JPH0532298Y2 - - Google Patents

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JPH0532298Y2
JPH0532298Y2 JP135286U JP135286U JPH0532298Y2 JP H0532298 Y2 JPH0532298 Y2 JP H0532298Y2 JP 135286 U JP135286 U JP 135286U JP 135286 U JP135286 U JP 135286U JP H0532298 Y2 JPH0532298 Y2 JP H0532298Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案はドツト単位で印字を行なう印字ヘツド
を備えた印字装置に関し、詳しくは高速印字(ド
ラフト印字)を行なうことができる印字装置に関
する。
[従来の技術] 従来、この種の印字装置は、ドツト単位で印字
を行なう複数の印字部を少なくとも1列に配列し
た印字ヘツドを備え、この印字ヘツドをプラテン
に装着された印字用紙に対して相対的に移送する
と共に、印字を行なう文字のドツトパターンをキ
ヤラクタジエネレータ等から読み出し、これに基
づいて印字部を逐次駆動して印字を行なつてい
る。こうした印字装置には、印字イメージ等を確
認するために印字するドツトを適宜間引いて高速
で印字を行なう所謂ドラフト印字の機能を有する
ものがある。この場合、ドツト単位で行なわれる
印字において、キヤラクタジエネレータから読み
出されたドツトパターンが印字ヘツドの移動方向
に2個連続する場合には後者のドツトの印字を行
なわないことにより、高速の印字を実現している
のである。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、印字動作を複数回に分けて双方
向に行なうことにより一行の印字を完了する印字
装置では、ドラフト印字を行なつた時、印字品位
が極端に悪くなる場合が考えられた。例えば9個
の印字部を印字密度Pの3倍のピツチ3Pで配列
した感熱型の印字ヘツドを備え、1往復半の印字
ヘツドの移送により一行の印字を完了する印字装
置では、印字ヘツドの移送方向に2ドツト分の幅
を有する縦の線は、通常の印字モードでは第7図
Aに示すように印字される。ところがドラフトモ
ードで連続する2ドツトのうち後者を印字しない
ようにすると、その印字は第7図B,C,Dの如
くなされて往動時と復動時とに印字されるドツト
は左右にズレて、印字品位は悪くなつてしまう。
この結果、漢字のように複雑なパターンを有する
文字を印字する場合には、ドラフト印字を行なう
と、判読し難い文字となつてしまうこともあり、
こうした印字装置におけるドラフト印字の印字品
位の改善が強く望まれていた。
本考案はこの要求に応えるべくなされたもので
その目的はドラフト印字における印字品位の低下
を最小限とした印字装置を提供することにある。
考案の構成 [問題点を解決するための手段] かかる目的を達成すべく、本考案は問題点を解
決するための手段として、次の構成をとつた。即
ち、 ドツト単位で印字を行う複数の印字部M1を有
する印字ヘツドM2と、該印字ヘツドM2をプラテ
ンM3に装着された印字用紙M4に対して相対的に
往復動させる印字位置移動手段M5と、印字を行
なう文字のドツトパターンを予め記憶したドツト
パターン記憶手段M6と、上記印字位置移動手段
M5を制御して上記印字ヘツドM2を印字用紙に対
して相対的に往復動させると共に、上記ドツトパ
ターン記憶手段M6から印字すべき文字に応じた
ドツトパターンを印字ヘツドM2の移動方向沿つ
て読み出しながら、上記印字ヘツドM2の印字部
M1を駆動して印字を行ない、上記印字ヘツドM2
が一往復以上往復動して、高さ方向に連続する所
定高さのドツトパターンを完成させる印字制御手
段M7と、を備えた印字装置において、 上記印字制御手段M7は、高速印字を行なう時、
上記読み出されたドツトパターンが上記印字ヘツ
ドM2の移動方向に2個連続する場合には、先に
現れるドツトと後に現れるドツトとのいずれかの
うち、往動時と復動時とでは異なる一方を選択
し、該ドツトの印字を行わないよう制御するドラ
フト印字制御手段M8を備えたことを特徴とする
印字装置の構成がそれである。
[作用] 上記構成を有する本考案の印字装置は、通常の
印字においてはドツト単位で印字を行なう印字部
M1を、印字すべき文字のドツトパターンに従つ
て従来の印字装置と同様に駆動制御するが、高速
印字を行なう時には、印字制御手段M7のドラフ
ト印字制御手段M8によつて、ドツトパターン記
憶手段M6より読み出されたドツトパターンが印
字ヘツドM2の移動方向に2個連続する場合には
先に現れるドツトと後に現れるドツトとのいずれ
かのうち、往動時と復動時とでは異なる一方を選
択し、そのドツトの印字を行わない。即ち、印字
ヘツドM2の移動方向に2個連続するドツトのう
ち、往動時に先に現れるドツトは復動時には後に
現れ、往動時に後から現れるドツトは復動時には
先に現れる位置関係にあるので、印字ヘツドM2
の往動・復動によらず、位置関係の上で同等のド
ツトが削除されて、印字ヘツドを少なくとも一往
復以上往復動させて印字を完了させる、高さ方向
に連続したドツトパターンの印字品位を高速印字
(ドラフト印字)においても猶良好に保つように
働く。
[実施例] 以上説明した本考案の構成を一層明らかにする
為に、次に本考案の好適な実施例について説明す
る。第2図は本考案一実施例としての印字装置の
概略構成を示す平面図である。
実施例の印字装置は、図示するように、左右の
フレーム1a,1b間に回転可能に架設されたプ
ラテン2に装着された用紙3に、プラテン2と平
行に往復動されるキヤリツジ4に載置された印字
ヘツド5により、印字リボン及び消去リボンを上
下に形成したリボン7を介して、印字もしくは消
去を行なうよう構成されている。
用紙3は、用紙搬送装置10により回転される
プラテン2によつて搬送されるが、用紙搬送装置
10は、左フレーム1aに取り付けられたステツ
ピングモータ12とこのステツピングモータ12
の駆動力をプラテン2に伝達するギヤ機構14と
から構成されており、ステツピングモータ12の
1ステツプ分の回転により用紙3は1/80インチだ
け搬送される。
一方、印字ヘツド5を載置したキヤリツジ4
は、左右のフレーム1a,1b間にプラテン2と
平行に架設されたガイド軸16とガイドバー18
とに摺動自在に取り付けられており、キヤリツジ
移送装置20により、第2図矢印A,B方向に往
復動される。キヤリツジ移送装置20は、動力源
としてのステツピングモータ22と、平歯車2
4,25を介してステツピングモータ22により
回動される歯付プーリ26と、この歯付26と今
ひとつの歯付プーリ27との間に張設された歯付
ベルト28とから構成されている。キツリツジ4
は、この歯付ベルト28に固定されているので、
印字ヘツド5は精度良く位置決めされる。
印字ヘツド5は、印字用の9本のワイヤ(第2
図には図示せず。後述する第5図A参照)を印字
される文字の高さ方向に一列に備えた周知のドツ
トインパクト型のものであつて、これらのワイヤ
を駆動するコイルを組み込んで構成されている。
ワイヤは印字密度P(1/80インチ)の3倍(3/80
インチ)の間隔で配設されている。ワイヤを駆動
するコイルへの通電はフレキシブルケーブル30
を介して行なわれるが、ワイヤの駆動については
後述する。
印字ヘツド5による用紙3への印字もしくは文
字の消去は、リボン7を介して行なわれる。この
リボン7は、ポリエステルフイルム等の合成樹脂
製テープより形成されている。
リボンカートリツジ32から引き出されたリボ
ン7は、右リボンガイド34、印字ヘツド5及び
左リボンガイド36を介して再びリボンカートリ
ツジ32に収容される。リボン7は、キヤリツジ
4の往動に伴い、リボン移送機構40により第2
図矢印B方向に移送されるが、リボン移送機構4
0は考案の要旨には直接関係しないのでその説明
は省略する。
以上説明した用紙搬送装置10、キヤリツジ移
送装置20及び印字ヘツド5は、印字ヘツド駆動
手段及びドラフト印字制御手段として働く電子制
御装置70に接続されており、電子制御装置70
によつて制御される。即ち、電子制御装置70
は、外部のホストコンピユータHCより送られた
データに従つて、印字用紙3上にドツトマトリツ
クス形式での印字を通常の速度で、もしくは高速
で行なう。
電子制御装置70は、第3図に示すように、制
御プログラムに従つて既述した各機構を制御して
印字動作の処理を行なうCPU71、上記制御プ
ログラムおよび初期データが予め記憶されている
ROM72、電子制御装置70に入力されるデー
タが記憶されるRAM73、文字のフオントを記
憶したフオントROM74、一行分のドツトパタ
ーンの一部分(フオントデータと呼ぶ)を展開す
るラインバツフア75等を中心に論理演算回路と
して構成されており、コモンバス76を介して入
出力を行なう各ポートと共に相互に接続されてい
る。入出力を行なうポートとしては、ホストコン
ピユータHCからの印字すべき文字のコードを入
力するデータ入力ポート77と、用紙搬送装置1
0のステツピングモータ12、キヤリツジ移送装
置20のステツピングモータ22等に駆動信号を
出力する出力ポート78と、印字ヘツド5のワイ
ヤ駆動用のコイル5aないし5iのうち印字デー
タに合致したコイルを選択する印字データ出力ポ
ート79とがある。尚、駆動信号出力ポート78
の出力のひとつPoは、印字ヘツド5のコイル5
aないし5iに電流を供給するトランジスタ80
のベースに抵抗器82を介して接続されており、
駆動信号出力ポート78の制御出力が所定時間t
だけロウレベルにされると、トランジスタ80は
オンされて印字データ出力ポート79によつて選
択されたコイルに電流を供給するよう構成されて
いる。尚、抵抗器84はバイアス用に設けられて
いる。コイル5aないし5iはトランジスタ80
を介して電流の供給を受けると励磁され、周知の
インパクト用のワイヤを駆動する。
次に、以上の構成を有する本実施例の印字装置
の電子制御装置70が行なう処理について説明す
る。電子制御装置70のCPU71は、ホストコ
ンピユータHCから送信された印字データに基づ
いて通常速度での印字もしくは高速のドラフト印
字を行なう処理を実行するが、この処理を第4図
のフローチヤートに示した。電子制御装置70
は、電源投入後、第4図のフローチヤートに示す
印字制御ルーチンを実行する。
電源投入直後には、まずCPU71の内部レジ
スタやラインバツフア75等のクリアといつた初
期化の処理が行なわれる(ステツプ100)。続い
て、ホストコンピユータHCに対してレデイ信号
RDYを出力する処理がなされ(ステツプ110)、
この結果、ホストコンピユータHCは印字装置が
データを受け付ける状態にあることを検知する。
続くステツプ120では、データ入力ポート77を
介してホストコンピユータHCからの印字データ
の送信があるか否かの判断を行なう。即ち、ホス
トコンピユータHCは、印字すべき文字のコード
を表わすバイトデータの送信に同期してストロー
ブ信号STRBを送出するので、CPU71はこの
ストローブ信号STRBをチエツクすることによつ
て、印字データの送信があつたか否かを容易に判
断することができる。
印字データの送信があつたと判断された時に
は、データ入力ポート77を介してビジイ信号
BSYを出力する処理が行なわれる(ステツプ
130)。ホストコンピユータHCはデータ入力ポー
ト77のビジイ信号BSYのレベルを監視して、
印字装置がデータを正しく取り込むまで印字デー
タを保持する。そこで、印字装置側は、印字デー
タを入力し(ステツプ140)、入力したデータがキ
ヤリツジリターンCRを示すものであるかあるい
は入力した文字数が80桁、即ち1行分に至つたか
の判断を行なう(ステツプ150)。入力したデータ
がキヤリツジリターンCRでもなく80桁に至つて
もいない時には、処理はステツプ110へ戻り、ホ
ストコンピユータHCにレデイ信号RDYを出力す
るところから、上述したステツプ110ないしステ
ツプ150の処理を繰返す。こうして、キヤリツジ
リターンCRのデータが入力されるか、80桁とな
るまで、順次印字データが入力され、そのデータ
はRAM73内に格納される。
ホストコンピユータHCよりキヤリツジリター
ンCRのデータが入力されるか、印字する文字数
が80桁に至つた時には、用紙3を印字の行なわれ
る位置へ搬送する処理が行なわれる(ステツプ
160)。即ち、駆動信号出力ポート78を介して用
紙搬送装置10のステツピングモータ12に駆動
パルスを出力し、用紙3を印字の行なわれる位置
へ送るのである。
続くステツプ170では、ホストコンピユータ
HCより送信されRAM73内に格納された1行
分の印字データに従つて、フオントROMより印
字すべき文字のフオント(ドツトパターン)を順
次読み出して、これをラインバツフア75内に展
開する処理が行なわれる。フオントROM74に
記憶された1文字のドツトパターンは24×24のド
ツトマトリツクスより構成されているが、ステツ
プ160でラインバツフア75内に展開されるドツ
トパターンは、このうちの9ドツト分である。即
ち、本実施例の印字装置では印字ヘツド5の1往
復半(3回)の移送により一行の文字の印字を完
了するよう構成されていることから、1回の印字
においては3ドツトごとの9ドツトが選択され、
ラインバツフア75内に展開される。尚、9ドツ
ト×3=27ドツトとなるが、フオントROM74
内の24ドツトのデータとの3ドツトの差分はアン
ダーライン用のものである。
ステツプ170におけるラインバツフア75への
展開が終了すると処理はステツプ180へ進み、ド
ラフト印字を行なうか否かの判断を行なう。これ
は印字装置側のデイツプスイツチ等によつて選択
してもよいし、ホストコンピユータHCより印字
データの送信に先立つて送られた制御コードによ
つて選択するよう構成してもよい。
ドラフト印字でない時には、通常の印字を行な
うとして、処理はステツプ190に進み、駆動信号
出力ポート78を介して印字ヘツド移送装置20
のステツピングモータ22に所定のパルスを送出
して印字ヘツド5を通常速度で往復動する処理を
行ない、この往復動に同期してラインバツフア7
5から順次9ドツト分のフオントデータを読み出
す処理(ステツプ200)を行なつた後、後述する
印字処理へ進む。
一方、ドラフト印字が選択された時には、処理
はステツプ210へ進み、駆動信号出力ポート7
8を介して上記のステツピングモータ22に所定
のパルスを送出して印字ヘツド5を高速で往復動
する処理を行なう。続くステツプ220では印字
ヘツド5の進行方向について往動(第2図矢印A
方向への移送)が行なわれているか否かの判断が
行なわれる。往動中であるとの判断がなされる
と、処理はステツプ230へ進み、ラインバツフア
75よりフオントデータを読み出し、印字すべき
ドツトが2個連続する場合には後方を間引いてフ
オントデータを読み出す処理が行なわれる。一
方、ステツプ200において、印字ヘツド5が復動
(第2図矢印B方向への移送)中であると判断さ
れると、処理はステツプ240へ進み、ステツプ230
とは逆に、印字すべきドツトが2個連続する場合
には前方を間引いてドツトパターンを読み出す処
理が行なわれる。
ステツプ230もしくはステツプ240の処理の終了
後、あるいは通常速度での印字を行なう場合にお
ける既述したステツプ200の処理の終了後、処理
はステツプ250へ進み、読み出したドツトパター
ンに基づいて印字を行なう印字処理が行なわれ
る。即ち、上述したステツプ170の処理により、
フオントROM74より読み出されてラインバツ
フア75に展開され、ステツプ200,230,240の
いずれかの処理によりラインバツフア75から間
引き処理等がなされて読み出されたフオントデー
タ(9ドツト分)を、印字データ出力ポート79
の各ビツトD0ないしD8に出力すると共に、印字
ヘツド5が印字すべき位置に至つた時、駆動信号
出力ポート78より駆動信号を出力してトランジ
スタ80をオンすることによつて、印字ヘツド5
の各コイル5aないし5iに、読み出されたデー
タに従つて選択的に電流を供給し、対応するワイ
ヤ(第5図Aに示すワイヤ5rないし5z)を駆
動するのである。
ステツプ250において、印字処理を行なつた後、
処理はステツプ260に進み、1回の印字が終了し
たか否かの判断を行なう。印字ヘツド5が往動も
しくは復動を終了する位置まで至るまでは1回
(9ドツト分)の印字は終了していないとして、
処理はステツプ180へ戻り、上述したステツプ180
ないしステツプ260の判断・処理を繰り返す。
一方、1回分の印字が終了した時には、1行
(27ドツト)の印字が完了したか否かの判断が行
なわれる。本実施例においては、1行の印字は印
字ヘツド5を1往復半(3回)移送することによ
つて完了されるので、上述したステツプ160ない
しステツプ260の処理が3回行なわれたか否かを
判断するのである。1行の印字が完了していなけ
れば、処理はステツプ160へ戻り、用紙3を印字
密度(1/80)だけ搬送した後、フオントROM7
4から1行(27ドツト分)のうちの新たな9ドツ
ト分のドツトパターンを読み出しラインバツフア
へ展開するところから処理を繰り返す。
9ドツトずつの印字が3回行なわれ1行の印字
が完了すると、処理はステツプ110へ戻り、ホス
トコンピユータHCに対してレデイ信号RDYを出
力し、再び印字データの送信を受け付ける初期状
態に戻ることになる。
以上、本実施例の構成及びその働きについて説
明したが、本実施例の印字装置によれば、1ライ
ンの印字を1往復半(3回)移送することによ
り、縦27ドツトの稠密な文字の印字を行なう。通
常の印字速度でのこの印字の様子を第5図A,
B,Cに示した。尚、第5図Aには、対応する印
字ヘツド5の各ワイヤ5r,5s,5t,5u,
5v,5w,5x,5y,5zを併記した。この
例では「時」という文字の左端より6ドツト分の
印字の様子を、印字ヘツド5の1回目の移送、即
ち往動(第5図A)、印字ヘツド5の2回目の移
送、即ち復動(第5図B)、印字ヘツド5の3回
目の移送、即ち2度目の往動(第5図C)に分け
て描いた。尚、各図における右端の矢印は印字ヘ
ツド5の移送方向を示している。これに対して、
ドラフト印字では、印字ヘツド5が往動している
時には2個連続した印字すべきドツトのうち後方
を間引き、復動の場合にはその前方を間引いて印
字を行なつている。従つて、その印字の様子は各
往動、復動毎に描いた第6図A,B,Cの如くな
り、印字品位の低下を最小限にとどめて高速の印
字を実現している。本実施例の印字装置では、特
に縦の直線がガタつかず美しい印字がドラフト印
字においても実現されている。また、これを従来
の手法による印字例(既述した第7図B,C,
D)と較べてみれば、実施例の印字装置によるド
ラフト印字の印字品位の高さは直ちに諒解されよ
う。
しかも本実施例では、1ライン27ドツト分の印
字をガタつきなく揃えて行なうのに、通常の印字
速度の場合と同様、僅か9ドツト分のラインバツ
フアを用意するだけで済み、一方、第4図に示し
た印字制御ルーチンにおいては、往動中もしくは
復動中のいずれであるかの判断(ステツプ220)
とその後のフオントデータの読み出しの処理(ス
テツプ230,240)を追加するだけで済み、極めて
簡易な構成により、印字品位の高いドラフト印字
を実現している。また、既存の印字装置を改造す
ることも容易であり、その有効利用をも可能とし
ている。
以上、本考案の一実施例について説明したが、
本考案はこの実施例に何等限定されるものではな
く、2回もしくは4回以上の印字ヘツドの移送に
より一行の印字を完了する印字装置の構成や、シ
ヤトル型の印字ヘツドを備えた印字装置としての
構成など、本考案の要旨を逸脱しない範囲におい
て、種々なる態様で実施しえることは勿論であ
る。
考案の効果 以上詳述したように、少なくとも印字ヘツドを
2回以上双方向に移送して印字を完了する本考案
の印字装置によれば、極めて簡易な構成により、
高速印字(ドラフト印字)における印字品位低下
を最小限に押さえて、こうした場合でも印字品位
を猶良好に保つことができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の基本的構成を例示するブロツ
ク図、第2図は本考案一実施例としての印字装置
の概略構成を示す平面図、第3図は同じくその電
子制御装置の構成を中心に示すブロツク図、第4
図は実施例における印字制御ルーチンを示すフロ
チヤート、第5図A,B,Cは各々実施例におけ
る通常印字の様子を示す説明図、第6図A,B,
Cは各々同じくドラフト印字の場合の印字の様子
を示す説明図、第7図A,B,C,Dは各々従来
の印字装置による印字の様子を示す説明図、であ
る。 2……ブラテン、3……用紙、4……キヤリツ
ジ、5……印字ヘツド、10……用紙搬送装置、
20……キツヤリツジ移送装置、70……電子制
御装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドツト単位で印字を行う複数の印字部を有する
    印字ヘツドと、 該印字ヘツドをプラテンに装着された印字用紙
    に対して相対的に往復動させる印字位置移動手段
    と、 印字を行なう文字のドツトパターンを予め記憶
    したドツトパターン記憶手段と、 上記印字位置移動手段を制御して上記印字ヘツ
    ドを印字用紙に対して相対的に往復動させると共
    に、上記ドツトパターン記憶手段から印字すべき
    文字に応じたドツトパターンを印字ヘツドの移動
    方向沿つて読み出しながら、上記印字ヘツドの印
    字部を駆動して印字を行ない、上記印字ヘツドが
    一往復以上往復動して、高さ方向に連続する所定
    高さのドツトパターンを完成させる印字制御手段
    と、 を備えた印字装置において、 上記印字制御手段は、高速印字を行なう時、上
    記読み出されたドツトパターンが上記印字ヘツド
    の移動方向に2個連続する場合には、先に現れる
    ドツトと後に現れるドツトとのいずれかのうち、
    往動時と復動時とでは異なる一方を選択し、該ド
    ツトの印字を行わないよう制御するドラフト印字
    制御手段を備えたことを特徴とする印字装置。
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