状シートの搬送巻取り装置
2 ゴム状シート搬送装置
4 シート保持・移動装置
4A ゴム状シート保持具
4B 保持具移送手段
6 シート巻上げ装置
10 巻取り芯
16 駆動ローラ
20 押えローラ
22 一方向クラッチ
L ライナ
S ゴム状シート
lC ライナ傾斜部
LR ライナロール体
LS シート・ライナ巻取体

Claims (8)

  1. ライナロール体から巻き戻されるライナに、搬送される帯状の未加硫のゴム状シートを重ねて巻取り芯に巻き取り、シート・ライナ巻取体を形成するゴム状シートの搬送巻取り方法であって、
    前記ライナロール体から前記ライナを巻き戻す巻戻し点と、巻戻された前記ライナを前記巻取り芯に巻き付ける巻付け点とを結ぶライナ領域を、前記巻付け点を上にした斜め傾斜としたライナ傾斜部とするとともに、
    長尺のゴム状シートを長手方向に搬送するゴム状シート搬送装置の搬出端に、ゴム状シートの先端部を下面で受けかつ駆動され回転する駆動ローラと、ゴム状シートをこの駆動ローラとの間で挟んで押す押えローラとからなることにより該ゴム状シートを保持するゴム状シート保持具を、
    保持具移送手段を用いて、ゴム状シートの前記先端部を前記ライナ傾斜部上方に移動させ、かつ前記駆動ローラを駆動して前記ゴムシートの先端部を前記ライナ傾斜部に送り該ライナ傾斜部に接触させ部分的に重ねることにより、前記巻取り芯の駆動回転に伴うライナの移動及び巻取り芯への巻取りとともに、前記巻取り芯に、ゴム状シートとライナとが重なるシート・ライナ巻取体を形成することを特徴とするゴム状シートの搬送巻取り方法。
  2. 前記駆動ローラは、駆動機を用いて回転するとともに、前記駆動機と駆動ローラとの間に、該駆動機の回転により駆動ローラをゴム状シートが搬送される向きに回転させるとともに、該駆動機による駆動ローラの周速よりも早い速度でのゴムシートの進行を許容することを特徴とする請求項1記載のゴム状シートの搬送巻取り方法。
  3. 前記ゴム状シート保持具は、ゴム状シートの終端部が通過後に、前記搬出端に戻ることを特徴とする請求項1又は2記載のゴム状シートの搬送巻取り方法。
  4. 前記巻戻された前記ライナは、前記巻付け点が前記巻取り芯の下方に位置して巻き付けられることにより、前記巻取り芯と、ライナとの間に前記ゴムシートが巻き込まれることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のゴム状シートの搬送巻取り方法。
  5. ライナロール体から巻き戻されるライナに、搬送される帯状の未加硫のゴム状シートを重ねて巻取り芯に巻き取り、シート・ライナ巻取体を形成するゴム状シートの搬送巻取り装置であって、
    前記ゴム状シートを長手方向に搬送するゴム状シート搬送装置、
    前記ライナロール体から前記ライナを巻き戻す巻戻し点と、巻戻された前記ライナを前記巻取り芯に巻き付ける巻付け点とを結ぶライナ領域を、前記巻付け点を上にした斜め傾斜としたライナ傾斜部とするとともに、巻取り芯を駆動回転するシート巻上げ装置、
    及び、ゴム状シート搬送装置の搬出端に設けられ、ゴム状シートの先端部を下面で受けかつ駆動されて回転する駆動ローラと、ゴム状シートをこの駆動ローラとの間で挟んで押し下げる押えローラとからなり該ゴム状シートを保持するゴム状シート保持具と、このゴム状シート保持具を移送する保持具移送手段とからなるシート保持・移動装置を具えるとともに、
    前記保持具移送手段は、前記ゴム状シート保持具で保持されるゴム状シートの先端部を、前記ライナ傾斜部上方に移動させ、かつ前記駆動ローラを駆動して前記ゴムシートの先端部を前記ライナ傾斜部に送り該ライナ傾斜部に接触させ部分的に重ねることにより、前記シート巻上げ装置の前記巻取り芯の駆動回転に伴うライナの移動及び巻取り芯への巻取りとともに、前記巻取り芯に、ゴム状シートとライナとが重なるシート・ライナ巻取体を形成することを特徴とするゴム状シートの搬送巻取り装置。
  6. 前記駆動ローラは、駆動機を用いて回転するとともに、前記駆動機と駆動ローラとの間に、該駆動機の回転により駆動ローラを、ゴム状シートが搬送される向きに回転させるとともに、該前記駆動機による駆動ローラの周速よりも早い速度でのゴムシートの進行を許容する一方向クラッチを内在したことを特徴とする請求項5記載のゴム状シートの搬送巻取り装置。
  7. 前記ゴム状シート保持具は、ゴム状シートの終端部が通過後に、前記搬出端に戻ることを特徴とする請求項5又は6記載のゴム状シートの搬送巻取り装置。
  8. 前記巻戻された前記ライナは、前記巻付け点が前記巻取り芯の下方に位置して巻き付けられることにより、前記巻取り芯と、ライナとの間に前記ゴムシートが巻き込まれることを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載のゴム状シートの搬送巻取り装置。
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