JPH05322977A - 電子装置の検査方法 - Google Patents
電子装置の検査方法Info
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- JPH05322977A JPH05322977A JP4154090A JP15409092A JPH05322977A JP H05322977 A JPH05322977 A JP H05322977A JP 4154090 A JP4154090 A JP 4154090A JP 15409092 A JP15409092 A JP 15409092A JP H05322977 A JPH05322977 A JP H05322977A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バウンダリスキャン方式を用いて集積回路を
テストする際に、集積回路をテストモードに設定するた
めの制御信号線を不要にし、かつパラレルデータの取込
み及び転送を行うための回路を小型化する。 【構成】 集積回路では、B/S制御回路がシリアル入
力端子SIから入力されたデータの先頭のカテゴリーコ
ードを判別して、スイッチング回路SW1及びSW2を
制御する。すなわち、カテゴリーコードがテストモード
を示すものであれば、スイッチング回路SW1,SW2
の端子bを選択して入力されたデータをB/SセルBC
1〜BC8の回路に送出する。また、パラレル入力端子
PI1〜OI4からのパラレルデータの取込みとB/S
セルBC5〜BC8への転送は一体化した動作で行われ
る。
テストする際に、集積回路をテストモードに設定するた
めの制御信号線を不要にし、かつパラレルデータの取込
み及び転送を行うための回路を小型化する。 【構成】 集積回路では、B/S制御回路がシリアル入
力端子SIから入力されたデータの先頭のカテゴリーコ
ードを判別して、スイッチング回路SW1及びSW2を
制御する。すなわち、カテゴリーコードがテストモード
を示すものであれば、スイッチング回路SW1,SW2
の端子bを選択して入力されたデータをB/SセルBC
1〜BC8の回路に送出する。また、パラレル入力端子
PI1〜OI4からのパラレルデータの取込みとB/S
セルBC5〜BC8への転送は一体化した動作で行われ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子装置を構成する複
数の集積回路の入出力端子の接続状態を検査する技術に
関するものである。
数の集積回路の入出力端子の接続状態を検査する技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、集積回路には図12に示すように
データのパラレル入力端子PI及びパラレル出力端子P
Oが設けられており、さらにマイクロコンピュータ又は
他のICとの間でシリアル通信を行うためのシリアルイ
ンタフェースSIFが設けられている。このシリアルイ
ンタフェースSIFにおいては、データのシリアル入力
端子SI、データのシリアル出力端子SO、通信用のク
ロック端子SCK、及び通信相手の選択用としてのチッ
プセレクト端子CSが設けられている。なお、実際の集
積回路では、パラレル入力端子PI及びパラレル出力端
子POはこのように規則的に配列されているとは限らな
いし、集積回路によっては入出力を兼用する端子も存在
する。また、パラレル入力端子を有しない集積回路もあ
る。しかし、説明を簡単にするためこのように記載し
た。
データのパラレル入力端子PI及びパラレル出力端子P
Oが設けられており、さらにマイクロコンピュータ又は
他のICとの間でシリアル通信を行うためのシリアルイ
ンタフェースSIFが設けられている。このシリアルイ
ンタフェースSIFにおいては、データのシリアル入力
端子SI、データのシリアル出力端子SO、通信用のク
ロック端子SCK、及び通信相手の選択用としてのチッ
プセレクト端子CSが設けられている。なお、実際の集
積回路では、パラレル入力端子PI及びパラレル出力端
子POはこのように規則的に配列されているとは限らな
いし、集積回路によっては入出力を兼用する端子も存在
する。また、パラレル入力端子を有しない集積回路もあ
る。しかし、説明を簡単にするためこのように記載し
た。
【0003】このような構成の集積回路を複数接続する
場合、図13に示すように第1の集積回路ICAのパラ
レル出力端子POを第2の集積回路ICBのパラレル入
力端子PIに接続すると共に、シリアルインタフェース
SIFのシリアル入力端子SI、シリアル出力端子SO
及びクロック端子SCKを各集積回路ICA及びICB
に対して共通に接続する。また、各集積回路ICA及び
ICBのチップセレクト端子CSは制御用のマイクロコ
ンピュータ(以下、マイコンという)COMからそれぞ
れ別々に接続され、通信する相手をチップセレクト端子
CSで選択することにより、時分割通信を行うように構
成されている。
場合、図13に示すように第1の集積回路ICAのパラ
レル出力端子POを第2の集積回路ICBのパラレル入
力端子PIに接続すると共に、シリアルインタフェース
SIFのシリアル入力端子SI、シリアル出力端子SO
及びクロック端子SCKを各集積回路ICA及びICB
に対して共通に接続する。また、各集積回路ICA及び
ICBのチップセレクト端子CSは制御用のマイクロコ
ンピュータ(以下、マイコンという)COMからそれぞ
れ別々に接続され、通信する相手をチップセレクト端子
CSで選択することにより、時分割通信を行うように構
成されている。
【0004】ところで、この種の集積回路を接続してデ
ータの送受信を行う場合、各集積回路のパラレル入力端
子PI、パラレル出力端子POがそれぞれ確実に接続さ
れているか否かを検査する必要がある。特に、限られた
面積の基板上に多数の集積回路を高密度で配置する場
合、配線処理が複雑になることにより、配線の接続状態
を確実に検査することが一段と困難化するという問題点
があった。
ータの送受信を行う場合、各集積回路のパラレル入力端
子PI、パラレル出力端子POがそれぞれ確実に接続さ
れているか否かを検査する必要がある。特に、限られた
面積の基板上に多数の集積回路を高密度で配置する場
合、配線処理が複雑になることにより、配線の接続状態
を確実に検査することが一段と困難化するという問題点
があった。
【0005】この問題点を解決するための一つの方法と
して、いわゆるバウンダリスキャン(Boundary
−Scan:以下、B/Sという)と呼ばれる検査方法
が考えられている(IEEE Std 1149.1−
1990)。すなわち、図14に示すようにこの種の集
積回路IC11は、データのパラレル入力端子PI及び
パラレル出力端子POとシリアル通信を行うためのシリ
アルインタフェースSIFとを有する構成に加えてバウ
ンダリスキャン用のテストインタフェースTIFを備え
ている。
して、いわゆるバウンダリスキャン(Boundary
−Scan:以下、B/Sという)と呼ばれる検査方法
が考えられている(IEEE Std 1149.1−
1990)。すなわち、図14に示すようにこの種の集
積回路IC11は、データのパラレル入力端子PI及び
パラレル出力端子POとシリアル通信を行うためのシリ
アルインタフェースSIFとを有する構成に加えてバウ
ンダリスキャン用のテストインタフェースTIFを備え
ている。
【0006】このテストインタフェースTIFは外部か
らテストデータをシリアルで入力するテストシリアル入
力端子TSIと、入力されたテストデータをシリアルで
出力するテストシリアル出力端子TSOと、テストデー
タ処理用のクロックを入力するテストクロック入力端子
TCKと、集積回路IC11をテストモードに設定する
指令を入力するためのテストモードセレクト端子TMS
とを有する。
らテストデータをシリアルで入力するテストシリアル入
力端子TSIと、入力されたテストデータをシリアルで
出力するテストシリアル出力端子TSOと、テストデー
タ処理用のクロックを入力するテストクロック入力端子
TCKと、集積回路IC11をテストモードに設定する
指令を入力するためのテストモードセレクト端子TMS
とを有する。
【0007】この集積回路IC11の内部は図15に示
すように、パラレル入力端子PI及び所定のデータ処理
を実行するファンクションロジック(FLG)の間に、
パラレル入力端子PIの各入力端子PI1〜PI4に対
応してB/SセルBC1〜BC4が設けられている。ま
た、パラレル出力端子PO及び所定のデータ処理を実行
するファンクションロジック(FLG)の間に、パラレ
ル出力端子POの各出力端子PO5〜PO8に対応して
B/SセルBC5〜BC8が設けられている。なお、テ
ストクロック入力端子TCK及びテストモードセレクト
端子TMSは省略した。
すように、パラレル入力端子PI及び所定のデータ処理
を実行するファンクションロジック(FLG)の間に、
パラレル入力端子PIの各入力端子PI1〜PI4に対
応してB/SセルBC1〜BC4が設けられている。ま
た、パラレル出力端子PO及び所定のデータ処理を実行
するファンクションロジック(FLG)の間に、パラレ
ル出力端子POの各出力端子PO5〜PO8に対応して
B/SセルBC5〜BC8が設けられている。なお、テ
ストクロック入力端子TCK及びテストモードセレクト
端子TMSは省略した。
【0008】図16はB/Sセルの構成の1例を示すブ
ロック図で、(a)は図15のB/SセルBC1〜BC
4に相当する入力セル、(b)は図15のB/SセルB
C5〜BC8に相当する出力セルである。図16(a)
において、入力端子PIi(図15ではiは1から4ま
での整数)から入力されたデータはファンクションロジ
ック(FLG)とマルチプレクサMUXの第1入力に送
出される。マルチプレクサMUXの第2入力には前段の
出力データ(このB/SセルがBC1に相当する場合
は、テストシリアル入力端子TSIへの入力データ、B
C2〜BC4に相当する場合はそれぞれBC1〜BC3
の出力データ)が入力されている。そして、マルチプレ
クサMUXはテストモードに設定された時に入力端子P
Iiからのデータを取り込んでDフリップフロップD−
FFに出力し、さらに「SHIFT DR」が入力され
た場合には前段からのデータをDフリップフロップD−
FFに出力する。そして、この状態でDフリップフロッ
プD−FFにクロック信号CLOCK DRを送出する
と、DフリップフロップD−FFの出力が次段のB/S
セルに転送される。
ロック図で、(a)は図15のB/SセルBC1〜BC
4に相当する入力セル、(b)は図15のB/SセルB
C5〜BC8に相当する出力セルである。図16(a)
において、入力端子PIi(図15ではiは1から4ま
での整数)から入力されたデータはファンクションロジ
ック(FLG)とマルチプレクサMUXの第1入力に送
出される。マルチプレクサMUXの第2入力には前段の
出力データ(このB/SセルがBC1に相当する場合
は、テストシリアル入力端子TSIへの入力データ、B
C2〜BC4に相当する場合はそれぞれBC1〜BC3
の出力データ)が入力されている。そして、マルチプレ
クサMUXはテストモードに設定された時に入力端子P
Iiからのデータを取り込んでDフリップフロップD−
FFに出力し、さらに「SHIFT DR」が入力され
た場合には前段からのデータをDフリップフロップD−
FFに出力する。そして、この状態でDフリップフロッ
プD−FFにクロック信号CLOCK DRを送出する
と、DフリップフロップD−FFの出力が次段のB/S
セルに転送される。
【0009】次に、図16(b)において、ファンクシ
ョンロジック(FLG)から入力されたデータはマルチ
プレクサMUXの第1入力に入力される。また、前段の
バウンダリスキャンセルから入力されたデータはDフリ
ップフロップD−FFを介してマルチプレクサMUXの
第2入力に入力される。マルチプレクサMUXはテスト
モードに設定された時にDフリップフロップD−FFの
出力を出力端子POj(図15ではjは5から8までの
整数)に送出し、通常モードではファンクションロジッ
ク(FLG)から入力されたデータを出力端子POjに
送出する。DフリップフロップD−FFの出力は次段
(このB/SセルがBC8に相当する場合は、テストシ
リアル出力端子TSO、BC5〜BC7に相当する場合
はB/SセルBC6〜BC8)にも出力される。
ョンロジック(FLG)から入力されたデータはマルチ
プレクサMUXの第1入力に入力される。また、前段の
バウンダリスキャンセルから入力されたデータはDフリ
ップフロップD−FFを介してマルチプレクサMUXの
第2入力に入力される。マルチプレクサMUXはテスト
モードに設定された時にDフリップフロップD−FFの
出力を出力端子POj(図15ではjは5から8までの
整数)に送出し、通常モードではファンクションロジッ
ク(FLG)から入力されたデータを出力端子POjに
送出する。DフリップフロップD−FFの出力は次段
(このB/SセルがBC8に相当する場合は、テストシ
リアル出力端子TSO、BC5〜BC7に相当する場合
はB/SセルBC6〜BC8)にも出力される。
【0010】なお、図示されていないが、図15の集積
回路IC11には「SHIFT DR」やクロック信号
CLOCK DRを発生して各B/Sセルに送出する回
路及び通常モード時にシリアルインタフェースSIFか
ら入力されたデータを処理してファンクションロジック
FLGのモード設定、パラメータ設定等を行う通常信号
処理回路が設けられている。
回路IC11には「SHIFT DR」やクロック信号
CLOCK DRを発生して各B/Sセルに送出する回
路及び通常モード時にシリアルインタフェースSIFか
ら入力されたデータを処理してファンクションロジック
FLGのモード設定、パラメータ設定等を行う通常信号
処理回路が設けられている。
【0011】以上のように構成された集積回路IC11
はテストモード時に以下の各動作を行う。 (1)テストシリアル入力端子TSIから入力された4
ビットのシリアルデータをB/SセルBC1〜BC4に
一旦格納した後、クロック信号CLOCK DRに基づ
いてB/SセルBC5〜BC8に転送し、さらにテスト
シリアル出力端子TSOから出力する。 (2)入力端子PI1〜PI4をからパラレルに入力さ
れた4ビットのデータをB/SセルBC1〜BC4に一
旦格納した後、クロック信号CLOCK DRに基づい
てB/SセルBC5〜BC8に転送し、テストシリアル
出力端子TSOを介してシリアルデータとして出力す
る。 (3)テストシリアル入力端子TSIから入力された4
ビットのシリアルデータをB/SセルBC1〜BC4に
一旦格納した後、クロック信号CLOCK DRに基づ
いてB/SセルBC5〜BC8に転送し、さらにそれぞ
れ対応した出力端子PO5〜PO8からパラレルデータ
として出力する。
はテストモード時に以下の各動作を行う。 (1)テストシリアル入力端子TSIから入力された4
ビットのシリアルデータをB/SセルBC1〜BC4に
一旦格納した後、クロック信号CLOCK DRに基づ
いてB/SセルBC5〜BC8に転送し、さらにテスト
シリアル出力端子TSOから出力する。 (2)入力端子PI1〜PI4をからパラレルに入力さ
れた4ビットのデータをB/SセルBC1〜BC4に一
旦格納した後、クロック信号CLOCK DRに基づい
てB/SセルBC5〜BC8に転送し、テストシリアル
出力端子TSOを介してシリアルデータとして出力す
る。 (3)テストシリアル入力端子TSIから入力された4
ビットのシリアルデータをB/SセルBC1〜BC4に
一旦格納した後、クロック信号CLOCK DRに基づ
いてB/SセルBC5〜BC8に転送し、さらにそれぞ
れ対応した出力端子PO5〜PO8からパラレルデータ
として出力する。
【0012】このように、テストインタフェースTIF
及びB/SセルBC1〜BC8を有する集積回路IC1
1と同様な構成の集積回路IC12〜IC14をそれぞ
れ図17に示すように接続し、第1の集積回路IC11
のテストシリアル入力端子TSIにテスト用の4ビット
のシリアルデータであるテストデータTDを入力する。
このテストデータTDは、図9に示されている集積回路
IC11のパラレル出力端子PO側に設けられたB/S
セルBC5〜BC8に格納され、さらにパラレル出力端
子POからそれぞれ続く第2の集積回路IC12の入力
端子PIに出力される。
及びB/SセルBC1〜BC8を有する集積回路IC1
1と同様な構成の集積回路IC12〜IC14をそれぞ
れ図17に示すように接続し、第1の集積回路IC11
のテストシリアル入力端子TSIにテスト用の4ビット
のシリアルデータであるテストデータTDを入力する。
このテストデータTDは、図9に示されている集積回路
IC11のパラレル出力端子PO側に設けられたB/S
セルBC5〜BC8に格納され、さらにパラレル出力端
子POからそれぞれ続く第2の集積回路IC12の入力
端子PIに出力される。
【0013】第2の集積回路IC12のパラレル入力端
子PIに入力されたテストデータTDは、第2の集積回
路IC12のパラレル入力端子PIに対応して設けられ
たB/Sセル(図15のB/SセルBC1〜BC4と同
様)に格納され、さらに集積回路IC12のパラレル出
力端子POに対応したB/Sセル(図15のB/Sセル
BC5〜BC8と同様)に転送され、テストシリアル出
力端子TSOから出力される。以下、同様にして集積回
路IC13及びIC14においても、それぞれのテスト
シリアル入力端子TSI及びテストシリアル出力端子T
SOを介して入出力される。
子PIに入力されたテストデータTDは、第2の集積回
路IC12のパラレル入力端子PIに対応して設けられ
たB/Sセル(図15のB/SセルBC1〜BC4と同
様)に格納され、さらに集積回路IC12のパラレル出
力端子POに対応したB/Sセル(図15のB/Sセル
BC5〜BC8と同様)に転送され、テストシリアル出
力端子TSOから出力される。以下、同様にして集積回
路IC13及びIC14においても、それぞれのテスト
シリアル入力端子TSI及びテストシリアル出力端子T
SOを介して入出力される。
【0014】このようにして集積回路IC11のパラレ
ル入力端子PI及び集積回路IC12のパラレル出力端
子PO間のパラレル信号線を介してテストデータTDが
出力されることにより、例えばテストデータTDとして
「1111」が入力された場合、集積回路IC11のパ
ラレル出力端子PO及び集積回路IC12のパラレル入
力端子PI間のパラレル信号線に断線又は接続不良等が
あれば、第2の集積回路IC12のテストシリアル出力
端子TSOから出力されるシリアルデータは、不良箇所
に対応したデータだけが「0」となり、例えば「101
1」等のようなデータとなって出力される。
ル入力端子PI及び集積回路IC12のパラレル出力端
子PO間のパラレル信号線を介してテストデータTDが
出力されることにより、例えばテストデータTDとして
「1111」が入力された場合、集積回路IC11のパ
ラレル出力端子PO及び集積回路IC12のパラレル入
力端子PI間のパラレル信号線に断線又は接続不良等が
あれば、第2の集積回路IC12のテストシリアル出力
端子TSOから出力されるシリアルデータは、不良箇所
に対応したデータだけが「0」となり、例えば「101
1」等のようなデータとなって出力される。
【0015】したがって、この出力データに基づいて第
1の集積回路IC11及び第2の集積回路IC12の結
線状態を検査することができる。なお、実際の集積回路
では、例えば、IC11とIC13も接続されていた
り、IC12の出力がIC11に入力されている場合も
あるが、ここでは説明を簡単にするために、規則的に接
続されている場合を示した。
1の集積回路IC11及び第2の集積回路IC12の結
線状態を検査することができる。なお、実際の集積回路
では、例えば、IC11とIC13も接続されていた
り、IC12の出力がIC11に入力されている場合も
あるが、ここでは説明を簡単にするために、規則的に接
続されている場合を示した。
【0016】図18は従来の電子装置検査システムの構
成を示すブロック図である。ここで、図14及び図15
との対応部分に同一の符号を付してある。カメラ一体型
VTR等の電子装置20は1つの基板上に2つの集積回
路IC21及びIC22が設けられており、集積回路I
C21のパラレル出力端子PO及び集積回路IC22の
パラレル入力端子PIがそれぞれ接続され、2個の集積
回路IC21及びIC22間でデータを送受信するよう
に構成されている。また、集積回路IC21及びIC2
2のそれぞれのシリアルインタフェースSIFはセレク
タ23、内部通信バス24を介してマイコンCOMに接
続されており、マイコンCOMと集積回路IC21、I
C22間でシリアル通信を行うように構成されている。
成を示すブロック図である。ここで、図14及び図15
との対応部分に同一の符号を付してある。カメラ一体型
VTR等の電子装置20は1つの基板上に2つの集積回
路IC21及びIC22が設けられており、集積回路I
C21のパラレル出力端子PO及び集積回路IC22の
パラレル入力端子PIがそれぞれ接続され、2個の集積
回路IC21及びIC22間でデータを送受信するよう
に構成されている。また、集積回路IC21及びIC2
2のそれぞれのシリアルインタフェースSIFはセレク
タ23、内部通信バス24を介してマイコンCOMに接
続されており、マイコンCOMと集積回路IC21、I
C22間でシリアル通信を行うように構成されている。
【0017】以上のように構成された電子装置20にお
いて、セレクタ23には外部端子部25が接続されてお
り、そのセレクト端子SELが「H」レベルに制御され
たとき、セレクタ23は図18に破線で示すようにマイ
コンCOMから外部端子部25側に切り替わるように構
成されている。また、外部端子部25には第1の双方向
通信バス26を介して検査装置27が接続されており、
検査装置27が外部端子部25に対して各種制御データ
の送信を行い、かつ、外部端子部25を介して電子装置
20の内部通信バス24に対して直接テストデータの送
受信を行うように構成されている。
いて、セレクタ23には外部端子部25が接続されてお
り、そのセレクト端子SELが「H」レベルに制御され
たとき、セレクタ23は図18に破線で示すようにマイ
コンCOMから外部端子部25側に切り替わるように構
成されている。また、外部端子部25には第1の双方向
通信バス26を介して検査装置27が接続されており、
検査装置27が外部端子部25に対して各種制御データ
の送信を行い、かつ、外部端子部25を介して電子装置
20の内部通信バス24に対して直接テストデータの送
受信を行うように構成されている。
【0018】さらに、マイコンCOMには外部バスイン
タフェース28が接続されており、外部バスインタフェ
ース28には外部通信バス(第2の双方向通信バス)2
9を介して検査装置27が接続されている。外部通信バ
ス29は、従来、電子装置20のリモコン制御、集積回
路IC21及びIC22のモード設定、パラメータ設定
等に用いるデータの送受信に用いられていたもので、こ
こでは検査装置27がマイコンCOMにテストを行うこ
とを知らせるために用いている。この外部バスインタフ
ェース28及び外部通信バス29としては、例えば、本
出願人の提案したLANC(Local Applic
ation Control BusSystem:登
録商標)と呼ばれるものがある。LANCの詳細につい
ては、例えば、特開昭61−147687号公報に記載
されているので、ここでは説明しない。
タフェース28が接続されており、外部バスインタフェ
ース28には外部通信バス(第2の双方向通信バス)2
9を介して検査装置27が接続されている。外部通信バ
ス29は、従来、電子装置20のリモコン制御、集積回
路IC21及びIC22のモード設定、パラメータ設定
等に用いるデータの送受信に用いられていたもので、こ
こでは検査装置27がマイコンCOMにテストを行うこ
とを知らせるために用いている。この外部バスインタフ
ェース28及び外部通信バス29としては、例えば、本
出願人の提案したLANC(Local Applic
ation Control BusSystem:登
録商標)と呼ばれるものがある。LANCの詳細につい
ては、例えば、特開昭61−147687号公報に記載
されているので、ここでは説明しない。
【0019】図18において、検査装置27により外部
端子部25のセレクト端子SELが「H」レベルに制御
されたとき、セレクタ23は破線で示すようにマイコン
COMから外部端子部25側に切り替わる。この状態に
おいては、外部端子部25のテストシリアル出力端子T
SO、テストシリアル入力端子TSI及びテストクロッ
ク端子TCKが集積回路IC21及びIC22のそれぞ
れのシリアルインタフェースSIFのシリアル入力端子
SI、シリアル出力端子SO及びクロック入力端子SC
Kに接続される。
端子部25のセレクト端子SELが「H」レベルに制御
されたとき、セレクタ23は破線で示すようにマイコン
COMから外部端子部25側に切り替わる。この状態に
おいては、外部端子部25のテストシリアル出力端子T
SO、テストシリアル入力端子TSI及びテストクロッ
ク端子TCKが集積回路IC21及びIC22のそれぞ
れのシリアルインタフェースSIFのシリアル入力端子
SI、シリアル出力端子SO及びクロック入力端子SC
Kに接続される。
【0020】また、この時、外部端子部25のチップセ
レクト端子CSAは集積回路IC21のチップセレクト
端子CSに接続され、さらに外部端子部25のチップセ
レクト端子CSBは集積回路IC22のチップセレクト
端子CSに接続される。これら2つのチップセレクト端
子CSA及びCSBを用いて集積回路IC21及びIC
22を別々に動作させることにより、シリアルインタフ
ェースに接続される内部通信バス24において、集積回
路IC21及びIC22のそれぞれのシリアル出力端子
SOからのデータが同時に出力されないように構成され
ている。
レクト端子CSAは集積回路IC21のチップセレクト
端子CSに接続され、さらに外部端子部25のチップセ
レクト端子CSBは集積回路IC22のチップセレクト
端子CSに接続される。これら2つのチップセレクト端
子CSA及びCSBを用いて集積回路IC21及びIC
22を別々に動作させることにより、シリアルインタフ
ェースに接続される内部通信バス24において、集積回
路IC21及びIC22のそれぞれのシリアル出力端子
SOからのデータが同時に出力されないように構成され
ている。
【0021】ここで、外部端子部25のテストモードセ
レクト端子TMSは集積回路IC21及びIC22のテ
ストモードセレクト端子TMSに接続されており、テス
トモードセレクト端子TMSの論理レベルに応じて集積
回路IC21及びIC22をテストモードに設定するよ
うに構成されている。このテストモードにおいては、ま
ず、チップセレクト端子CSAを「H」にすることによ
り集積回路IC21を選択し、テストモードセレクト端
子TMSを「H」にすることにより集積回路IC21を
テストモードに設定する。そして、集積回路IC21の
クロック入力端子SCKに入力されるクロックに基づい
てシリアル入力端子SIにテストデータを入力する。入
力されたテストデータは、クロック入力端子SCKに入
力されるクロックに基づいてB/SセルBC1〜BC4
(図示せず)からB/SセルBC5〜BC8に転送され
る。この状態で、チップセレクト端子CSAを「L」に
することにより集積回路IC21をホールドモードに設
定してB/SセルBC5〜BC8のデータを保持する。
レクト端子TMSは集積回路IC21及びIC22のテ
ストモードセレクト端子TMSに接続されており、テス
トモードセレクト端子TMSの論理レベルに応じて集積
回路IC21及びIC22をテストモードに設定するよ
うに構成されている。このテストモードにおいては、ま
ず、チップセレクト端子CSAを「H」にすることによ
り集積回路IC21を選択し、テストモードセレクト端
子TMSを「H」にすることにより集積回路IC21を
テストモードに設定する。そして、集積回路IC21の
クロック入力端子SCKに入力されるクロックに基づい
てシリアル入力端子SIにテストデータを入力する。入
力されたテストデータは、クロック入力端子SCKに入
力されるクロックに基づいてB/SセルBC1〜BC4
(図示せず)からB/SセルBC5〜BC8に転送され
る。この状態で、チップセレクト端子CSAを「L」に
することにより集積回路IC21をホールドモードに設
定してB/SセルBC5〜BC8のデータを保持する。
【0022】次に、チップセレクト端子CSAを「H」
にすることにより集積回路IC21を選択し、テストモ
ードセレクト端子TMSを「H」にすることにより集積
回路IC21をテストモードに設定する。そして、集積
回路IC22は集積回路IC21のB/SセルBC5〜
BC8に保持されているデータをパラレル出力端子PO
に取込む。次に、集積回路IC22のパラレル入力端子
PIに取込まれたテストデータは、クロック入力端子S
CKに入力されるクロックに基づいてB/SセルBC1
〜BC4からB/SセルBC5〜BC8に転送され、シ
リアル出力端子SOから出力される。
にすることにより集積回路IC21を選択し、テストモ
ードセレクト端子TMSを「H」にすることにより集積
回路IC21をテストモードに設定する。そして、集積
回路IC22は集積回路IC21のB/SセルBC5〜
BC8に保持されているデータをパラレル出力端子PO
に取込む。次に、集積回路IC22のパラレル入力端子
PIに取込まれたテストデータは、クロック入力端子S
CKに入力されるクロックに基づいてB/SセルBC1
〜BC4からB/SセルBC5〜BC8に転送され、シ
リアル出力端子SOから出力される。
【0023】この検査システムでは、集積回路IC21
及びIC22にテストインタフェースTIFを設けず、
シリアルインタフェースSIFからテストデータを入力
する。そのため、通常モード時にシリアルインタフェー
スSIFから入力されたデータを通常信号処理回路に送
出し、テストモード時にシリアルインタフェースSIF
から入力されたデータをB/Sセルに送出するためのス
イッチング回路が必要であるが、テストインタフェース
TIFが省略されているので、集積回路の構成が簡略化
されている。
及びIC22にテストインタフェースTIFを設けず、
シリアルインタフェースSIFからテストデータを入力
する。そのため、通常モード時にシリアルインタフェー
スSIFから入力されたデータを通常信号処理回路に送
出し、テストモード時にシリアルインタフェースSIF
から入力されたデータをB/Sセルに送出するためのス
イッチング回路が必要であるが、テストインタフェース
TIFが省略されているので、集積回路の構成が簡略化
されている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電子装置検査システムでは、検査装置と集積回路間
でテストデータを送受信する通信線とは別に、集積回路
をテストモードに設定するための制御信号線が1本必要
であった。このため、例えば電子装置に複数の集積回路
が設けられている場合には、制御信号線の数だけ基板上
に配線することになり、基板の小型化ができなかった。
そして、外部端子部にも制御信号線を接続するテストモ
ードセレクト端子TMSが必要であった。
来の電子装置検査システムでは、検査装置と集積回路間
でテストデータを送受信する通信線とは別に、集積回路
をテストモードに設定するための制御信号線が1本必要
であった。このため、例えば電子装置に複数の集積回路
が設けられている場合には、制御信号線の数だけ基板上
に配線することになり、基板の小型化ができなかった。
そして、外部端子部にも制御信号線を接続するテストモ
ードセレクト端子TMSが必要であった。
【0025】また、集積回路のパラレル入力端子からテ
ストデータを取込む動作と取込んだテストデータを転送
する動作とが分離しているため、これらの動作を実現す
るための回路が複雑で大きくなってしまうという問題点
があった。本発明は、前記問題点を解決して、集積回路
をテストモードに設定するための制御信号線及び外部端
子部のテストモードセレクト端子TMSが不要な電子装
置の検査方法を提供することを目的とする。
ストデータを取込む動作と取込んだテストデータを転送
する動作とが分離しているため、これらの動作を実現す
るための回路が複雑で大きくなってしまうという問題点
があった。本発明は、前記問題点を解決して、集積回路
をテストモードに設定するための制御信号線及び外部端
子部のテストモードセレクト端子TMSが不要な電子装
置の検査方法を提供することを目的とする。
【0026】また、本発明は、テストデータの取込みと
取込んだテストデータの転送を一体化した動作で行う電
子装置の検査方法を提供することを目的とする。
取込んだテストデータの転送を一体化した動作で行う電
子装置の検査方法を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、本発明は、電子装置を構成する複数の集積回路の
入出力端子間の接続状態をB/S方式を用いて検査する
方法において、集積回路に入力するB/Sデータを、集
積回路をテストモードに設定する第1のデータと集積回
路のB/Sセルに入力する第2のデータとで構成し、集
積回路に第1のデータの有無を判別する回路を設け、そ
の回路が第1のデータを検出した時に、第2のデータを
B/Sセルに入力するように構成した。
めに、本発明は、電子装置を構成する複数の集積回路の
入出力端子間の接続状態をB/S方式を用いて検査する
方法において、集積回路に入力するB/Sデータを、集
積回路をテストモードに設定する第1のデータと集積回
路のB/Sセルに入力する第2のデータとで構成し、集
積回路に第1のデータの有無を判別する回路を設け、そ
の回路が第1のデータを検出した時に、第2のデータを
B/Sセルに入力するように構成した。
【0028】また、本発明は、電子装置を構成する複数
の集積回路の入出力端子間の接続状態をB/S方式を用
いて検査する方法において、第1の集積回路の出力端子
に保持されたテストデータを第2の集積回路の入力端子
に取込む動作とそのテストデータを第2の集積回路内で
転送する動作とを一体化して行うように構成した。
の集積回路の入出力端子間の接続状態をB/S方式を用
いて検査する方法において、第1の集積回路の出力端子
に保持されたテストデータを第2の集積回路の入力端子
に取込む動作とそのテストデータを第2の集積回路内で
転送する動作とを一体化して行うように構成した。
【0029】
【作用】本発明によれば、以上のように電子装置の検査
方法を構成したので、第1のデータを検出した集積回路
はその時点でテストモードになり、それ以降続く第2の
データをスキャンデータとしてB/Sセルに入力する。
これにより、データを送信するラインのみでB/Sをコ
ントロールすることが可能となるので、集積回路をテス
トモードに設定するための制御信号線が不要になる。ま
た、B/Sデータを外部端子部を介して入力する場合
に、外部端子部のテストモードセレクト端子TMSが不
要になる。
方法を構成したので、第1のデータを検出した集積回路
はその時点でテストモードになり、それ以降続く第2の
データをスキャンデータとしてB/Sセルに入力する。
これにより、データを送信するラインのみでB/Sをコ
ントロールすることが可能となるので、集積回路をテス
トモードに設定するための制御信号線が不要になる。ま
た、B/Sデータを外部端子部を介して入力する場合
に、外部端子部のテストモードセレクト端子TMSが不
要になる。
【0030】また、本発明によれば、第2の集積回路は
テストデータの取込みと取込んだテストデータの転送を
一体化した動作で行う。
テストデータの取込みと取込んだテストデータの転送を
一体化した動作で行う。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例における
電子装置検査システムの構成を示すブロック図である。
カメラ一体型VTR等の電子装置1は1つの基板上に複
数の集積回路が設けられており、ここではIC1〜IC
3のみ示してある。集積回路IC1のパラレル出力端子
PO及び集積回路IC2のパラレル入力端子PIが接続
され、集積回路IC2のパラレル出力端子PO及び集積
回路IC3のパラレル入力端子PIが接続されており、
これらのIC1〜IC3間でデータを送受信するように
構成されている。
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例における
電子装置検査システムの構成を示すブロック図である。
カメラ一体型VTR等の電子装置1は1つの基板上に複
数の集積回路が設けられており、ここではIC1〜IC
3のみ示してある。集積回路IC1のパラレル出力端子
PO及び集積回路IC2のパラレル入力端子PIが接続
され、集積回路IC2のパラレル出力端子PO及び集積
回路IC3のパラレル入力端子PIが接続されており、
これらのIC1〜IC3間でデータを送受信するように
構成されている。
【0032】また、集積回路IC1〜IC3のそれぞれ
のシリアルインタフェースSIFは内部通信バス2を介
してマイコンCOMに接続されており、マイコンCOM
と集積回路IC1〜IC3間でシリアル通信を行うよう
に構成されている。以上のように構成された電子装置1
において、マイコンCOMは外部バスインタフェース3
及び外部通信バス4を介して検査装置5に接続されてい
る。外部バスインタフェース3及び外部通信バス4は従
来例において説明したLANC等、電子装置1のリモコ
ン制御、集積回路IC1〜IC3のモード設定、パラメ
ータ設定等に用いられているもので、ここでは検査装置
5がマイコンCOMにテストデータの送受信、コマンド
の送信等を行う。
のシリアルインタフェースSIFは内部通信バス2を介
してマイコンCOMに接続されており、マイコンCOM
と集積回路IC1〜IC3間でシリアル通信を行うよう
に構成されている。以上のように構成された電子装置1
において、マイコンCOMは外部バスインタフェース3
及び外部通信バス4を介して検査装置5に接続されてい
る。外部バスインタフェース3及び外部通信バス4は従
来例において説明したLANC等、電子装置1のリモコ
ン制御、集積回路IC1〜IC3のモード設定、パラメ
ータ設定等に用いられているもので、ここでは検査装置
5がマイコンCOMにテストデータの送受信、コマンド
の送信等を行う。
【0033】図2は本発明の実施例において検査装置5
がマイコンCOMに送信するデータの構成図であり、B
/Sデータを書込む集積回路を指定するIC指定コマン
ド、集積回路のB/Sセルに書込むB/Sデータのデー
タ長、マイコンCOMが集積回路に送信するデータ及び
B/Sモード設定コマンドから構成されている。図3は
本発明の実施例においてマイコンCOMが集積回路に送
信するデータの構成図であり、マイコンCOMが集積回
路をテストモード又は通常モードに設定するためのカテ
ゴリーコードCiとモード設定の行われた集積回路に入
力するB/Sデータ又は通常データから構成されている
ことを示している。カテゴリーコードCiは原理的には
「0」又は「1」の1ビットでもよいが、誤りに対処す
るためには数ビットあったほうがよい。
がマイコンCOMに送信するデータの構成図であり、B
/Sデータを書込む集積回路を指定するIC指定コマン
ド、集積回路のB/Sセルに書込むB/Sデータのデー
タ長、マイコンCOMが集積回路に送信するデータ及び
B/Sモード設定コマンドから構成されている。図3は
本発明の実施例においてマイコンCOMが集積回路に送
信するデータの構成図であり、マイコンCOMが集積回
路をテストモード又は通常モードに設定するためのカテ
ゴリーコードCiとモード設定の行われた集積回路に入
力するB/Sデータ又は通常データから構成されている
ことを示している。カテゴリーコードCiは原理的には
「0」又は「1」の1ビットでもよいが、誤りに対処す
るためには数ビットあったほうがよい。
【0034】図4は本発明の実施例におけるマイコンの
RAMの構成図であり、図2に示したB/Sモード設定
コマンド、B/Sデータ長、IC指定コマンドを格納す
るコマンドエリアCA、検査装置から入力され、集積回
路へ出力するB/Sデータを格納する出力データエリア
DA1及び集積回路から入力されたB/Sデータを格納
する入力データエリアDA2を有する。
RAMの構成図であり、図2に示したB/Sモード設定
コマンド、B/Sデータ長、IC指定コマンドを格納す
るコマンドエリアCA、検査装置から入力され、集積回
路へ出力するB/Sデータを格納する出力データエリア
DA1及び集積回路から入力されたB/Sデータを格納
する入力データエリアDA2を有する。
【0035】図5は本発明の実施例におけるB/S用集
積回路の構成を示すブロック図である。このB/S用集
積回路では、B/S制御回路がシリアル入力端子SIか
ら入力されたデータの先頭のカテゴリーコードCiを判
別して、スイッチング回路SW1及びSW2を制御す
る。すなわち、カテゴリーコードCiがテストモードを
示すものであれば、スイッチング回路SW1,SW2の
端子bを選択して入力されたデータをB/SセルBC1
〜BC8に転送し、通常モードを示すものであれば、端
子aを選択して通常信号処理回路に送出する。ここで、
スイッチング回路SW1,SW2は、図13のマルチプ
レクサMUXと同様な構成のものでよい。また、通常信
号処理回路は複数のレジスタで構成されており、例えば
集積回路IC1〜IC3のモード設定、パラメータ設定
等の通常モード時のデータの処理を行う回路である。な
お、B/S制御回路からB/SセルBC1〜BC8に入
力されている制御信号(点線)はクロック信号である。
積回路の構成を示すブロック図である。このB/S用集
積回路では、B/S制御回路がシリアル入力端子SIか
ら入力されたデータの先頭のカテゴリーコードCiを判
別して、スイッチング回路SW1及びSW2を制御す
る。すなわち、カテゴリーコードCiがテストモードを
示すものであれば、スイッチング回路SW1,SW2の
端子bを選択して入力されたデータをB/SセルBC1
〜BC8に転送し、通常モードを示すものであれば、端
子aを選択して通常信号処理回路に送出する。ここで、
スイッチング回路SW1,SW2は、図13のマルチプ
レクサMUXと同様な構成のものでよい。また、通常信
号処理回路は複数のレジスタで構成されており、例えば
集積回路IC1〜IC3のモード設定、パラメータ設定
等の通常モード時のデータの処理を行う回路である。な
お、B/S制御回路からB/SセルBC1〜BC8に入
力されている制御信号(点線)はクロック信号である。
【0036】図6は本発明の実施例におけるB/S制御
回路の動作フローチャート、図7は本発明の実施例にお
けるB/S用集積回路の動作タイミングチャート、図8
は本発明の実施例におけるB/S制御回路のB/S動作
フローチャートである。まず、図5〜図7を参照しなが
ら、本発明の実施例におけるB/S用集積回路の動作を
説明する。
回路の動作フローチャート、図7は本発明の実施例にお
けるB/S用集積回路の動作タイミングチャート、図8
は本発明の実施例におけるB/S制御回路のB/S動作
フローチャートである。まず、図5〜図7を参照しなが
ら、本発明の実施例におけるB/S用集積回路の動作を
説明する。
【0037】B/S制御回路はチップセレクト端子CS
の入力信号レベルを判別し、「L(=アクティブ)」で
あれば、クロック信号SCKの立ち上がりでシリアル入
力端子SIから先頭のnビットのカテゴリーコードCi
を取込む(図6のS1,S2)。そして、取り込んだn
ビットがテストモードを示すものであればスイッチング
回路SW1,SW2の端子bを選択してn+1ビット目
以降でB/Sを行い、通常モードを示すものであれば端
子aを選択して通常の信号処理を行う(図6のS4,S
5)。
の入力信号レベルを判別し、「L(=アクティブ)」で
あれば、クロック信号SCKの立ち上がりでシリアル入
力端子SIから先頭のnビットのカテゴリーコードCi
を取込む(図6のS1,S2)。そして、取り込んだn
ビットがテストモードを示すものであればスイッチング
回路SW1,SW2の端子bを選択してn+1ビット目
以降でB/Sを行い、通常モードを示すものであれば端
子aを選択して通常の信号処理を行う(図6のS4,S
5)。
【0038】次に、図5、図7及び図8を参照しなが
ら、本発明の実施例におけるB/S用集積回路のB/S
動作を説明する。まず、B/S制御回路はチップセレク
ト端子CSの入力信号レベルを判別し、「L(=アクテ
ィブ)」であれば、1個目のクロック信号SCKの立ち
下がりでパラレル入力端子PIからB/SセルBC1〜
BC4にテストデータを取込む(図8のS11〜S1
3、図7のCAPTURE)。次に、チップセレクト端
子CSの入力信号レベルを判別し、「L(=アクティ
ブ)」であれば、2個目以降のクロック信号SCKの立
ち上がりでシリアル入力端子SIからn+1ビット目以
降のデータを入力してB/SセルBC1〜BC4に取り
込んだテストデータをB/SセルBC5〜BC8に転送
し、シリアル出力端子SOから出力させる(図8のS1
4〜S16)。
ら、本発明の実施例におけるB/S用集積回路のB/S
動作を説明する。まず、B/S制御回路はチップセレク
ト端子CSの入力信号レベルを判別し、「L(=アクテ
ィブ)」であれば、1個目のクロック信号SCKの立ち
下がりでパラレル入力端子PIからB/SセルBC1〜
BC4にテストデータを取込む(図8のS11〜S1
3、図7のCAPTURE)。次に、チップセレクト端
子CSの入力信号レベルを判別し、「L(=アクティ
ブ)」であれば、2個目以降のクロック信号SCKの立
ち上がりでシリアル入力端子SIからn+1ビット目以
降のデータを入力してB/SセルBC1〜BC4に取り
込んだテストデータをB/SセルBC5〜BC8に転送
し、シリアル出力端子SOから出力させる(図8のS1
4〜S16)。
【0039】なお、カテゴリーコードCiが通常モード
を示すものである場合は、図7のCAPTUREを行わ
ずに、シリアル入力端子SIから入力された通常モード
のデータをスイッチング回路SW1から通常信号処理回
路に送出し、スイッチング回路SW2からシリアル出力
端子SOに出力する。図9は本発明の実施例における検
査手順のフロー図、図10及び図11は図9の各ステッ
プにおける集積回路の状態を示す説明図である。ここ
で、図9の集積回路IC1〜IC3のB/Sセルの配置
は図1と同じである。以下、図1〜図11を参照しなが
ら、集積回路IC1のパラレル出力端子POと集積回路
IC2のパラレル入力端子PIの接続状態、集積回路I
C2のパラレル出力端子POと集積回路IC3のパラレ
ル入力端子PIの接続状態を順次検査する場合の手順に
ついて説明する。
を示すものである場合は、図7のCAPTUREを行わ
ずに、シリアル入力端子SIから入力された通常モード
のデータをスイッチング回路SW1から通常信号処理回
路に送出し、スイッチング回路SW2からシリアル出力
端子SOに出力する。図9は本発明の実施例における検
査手順のフロー図、図10及び図11は図9の各ステッ
プにおける集積回路の状態を示す説明図である。ここ
で、図9の集積回路IC1〜IC3のB/Sセルの配置
は図1と同じである。以下、図1〜図11を参照しなが
ら、集積回路IC1のパラレル出力端子POと集積回路
IC2のパラレル入力端子PIの接続状態、集積回路I
C2のパラレル出力端子POと集積回路IC3のパラレ
ル入力端子PIの接続状態を順次検査する場合の手順に
ついて説明する。
【0040】まず、検査装置5は外部通信バス4及び外
部バスインタフェース3を介してマイコンCOMをB/
Sモードにする。マイコンCOMはB/Sモードになる
と、通常動作を停止し、B/Sモード設定コマンド待機
状態となる。次に、検査装置5はマイコンCOMに図2
に示したデータを送出する。マイコンCOMはデータを
受信すると、IC指定コマンド、B/Sデータ長及びB
/Sモード設定コマンドをRAMのコマンドエリアCA
に格納し、送信データを出力データエリアDA1に格納
する(図9のS1)。ここでは、送信データは集積回路
IC1をテストモードに設定するカテゴリーコードC1
及び集積回路IC1のパラレル出力端子POにテストデ
ータ「1111」を設定するためのデータP1=「11
110000」であり、IC指定コマンドは集積回路I
C1を指定するコマンドであり、B/Sモード設定コマ
ンドは出力データエリアDA1に格納されたB/Sデー
タを集積回路に送信し、集積回路から読出されたデータ
を入力データエリアDA2に格納することを指令するコ
マンドである。この時、集積回路IC1〜IC3には通
常モードにおいて格納されたデータが残っている(図1
0(a)の*印)。
部バスインタフェース3を介してマイコンCOMをB/
Sモードにする。マイコンCOMはB/Sモードになる
と、通常動作を停止し、B/Sモード設定コマンド待機
状態となる。次に、検査装置5はマイコンCOMに図2
に示したデータを送出する。マイコンCOMはデータを
受信すると、IC指定コマンド、B/Sデータ長及びB
/Sモード設定コマンドをRAMのコマンドエリアCA
に格納し、送信データを出力データエリアDA1に格納
する(図9のS1)。ここでは、送信データは集積回路
IC1をテストモードに設定するカテゴリーコードC1
及び集積回路IC1のパラレル出力端子POにテストデ
ータ「1111」を設定するためのデータP1=「11
110000」であり、IC指定コマンドは集積回路I
C1を指定するコマンドであり、B/Sモード設定コマ
ンドは出力データエリアDA1に格納されたB/Sデー
タを集積回路に送信し、集積回路から読出されたデータ
を入力データエリアDA2に格納することを指令するコ
マンドである。この時、集積回路IC1〜IC3には通
常モードにおいて格納されたデータが残っている(図1
0(a)の*印)。
【0041】次に、マイコンCOMはコマンドエリアC
Aに格納したIC指定コマンドを読み、チップセレクト
端子CSAを「H」レベルとすることにより、集積回路
IC1を選択し、RAMの出力データエリアDA1から
カテゴリーコードC1及びデータP1を読出し、集積回
路IC1のシリアル入力端子SIに送信する。集積回路
IC1内のB/S制御回路はカテゴリーコードC1がテ
ストモードを示す内容であることを識別し、スイッチン
グ回路SW1,SW2を端子b側に切り替え、クロック
端子SCKに入力されたクロックに基づいてデータP1
をB/SセルBC1〜BC8に転送する。この時、集積
回路IC1のシリアル出力端子SOからデータ「***
*****」が読出され、マイコンCOMの入力データ
エリアDA2に格納される(図9のS2)。このデータ
は集積回路IC1のテストに使用しないので、廃棄して
もよい。入力されたデータP1は図10(b)に示すよ
うに、前半の4ビットであるテストデータ「1111」
が集積回路IC1のパラレル出力端子POに接続された
B/SセルBC5〜BC8に格納されるので、パラレル
出力端子POにテストデータ「1111」が現れる。後
半の4ビットのデータ「0000」はテストに使用しな
いので、これ以外の任意のパターンでよい。シリアル入
力端子SIへの送信が終わると、チップセレクト端子C
SAを「L」レベルにする。チップセレクト端子CSA
を「L」レベルとすることによって集積回路IC1をホ
ールドモードに制御する。このモードでは集積回路IC
1の状態は変化せず、パラレル出力端子POのデータは
テストデータ「1111」を保持する。
Aに格納したIC指定コマンドを読み、チップセレクト
端子CSAを「H」レベルとすることにより、集積回路
IC1を選択し、RAMの出力データエリアDA1から
カテゴリーコードC1及びデータP1を読出し、集積回
路IC1のシリアル入力端子SIに送信する。集積回路
IC1内のB/S制御回路はカテゴリーコードC1がテ
ストモードを示す内容であることを識別し、スイッチン
グ回路SW1,SW2を端子b側に切り替え、クロック
端子SCKに入力されたクロックに基づいてデータP1
をB/SセルBC1〜BC8に転送する。この時、集積
回路IC1のシリアル出力端子SOからデータ「***
*****」が読出され、マイコンCOMの入力データ
エリアDA2に格納される(図9のS2)。このデータ
は集積回路IC1のテストに使用しないので、廃棄して
もよい。入力されたデータP1は図10(b)に示すよ
うに、前半の4ビットであるテストデータ「1111」
が集積回路IC1のパラレル出力端子POに接続された
B/SセルBC5〜BC8に格納されるので、パラレル
出力端子POにテストデータ「1111」が現れる。後
半の4ビットのデータ「0000」はテストに使用しな
いので、これ以外の任意のパターンでよい。シリアル入
力端子SIへの送信が終わると、チップセレクト端子C
SAを「L」レベルにする。チップセレクト端子CSA
を「L」レベルとすることによって集積回路IC1をホ
ールドモードに制御する。このモードでは集積回路IC
1の状態は変化せず、パラレル出力端子POのデータは
テストデータ「1111」を保持する。
【0042】次に、検査装置5はマイコンCOMに図2
に示したデータを送信する。マイコンCOMはデータを
受信すると、ステップS1と同様に各データをコマンド
エリアCAまたは出力データエリアDA1に格納する
(図9のS3)。ここでは、B/Sデータは集積回路I
C2をテストモードに設定するカテゴリーコードC2及
び集積回路IC2のパラレル出力端子POにテストデー
タ「1111」を設定するためのデータP2=「111
10000」であり、IC指定コマンドは集積回路IC
2を指定するコマンドである。この時、データP2は図
9のS1で出力データエリアDA1に格納したデータP
1に上書きしてもよいし、出力データエリアDA1の別
の領域に格納してもよい。本実施例ではRAMを節約す
るために上書きした。
に示したデータを送信する。マイコンCOMはデータを
受信すると、ステップS1と同様に各データをコマンド
エリアCAまたは出力データエリアDA1に格納する
(図9のS3)。ここでは、B/Sデータは集積回路I
C2をテストモードに設定するカテゴリーコードC2及
び集積回路IC2のパラレル出力端子POにテストデー
タ「1111」を設定するためのデータP2=「111
10000」であり、IC指定コマンドは集積回路IC
2を指定するコマンドである。この時、データP2は図
9のS1で出力データエリアDA1に格納したデータP
1に上書きしてもよいし、出力データエリアDA1の別
の領域に格納してもよい。本実施例ではRAMを節約す
るために上書きした。
【0043】次に、マイコンCOMはIC指定コマンド
を読み、チップセレクト端子CSBを「H」レベルとす
ることにより集積回路IC2を選択し、RAMの出力デ
ータエリアDA1からカテゴリーコードC2及びデータ
P2を読出して集積回路IC2のシリアル入力端子SI
に送信する。集積回路IC2内のB/S制御回路はカテ
ゴリーコードC2がテストモードを示す内容であること
を識別し、スイッチング回路SW1,SW2を端子b側
に切り替え、クロック端子SCKに入力されたクロック
に基づいて、1個目のクロックで集積回路IC2のパラ
レル入力端子PIにおいて集積回路IC1のパラレル出
力端子POのテストデータ「1111」を捕捉し、(図
9のS4、図10(c))2個目以降のクロックでデー
タP2をB/SセルBC1〜BC8に転送する。この
時、集積回路IC2シリアル出力端子SOからデータ
「****1111」を読出し、マイコンCOMの入力
データエリアDA2に格納する(図9のS5、図11
(a))。すなわち、このステップでは集積回路IC1
のパラレル出力端子POと集積回路IC2のパラレル入
力端子PIの接続状態を検査するデータP1の読出しと
集積回路IC2のパラレル出力端子POと集積回路IC
3のパラレル入力端子PIの接続状態を検査するデータ
P2の書込みが同時に行われる。この状態において、チ
ップセレクト端子CSBを「L」レベルにすることによ
って、集積回路IC2をホールドモードにする。
を読み、チップセレクト端子CSBを「H」レベルとす
ることにより集積回路IC2を選択し、RAMの出力デ
ータエリアDA1からカテゴリーコードC2及びデータ
P2を読出して集積回路IC2のシリアル入力端子SI
に送信する。集積回路IC2内のB/S制御回路はカテ
ゴリーコードC2がテストモードを示す内容であること
を識別し、スイッチング回路SW1,SW2を端子b側
に切り替え、クロック端子SCKに入力されたクロック
に基づいて、1個目のクロックで集積回路IC2のパラ
レル入力端子PIにおいて集積回路IC1のパラレル出
力端子POのテストデータ「1111」を捕捉し、(図
9のS4、図10(c))2個目以降のクロックでデー
タP2をB/SセルBC1〜BC8に転送する。この
時、集積回路IC2シリアル出力端子SOからデータ
「****1111」を読出し、マイコンCOMの入力
データエリアDA2に格納する(図9のS5、図11
(a))。すなわち、このステップでは集積回路IC1
のパラレル出力端子POと集積回路IC2のパラレル入
力端子PIの接続状態を検査するデータP1の読出しと
集積回路IC2のパラレル出力端子POと集積回路IC
3のパラレル入力端子PIの接続状態を検査するデータ
P2の書込みが同時に行われる。この状態において、チ
ップセレクト端子CSBを「L」レベルにすることによ
って、集積回路IC2をホールドモードにする。
【0044】マイコンCOMの入力データエリアDA2
に格納されたデータ「****1111」の後半の4ビ
ットを図9のS1で出力データエリアDA1に格納した
データP1=「11110000」の前半の4ビットと
比較することにより、集積回路IC1のパラレル出力端
子POと集積回路IC2のパラレル入力端子PIの接続
状態を検査する(図9のS6)。この比較はマイコンC
OMが行っても検査装置5が行ってもよいが、マイコン
COMで行うように構成すると集積回路の構成を変更し
た場合にマイコンCOMのプログラムを変更しなければ
ならないのに対し、検査装置5で比較を行う場合は入力
データエリアDA2の内容を外部バスインタフェース3
を通して検査装置5に読込むので、検査装置5のプログ
ラムを変更するだけで対応することができる。
に格納されたデータ「****1111」の後半の4ビ
ットを図9のS1で出力データエリアDA1に格納した
データP1=「11110000」の前半の4ビットと
比較することにより、集積回路IC1のパラレル出力端
子POと集積回路IC2のパラレル入力端子PIの接続
状態を検査する(図9のS6)。この比較はマイコンC
OMが行っても検査装置5が行ってもよいが、マイコン
COMで行うように構成すると集積回路の構成を変更し
た場合にマイコンCOMのプログラムを変更しなければ
ならないのに対し、検査装置5で比較を行う場合は入力
データエリアDA2の内容を外部バスインタフェース3
を通して検査装置5に読込むので、検査装置5のプログ
ラムを変更するだけで対応することができる。
【0045】次に、検査装置5はマイコンCOMに図2
に示したデータを送信する。マイコンCOMはデータを
受信すると、各データをコマンドエリアCAまたは出力
データエリアDA1に格納する(図9のS7)。ここで
は、B/Sデータは集積回路IC3をテストモードに設
定するカテゴリーコードC3及び集積回路IC3のパラ
レル出力端子POにテストデータ「1111」を設定す
るためのデータP3=「11110000」であり、I
C指定コマンドは集積回路IC3を指定するコマンドで
ある。
に示したデータを送信する。マイコンCOMはデータを
受信すると、各データをコマンドエリアCAまたは出力
データエリアDA1に格納する(図9のS7)。ここで
は、B/Sデータは集積回路IC3をテストモードに設
定するカテゴリーコードC3及び集積回路IC3のパラ
レル出力端子POにテストデータ「1111」を設定す
るためのデータP3=「11110000」であり、I
C指定コマンドは集積回路IC3を指定するコマンドで
ある。
【0046】次に、マイコンCOMはIC指定コマンド
を読み、チップセレクト端子CSCを「H」レベルとす
ることにより集積回路IC3を選択し、RAMの出力デ
ータエリアDA1からカテゴリーコードC3及びデータ
P3を読出して集積回路IC3のシリアル入力端子SI
に送信する。集積回路IC3内のB/S制御回路はカテ
ゴリーコードC3がテストモードを示す内容であること
を識別し、スイッチング回路SW1,SW2を端子b側
に切り替え、クロック端子SCKに入力されたクロック
に基づいて、1個目のクロックで集積回路IC3のパラ
レル入力端子PIにおいて、集積回路IC2のパラレル
出力端子POのテストデータ「1111」を捕捉し(図
9のS8、図11(b))、2個目以降のクロックでデ
ータP2をB/SセルBC1〜BC8に転送する。この
時、集積回路IC3のシリアル出力端子SOからデータ
「****1111」を読み出し、マイコンCOMの入
力データエリアDA2に格納する(図9のS9、図11
(c))。すなわち、このステップでは集積回路IC1
のパラレル出力端子POと集積回路IC2のパラレル入
力端子PIの接続状態を検査するテストデータP1の読
出しと集積回路IC2のパラレル出力端子POと集積回
路IC3のパラレル入力端子PIの接続状態を検査する
データP2の書込みが同時に行われる。
を読み、チップセレクト端子CSCを「H」レベルとす
ることにより集積回路IC3を選択し、RAMの出力デ
ータエリアDA1からカテゴリーコードC3及びデータ
P3を読出して集積回路IC3のシリアル入力端子SI
に送信する。集積回路IC3内のB/S制御回路はカテ
ゴリーコードC3がテストモードを示す内容であること
を識別し、スイッチング回路SW1,SW2を端子b側
に切り替え、クロック端子SCKに入力されたクロック
に基づいて、1個目のクロックで集積回路IC3のパラ
レル入力端子PIにおいて、集積回路IC2のパラレル
出力端子POのテストデータ「1111」を捕捉し(図
9のS8、図11(b))、2個目以降のクロックでデ
ータP2をB/SセルBC1〜BC8に転送する。この
時、集積回路IC3のシリアル出力端子SOからデータ
「****1111」を読み出し、マイコンCOMの入
力データエリアDA2に格納する(図9のS9、図11
(c))。すなわち、このステップでは集積回路IC1
のパラレル出力端子POと集積回路IC2のパラレル入
力端子PIの接続状態を検査するテストデータP1の読
出しと集積回路IC2のパラレル出力端子POと集積回
路IC3のパラレル入力端子PIの接続状態を検査する
データP2の書込みが同時に行われる。
【0047】マイコンCOMの入力データエリアDA2
に格納されたデータ「****1111」の後半の4ビ
ットを図9のS3でデータエリアに格納したデータP2
=「11110000」の前半の4ビットと比較するこ
とにより、集積回路IC2のパラレル出力端子POと集
積回路IC3のパラレル入力端子PIの接続状態を検査
する(図9のS10)。
に格納されたデータ「****1111」の後半の4ビ
ットを図9のS3でデータエリアに格納したデータP2
=「11110000」の前半の4ビットと比較するこ
とにより、集積回路IC2のパラレル出力端子POと集
積回路IC3のパラレル入力端子PIの接続状態を検査
する(図9のS10)。
【0048】以下、IC4、IC5・・・(図示せず)
と順次同様にしてテストを行う。そして、テストデータ
「1111」を用いたテストが終了したら、テストデー
タを「0000」として上述のテストモードを繰り返
す。この結果、はじめに集積回路IC1〜IC3等に入
力したテストデータ「1111」及び「0000」と集
積回路IC1〜IC3等のシリアル出力端子SOから出
力されたデータとの比較結果を得ることができ、比較結
果に差異があれば、差異のデータに対応した信号線に結
線不良等の異常があることが分かる。
と順次同様にしてテストを行う。そして、テストデータ
「1111」を用いたテストが終了したら、テストデー
タを「0000」として上述のテストモードを繰り返
す。この結果、はじめに集積回路IC1〜IC3等に入
力したテストデータ「1111」及び「0000」と集
積回路IC1〜IC3等のシリアル出力端子SOから出
力されたデータとの比較結果を得ることができ、比較結
果に差異があれば、差異のデータに対応した信号線に結
線不良等の異常があることが分かる。
【0049】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能で
あり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。例えば、集積回路が発振回路や変調回路のように通
常信号処理回路及びスイッチング回路SW1,SW2を
備えていない場合には、カテゴリーコードを用いず、チ
ップセレクト端子CSの入力信号レベルが「L」になっ
たことを判別した時点でパラレル入力端子からテストデ
ータを取込み、B/Sを行うように構成することもでき
る。また、前記実施例では検査装置が外部バスインタフ
ェースを介してマイコンにデータを送信しているが、従
来例と同様に外部端子部を介して直接内部通信バスにデ
ータを送信するように構成してもよい。
のではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能で
あり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。例えば、集積回路が発振回路や変調回路のように通
常信号処理回路及びスイッチング回路SW1,SW2を
備えていない場合には、カテゴリーコードを用いず、チ
ップセレクト端子CSの入力信号レベルが「L」になっ
たことを判別した時点でパラレル入力端子からテストデ
ータを取込み、B/Sを行うように構成することもでき
る。また、前記実施例では検査装置が外部バスインタフ
ェースを介してマイコンにデータを送信しているが、従
来例と同様に外部端子部を介して直接内部通信バスにデ
ータを送信するように構成してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、以下に記載した効果を奏する。 (1)集積回路をテストモードに設定するための制御信
号線が不要になるので、集積回路の基板面積を縮小でき
る。 (2)B/Sデータを外部端子部を介して入力する場
合、外部端子部のテストモードセレクト端子を削除する
ことができる。 (3)テストデータの取込みと取込んだテストデータの
転送を一体化した動作で行うので、これらの動作を実現
するための回路の小型化が実現できる。
れば、以下に記載した効果を奏する。 (1)集積回路をテストモードに設定するための制御信
号線が不要になるので、集積回路の基板面積を縮小でき
る。 (2)B/Sデータを外部端子部を介して入力する場
合、外部端子部のテストモードセレクト端子を削除する
ことができる。 (3)テストデータの取込みと取込んだテストデータの
転送を一体化した動作で行うので、これらの動作を実現
するための回路の小型化が実現できる。
【図1】本発明の実施例における電子装置検査システム
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例において検査装置がマイコンC
OMに送信するデータの構成図である。
OMに送信するデータの構成図である。
【図3】本発明の実施例においてマイコンCOMが集積
回路に送信するデータの構成図である。
回路に送信するデータの構成図である。
【図4】本発明の実施例におけるマイコンのRAMの構
成図である。
成図である。
【図5】本発明の実施例におけるB/S用集積回路の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例におけるB/S制御回路の動作
フローチャートである。
フローチャートである。
【図7】本発明の実施例におけるB/S用集積回路の動
作タイミングチャートである。
作タイミングチャートである。
【図8】本発明の実施例におけるB/S制御回路のB/
S動作フローチャートである。
S動作フローチャートである。
【図9】本発明の実施例における検査手順のフロー図で
ある。
ある。
【図10】図9の各ステップにおける集積回路の状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図11】図9の各ステップにおける集積回路の状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図12】集積回路の構成を示す説明図である。
【図13】複数の集積回路及びマイコンの接続状態を示
す接続図である。
す接続図である。
【図14】従来のB/S用集積回路の構成を示す説明図
である。
である。
【図15】従来のB/S用集積回路の内部構成を示すブ
ロック図ある。
ロック図ある。
【図16】従来のB/Sセルの構成を示すブロック図あ
る。
る。
【図17】複数の集積回路に対してB/Sを行う場合の
説明図である。
説明図である。
【図18】従来の電子装置検査システムの構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
1 電子装置 3 外部バスインタフェース 5 検査装置 IC1〜IC3 集積回路 BC1〜BC8 B/Sセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬沼 俊隆 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 福田 督也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 電子装置を構成する複数の集積回路の入
出力端子間の接続状態をバウンダリスキャン方式を用い
て検査する方法において、(a)前記集積回路に入力す
るバウンダリスキャンデータを、該集積回路をテストモ
ードに設定する第1のデータと該集積回路のバウンダリ
スキャンセルに入力する第2のデータとで構成し、
(b)前記集積回路に前記第1のデータの有無を判別す
る回路を設け、該回路が前記第1のデータを検出した時
に、前記第2のデータを前記バウンダリスキャンセルに
入力することを特徴とする電子装置の検査方法。 - 【請求項2】 電子装置を構成する複数の集積回路の入
出力端子間の接続状態をバウンダリスキャン方式を用い
て検査する方法において、第1の集積回路の出力端子に
保持されたテストデータを第2の集積回路の入力端子に
取込む動作と該テストデータを第2の集積回路内で転送
する動作とを一体化して行うことを特徴とする電子装置
の検査方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4154090A JPH05322977A (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 電子装置の検査方法 |
US08/061,731 US5471481A (en) | 1992-05-18 | 1993-05-17 | Testing method for electronic apparatus |
EP93303836A EP0571179B1 (en) | 1992-05-18 | 1993-05-18 | Method and apparatus for the testing of connections of an electronic apparatus |
DE69333890T DE69333890T2 (de) | 1992-05-18 | 1993-05-18 | Verfahren und Gerät zur Verbindungsprüfung eines elektronischen Geräts |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4154090A JPH05322977A (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 電子装置の検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05322977A true JPH05322977A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=15576685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4154090A Pending JPH05322977A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-22 | 電子装置の検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05322977A (ja) |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP4154090A patent/JPH05322977A/ja active Pending
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