JPH05322744A - 濃度計 - Google Patents

濃度計

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JPH05322744A
JPH05322744A JP4133838A JP13383892A JPH05322744A JP H05322744 A JPH05322744 A JP H05322744A JP 4133838 A JP4133838 A JP 4133838A JP 13383892 A JP13383892 A JP 13383892A JP H05322744 A JPH05322744 A JP H05322744A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 サンプル12の反射濃度を測定する濃度計
は、楕円体の胴部に相当する部分を周方向に分割製作し
た楕円体面環状ミラー14と、3枚のミラーを略三角柱
形状に配置して構成された三角配置ミラー15とを備
え、これら楕円体面環状ミラー14および三角配置ミラ
ー15により、サンプル12からの反射光を3等分し
て、各色分解フィルタ17a〜17cに集光し、色分解
後の反射光量を光センサ18a〜18cによって検出す
る。 【効果】 部品点数の増加、コストの上昇、作業性の悪
化等を招来することなく、精度の良い反射濃度の測定を
実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば写真、あるいは
印刷物等の被測定物に光を照射することにより得られた
反射光を受光して、その受光強度から被測定物の反射濃
度を測定する濃度計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、写真、あるいは印刷物等の反射
濃度を測定する場合、被測定物に所定の立体角で光束を
照射し、被測定物から得られる反射光束を所定の立体角
で受光して、その受光量を基に被測定物の反射濃度を求
める方式の濃度計が用いられている。反射濃度を測定す
る際の幾何学的条件は、通常、被測定物表面に対して垂
直照射−45度受光、あるいは45度照射−垂直受光を
行い、照射・受光の光束立体角を±5度以内とすること
が、JIS等において規定されている。
【0003】このような幾何学的条件に基づく濃度計に
おいては、被測定物から所定立体角の反射光を有効に受
光するため、従来より多様な手段が講じられている。例
えば図6に示すように、スペースの関係上、サンプル5
2からの反射光を受光する光センサ54を、光源51を
挟んでサンプル52の上方に配設した場合には、図7に
示す楕円体の胴部に相当する部分からなる環状ミラー5
5を用いることが考えられる。しかしながら、上記のよ
うな環状ミラー55は、工作機械の制限等により、その
作製が非常に困難であるため、このような楕円体の胴部
を用いたミラー55の実現は不可能である。
【0004】そこで、従来の濃度計では、楕円体の胴部
を用いた環状ミラー55よりは作製が容易な、楕円体の
頭部に相当する部分からなる環状ミラー50が用いられ
ている。このような環状ミラー50を用いた場合には、
図8に示すように、光源51から光を照射することによ
り、サンプル52から得られた反射光を、環状ミラー5
0に反射させ、さらに平板ミラー53を介して、光セン
サ54に集光するようになっている。
【0005】また、カラー濃度の測定を行う場合には、
サンプル52からの反射光をミラー50・53により集
光した後、図示しないレッド、ブルー、グリーン用の3
枚の色分解フィルタに順次通過させて各色成分に分解
し、各色成分の反射光量を光センサ54で順次検出する
ようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に楕円体の頭部に相当する環状ミラー50を用いると、
サンプル52からの反射光は、環状ミラー50の片側、
すなわちサンプル52側にしか反射されないので、光セ
ンサ54が設置された上方に反射光を導くために、平板
ミラー53が必要不可欠となる。これにより、部品点数
の増加、コストの上昇等が招来され、さらに、部品点数
が多いために、光軸調整等の考慮が必要となり、組み立
て作業性が悪化するという問題が生じている。
【0007】また、上記構成の濃度計では、サンプル5
2からの反射光は、1つの焦点に集光されるため、光セ
ンサ54も1つしか設置できないので、色分解フィルタ
を通過した色分解後の各色成分の反射光による出力値を
得るには、色分解フィルタを順次交換して、1つの光セ
ンサで出力値を順次読み取らなければならない。したが
って、レッド、ブルー、グリーンの3枚の色分解フィル
タを順次交換し、位置決めするために、図示しないフィ
ルタ駆動用のモータおよび位置決め用のセンサ等が必要
となり、コストの上昇、消費電力の増大等の問題が生じ
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る濃
度計は、上記課題を解決するために、被測定物に光を照
射する光源と、被測定物からの反射光を所定の位置に集
光する集光手段と、集光手段により集光された光が入射
される光検知手段とを備えた濃度計において、集光手段
が、内部空間を有する楕円体の胴部に相当する部分を周
方向に分割製作してなる環状ミラーであることを特徴と
している。
【0009】また、請求項2の発明に係る濃度計は、上
記課題を解決するために、被測定物に光を照射する光源
と、この被測定物から得られた反射光から互いに異なる
色の光を選択する複数の色分解手段とを備えた濃度計に
おいて、被測定物からの反射光を複数の光束に分割する
光分割手段と、各色分解手段において各々選択された色
の光がそれぞれ入射される複数の光検知手段とが設けら
れていることを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の構成によれば、被測定物からの反射
光は、内部空間を有する楕円体の胴部に相当する部分を
周方向に分割製作してなる環状ミラーを用いた光集光手
段により、光検知手段に効率よく集光される。光集光手
段として用いられる環状ミラーは、内部空間を有する楕
円体の胴部に相当する部分を周方向に分割製作したもの
から構成されているので、環状のままで作製する場合と
比較して容易に作製できる。また、楕円体の頭部に相当
する部分からなる環状ミラーを用いた場合には、平板ミ
ラーが必要不可欠となっていたが、上記のように、楕円
体の胴部に相当する部分を用いることにより、このよう
な平板ミラーが不要となり、部品点数の減少、コストの
低減、および組み立て作業性の向上を図ることが可能と
なる。
【0011】請求項2の構成によれば、被測定物から得
られた反射光は、光分割手段により複数の光束に分割さ
れて、各色分解手段に入射されるようになっている。こ
のように、光分割手段により反射光が分割されることに
より、複数の光検知手段を備えることができるので、各
色分解手段において選択された光を1個の光検知手段に
て順次検知する場合に必要であった色分解手段駆動用の
モータや、位置決め用のセンサ等が不要となり、コスト
および消費電力の低減を実現することができる。さら
に、各色分解手段においてそれぞれ選択された色の光を
複数の光検知手段で同時に検知できるので、測定時間の
短縮を図ることも可能である。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図4に
基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施例で
は、本発明に係る濃度計として、被測定物に対して垂直
照射を行い、被測定物面の法線に対して立体角45±5
度の反射光を受光する方式を採用したカラー濃度計を例
に挙げて説明する。
【0013】本実施例のカラー濃度計は、図2(a)
(b)に示すように、支軸22を中心としてA1 −A2
方向に回動自在な外装ケース26と、外装ケース26を
開閉自在に支持する測定スタンド27とを備えている。
外装ケース26には、接続部37により相互に接続され
たアナログコントロールボード24及びデジタルコント
ロールボード25からなる測定回路部36と、アナログ
コントロールボード24の一端部に取り付けられた測定
ヘッド20と、アナログコントロールボード24及びデ
ジタルコントロールボード25の長手方向における一端
側に配設された主電源であるバッテリー28とが内蔵さ
れている。
【0014】外装ケース26の上端面には、ゼロ濃度調
整を行うためのゼロ濃度調整キー30、測定エラー発生
時に点灯表示するエラーインディケータ32、及び測定
可能状態を点灯表示するレディインディケータ33が設
けられている。これらのゼロ濃度調整キー30、エラー
インディケータ32、及びレディインディケータ33
は、いずれも、外装ケース26の内部で上記アナログコ
ントロールボード24に接続されている。デジタルコン
トロールボード25における測定ヘッド20側とは反対
側の端部には、測定により得られたデータを図示しない
ホストコンピュータに転送するためのホストインターフ
ェイス用ジャック29と、カラー濃度計の電源のON/
OFFを切り替える電源スイッチ34と、バッテリー2
8の充電用ACアダプタジャック35とが設けられてい
る。
【0015】測定ヘッド20は、その上端部をアナログ
コントロールボード24に固定されていると共に、下端
部を外装ケース26の下面から突出させている。測定ス
タンド27は、外装ケース26の下面全体を覆うように
形成されており、外装ケース26がA2 方向に回動して
閉じた状態で、外装ケース26の下面から突出した測定
ヘッド20の下端部が相当する位置に、測定ヘッド20
の下端部の形状に応じた開口部27aを有している。こ
の開口部27aは、濃度測定を行う際に、後述のサンプ
ル12(被測定物)の位置決め機構として機能するよう
になっている。
【0016】上記デジタルコントロールボード25の下
面には、測定を開始するための測定キー31が設けられ
ている。測定キー31は、上記した外装ケース26及び
測定スタンド27の開閉動作に応じて、測定スタンド2
7に設けられた凸部27bにより、ON/OFFが切り
替えられるようになっている。
【0017】上記測定ヘッド20は、図3(a)(b)
に示すように、略円筒形状に形成され、その下部は、測
定開口部20aが設けられた下端部に向かって、徐々に
径が小さくなるように傾斜状に形成されている。測定ヘ
ッド20内における略中央位置には、光源としてのハロ
ゲンランプ10と、ハロゲンランプ10の下方に配設さ
れたプロジェクションレンズ11とを有するランプハウ
ス21が配設されている。これらハロゲンランプ10、
プロジェクションレンズ11、及びランプハウス21等
により本カラー濃度計の照射光学系9が構成され、ハロ
ゲンランプ10から出射された光は、プロジェクション
レンズ11を通過して平行光となり、上記測定開口部2
0aを介してサンプル12表面に対して垂直に照射され
るようになっている。
【0018】ランプハウス21の周縁には、マスクプレ
ート13、楕円体面環状ミラー(集光手段)14、およ
び三角配置ミラー(光分割手段)15等からなる受光光
学系8が設けられている。マスクプレート13には、サ
ンプル12から得られた反射光の内、サンプル12面の
法線に対し立体角45±5度の範囲に入る光だけが通過
できるように、マスクプレート13と同心で所定の半径
を有する円形状のスリット(図示せず)が形成されてい
る。
【0019】上記楕円体面環状ミラー14は、内部空間
を有する楕円体の胴部に相当する部分を、図4(a)
(b)に示すように、周方向に分割してそれぞれ製作し
た3個の湾曲ミラー14a…を組み合わせて構成される
もので、3個の湾曲ミラー14a…を組み合わせたとき
に内面となる部分にミラーが蒸着されている。そして、
この楕円体面環状ミラー14は、図3に示すように、マ
スクプレート13上面における周縁部に接するように、
測定ヘッド20の側壁に固定され、マスクプレート13
により抽出された光束を反射して、楕円体面環状ミラー
14の上方に配設された三角配置ミラー15にガイドす
るようになっている。
【0020】三角配置ミラー15は、図1に示すよう
に、内部空間を有する略三角柱形状で、その側面は略方
形状の3枚のミラーにより形成され、楕円体面環状ミラ
ー14から入射された光束を各側面で反射させて均等に
3分割し、三角配置ミラー15の上方に設けられた3ヵ
所のフィルタ部6…にそれぞれ集光するようになってい
る。フィルタ部6…は、赤外カットフィルタ16…と、
レッド、ブルー、グリーン用の各色分解フィルタ(色分
解手段)17a〜17cにより構成され、三角配置ミラ
ー15の各側面により反射光が集光される位置にそれぞ
れ配置されている。
【0021】またレッド、ブルー、グリーン用の各色分
解フィルタ17a〜17cの上方には、それぞれレッド
用光センサ(光検知手段)18a、ブルー用光センサ
(光検知手段)18b、グリーン用光センサ(光検知手
段)18cがそれぞれ設けられ、レッド、ブルー、グリ
ーン用の各色分解フィルタ17a〜17cにおいて選択
された色の光強度は、各光センサ18a〜18cで検出
されるようになっている。尚、反射濃度測定用の各光セ
ンサ18a〜18cは、図2(a)(b)に示すアナロ
グコントロールボード24と一体的に構成されており、
アナログコントロールボード24と測定ヘッド20との
結合によって所定の位置に配置されるようになってい
る。
【0022】上記の構成において、サンプル12の反射
濃度を測定する場合には、まず、ゼロ濃度調整キー30
によりゼロ濃度調整を行った後、外装ケース26をA1
方向に回動させて測定スタンド27から開いた状態に
し、サンプル12を所定の位置に位置決めする。そし
て、外装ケース26をA2 方向に回動させて測定スタン
ド27に対して閉じた状態にすることにより、測定キー
31が、測定スタンド27の凸部27bに押圧されてO
Nされる。
【0023】これにより、ハロゲンランプ10からプロ
ジェクションレンズ11を介して、サンプル12に垂直
に光が照射される。サンプル12からの反射光束は、マ
スクプレート13によって、スリットを通過する立体角
45±5度のもののみが抽出されて、楕円体面環状ミラ
ー14に導かれる。楕円体面環状ミラー14において
は、マスクプレート13のスリットを通過した全円周か
らの光束を集光し、三角配置ミラー15へガイドする。
【0024】三角配置ミラー15では、楕円体面環状ミ
ラー14からガイドされた光束が、均等に3分割され、
分割された光束が、三角配置ミラー15の各側面に対応
する位置にそれぞれ設けられたフィルタ部6に導かれ
る。フィルタ部6に入射された光は、赤外カットフィル
タ16…により赤外光が除去されて可視光のみとなった
後、レッド、ブルー、グリーン用の各色分解フィルタ1
7a〜17cにおいて色分解され、さらに、その光強度
が各色専用の光センサ18a〜18cにおいて、それぞ
れ測定データとして検出される。
【0025】光センサ18a〜18cの測定データは、
アナログコントロールボード24を介してデジタルコン
トロールボード25に送られ、デジタルコントロールボ
ード25において所定の演算が行われた後、その演算結
果が、サンプル12の反射濃度として、ホストインター
フェイス用ジャック29を介してホストコンピュータに
転送される。
【0026】以上のように、本実施例のカラー濃度計で
は、周方向に分割して製作された楕円体面環状ミラー1
4と、三角配置ミラー15とを用いて、光センサ18a
〜18dにサンプル12からの反射光を集光している。
楕円体面環状ミラー14は、サンプル12表面に対する
法線の周り全周から有効に反射光を集光するために用い
られるが、環状のままで作製するには、専用の工作機械
が必要であり、その径が小さくなるほど加工は困難であ
る。したがって、従来では、楕円体の頭部に相当する部
分からなるミラーを用いており、そのため平板ミラー等
による部品点数の増加、コストの上昇、組み立て作業性
の悪化等を招来するものとなっていた。
【0027】しかしながら、本実施例において、楕円体
面環状ミラー14を構成するために用いられた湾曲ミラ
ー14aは、楕円体の胴部に相当する部分を周方向に分
割した形状となっているので、環状のままで楕円体面環
状ミラー14を作製する場合と比較して、容易に作製す
ることができる。また、環状のガラス等の内面にミラー
を蒸着すると、膜厚ムラが生じ易く、不都合の多いミラ
ーになりかねないという問題が生じるが、上記のよう
に、略円筒状のガラスを周方向に分割した場合には、楕
円体面環状ミラー14を構成する際に内面となる部分に
均一な膜厚で安定したミラーの蒸着を行うことができ
る。
【0028】また、図5に示すように、サンプル12か
らの反射光が、楕円体面環状ミラー14により一箇所に
しか集光されない場合には、反射光を受光する光センサ
41を1個しか設置することができない。このような構
成において、レッド、ブルー、グリーン用の各色分解フ
ィルタ42a〜42cを用いて、各色成分ごとの反射濃
度を測定しようとすると、上記各色分解フィルタ42a
〜42cを順次交換して、各色成分ごとの出力値を読み
取らなければならず、フィルタ駆動用のモータ40、位
置決め用のセンサ(図示せず)等が必要である。
【0029】しかしながら、本実施例のカラー濃度計で
は、各側面がミラーとして形成された三角配置ミラー1
5を備えているので、サンプル12からの反射光は、楕
円体面環状ミラー14を介して、三角配置ミラー15に
導かれ、この三角配置ミラー15によって3ヵ所に分割
して集光される。したがって、三角配置ミラー15によ
り反射光が集光される位置に、色分解フィルタ17a〜
17c及び光センサ18a〜18cをそれぞれ配設する
ことができるので、フィルタ駆動用のモータ、位置決め
用のセンサ等を設ける必要がなく、部品点数が減少し、
このモータに要する消費電力を省くことができると共
に、可動部分を削除することにより、信頼性の向上を図
ることが可能である。また、1個の光センサで、各色成
分ごとの反射光を順次受光する場合と比較して、3個の
光センサ18a〜18cで同時に受光できるので、測定
に要する時間が短縮される。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明に係る濃度計は、以上の
ように、集光手段が、内部空間を有する楕円体の胴部に
相当する部分を周方向に分割製作してなる環状ミラーで
ある構成である。
【0031】それゆえ、集光手段として用いられる環状
ミラーは、内部空間を有する楕円体の胴部に相当する部
分を周方向に分割製作したものから構成されているの
で、環状のままで作製する場合と比較して容易に作製で
き、このような環状ミラーを用いることにより、部品点
数の減少、コストの低減、および組み立て作業性の向上
を図ることができるという効果を奏する。
【0032】また、請求項2の発明に係る濃度計は、以
上のように、被測定物からの反射光を複数の光束に分割
する光分割手段と、各色分解手段において各々選択され
た色の光がそれぞれ入射される複数の光検知手段とが設
けられている構成である。
【0033】それゆえ、光分割手段により反射光が分割
されることにより、複数の光検知手段を備えることがで
きるので、各色分解手段において選択された光を1個の
光検知手段にて順次検知する場合に必要であった色分解
手段駆動用のモータや、位置決め用のセンサ等が不要と
なり、コストおよび消費電力の低減を実現することがで
きるという効果を奏する。
【0034】さらに、各色分解手段においてそれぞれ選
択された色の光を複数の光検知手段で同時に検知できる
ので、測定時間の短縮を図ることも可能であるという効
果も併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるカラー濃度計に備え
られた光学系の要部構成を示す斜視図である。
【図2】上記カラー濃度計を示す(a)は平面図、
(b)は縦断面図である。
【図3】上記カラー濃度計に備えられた測定ヘッドを示
す(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。
【図4】(a)は上記測定ヘッドの楕円体面環状ミラー
を構成する湾曲ミラーを示す平面図、(b)は楕円体面
環状ミラーを示す平面図である。
【図5】フィルタ駆動用のモータを備えた従来のカラー
濃度計の要部構成を示す斜視図である。
【図6】従来の濃度計における光学系の一例を示す説明
図である。
【図7】従来の濃度計の光学系に用いられる環状ミラー
を示す斜視図である。
【図8】従来の濃度計における光学系の他の例を示す説
明図である。
【符号の説明】
10 光源 12 サンプル(被測定物) 14 楕円体面環状ミラー(集光手段) 15 三角配置ミラー(光分割手段) 17a レッド用色分解フィルタ(色分解手段) 17b ブルー用色分解フィルタ(色分解手段) 17c グリーン用色分解フィルタ(色分解手段) 18a レッド用光センサ(光検知手段) 18b ブルー用光センサ(光検知手段) 18c グリーン用光センサ(光検知手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定物に光を照射する光源と、被測定物
    からの反射光を所定の位置に集光する集光手段と、集光
    手段により集光された光が入射される光検知手段とを備
    えた濃度計において、 集光手段が、内部空間を有する楕円体の胴部に相当する
    部分を周方向に分割製作してなる環状ミラーであること
    を特徴とする濃度計。
  2. 【請求項2】被測定物に光を照射する光源と、この被測
    定物から得られた反射光から互いに異なる色の光をそれ
    ぞれ選択する複数の色分解手段とを備えた濃度計におい
    て、 被測定物から得られた反射光を複数の光束に分割する光
    分割手段と、各色分解手段において各々選択された色の
    光がそれぞれ入射される複数の光検知手段とが設けられ
    ていることを特徴とする濃度計。
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