JPH05322610A - 流体振動式流量計 - Google Patents

流体振動式流量計

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JPH05322610A
JPH05322610A JP12501292A JP12501292A JPH05322610A JP H05322610 A JPH05322610 A JP H05322610A JP 12501292 A JP12501292 A JP 12501292A JP 12501292 A JP12501292 A JP 12501292A JP H05322610 A JPH05322610 A JP H05322610A
Authority
JP
Japan
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jet
sensor
casing
fluid
flow meter
Prior art date
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Pending
Application number
JP12501292A
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English (en)
Inventor
Koji Sawamoto
幸治 澤本
Hidenori Wakabayashi
秀則 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05322610A publication Critical patent/JPH05322610A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は構成の簡略化とともに計測精度の向
上を図るよう構成した流体振動式流量計を提供すること
を目的とする。 【構成】 流体振動式流量計はケーシング1内に下流に
向って噴出ノズル2、柱状ターゲット3、第1〜第4の
ガイド部材を有する。ケーシング1の下面には流速セン
サ8と圧電膜センサ9とが設けられ、噴出ノズル2の底
面には流速センサ8に連通する孔10が設けられ、噴出
ノズル2と柱状ターゲット3との間の底面には噴流Aの
流れD,Eに対向する位置近傍に圧電膜センサ9に連通
する圧力導入孔20,21を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体振動式流量計に係
り、特に噴流の圧力を圧力センサに供給する経路の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】フルイディック素子を利用して流体を振
動させる流体振動式流量計では、小流量域での流量計測
時噴流の圧力が弱まり外部振動による流体の圧力変動と
区別できなくなるため、噴出ノズルの流れを検出する流
速センサと噴出ノズルからの噴流の振動を検出する圧電
膜センサとが設けられている。この種の従来の流量計と
しては、例えば図5,図6に示すような構成の流量計が
ある。両図中、ケーシング1の底板1aの上面には噴出
ノズル2、柱状ターゲット3、第1〜第4のガイド部材
4〜7が設けられ、底板1aの下面にはマイクロブリッ
ジチップをセンサ基板に取り付けた熱式流速センサ8と
圧電効果を有する高分子膜よりなる一対の圧電膜センサ
9とが取付けられている。
【0003】噴出ノズル2からの噴流Aは柱状ターゲッ
ト3の作用及びコアンダ効果により図5中左方向又は右
方向に偏向され第1のガイド部材4と第3のガイド部材
6との間を流れる帰還流B又は第2のガイド部材5と第
3のガイド部材6との間を流れる帰還流Cとなる。この
帰還流Bにより噴流Aの向きが右方向に切換り、そして
帰還流Cによりこの噴流Aの向きが左方向に切換わる。
この噴流Aの振動周波数は流体の物性にかかわらず、ケ
ーシング1内を流れる流量に比例する。
【0004】流速センサ8は噴流ノズル2を流れる小流
量まで検出するため、噴流ノズル2の真下に位置するよ
うに底板1aの下側に取付けられ、噴出ノズル2の下方
に穿設された孔10を介して噴出ノズル2と連通してい
る。
【0005】又、圧電膜センサ9は噴流Aの流速が最も
大きい噴出噴出ノズル2の出口で圧力検出することが望
ましいが、その位置に上記流速センサ8があるため、噴
出ノズル2の出口近傍に取付けることができなかった。
そのため、従来は圧電膜センサ9を流速センサ8の隣
り、すなわち噴出ノズル2の出口より離れた位置に取付
けるとともに、ケーシング1の底板1aに噴出ノズル2
の出口と圧電膜センサ9の圧力導入口9aとを連通する
一対の圧力導入路11,12が設けられていた。この圧
力導入路11,12は底板1aの上面に設けられ噴出ノ
ズル2の出口に開口する開口部11a,12aと、円形
状の凹部11b,12bと、底板1aの下面側に設けら
れた長円形状の溝11c,12c(図4中破線で示す)
とよりなる。円形状の凹部11b,12bには円盤状の
蓋13,14が嵌合し接着され、蓋13,14の下面に
は開口部11a,12aと溝11c,12cとを連通す
る溝13a,14a(図5中破線で示す)が形成されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の流
体振動式流量計では、ケーシング1の底板1aの下側に
流速センサ8と圧電膜センサ9とが近接して設けられて
いるので、上記一対の圧力導入路11,12を底板1a
に形成し、さらに円盤状の蓋13,14を取付けなけれ
ばならず、その分部品点数が多くなるばかりか組付工程
での手間も余分にかかるといった課題がある。
【0007】さらに、従来は噴出ノズル2の出口から圧
電膜センサ9の圧力導入口9aまでを連通する一対の圧
力導入路11,12が底板1aの上面及び下面に沿って
延在する通路であるので、開口部11a,12aで導入
された噴流Aの圧力は開口部11a,12a、溝13
a,14a、溝11c,12cを通過する間に減圧され
てしまい、噴流Aの振動検出感度が低下し、ひいては流
量計測精度の低下を招くおそれがある。
【0008】そこで、本発明は上記課題を解決した流体
振動式流量計を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケーシングの
底板上面に噴出ノズル、柱状ターゲット、複数の流体付
着壁を有し、該ケーシングの底板下面に該柱状ターゲッ
トによる噴流の振動を検出するセンサを有する流体振動
式流量計において、前記噴出ノズルと前記流体付着壁と
を結ぶ線上であって、そのほぼ中間の位置の前記ケーシ
ングの底板に前記センサへの圧力導入孔を設けてなる。
【0010】
【作用】噴出ノズルと流体付着壁とを結ぶ線上のほぼ中
間位置のケーシングの底板に、噴流の圧力をセンサに導
入する圧力導入孔を設けることにより、圧力導入経路の
構成が簡略化されるとともに圧力検出の精度を高められ
る。
【0011】
【実施例】図1乃至図3に本発明になる流体振動式流量
計の一実施例を示す。尚、同図中、前述した図5,図6
と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
又、図1,図2は夫々ケーシングの蓋を外した状態の図
である。
【0012】各図中、噴出ノズル2、柱状ターゲット
3、第1〜第4のガイド部材4〜7、流速センサ8、圧
電膜センサ9の形状及び取付位置は図5,図6に示す従
来の流量計と同一である。
【0013】ケーシング1は左側の側壁1bに流入口1
6を有し、前側の側壁1cに流出口17を有する。
【0014】又、ケーシング1内には流入口16が連通
する流入室18と、流出口17が連通する発振室19と
が画成されている。
【0015】そして、流入室18と発振室19との間に
は噴射ノズル2が設けられている。従って、流入口16
より流入室18へ流入した流体は、噴出ノズル2が加速
されて噴流Aとなり発振室19へ噴出され、柱状ターゲ
ット3及びコアンダ効果により生ずる帰還流B,Cの作
用で発振した後流出口17より流出する。
【0016】噴流Aが左右方向に発振した際に通過する
位置は図1中実線で示すように流体付着壁としてのガイ
ド部材4と6との間に向う左方向の流れDと、図1中破
線で示すように流体付着壁としてのガイド部材5と6と
の間に向う右方向の流れEである。
【0017】この噴流Aが通過する流れD,Eの下方の
底板1aには圧力導入孔20,21が穿設されている。
この圧力導入孔20,21は噴出ノズル2の出口とガイ
ド部材6の両側に向う線上の略中間位置より設けられ、
且つ噴流Aの流れD,Eより外側に位置するように開口
している。しかし、圧力導入孔20,21の位置は図1
に示す位置に限るものではなく、例えば噴出ノズル2と
柱状ターゲット3との間の流れD,Eの近傍であれば流
れD,Eの真下あるいは内側でも良い。そして、底板1
aの下面には図2,図3に示すように圧力導入孔20,
21に連通する長円形の溝22,23が設けられてい
る。
【0018】即ち、底板1aの下面に設けられた流速セ
ンサ取付部24の中央には噴出ノズル2に沿う孔10が
開口し、圧電膜センサ取付部25には溝22,23が開
口している。
【0019】そして、上記圧力導入孔20,21は一対
の圧電膜センサ9の上方に穿設されており、圧力導入孔
20,21から導入された圧力は直接圧電膜センサ9に
より検出される。
【0020】従って、流量計測時、噴流Aの振動に伴う
圧力変動は圧力導入孔20,21及び溝22,23を介
して一対の圧電膜センサ9に供給される。
【0021】よって、従来(図5,図6参照)のように
複雑な圧力導入路11,12及び蓋13,14を設けず
に済み、その分構成が簡略化され、組立工程も容易に行
える。又、圧電膜センサ9は圧力導入孔20,21から
の圧力を損失のない状態で検出できるので、計測感度が
向上し、ひいては流量計測精度が高められている。
【0022】図4は図5に示す従来の流量計と本発明の
流量計の特性を比較した線図であり、流量に対するメー
タ定数の変化を表わしている。
【0023】図4中□の線図は図5に示す従来の流量計
の特性を示しており、△の線図は図1に示す本発明の流
量計の特性を示している。同図において圧力導入孔の位
置が噴出ノズル2の出口近傍に設けられた従来の流量計
に対し、圧力導入孔20,21の位置が柱状ターゲット
近傍の噴流通過位置に設けられた本発明になる流量計の
メータ定数−流量の特性は略同一レベルであることがわ
かる。しかし、圧電膜センサ9の出力特性を比較する
と、従来が1.10mvの出力電圧であるのに対し上記
本発明の構成では1.37mvの出力電圧が得られるこ
とから、圧電膜センサ9の出力電圧が約20%程度増加
していることがわかる。
【0024】従って、噴流Aの振動を測定する際の計測
感度が向上し、その結果流量計測精度がより高められる
とともに計測可能な最小流量を下げることができ計測範
囲を広範囲に設定することができる。
【0025】
【発明の効果】上述の如く、本発明になる流体振動式流
量計は、噴出ノズルと流体付着壁とを結ぶ線上のほぼ中
間位置のケーシングの底板に噴流の圧力をセンサに導入
する圧力導入孔を設けることにより、圧力導入経路の構
成を簡略化することができ、従来使用された圧力導入経
路の蓋を不要にして部品点数の削減を図り、組立工程に
おける余分な手間を無くして組立工程の能率を高めるこ
とができる。又、センサが噴流の圧力を直接検出できる
ので、センサの出力を高めて計測感度の向上を図り、流
量計測精度を高めることができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる流体振動式流量計の一実施例の平
面図である。
【図2】本発明の要部の縦断面図である。
【図3】ケーシングの下面を示す底面図である。
【図4】従来の流量計と本発明の流量計の特性(メータ
定数−流量)を比較した線図である。
【図5】従来の流量計の平面図である。
【図6】従来の流量計の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 噴射ノズル 3 柱状ターゲット 4〜7 第1〜第4のガイド部材 8 流速センサ 9 圧電膜センサ 10 孔 20,21 圧力導入孔 22,23 溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの底板上面に噴出ノズル、柱
    状ターゲット、複数の流体付着壁を有し、該ケーシング
    の底板下面に該柱状ターゲットによる噴流の振動を検出
    するセンサを有する流体振動式流量計において、 前記噴出ノズルと前記流体付着壁とを結ぶ線上であっ
    て、そのほぼ中間の位置の前記ケーシングの底板に前記
    センサへの圧力導入孔を設けてなることを特徴とする流
    体振動式流量計。
JP12501292A 1992-05-18 1992-05-18 流体振動式流量計 Pending JPH05322610A (ja)

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