JPH05321593A - 隧道用セグメントの連結金具 - Google Patents
隧道用セグメントの連結金具Info
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- JPH05321593A JPH05321593A JP4155710A JP15571092A JPH05321593A JP H05321593 A JPH05321593 A JP H05321593A JP 4155710 A JP4155710 A JP 4155710A JP 15571092 A JP15571092 A JP 15571092A JP H05321593 A JPH05321593 A JP H05321593A
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Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 セグメント相互の連結作業が容易でしかも強
固に連結できる隧道用セグメントの連結金具を提供する
こと。 【構成】 線材を中空の螺旋状に巻き込み成形してなる
インサート30と、該インサート30の内周にねじ結合
する連結ボルト40とを具備し、セグメント10に両端
部近傍の内側から隧道の軸方向と直交する方向の各端面
部に向って貫通するボルト孔14を形成すると共に、各
端面部に隣接のセグメント20に形成した該ボルト孔1
4と対応させて上記インサート30を埋め込み、当該ボ
ルト孔14らか上記連結ボルト40を挿入して隣接のセ
グメント20に埋設されているインサート30に当該連
結ボルト40を結合して隣接する両セグメントを連結す
る。
固に連結できる隧道用セグメントの連結金具を提供する
こと。 【構成】 線材を中空の螺旋状に巻き込み成形してなる
インサート30と、該インサート30の内周にねじ結合
する連結ボルト40とを具備し、セグメント10に両端
部近傍の内側から隧道の軸方向と直交する方向の各端面
部に向って貫通するボルト孔14を形成すると共に、各
端面部に隣接のセグメント20に形成した該ボルト孔1
4と対応させて上記インサート30を埋め込み、当該ボ
ルト孔14らか上記連結ボルト40を挿入して隣接のセ
グメント20に埋設されているインサート30に当該連
結ボルト40を結合して隣接する両セグメントを連結す
る。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート製の
隧道用セグメントの連結金具に係り、詳しくはセグメン
ト相互の連結作業が容易な連結金具に関するものであ
る。
隧道用セグメントの連結金具に係り、詳しくはセグメン
ト相互の連結作業が容易な連結金具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄筋コンクリート製の隧道用セグ
メントを連結するには、例えば図13及び図14に示す
ように、セグメント1の周縁近傍内面に凹部2を設け、
この凹部2から端面に至るボルト孔3を形成し、一方の
セグメント1の凹部2から挿入したボルト4の先端を隣
接するセグメント1の凹部2に突出させてナット5を締
め込むことにより、隣接するセグメント1を相互に連結
するようにしている。
メントを連結するには、例えば図13及び図14に示す
ように、セグメント1の周縁近傍内面に凹部2を設け、
この凹部2から端面に至るボルト孔3を形成し、一方の
セグメント1の凹部2から挿入したボルト4の先端を隣
接するセグメント1の凹部2に突出させてナット5を締
め込むことにより、隣接するセグメント1を相互に連結
するようにしている。
【0003】しかしながら、このようにセグメント1の
内側面に設けた凹部2を利用してボルト4の先端にナッ
ト5を締め込むようにした場合は、ボルト及びナットの
締付工具を凹部内で操作するため連結作業がし難いとい
う問題がある。又、通常はボルトを強固に締め付けるた
めに凹部表面に鉄板を埋め込んでいるが、コンクリート
打設時に鉄板が所定位置に埋め込まれていないとセグメ
ントの締結が出来なくなるので、鉄板の位置合せに注意
する必要があり、セグメントの製造に手数がかかるとい
う問題もある。
内側面に設けた凹部2を利用してボルト4の先端にナッ
ト5を締め込むようにした場合は、ボルト及びナットの
締付工具を凹部内で操作するため連結作業がし難いとい
う問題がある。又、通常はボルトを強固に締め付けるた
めに凹部表面に鉄板を埋め込んでいるが、コンクリート
打設時に鉄板が所定位置に埋め込まれていないとセグメ
ントの締結が出来なくなるので、鉄板の位置合せに注意
する必要があり、セグメントの製造に手数がかかるとい
う問題もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、セグメント相互の連結作業が容易でしかも
強固に連結できる隧道用セグメントの連結金具を提供す
ることである。
する課題は、セグメント相互の連結作業が容易でしかも
強固に連結できる隧道用セグメントの連結金具を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明において課題を解
決するための手段は、線材を中空の螺旋状に巻き込み成
形してなるインサートと、該インサートの内周にねじ結
合する連結ボルトとを具備し、セグメントに両端部近傍
の内側から隧道の軸方向と直交する方向の各端面部に向
って貫通するボルト孔を形成すると共に、各端面部に隣
接のセグメントに形成した該ボルト孔と対応させて上記
インサートを埋め込み、当該ボルト孔から上記連結ボル
トを挿入して隣接のセグメントに埋設されているインサ
ートに当該連結ボルトを結合して隣接する両セグメント
を連結することを特徴とするものである。
決するための手段は、線材を中空の螺旋状に巻き込み成
形してなるインサートと、該インサートの内周にねじ結
合する連結ボルトとを具備し、セグメントに両端部近傍
の内側から隧道の軸方向と直交する方向の各端面部に向
って貫通するボルト孔を形成すると共に、各端面部に隣
接のセグメントに形成した該ボルト孔と対応させて上記
インサートを埋め込み、当該ボルト孔から上記連結ボル
トを挿入して隣接のセグメントに埋設されているインサ
ートに当該連結ボルトを結合して隣接する両セグメント
を連結することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】セグメント10,20を隣接させた状態で凹部
12からボルト孔14に連結ボルト40を挿入してその
先端のねじ部41を隣接するセグメント20の端面に埋
め込まれているインサート30の内周に臨ませ、次い
で、連結ボルト40を回転させると、この連結ボルト4
0のねじ部41がインサート30にねじ結合される。そ
して、連結ボルト40の頭部が凹部12の底面に当接し
た後にこれを所定のトルクで回転させれば、この連結ボ
ルト40による締付作用で隣接するセグメント10,2
0が相互に連結固定される。
12からボルト孔14に連結ボルト40を挿入してその
先端のねじ部41を隣接するセグメント20の端面に埋
め込まれているインサート30の内周に臨ませ、次い
で、連結ボルト40を回転させると、この連結ボルト4
0のねじ部41がインサート30にねじ結合される。そ
して、連結ボルト40の頭部が凹部12の底面に当接し
た後にこれを所定のトルクで回転させれば、この連結ボ
ルト40による締付作用で隣接するセグメント10,2
0が相互に連結固定される。
【0007】
【実施例】図1は本発明に係る隧道用セグメントの連結
状態を示す断面図、図2はセグメント全体の斜視図、図
3はボルト孔の形態を変化させた断面図、図4及び図5
はインサートの一部破断の側面図、図6は図4,図5の
インサートに適合させるボルトの側面図、図7はインサ
ートの変形例を示す側面図、図8は図7のインサートに
適合させるボルトの側面図である。
状態を示す断面図、図2はセグメント全体の斜視図、図
3はボルト孔の形態を変化させた断面図、図4及び図5
はインサートの一部破断の側面図、図6は図4,図5の
インサートに適合させるボルトの側面図、図7はインサ
ートの変形例を示す側面図、図8は図7のインサートに
適合させるボルトの側面図である。
【0008】図1,図2において、鉄筋コンクリート製
のセグメント10は、断面が円弧状に形成されており、
内側面11の両端部近傍に凹部12を設け、この凹部1
2から各端面部13に向って斜状に貫通するボルト孔1
4を設けている。又、上記端面部13にはボルト孔14
と対をなすインサート30を埋め込み固定している。な
お、セグメント10は各端面部13を互いに接合して連
結ボルト40によって連結するが、該セグメント10に
他のセグメント20を隣接した場合、上記ボルト孔14
の延長線上にインサート30が対応する位置関係にして
いる。
のセグメント10は、断面が円弧状に形成されており、
内側面11の両端部近傍に凹部12を設け、この凹部1
2から各端面部13に向って斜状に貫通するボルト孔1
4を設けている。又、上記端面部13にはボルト孔14
と対をなすインサート30を埋め込み固定している。な
お、セグメント10は各端面部13を互いに接合して連
結ボルト40によって連結するが、該セグメント10に
他のセグメント20を隣接した場合、上記ボルト孔14
の延長線上にインサート30が対応する位置関係にして
いる。
【0009】図1は、セグメント10を隧道の円周方向
に連結する場合であるが、セグメント10を隧道の軸方
向に連結するために、上記端面部13に隣接する長手端
面15にセグメントの厚み方向に貫通する方向の第2の
ボルト孔16を設け、又、隣接するセグメントの第2の
ボルト孔16に対応する位置にインサート30を埋め込
んでいる。そして、軸方向の連結は、図3に示すように
行われる。
に連結する場合であるが、セグメント10を隧道の軸方
向に連結するために、上記端面部13に隣接する長手端
面15にセグメントの厚み方向に貫通する方向の第2の
ボルト孔16を設け、又、隣接するセグメントの第2の
ボルト孔16に対応する位置にインサート30を埋め込
んでいる。そして、軸方向の連結は、図3に示すように
行われる。
【0010】インサート30は、図4に示すように、丸
断面の線材を隙間なく螺旋状に成形して構成されてい
る。又、インサート30の基端部が大径となるように形
成したものであり、この大径部分30aをセグメントの
表面に向けて当該インサート30をセグメント10,2
0のコンクリート打設時に各端部13に埋め込んでい
る。
断面の線材を隙間なく螺旋状に成形して構成されてい
る。又、インサート30の基端部が大径となるように形
成したものであり、この大径部分30aをセグメントの
表面に向けて当該インサート30をセグメント10,2
0のコンクリート打設時に各端部13に埋め込んでい
る。
【0011】なお、図5に示したように、インサート3
0の他の変形例の場合は、コイル部の先端部に他の線材
31を巻きつけて二重螺旋構造にしている。従って、こ
の場合はインサート30の抜け止め効果がいっそう高く
なり、インサート30とコンクリートとの間の結合強度
が大きくなる。
0の他の変形例の場合は、コイル部の先端部に他の線材
31を巻きつけて二重螺旋構造にしている。従って、こ
の場合はインサート30の抜け止め効果がいっそう高く
なり、インサート30とコンクリートとの間の結合強度
が大きくなる。
【0012】連結ボルト40は、図6に示すように、イ
ンサート30と共働して隣接するセグメント10,20
を連結固定するためのものであって、インサート30の
断面形状に適合した円弧溝を螺旋状に形成したねじ部4
1を設けており、この円弧溝のピッチをインサート30
の螺旋ピッチと一致させることにより、連結ボルト40
のねじ部41をインサート30の内周に結合できるよう
にしている。
ンサート30と共働して隣接するセグメント10,20
を連結固定するためのものであって、インサート30の
断面形状に適合した円弧溝を螺旋状に形成したねじ部4
1を設けており、この円弧溝のピッチをインサート30
の螺旋ピッチと一致させることにより、連結ボルト40
のねじ部41をインサート30の内周に結合できるよう
にしている。
【0013】インサート30をセグメント10の端面部
13に埋め込むには、連結ボルト40に離型剤を塗布
し、この連結ボルト40の先端のねじ部41にインサー
ト30をねじ込んだ状態でこれをセグメントの成形用型
枠内に固定してコンクリートを打設する。そして、コン
クリートが硬化した後に連結ボルト40を抜き取れば、
連結ボルト40のねじ込み孔がインサート30によって
形成される。
13に埋め込むには、連結ボルト40に離型剤を塗布
し、この連結ボルト40の先端のねじ部41にインサー
ト30をねじ込んだ状態でこれをセグメントの成形用型
枠内に固定してコンクリートを打設する。そして、コン
クリートが硬化した後に連結ボルト40を抜き取れば、
連結ボルト40のねじ込み孔がインサート30によって
形成される。
【0014】又、図7に示すように、変形例の場合のイ
ンサート300は、連結ボルトとの結合部の螺旋ピッチ
が大きく形成されており、又、これに対応して、図8に
示すように連結ボルト400のねじ部401もねじピッ
チが大きくなっている。これにより、インサート300
がセグメントに埋め込まれた時は、抜け止め効果がより
高いものとなっている。
ンサート300は、連結ボルトとの結合部の螺旋ピッチ
が大きく形成されており、又、これに対応して、図8に
示すように連結ボルト400のねじ部401もねじピッ
チが大きくなっている。これにより、インサート300
がセグメントに埋め込まれた時は、抜け止め効果がより
高いものとなっている。
【0015】なお、インサート30を構成する線材は丸
断面に限定されるものではなく、例えば楕円断面、矩形
断面などでもよく、この場合は、線材の断面形状に合わ
せて連結ボルト40のねじ部41のねじ溝の形状を決定
すればよい。
断面に限定されるものではなく、例えば楕円断面、矩形
断面などでもよく、この場合は、線材の断面形状に合わ
せて連結ボルト40のねじ部41のねじ溝の形状を決定
すればよい。
【0016】次に、隧道用セグメント10,20を連結
する動作を説明する。円周方向に隣接しているセグメン
ト10,20の一方のセグメント10の内側面に設けら
れている凹部12からボルト孔14に座金42を介して
連結ボルト40を挿入し、その先端のねじ部41を隣接
するセグメント20の端面23に埋め込まれているイン
サート30にねじ結合させる。そして、連結ボルト40
を回転して隣接するセグメント10,20を相互に連結
固定する。
する動作を説明する。円周方向に隣接しているセグメン
ト10,20の一方のセグメント10の内側面に設けら
れている凹部12からボルト孔14に座金42を介して
連結ボルト40を挿入し、その先端のねじ部41を隣接
するセグメント20の端面23に埋め込まれているイン
サート30にねじ結合させる。そして、連結ボルト40
を回転して隣接するセグメント10,20を相互に連結
固定する。
【0017】実施例のように、セグメントの表面に近い
部分でインサート30の直径を大きくしているので、こ
の大径部分30aにおいては連結ボルト40のねじ部4
1と係合していない。従って、この大径部分に加わる抜
け出し力が小さくなるために、連結ボルト40の締付力
を大きくした場合もセグメント10,20の表面が剥れ
落ちることがない。
部分でインサート30の直径を大きくしているので、こ
の大径部分30aにおいては連結ボルト40のねじ部4
1と係合していない。従って、この大径部分に加わる抜
け出し力が小さくなるために、連結ボルト40の締付力
を大きくした場合もセグメント10,20の表面が剥れ
落ちることがない。
【0018】又、連結ボルト40の締付作業は、セグメ
ント10の内側、すなわち隧道の内側で行えるのでボル
ト回転のための工具の操作が扱いやすく、このため連結
作業は容易となる。この他、インサート30をセグメン
ト10に埋め込む際に予め連結ボルト40にインサート
30をねじ込んだ状態でコンクリート打設を行うように
しているので、インサートの位置決めが簡単となり製造
作業もまた容易となる。
ント10の内側、すなわち隧道の内側で行えるのでボル
ト回転のための工具の操作が扱いやすく、このため連結
作業は容易となる。この他、インサート30をセグメン
ト10に埋め込む際に予め連結ボルト40にインサート
30をねじ込んだ状態でコンクリート打設を行うように
しているので、インサートの位置決めが簡単となり製造
作業もまた容易となる。
【0019】なお、図5のように先端部を二重螺旋とし
た場合、及び図7のように隣接する線材の間に隙間を設
けた場合は、インサートとコンクリートとの結合力を大
きくすることができる。
た場合、及び図7のように隣接する線材の間に隙間を設
けた場合は、インサートとコンクリートとの結合力を大
きくすることができる。
【0020】図9から図11はインサートの他の変形例
の一部破断側面図であり、図12はこれらのインサート
に適合するボルトの側面図である。
の一部破断側面図であり、図12はこれらのインサート
に適合するボルトの側面図である。
【0021】図9のインサート50は、丸断面の線材を
隙間なく螺旋状に成形したコイル部51と該コイル部5
1の基端部に接合したガイド筒52とから構成されてい
る。なお、該ガイド筒52はプラスチック製であって、
コイル部51をねじ込み接合すると共に、基端部開口の
口径を大に形成したテーパガイド52aが設けられてい
る。又、インサート50は、図1を参照してセグメント
の端面に対して斜状に埋め込れるので、ガイド筒52の
基端部は当該インサートの長手方向に対して斜状52b
に切断している。
隙間なく螺旋状に成形したコイル部51と該コイル部5
1の基端部に接合したガイド筒52とから構成されてい
る。なお、該ガイド筒52はプラスチック製であって、
コイル部51をねじ込み接合すると共に、基端部開口の
口径を大に形成したテーパガイド52aが設けられてい
る。又、インサート50は、図1を参照してセグメント
の端面に対して斜状に埋め込れるので、ガイド筒52の
基端部は当該インサートの長手方向に対して斜状52b
に切断している。
【0022】図10のインサートは、図9のインサート
に補強コイルを設けたものである。螺旋状に形成したコ
イル部51の外側に該コイル部51よりも大径の補強コ
イル53が設けられている。なお、コイル部51と補強
コイル53は1本の線材で形成されている。
に補強コイルを設けたものである。螺旋状に形成したコ
イル部51の外側に該コイル部51よりも大径の補強コ
イル53が設けられている。なお、コイル部51と補強
コイル53は1本の線材で形成されている。
【0023】図11のインサートは、図9に示すインサ
ート50に第2の補強コイル54を設けたものである。
この第2の補強コイル54は、小径コイル55と大径コ
イル56とからなり、小径コイル55は、上記コイル部
51の先端部に巻きつけて二重コイルとし、大径コイル
56は、コイル部51の外側を覆っている。なお、第2
の補強コイル54は小径コイル55と大径コイル56が
1本の線材で形成されている。
ート50に第2の補強コイル54を設けたものである。
この第2の補強コイル54は、小径コイル55と大径コ
イル56とからなり、小径コイル55は、上記コイル部
51の先端部に巻きつけて二重コイルとし、大径コイル
56は、コイル部51の外側を覆っている。なお、第2
の補強コイル54は小径コイル55と大径コイル56が
1本の線材で形成されている。
【0024】図9,図10,図11のインサートに適合
させる連結ボルト60は、先端にねじ部61が形成され
ている。
させる連結ボルト60は、先端にねじ部61が形成され
ている。
【0025】図9,図10,図11に示すインサート5
0は、コイル部51が全て同一径に巻かれているので図
4,図5,図7に示した実施例よりも製造しやすい利点
があるが、このまま使用すると連結ボルト60の挿入が
スムーズでないこともあるので、コイルの基端部に開口
部の口径が大となるテーパガイド52aを有するガイド
筒52を設けている。
0は、コイル部51が全て同一径に巻かれているので図
4,図5,図7に示した実施例よりも製造しやすい利点
があるが、このまま使用すると連結ボルト60の挿入が
スムーズでないこともあるので、コイルの基端部に開口
部の口径が大となるテーパガイド52aを有するガイド
筒52を設けている。
【0026】
【発明の効果】本発明は、セグメントの内側面から端部
に向って貫通するボルト孔と対応する位置にインサート
を埋め込んで使用すると、セグメントの連結作業におけ
る連結ボルトの締め付け作業が隧道の内側で行えるの
で、ボルト回転のための工具も自由に操作することが可
能であり、このためセグメントの連結作業が容易とな
る。
に向って貫通するボルト孔と対応する位置にインサート
を埋め込んで使用すると、セグメントの連結作業におけ
る連結ボルトの締め付け作業が隧道の内側で行えるの
で、ボルト回転のための工具も自由に操作することが可
能であり、このためセグメントの連結作業が容易とな
る。
【0027】又、本発明は、インサートをセグメントに
埋め込む際に予め連結ボルトにインサートをねじ込んだ
状態でコンクリート打設を行うのでインサートの位置決
めが容易となる。
埋め込む際に予め連結ボルトにインサートをねじ込んだ
状態でコンクリート打設を行うのでインサートの位置決
めが容易となる。
【図1】隧道用セグメントの連結状態を示す断面図。
【図2】セグメント全体の斜視図。
【図3】セグメントを連結する他の位置を示す断面図。
【図4】インサートの一部破断の側面図。
【図5】インサートの変形例を示す一部破断の側面図。
【図6】図4,図5のインサートに適合させるボルトの
側面図。
側面図。
【図7】インサートの他の変形例を示す一部破断の側面
図。
図。
【図8】図7のインサートに適合させるボルトの側面
図。
図。
【図9】インサートの他の変形例を示す一部破断の側面
図。
図。
【図10】インサートの他の変形例を示す一部破断の側
面図。
面図。
【図11】インサートの他の変形例を示す一部破断の側
面図。
面図。
【図12】図9,図10,図11のインサートに適合さ
せるボルトの側面図。
せるボルトの側面図。
【図13】従来の隧道用セグメントを示す斜視図。
【図14】従来の隧道用セグメントの連結状態を例示す
る断面図。
る断面図。
10 セグメント 11 内側面 12 凹部 13 端面部 14 ボルト孔 15 長手端面 16 第2のボルト孔 20 セグメント 30 インサート 31 線材 40 連結ボルト 41 ねじ部 50 インサート 51 コイル部 52 ガイド筒 53 補強コイル 54 第2の補強コイル 55 小径コイル 56 大径コイル 60 連結ボルト 61 ねじ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 391004322 株式会社ファスナーエンジニアリング 東京都足立区綾瀬6丁目31番9号 (71)出願人 390022389 三幸商事株式会社 東京都荒川区東日暮里1丁目24番10号 (71)出願人 390022390 三幸工業株式会社 東京都荒川区東日暮里1丁目24番10号 (72)発明者 山本 稔 東京都町田市玉川学園1丁目15番2号 (72)発明者 豊田 敏則 千葉県我孫子市新木野4丁目10番8号 (72)発明者 澁谷 欽也 東京都新宿区新宿1丁目23番5号 サンサ ーラ御苑301 エス・ティ・ケイ株式会社 内 (72)発明者 中島 四郎 東京都足立区綾瀬6丁目31番9号 株式会 社ファスナーエンジニアリング内 (72)発明者 中山 茂 東京都荒川区東日暮里1丁目24番10号 三 幸商事株式会社内 (72)発明者 佐藤 勝幸 千葉県流山市西深井字大堺1028番地44 三 幸工業株式会社本社工場内
Claims (10)
- 【請求項1】 鉄筋コンクリート製のセグメントを連結
する金具であって、線材を中空の螺旋状に巻き込み成形
してなるインサートと、該インサートの内周にねじ結合
する連結ボルトとを具備し、セグメントに両端部近傍の
内側から隧道の軸方向と直交する方向の各端面部に向っ
て貫通するボルト孔を形成すると共に、各端面部に隣接
のセグメントに形成した該ボルト孔と対応させて上記イ
ンサートを埋め込み、当該ボルト孔から上記連結ボルト
を挿入して隣接のセグメントに埋設されているインサー
トに当該連結ボルトを結合して隣接する両セグメントを
連結することを特徴とする隧道用セグメントの連結金
具。 - 【請求項2】 インサートは、セグメントの表面に近い
部分が大径となるように成形されていることを特徴とす
る請求項1に記載の隧道用セグメントの連結金具。 - 【請求項3】 インサートは、螺旋状に形成されたコイ
ル部の先端部に他の線材を巻き付けて二重螺旋構造とし
たことを特徴とする請求項1または2に記載の隧道用セ
グメントの連結金具。 - 【請求項4】 インサートは、巻きピッチを大きくして
隣接する線材の間に隙間が設けられていることを特徴と
する請求項1から3のいずれかに記載の隧道用セグメン
トの連結金具。 - 【請求項5】 インサートは、螺旋状に形成されたコイ
ル部と該コイル部の基端部に開口部の口径が大となるテ
ーパガイドを有するガイド筒が設けられていることを特
徴とする請求項1に記載の隧道用セグメントの連結金
具。 - 【請求項6】 インサートは、螺旋状に形成されたコイ
ル部の外側に該コイル部を覆いかつ当該コイル部と連結
された補強コイルが設けられていることを特徴とする請
求項5に記載の隧道用セグメントの連結金具。 - 【請求項7】 コイル部と補強コイルが1本の線材で形
成されていることを特徴とする請求項6に記載の隧道用
セグメントの連結金具。 - 【請求項8】 インサートは、螺旋状に形成されたコイ
ル部の先端部に、該コイル部に巻きつけて二重螺旋構造
とする小径コイル及び該小径コイルと連結されかつ当該
コイル部の外側を覆う大径コイルとからなる第2の補強
コイルが設けられていることを特徴とする請求項5に記
載の隧道用セグメントの連結金具。 - 【請求項9】 第2の補強コイルは、小径コイルと大径
コイルが1本の線材で形成されていることを特徴とする
請求項8に記載の隧道用セグメントの連結金具。 - 【請求項10】 ガイド筒は、基端部をインサートの長
手方向に対して斜状に切断されていることを特徴とする
請求項5から9のいずれかに記載の隧道用セグメントの
連結金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4155710A JPH05321593A (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 隧道用セグメントの連結金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4155710A JPH05321593A (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 隧道用セグメントの連結金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05321593A true JPH05321593A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=15611816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4155710A Withdrawn JPH05321593A (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 隧道用セグメントの連結金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05321593A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004176492A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-06-24 | Meidensha Corp | 耐腐食性結合部材及びコンクリート構造物 |
JP2019090298A (ja) * | 2017-03-27 | 2019-06-13 | Next Innovation合同会社 | 接合手段及び部材の接合方法並びにプレキャストコンクリート製品用の継手部材 |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP4155710A patent/JPH05321593A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004176492A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-06-24 | Meidensha Corp | 耐腐食性結合部材及びコンクリート構造物 |
JP2019090298A (ja) * | 2017-03-27 | 2019-06-13 | Next Innovation合同会社 | 接合手段及び部材の接合方法並びにプレキャストコンクリート製品用の継手部材 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990803 |