JP3078221B2 - 流体振動形流量計 - Google Patents

流体振動形流量計

Info

Publication number
JP3078221B2
JP3078221B2 JP08049157A JP4915796A JP3078221B2 JP 3078221 B2 JP3078221 B2 JP 3078221B2 JP 08049157 A JP08049157 A JP 08049157A JP 4915796 A JP4915796 A JP 4915796A JP 3078221 B2 JP3078221 B2 JP 3078221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
fluid
flow path
vibration type
fluid vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP08049157A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09243417A (ja
Inventor
稔 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP08049157A priority Critical patent/JP3078221B2/ja
Publication of JPH09243417A publication Critical patent/JPH09243417A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3078221B2 publication Critical patent/JP3078221B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル流路から噴
出する噴出流体の流れに周期的な流体振動を生じせし
め、この周期的な流体振動の周波数と噴出流体の流量と
の間に比例関係が存在することに基づいて、流体の流量
を計測する流体振動形流量計に関し、特に保守点検を容
易にした流体振動形流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガスメータとしては、膜式のも
のが広く使用されている。この膜式ガスメータはダイヤ
フラムの往復運動を回転運動に変換することにより流量
が検出されるが、構造が複雑で製造コストが高く、ま
た、機械的可動部分が多いので保守、点検を必要とす
る。
【0003】そこで、機械的可動部分がなく、製造コス
トが安く、しかも流量の計測精度が高い流体振動形流量
計をガスメータに適用することが試みられている。この
流体振動形流量計としては、例えば図9に示すような流
体振動形流量計Fがある。この流体振動形流量計Fは、
ハウジング1と、このハウジング1内に設けられたノズ
ル形成部材2a、2bと、ターゲット3及び圧力取出し
口4とを備えている。
【0004】ハウジング1は、直方体状の空間1aを有
しており、流入口1bおよび流出口1cを介して他の流
路につながるようになっている。ノズル形成部材2a、
2bは、左右対称の形状を有し、一対のものとして構成
されており、空間1aの下流側の部分を占めるように設
けられている。このため、ハウジング1内には、ノズル
形成部材2a、2bの上流側に流入空間1dが構成され
た形状になっている。また、ノズル形成部材2a、2b
は、その上流側の部分が左右対称に近接して縮流部2c
を構成した後ノズル流路21を構成しており、このノズ
ル流路21の下流側に流量を測定するための測定空間2
2が構成されている。この測定空間22は、ノズル流路
21のノズル軸線21aに対して左右対称に円弧状に広
がる滑らかな壁面22a,22bからなり、出口側近傍
まで流路が拡大し、出口近傍で流路が絞られて流出口1
cに接続する構成になっている。
【0005】ターゲット3は、測定空間22内にあっ
て、ノズル流路21の延長線上に設置されている。ま
た、圧力取出し口4は、測定空間22内にあって、ノズ
ル流路21の延長線の左右対称の位置に設けられてお
り、噴流の両サイドの静圧を検出するためのものであ
る。詳細は後述するが、この検出された静圧により、ノ
ズル流路21からの噴出流体の流体振動周波数が検出さ
れる。
【0006】なお、ハウジング1は図示しないシール用
パッキン及びカバー11によって密閉されるようになっ
ている。したがって、流入口1bに流入した流体は、流
入空間1d、ノズル流路21及び測定空間22を通って
流出口1cから流出するようになっている。
【0007】上記のように構成された流体振動形流量計
においては、ノズル流路21から流出する噴出流体、例
えばプロパンガスの流れは周期的に流体振動する。すな
わち、ある時点では噴出流体がターゲット3の片方の壁
面3aに沿って流れて壁面22aの底部22cに衝突
し、流れの一部は測定空間22の一方の壁面22aに沿
って上昇し、ノズル出口21bへ戻り、他は流出口1c
を通って系外に流出する。また、ある時点では、同噴出
流体がターゲット3の他方の壁面3bに沿ってあたかも
吸い寄せられるように流れ前記と同様の流動状態とな
る。このような噴出流体の周期的な流体振動が測定空間
22内において発生する。
【0008】そして、噴出流体が流体振動する流体振動
周波数と、同噴出流体の流量あるいは流速との間には比
例関係があることから、噴出流体の静圧を圧力取出し口
4を通し圧力センサで検出することにより、流体振動周
波数を求め、流体の流量を測定することができるのであ
る。
【0009】上述した流体振動形流量計と同様なものが
特開平4ー160321号公報、特開平4ー27842
1号公報および特開平4ー278422号公報に記載さ
れている。これら公知例は広い流量範囲に亘って良好な
流量ー器差特性をもった流体振動形流量計を得ることを
目的としたものであって、いずれもノズル流路、下流側
流路(測定空間)の各部形状寸法に付き詳細に検討し、
流量ー器差特性との関連において詳細に述べられてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記公知例には、広い
流量範囲に亘って良好な流量ー器差特性を与える流体振
動形流量計のノズルの幅や計測空間の各部寸法が詳細に
記載されており、さらに実験例として例えば半径R(図
9参照)の寸法が僅かに変化した場合の流量ー器差特性
の変化が記載されている。すなわち、例えば僅かに上記
Rの寸法が変化すると、流量ー器差特性が微妙に変化す
ることが示されている。
【0011】ところで、上述したように一般のガスメー
タとして流体振動形流量計を、使用した場合には、当
然、ガス中に含まれる混在物、例えばドレイン等の油類
などがノズル流路に付着し流量ー器差特性が悪化するこ
とが考えられ、また、ドレイン等が圧力取出し口に付着
あるいは、圧力取出し口を塞ぐことが考えられる。した
がって、ガスメータの精度を常に良好に保ち、高い信頼
性を維持するためには、ノズル流路及び圧力取出し口の
内部を掃除する必要があり、ガスメータとして普及した
場合は、これらメータの保守点検に労力と費用がかかる
ことが予測される。
【0012】そこで、本発明の目的は、保守点検が容易
で、しかも短時間に行うことができる流体振動形流量計
を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ハウジングとカバーとで形成され、この
ハウジング内にノズル流路と、このノズル流路のノズル
出口に離間対向したターゲットを有し、前記ノズル流路
から噴出する噴出流体に周期的な流体振動を生じせし
め、この周期的な流体振動の周波数と噴出流体の流量あ
るいは流速との間に比例関係が存在することから流体の
流量を計測するようにした流体振動形流量計であって、
前記カバーは、このカバーのノズル流路及び圧力取出し
口該当部に開口部を有すると共に、この開口部に開放可
能な掃除用蓋体を備えたことを特徴としている。
【0014】そして、本発明の流体振動形流量計は、カ
バーの一部だけを取り外すだけでノズル流路及び圧力取
出し口の掃除が可能であり、また、掃除後の機能検査も
一部だけでよいので、分解組立てが従来の流体振動形流
量計に比べ、はるかに短時間ですみ、ガスメータの保守
点検の費用は、大幅に節減できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照しなが
ら実施の形態により説明する。図1は本発明の実施の形
態の外観を示す斜視説明図、図2は同じく図1のIIーII
断面の正面視説明図、図3は同じく要部(カバー本体)
の平面視説明図、図4は同じく図3のIVーIV断面の正面
視説明図、図5は同じく要部(掃除用蓋体)の平面視説
明図、図6は同じく図5のVIーVI断面の正面視説明図、
図7は同じく内部構成を示す正面視説明図、図8は同じ
く要部(ノズル部材)の正面視説明図、図9は従来例の
正面視説明図である。
【0016】本発明の実施の形態からなる流体振動形流
量計Eは、ハウジング1とカバー5とで形成され、この
ハウジング1内にノズル流路21と、このノズル流路2
1のノズル出口21bに離間対向したターゲット3を有
し、前記ノズル流路21から噴出する噴出流体に周期的
な流体振動を生じせしめ、この周期的な流体振動の周波
数と噴出流体の流量あるいは流速との間に比例関係が存
在することから流体の流量を計測するように構成されて
いる。そして本発明においては特に前記カバー5は、こ
のカバー5のノズル流路21及び圧力取出し口4該当部
に開口部51aを有すると共に、この開口部51aを開
放可能な掃除用蓋体52を備えて構成されている。
【0017】上記のように掃除用蓋体52を設けること
により、保守点検の際に大幅な分解をすることなく簡単
にノズル部、圧力取出し口などの掃除が行えるので、保
守点検の費用を大幅に節減することができる。
【0018】本実施の形態における流体振動形流量計E
は、図1に示すような外観を備えており、図9に示す従
来例とはハウジング1をパッキン5aを介して覆ってい
るカバー5が相違しており、その他の部分に付いては同
様な構成なので、同様な部位には同じ符号を付して詳細
な説明は省略し、カバー5について詳細に説明する。
【0019】カバー5は、カバー本体51と、このカバ
ー本体51に着脱可能に設置された掃除用蓋体52とか
ら構成されている。カバー本体51には、ノズル流路2
1及び圧力取出し口4を掃除するための開口部51aが
開けられている。また、この開口部51aを囲繞すると
共に、上面51bより下がった位置に矩形状の取付け座
51cが形成されている。この開口部51aはハウジン
グ1とカバー5とを組立てたときに、ノズル流路21及
び圧力取出し口4に該当する位置に設けられており、ノ
ズル流路21及び圧力取出し口4が露出するようになっ
ている。
【0020】また、掃除用蓋体52は、上記開口部51
aを掃除時以外は閉塞しておくもので、図5、図6に示
すように、開口部51aを完全に塞ぐ当接ブロック部5
2aと、これの上面に形成されたフランジ部52bとか
らなる。開口部51aに当接ブロック部52aを挿入
し、フランジ部52bをパッキン52cを介して取付け
座51cにねじにより締付け固定することにより、当接
ブロック部52aがノズル形成部材2a、2bに当接し
て、気密にノズル流路21が形成されるようになってい
る。なお、51dは4個の取付けねじ孔であり、52d
は4個の取付け孔である。
【0021】次に作用を説明すると、上述した本実施の
形態においては、常時は掃除用蓋体52をカバー本体5
1に取付けて、流体振動形流量計として使用する。保守
点検に際しては、掃除用蓋体52のみを取外し、ノズル
流路21及び圧力取出し口4を露出させ、付着物を取除
き、再び掃除用蓋体52のみをカバー本体51に取付け
て保守点検を終了する。
【0022】本実施の形態のように例えば掃除用蓋体5
2を4個のねじでカバー本体51に取付けるようにした
場合は、ハウジング1に10個のねじで取付けられたカ
バー本体を取り外ずす場合と比べ、ねじの取付け取外し
に要する時間だけでも、半分以下にすることができる。
なお、本実施の形態では掃除用蓋体を着脱可能に構成し
たが、開閉する扉で構成されていてもよいのは勿論であ
る。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の流体振動
形流量計は、カバーの一部だけを取り外すだけでノズル
流路及び圧力取出し口の掃除が可能であり、また、掃除
後の機能検査も一部だけでよいので、分解組立てがはる
かに短時間ですみ、ガスメータの保守点検の費用を大幅
に節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の外観構成を示す斜視説明
図。
【図2】同じく図1のllーll断面の正面視説明図。
【図3】同じく要部(カバー本体)の平面図。
【図4】同じく図3のIVーIV断面の正面視説明図。
【図5】同じく掃除用蓋体の平面図。
【図6】同じく図5のVIーVI断面の正面視説明図。
【図7】同じくカバーを取り除いて示す内部構成説明
図。
【図8】同じく要部(ノズル部材)の平面視説明図。
【図9】従来例の構成説明図。
【符号の説明】
E 流体振動形流量計 F 流体振動形流量計 1 ハウジング 2a、b ノズル形成部材 3 ターゲット 4 圧力取出し口 5 カバー 21 ノズル流路 21b ノズル出口 51a 開口部 52 掃除用蓋体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングとカバーとで形成され、この
    ハウジング内にノズル流路と、このノズル流路のノズル
    出口に離間対向したターゲットを有し、前記ノズル流路
    から噴出する噴出流体に周期的な流体振動を生じせし
    め、この周期的な流体振動の周波数と噴出流体の流量あ
    るいは流速との間に比例関係が存在することから流体の
    流量を計測するようにした流体振動形流量計であって、 前記カバーは、このカバーのノズル流路及び圧力取出し
    口該当部に開口部を有すると共に、この開口部に開放可
    能な掃除用蓋体を備えたことを特徴とする流体振動形流
    量計。
JP08049157A 1996-03-06 1996-03-06 流体振動形流量計 Expired - Lifetime JP3078221B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08049157A JP3078221B2 (ja) 1996-03-06 1996-03-06 流体振動形流量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08049157A JP3078221B2 (ja) 1996-03-06 1996-03-06 流体振動形流量計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09243417A JPH09243417A (ja) 1997-09-19
JP3078221B2 true JP3078221B2 (ja) 2000-08-21

Family

ID=12823270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08049157A Expired - Lifetime JP3078221B2 (ja) 1996-03-06 1996-03-06 流体振動形流量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3078221B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09243417A (ja) 1997-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7608138B2 (en) Device for measuring filter pressure loss
WO2015118824A1 (ja) ガス流量計
ATE200575T1 (de) Ultraschall-durchflussmessanordnung
JP3078221B2 (ja) 流体振動形流量計
JP4225801B2 (ja) 超音波流量計
JP3078217B2 (ja) フルイディック流量計
JP4588386B2 (ja) ガスメータ
JP3272081B2 (ja) フルイディック流量計
JP4942254B2 (ja) ガスメータ
JP3017832B2 (ja) フルイディック流量計
JP2006017499A (ja) ガスメータ
JP3297122B2 (ja) フルイディック流量計
JPH11271110A (ja) 流体振動形流量計
JP2001041786A (ja) フルイディック式ガスメータ
JPH04158216A (ja) フルイディック流量計
JPH11271111A (ja) 流体振動形流量計
JP2017090268A (ja) 超音波流量計
JP3383575B2 (ja) 流量計の脈動吸収構造
JP3017787B2 (ja) フルイディック流量計
JP3109719B2 (ja) 流体振動形流量計素子、その製造方法、及びその流量測定可能範囲決定方法
JP3005272B2 (ja) フルイディック流量計
JPH05322610A (ja) 流体振動式流量計
JPH11311552A (ja) 流体振動形流量計
JPH06341869A (ja) フルイディック流量計
JPH04130224A (ja) 質量流量計