JPH0532201U - ブレーキ装置 - Google Patents

ブレーキ装置

Info

Publication number
JPH0532201U
JPH0532201U JP8090591U JP8090591U JPH0532201U JP H0532201 U JPH0532201 U JP H0532201U JP 8090591 U JP8090591 U JP 8090591U JP 8090591 U JP8090591 U JP 8090591U JP H0532201 U JPH0532201 U JP H0532201U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
pedal
brake pedal
force
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8090591U
Other languages
English (en)
Inventor
靖夫 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP8090591U priority Critical patent/JPH0532201U/ja
Publication of JPH0532201U publication Critical patent/JPH0532201U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Control Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキペダルの踏み位置を常に一定にし
て、ブレーキペダルの踏力に比例したブレーキ力を得て
安定したブレーキ操作感を得ることが出来る、ブレーキ
装置を提供すること。 【構成】 ブレーキペダル10と該ブレーキペダル10
によって操作されるブレーキバルブ20を具備し、前記
ブレーキペダル10のペダル面11に、踏み込み位置の
位置決め用突部12aを有したゴム製のカバー12を被
せて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エアブレーキシステム、エアオーバハイドロリックブレーキシステ ム等に装備されるブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エアオーバハイドロリックブレーキシステムは、ブレーキペダルを踏み込んで ブレーキバルブを開いたとき、該ブレーキペダルの踏み加減(踏力)に応じた圧 力を有するエアを、エアタンクから該ブレーキバルブを介してブレーキブースタ のパワーシリンダに送ってブレーキ力を得るように構成されている。また、エア ブレーキシステムでも、同様に、ブレーキペダルを踏み込んでブレーキバルブを 開いたとき、該ブレーキペダルの踏み加減(踏力)に応じた圧力を有するエアを 、エアタンクから該ブレーキバルブを介してブレーキチャンバに送ってブレーキ 力を得るように構成されている。
【0003】 図5は、エアブレーキシステム、エアオーバハイドロリックブレーキシステム 等に装備される、ブレーキペダル50と、該ブレーキペダル50によって操作さ れるブレーキバルブ60とを示している。
【0004】 前記ブレーキペダル50は、ピン51を支点として揺動するもので、該ピン5 1の近傍に、前記ブレーキバルブ60のプランジャ61を押圧するローラ52が 配置されている。
【0005】 前記ブレーキペダル50を踏み込むと、該ブレーキペダル50が前記ピン51 を支点として回動して、前記ローラ52が前記ブレーキバルブ60のプランジャ 61を下方へ押圧し、これによりブレーキバルブ60が開いて、前記ブレーキペ ダル50の踏力に応じた圧力を有するエアが得られる。
【0006】 この場合、ブレーキペダル50の踏力とプランジャ61に作用する力との間に は次式が成立する。
【0007】
【数1】
【0008】 F×d1=G1×d0
【0009】
【数2】
【0010】 F×d2=G2×d0 なお、上式中、Fはブレーキペダル50の踏力、d1は支点であるピン51か ら踏力Fの作用点bまでの距離、d2は支点であるピン51から踏力Fの作用点 aまでの距離、d0は支点であるピン51からローラ52までの距離、G1は作用 点bに踏力Fが作用したときプランジャ61に作用する力、G2は作用点aに踏 力Fが作用したときプランジャ61に作用する力である。
【0011】 従って、プランジャ61に作用する力は、
【0012】
【数3】
【0013】 G1=(F×d1)/d0
【0014】
【数4】
【0015】 G2=(F×d2)/d0 となる。
【0016】 すなわち、前記プランジャ61に作用する力G1、G2は、前記ブレーキペダル 50の踏力Fと、前記ピン51から該踏力Fの作用点a、bまでの距離に比例し て、前記ブレーキペダル50の踏力Fの大きさが同じでも、前記ブレーキペダル 50の踏み位置が異なると相違する。なお、前記プランジャ61を押し込む力の 実際の値は、G1、G2にCOSθを掛けた値である。
【0017】 前記ブレーキ力は、前記エアの圧力に比例し、該エアの圧力は、前記ブレーキ ペダル50によって前記プランジャ61を押し込む押圧力に比例するが、該押圧 力は、前述のように前記ブレーキペダル50の踏力Fの大きさが同じでも、前記 ブレーキペダル50の踏み位置が異なると相違する。
【0018】 従って、前記エアブレーキシステム、前記エアオーバハイドロリックブレーキ システムにおいて、前記ブレーキペダル50の踏力に比例したブレーキ力を得て 安定したブレーキ操作感を得るには、前記ブレーキペダル50の踏み位置を、常 に一定にする必要がある。
【0019】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ブレーキペダル50は、その踏み位置を一定箇所に規制す るものがなく、ブレーキ操作毎に踏み位置が変わるおそれがあった。
【0020】 従って、本考案の目的は、ブレーキペダルの踏み位置を常に一定にして、ブレ ーキペダルの踏力に比例したブレーキ力を得て安定したブレーキ操作感を得るこ とが出来る、ブレーキ装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、ブレーキペダルの踏み込みによりブレー キバルブを操作してブレーキ力を得る、ブレーキ装置において、前記ブレーキペ ダルのペダル面に、該ブレーキペダルの踏み込み位置の位置決め用突部を設けた ことを特徴とするブレーキ装置を提供するものである。
【0022】
【作用】 本考案によれば、ペダル面の位置決め用突部に足を当ててブレーキペダルを操 作すれば、踏み位置が常に一定になる。
【0023】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を説明する。
【0024】 尚、図1乃至図3は本考案のブレーキ装置の一実施例を示すもので、図1は本 実施例のブレーキ装置の一部を断面として示した側面図、図2は図1に示すブレ ーキ装置を装備したエアオーバハイドロリックブレーキシステムの概略説明図、 図3はブレーキペダル踏力とブレーキ液圧(ブレーキ力)との関係を示すグラフ である。
【0025】 本実施例のブレーキ装置は、図1に示すように、ブレーキペダル10と、該ブ レーキペダル10によって操作されるブレーキバルブ20を具備し、前記ブレー キペダル10のペダル面11に、踏み込み位置の位置決め用突部12aを有した ゴム製のカバー12を被せて構成されている。
【0026】 前記位置決め用突部12aは、前記ペダル面11の一端部(図1の右側)から 、例えば、略20cmの位置に形成することが好ましく、また略5mm〜10m mの高さに設定することが好ましい。
【0027】 なお、前記ブレーキペダル10は、前記ブレーキバルブ20の上端部に固定し たマウンティングプレート21の支持部21aに、ピン13を介して揺動自在に 取り付けられており、該ピン13の近傍に、前記ブレーキバルブ20のプランジ ャ22を押圧するローラ14が配置されている。
【0028】 また、前記ブレーキバルブ20は、前記ブレーキペダル10が直結されたトレ ドル型で、デュアルブレーキバルブになっており、そのバルブケース23はアッ パ側のケース23aとロア側のケース23bとに分かれ、それぞれのケース23 a、23bに、図示しないが、バルブが内蔵され、エア入口、エア出口が形成さ れている。なお、図1中、24はスプリング、25はアッパピストンである。
【0029】 前記ブレーキバルブ20の各エア出口は、図2に示すように、エア回路30、 31を介してブレーキブースタ32、33に連結されている。そして、各ブース タブースタ32、33は、オイル回路34、35を介してリヤブレーキ、フロン トブレーキのホイールシリンダ36、37に連結されている。尚、38は後輪、 39は前輪である。
【0030】 次に前記実施例のブレーキ装置の作用を図1及び図2を参照して説明する。
【0031】 位置決め用突部12aに足を当ててブレーキペダル10を踏むと、該ブレーキ ペダル10がピン13を支点として回動して、ローラ14がブレーキバルブ20 のプランジャ22を下方へ押圧し、これにより、該プランジャ22とスプリング 24を介してアッパピストン25を下方へ押し、アッパ側の排気口を閉じながら ロアピストンを押しロア側の排気口を閉じる。さらにブレーキペダル10を踏み 込むと、アッパ側とロア側のバルブを開いて、エアタンク(図示せず)のエアが ブレーキブースタ32、33に送られ、該ブレーキブースタ32、33からホイ ールシリンダ36、37にオイルが送られ、ブレーキ力が得られる。
【0032】 以上のように、位置決め用突部12aに足を当てて、ブレーキペダル10を踏 み込むようにすると、足の位置が多少変動しても突出状態の位置決め用突部12 に常に当たるので、結局ブレーキペダル10の踏み位置を常に一定にすることが できる。このため、ブレーキペダル10の踏力が一定ならば、プランジャ22に 作用する押圧力は一定となり、該押圧力に比例した圧力を有するエアをブレーキ ブースタ32、33に送って、該エアの圧力に比例したブレーキ液圧(ブレーキ 力)を得ることができる。すなわち、図3のグラフに示すように、ブレーキペダ ル10の踏力に比例したブレーキ力を得て安定したブレーキ操作感を得ることが できる。図3に示す如く、例えば踏力が5Kgであれば、ブレーキ液圧10Kg /cm2を得ることができる。
【0033】 なお、ブレーキペダル10の踏力を緩めると、前回とは逆に排気口が開き、図 示しないチェックバルブを介してエアが外に放出される。
【0034】 このときの、ブレーキペダル踏力とブレーキ液圧(ブレーキ力)との関係を示 すグラフは、図3に示すように、ブレーキペダル10を踏み込んだ時と同じ経路 をたどらず、若干ずれ、ヒステリシスループを描く。
【0035】 図4は、本考案の他の実施例を示すもので、ブレーキペダル10のペダル面1 1に、膨出加工等を施して位置決め用突部11aを直接設けている。
【0036】 なを、本考案は、前記実施例に示すものに限定されるものではなく、要はブレ ーキペダルのペダル面に、該ブレーキペダルの踏み込み位置の位置決め用突部を もうけてあればよく、例えば位置決め用突部をブレーキペダル、該ブレーキペダ ルに被せるカバーと別に設けて、ブレーキペダル、カバーに接着剤、ネジ等の固 定手段を介して取り付けるようにしてもよい。
【0037】 また、本考案は、エアオーバハイドロリックブレーキシステムの他に、エアブ レーキシステムにも適用することができる。
【0038】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、ブレーキペダルの踏み位置を常に一定に して、ブレーキペダルの踏力に比例したブレーキ力を得て安定したブレーキ操作 感を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のブレーキ装置の一部を断面として示
した側面図である。
【図2】図1に示すブレーキ装置を装備したエアオーバ
ハイドロリックブレーキシステムの概略説明図である。
【図3】ブレーキペダル踏力とブレーキ液圧(ブレーキ
力)との関係を示すグラフである。
【図4】本考案の他の実施例を示すブレーキ装置のブレ
ーキペダル部分の側断面図である。
【図5】従来技術を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 ブレーキペダル 11 ブレーキドラム 11 ペダル面 11a、12a 位置決め用突部 12 カバー 13 ピン 14 ローラ 20 ブレーキバルブ 22 プランジャ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキペダルによりブレーキバルブを
    操作して、ブレーキ力を得る、ブレーキ装置において、
    前記ブレーキペダルのペダル面に、該ブレーキペダルの
    踏み込み位置の位置決め用突部を設けたことを特徴とす
    るブレーキ装置。
JP8090591U 1991-10-04 1991-10-04 ブレーキ装置 Pending JPH0532201U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8090591U JPH0532201U (ja) 1991-10-04 1991-10-04 ブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8090591U JPH0532201U (ja) 1991-10-04 1991-10-04 ブレーキ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0532201U true JPH0532201U (ja) 1993-04-27

Family

ID=13731394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8090591U Pending JPH0532201U (ja) 1991-10-04 1991-10-04 ブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0532201U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013223556A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Aisin Seiki Co Ltd ミシン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013223556A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Aisin Seiki Co Ltd ミシン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3489277B2 (ja) 車両用制動装置
JPS5985769U (ja) 機械制御パワ−ブレ−キ装置
JPH0532201U (ja) ブレーキ装置
JPS5926626A (ja) クラツチペダルの踏力軽減アシスタ−
ES483199A1 (es) Mecanismo de pedal para freno de autovehiculo del tipo con brazo de palanca variable
GB853486A (en) Improved vehicle control system
ES238291U (es) Mejoras en los reguladores de la fuerza de frenado en las disposiciones de freno hidraulico de las motocicletas.
GB2051272A (en) Vehicle brake valve
JPS584750Y2 (ja) 油圧ブレ−キ装置用リレ−バルブ
JPH035192Y2 (ja)
JPH0638180Y2 (ja) クラッチ倍力装置
KR101446543B1 (ko) 일체형 가속 및 브레이크 페달
JP2898777B2 (ja) 車両用ブレーキの液圧倍力装置
JPS6228530Y2 (ja)
JP2579507B2 (ja) 車輛用ブレーキ倍力装置
KR100401884B1 (ko) 와이어를 이용한 제동시스템에서의 브레이크페달조작감향상장치
US3503210A (en) Hydraulic cylinder assembly
JPH08159179A (ja) 立式リーチフォークリフトのディスクブレーキ装置
KR20010037161A (ko) 차량용 제동장치의 페달과 브레이크부스터의 연결구조
KR0140580B1 (ko) 자동차의 제동장치
JPH08230747A (ja) 連動ブレーキ装置
JPS6215080Y2 (ja)
JPS5836754A (ja) 真空倍力装置
JPS593003Y2 (ja) 油圧ブレ−キ装置
JPS6344873U (ja)