JPH05273307A - 集積回路装置及びその検査方法 - Google Patents

集積回路装置及びその検査方法

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JPH05273307A
JPH05273307A JP4160006A JP16000692A JPH05273307A JP H05273307 A JPH05273307 A JP H05273307A JP 4160006 A JP4160006 A JP 4160006A JP 16000692 A JP16000692 A JP 16000692A JP H05273307 A JPH05273307 A JP H05273307A
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data
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output terminal
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Toru Shiono
徹 塩野
Toshitaka Senuma
俊隆 瀬沼
Katsumi Matsuno
克巳 松野
Tokuya Fukuda
督也 福田
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Sony Corp
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Sony Corp
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    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/3185Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning
    • G01R31/318533Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning using scanning techniques, e.g. LSSD, Boundary Scan, JTAG
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バウンダリスキャン用集積回路の構成を簡単
にする。 【構成】 検査装置6は外部端子部2を介して集積回路
IC1のシリアル入力端子SIにテストデータを送信す
る。このテストデータは集積回路IC1のパラレル出力
端子SOから集積回路IC2のパラレル入力端子PIに
送出された後、シリアル出力端子SOから出力される。
検査装置6は集積回路IC1に送信したテストデータと
集積回路IC2から送出されたテストデータを比較する
ことにより、集積回路IC1のパラレル出力端子POと
集積回路IC2のパラレル入力端子PI間の接続状態を
検査する。シリアルインタフェースSIFをテストデー
タの入出力に兼用しているので、集積回路の構成が簡単
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集積回路装置及びその検
査方法に関し、特に複数の集積回路を接続してなる回路
基板の接続状態を検査し得る集積回路装置に適用して好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、集積回路には図5に示すようにデ
ータのパラレル入力端子PI及びパラレル出力端子PO
が設けられており、さらにマイクロコンピュータ(以
下、マイコンという)又は他の集積回路との間でシリア
ル通信を行うためのシリアルインタフェースSIFが設
けられている。このシリアルインタフェースSIFにお
いては、データのシリアル入力端子SI、データのシリ
アル出力端子SO、通信用のクロック端子SCK、及び
通信相手の選択用としてのチップセレクト端子CSが設
けられている。
【0003】なお、実際の集積回路では入出力を兼用す
る端子も存在するので、入力端子、出力端子及び入出力
兼用端子をまとめて入出力端子とすべきであるが、「発
明の詳細な説明」では説明を簡単にするために入力端子
と出力端子にした(「特許請求の範囲」には「データを
少なくとも入力又は出力するデータ入出力端子」と記載
した)。また、パラレル入力端子PI及びパラレル出力
端子POはこのように規則的に配列されているとは限ら
ないし、パラレル入力端子PIを有しない集積回路もあ
るが、同じ理由でこのように図示した。
【0004】このような構成の集積回路を複数接続する
場合、図6に示すように第1の集積回路ICAのパラレ
ル出力端子POAを第2の集積回路ICBのパラレル入
力端子PIBに接続すると共に、シリアルインタフェー
スSIFのシリアル入力端子SI、シリアル出力端子S
O及びクロック端子SCKを各集積回路ICA及びIC
Bに対して共通に接続する。また、各集積回路ICA及
びICBのチップセレクト端子CSは制御用のマイコン
COMからそれぞれ別々に接続され、通信する相手をチ
ップセレクト端子CSで選択することにより、時分割通
信を行うように構成されている。
【0005】ところで、この種の集積回路を接続してデ
ータの送受を行う場合、各集積回路のパラレル入力端子
PI、パラレル出力端子POがそれぞれ確実に接続され
ているか否かを検査する必要がある。特に、限られた面
積の基板上に多数の集積回路を高密度で配置する場合、
配線処理が複雑になることにより、配線の接続状態を確
実に検査することが一段と困難化するという問題点があ
った。
【0006】この問題点を解決するための一つの方法と
して、いわゆるバウンダリスキャン(Boundary
−Scan:以下、B/Sという)と呼ばれる検査方法
が考えられている(IEEE Std 1149.1−
1990)。すなわち、図7に示すようにこの種の集積
回路IC11は、データのパラレル入力端子PI及びパ
ラレル出力端子POとシリアル通信を行うためのシリア
ルインタフェースSIFとを有する構成に加えてB/S
用のテストインタフェースTIFを備えている。
【0007】このテストインタフェースTIFは外部か
らテストデータをシリアルで入力するテストシリアル入
力端子TSIと、入力されたテストデータをシリアルで
出力するテストシリアル出力端子TSOと、テストデー
タ処理用のクロックを入力するテストクロック入力端子
TCKと、集積回路IC11をテストモードに設定する
指令を入力するためのテストモードセレクト端子TMS
とを有する。
【0008】この集積回路IC11の内部は図8に示す
ように、パラレル入力端子PIと所定のデータ処理を実
行するファンクションロジックFLGとの間に、パラレ
ル入力端子PIの各入力端子PI1〜PI4に対応して
B/SセルBC1〜BC4が設けられている。この集積
回路IC11は4ビット入出力構成となっており、パラ
レル入力端子PIは4個の入力端子PI1〜PI4によ
って構成されている。そして、それぞれの入力端子PI
1〜PI4に各B/SセルBC1〜BC4が個々に接続
されている。
【0009】また、パラレル出力端子POと所定のデー
タ処理を実行するファンクションロジックFLGとの間
に、パラレル出力端子POの各出力端子PO5〜PO8
に対応してB/SセルBC5〜BC8が設けられてい
る。そして、それぞれの出力端子PO5〜PO8に各B
/SセルBC5〜BC8が個々に接続されている。B/
SセルBC1〜BC8の構成は前記文献に記載されてい
るので、ここではスイッチング回路とラッチ回路を内蔵
し、データの入力、保持及びクロックに基づく転送を行
うように構成されていることを述べておく。
【0010】なお、図8ではテストクロック入力端子T
CK及びテストモードセレクト端子TMSは省略した。
以上のように構成された集積回路IC11はテストモー
ド時に以下の各動作を行う。 (1)テストシリアル入力端子TSIから入力された4
ビットのシリアルデータをB/SセルBC1〜BC4を
介して、B/SセルBC5〜BC8に転送し、さらにテ
ストシリアル出力端子TSOから出力する。 (2)入力端子PI1〜PI4をからパラレルに入力さ
れた4ビットのデータをB/SセルBC1〜BC4に一
旦格納した後、B/SセルBC5〜BC8に転送し、テ
ストシリアル出力端子TSOを介してシリアルデータと
して出力する。 (3)テストシリアル入力端子TSIから入力された4
ビットのシリアルデータをB/SセルBC1〜BC4を
介して、B/SセルBC5〜BC8に転送し、さらにそ
れぞれ対応した出力端子PO5〜PO8からパラレルデ
ータとして出力する。
【0011】このように、テストインタフェースTIF
及びB/SセルBC1〜BC8を有する集積回路IC1
1と同様な構成の集積回路IC12〜IC14をそれぞ
れ図9に示すように接続し、第1の集積回路IC11の
テストシリアル入力端子TSIにテスト用の4ビットの
シリアルデータであるテストデータTDを入力する。こ
のテストデータTDは、図8に示されている集積回路I
C11のB/SセルBC1〜BC4を介してB/Sセル
BC5〜BC8に転送され、さらに集積回路IC12の
パラレル入力端子PIに出力される。
【0012】第2の集積回路IC12のパラレル入力端
子PIに入力されたテストデータTDは、第2の集積回
路IC12のパラレル入力端子PIに対応して設けられ
たB/Sセル(図8のB/SセルBC1〜BC4と同
様)に格納され、さらに集積回路IC12のパラレル出
力端子POに対応したB/Sセル(図8のB/SセルB
C5〜BC8と同様)に転送され、テストシリアル出力
端子TSOから出力される。以下、同様にして集積回路
IC13及びIC14においても、それぞれのテストシ
リアル入力端子TSI及びテストシリアル出力端子TS
Oを介して入出力される。
【0013】このようにして集積回路IC11のパラレ
ル入力端子PI及び集積回路IC12のパラレル出力端
子PO間のパラレル信号線を介してテストデータTDが
出力されることにより、例えばテストデータTDとして
「1111」が入力された場合、集積回路IC11のパ
ラレル出力端子PO及び集積回路IC12のパラレル入
力端子PI間のパラレル信号線に断線又は接続不良等が
あれば、第2の集積回路IC12のテストシリアル出力
端子TSOから出力されるシリアルデータは、不良箇所
に対応したデータだけが「0」となり、例えば「101
1」等のようなデータとなって出力される。
【0014】したがって、この出力データに基づいて第
1の集積回路IC11及び第2の集積回路IC12の接
続状態を検査することができる。なお、実際の集積回路
では、例えば、IC11とIC13も接続されていた
り、IC12の出力がIC11に入力されている場合も
あるが、ここでは説明を簡単にするために、規則的に接
続されている場合を示した。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記集
積回路ではテストデータを入出力するテストインタフェ
ースTIFが設けられているため、その分構成が複雑に
なってしまうという問題点があった。本発明は前記問題
点を解決して、一段と簡易な構成で各集積回路の接続状
態を検査することのできる集積回路装置及びその検査方
法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、本発明は、所定のデータを少なくとも入力又は出
力するデータ入出力端子PI、PO、シリアル通信用の
シリアル入力端子SI及びシリアル出力端子SOと、ク
ロック端子SCKと、チップセレクト端子CSとをそれ
ぞれ有する第1及び第2の集積回路IC1、IC2を有
し、前記第1の集積回路IC1のデータ入出力端子PO
及び該データ入出力端子POに対応する前記第2の集積
回路IC2のデータ入出力端子PI間で前記データを送
受する集積回路装置において、第1及び第2の集積回路
IC1、IC2をそれぞれテストモードに設定する第1
及び第2の集積回路IC1、IC2にそれぞれ設けられ
たテストモード設定端子TMSと、第1及び第2の集積
回路IC1、IC2のデータ入出力端子PI、POにそ
れぞれ対応して第1及び第2の集積回路IC1、IC2
にそれぞれ設けられたバウンダリスキャンセルBC1〜
BC8とを備え、テストモード時、第1の集積回路IC
1のシリアル入力端子SIから第1の集積回路IC1の
バウンダリスキャンセルBC5〜BC8に所定のテスト
データを入力し、第1の集積回路IC1のデータ入出力
端子POから第2の集積回路IC2のデータ入出力端子
PIに対応して設けられたバウンダリスキャンセルBC
1〜BC4からテストデータを読み出すことにより、第
1及び第2の集積回路IC1、IC2の接続状態を検査
するように構成した。
【0017】また、本発明は、所定のデータを少なくと
も入力又は出力するデータ入出力端子PI、POと、シ
リアル通信用のシリアル入力端子SI及びシリアル出力
端子SOと、クロック端子SCKと、チップセレクト端
子CSとをそれぞれ有する第1及び第2の集積回路IC
1、IC2を有し、第1の集積回路IC1のデータ入出
力端子PO及びこのデータ入出力端子POに対応する前
記第2の集積回路IC2のデータ入出力端子PI間で前
記データを送受する集積回路装置の検査方法において、
第1及び第2の集積回路IC1 、IC2をそれぞれテス
トモードに設定するテストモード端子TMSを前記第1
及び第2の集積回路IC1、IC2にそれぞれ設け、第
1及び第2の集積回路IC1、IC2のデータ入出力端
子PI、POにそれぞれ対応してバウンダリスキャンセ
ルBC1〜BC8を第1及び第2の集積回路IC1、I
C2に設け、第1の集積回路IC1のシリアル入出力端
子POから第1の集積回路IC1のバウンダリスキャン
セルBC5〜BC8に所定のテストデータを入力するス
テップと、第1の集積回路IC1のデータ入出力端子P
Oから第2の集積回路IC2のデータ入出力端子PIに
前記テストデータを送出するステップと、第2の集積回
路IC2のデータ入出力端子PIに対応して設けられた
バウンダリスキャンセルBC1〜BC4から前記テスト
データを読み出すステップとを有するように構成した。
【0018】
【作用】本発明によれば、以上のように集積回路装置及
びその検査方法を構成したので、第1及び第2の集積回
路IC1、IC2のシリアルインタフェースSIF(S
I、SO、SCK、CS)をテストデータ入出力用とし
てシリアル通信用と兼用することにより、テストデータ
入出力用インタフェースTIFを省略することができ、
その分集積回路装置の構成を簡略化することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例による集
積回路装置の検査システムの構成を示すブロック図であ
る。ここで、図7及び図8との対応部分に同一の符号を
付してある。集積回路装置1は1つの基板上に2つの集
積回路IC1及びIC2が設けられており、集積回路I
C1のパラレル出力端子PO及び集積回路IC2のパラ
レル入力端子PIがそれぞれ接続され、2個の集積回路
IC1及びIC2間でデータを送受するように構成され
ている。また、集積回路IC1及びIC2のそれぞれの
シリアルインタフェースSIFはセレクタ3、内部通信
バス4を介してマイコンCOMに接続されており、マイ
コンCOMと集積回路IC1、IC2間でシリアル通信
を行うように構成されている。
【0020】以上のように構成された集積回路装置1に
おいて、セレクタ3には外部端子部2が接続されてお
り、そのセレクト端子SELが「H」レベルに制御され
たとき、セレクタ3は破線で示すようにマイコンCOM
から外部端子部2側に切り替わるように構成されてい
る。また、外部端子部2には第1の双方向通信バス5を
介して検査装置6が接続されており、検査装置6が外部
端子部2に対して各種制御データの送信を行い、かつ、
外部端子部2を介して集積回路装置1の内部通信バス4
に対して直接テストデータの送受を行うように構成され
ている。
【0021】さらに、マイコンCOMには外部バスイン
タフェース7が接続されており、外部バスインタフェー
ス7には外部通信バス8を介して検査装置6が接続され
ている。外部通信バス8は、従来、集積回路装置1のリ
モコン制御、集積回路IC1及びIC2のモード設定、
パラメータ設定等に用いるデータの送受信に用いられて
いたもので、ここでは検査装置6がマイコンCOMにテ
ストを行うことを知らせるために用いている。この外部
バスインタフェース7及び外部通信バス8としては、例
えば、本出願人の提案したLANC(Local Ap
plication Control Bus Sys
tem:登録商標)と呼ばれるものがある。LANCの
詳細については、例えば、特開昭61−147687号
公報に記載されているので、ここでは説明しない。
【0022】図1において、検査装置6により外部端子
部2のセレクト端子SELが「H」レベルに制御された
とき、セレクタ3は破線で示すようにマイコンCOMか
ら外部端子部2側に切り替わる。この状態においては、
外部端子部2のテストシリアル出力端子TSO、テスト
シリアル入力端子TSI及びテストクロック端子TCK
が集積回路IC1及びIC2のそれぞれのシリアルイン
タフェースSIFのシリアル入力端子SI、シリアル出
力端子SO及びクロック入力端子SCKに接続される。
【0023】また、この時、外部端子部2のチップセレ
クト端子CSAは集積回路IC1のチップセレクト端子
CSに接続され、さらに外部端子部2のチップセレクト
端子CSBは集積回路IC2のチップセレクト端子CS
に接続される。これら2つのチップセレクト端子CSA
及びCSBを用いて集積回路IC1及びIC2を別々に
動作させることにより、シリアルインタフェースSIF
に接続される内部通信バス4において、集積回路IC1
及びIC2のそれぞれのシリアル出力端子SOからのデ
ータが同時に出力されないように構成されている。
【0024】ここで、外部端子部2のテストモードセレ
クト端子TMSは集積回路IC1及びIC2のテストモ
ードセレクト端子TMSに接続されており、テストモー
ドセレクト端子TMSの論理レベルに応じて集積回路I
C1及びIC2をテストモードに設定するように構成さ
れている。図2は本発明の実施例による集積回路の内部
構成を示すブロック図である。
【0025】この集積回路IC1及びIC2では図7に
示した従来の集積回路に設けられていたテストインタフ
ェースTIFを省略し、シリアルインタフェースSIF
からテストデータを入力する。そのため、B/S制御回
路がテストモードセレクト端子TMSの論理レベルに応
じてスイッチング回路SW1,SW2を切換え、通常動
作モード時にシリアルインタフェースSIFから入力さ
れたデータを通常信号処理回路に送出し、テストモード
時にシリアルインタフェースSIFから入力されたデー
タをB/SセルBC1〜BC8に送出する。なお、通常
信号処理回路は複数のレジスタで構成されており、例え
ば集積回路IC1及びIC2のモード設定、パラメータ
設定等の通常動作モード時のデータの処理を行う回路で
ある。
【0026】ここで、集積回路IC1及びIC2のモー
ド変化を図3の状態遷移図に示す。すなわち、通常動作
モードにおいてテストモードセレクト端子TMSを
「H」レベルに制御することによりテストモードに遷移
させ、この状態でチップセレクト端子CSを「L」レベ
ルに制御することにより、集積回路をホールドモードに
遷移させることができる。このホールドモードにおいて
は、集積回路の状態は変化せず、パラレル入力端子PI
及びパラレル出力端子POは前の状態を保持する。
【0027】以下、図1〜図3を参照しながら、本発明
の実施例による集積回路装置の検査システムとの動作を
説明する。まず、検査装置6は外部通信バス8、外部バ
スインタフェース7を介してマイコンCOMをB/Sモ
ードにする。マイコンCOMはB/Sモードになると、
通常動作モードの動作を停止する。
【0028】次に、検査装置6は第1の双方向通信バス
5を介して外部端子部2のセレクト端子SELを「H」
レベルとすることにより、外部端子部2の各端子を集積
回路IC1及びIC2のシリアルインタフェースSIF
に接続する。このとき、マイコンCOMは集積回路IC
1及びIC2から切り離される。この状態において、外
部端子部2のチップセレクト端子CSAを「H」レベル
とすることにより集積回路IC1を選択し、さらにテス
トモードセレクト端子TMSを「H」レベルに制御する
ことによって集積回路IC1をテストモードに遷移させ
る。
【0029】ここで、テストモードとなった集積回路I
C1のシリアル入力端子SIにテストデータを入力する
ために命令コード(EXTEST)を入力し、これに続
いて集積回路IC1のシリアル入力端子SIからパラレ
ル出力端子POに4ビットのテストデータ「0000」
を設定するためのデータ「00001111」を入力
し、クロック端子SCKに入力されたクロックに基づい
てBC1〜BC8に転送する。この時、集積回路IC1
のパラレル出力端子POにテストデータ「0000」が
現れる。なお、データ「00001111」の後半の4
ビットはテストに用いないので、これ以外の任意のパタ
ーンでもよい。
【0030】この状態において、外部端子部2のチップ
セレクト端子CSAを「L」レベルとすることによって
集積回路IC1をホールドモードに制御する。この状態
では集積回路IC1の状態は変化せず、パラレル出力端
子POはテストデータ「0000」を保持することにな
る。次に、外部端子部2のチップセレクト端子CSBを
「H」レベルとすることによって集積回路IC2を選択
し、さらにテストモードセレクト端子TMSを「H」レ
ベルに制御することにより、集積回路IC2をテストモ
ードに制御する。
【0031】ここで、テストモードとなった集積回路I
C2のシリアル入力端子SIにテストデータを入力する
ための命令コード(EXTEST)を入力し、さらに集
積回路IC2のパラレル入力端子PIにおいて、集積回
路IC1のパラレル出力端子POのテストデータ「00
00」を捕捉する。これに続いて集積回路IC2のシリ
アル入力端子SIから適当な8ビットのデータを入力
し、クロック端子SCKに入力されたクロックに基づい
てBC1〜BC8に転送する。これにより、集積回路I
C2のパラレル入力端子PIにおいて捕捉されたテスト
データ「0000」を集積回路IC2のシリアル出力端
子SOから取り出し、はじめに集積回路IC1のシリア
ル入力端子SIから入力されたテストデータ「000
0」と比較する。
【0032】さらに、新たにテストデータを「111
1」として上述のテストモードを繰り返す。この結果、
はじめに集積回路IC1に入力したテストデータ「00
00」及び「1111」と集積回路IC2のシリアル出
力端子SOから出力されたデータとの比較結果を得るこ
とができ、この比較結果に差異があれば、差異のデータ
に対応した信号線に結線不良等の異常があることが分か
る。
【0033】このように、検査対象としての集積回路I
C1及びIC2のシリアル通信用のシリアルインタフェ
ースSIFを用いて検査用のテストデータを送受すると
共に、外部端子部2のチップセレクト端子CSA及びC
SBによってそれぞれの集積回路IC1及びIC2を別
々に動作させることにより、シリアルインタフェースS
IFとは別にテスト用のインタフェースTIFを設ける
ことなく、結線状態を検査することができ、その分集積
回路IC1及びIC2の構成を簡略化することができ
る。
【0034】以上の構成によれば、集積回路IC1及び
IC2のシリアル通信用のシリアルインタフェースSI
Fを集積回路IC1及びIC2の動作状態、部品不良及
び端子接続不良等の検査用として兼用するようにしたこ
とにより、検査用として集積回路IC1及びIC2の端
子の増設を最小限に止めることができると共に、既存の
集積回路間のバス(例えばマイコンのシリアルインタフ
ェース)をそのまま用いることができる。したがって、
一段と簡易な構成で接続不良等の検査を行うことがで
き、これにより配線構成を削減し得ると共に、既存の回
路パターンを流用し得る等、簡単な設計変更で接続状態
の検査に対応した集積回路装置を実現できる。
【0035】なお、前記実施例においては、シリアル通
信用のシリアルインタフェースSIFを検査用として兼
用した集積回路IC1及びIC2を用いた場合について
述べたが、本発明はこれに限らず従来のB/S方式に対
応した集積回路IC11(図9)を混在させて用いるよ
うにしてもよい。すなわち、図4に示すように、集積回
路IC1及びIC2に加えて従来のB/S方式に対応し
た集積回路IC11(図8の集積回路IC11と同様)
を接続した場合、当該集積回路IC11のテストインタ
フェースTIFを集積回路IC1及びIC2のシリアル
インタフェースSIFに接続された共通バスに接続する
ことにより、上述の場合と同様にして集積回路IC1、
IC2及びIC11の動作状態、部品不良及び端子接続
不良等を検出することができる。
【0036】また、前記の実施例においては、外部端子
部2及びセレクタ3を用いて外部の検査装置6によって
集積回路IC1等を制御し検査するようにしたが、本発
明はこれに限らず、マイコンCOMから同様の制御信号
を送出することによって自己検査するようにしてもよ
い。なお、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、
それらを本発明の範囲から排除するものではない。例え
ば、本発明は入出力を兼用する端子を備えた集積回路、
パラレル入力端子を有しない集積回路等にも適用可能で
ある。
【0037】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、集積回路のシリアル入出力端子をテストデータ
の入出力端子として兼用して集積回路の接続状態を検査
するようにしたので、一段と簡易な構成の集積回路装置
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による集積回路装置の検査シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例による集積回路の内部構成を示
すブロック図である。
【図3】本発明の実施例による集積回路の状態遷移図で
ある。
【図4】本発明の他の実施例による集積回路装置の構成
を示すブロック図である。
【図5】集積回路の構成を示す説明図である。
【図6】複数の集積回路及びマイコンの接続状態を示す
接続図である。
【図7】従来のB/S用集積回路の構成を示す説明図で
ある。
【図8】従来のB/S用集積回路の内部構成を示す説明
図である。
【図9】従来のB/S方式の説明図である。
【符号の説明】
1,10 集積回路装置 COM マイコン IC1,IC2 集積回路 TMS テストモードセレクト端子 PI パラレル入力端子 PO パラレル出力端子 SI シリアル入力端子 SO シリアル出力端子 CS チップセレクト端子 BC1〜BC8 B/Sセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 督也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のデータを少なくとも入力又は出力
    するデータ入出力端子と、シリアル通信用のシリアル入
    力端子及びシリアル出力端子と、クロック端子と、チッ
    プセレクト端子とをそれぞれ有する第1及び第2の集積
    回路を有し、前記第1の集積回路のデータ入出力端子及
    び該データ入出力端子に対応する前記第2の集積回路の
    データ入出力端子間で前記データを送受する集積回路装
    置において、(a)前記第1及び第2の集積回路をそれ
    ぞれテストモードに設定する前記第1及び第2の集積回
    路にそれぞれ設けられたテストモードセレクト端子と、
    (b)前記第1及び第2の集積回路の前記データ入出力
    端子にそれぞれ対応して前記第1及び第2の集積回路に
    それぞれ設けられたバウンダリスキャンセルとを備え、 テストモード時、前記第1の集積回路の前記シリアル入
    出力端子から前記第1の集積回路のバウンダリスキャン
    セルに所定のテストデータを入力し、前記第1の集積回
    路のデータ入出力端子から前記第2の集積回路のデータ
    入出力端子に前記テストデータを送出し、前記第2の集
    積回路のデータ入出力端子に対応して設けられたバウン
    ダリスキャンセルから前記テストデータを読み出すこと
    により前記第1及び第2の集積回路の接続状態を検査す
    るようにしたことを特徴とする集積回路装置。
  2. 【請求項2】 所定のデータを少なくとも入力又は出力
    するデータ入出力端子と、シリアル通信用のシリアル入
    力端子及びシリアル出力端子と、クロック端子と、チッ
    プセレクト端子とをそれぞれ有する第1及び第2の集積
    回路を有し、前記第1の集積回路のデータ入出力端子及
    び該データ入出力端子に対応する前記第2の集積回路の
    データ入出力端子間で前記データを送受する集積回路装
    置の検査方法において、(a)前記第1及び第2の集積
    回路をそれぞれテストモードに設定するテストモードセ
    レクト端子を前記第1及び第2の集積回路にそれぞれ設
    け、(b)前記第1及び第2の集積回路の前記データ入
    出力端子にそれぞれ対応してバウンダリスキャンセルを
    前記第1及び第2の集積回路にそれぞれ設け、(c)前
    記第1の集積回路の前記シリアル入出力端子から前記第
    1の集積回路のバウンダリスキャンセルに所定のテスト
    データを入力するステップと、(d)前記第1の集積回
    路のデータ入出力端子から前記第2の集積回路のデータ
    入出力端子に前記テストデータを送出するステップと、
    (e)前記第2の集積回路のデータ入出力端子に対応し
    て設けられたバウンダリスキャンセルから前記テストデ
    ータを読み出すステップとを有することを特徴とする集
    積回路装置の検査方法。
JP4160006A 1992-01-31 1992-05-28 集積回路装置及びその検査方法 Pending JPH05273307A (ja)

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