JPH05322750A - フレームレス原子吸光分析装置 - Google Patents

フレームレス原子吸光分析装置

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JPH05322750A
JPH05322750A JP15444292A JP15444292A JPH05322750A JP H05322750 A JPH05322750 A JP H05322750A JP 15444292 A JP15444292 A JP 15444292A JP 15444292 A JP15444292 A JP 15444292A JP H05322750 A JPH05322750 A JP H05322750A
Authority
JP
Japan
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sample
arm
nozzle
light
sample nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP15444292A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Kojima
誠司 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP15444292A priority Critical patent/JPH05322750A/ja
Publication of JPH05322750A publication Critical patent/JPH05322750A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試料液が確かに加熱チューブ内に滴下された
か否かを検出することにより信頼性の高い自動分析を行
なう。 【構成】 オートサンプラがサンプルノズルをサンプリ
ング孔に挿入するタイミングに同期して、光度計により
受光量を測定し、サンプルノズルが正しく加熱チューブ
内に挿入されたか否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オートサンプラを備え
たフレームレス原子吸光分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1により、オートサンプラ11を備え
たフレームレス原子吸光分光光度計の動作を説明する。
オートサンプラ11は、多種の液体試料を人手を介する
ことなく次々と自動的に分析するために設けられるもの
である。測定される多種の液体試料はそれぞれ一定の大
きさの試料容器18に入れられ、ターンテーブル17の
円周上に設けられた孔にセットされる。オートサンプリ
ングが開始すると、ターンテーブル17を回転させ、目
的とする試料が入った試料容器18が所定のサンプリン
グ箇所に来るようにする。次に図2に示すように、サン
プルノズル21を保持したアーム19を回転し、サンプ
ルノズル21の先端が目的とする試料容器18の上に来
るようにする。そして、アーム19を下げてサンプルノ
ズル21の先端を試料液の中に入れ、図示せぬシリンジ
で試料液をサンプルノズル21内に吸い上げる。その状
態でアーム19を上げ、回転させて、図3に示すよう
に、サンプルノズル21の先端を原子吸光分光光度計1
0のグラファイトチューブ(加熱チューブ)25の上部
に設けられたサンプリング孔26の上に持ってくる。そ
して、アーム19を所定量だけ下げてサンプルノズル2
1の先端をグラファイトチューブ25の内部に入れ、シ
リンジにより所定量の試料液をグラファイトチューブ2
5の中に滴下する。その後はアーム19を上げてグラフ
ァイトチューブ25を通電加熱し、試料液を原子化して
吸光分光分析を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ターンテーブル17、
アーム19等を備えたオートサンプラ11は、通常は原
子吸光分光光度計10とは別個に製造され、使用時に原
子吸光分光光度計10の本体に取り付けられる。このと
き最初に、上記一連のサンプリング動作がスムーズに行
なわれるように取り付け位置の調整が正しく行なわれる
はずであるが、次のような要因により、サンプルノズル
21が正しくグラファイトチューブ25のサンプリング
孔26に入らなくなることが生じ得る。一つは、グラフ
ァイトチューブ25は両側から電極により押しつけら
れ、通電により加熱されるものであるが、端面の消耗に
より、サンプリング孔26の位置がずれずことがあり得
る。また、アーム回転用モータ22の不調等により、所
定の角度の回転が行なわれない場合もあり得る。このよ
うな場合、サンプルノズル21がグラファイトチューブ
25のサンプリング孔26に正しく挿入されず、試料液
がグラファイトチューブ25の外部で放出されて、正し
い測定が行なわれないこととなる。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、試料液
が確かに加熱チューブ内に滴下されたか否かを検出する
ことにより信頼性の高い自動分析を行なうフレームレス
原子吸光分析装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明では、試料を加熱チューブにより加熱
して原子化し、光源からの光を原子化した試料中を通過
させて吸光度を測定することにより試料の分析を行なう
フレームレス原子吸光分析装置において、 a)加熱チューブを通過してくる光源からの光の量を測
定する光量測定手段と、 b)所定のプログラムに従い自動的に、試料液を保持し
たサンプルノズルを加熱チューブの側面に設けられたサ
ンプリング孔に挿入して加熱チューブ内に試料液を滴下
するオートサンプリング手段と、 c)オートサンプリング手段がサンプルノズルをサンプ
リング孔に挿入するタイミングに同期して、光量測定手
段により受光量を測定し、サンプルノズルが正しく加熱
チューブ内に挿入されたか否かを判定する判定手段とを
備えることを特徴としている。
【0006】
【作用】オートサンプリング手段bは、所定のプログラ
ムに従って自動的にサンプルノズルをサンプリング孔に
挿入し、加熱チューブ内に試料液を滴下する。ここで、
光源を点灯しておき、光量測定手段aにより加熱チュー
ブを通ってくる光源の光の量を測定しておくと、サンプ
ルノズルが正しくサンプリング孔に挿入されたときは、
サンプルノズルはその光路中に入ることになるため、光
量測定手段aにより測定される光量は少なくなる。しか
し、サンプルノズルが正しくサンプリング孔に挿入され
なかったときは、測定光量は変化しない。そこで、判定
手段cは、オートサンプリング手段bがサンプルノズル
をサンプリング孔に挿入するタイミングに同期して光量
測定手段aにより受光量を測定することにより、サンプ
ルノズルが正しくサンプリング孔に挿入されたか否かを
判定する。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例である、オートサンプラ付
フレームレス原子吸光分光光度計を図1〜図4により説
明する。図1に示すように、オートサンプラ11はフレ
ームレス原子吸光分光光度計10の側面に固定され、分
析時には一体として使用される。
【0008】原子吸光分光光度計10には、光源12、
試料加熱部13、測光部14、及び、制御部15が設け
られている。本実施例のフレームレス原子吸光分光光度
計10では試料加熱部13に、通電により加熱するグラ
ファイトチューブ25を用いている。光源12からの光
は前方光学系によりグラファイトチューブ25の中央で
焦点を結び、そこで原子化された試料に照射される。原
子化された試料により特定の波長の成分が吸収された光
は、後方光学系により測光部14に導かれ、そこで各波
長における吸収度が測定される。測光部14における測
定結果は制御部15に送られ、そこで所定の演算が施さ
れて、試料の分析値が求められる。光源12の点灯、グ
ラファイトチューブ25の加熱等の動作も制御部15が
制御する。
【0009】オートサンプラ11には、液体試料を入れ
た試料容器18を多数保持しておくためのターンテーブ
ル17と、ターンテーブル17上の試料を原子吸光分光
光度計10のグラファイトチューブ(加熱チューブ)2
0内に滴下するためのアーム19が備えられている。図
2に示すように、アーム19の先端にはサンプルノズル
21が取り付けられている。試料をサンプリングする際
はこのサンプルノズル21をターンテーブル17上の試
料容器18内に挿入し、図示せぬシリンジでサンプルノ
ズル21内に試料を吸い上げる。アーム19には、回転
用及び昇降用の2つのモータ22、23が備えられお
り、試料を吸入した後は、アーム昇降用モータ23でア
ーム19を上昇させてサンプルノズル21の先端を試料
容器18から出し、アーム回転用モータ22で原子吸光
分光光度計10本体のグラファイトチューブ25の上部
に設けられたサンプリング孔26の上までサンプルノズ
ル21を移動させる(図1)。
【0010】その後、アーム昇降用モータ23によりア
ーム19を下げ、図3に示すようにサンプルノズル21
の先端をグラファイトチューブ25の内部に入れる。こ
の位置でシリンジにより所定量の試料液をグラファイト
チューブ25内に滴下し、サンプルノズル21を引き上
げる。以上がオートサンプラ11の動作である。
【0011】オートサンプラ11にもこれらターンテー
ブル17の回転やアーム19の回転等を制御するための
制御部16が設けられているが、このオートサンプラ制
御部16は、オートサンプラ11が原子吸光分光光度計
10の本体に取り付けられる際に原子吸光分光光度計本
体の制御部15と接続される。これにより、原子吸光分
光光度計本体の制御部15は上記オートサンプラ11の
動作も制御することが可能となり、オートサンプラ11
を用いて多数の試料の分析を次々と自動的に行なうこと
ができるようになっている。
【0012】本実施例の原子吸光分光光度計10では、
自動分析を行なう際にサンプルノズル21の先端が図3
に示すように正しくグラファイトチューブ25のサンプ
リング孔26に入ったか否かを、図4に示すような手順
で検出している。まず、本体側制御部15がオートサン
プラ側制御部16にコマンドを出し、分析対象試料のサ
ンプルノズル21への吸入を指示する(ステップS
1)。オートサンプラ側制御部16はこのコマンドに応
じて、ターンテーブル用モータ(図示せず)、アーム昇
降用モータ23、アーム回転用モータ22等を上述のよ
うに駆動して、試料をサンプルノズル21に吸い上げ
る。次にアーム19を本体10側へ大きく回転し、サン
プルノズル21の先端をグラファイトチューブ25のサ
ンプリング孔26の真上の位置まで移動させる(ステッ
プS2)。
【0013】なおこのとき実際には、アーム回転用モー
タ22がアーム19を所定の角度だけ回転させるのみで
あるが、オートサンプラ11のセッティングが正しく行
なわれていれば、サンプルノズル21の先端はサンプリ
ング孔26の真上に来るはずである。しかし、グラファ
イトチューブ25の経年使用による位置ズレ、アーム回
転用モータ22の回転不良等により、そのようにならな
い場合が生じ得る。そこで本実施例の装置では、ここで
本来分析用に備えられている光源12を点灯し、測光部
14でグラファイトチューブ25を通過してくる光の測
光を開始する(ステップS3)。この状態でアーム19
を降ろす(ステップS4)と、最初のセッティング通り
の状態であれば、サンプルノズル21の先端はサンプリ
ング孔26からグラファイトチューブ25の中に正しく
入るが、上述のようにサンプルノズル21の先端が正し
くサンプリング孔26の位置に来ていない場合には、サ
ンプルノズル21の先端はグラファイトチューブ25内
に入らない。そこで本体側制御部は、アーム19を降ろ
し始めてから所定の時間だけ、測光部14において吸光
度の減少が生じるか否かをチェックする(ステップS
5)。サンプルノズル21の先端が正しくグラファイト
チューブ25の中に入れば、その先端が光源12からの
光を反射・吸収するため、測光部14における吸光度測
定値は増加するはずである。この場合は、シリンジによ
り試料液をサンプルノズル21から押し出し、グラファ
イトチューブ25内に入れる(ステップS6)。その
後、アーム19を上げてサンプルノズル21をグラファ
イトチューブ25から出し、アーム19を回転させて所
定の待機位置に戻す(ステップS7)。そして、グラフ
ァイトチューブ25の加熱から始まる一連の分析動作を
行なう(ステップS8)。
【0014】一方、ステップS5で、アーム19を降ろ
し始めてから所定の時間だけ待っても測光部14におけ
る吸光度測定値が上昇しない場合は、サンプルノズル2
1がグラファイトチューブ25に入っていないというこ
とであるので、ランプ、ブザー等で警報を発し(ステッ
プS9)、それ以降の分析等の動作を行なわない。これ
により、その試料液がグラファイトチューブ25外で無
駄に消費されることがなくなるとともに、多数の試料に
ついて連続分析が指示されている場合には、その後の一
連の無駄な動作が避けられる。
【0015】
【発明の効果】本発明に係るフレームレス吸光分析装置
では、試料液が加熱チューブ内に正しく入れられたか否
かを検出することができるため、常に確実な分析を行な
うことができる。しかも、そのために特別な装置を付加
することなく、従来より吸光分析自体で用いられていた
装置をそのまま用いるものであるため、コストの上昇も
ほとんどない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるオートサンプラ付原
子吸光分光光度計の構成を示す平面図。
【図2】 実施例の原子吸光分光光度計のオートサンプ
ラの動作を示す斜視図。
【図3】 実施例の原子吸光分光光度計のグラファイト
チューブの部分を示す断面図。
【図4】 実施例の原子吸光分光光度計の制御部が行な
う、サンプルノズルがグラファイトチューブに正しく挿
入されたか否かをチェックするための処理のフローチャ
ート。
【符号の説明】
10…フレームレス原子吸光分光光度計 12…光源 13…試料加熱部 14…測光部 15…本体側制御
部 25…グラファイトチューブ 26…サンプリン
グ孔 11…オートサンプラ 16…オートサンプラ側制御部 17…ターンテー
ブル 18…試料容器 19…アーム 21…サンプルノズル 22…アーム回転
用モータ 23…アーム昇降用モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を加熱チューブにより加熱して原子
    化し、光源からの光を原子化した試料中を通過させて吸
    光度を測定することにより試料の分析を行なうフレーム
    レス原子吸光分析装置において、 a)加熱チューブを通過してくる光源からの光の量を測
    定する光量測定手段と、 b)所定のプログラムに従い自動的に、試料液を保持し
    たサンプルノズルを加熱チューブの側面に設けられたサ
    ンプリング孔に挿入して加熱チューブ内に試料液を滴下
    するオートサンプリング手段と、 c)オートサンプリング手段がサンプルノズルをサンプ
    リング孔に挿入するタイミングに同期して、光量測定手
    段により受光量を測定し、サンプルノズルが正しく加熱
    チューブ内に挿入されたか否かを判定する判定手段とを
    備えることを特徴とするフレームレス原子吸光分析装
    置。
JP15444292A 1992-05-20 1992-05-20 フレームレス原子吸光分析装置 Pending JPH05322750A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15444292A JPH05322750A (ja) 1992-05-20 1992-05-20 フレームレス原子吸光分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15444292A JPH05322750A (ja) 1992-05-20 1992-05-20 フレームレス原子吸光分析装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05322750A true JPH05322750A (ja) 1993-12-07

Family

ID=15584296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15444292A Pending JPH05322750A (ja) 1992-05-20 1992-05-20 フレームレス原子吸光分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05322750A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107449742A (zh) * 2016-05-31 2017-12-08 株式会社岛津制作所 在线重金属监测仪及采用该在线重金属监测仪的检测方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107449742A (zh) * 2016-05-31 2017-12-08 株式会社岛津制作所 在线重金属监测仪及采用该在线重金属监测仪的检测方法

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